JP6468698B2 - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents
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Description
従来のタブ線は、銅線表面に半田塗布したタイプが使用されていた。しかし、半田接続には高温が必要であることから、受光面のパネル割れや反り、タブ線からはみ出した(漏洩した)半田によるショートなどが発生し、不具合の原因となっていた。
そこで、半田に代わる接続材料として導電性接着剤が使用されてきている(例えば、特許文献1参照)。前記導電性接着剤は、低温で接続できることから、太陽電池セルに、御高温での接続による反り、クラックなどが発生してしまうという問題が低減できる。
一般的な導電性接着剤を用いた接続においては、半田を用いた接続よりも導電性接着剤による応力緩和性が高いものの、太陽電池セルのクラックの発生は完全に防げるものではない。特に、タブ線の厚みが厚くなると太陽電池セルのクラックの発生は起こってしまう。
<1> 太陽電池セルと、導電性接着層と、タブ線とを有し、
前記太陽電池セルの電極と、前記タブ線とが、前記導電性接着層を介して電気的に接続した太陽電池モジュールであって、
前記導電性接着層が、空隙を有し、
前記導電性接着層の断面における前記空隙の割合が、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%であることを特徴とする太陽電池モジュールである。
<2> 導電性接着層の断面における空隙の割合が、前記導電性接着層の断面積の10%〜35%である前記<1>に記載の太陽電池モジュールである。
<3> タブ線の平均厚みが、200μm〜300μmである前記<1>から<2>のいずれかに記載の太陽電池モジュールである。
<4> 導電性接着層が、導電性粒子と、揮発成分とを含有する導電性接着剤を硬化して得られる前記<1>から<3>のいずれかに記載の太陽電池モジュールである。
<5> 前記<1>から<4>のいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造方法であって、
電極を有する太陽電池セルの前記電極上に、導電性接着層と、タブ線とをこの順で配置する配置工程と、
前記太陽電池セルを封止用樹脂により覆い、更に前記封止用樹脂を防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかにより覆う被覆工程と、
前記防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかを押圧する押圧工程と、
前記太陽電池セルが載置された加熱ステージを加熱する加熱工程とを含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法である。
<6> 太陽電池セルの電極と、タブ線とを電気的に接続するための導電性接着剤であって、
導電性粒子と、揮発成分とを含有し、
前記揮発成分の含有量が、0.1質量%〜10.0質量%であることを特徴とする導電性接着剤である。
<7> 揮発成分の含有量が、0.4質量%〜3.1質量%である前記<6>に記載の導電性接着剤である。
<8> 揮発成分が、有機溶剤である前記<6>から<7>のいずれかに記載の導電性接着剤である。
<9> 揮発成分が、トルエンである前記<6>から<8>のいずれかに記載の導電性接着剤である。
本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池セルと、導電性接着層と、タブ線とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する。
前記太陽電池セルの電極と、前記タブ線とは、前記導電性接着層を介して電気的に接続されている。
前記導電性接着層は、空隙(以下、「ボイド」と称することがある。)を有する。
前記導電性接着層の断面における前記空隙の割合は、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%である。
ところが、本発明者らは、信頼性試験後における太陽電池セルのクラックの発生を抑制するためには、導電性接着層により応力を緩和することが有効であると考え、導電性接着層に空隙を形成する着想を得た。
そして、鋭意検討した結果、導電性接着層の断面における空隙の割合を、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%とすることで、内部応力に起因する太陽電池セルのクラックの発生を抑制し、その結果、太陽電池の出力低下を抑制できることを見出し、本発明の完成に至った。
前記太陽電池セルとしては、電極を有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、光電変換部としての光電変換素子と、フィンガー電極と、バスバー電極とを少なくとも有し、更に必要に応じて、その他の部材を有する太陽電池セルなどが挙げられる。
前記太陽電池セルは、バスバー電極を有さないバスバーレス構造であってもよい。
前記太陽電池セルの平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記フィンガー電極は、前記光電変換部において生成した電気を収集する電極である。前記フィンガー電極は、前記太陽電池セル上において、配線材とほぼ直交する方向に形成されている。
前記フィンガー電極の材質、形状、大きさ、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記バスバー電極は、前記フィンガー電極で収集した電気を更に収集し前記配線材へ伝える電極である。
前記バスバー電極の材質、形状、大きさ、構造としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
なお、バスバーレス構造の太陽電池セルでは、前記フィンガー電極から直接前記配線材へ電気が伝えられる。
前記導電性接着層は、空隙(以下、「ボイド」と称することがある。)を有する。
前記導電性接着層の断面における前記空隙の割合は、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%である。
前記導電性接着層は、前記太陽電池セルの電極と、前記タブ線とを電気的に接続する。
まず、前記太陽電池モジュールを、前記太陽電池セルの受光面に直交する方向に切断し、前記導電性接着層の断面を露出させる。
その露出面(前記導電性接着層の断面)を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察して、前記導電性接着層の断面積(A0)を求める。また、前記露出面(前記導電性接着層の断面)における空隙(ホイド)の面積(A)を求める。そして、以下の式から、空隙(ボイド)の割合を求める。
空隙(ボイド)の割合[%]=100×A/A0
A:導電性接着層の断面における空隙(ボイド)の面積
A0:導電性接着層の断面積
前記導電性接着剤としては、例えば、導電性粒子と、揮発成分とを少なくとも含有し、更に必要に応じて、膜形成樹脂、硬化性樹脂、硬化剤などのその他の成分を含有する導電性接着剤などが挙げられる。
前記導電性接着剤における前記揮発成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.1質量%〜10.0質量%が好ましく、0.4質量%〜3.1質量%が好ましい。前記含有量が、前記好ましい範囲内であると、信頼性試験後の太陽電池の出力低下をより防ぐことができる点で有利である。
導電性接着剤1g程度を厚み200μm程度に薄くのばし、真空オーブンにて乾燥させて、乾燥前後の重量変化から測定する。
具体的には、薄くのばした導電性接着剤を、50℃×10分間、70℃×10分間、90℃×10分間、110℃×10分間、130℃×10分間、150℃×10分間、170℃×10分間、190℃×10分間と徐々に温度を上げたオーブン内で乾燥させる(乾燥と同時に硬化が進むため、徐々に温度を変更させている)。
前記導電性粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニッケル粒子、金被覆ニッケル粒子、樹脂コアをNiで被覆した樹脂粒子、樹脂コアをNiで被覆し、更に最表面をAuで被覆した樹脂粒子などが挙げられる。
前記揮発成分としては、前記揮発成分の測定方法により測定される揮発成分であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、有機溶剤などが挙げられる。
なお、後述する導電性接着剤の成分〔例えば、硬化性樹脂(例えば、単官能のモノマー)、硬化剤、その他の成分(例えば、シランカップリング剤)〕であっても、前記揮発成分の測定方法により測定される成分は、前記揮発成分に分類される。
前記膜形成樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、フェノキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ブタジエン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、フェノキシ樹脂が特に好ましい。
前記硬化性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エポキシ樹脂、アクリレート樹脂などが挙げられる。
前記エポキシ樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、それらの変性エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記アクリレート樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エポキシアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート、テトラメチレングリコールテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレートなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、前記アクリレートをメタクリレートにしたものが挙げられ、これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記硬化性樹脂は、硬化剤と併用するのが好ましい。前記硬化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2−エチル4−メチルイミダゾールに代表されるイミダゾール類;ラウロイルパーオキサイド、ブチルパーオキサイド、ベンジルパーオキサイド、ジラウロイルパーオキサイド、ジブチルパーオキサイド、ベンジルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、ベンゾイルパーオキサイド等の有機過酸化物;有機アミン類等のアニオン系硬化剤;スルホニウム塩、オニウム塩、アルミニウムキレート剤等のカチオン系硬化剤などが挙げられる。
これらの中でも、エポキシ樹脂とイミダゾール系潜在性硬化剤の組み合わせ、アクリレート樹脂と有機過酸化物系硬化剤の組み合わせが特に好ましい。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シランカップリング剤、充填剤、軟化剤、促進剤、老化防止剤、着色剤(顔料、染料)、有機溶剤、イオンキャッチャー剤などが挙げられる。前記その他の成分の添加量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記タブ線としては、導電層を有し、隣接する前記結晶系太陽電池セルの各間を電気的に接続する線であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記導電層の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5μm〜30μmが好ましい。
前記平均厚みは、例えば、前記導電層の任意の10点において前記導電層の厚みを測定し、測定した値を平均することにより求めることができる。
前記タブ線の平均厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、5μm〜500μmが好ましく、200μm〜500μmがより好ましく、200μm〜300μmが特に好ましい。
なお、前記太陽電池モジュールは、内部応力が高くなりやすい、タブ線の厚みが厚い場合(例えば、200μm以上)に、より効果を発揮する。
前記その他の部材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、封止用樹脂、防湿性バックシート、ガラスプレートなどが挙げられる。
前記封止用樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン/酢酸ビニル/トリアリルイソシアヌレート(EVAT)、ポリビニルブチラート(PVB)、ポリイソブチレン(PIB)、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂などが挙げられる。
前記防湿性バックシートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アルミニウム(Al)、PETとAlとポリエチレン(PE)の積層体などが挙げられる。
前記ガラスプレートとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソーダ石灰フロートガラスプレートなどが挙げられる。
ールに好適に用いることができる。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、配置工程と、被覆工程と、押圧工程と、加熱工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて、その他の工程を含む。
前記太陽電池モジュールの製造方法は、本発明の前記太陽電池モジュールを製造する方法である。
前記配置工程としては、電極を有する太陽電池セルの前記電極上に、導電性接着層と、タブ線とをこの順で配置する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記導電性接着層の断面における前記空隙の割合は、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%である。
前記空隙の割合は、太陽電池モジュールが完成した際に前記範囲を満たしていればよく、例えば、前記配置工程においては、前記空隙の割合を満たしていなくても、前記太陽電池モジュールが完成した際に前記範囲を満たしていればよい。
前記導電性接着剤としては、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明において例示した前記導電性接着剤などが挙げられる。
前記被覆工程としては、前記太陽電池セルを封止用樹脂により覆い、更に前記封止用樹脂を防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかにより覆う工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記押圧工程としては、前記防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかを押圧する工程であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。押圧する圧力、及び押圧する時間は、任意である。
本発明の導電性接着剤は、導電性粒子と、揮発成分とを少なくとも含有し、更に必要に応じて、膜形成樹脂、硬化性樹脂、硬化剤などのその他の成分を含有する。
前記導電性接着剤は、太陽電池セルの電極と、タブ線とを電気的に接続するための導電性接着剤である。
前記導電性接着剤における揮発成分の含有量は、0.1質量%〜10.0質量%であり、0.4質量%〜3.1質量%が好ましい。
前記導電性粒子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明における前記導電性粒子の記述で例示した導電性粒子などが挙げられる。
前記揮発成分としては、前記揮発成分の測定方法により測定される揮発成分であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、有機溶剤などが挙げられる。
なお、前記導電性接着剤の成分〔例えば、硬化性樹脂(例えば、単官能のモノマー)、硬化剤、その他の成分(例えば、シランカップリング剤)〕であっても、前記揮発成分の測定方法により測定される成分は、前記揮発成分に分類される。
前記膜形成樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明における前記膜形成樹脂の記述で例示した膜形成樹脂などが挙げられる。
前記硬化性樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明における前記硬化性樹脂の記述で例示した硬化性樹脂などが挙げられる。
前記硬化剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明における前記硬化剤の記述で例示した硬化剤などが挙げられる。
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、本発明の前記太陽電池モジュールの説明における前記その他の成分の記述で例示したその他の成分などが挙げられる。
図1の太陽電池モジュール1は、光電変換素子5上に電極4を有し、電極4上に導電性接着層2とタブ線3とをこの順で有する。電極4とタブ線3とは、導電性接着層2を介して電気的に接続されている。
タブ線3は、基材3aと、基材3aの両面に形成された導電層3bとを有する。
導電性接着層2内には、空隙2aが存在している。
図2の太陽電池モジュール1は、光電変換素子5上に電極4を有し、電極4上に導電性接着層2とタブ線3とをこの順で有する。電極4とタブ線3とは、導電性接着層2を介して電気的に接続されている。
タブ線3は、基材3aと、基材3aの両面に形成された導電層3bとを有する。
導電性接着層2内に空隙は存在していない。
イミダゾール系硬化剤(カプセル化イミダゾール)(ノバキュアHP3941、旭化成ケミカルズ株式会社製)40質量%、液状エポキシ樹脂(EP82、三菱化学株式会社製)55質量%、及び平均粒径10μmのNi粒子5質量%を含有する組成物を用意した。
硬化前の前記導電性接着剤中の揮発成分は、導電性接着剤1gを厚み200μm程度に薄くのばし、真空オーブンにて乾燥させて、乾燥前後の重量変化から測定した。結果を表1に示した。
具体的には、薄くのばした導電性接着剤を、50℃×10分間、70℃×10分間、90℃×10分間、110℃×10分間、130℃×10分間、150℃×10分間、170℃×10分間、190℃×10分間と徐々に温度を上げたオーブン内で乾燥させた(乾燥と同時に硬化が進むため、徐々に温度を変更した)。
得られた導電性接着剤を用いて、タブ線と太陽電池セルの電極とを接続し、単セルモジュールを作製し、信頼性試験を行った。結果を表1に示した。
太陽電池セルは、単結晶シリコン太陽電池セル6インチ(2本バスバータイプ)を用いた。
タブ線は、2mm幅200μm厚みCu箔(鉛フリーはんだメッキ、片面20μm)を用いた。
太陽電池セルの電極上に、得られた導電性接着剤を塗布し、その上にタブ線を載せ、接続を行った。
接続時には、タブ線を180℃×2MPaで15秒間押し付け、導電性接着剤を硬化させ、導電性接着層を形成した。
得られた単セルモジュールを受光面と直交する方向で切断し、その切断面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し、導電性接着層(硬化後の導電性接着剤)の断面におけるボイドの割合[%]を以下の式から求めた。結果を表1に示した。
空隙(ボイド)の割合[%]=100×A/A0
A:導電性接着層の断面における空隙(ボイド)の面積
A0:導電性接着層の断面積
信頼性試験は、温度サイクル試験(TC:Temperature Cycle)(−40℃⇔100℃、200cycle)により行った。
各サンプルの信頼性試験の前後における太陽電池セルの出力を、JIS C8913(結晶系太陽電池セル出力測定方法)に準拠し、ソーラーシミュレーター(PVS1116i−M)を用いて、測定条件:照度1,000W/m2、温度25℃、スペクトルAM1.5Gにより測定した。
そして、試験前後の下記式から出力保持率を計算定した。
出力保持率=100×B/B0
B:信頼性試験後の発電効率
B0:信頼性試験前の発電効率
〔評価基準〕
◎:出力保持率が98.0%以上
○:出力保持率が97.0%以上98.0%未満
△:出力保持率が97.0%未満
実施例3において、溶剤をトルエンから酢酸エチルに代えた以外は実施例3と同様にして、導電性接着剤、及び単セルモジュールを作製し、評価を行った。結果を表1に示した。
実施例3において得られた導電性接着剤にフェノキシ樹脂(YP−50、新日鐵化学株式会社製)をイミダゾール系硬化剤40質量部に対して50質量部添加し、離型処理したPETフィルム上に平均厚みが25μmとなるように塗布して、導電性接着フィルムを形成した。
得られた導電性接着フィルムを用いた以外は、実施例3と同様にして単セルモジュールを作製し、評価を行った。結果を表1に示した。
導電性接着層の断面におけるボイドの割合が、5%未満である比較例2では、信頼性試験後の出力保持率が97.0%未満であり、不十分であった。これは、信頼性試験後において、太陽電池セルにクラックが発生しているためと考えられる。
2 導電性接着層
2a 空隙
3 タブ線
3a 基材
3b 導電層
4 電極
5 光電変換素子
Claims (4)
- 太陽電池セルと、導電性接着層と、タブ線とを有し、
前記太陽電池セルの電極と、前記タブ線とが、前記導電性接着層を介して電気的に接続した太陽電池モジュールであって、
前記導電性接着層が、導電性粒子と、硬化性樹脂と、硬化剤と、揮発成分とを含有する樹脂組成物の導電性接着剤を硬化したものであり、
前記導電性接着層が、内部に空隙を有し、
前記導電性接着層の前記内部の断面における前記空隙の割合が、前記導電性接着層の断面積の5%〜50%であることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 導電性接着層の断面における空隙の割合が、前記導電性接着層の断面積の10%〜35%である請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- タブ線の平均厚みが、200μm〜300μmである請求項1から2のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
- 請求項1から3のいずれかに記載の太陽電池モジュールの製造方法であって、
電極を有する太陽電池セルの前記電極上に、導電性接着層と、タブ線とをこの順で配置する配置工程と、
前記太陽電池セルを封止用樹脂により覆い、更に前記封止用樹脂を防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかにより覆う被覆工程と、
前記防湿性バックシート及びガラスプレートのいずれかを押圧する押圧工程と、
前記太陽電池セルが載置された加熱ステージを加熱する加熱工程とを含むことを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
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