JP5362201B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、配線材と太陽電池の主面との間に樹脂接着剤が配設された太陽電池モジュールに関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵に供給される太陽光を直接電気に変換することができるため、新しいエネルギー源として期待されている。
一般的に、太陽電池1枚当りの出力は数W程度である。従って、家屋やビル等の電源として太陽電池を用いる場合には、複数の太陽電池を接続することにより出力を高めた太陽電池モジュールが用いられる。太陽電池モジュールは、配列方向に従って配列された複数の太陽電池を配線材によって互いに電気的に接続することにより構成される。
太陽電池は、受光により光生成キャリアを生成する光電変換部と、光電変換部から光生成キャリアを収集する細線電極と、細線電極から光生成キャリアを収集するバスバー電極とを有する。バスバー電極は、光電変換部上において配列方向に沿って形成される。配線材は、一の太陽電池のバスバー電極と、一の太陽電池に隣接する他の太陽電池のバスバー電極とに接続される。
ここで、半田の溶融温度より低温で熱硬化する樹脂接着剤を用いて配線材をバスバー電極に接続する手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、バスバー電極上にフィルム状の樹脂接着剤と配線材とを順に重ねた後に、配線材をバスバー電極に熱圧着する。
これによれば、半田付けより低い温度で配線材をバスバー電極に接続できる。従って、配線材を接続する際の温度変化が太陽電池に与える影響を小さくすることができる。
特開2005−101519号公報
一方、樹脂接着剤、配線材及びバスバー電極それぞれの表面には、微細な凹凸が存在する。そのため、樹脂接着剤を介して配線材をバスバー電極に接続する際、バスバー電極と樹脂接着剤との界面、及び配線材と樹脂接着剤との界面には、多数の微小な気泡が封じ込められる。このような気泡が各界面に残留すると、部材間の接触面積は小さくなる。このため、部材間における接着力の低下や各界面における接触抵抗は増大する。
また、このような気泡は、太陽電池モジュールの使用環境下における温度変化により膨張と収縮を繰返す。このため、部材間の剥離が生じ、各界面における接触抵抗がさらに増大する。
以上の結果、太陽電池モジュールの電気的特性が低下してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、樹脂接着剤と他の部材との間において気泡が封じ込められることを抑制することができる太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、太陽電池モジュールに係り、受光面側保護部材と裏面側保護部材との間に複数の太陽電池が封止されており、複数の太陽電池が配列方向に沿って配列された太陽電池モジュールであって、配列方向に沿って延びる導電体が、樹脂接着剤によって構成された樹脂層に接着された構造体を有しており、導電体は、導電体と樹脂層との接着面から構造体の外側に連通する複数の脱気路を有しており、樹脂接着剤は、脱気路内に充填されていることを要旨とする。
このように、樹脂層と接着される導電体には、複数の脱気路が形成されている。従って、導電体に樹脂接着剤を熱圧着する際、導電体と樹脂接着剤との間に挟まれた空気や、樹脂接着剤の中に溶け込んだ空気の脱気を促進することができる。具体的には、加熱により溶融した樹脂接着剤が溝に充填されることにより、空気は構造体の外部に押し出される。従って、導電体と樹脂層との界面に気泡が残留することを抑制することができる。その結果、接触抵抗の増大を軽減することができる。
また、複数の脱気路には樹脂接着剤が充填されるため、いわゆるアンカー効果により、導電体と樹脂層との接着力を向上させることができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、導電体は、複数の太陽電池を電気的に接続する配線材であり、脱気路は、接着面上において配線材に設けられた溝であり、溝は、配列方向に略直交する直交方向に沿って、配線材の一端から配線材の他端に延びる形状を有することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、配線材は、接着面と溝との境界領域において、溝内に向けて湾曲する湾曲面を有することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、溝の深さは、直交方向において配線材の内側から配線材の外側に向けて深くなっていることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、本発明の第2の特徴に係り、配線材は、低抵抗体と、低抵抗体の外周を覆う軟導電体とによって構成されており、溝は、軟導電体に設けられることを要旨とする。
本発明の第6の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係り、導電体は、複数の太陽電池を電気的に接続する配線材であり、脱気路は、配線材に設けられた貫通孔であり、貫通孔は、接着面から配線材を貫通する孔であることを要旨とする。
本発明の第7の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、導電体は、複数の太陽電池のそれぞれに設けられた集電電極であり、脱気路は、接着面上において集電電極に設けられた溝であり、溝は、配列方向に略直交する直交方向に沿って、集電電極の一端から集電電極の他端に延びる形状を有することを要旨とする。
本発明の第8の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、集電電極は、接着面と溝との境界領域において、溝内に向けて湾曲する湾曲面を有することを要旨とする。
本発明の第9の特徴は、本発明の第7の特徴に係り、溝の深さは、直交方向において集電電極の内側から集電電極の外側に向けて深くなっていることを要旨とする。
本発明によれば、樹脂接着剤と他の部材との間において気泡が封じ込められることを抑制することができる太陽電池モジュールを提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施形態について説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
1.第1実施形態
(太陽電池モジュールの概略構成)
本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュール10の概略構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る太陽電池モジュール10の側面図である。
太陽電池モジュール10は、複数の太陽電池1、受光面側保護材2、裏面側保護材3、封止材4及び配線材5を備える。太陽電池モジュール10は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において複数の太陽電池1を封止する。
複数の太陽電池1は、配列方向に沿って配列される。複数の太陽電池1は、配線材5によって互いに接続される。
太陽電池1は、太陽光が入射する受光面と、受光面の反対側に設けられた裏面とを有する。受光面と裏面とは、太陽電池1の主面である。太陽電池1の構成については後述する。
配線材5は、一の太陽電池1の受光面上と、一の太陽電池に隣接する他の太陽電池1の裏面上とに接続される。従って、配線材5は、配列方向に沿って延びる導電体である。これにより、一の太陽電池1と他の太陽電池1とは電気的に接続される。配線材5は、薄板状の低抵抗体(銅など)と、低抵抗体の外周にメッキされた軟導電体(共晶半田など)とを含む。
受光面側保護材2は、封止材4の受光面側に配置されており、太陽電池モジュール10の表面を保護する。受光面側保護材2としては、透光性及び遮水性を有するガラス、透光性プラスチック等を用いることができる。
裏面側保護材3は、封止材4の裏面側に配置されており、太陽電池モジュール10の背面を保護する。裏面側保護材3としては、PET(Polyethylene Terephthalate)等の樹脂フィルム、Al箔を樹脂フィルムでサンドイッチした構造を有する積層フィルムなどを用いることができる。
封止材4は、受光面側保護材2と裏面側保護材3との間において、複数の太陽電池1を封止する。封止材4としては、EVA、EEA、PVB、シリコン、ウレタン、アクリル、エポキシ等の透光性の樹脂を用いることができる。
なお、以上のような構成を有する太陽電池モジュール10の外周には、Alフレーム(不図示)を取り付けることができる。
(太陽電池の構成)
次に、太陽電池1の構成について、図2を参照しながら説明する。図2は、太陽電池1の受光面側の平面図である。
太陽電池1は、図2に示すように、光電変換部20、細線電極30及びバスバー電極40を備える。
光電変換部20は、太陽光を受けることにより光生成キャリアを生成する。光生成キャリアとは、太陽光が光電変換部20に吸収されて生成される正孔と電子とをいう。光電変換部20は、内部にn型領域とp型領域とを有しており、n型領域とp型領域との界面で半導体接合が形成される。光電変換部20は、単結晶Si、多結晶Si等の結晶系半導体材料、GaAs、InP等の化合物半導体材料等の半導体材料などにより構成される半導体基板を用いて形成することができる。なお、光電変換部20は、単結晶シリコン基板と非晶質シリコン層との間に実質的に真性な非晶質シリコン層を挟むことによりヘテロ結合界面の特性を改善した構造、即ち、いわゆるHIT構造を有していてもよい。
なお、本実施形態に係る光電変換部20は、略100mm各に成形されている。
細線電極30は、光電変換部20から光生成キャリアを収集する電極である。図2に示すように、細線電極30は、配列方向に略直交する直交方向に沿ってライン状に形成される。細線電極30は、光電変換部20の受光面略全域にわたって複数本形成される。細線電極30は、樹脂材料をバインダーとし、銀粒子等の導電性粒子をフィラーとした樹脂型導電性ペーストを用いて形成することができる。なお、細線電極30は、光電変換部20の裏面上においても同様に形成される。
バスバー電極40は、複数本の細線電極30から光生成キャリアを収集する電極である。図2に示すように、バスバー電極40は、細線電極30と交差するように、配列方向に沿って形成される。バスバー電極40は、樹脂材料をバインダーとし、銀粒子等の導電性粒子をフィラーとした樹脂型導電性ペーストを用いて形成することができる。従って、バスバー電極40は、配列方向に沿って延びる導電体である。なお、バスバー電極40は、光電変換部20の裏面上においても同様に形成される。
なお、本実施形態に係る太陽電池1は、受光面上及び裏面上において、2本のバスバー電極40を備える。従って、複数の細線電極30とバスバー電極40とは、格子形状に組み合わされて形成される。
ここで、図3に示すように、バスバー電極40上には、配線材5が電気的に接続される。従って、バスバー電極40と配線材5とは、ともに配列方向に沿って延びる導電体である。
(バスバー電極と配線材との詳細構成)
次に、バスバー電極40と配線材5との詳細な構成について、図4〜6を参照しながら説明する。図4は、太陽電池1の側面拡大図である。図5は、図3のA−A切断面における断面拡大図である。図6は、図3のB−B切断面における断面拡大図である。
図4に示すように、バスバー電極40と配線材5とは、樹脂層50を介して接続される。即ち、樹脂層50は、バスバー電極40と配線材5との間に介挿される。
樹脂層50は、樹脂接着剤によって平板上に形成される。樹脂接着剤は、共晶半田の融点以下、即ち、約200℃以下の温度で硬化することが好ましい。このような樹脂接着剤としては、例えば、アクリル樹脂、柔軟性の高いポリウレタン系などの熱硬化性樹脂接着剤の他、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、あるいはウレタン樹脂に硬化剤を混合させた2液反応系接着剤などを用いることができる。本実施形態では、樹脂接着剤としてエポキシ樹脂を主成分とする帯状フィルムシート接着剤を用いる。また、樹脂接着剤は、導電性を有する複数の粒子を含む。導電性粒子としては、ニッケル、金コート付きニッケルなどを用いることができる。
図4に示すように、バスバー電極40(導電体)が樹脂層50に接着されることによって第1構造体45が形成される。バスバー電極40は、複数の第1脱気路41を有する。第1脱気路41には、樹脂接着剤が充填される。即ち、バスバー電極40は、樹脂接着剤が充填される複数の第1脱気路41を有する。従って、このようなバスバー電極40と樹脂層50との界面、即ち、第1接着面αは略水平面である。
第1脱気路41は、バスバー電極40と樹脂層50との第1接着面αから構造体45の外側に連通する。本実施形態において、第1脱気路41は、第1接着面α上に設けられた溝である。
同様に、図4に示すように、配線材5(導電体)が樹脂層50に接着されることによって第2構造体55が形成される。配線材5は、複数の第2脱気路51を有する。第2脱気路51には、樹脂接着剤が充填される。即ち、配線材5は、樹脂接着剤が充填される複数の第2脱気路51を有する。従って、このような配線材5と樹脂層50との界面、即ち、第2接着面βは略水平面である。
第2脱気路51は、配線材5と樹脂層50との第2接着面βから第2構造体55の外側に連通する。本実施形態において、第2脱気路51は、第2接着面β上に設けられた溝である。
図5に示すように、バスバー電極40は、樹脂接着剤が充填された第1脱気路41と銀ペーストなどの樹脂型導電性ペースト42とから構成される。第1脱気路41は、配列方向に略直交する直交方向に沿って、バスバー電極40の一端からバスバー電極40の他端に延びる形状を有する溝である。即ち、第1脱気路41は、バスバー電極40の直交方向における両側面に連通する。このような第1脱気路41は、例えば、50μm〜1mm程度の間隔で複数形成される。
また、図5に示すように、第1脱気路41の深さは、直交方向において、バスバー電極40の内側からバスバー電極40の外側に向けて深くなっている。即ち、配列方向に直交する切断面において、第1脱気路41の深さは、直交方向の中央部から両側面側に近づくほど深く形成される。このような第1脱気路41の深さは、樹脂接着剤の厚みを考慮して設定される。具体的には、樹脂接着剤を配線材5とバスバー電極40とに圧着する際に、樹脂接着剤が第1脱気路41内に充填されるように、樹脂接着剤の量と第1脱気路41の深さとを設定することが好ましい。
配線材5は、図5に示すように、樹脂接着剤が充填された第2脱気路51と低抵抗体52と軟導電体53とから構成される。軟導電体53は、低抵抗体52の外周を覆っている。低抵抗体52としては、薄板状の銅などを用いることができる。軟導電体53としては、共晶半田などを用いることができる。第2脱気路51は、図5に示すように、軟導電体53に形成されていることが好ましい。
第2脱気路51は、配列方向に略直交する直交方向に沿って、配線材5の一端から配線材5の他端に延びる形状を有する溝である。即ち、第2脱気路51は、配線材5の直交方向における両側面に連通する。このような第2脱気路51は、例えば、50μm〜1mm程度の間隔で複数形成される。
また、図5に示すように、第2脱気路51の深さは、直交方向において、配線材5の内側から配線材5の外側に向けて深くなっている。即ち、配列方向に直交する切断面において、第2脱気路51の深さは、直交方向の中央部から両側面に近づく程深く形成される。このような第2脱気路51の深さは、樹脂接着剤の厚みを考慮して設定される。具体的には、樹脂接着剤を配線材5とバスバー電極40とに圧着する際に、樹脂接着剤が第2脱気路51内に充填されるように、樹脂接着剤の量と第2脱気路51の深さとを設定することが好ましい。
なお、同図に示すように、バスバー電極40と樹脂層50との第1接着面α、及び配線材5と樹脂層50との第2接着面βとは、仮想的な水平面である。即ち、樹脂層50と第1脱気路41と第2脱気路51とに充填された樹脂接着剤は、それぞれ一体的に形成される。
図6に示すように、バスバー電極40は、第1接着面αと第1脱気路41との境界領域γ1において、第1脱気路41内に向けて湾曲する湾曲面を有する。即ち、第1接着面αと第1脱気路41とは、折れ曲がらずに滑らかに連なる。
同様に、配線材5は、第2接着面βと第2脱気路51との境界領域γ2において、第2脱気路51内に向けて湾曲する湾曲面を有する。即ち、第2接着面βと第2脱気路51とは、滑らかに連なる。
(太陽電池モジュールの製造方法)
次に、本実施形態に係る太陽電池モジュール10の製造方法について説明する。
まず、100mm角の太陽電池基板上に、スクリーン印刷法、オフセット印刷法等の印刷法を用いて、エポキシ系熱硬化型の銀ペーストを、光電変換部20の受光面上及び裏面上に所定のパターンで配置する。所定のパターンとは、図2に示したように、配列方向に沿って延びる2本のバスバー電極40と、直交方向に沿って延びる複数本の細線電極30とによって形成される格子形状をいう。細線電極は、幅100μm、高さ30μm程度に形成することができる。バスバー電極40は、幅1.2mm、高さ50μm程度に形成することができる。バスバー電極40の表面上には、深さ10〜40μm、幅10〜100μmを有する複数の第1脱気路41を、50μm〜1mm間隔で形成したものを用いる。
銀ペーストを所定条件で加熱して溶剤を揮発させた後、さらに加熱することにより本乾燥する。以上により、太陽電池1が作製される。
次に、バスバー電極40上に、複数の導電性粒子を含む樹脂接着剤を介して配線材5を熱圧着する。具体的には、まず、光電変換部20の受光面及び裏面それぞれに形成されたバスバー電極40上に、フィルム状に成形された樹脂接着剤と配線材5とを順番に配置する。次に、約150〜200℃に加熱されたヒーターブロックにより、配線材5を太陽電池1に向けて2〜3MPaの圧力で15〜30秒程度押し付ける。配線材5には、200μm厚の銅(低抵抗体52)の周囲を40μm厚の半田(軟導電体53)で覆われたものを用いることができる。樹脂接着剤には、幅1mmで厚さ30μmに成形されたフィルム状樹脂を用いることができる。また、配線材5の表面上には、深さ10〜40μm、幅10〜100μmを有する複数の第2脱気路51を、50μm〜1mm間隔で形成したものを用いる。
次に、ガラス基板(受光面側保護材2)上に、EVAシート(封止材4)、複数の太陽電池1、EVAシート(封止材4)及びPETシート(裏面側保護材3)を順次積層して積層体とする。
次に、上記積層体を、真空雰囲気において加熱圧着することにより仮圧着した後、所定条件で加熱することによりEVAを完全に硬化させる。以上により、太陽電池モジュール10が製造される。
なお、太陽電池モジュール10には、端子ボックスやAlフレーム等を取り付けることができる。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュール10によれば、バスバー電極40は、樹脂層50との接着面上において、配列方向に略直交する直交方向に沿ってバスバー電極40の一端から他端に延びる形状を有する第1脱気路41を有する。また、配線材5は、樹脂層50との接着面上において、配列方向に略直交する直交方向に沿って配線材5の一端から他端に延びる形状を有する第2脱気路51を有する。
このように、太陽電池モジュール10は、導電体(バスバー電極40又は配線材5)が樹脂層50に接着されることにより構成される構造体(第1構造体45又は第2構造体55)を有する。導電体は樹脂層50との接着面から構造体の外側に連通する複数の溝(第1脱気路41又は第2脱気路51)を有する。
このように、樹脂層50と接着される導電体には、複数の溝が形成されている。従って、導電体に樹脂接着剤を熱圧着する際、導電体と樹脂接着剤との間に挟まれた空気や、樹脂接着剤の中に溶け込んだ空気の脱気を促進することができる。具体的には、加熱により溶融した樹脂接着剤が溝中に充填されることにより、空気は構造体の外部に押し出される。従って、導電体と樹脂層50との界面に気泡が残留することを抑制することができる。その結果、導電体と樹脂層50との界面に残留する気泡に起因する接触抵抗の増大を軽減することができる。
また、複数の溝には樹脂接着剤が充填されるため、いわゆるアンカー効果により、導電体と樹脂層との接着力を向上させることができる。
また、導電体は、接着面(第1接着面α又は第2接着面β)と溝との境界領域(境界領域γ1又は境界領域γ2)において、溝内に向けて湾曲する湾曲面を有する。従って、導電体を樹脂接着剤に熱圧着する際に、スムースに樹脂接着剤を溝内に導くことができる。
また、溝の深さは、直交方向において、導電体の内側から外側に向かって深くなっていく。従って、内側から外側に向かって効率的に空気を排出することができる。
また、溝(第2脱気路51)は、配線材50を構成する軟導電体53に形成される。従って、芯材である低抵抗体を加工する必要がない。そのため、溝を容易に形成することができる。
2.第2実施形態
次に、図面を用いて、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態と上記第1実施形態との相違点は、本実施形態に係る太陽電池モジュールが備える配線材6には、複数の貫通孔が設けられている点である。従って、以下の説明において、上記第1実施形態と同一又は類似の部分についての説明は省略する。
図7は、太陽電池1の受光面側の平面図である。配線材6には複数の貫通孔61が設けられている。図8は、図7のC−C切断面における断面図である。本実施形態に係るバスバー電極40には、第1脱気路41は形成されない。配線材6(導電体)が樹脂層50に接着されることによって第3構造体65が構成される。配線材6は、複数の貫通孔61を有する。貫通孔61には、樹脂接着剤が充填される。即ち、配線材6は、樹脂接着剤が充填される複数の貫通孔61を有する。従って、このような配線材6と樹脂層50との界面、即ち、第3接着面δは略水平面である。
なお、本実施形態では、図8に示すように、樹脂接着材は貫通孔61内を完全に充たしていなくてもよい。本実施形態において、樹脂接着剤が「充填」された状態とは、貫通孔61の上部から樹脂接着剤がはみ出ている状態や、貫通孔61の上部まで達していない状態をも含む。
貫通孔61は、配線材6と樹脂層50との第3接着面δから配線材6を貫通する孔である。このような貫通孔61としては、例えば、約200μm角の大きさの孔を約1mm間隔で複数形成することができる。
(作用及び効果)
本実施形態に係る太陽電池モジュールによれば、配線材6は、樹脂層50との接着面から配線材6を貫通する孔を有する。
このように、太陽電池モジュールは、導電体(配線材6)が樹脂層50に接着されることにより構成される構造体(第3構造体65)を有しており、導電体は樹脂層50との接着面から構造体の外側に連通する複数の脱気路(貫通孔61)を有する。
このように、樹脂層50と接着される導電体には、複数の貫通孔61が形成されている。従って、導電体に樹脂接着剤を熱圧着する際、導電体と樹脂接着剤との間に挟まれた空気や、樹脂接着剤の中に溶け込んだ空気の脱気を促進することができる。具体的には、加熱により溶融した樹脂接着剤が貫通孔に充填されることにより、空気は構造体の外部に押し出される。従って、導電体と樹脂層50との界面に気泡が残留することを抑制することができる。その結果、導電体と樹脂層50との界面に残留する気泡に起因する接触抵抗の増大を軽減することができる。
また、複数の溝には樹脂接着剤が充填されるため、いわゆるアンカー効果により、導電体と樹脂層との接着力を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記第1実施形態において、バスバー電極40又は配線材5のいずれか一方に脱気路を形成すれば、本発明の効果を得ることができる。
また、上記第1及び第2実施形態において、太陽電池1はバスバー電極40を備えなくてもよい。配線材は、樹脂接着剤を介して細線電極に機械的かつ電気的に接続される。
また、上記第1及び第2実施形態において、配線材又はバスバー電極が有する脱気路(溝又は貫通孔)が形成される間隔に制限はない。また、溝の形状や貫通孔の孔の形状にも特段の制限はない。
また、上記第1及び第2実施形態において、配線材又はバスバー電極が有する脱気路(溝又は貫通孔)は、配列方向に直交している必要はない。
また、上記第1及び第2実施形態において、細線電極をライン状に形成したが、これに限らない。また、太陽電池の裏面側に形成される細線電極は、裏面全面を覆うように形成されていてもよい。本発明は、裏面側に形成される細線電極の形状を限定するものではない。
また、上記第1及び第2実施形態において、樹脂接着剤、配線材及びバスバー電極の幅は、それぞれ異なっていてもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
以下、本発明に係る太陽電池について、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(実施例1)
まず、100mm角の太陽電池基板上に、スクリーン印刷法を用いて、エポキシ系熱硬化型の銀ペーストを格子形状に形成した。細線電極は、幅100μm、高さ30μmであった。バスバー電極は、幅1.2mm、高さ50μmであった。
次に、配線材の表面上に、金型を用いて、配線材の短手方向に延びる複数の溝を形成した。配線材は、幅1.5mm、芯線厚さ200μm、半田厚さ40μmであった。溝は、深さ30μm、幅100μm、間隔1mmとした。
次に、バスバー電極上に、シート状樹脂接着剤と配線材とを載置した。樹脂接着剤は、幅1mm、厚さ30μmであった。そして、200℃に加熱されたヒーターブロックを用いて、配線材を太陽電池基板に向けて2MPaの圧力で15秒押し付けることにより樹脂接着剤を硬化させた。以上のようにして実施例1に係る太陽電池を作製した。
(実施例2)
本実施例では、バスバー電極においても、バスバー電極の短手方向に延びる溝を形成した。溝は、深さ30μm、幅100μm、間隔1mmとした。その他の構成及び作成方法は、上記実施例1と同様である。
(比較例)
本比較例では、配線材及びバスバー電極のいずれにも溝を形成しなかった。その他の構成及び作成方法は、上記実施例1と同様である。
(温度サイクル試験)
上述した実施例1、実施例2及び比較例に係る太陽電池について、恒温槽を用いて温度サイクル試験を行い、試験前後の太陽電池の出力を比較した。
なお、温度サイクル試験は、JIS C 8917の規定に準拠して行った。具体的には、各サンプルを恒温槽内に保持し、45分かけて25℃から90℃まで上昇させ、この温度で90分間保持し、次いで90分かけて−40℃まで降下させ、この温度で90分間保持し、さらに45分かけて25℃まで上昇させる。これを1サイクル(6時間)として200サイクル行った。
同表に示す通り、実施例1及び2に係る太陽電池の出力比は、試験前後において比較例よりも高い出力を発生することが確認された。
このような結果になったのは、実施例1及び2に係る太陽電池において、配線材又はバスバー電極に溝を形成したためである。即ち、このような溝を通して空気が排出されたため、配線材と樹脂接着剤との界面、又は、バスバー電極と樹脂接着剤との界面に残留する空気を低減することができた結果である。
以上の結果から、導電体が樹脂層に接着されて形成される構造体においては、導電体と樹脂層との接着面から構造体の外側に連通する脱気路を形成することにより気泡の残留を抑制できることがわかった。
本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュール10の側面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池1の受光面側の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池1の受光面側の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る太陽電池モジュール10の拡大側面図である。 図3のA−A切断面における断面図である。 図3のB−B切断面における断面図である。 本発明の第2実施形態に係る太陽電池1の受光面側の平面図である。 図7のC−C切断面における断面図である。
符号の説明
α…接着面
β…接着面
δ…接着面
γ1…境界領域
γ2…境界領域
1…太陽電池
2…受光面側保護材
3…裏面側保護材
4…封止材
5…配線材
6…配線材
10…太陽電池モジュール
20…光電変換部
30…細線電極
40…バスバー電極
41…第1脱気路
42…導電性ペースト
45…構造体
45…第1構造体
50…樹脂層
50…配線材
51…第2脱気路
52…低抵抗体
53…軟導電体
55…第2構造体
61…貫通孔
65…第3構造体

Claims (6)

  1. 受光面側保護部材と裏面側保護部材との間に複数の太陽電池が封止されており、前記複数の太陽電池が配列方向に沿って配列された太陽電池モジュールであって、
    前記配列方向に沿って延びる配線材が、樹脂接着剤によって構成された樹脂層に接着された構造体を有しており、
    前記配線材は、前記配線材と前記樹脂層との接着面から前記構造体の外側に連通する複数の脱気路を有しており、
    前記樹脂接着剤は、前記脱気路に充填され
    前記脱気路は、前記接着面上において前記配線材に設けられた溝であり、
    前記溝の深さは、前記配線材の厚さよりも小さい
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記溝は、前記配線材の一端から前記配線材の他端に延びる形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 記溝は、前記配列方向に略直交する直交方向に沿って、前記配線材の一端から前記配線材の他端に延びる形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記配線材は、前記接着面と前記溝との境界領域において、前記溝内に向けて湾曲する湾曲面を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記溝の深さは、前記直交方向において前記配線材の内側から前記配線材の外側に向けて深くなっている
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記配線材は、低抵抗体と、前記低抵抗体の外周を覆う軟導電体とによって構成されており、
    前記溝は、前記軟導電体に設けられる
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の太陽電池モジュール。
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