JP5362685B2 - プラントの制御装置 - Google Patents
プラントの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5362685B2 JP5362685B2 JP2010246034A JP2010246034A JP5362685B2 JP 5362685 B2 JP5362685 B2 JP 5362685B2 JP 2010246034 A JP2010246034 A JP 2010246034A JP 2010246034 A JP2010246034 A JP 2010246034A JP 5362685 B2 JP5362685 B2 JP 5362685B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- control
- plant
- correction
- limit processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Description
[第1の実施形態]
図1は、本発明の一実施形態にかかる内燃機関(以下「エンジン」という)及びその制御装置の全体構成図であり、例えば4気筒のエンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度THを検出するスロットル弁開度センサ4が連結されており、その検出信号が電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に供給される。
UMF(k)=UM(k)+dLMT(k) (1)
DLM(k)=KM×dLMT(k-1) (2)
UM(k)=U(k)−DLM(k)
=U(k)−KM×dLMT(k-1) (3)
UMF(k)=U(k)−DLM(k)+dLMT(k)
=U(k)−KM×dLMT(k-1)+dLMT(k) (4)
TOUT=TIM×KCMD×KAF×KTOTAL (5)
ここに、TIMは基本燃料量、具体的には燃料噴射弁6の基本燃料噴射時間であり、吸入空気流量GAIRに応じて設定されたTIMテーブルを検索して決定される。TIMテーブルは、エンジンに供給する混合気の空燃比がほぼ理論空燃比になるように設定されている。
KACT(k)=(1−α)×KACT(k-1)+α×TOUT(k-2) (8)
DAF(k)=KCMD(k)−KACT(k) (11)
ステップS12では、吸入空気流量GAIRに応じて図6に示すτSテーブルを検索し、LAFセンサ17の応答時定数τSを算出する。τSテーブルは、吸入空気流量GAIRが増加するほど応答時定数τSが減少するように設定されている。
DLM(k)=(1−α)×dLMT(k-1) (12)
ステップS16では、基本空燃比補正係数KAFB(k)及び修正値DLM(k)を下記式(13)に適用し、修正基本空燃比補正係数KAFBM(k)を算出する。
KAFBM(k)=KAFB(k)−DLM(k) (13)
dLMT(k)=KAF(k)−KAFBM(k) (14)
本実施形態は、上述したリミット処理前のフィードバック制御量の修正手法を、エンジン1のアイドル回転数のフィードバック制御を行う制御系に適用したものであり、図8は、本実施形態における制御系の構成を示す。
DLM(k)=(2−α1−α2)×dLMT(k-1)
+{−(1−α1)×(1−α2)}×dLMT(k-2) (21)
トルク制御部45の伝達関数GTOD(z)は、一次遅れ特性で近似できるので、下記式(22)で与えられる。式(22)のα1は応答特性パラメータであり、吸入空気量の制御応答特性に応じて決定される。
NE(k)=(2−α1−α2)×NE(k-1)−(1−α1)×(1−α2)×NE(k-2)
+(α1×α2/K)×TQCMD(k-2) (27)
DNE(k)=NOBJ(k)−NE(k) (31)
ステップS32では、例えばPID制御によりフィードバック制御項TQFB(k)を算出する。ステップS33では、前記式(21)により、修正値DLM(k)を算出する。
TQFBM(k)=TQFB(k)−DLM(k) (32)
dLMT(k)=TQCMD(k)−TQFBM(k) (33)
図10(a)及び(b)の上側の図は目標トルクTQCMDの推移を示し、下側の図は目標回転数NOBJ(破線)及び検出エンジン回転数NE(実線)の推移を示す。すなわち、目標回転数NOBJがステップ状に変化する過渡状態での制御応答特性が示されている。
エンジン1における摩擦の影響をトルク制御部で補正することにより、前記式(23)の摩擦係数Kを無視できるものとすると、下記式(23a)が得られる。したがって、本変形例では、出力トルクTRQからエンジン回転数NEまでの伝達関数GTN(z)は、下記式(40)で与えられ、プラントの伝達関数P(z)は下記式(41)で与えられる。
NE(k)=(2−α1)×NE(k-1)−(1−α1)×NE(k-2)
+(α1/IE)×TQCMD(k-2) (42)
DLM(k)=(2−α1)×dLMT(k-1)−(1−α1)×dLMT(k-1) (43)
本実施形態は、上述したリミット処理前のフィードバック制御量の修正手法を、エンジンの吸気弁の作動位相を連続的に変化させる弁作動位相可変機構(以下「VTC機構」という)の制御装置に適用したものであり、図11は、本実施形態における制御系の構成を示す。
DLM(k)=(2−α3)×dLMT(k-1)−(1−α3)×dLMT(k-1) (51)
図13は、本実施形態における制御系の構成を示すブロック図であり、この制御系は、図8に示す制御系にフィードフォワード制御器48及び加算器49を追加したものである。以下に説明する点以外は第2の実施形態と同一である。
図13に示す制御系から減算器41、フィードバック制御器43、及び加算器49を削除し、フィードフォワード制御器48から出力されるフィードフォワード制御項TQFFを減算器43に直接入力する構成に変更するようにしてもよい。そのような構成の制御系、すなわちフィードフォワード制御器のみにより目標回転数NOBJに応じたトルク制御を行う制御系においても、リミット処理前のフィードフォワード制御項TQFFを修正値DLMによって修正することにより、リミット外乱印加状態が発生したときにリミット処理を行うことに起因する制御応答性の悪化を抑制することができる。
本変形例では、フィードフォワード制御器48が請求項1の「制御器」に相当し、フィードフォワード制御項TQFFが請求項1の「制御量」に相当する。
5 電子制御ユニット(制御器,フィードバック制御器,リミット処理手段,修正値算出手段,修正手段,第1修正項算出手段,第2修正項算出手段)
6 燃料噴射弁
17 比例型酸素濃度センサ(空燃比センサ)
Claims (7)
- プラントの制御出力の目標値に応じて制御量を算出する制御器と、前記制御量を所定上下限値の範囲内に制限するリミット処理を行い、リミット処理後制御量を出力するリミット処理手段とを備え、前記リミット処理後制御量を制御入力として前記プラントに入力するプラントの制御装置において、
前記リミット処理の対象となる制御量と前記リミット処理後制御量との差分値の過去値に応じて、前記制御量の修正値を算出する修正値算出手段と、
前記制御量を前記修正値により修正して、修正制御量を算出する修正手段とを備え、
前記リミット処理手段は、前記修正制御量のリミット処理を行い、
前記修正値算出手段は、前記プラントの応答特性を示す応答特性パラメータに応じた値に設定される修正係数と、前記差分値の過去値とを用いて前記修正値を算出することを特徴とするプラントの制御装置。 - 前記制御器は、前記プラントの制御出力が前記目標値と一致するように、フィードバック制御量を算出するフィードバック制御器であり、
前記修正値算出手段は、前記プラントをモデル化することにより得られる制御対象モデルの伝達関数に基づいて、前記プラントの制御出力の今回値を前記制御出力の過去値を含む漸化式で表した場合において、前記修正係数を前記制御出力の過去値の乗算される係数に設定することを特徴とする請求項1に記載のプラントの制御装置。 - 前記制御対象モデルの伝達関数は、一次遅れ要素の伝達関数またはむだ時間要素と一次遅れ要素の結合に対応する伝達関数で与えられ、前記修正値算出手段は、前記差分値の1演算周期前の値に、前記漸化式において1演算周期前の制御出力に乗算される係数を乗算することにより、前記修正値を算出することを特徴とする請求項2に記載のプラントの制御装置。
- 前記プラントは、内燃機関及び該機関の排気中の酸素濃度を検出する空燃比センサからなり、前記フィードバック制御器は、検出される空燃比が目標空燃比と一致するように前記フィードバック制御量としての空燃比制御量を算出し、
前記応答特性パラメータは、前記空燃比センサの応答時定数に応じて設定されることを特徴とする請求項3に記載のプラントの制御装置。 - 前記制御対象モデルの伝達関数は、二次遅れ要素の伝達関数またはむだ時間要素と二次遅れ要素との結合に対応する伝達関数で与えられ、
前記修正値算出手段は、
前記差分値の1演算周期前の値に、前記漸化式において1演算周期前の制御出力に乗算される係数を乗算することにより、第1修正項を算出する第1修正項算出手段と、
前記差分値の2演算周期前の値に、前記漸化式において2演算周期前の制御出力に乗算される係数を乗算することにより、第2修正項を算出する第2修正項算出手段とを有し、
前記第1及び第2修正項を加算することにより、前記修正値を算出することを特徴とする請求項2に記載のプラントの制御装置。 - 前記プラントは、内燃機関及び該機関の出力トルクを制御するトルク制御部であり、前記フィードバック制御器は、検出される前記機関の回転数が目標回転数と一致するように前記制御入力である前記機関の目標トルクを算出し、
前記応答特性パラメータは、前記トルク制御部の応答特性に応じて設定されるパラメータであることを特徴とする請求項5に記載のプラントの制御装置。 - 前記プラントは、内燃機関の吸気弁の作動位相を連続的に変化させる弁作動位相可変機構であり、前記フィードバック制御器は、検出される前記作動位相が目標作動位相と一致するように前記制御入力である、前記弁作動位相可変機構に供給する制御信号のデューティを算出し、
前記応答特性パラメータは、前記弁作動位相可変機構の作動油の応答特性に応じて設定されるパラメータであることを特徴とする請求項5に記載のプラントの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010246034A JP5362685B2 (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | プラントの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010246034A JP5362685B2 (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | プラントの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012097657A JP2012097657A (ja) | 2012-05-24 |
JP5362685B2 true JP5362685B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=46389852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010246034A Expired - Fee Related JP5362685B2 (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | プラントの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5362685B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3869388B2 (ja) * | 2002-06-26 | 2007-01-17 | オムロン株式会社 | 温度調節器 |
JP4440827B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2010-03-24 | 株式会社山武 | アンチワインドアップコントローラ |
JP2008121524A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Hitachi Ltd | 空燃比センサの診断装置 |
JP2009047128A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Hitachi Ltd | 可変動弁機構の制御装置 |
JP2009250084A (ja) * | 2008-04-03 | 2009-10-29 | Toyota Motor Corp | 駆動源の制御装置 |
-
2010
- 2010-11-02 JP JP2010246034A patent/JP5362685B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012097657A (ja) | 2012-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4342562B2 (ja) | 内燃機関制御装置 | |
JP5140138B2 (ja) | 制御装置 | |
JP4326386B2 (ja) | 制御装置 | |
JP4315179B2 (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP5400743B2 (ja) | 制御装置 | |
JP6077483B2 (ja) | 制御装置 | |
JP4145520B2 (ja) | 内燃機関のカム位相制御装置 | |
JP4430270B2 (ja) | プラントの制御装置及び内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP5430535B2 (ja) | プラントの制御装置 | |
WO2009107372A1 (ja) | 内燃機関の燃料噴射量を制御するための装置 | |
JP6446081B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4761072B2 (ja) | 内燃機関の点火時期制御装置 | |
JP2009036141A (ja) | プラントの制御装置 | |
JP5362685B2 (ja) | プラントの制御装置 | |
JP2006107280A (ja) | プラントの制御装置 | |
JP6543509B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5770585B2 (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP2006233973A (ja) | 制御装置 | |
JP2001214778A (ja) | 内燃機関の燃料供給制御装置 | |
JP2005063003A (ja) | 制御装置 | |
JP2010121573A (ja) | プラントの制御装置 | |
JP6689778B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置の制御装置及び制御方法 | |
JP4368928B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5303351B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2018173744A (ja) | 制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130830 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130904 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5362685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |