JP5362137B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、ハイビジョン等の高精細な動画の撮影が可能な撮像装置及び該撮像装置を制御する制御方法に関する。
ハイビジョンの動画撮影が可能な撮像装置では、静止画や動画の撮影に係る解像度や動作スピードの向上に対するニーズが高まってきている。しかし、解像度や動作スピードを高めると、消費電力が増大するため、装置の発熱やバッテリー容量の制約から録画可能時間や静止画の撮影枚数を増やすことは難しい。
図7及び図8を参照して、ハイビジョンの動画撮影が可能な従来の撮像装置の一例を説明する。
図7において、撮像素子101は、4チャンネルの分割出力形式になっている。AFE103は、撮像素子101から出力されるチャンネルごとのアナログ映像信号をそれぞれデジタル画像信号へ変換する。
ハイビジョン動画性能を満たす解像度およびフレームレートでの読み出しを行うためには、極めて高いクロック動作周波数が要求される。撮像素子101の出力が4チャンネルの分割出力の形式をとるのは、ハイビジョン動画性能を満たすために増大したクロック動作周波数に対して、撮像素子101で実現可能な読み出しスピードまで1チャンネルあたりの読み出しの動作周波数を下げるためである。
DFE104は、AFE103の出力を受けて撮像素子101の出力に含まれるFTN(線キズや歪みなどの固定パターンノイズ)を補正するデジタル信号処理回路である。AFE103及びDFE104の出力は、それぞれ10ビットのパラレル形式のデジタル出力となっている。
PS回路(パラレル−シリアル変換回路)105は、10ビットのDFE104のパラレル形式のデジタル出力をシリアル形式のデジタル信号に変換して低電圧の差動形式で出力する。
エンジン116は、チャンネルごとのPS回路105の出力を受け、分割された撮像信号を統合、合成して静止画や動画などのコンピュータとの間で受渡し可能な形式のファイルを作成したり、表示部などへ表示可能な映像信号を生成する。
TG(タイミングジェネレータ)102は、撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116との同期をとり、これらを駆動するパルスを発生する。
CPU115は、制御信号117により、撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116、TG102の動作を制御する。
図8は、図7に示す撮像装置において、動画記録を行う場合及び被写体のライブビュー表示を行う場合のそれぞれぞれの動作タイミングを説明するための説明図である。
動画記録を行う場合には、CPU115が撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116、TG102に対して、制御信号117を介して動画記録動作モードへの移行指示を行う。
TG102は、動画記録動作モードへ移行すると、それに対応して垂直同期信号VDを60fpsのスピード(1秒間に60回)で発生する。TG102が発生する垂直同期信号VDを含む制御信号118を介して、撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116は、垂直同期信号VDに同期して1秒間に60コマのフィールド画像信号の読み出し、処理を行う。なお、ここでは、1フィールドの画像信号で1フレームを構成する例を示している。
一方、ライブビュー表示を行う場合には、CPU115が撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116、TG102に対して、制御信号117を介してライブビュー動作モードへの移行指示を行う。
TG102は、ライブビュー動作モードへ移行すると、それに対応して動作クロック周波数を動画記録モード時の2分の1の周波数に切り換えることで垂直同期信号VDを30fpsのスピード(1秒間に30回)に減速する。
撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116は、垂直同期信号VDに同期して1秒間に30コマのフィールド画像信号の読み出し、処理を行う。
このようにして、連続使用時間の最も長いライブビュー動作モード時において、動作クロック周波数を動画記録モード時の2分の1の周波数に切り換えることにより消費電力を低減し、装置全体の発熱量やバッテリーの消費量を抑えるようにしている。
しかし、撮像素子101やAFE103などのアナログ信号を取り扱うブロックは、動作クロック周波数とは無関係にバイアス電流などの定常的に電力を消費する電気回路の比重が大きい。そのため、ライブビュー動作モードで動作クロック周波数を2分の1にしても装置本体の消費電力は半減せず、通常、15%程度の低減にしかならない。
また、ハイビジョンによる撮像装置の4チャンネル化により、並列処理に必要な装置規模が4倍となり、著しく消費電力が増大するなかで、アナログ信号処理ブロックの全体に占める電力消費の割合が次第に増加している。
一方で、伝送に必要なフレームレートに応じて撮像素子の駆動を間欠的に制御することにより、撮像装置の消費電力を削減する技術が提案されている(特許文献1)。
上記特許文献1の技術を適用して撮像素子101やAFE103などのアナログ信号処理ブロックの電力を間欠的に遮断することで、撮像装置のライブビュー動作モード時の消費電力を半減させることが考えられる。
しかし、CPU115が撮像素子101、AFE103、DFE104、PS回路105、エンジン116、TG102に対して、フレーム毎に高速に、動作モードの切り換え制御や電力制御を行うことは、通信速度の制約から技術的に難しい。
そこで、本発明は、消費電力を抑えることができると共に、録画可能時間や静止画の撮影枚数の減少を招くことなく、高速かつ高精細な動画撮影を実現することができる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、複数の動作モードで駆動され、複数の画素を有する画素部及び該画素部から出力される撮像信号を処理する処理部を有する撮像処理手段と、該撮像処理手段のスタンバイ状態と通常状態を所定のタイミングで切り換え制御するインターバル制御手段と、該インターバル制御手段に対して前記撮像処理手段の動作モードに応じて制御信号を出力する制御手段と、を備え、前記インターバル制御手段は、前記画素部及び処理部に対して個別に設けられており、前記制御手段は、前記撮像処理手段の動作モードが所定の動作モードの場合に、前記画素部及び処理部に対して個別に設けられた前記インターバル制御手段に対して前記切り換え制御を実行させるための制御信号を出力する、ことを特徴とする。
本発明によれば、消費電力を抑えることができると共に、録画可能時間や静止画の撮影枚数の減少を招くことなく、撮像装置の高速かつ高精細な動画撮影を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図である。
図1は、本発明の第1の実施形態である撮像装置を説明するためのブロック図である。
本実施形態の撮像装置は、図1に示すように、システム制御部11に、撮像処理部21、電源スイッチ22、電池残量検知部23、記録媒体検知部24、モードダイアルスイッチ25、レリーズスイッチ26、及び表示部27が接続される。
システム制御部11は、撮像装置全体を制御する。撮像処理部21は、複数の動作モードで駆動され、撮像素子、及び該撮像素子から出力される撮像信号を処理する複数の処理部を有して、被写体の光学像から電気的な静止画および動画像を生成する。
電池残量検知部23は、電池の装填の有無および残量を検知する。記録媒体検知部24は、メモリカード等の記録媒体の装填の有無および記録残量を検知する。
モードダイアルスイッチ25は、静止画および各種動画の撮影動作モードを検知する。レリーズスイッチ26は、静止画や動画の動作開始を指示する。表示部27は、装置の各種ステータス情報や撮像画像を表示する。
次に、図2を参照して、上記構成の撮像装置において、被写体のライブビュー表示や静止画および各種動画の記録に移行する際の処理について説明する。図2での各処理は、不図示のROM等に記憶されたプログラムがRAMにロードされて、システム制御部11のCPU等により実行される。
ステップS1では、システム制御部11は、電源スイッチ22のON/OFFを判断し、電源スイッチ22がOFFの場合は、ステップS2に進み、電源スイッチ22がONの場合は、ステップS3に進む。
ステップS2では、システム制御部11は、表示部27の表示を終了状態に変更し、装置各部の不要な電源を遮断する等の所定の終了処理を行った後、ステップS1に戻る。
ステップS3では、システム制御部11は、電池残量検知部23により電池の残容量を確認するとともに、記録媒体検知部24により記録媒体の装填の有無および残容量を確認し、動作情況に問題があるか否かを判断する。
そして、システム制御部11は、動作状況に問題がある場合は、ステップS4に進み、動作状況に問題がない場合は、ステップS5に進む。
ステップS4では、システム制御部11は、表示部27を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後、ステップS1に戻る。
ステップS5では、システム制御部11は、撮像処理部21を制御し、ライブビュー表示処理を実行する。
具体的には、システム制御部11は、撮像処理部21の撮像素子をライン間引き、或いはライン加算等の方法で読み出し画素数をファインダー表示に適したライン数の信号に減らし、ファインダー動画として必要なレートに設定するファインダーモード駆動を行う。
そして、システム制御部11は、撮像処理部21で読み出されて、作成された画像データをファインダー画像として表示部27に逐次表示し、ステップS6に進む。
ステップS6では、システム制御部11は、レリーズスイッチ26が押下されたか否かを判断し、押下されていない場合は、ステップS1に戻り、押下された場合は、ステップS7に進む。
ステップS7では、システム制御部11は、モードダイアルスイッチ25の操作位置を検知し、静止画撮影モードの位置であればステップS8に進み、ハイビジョン動画撮影モード(HD動画撮影モード)であれば、ステップS9に進む。また、システム制御部11は、モードダイアルスイッチ25の操作位置がVGA動画撮影モードであれば、ステップS10に進む。
ステップS8では、システム制御部11は、撮像処理部21による所定の静止画撮影処理を終了した後、ステップS1に戻る。
ステップS9では、システム制御部11は、撮像処理部21による所定時間のHD動画撮影処理を終了した後、ステップS1に戻る。
ステップS10では、システム制御部11は、撮像処理部21による所定時間のVGA動画撮影処理を終了した後、ステップS1に戻る。
ここで、HD動画とは、たとえば、ハイビジョン方式の高精細、高フレームレート(1080p、60fps)の動画のことをいい、VGA動画とは、標準的な画像サイズ(640×480)とフレームレートをもつ動画(30fps)のことをいう。
次に、図3を参照して、撮像処理部21の詳細を説明する。
図3において、撮像素子1は、4チャンネルの分割出力形式とされており、被写体の光学像を電気信号に変換する。AFE3は、撮像素子1から出力されるチャンネルごとのアナログ映像信号をデジタル画像信号へ変換する信号処理回路である。
撮像素子1の出力が4チャンネルの分割出力の形式をとるのは、ハイビジョン動画性能を満たすために増大したクロック動作周波数に対して、撮像素子1で実現可能な読み出しスピードまで1チャンネルあたりの読み出しの動作周波数を下げるためである。
DFE4は、AFE3の出力を受けて撮像素子1の出力に含まれるFTN(線キズや歪みなどの固定パターンノイズ)を補正するためのデジタル信号処理回路である。AFE3及びDFE4は、それぞれ10ビットのパラレル形式のデジタル信号を出力する。
PS回路5は、10ビットのDFE4のパラレル形式のデジタル出力をシリアル形式のデジタル信号に変換して低電圧の差動形式で出力するパラレル−シリアル変換処理回路である。
エンジン17は、チャンネルごとのPS回路5の出力を受けて分割された撮像信号を統合、合成して静止画や動画などのコンピュータとの間で受渡し可能な形式のファイルを作成したり、表示部27へ表示可能な映像信号を生成する。
TG(タイミングジェネレータ)2は、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17との同期をとり、これらを駆動するパルスを発生する。
インターバル制御回路16は、制御信号19を介してインターバルに、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、TG2の動作モードの切り換えを行う。システム制御部11は、インターバル制御回路16に対して、制御信号18を介して動作モードの切り換えを行う。
図4は、図1及び図3に示す撮像装置において、HD動画撮影処理を行う場合、及び被写体のライブビュー表示処理を行う場合の動作タイミングを説明するための説明図である。
HD動画撮影処理を行う場合は、システム制御部11は、インターバル制御回路16に対してHD動画撮影動作モードへの移行指示を行う。
インターバル制御回路16は、システム制御部11からのHD動画撮影動作モードへの移行指示を受けて、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、TG2に対して、個別にHD動画撮影動作モードへの移行指示を行う。これにより、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2は、HD動画撮影動作モードへ移行する。
TG2は、HD動画撮影動作モードへ移行すると、それに対応して垂直同期信号VDを60fpsのスピード(1秒間に60回)で発生する。
撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、及びエンジン17は、垂直同期信号VDに同期して1秒間に60コマのフィールド画像信号の読み出し、処理を行う。なお、本実施形態では、1フィールドの画像信号で1フレームを構成する例を示す。
一方、ライブビュー表示処理を行う場合は、システム制御部11は、インターバル制御回路16に対してライブビュー動作モードへの移行指示を行うとともに、インターバル始動制御信号を発生する。
インターバル制御回路16は、システム制御部11からライブビュー動作モードへの移行指示を受け、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して個別にライブビュー動作モードへの移行指示を行う。これにより、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2は、ライブビュー動作モードへ移行する。
また、インターバル制御回路16は、システム制御部11からのインターバル始動制御信号を受け、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して、個別にフィールドごとのインターバル制御信号を発生する。
このインターバル制御信号は、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して、1フィールドごとに交互にスタンバイ動作のON/OFFを行うように指示する制御信号である。
このインターバル制御信号により、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2は、1フィールドごとにスタンバイON状態となって撮像信号の読み出し及び処理を停止する。これにより、HD動画撮影動作時の半分のフレームレートに減速する(30fps)。
撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2は、スタンバイON状態では、撮像信号の読み出し及び処理を停止することになるため、通常動作であるスタンバイOFF時の消費電力に比べて0に近い電力抑制状態にある。そのため、HD動画撮影動作時からのフレームレートの低減比率にほぼ比例して半分の消費電力に抑制される。
以上説明したように、本実施形態では、システム制御部11の制御負荷を軽減しながらライブビュー表示処理時の消費電力を、HD動画処理時のフレームレートの低減比率にほぼ比例する消費電力に抑制することができる。これにより、撮像装置の消費電力を抑えることができると共に、録画可能時間や静止画の撮影枚数の減少を招くことなく、高速かつ高精細な動画撮影を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、符号を流用して説明する。
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態である撮像装置について説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、符号を流用して説明する。
本実施形態の撮像装置では、HD動画撮影処理からライブビュー表示処理に駆動モードを切り換える際に、フレームサイズを低減できることに着目して消費電力の削減を実現する。
図5は、図1及び図3に示す撮像装置において、HD動画撮影処理を行う場合、及び被写体のライブビュー表示処理を行う場合の動作タイミングを説明するための説明図である。
HD動画撮影処理を行う場合は、システム制御部11は、インターバル制御回路16に対してHD動画撮影動作モードへの移行指示を行う。
インターバル制御回路16は、システム制御部11からのHD動画撮影動作モードへの移行指示を受けて、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、TG2に対して、個別にHD動画撮影動作モードへの移行指示を行う。これにより、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2は、HD動画撮影動作モードへ移行する。
TG2は、HD動画撮影動作モードへ移行すると、それに対応して垂直同期信号VDを60fpsのスピード(1秒間に60回)で発生する。
撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、及びエンジン17は、垂直同期信号VDに同期して1秒間に60コマのフィールド画像信号の読み出し、処理を行う。なお、本実施形態では、1フィールドの画像信号で1フレームを構成する例を示す。
一方、ライブビュー表示処理を行う場合は、システム制御部11は、インターバル制御回路16に対してライブビュー動作モードへの移行指示を行うとともに、インターバル始動制御信号を発生する。
インターバル制御回路16は、システム制御部11からライブビュー動作モードへの移行指示を受け、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して個別にライブビュー動作モードへの移行指示を行う。これにより、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2は、ライブビュー動作モードへ移行する。
ここで、表示部27に表示するためのライブビュー画像のフレームサイズは、通常、HD動画撮影時の画像のフレームサイズに較べて大幅に小さくても実用上問題ない。従って、同じフレームレートであれば、1フィールド内で、より短い読み出し時間で撮像信号を読み出すことが可能である。
このため、本実施形態では、1フィールド内の撮像信号の読み出し期間をスタンバイOFF状態とし、読み出し完了後から次のフィールドの読み出し開始までの期間をスタンバイON状態として、スタンバイ動作のON/OFFの切り換え制御を行う。
インターバル制御回路16は、システム制御部11からのインターバル始動制御信号を受け、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して、個別にフィールドごとに2回のインターバル制御信号を発生する。
このインターバル制御信号は、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17、及びTG2に対して、1フィールド内でスタンバイ動作のON/OFFの切り換え制御を行うように指示する制御信号である。
このインターバル制御信号により、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2は、1フィールド内の所定期間、スタンバイON状態となって撮像信号の読み出し及び処理を停止する。
撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2は、スタンバイON状態では、撮像信号の読み出し及び処理を停止することになるため、通常動作であるスタンバイOFF時の消費電力に比べて0に近い電力抑制状態にある。そのため、HD動画撮影動作時からのフレームサイズの低減比率にほぼ比例して半分の消費電力に抑制される。
前記撮像素子、AFE、DFE、PS、エンジン、TGの各デバイスは、スタンバイオン状態においては、通常動作であるスタンバイオフ時の消費電力に比して、撮像信号の読み出しおよび処理を停止することになるため無に近い電力抑制状態にある。そのため、HD動画撮影動作時からのフレームサイズの低減比率にほぼ比例した消費電力に抑制される。
以上説明したように、本実施形態では、システム制御部11の制御負荷を軽減しながらライブビュー表示処理時の消費電力を、HD動画処理時のフレームサイズの低減比率にほぼ比例する消費電力に抑制することができる。これにより、撮像装置の消費電力を抑えることができると共に、録画可能時間や静止画の撮影枚数の減少を招くことなく、高速かつ高精細な動画撮影を実現することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態では、ライブビュー動作モードを例に電力低減のための制御について説明した。しかし、たとえばVGA動画モードなど、HD動画に比較してフレームレートやフレームサイズの低減が可能な所定の動作モードであれば、同様の構成で同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態である撮像装置について説明する。図6は、本発明の第3の実施形態である撮像装置の撮像処理部を説明するためのブロック図である。なお、上記第1又は第2の実施形態に対して重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施形態である撮像装置について説明する。図6は、本発明の第3の実施形態である撮像装置の撮像処理部を説明するためのブロック図である。なお、上記第1又は第2の実施形態に対して重複する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の撮像装置は、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2ごとにインターバル制御回路16を個別に設けて制御する。
これにより、個々のインターバル制御回路16の制御負荷を軽減しつつ、撮像素子1、AFE3、DFE4、PS回路5、エンジン17及びTG2のスタンバイ動作のON/OFFをさらに高速に切り換えることを可能にしている。その他の構成及び作用効果は、上記第1又は第2の実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
1 撮像素子
2 TG
3 AFE
4 DFE
5 PS回路
11 システム制御部
16 インターバル制御回路
17 エンジン
21 撮像処理部
2 TG
3 AFE
4 DFE
5 PS回路
11 システム制御部
16 インターバル制御回路
17 エンジン
21 撮像処理部
Claims (7)
- 複数の動作モードで駆動され、複数の画素を有する画素部及び該画素部から出力される撮像信号を処理する処理部を有する撮像処理手段と、
該撮像処理手段のスタンバイ状態と通常状態を所定のタイミングで切り換え制御するインターバル制御手段と、
該インターバル制御手段に対して前記撮像処理手段の動作モードに応じて制御信号を出力する制御手段と、を備え、
前記インターバル制御手段は、前記画素部及び処理部に対して個別に設けられており、
前記制御手段は、前記撮像処理手段の動作モードが所定の動作モードの場合に、前記画素部及び処理部に対して個別に設けられた前記インターバル制御手段に対して前記切り換え制御を実行させるための制御信号を出力する、ことを特徴とする撮像装置。 - 前記制御手段は、前記撮像処理手段の動作モードがハイビジョン動画撮影に比べてフレームレート又はフレームサイズの低減が可能な動作モードの場合に、前記インターバル制御手段に対して前記切り換え制御を実行させるための制御信号を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記動作モードが、ライブビュー動作モードである、ことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
- 前記インターバル制御手段は、前記撮像処理手段に対してスタンバイ状態と通常状態を1フィールドごとに交互に切り換え制御する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記インターバル制御手段は、前記撮像処理手段に対してスタンバイ状態と通常状態を1フィールド内で切り換え制御する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 前記画素部から出力される撮像信号を処理する処理部には、前記画素部から出力されるアナログの撮像信号をデジタルの撮像信号へ変換する信号処理部、前記撮像信号のノイズを補正するノイズ補正部、パラレル形式からシリアル形式へ前記撮像信号を変換する変換部、コンピュータとの間で受渡し可能な形式のファイルを生成するファイル生成部、表示部へ表示可能な撮像信号を生成する表示信号生成部の少なくとも1つが含まれる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 複数の動作モードで駆動され、複数の画素を有する画素部及び該画素部から出力される撮像信号を処理する処理部を有する撮像処理手段を有する撮像装置の制御方法であって、
前記撮像処理手段の動作モードに応じて、該撮像処理手段のスタンバイ状態と通常状態を所定のタイミングで切り換え制御するインターバル制御手段に対して制御信号を出力する制御ステップを備え、
該制御ステップでは、前記撮像処理手段の動作モードが所定の動作モードの場合に、前記画素部及び処理部に対して個別に設けられる前記インターバル制御手段に対して、前記切り換え制御を実行させるための制御信号を出力する、ことを特徴とする撮像装置の制御方法。
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