JP5362943B2 - 薬物代謝能評価システム及びその利用方法 - Google Patents

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Description

【技術分野】
本発明は、生物学、医学、薬学等の分野における薬物代謝機能を、表面に0〜80℃の温度範囲内で水和力が変化するポリマーを被覆した充填剤を用い、水系移動相のクロマトグラフィーで温度制御することで測定する新規な薬物代謝能評価システムに関する。
【背景技術】
近年、ヒトにおける薬物相互作用やヒト遺伝子多型等を解析するために、薬物の生体内代謝が着目されている。新薬を開発する際にも、生体内の薬物代謝の研究を行うことの重要性は広く認識されており、生体に投与された薬物の質、及び量的変化を追跡して薬物の有効性や毒性に関連する現象を解明しようという努力が払われている。
薬物の代謝は生体内の多くの組織で行われるが、ほとんどの薬における主要な代謝部位は、その活性の強さと重量から、肝臓であるといえる。脂溶性の薬の代謝に関して特に重要な役割を演じているものは、ミクロソームに局在する、いわゆる薬物代謝酵素といわれているチトクロムP450(スーパーファミリーを形成、CYPと略される)であり、その基本の反応機構は、NADPH−チトクロムP450還元酵素により還元されたチトクロムP450による酸素の活性化に伴う薬の酸化反応と、チトクロムP450の低い酸化還元電位による薬の還元反応である。現在、臨床で用いられている薬の80%以上がP450に代謝されるといわれている。特に酸化反応(第一相反応)の結果生成された代謝物は、さらにグルクロン酸抱合、硫酸抱合、アミノ酸抱合、アセチル抱合、グルタチオン抱合など(第二相)により、さらに水溶性の代謝物となり、尿中や胆汁中に排泄されやすくなる。
このP450における代謝の研究は、これまで、固定相としてオクタデシル基で表面を修飾した疎水化された多孔性のシリカゲルを用い、移動相中の有機溶媒の濃度を連続的に増加させることで溶質を分離するという逆相クロマトグラフィーにより行われてきた。しかしながら、従来の移動相に用いられている有機溶媒や緩衝液は溶出液に夾雑物が含まれ、それらのUV吸収が非常に強くなるために、ベースラインの安定化や感度が著しく低下する欠点があった。また、連続して分析を行う前にカラムを洗浄し、初期の溶出液で平衡化する必要があるため、分析時間が長くなるという欠点もあった。さらに、各溶質によって、溶出液の流速、イオン強度、pHやカラムの温度などの細部にわたる分離条件を決めていかなくはならず、例えば、臨床現場等では、一種類の条件だけで各溶質を分離させられる簡便な方法が強く望まれていた。
現在の臨床現場では、簡便に薬物代謝能を評価する方法として、抗原抗体反応を利用したイムノアッセイ(TDX)法が実際に利用されている。しかしながら、これらの方法では1種類しか測定ができず、測定が多項目となるとそれだけ測定回数が必要となり、費用がかかることや工程が煩雑となっていることが現状であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決することを意図してなされたものである。すなわち、本発明は、臨床現場でも簡単に利用できる薬物代謝能評価システムを提供することを目的とする。また、本発明は、その利用方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために、種々の角度から検討を加えて、研究開発を行った。その結果、特定の薬物代謝酵素による薬物消費量、及びまたはその代謝物量を、表面に0〜80℃の温度範囲内で水和力が変化するポリマーを被覆した充填剤を用い、水系移動相のクロマトグラフィーで温度制御することで測定することで簡便な薬物代謝能評価システムが得られることを見いだした。本発明はかかる知見に基づいて完成されたものである。
すなわち、本発明は、臨床現場でも簡単に利用できる薬物代謝能評価システムを提供する。
また、本発明は、その薬物代謝能評価システムを利用した薬物代謝能評価方法を提供する。
加えて、本発明は、その薬物代謝能評価システムを利用したチトクロムP450の遺伝的多型の評価方法を提供する。
更に加えて、本発明は、その薬物代謝能評価システムを利用した肝硬変、肝癌の診断方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、10℃及び40℃の温度条件下でテストステロン及びその代謝物の254nmおける吸光度を示すチャートである。
【図2】 図2は、6種類のプローブ薬物の混合試料を用いて、分析用高速液体クロマトグラフィーにより種々の温度において行った一斉分析に結果を示すチャートである。
【図3】 図3は、生体試料としてSep−Pak登録商標Plus C18 Cartridgesを用いて前処理した尿・血清に実施例3の6種プローブ薬をスパイクした試料の分析を行った結果を示すチャートである。
【図4】 図4は、フェナセチン、アセトアミノフェンをそれぞれ1:1となるよう混合した試料の分析を行った結果を示すチャートである。
【図5】 図5は、S−メフェニトインと4’−ヒドロキシメフェニトインをそれぞれ1.5:1となるように混合した試料の分析を行った結果を示すチャートである。
【発明を実施するための形態】
本発明では、特定の薬物代謝酵素による薬物消費量、及びまたはその代謝物量を、表面に0〜80℃の温度範囲内で水和力が変化するポリマーを被覆した充填剤を用い、水系移動相のクロマトグラフィーで温度制御することで測定することで簡便に、しかも複数の薬物代謝酵素による薬物消費量、及びまたはその代謝物量も同時に測定できる薬物代謝能評価システムが得られることを見いだした。
本発明に使われる代表的な薬物代謝酵素としては、チトクロムP450分子種、アルコール脱水素酵素、エステラーゼ、β−グルクロニダーゼ、フラビン含有モノオキシゲナーゼ、アルデヒド脱水素酵素、モノアミンオキシダーゼ、NAD(P)H−キノン還元酵素、NADPH−P450還元酵素、アルデヒド還元酵素、ケトン還元酵素、エポキシドヒドロラーゼ、スルファターゼ、システイニルグリシナーゼ、γ−グルタミン酸転移酵素、UDP−グルクロン酸転移酵素、硫酸転移酵素、グルタチオンS−転移酵素、N−アセチル転移酵素、グリシン抱合酵素、メチル化酵素、グルコース転移酵素、ロダネーゼ等が挙げられる。これらの一種を用いても、あるいは二種以上を組み合わせても良いが、それらの種類は、何ら制約されるものではない。
本発明におけるチトクロムP450分子種としては、例えば、CYP1A1、CYP1A2、CYP2A6、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1、CYP2F1、CYP3A3、CYP3A4、CYP3A7、CYP2A1、CYP2A2、CYP2A4、CYP2A5、CYP2B1、CYP2B2、CYP2B4、CYP2B5、CYP2B9、CYP2C2、CYP2C3、CYP2C4、CYP2C5、CYP2C6、CYP2C7、CYP2C11、CYP2C12、CYP2C14、CYP2C29、CYP2D1、CYP2D2、CYP2D9、CYP2F2、CYP2G1、CYP3A1、CYP3A2、CYP3A6、CYP4A1、CYP4B1が挙げられる。これらの一種を用いても、あるいは二種以上を組み合わせても良いが、それらの種類は、何ら制約されるものではない。
本発明は充填剤表面に被覆されたポリマーが温度を変えることで水和、脱水和を起こし、そのことが充填剤表面の親水性/疎水性のバランスを変化させることとなり実現する。このことを達成するには、例えば充填剤表面に温度に応答するポリマーを導入することで達成できる。
本発明の充填剤に被覆されているポリマーは温度を変えることで水和、脱水和を起こすものであり、その温度域は0℃〜80℃、好ましくは10℃〜50℃、さらに好ましくは20℃〜45℃であることが判明した。80℃を越えると移動相が水であるので蒸発等の作業性が悪くなり好ましくない。また、0℃より低いと移動相が凍結する場合があり、やはり好ましくない。
本発明に用いる上記温度に応答するポリマー(以下、温度応答性ポリマーという)はホモポリマー、コポリマーのいずれであってもよい。このようなポリマーとしては、例えば、特開平2−211865号公報に記載されているポリマーが挙げられる。具体的には、例えば、以下のモノマーの単独重合または共重合によって得られる。使用し得るモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリルアミド化合物((メタ)アクリルアミドは、アクリルアミド及びメタクリルアミドを意味する。以下、同じ。)、N−(若しくはN,N−ジ)アルキル置換(メタ)アクリルアミド誘導体、またはビニルエーテル誘導体が挙げられ、コポリマーの場合は、これらの中で任意の2種以上を使用することができる。更には、上記モノマー以外のモノマー類との共重合、ポリマー同士のグラフトまたは共重合、あるいはポリマー、コポリマーの混合物を用いてもよい。また、ポリマー本来の性質を損なわない範囲で架橋することも可能である。
本発明は、移動相を水系に固定したままで行われる。ここでの水系とは、水のみ、あるいは無機塩類を含む水溶液であって、有機溶媒を含まないものを意味する。また、この場合、水とは蒸留水、脱イオン水、もしくは精製水のいずれかを表す。
本発明は、特定の薬物代謝酵素による薬物消費量、及びまたはその代謝物量を、水系移動相のクロマトグラフィーで温度制御することで測定するものである。測定に使用される試料は特に限定されるものではないが、例えば特定の薬物代謝酵素と薬物、及びまたはその代謝物などが混在したもの、特定の薬物代謝酵素をあらかじめ除去したものなどが挙げられる。特に、本発明は水系移動相であるため、溶剤による特定の薬物代謝酵素の変性もなく、前者の酵素と薬物、及びまたは代謝物が混在した状態の試料のままで直接測定できることとなり、酵素の除去作業が不要となり好都合である。
被覆を施される充填剤としては、通常、クロマトグラフィーに用いられるシリカゲル、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ガラス、改質ガラス等を初めとして、一般に形態付与が可能である物質、例えば、上記以外の高分子化合物、セラミックス類など全て用いることができる。
温度応答性ポリマーの充填剤への被覆方法は、特に制限されないが、例えば、特開平2−211865号公報に記載されている方法に従ってよい。すなわち、かかる被覆は、充填剤と上記ポリマーを、カップリング剤などによって結合させる方法、上記モノマー或いはポリマーを電子線照射(EB)、γ線照射、紫外線照射、プラズマ処理、コロナ処理、有機重合反応のいずれかにより、または塗布、混練等の物理的吸着等により行うことができる。
以上のことを温度応答性ポリマーとしてポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)を例にとり説明する。ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)は31℃に下限臨界溶解温度を有するポリマーとして知られ、遊離状態であれば、水中で31℃以上の温度で脱水和を起こしポリマー鎖が凝集し、白濁する。逆に31℃以下の温度ではポリマー鎖は水和し、水に溶解した状態となる。本発明では、このポリマーが充填剤の表面に被覆、固定されたものである。したがって、31℃以上の温度であれば、基材表面のポリマーも同じように脱水和するが、ポリマー鎖が基材表面に被覆、固定されているため、表面が疎水性を示すようになる。逆に、31℃以下の温度では、基材表面のポリマーは水和するが、ポリマー鎖が基材表面に被覆、固定されているため、基材表面が親水性を示すようになる。
以上より得られる薬物代謝能評価システムは臨床現場において患者の薬物代謝能を簡単に評価する方法として極めて有効な技術となる。また、本システムによりチトクロムP450の機能を直接測定することでP450の遺伝的多型の評価手段としても有効なものと考えられる。さらに本システムによりP450機能を確認することで肝硬変、肝癌の診断をすることも可能となる。
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
(a)片末端にカルボキシル基を有するポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)の合成法
N−イソプロピルアクリルアミド20.0g、3−メルカプトプロピオン酸0.09g、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)0.21gをそれぞれ重合管にいれ、乾燥N,N−ジメチルホルムアミド50mlを加えて溶解した。次に液体窒素下で凍結した後真空オイルポンプで重合管中の酸素を脱気し、減圧状態のまま重合管をメタノールに浸しN,N−ジメチルホルムアミド中の溶存酸素を取り除いた。この凍結脱気の操作を3回繰り返し行った。脱気が完全にできたら70±1℃のインキュベーターで20時間反応させた。次に、室温まで下がったら減圧濃縮を行う乾燥ジエチルエーテル中に滴下させ片末端にカルボキシル基を持ったポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)を沈殿させた。この沈殿物をPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)フィルター(ポアサイズ3.0μm)で濾取し、シリカゲルを入れたデシケーター中で減圧乾燥をし、粗生成物19.0gが得られた。これを乾燥N,N’−ジメチルホルムアミド30mlに溶かした後、乾燥ジエチルエーテル中に滴下し、その沈殿物をテフロン(登録商標)フィルターで濾取した。これをデシケーター中で減圧乾燥をおこない精製ポリ(N−イソプルピルアクリルアミド)を得た。得られたポリマーはテトラヒドロフランを溶媒としたゲル濾過クロマトグラフィー及び酸−塩基測定によりポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)が分子量15,000であり、分子末端に約1個のカルボキシル基を有することを確認した。
(b)片末端にカルボキシル基を有するポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)の活性エステル化
精製ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)を11.35gを乾燥酢酸エチル100ml中に溶かし、ジシクロヘキシルカルボジイミド1.23g及びN−ヒドロキシこはく酸イミド0.69gを加えてよく攪拌しながら0℃で2時間、室温(20〜25℃)で12時間反応させた。次に副生成物であるN,N’−ジシクロヘキシル尿素をPTFEフィルターで濾取し、その濾液を減圧濃縮した後乾燥ジエチルエーテル中に滴下し沈殿したものをテフロン(登録商標)フィルターで濾取して、常温減圧で溶媒を留去したものについて、活性エステル化ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)を得た。
(c)活性エステル化ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)とアミノ基担体との結合
活性エステル化ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)2.0gを純水50mlに溶かし、アミノプロピルシリカゲル6.0gを加え、12時間室温で激しく振とうして反応させた後冷水500mlで洗浄し、再び活性エステル化ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)2.0gを純水50mlに溶かした溶液中に加え、12時間室温で激しく振とうした。この操作を3回繰り返し、冷水500mlで洗浄した後、メタノール100mlで洗浄し、乾燥した。活性エステル化ポリ(N−イソプロピルアクリルアミド)3.0gを6mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解し、これを表面に一級アミノ基を導入したポリスチレン微粒子浮遊液1ml(直径1.0±0.03μm、原液濃度:5×1011個/ml)を24mlの純水で希釈した液に1mlづつ30分間隔で加え、ゆっくりと転倒混和した。全量を加えた後、4℃以下で16時間転倒混和した。反応終了後、遠心分離による回収と冷純化による洗浄を2回繰り返した後、ハンクス平衡塩溶液(pH7.4)を用いて希釈した(6×10、6×1010/ml)
使用した試薬
テストステロン(生化学用、和光純薬工業製)
リン酸ニ水素カリウム(和光純薬工業製)
リン酸水素二ナトリウム(和光純薬工業製)
NADPH Regenerating System Solution A(NADPH A)(BD GENTEST製)
NADPH Regenerating System Solution B(NADPH B)(BD GENTEST製)
ヒトCYP3A4+リダクダーゼ ミクロソーム(BD GENTEST製)
HPLC用メタノール(和光純薬工業製)
HPLC用アセトニトリル(和光純薬工業製)
固相抽出Sep−pak登録商標Plus C18(Waters製)
使用した装置
分析用高速液体クロマトグラフィー
ポンプ(L−7100、HITACHI製)
UV検出器(L−7405、HITACHI製)
Integrator(D−7000、HITACHI製)
カラムオーブン(AO−30C、Shodex製)
充填剤(ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド) 固定化充填剤
実験方法
テストステロンをインビトロで代謝を行い、ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)修飾充填剤を用い、水のみでテストステロンと6β−ヒドロキシテストステロンの分離を行った。
インビトロでの代謝方法は以下の方法に従った。P450(CYP3A4)20pmol,NADP1.3mM,glucose−6−phosphate 3.3mM,MgCl 3.3mM,glucose−6−phosphate デヒドロゲナーゼ0.4U/mL,テストステロン 0.2mMを含むNADPH Regenerating System Solution A,Bを加え全量を0.5mLとするため100mMリン酸Buffer(pH7.4)で溶解を行った(CYP3A4
Figure 0005362943
ン1mg/mL メタノール:5μL)。10分間,37℃でインキュベーションを行い、アセ
Figure 0005362943
後、精製水1mLに溶解し、Sep−pak登録商標Plus C18で固相抽出しメタノール/精製水=60:40で溶出した。この液をエバポレートして精製水1mLに溶解して試料とした。
結果
はじめに、通常用いられているODSカラムを用いて標準品として市販されているテストステロンとその代謝物6β−ヒドロキシテストステロンの混合物を作り分析を行った。溶離液にメタノールを60%も含む精製水/メタノール=40:60を用いた。結果は共に分離が可能であり保持時間は6β−ヒドロキシテストステロンで3.91min、テストステロンでは11.45minであった。
次に、P−(NIPAAm)カラムで分析を行った。結果を図1に示す。条件は水のみで分離を行い、高温・低温にして保持の違いについて検討した。10℃では、6β−ヒドロキシテストステロンの保持時間が3.01minとテストステロンの保持時間が6.88minと共に10min以内にあるが良好に分離されているのが確認できた。40℃でも同様に分析したところ、6β−ヒドロキシテストステロンの保持時間が5.16min、テストステロンの保持時間が18.11minと共に伸びた。この結果から、このカラムの特徴である溶離液に精製水のみを用いて、カラム温度を変化させて保持時間の調節が可能であることが示された。
次に、インビトロで代謝を行った試料についても同様の分析を行った。代謝を行ったのみの試料では、10℃では酵素もしくはNADPH Regenerating System Solution由来の夾雑物が混入してしまい分析を行えなかった。そこで、Sep−pak登録商標を用いて固相抽出を行ったところ目的のピークを残し、夾雑物を洗い流すことができたので10℃、40℃で分析を行った。10℃では6β−ヒドロキシテストステロンが洗いきれずに残った酵素由来のピークに妨害を受けてしまい良好な分離が行えなかった。そこで、標準品で得られた結果の様に6β−ヒドロキシテストステロンの保持時間を遅らせられることを期待して40℃での分析を行ったところ、6β−Hydroxytestosteroneの保持時間は7.21minと良好な分離を行うことに成功した。テストステロンの保持時間も7.21minから18.11minと保持の延長が確認された。
これらの結果を図1に示す。なお、測定条件及び10℃、40℃における標準品及び代謝物の保持時間は以下の通りである。
<測定条件>
UV=254nm
水(移動相)流速=1.0mL/min
サンプル投入量=20μL
【表1】
Figure 0005362943
【表2】
Figure 0005362943
実施例2
カフェイン、ワルファリン、オメプラゾールの各試薬を水またはTHFに溶かし飽和水溶液を作った。これを0.45μmのフィルターでろ過し得られた液を試料とした。
使用した装置
分析用高速液体クロマトグラフィー
ポンプ(L−7100、HITACHI製)
移動相流速 1.0mL/min
Integrator(D−7000、HITACHI製)
カラムオーブン(AO−30C、Shodex製)
充填剤(ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤
結果
カフェイン、ワルファリン、オメプラゾールの各試料は分析用高速液体クロマトグラフィーにかけて分離し、各々下記の波長のUVで10℃及び50℃における保持時間を測定した。
カフェイン(移動相:水)(UV=275nm)
S−ワルファリン(移動相:水)(UV=302nm)
オメプラゾール(移動相:水)(UV=302nm)
結果を表3に示す。
【表3】
Figure 0005362943
以上の結果より、本技術であれば水のみでこれらCYPのプローブ薬を分離させられることが分かる。
このカラムは溶離液が水のみで分離を行えるため環境に優しい。しかも、テーラーメイド医療技術が強く求められている今日、臨床現場で薬剤師がCYPの表現型(フェノタイプ)の確認に、HPLCを用いて行う日が近いことから、溶離液に水のみを用い温度調節のみで分離が行えるSystemが必要になるものと考えられる。
実施例3
実施例1に示すポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤を用い、6種プローブ薬の混合試料の一斉分析を行った。フェナセチン(1A2)、トルブタミド(2C9)、S−メフェニトイン(2C19)、テストステロン(3A4)、クマリン(2A6)、クロルゾキサゾン(2E1)を表4に示した濃度にTHFを溶媒として調製した。それぞれの構造式を表5に示す。得られた結果を図2に示す。図2からも分かるように本発明のポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤を用いることで、有用なプローブ薬の分離が可能であること、分離温度が高い方が個々のシグナルの分離が良好であることが分かる。
【表4】
Figure 0005362943
【表5】
Figure 0005362943
実施例4
生体試料としてSep−Pak登録商標Plus C18 Cartridgesを用いて前処理した尿・血清に実施例3の6種プローブ薬をスパイクした試料の分析を行った。
生体試料の前処理は以下の方法に従った。
尿:ハルンカップに採尿しておき、そこから5mLの尿を量り固相抽出を行った。固相抽出は、メタノール・Milli−Q waterでウォーミングアップしておいたフィルターに尿を通し、Milli−Q waterで親水性の物質を洗い流し、メタノールで目的の物質を回収した。回収したメタノールをエバポレートし溶媒を完全に除去した後、THF 5mLに再度溶解させ、ブランク試料とした。
血清:精度管理用凍結乾燥プール血清(Nissui)を5mL量り取り固相抽出を行った。固相抽出は、メタノール・Milli−Q water・0.1M CHCOONH(pH=4.8)でウォーミングアップしておいたフィルターに血清を通し、0.1M CHCOONH(pH=4.8)で親水性の物質を洗い流し、メタノールで目的の物質を回収した。回収したメタノールをエバポレートし溶媒を完全に除去した後、THF 5mLに再度溶解させ、ブランク試料とした。
<実験条件>
ポンプ :L−7100(HITACHI)
UV検出器 :L−7400(HITACHI)
Integrator :D−7500(HITACHI)
Column Oven:AO−30C(Shodex)
温度の安定性をはかるためにプレヒート管として1mの金属製のループを使用した。
溶離液 :0.1M CHCOONH(pH=4.8)
流速 :1.0mL/min
検出波長 :UV=220nm
温度 :10,20,30,40℃
カラム :(ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤
<結果>
得られた結果を図3に示す。図からも分かるように実施例3で挙げたプローブは生体試料が混在された状態でも分離できることが分かる。
実施例5
CYP1A2はカフェインのN3窒素原子上でのN−脱メチル化、アセトアミノフェンを形成するフェナセチンのO−脱エチル化などを触媒する酵素である。カフェイのN−脱メチル化はヒトにおけるカフェイン全代謝の80〜90%を占め、CYP1A2活性に依存することから、in vivoでの本酵素のプローブ薬物とされている。しかしin vitroでは、カフェインはHPLCの検出限界より放射性物質によりラベル化したものや、LC/MSを使う必要があるため、あまり用いられない。
<サンプル>
フェナセチン、アセトアミノフェンをそれぞれ0.2mg/mLの濃度になるように溶離液(0.1M酢酸アンモニウムpH=4.8)に溶かし試料とした。また、1:1となるよう混合溶液をつくり試料とした。
<測定>
UV=220nm,
(ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤,
Temperature:5,10,20,30,40℃
Eluent:0.1M CH COONH (pH=4.8)
温度の安定化をはかる目的でプレヒートとして1mの金属製のループを使用
<結果>
得られた結果を図4、及び表6に示す。10℃時の分析において、フェナセチンとアセトアミノフェンのピークは10℃、40℃共に分離することが確認された。ピーク形状も良好であり、溶出順序もlogP値の小さい順に溶出していた。
プローブ薬物とその代謝物が同時に分析できることが分かる。
【表6】
Figure 0005362943
実施例6
標準品のS−メフェニトイン、4−ヒドロキシメフェニトインの同時分析を行った。CYP2C9酵素はジアゼパのN−脱メチル化、イミプラミンのN−脱メチル化、オメプラゾールの5−水酸化などを触媒する。基質となる薬物の構造上の特徴は明らかになっていない。in vitro代謝実験では、S−メフェニトインが繁用されている。
<サンプル>
S−メフェニトインと4’−ヒドロキシメフェニトインをそれぞれ飽和の濃度になるように溶離液(0.1M酢酸アンモニウムpH=4.8)に溶かし試料とした。飽和溶液をS−メフェニトイン:4’−ヒドロキシメフェニトイン=1.5:1の割合で混合した。
<結果>
得られた結果を図5、及び表7に示す。基質と代謝物のピーク位置は予想していた順序とは逆であった。疎水性相互作用以外の相互作用も関与しているのではないかと考えられる。しかしながら、分析自体は温度を上げることで良好な分離が達成された。温度による保持時間の変動は、フェナセチン・アセトアミノフェンと比較して大きくなっているのが確認された。プローブ薬物とその代謝物が同時に分析できることが分かる。
【表7】
Figure 0005362943
実施例7
実施例4の尿・血清生体試料をSep−Pak登録商標Plus C18 Cartridgesを用いて前処理せずに3種のプローブ薬(クロルゾキサゾン(2E1酵素プローブ薬物)、トルブタミド(2C9酵素プローブ薬物)、テストステロン(3A4酵素プローブ薬物))をスパイクした試料の分析を行った。
<実験条件>
ポンプ :L−7100(HITACHI)
UV検出器 :L−7400(HITACHI)
Integrator :D−7500(HITACHI)
Column Oven:AO−30C(Shodex)
温度の安定性をはかるためにプレヒート管として1mの金属製のループを使用した。
溶離液 :0.1M CHCOONH(pH=4.8)
流速 :1.0mL/min
検出波長 :UV=220nm
温度 :10,20,30,40℃
カラム :(ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)固定化充填剤
<結果>
40℃で測定した結果、クロルゾキサゾン(2E1 酵素プローブ薬物)、トルブタミド(2C9 酵素プローブ薬物)、テストステロン(3A4 酵素プローブ薬物)のピークを確認できた。生体成分とプローブ薬は生体試料が混在された状態でも分離できることが分かった。
【産業上の利用可能性】
本発明によれば、簡便な手段で、環境に悪影響を与えることなく、薬物代謝能を的確に評価することができる。

Claims (11)

  1. 血液、または尿中に含まれる薬物、及びその代謝物の量を測定する方法であって、当該薬物の薬物代謝酵素による消費量、及び当該酵素によって産生された水溶性代謝物の産生量を、血液、または尿中から有機溶媒を用いて抽出することなく、表面に0〜80℃の温度範囲内で水和力が変化するポリマーが被覆された充填剤を用いた水系移動相のクロマトグラフィーを利用し、充填剤及び移動相の条件を変えずに、温度条件のみを変えることにより10℃〜50℃の温度範囲における一定の温度条件で分離して薬物の代謝能を評価することを特徴とする、薬物代謝能評価方法。
  2. 測定される試料が薬物代謝酵素と薬物、及びその代謝物が混合されたものである、請求項1記載の薬物代謝能評価方法。
  3. 薬物代謝酵素がチトクロムP450分子種、アルコール脱水素酵素、エステラーゼ、β−グルクロニダーゼの一種、もしくは二種以上である、請求項1または2記載の薬物代謝能評価方法。
  4. チトクロムP450分子種として、CYP1A1、CYP1A2、CYP2A6、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP2E1、CYP2F1、CYP3A3、CYP3A4、CYP3A7の一種、もしくは二種以上の項目を同時に測定することを特徴とする、請求項3記載の薬物代謝能評価方法。
  5. 被覆されている0〜80℃の温度範囲内で水和力が変化するポリマーが、遊離された状態で下限臨界溶解温度を有するものである、請求項1記載の薬物代謝能評価方法。
  6. ポリマーが、架橋構造を有するものである、請求項5記載の薬物代謝能評価方法。
  7. ポリマーが、ポリアルキルアクリルアミド、及びまたはその共重合物である、請求項5または6記載の薬物代謝能評価方法。
  8. ポリアルキルアクリルアミドが、ポリ−(N−イソプロピルアクリルアミド)、及びまたはポリ−(N,N−ジエチルアクリルアミド)である、請求項5〜7のいずれか1項記載の薬物代謝能評価方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項記載の薬物代謝能評価方法を利用したチトクロムP450の遺伝的多型の評価方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項記載の薬物代謝能評価方法を利用した肝硬変、肝癌の検査方法。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項記載の薬物代謝能評価方法を利用した肝硬変、肝癌の進行度合いを把握する指標となる、特定の薬物代謝酵素による薬物消費量、及び/またはその代謝物量の測定方法。
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