JP5361567B2 - データ処理装置、データ処理方法およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は複数のモジュールを接続するリング状のデータ転送路を備えたデータ処理装置において、モジュールの利用順を柔軟に切り換えて処理するデータ処理装置に関する。
従来、リング状のデータ転送路に接続された複数のモジュールによりデータ処理を行うデータ処理装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。このリング状のデータ転送路では、それぞれのモジュールに受信したデータを一時的に格納する手段を設けているため、データ転送路を独立した部分転送路に分けることができ、モジュール間で独立してデータが転送できるようになっている。このことにより、モジュール数分のデータを並行して転送し、データの転送効率を高めている。
モジュール間のデータ転送を実現するために、特許文献1に記載の技術では、転送するデータが宛先のモジュールを示す宛先情報を有している。また、特許文献2においては、モジュール毎にIDを設定するIDレジスタとID設定フラグとを設けることにより、専用の演算回路や信号線を必要とすることなくモジュールのIDを変更している。
特開平11−167560号公報 特開平 9−091262号公報
前述の方法においては、モジュールやリングバスに所定のデータパスに従って処理されている途中のデータがある場合に、処理中のデータを処理しつつデータパスを切り換えることは困難であった。これは、古いデータパスに従っているデータをそのまま新しいデータパスが設定されているモジュールで処理しようとすると処理が破綻する場合があるためである。そのため、従来の方法ではデータパスを切り換える際に古いデータパスに沿うデータがモジュールやリングバスに残っている場合、残っているデータが所定の処理を完了する等をして、残っているデータがモジュールやリングバスから排除されるまで待つ必要がある。このため、特許文献1や特許文献2に記載の方法では、データパスの切り換えが効率的に実行できない。
上記課題を解決するために本発明のデータ処理装置は、リング状に接続されている複数の処理モジュールに入力手段からデータを入力し、当該データを前記複数の処理モジュールの夫々が一方向に転送するデータ処理装置であって、前記処理モジュールは、前記複数の処理モジュールが設定された順番で処理を行うようにデータを転送する第1データ処理パスと、前記複数の処理モジュールが接続された順番で処理を行うようにデータを転送する設定パスとを実現する通信手段と、前記通信手段の受信したデータを処理して、前記通信手段に出力する処理手段とを有し、前記通信手段は、前記複数の処理モジュールを前記第1データ処理パスで処理る状態から前記設定パスで処理の順番を設定する状態へ切り換える場合に、前記第1データ処理パスから前記設定パスに切り換えるための切換データを前記第1データ処理パスで処理させることを特徴とする。
本発明によれば、データを転送するデータパスと、モジュールの利用順序を柔軟に切り換える制御用のデータパスを効率良く切り換えるためのタイミングを判定することができる。これによって、効率良くデータパスを切り換えて、切り換えた後のデータパスに処理させるデータを早く入力させることも可能になる。
データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。 通信部102の概略構成を示すブロック図である。 データ受信部201とデータ送信部204の概略構成を示すブロック図である。 パケットのフォーマットとデータフィールドのフォーマットを示す図である。 データ処理装置を有するシステムの構成を示すブロック図である。 データ処理装置の概略構成を示すブロック図である。 通信部1002と通信部1003のデータ送信部の概略構成を示すブロック図である。
<実施例1>
図1は、本発明の一実施例である実施例1におけるデータ処理装置の概略構成を示すブロック図である。図1中、データ入出力部101は処理対象のデータの入力と、処理済みのデータの出力とを行う。また、通信部102−1〜102−m(以下、まとめて通信部102と称す)は、データ処理部103−2〜103−m(以下、まとめてデータ処理部103と称す)とそれぞれ対に接続されている。ここで、矢印はデータ(又はパケット)を流す方向を示しており、図に示すように、リング状に接続されている夫々のモジュールが一方向からデータを受信し他方へデータを送信する。
通信部102−1〜102−mは、各々隣接する通信部と接続され(但し、通信部102−mは通信部102−1に接続される)、リング状のデータ転送路(以下、リングバスと称す)を構成している。つまり、上記通信部102−1〜102−mは、リングバスを構成すると共に、リングバスとデータ入出力部101またはデータ処理部103との間でのデータの送受信を行う。このため、通信部102−2〜102−mには、各々データ処理部103−2〜103−mに接続されている。
入力端子151より入力されたデータはデータ入出力部101を介して通信部102−1に入力される。入力されたデータはパケット化され前記リングバス上を流される。通信部102は予め設定された情報に従って必要なパケットを前記リングバスより取り込み、取り込んだパケットよりデータを抽出し、データ処理部103に入力する。データ処理部103では、所定のデータ処理(例えば色空間変換や解像度変換等)を行い、処理後のデータを通信部102へ出力する。
処理後のデータは通信部102にてパケット化され前記リングバス上を流される。このように通信部102−2〜102−mによって、予め設定された順番にてデータがデータ処理部103−2〜103−mにて次々に処理されて行く。そして、設定されたデータ処理が終了したデータは通信部102−1にてデータ入出力部101に取り込まれ、出力端子152より出力される。なお、データ入出力部101は、外部の機器(またはモジュール)とのインタフェースを行うものであり、通信部102−1にて直接インタフェース可能な場合は省略可能である。
ここで、本実施例に係るデータ処理装置の動作概要について説明する。本実施形態に係るデータ処理装置では、所定のデータ処理を行う複数のデータ処理部103とデータ入出力部101がそれぞれ対応する通信部102を介して所定の順序でリング状に接続されている。後述するように、通信部102の各々は、前の順序の通信部102からデータを受信する受信部201と、次の順序の通信部102へデータを送信する送信部204とを備えている。また、受信部201及び送信部204の各々には、データ処理の論理的順序を識別するための接続ID情報(第1識別情報、第2識別情報)が割り当てられている。このような構成において、通信部102は、この通信部102の受信部201に割り当てられている接続ID情報と同一のID情報を有するパケットを受信した場合は、対応するデータ処理部103でこのパケットに対してデータ処理を行わせる。そして、通信部102の送信部204に割り当てられている接続ID情報をこのデータ処理済みのパケットに設定して、次の順序の通信部102へ送信する。一方、通信部102の受信部201に割り当てられている接続ID情報と同一でないIDを有するパケットを受信した場合は、ID情報を変更せずにパケットを次の順序の通信部102へ送信する。このように、受信部201及び送信部204の各々に接続ID情報を割り振ってパケットの伝達経路を制御することで、複雑なデータパスを有するデータ処理を効率的に実現することができる。
なお、実際にはパケットはリングバス上を一方向に転送され続けるが、パケットに格納されているデータについては、上述の方法で所望のデータパスで複数のモジュールによって処理されるようにすることができる。
図4(a)に前記リング状のデータ転送路上を流れるパケットの一構成例を示す。フィールド501はパケットが有効であることを示すvalidフラグを格納し、フィールド502はパケットが受信保留であることを示すstallフラグを格納し、フィールド503はデータの送信順を示すカウント値を格納する。また、フィールド504はデータの論理的な接続を識別するための接続IDを格納し、フィールド505はデータが転送されているデータパスを識別するためのパス識別子を格納し、フィールド506は処理されるデータを格納する。
(通信部)
図2は、データ入出力部101に接続されている通信部102―1の概略構成を示すブロック図である。なお、通信部102−1と入出力部101とを有するモジュールを入力モジュールとする。図に示す様に通信部102―1は、データ受信部201、バッファ202、セレクタ203、データ送信部204を有している。
隣り合うの通信部の出力端子259と入力端子257が接続されることで、通信部102−1〜102−mにてリング状のデータ転送路を構成している。また、信号線251〜256にはデータ処理部103(103−2〜103−mの内の1つ)が接続されているものとする。
隣の通信部より入力されたパケットは、バッファ202にて一旦保持され、次のクロックサイクルでセレクタ203に出力される。データ受信部201は、入力端子257のパケットを監視し、
・パケットのvalidフラグ501が有効である。
・接続ID504とカウント値503が受信部201の保持する値と一致する。
・接続されているデータ処理部103へのデータの入力が可能である場合(stall信号253が保留状態でない)。
の全てが成立する場合、このパケットを取り込み、(valid信号251を有効にして)出力端子252よりデータ処理部103へデータを出力する。このとき受信部201は、信号線260を介してバッファ202にデータの取り込みを通知し、バッファ202に格納されるパケットのvalidフラグ501をクリアし、パケットを無効化する。また、パケット取り込み後、受信部201の保持するカウント値503はインクリメントされる。
一方、
・入力パケットのvalidフラグ501が有効である。
・接続ID504とカウント値503が受信部201の保持する値と一致する。
・接続されているデータ処理部103へのデータの入力が不可能である場合(stall信号253が保留状態)。
の全てが成立する場合、受信部201は信号線260を介して、バッファ202にデータの保留を通知し、バッファ202に格納されるパケットのstallフラグ502をセットする。また、入力パケットのvalidフラグ501が有効で、接続ID504が一致してもカウント値503が不一致の場合は、データの取り込みができないので、この場合もstallフラグ502をセットする。なお、後述の動作例で説明するように、パケットを受信するか否かの判断において処理内容によってはカウント値を評価しなくてもよい。
データ送信部204は、バッファ202の出力パケット(信号線258)のvalidフラグ501を監視する。そして、validフラグ501が有効のときは、リングバス上にデータを出力できないので、接続されているデータ処理部103からのデータの出力を保留するためにstall信号254をセットする。一方で、validフラグ501が無効のときは、stall信号254をリセットする。
・接続されているデータ処理部103からデータの出力が可能である(valid信号256が有効の場合)。
・バッファ202の出力パケットのvalidフラグ501が無効である。
の両方が成立する場合、データ送信部204は、validフラグ501を有効、stallフラグ502を無効にして、カウント値503とレジスタに設定されている接続IDを付加してパケットを生成する。そして、セレクタ203を制御して、出力端子259よりこの生成したパケットをリングバス上に流す。パケット出力後、データ送信部204の保持するカウント値503はインクリメントされる。なお、後述の動作例で説明するように、カウント値を評価しない構成ではカウント値のインクリメントは行わなくてもよい。
(データ受信部)
図3(a)は、データ受信部201の概略構成を示すブロック図である。図3(a)に示すようにデータ受信部201は、受信IDレジスタ301、カウンタ302、比較部303、判定部304を有している。
比較部303は入力端子257より入力されるリングバス上のパケットのvalidフラグ501、接続ID504、カウント値503を監視する。そして、
・パケットのvalidフラグ501が有効である。
・パケットの接続ID504がレジスタ301に格納されている接続IDと一致する。
・パケットのカウント値503がカウンタ302の値と一致する。
の全てが成立する場合、valid信号251を有効にする。なお、出力端子252にはこのパケットのデータ部が出力される。また、比較部303はカウント値一致信号305とデータ処理完了検出信号306を判定部304に入力する。
比較部303は、validフラグ501が有効なパケットについて、このパケットの接続ID504(第1識別情報)がレジスタ301(第1格納手段)に格納されている接続ID504と一致した場合に、一致したことを示す信号(ID一致信号)を出力する。さらに、このパケットのカウント値503がカウンタ302の値と一致した場合に、一致したことを示す信号をカウント値一致信号として出力する。比較部303は入力パケット判定信号とカウント値一致信号を、信号線305を通して判定部304へ出力する。なお、入力パケット判定信号を出力する条件を満たした場合にだけ比較部303がカウント値一致信号305を出力するようにすればパケット判定信号を判定部304に出力する必要はない。
データ処理完了検出信号306は、後述するように、一連のデータ処理を完了して出力されたデータを受信したことを示す。
判定部304は入力パケット判定信号とカウント値一致信号305、接続されているデータ処理部103からのstall信号253より、データ処理部103がデータを取り込めたかどうかを判定する。そして、データを取り込めたと判定した場合は、信号線260を介して、バッファ202にデータの取り込みを通知し、バッファ202に格納されているパケットのvalidフラグ501をクリアし、パケットを無効化する。なお、データの分岐(複数データ処理部での使用)のため、このパケット無効化処理は、CPU等によってON/OFF可能となっている。
データ取り込み通知信号260はカウンタ302にも入力され、データを取り込めたと判定した場合、次のデータを取得するために、次のクロックサイクルでカウンタ302のカウント値をインクリメント(+1)する。一方、入力パケット判定信号とカウント値一致信号305及び接続されているデータ処理部103からのstall信号253より、取り込むべきデータが取り込めないと判定した場合はデータの受信を保留する。詳細には、受信部201が信号線260を介して、バッファ202にデータの保留を通知し、バッファ202に格納されているパケットのstallフラグ502をセットする。また、入力パケット判定信号とカウント値一致信号305より、取り込み対象パケットであるがデータの取り込み順序が合致しない場合も、受信部201が同様の保留処理をする。
さらに判定部304は、一連のデータ処理が完了したかどうかを、データ処理完了検出信号306と、接続されているデータ処理部103からのstall信号253より判定し、その判定結果を信号線263に出力する。
(データ送信部)
図3(b)は、データ送信部204の概略構成を示すブロック図である。図3(b)に示すようにデータ送信部204は、送信IDレジスタ401、カウンタ402、出力制御部403、パケット生成部404、パス設定部405を有する。
出力制御部403は、バッファ202の出力パケット(信号線258)のvalidフラグ501とstallフラグ502、接続ID504を監視する。validフラグ501が有効のときは、リングバスにデータを出力できないので、対のデータ処理部103のデータ出力を保留するためにstall信号254をセットする。一方で、validフラグ501が無効のときは、stall信号254をリセットする。
また、出力制御部403は、
・バッファ202の出力パケットのvalidフラグ501が有効かつstallフラグ502が保留を示していない。
・バッファ202の出力パケットの接続ID504がレジスタ401(第2格納手段)に格納されている接続ID(第2識別情報)と一致する。
の両方が成立した場合は、自身が出力したパケットが他のどのモジュールにも保留されずにリングバスを周回して戻ってきたと判定する。そして、パケット生成部404を介してセレクタ203を制御し、validフラグ501を無効にしてパケットを無効化する。この場合、データ処理部103のパケットを出力することが可能となるので、stall信号254をリセットする。なお、出力制御部403は後述するようにデータパスを切り換える場合にもstall信号254をセットする。
パケット生成部404は、接続されているデータ処理部103のvalid信号256を参照する。そして、データ処理部103からデータの出力が可能と判定した場合(valid信号256が有効の場合)、バッファ202の出力パケットが、
・その出力パケットのvalidフラグ501が無効である場合。
・データを抽出し終えて無効化するパケット(validフラグ501が有効かつstallフラグ502が保留を示していないときで、パケットの接続ID504がレジスタ401に格納されている接続IDと一致したパケット)の場合。
のいずれかの場合、validフラグ501を有効、stallフラグ502を無効にして、カウンタ402のカウント値とレジスタ401に設定されている接続IDとパス設定部405のパス識別子を付加してパケットを生成する。そして生成したパケットを、送信部204がセレクタ203を制御することで出力端子259からリングバス上に流す。そして、次のクロックサイクルでカウンタ402のカウント値をインクリメント(+1)する。なお、送信部204のカウンタ402とこの送信部のパケットを受信する受信部201のカウンタ302は、同期を取るため、データ転送開始前に同じ値に初期化される。
(データパスの設定)
パス設定部405のレジスタにアクセスしてこのレジスタの値を変更するデータ506のフォーマットを図4(b)に示す。なお、このデータ506を格納するパケットは図4(a)に示したとおりであるので説明は省略する。データタイプ701はデータ506の種別を示す、RWフラグ702はレジスタへのアクセスの種別が読み出しと書き込みのどちらであるかを示す、アドレス703はアクセス先を示す、データ704は読み出したデータあるいは書き込むデータである。なお、アドレス703は、モジュールの1つを特定できる情報であれば良い。なお、後述する、設定パス開始パケット(切換データ)に格納される設定パス開始データや、接続ID変更パケットに格納される接続ID変更データはデータ506のフォーマットを採用する。
次にデータパスを切り換える処理の概要を説明する。
接続ID等を変更するデータを転送するデータパスを設定パスとし、処理部にて処理するデータや処理部のレジスタの設定を変更するデータを送るデータパスをデータ処理パスとする。本実施例ではモジュールのパス設定部405のレジスタに“0”が格納されている時に、そのモジュールは設定モードで動作し、一方で、“1”が格納されている場合にデータ処理モードで動作する。なお、設定モードで動作するモジュールは入力されるパケットについてフィールド501−505の値を無視して常にフィールド506のデータを取り込む。
新しいデータ処理パス(データ処理パス2)を設定しようとする際に、データ処理パス(データ処理パス1)が実行中である場合には、データ処理パス1で処理させるデータの後に設定パス開始パケットを、システム制御部800が入力端子151から入力する。設定パス開始パケットはデータ処理パス1で処理中の各モジュールを設定パスに切り換えるためのパケットであって、データ処理モードの各モジュールのパス設定部405を変更して各モジュールを設定モードに変更する。
一方で、データ処理パス1が実行中である可能性がない場合(起動時に全てのモジュールを設定モードに初期化するようにした場合など)は設定パス開始パケットを流さずに設定パスを開始してよい。
設定パスでは、接続ID変更パケットを同じリングバスに接続されている全てのモジュールの通信部に送信する。接続ID変更パケットは、夫々のモジュールがデータ処理パス2を実行可能にするために、新しい接続IDを設定させるデータである接続ID変更データを格納する。そして、各モジュールは接続順(ブロードキャストの場合は接続ID変更パケットの受信順に相当する)に接続IDの変更処理をする。接続ID変更パケットはリングバスに接続された全てのモジュールを巡った後に入出力部101によってリングバスから出力される。
以下、データパスを切り換える処理の詳細を説明する。
処理部103が通信部102から取り込んだパケットのデータが設定パス開始データである場合、処理部103はstall信号254がリセット状態になると、設定パス開始データを、端子255を介して送信部204にそのまま出力する。そして、設定パス開始データがパス設定部405への書き込み(ライトアクセス)を示す場合、設定パス開始データをパケット生成部404がパケット化し端子262よりリングバスに出力する。さらに、その次のクロックサイクルでパケット生成部404はパス設定部405の設定値を、設定パスを示す値に書き換えるとともに、パス設定部405は設定値が変更されたことを示す信号をデータ処理終了検出部406に送る。データ処理終了検出部406は、設定値が“0”に変更されたことを示す信号がパス設定部405から入ると、出力制御部403に対してモジュールの状態が設定モードに切り換わったことを検出したことを出力する。さらに、出力制御部403は、データパスを切り換え中であることを受けて、254のstall信号をセットする。これにより、パス設定部405の設定を変更した設定パス開始データに続くパケットが通信部間を転送されることを抑制する。
なお、入出力部101からの入力を直接保留できる通信部102−1で、設定パス開始データを受け取った際にデータの入力を一時的に抑制するようにしてもよい。この場合、保留信号254によって入出力部101からの入力を保留した通信部102−1が再び設定パス開始データを他のモジュールから受信した場合に保留信号254をクリアする。再度受け取った設定パス開始データは通信部102−1が無効化するようにしてもよい。
設定パス開始パケットはデータ処理パス1を通って夫々のモジュールを設定モードに切り換える。そしてデータ処理パス1で用いる夫々のモジュールを通過した後に、入出力部101にてこのパケットは排出される。
入出力部101からの入力を保留できる通信部102−1において、比較部303は取り込むべき接続IDを検出して設定パス開始パケット取り込む。そして、通信部102−1の比較部303はデータ処理完了検出信号306を判定部304に出力する。この設定パス開始パケットが入出力部101に取り込み可能と判定された場合、比較部303は一連のデータ処理が完了したことを263の信号により判定し、送信部204へと入力する。この信号はデータ処理終了検出部406へと入力され、このパケットに後続するデータの転送をブロックしていた出力制御部403からのstall信号254をリセットする。なお、出力制御部403がパケット生成部404のパケット生成(自身のモジュールの出力)を抑制する処理は、例えば出力制御部403にある値を設定したモジュールで実施するようにしてもよい。
次に設定パスにおいて、データ処理パス2を設定する処理について説明する。データ処理パス2を実現するためには、設定パスで各モジュールのレジスタの設定(受信IDレジスタ301、カウンタ302、送信IDレジスタ401、カウンタ402、など)をデータ処理パス2に対応する値に変更する必要がある。設定パスは、所望のデータ処理順序を実現するために、通信可能な通信部の夫々で処理される必要がある。設定パスをレジスタ設定専用のデータパスとして利用を限定する場合には、必ずしも処理部103が接続ID変更パケットの格納する接続ID変更データを取り込む必要はない。この場合、接続ID変更パケットは、stall信号254によって通信部間のパケットの転送を抑制されない。一方で、各モジュールの処理部103が接続IDの変更をする場合は、stall信号254をクリアするように受信部から信号線263を介して指示を出す必要がある。
受信部201と送信部204は、接続ID変更データを参照して夫々が有するレジスタを更新する。そして、処理モジュールは設定パスであるので、送信部204は接続ID変更パケットの格納する値を変更せずにそのままセレクタ203を制御して端子259へ出力する。そして、次のクロックサイクルでパケット生成部404はパス設定部405の設定値を、データ処理モードを示す値に書き換え、さらにstall信号254をクリアする。
パス設定部405へのライトアクセスをするパケットを処理する際に、パケット生成部404がパス設定部405の設定値をデータ処理モードに書き換える処理してもよい。その場合でも、書き換え後の値が反映された処理を開始できるのは、(ライトアクセスの)次のクロックサイクルからとなる。
接続ID変更パケットは入出力部101に接続されている通信部102−1からリングバスへ出力され、その他全ての通信部102にて処理され、リングバスを1周して戻ってきたらデータ入出力部101から出力されるとする。
前述したように、設定パス開始パケットにより各モジュールが設定されると、処理中のデータ処理パス1のデータが残っていたとしても、各モジュールはデータ処理パス2の設定が完了するまでパケットの転送をブロックする。そのために、設定パスの接続ID変更パケットが、先行するデータ処理パス1のデータ処理に影響しない。
データ処理パス2では、設定パスで設定した接続ID及びカウント値に基づいて、データ処理パス2に対応する一連の処理を実現する。以上の手順により、データ処理部103を任意の順番で用いて一連のデータ処理を行うことができる。更に別のデータ処理パス3の処理を行う場合は、同様にして、設定パス開始パケットを流してから、設定パスにおいて接続ID変更パケットを用いて夫々の処理モジュールのレジスタの設定をデータ処理パス3に対応するように設定する。
なお、設定パスからデータ処理パス2に切り換える場合には、前述した出力制御部403によるブロックは必ずしも必要ではない。すなわち、接続ID変更パケットに続けてくようにデータ処理パス2で処理させるデータを入出力部101から入力してもよい。これは、接続ID変更パケットが他のパケットに追い越されることがないためである。また、接続ID変更パケットが通過したモジュールでは、通過した次のクロックサイクルで、データ処理パス2のデータ転送が行われるための設定(接続ID、カウント値及びレジスタの対応)が完了しているためである。よって、ブロックせずに転送を開始しても破綻することはない。
一方で、データ処理パス1から設定パスに切り換える場合には、データ処理パス1を実現しているレジスタの設定(接続IDやカウンタ値)を、設定パスにおける接続ID変更データが変更する可能性がある。従って、データ処理パス1の処理を完了したあとに設定パスでの接続ID変更データを転送していく必要がある。
図5は、データ処理部820を有するデータ処理装置の概略構成を示す。
システム制御部800は、演算制御用のCPU801、固定データやプログラムを格納するROM802、データの一時保存やプログラムのロードに使用されるRAM803および、外部データを保持する外部記憶装置804を有する。RAM803はSRAMやDRAMのように多種であってもよいし、複数あってもよい。また、その一部がCPU801の内部で機能してもよい。
データ入力部810は、処理すべきデータをシステム外部より取り込む。たとえばイメージスキャナおよびA/D変換器などのデバイスを有する画像読み込み装置や、マイクおよびA/D変換などのデバイスを有する音声入力装置などであってもよい。
データ出力部830は、データ処理装置によって処理されたデータを外部に出力する。例えば、画像データを印字ドットパターンに変換して出力するプリンタデバイスを含む画像出力装置や、音声データをD/A変換器等を通して出力する音声出力装置などである。データ入力部810において入力されたデータは、システム制御部に送られてCPU801で処理されてもよいし、そのままRAM803や外部記憶装置804に一時記録されてもよい。よって、データ処理部820は、データ入力部810からの入力データを直接受け取って処理を行っても、システム制御部800からの指示ならびにデータ供給によって処理を行ってもよい。
また、データ処理部820の出力は、再度システム制御部800に送られても、また、直接データ出力部830に送られてもよい。
データ処理部820はシステム制御部800の制御によって、様々なデータ処理内容を設定され、供給される処理データについて設定された処理内容に応じた処理を実行し、処理したデータを出力する。
なお、システム制御部800がデータ処理部820に対して、前述の設定パス開始データや接続ID変更データを送信する。ここで、CPU801がデータ処理部820に実行させる処理に応じた接続ID変更データをデータ処理部820に送信する。
次に図5の構成を用いて、ユーザやアプリケーションによってデータ処理パス1(第1データ処理パス)で処理する状態からデータ処理パス2(第2データ処理パス)で処理する状態にデータ処理部820が切り換えられようとする場合の概略を説明する。まず、システム制御部800はデータ処理パス1で処理すべきデータをデータ入力部810から入力し続けているか、データ処理パス1で処理すべきデータがRAM803に残っているかを確かめる。データ処理パス1で処理すべきデータが入力中、又は残存している場合はCPUが設定パス開始データをデータ処理パス1の最後に処理されるように、RAM803に登録する。一方で、データ処理パス1で処理すべきデータが入力中ではない、又は、残存していない場合はデータ処理部820に設定パス開始データを送信する。
システム制御部800は設定パス開始データをRAM803に登録又はデータ処理部に送信し終えると、次に接続ID変更データを発行する。
外部記憶装置804はデータ処理部820に処理させる内容と、その処理させる内容に対応する接続ID変更データを予め格納している。又は、外部記憶装置804は細分化された代表的な処理について接続ID変更データの一部が格納しており、CPU801が処理内容を解析して、データ処理部820に処理させたい処理に応じて接続ID変更データを作成するようにしてもよい。システム制御部800は、RAM803に設定パス開始データが残っている場合は、接続ID変更データを設定パス開始データの次にデータ処理部820に送信するデータとして登録する。一方で、RAM803に接続ID変更データが残っていない場合はデータ処理部820に設定パス開始データを送信する。システム制御部800は、設定パス開始データを登録又は送信し終えると、データ処理パス2で処理させるデータをデータ入力部810が入力することを許可する。
以上のように説明した構成を用いることで、全ての処理モジュールでデータ処理パス2の設定が完了していなくても、先行するデータ処理パス1と衝突することのなくデータ処理パス2で処理させるデータを入力するタイミングを保証できる。れにより、効率的なデータパスの切り換えを実現し、切り換えた後のデータパスの処理を開始するタイミングも早めることができる。また、接続IDの設定を変更する等の、先行するデータパスに影響を与える可能性のある処理を行ったとしても、パス設定部405の設定を切り換えるデータ(設定パス開始データ)を先頭にすればよい。これにより、入力端子151からデータを入力する装置側ではデータ処理装置内部での処理状態を意識する必要なく連続したデータ処理が可能になる。
また、本実施例の画像処理装置ではモジュール間のデータ転送の対応関係を集中管理する必要がないため、特許文献1の技術に比べて配線の数を減らすことができる。特許文献1の技術では宛先情報を付加してデータを転送することでデータパスを実現しているが、モジュール間のデータ転送の対応関係がテーブルにより集中管理されるため、モジュール数の増加につれて管理が複雑になるばかりでなく、配線が多くなる。
また、本実施例の画像処理装置ではモジュールを一度にリセットする必要が無いので、データを処理中のモジュールがあっても他のモジュールの設定を変更できるため、特許文献2の技術より切り換え処理が効率的に行える。特許文献2の技術では、各モジュールにモジュールのIDを設定するレジスタと該レジスタが設定されたかを示すフラグを設けている。そして、マスターとなったモジュールよりID設定命令を発行することでデータパスの切り換えが実現される。しかし、ID設定命令により、該フラグがセットされたモジュールは、続いて受信したID設定命令を処理せずに後段のモジュールへとスルーする。そのため、IDを上書きするために、フラグを無効化するために全てのモジュールを一度にリセットする必要がある。
また、データ処理部103に接続される通信部102について、図2に示す信号線263のように、受信部と送信部間で一連のデータ処理が完了したことを通知する信号線は省いても良い。また、受信部601では一連のデータ処理が完了したことを判定する回路、送信部602ではデータ処理終了検出部などは省略してよく、データを転送する機能に限定した構成であってかまわない。全ての通信部102が同じ構成であっても、データ入出力部101の接続されている通信部のアドレスを他の通信部と異ならせることで、データ入出力部101からのデータのみを保留することができる。
<実施例2>
図6(a)は、本発明の実施例2におけるデータ処理装置の構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では実施例1と同一機能を有する構成や工程には同一符号を付すとともに、構成的、機能的にかわらないものについてはその説明を省略する。図に示すように実施例2のデータ処理部820は、データ入力部901、データ出力部902、データ入力部901に接続している通信部903、データ出力部に接続している通信部904を有している。
本実施例では、データ入力部901とデータ出力部902が異なるモジュールに配置されたものである。データ入力部901、データ出力部902の動作は、実施例1に示したデータ入出力部101の動作の入力側と出力側を分離した動作となる。
通信部903および通信部904は、通信部102と同様の構成であるが、データ出力部902の接続された通信部904の受信部が信号線910を介して判定部304の信号263を、データ入力部901の通信部903の送信部204へ送信する。このようにして、データ出力部902が接続された通信部904から、データ入力部901が接続された通信部903に対して、一連のデータ処理が完了したことを通知する信号910が入力される。このとき、信号910を生成するデータ出力部902の接続された通信部904の受信部では、通信部903のパス設定部405を指定するアドレスにより一連のデータ処理が完了したかどうかの判定を行う。
以上説明したように、入力側の通信部903と出力側の通信部904とでパス設定部405を指定するアドレスを対応付けて夫々に保持させる。このアドレスを参照することで、通信部904で指定されたパス設定部405の設定を切り換えたデータを検出し、一連のデータ処理が完了したかどうかを判定できる。これにより、データパスの入力と出力となるモジュールが分かれていた場合であっても、切り換え前と切り換え後の2つのデータ処理パスの処理が互いに影響することなく処理されることが保証される。
なお、データ入力部901の接続された通信部903の受信部およびデータ出力部902の接続された通信部の904の送信部はそれぞれ省略してもよい。
<実施例3>
図6(b)は、本発明の実施例3におけるデータ処理装置の概略構成を示すブロック図である。なお、以下の説明では実施例1、2と同一機能を有する構成や工程には同一符号を付すとともに、構成的、機能的にかわらないものについてはその説明を省略する。
図に示すように実施例2のデータ処理部820は、入出力部に接続された通信部1002と、データ処理部103に接続された通信部1003を有する。1002と1003の通信部は共に第1の実施例で示した102の制御部と同様にパケットを転送する機能を備えている。異なる部分は、図7(a)における1101のデータ処理検出部の動作と、図7(b)における1201のパケット生成部の動作である。これらの動作の異なる部分について説明する。
まず、データ処理終了検出部1101の動作について説明する。図7(a)は、入出力部101に接続された通信部1002の一構成例を示すブロック図である。通信部1002は、複数のデータ処理終了信号1001を入力とするデータ処理終了検出部1101を備える。データ処理終了信号1001は、後述するように、このモジュールによる一連のデータ処理の状態を通知する信号である。データ処理終了検出部1101は、この複数のデータ処理終了信号1001から出力制御部403へ出力する信号を生成する。複数のデータ処理終了信号1001をどのように有効にするかは、レジスタにより設定可能とする。たとえば利用順で最後のモジュールからの信号1001を有効としても良いし、利用順で最後のモジュールでなくとも、ブロックを解除してもデータパスに影響ないと保証できる位置にあるモジュールとしてもよい。あるいは、複数のモジュールを指定し、その全てのモジュールの終了を検出したことでブロックを解除してもよい。
続いて、パケット生成部1201の動作について説明する。図7(b)は、処理部103に接続された通信部1003の一構成例を示すブロック図である。処理部103に接続された通信部1003のパケット生成部1201では、パケット生成部404の機能に加えて、データ処理終了信号1001を生成する。データ処理終了信号1001は、このモジュールのデータ処理部103にて一連のデータ処理が完了したことを表し、図4(c)に示したフラグ705にてデータ処理部103から通知されたことでデータ処理完了とする。あるいは、パス設定部405の設定を切り換える設定パス開始データや接続ID変更データのように、特定のビットパターンを持つデータを検出することによりデータ処理完了としてもよい。
なお、データ処理終了検出部1101に入力される複数のデータ処理終了信号1001のうち1つを、本発明の第1の実施例における受信部201から入力される信号263としてもよい。あるいは、図7(a)のパケット生成部を1201として、モジュール内部にて接続してもよい。
データ処理終了検出部1101と、パス設定部405の設定切り換え手順について説明する。設定を切り換えるためには、異なるレジスタにアクセスする必要があるため、入力端子255から設定するデータを受けるタイミングは最短でも1サイクルの遅れが生じる。データ処理終了検出部1101の設定を先に行う場合には、前述したようにパス設定部のブロック解除の判定が変更されてしまうため、変更を実際に有効にするタイミングを、前回の設定におけるブロック解除のタイミングとする。一方、パス設定部405の切り換えを先に行う場合には、後続のデータをブロックするため、データ処理終了検出部の設定を切り換えるデータが入力端子255から入力されるタイミングでは先行するデータパスに影響を与えることなく設定が可能となる。これらの手順は、どちらか一方に選択して制御側での規約として利用が保証されてもよいし、例えば互いの設定切り換えデータのカウンタを備えるなどして動的に制御が切り換えられてもよい。
以上説明したように、データパスを切り換える際に先行するデータパスにおける特定のモジュールの処理終了状態をもとにして、後続するデータパスのパケットの転送開始を保証する。これによって、先行するデータパスの処理に影響を与えないタイミングで後続するデータパスの処理を開始することができる。特定のモジュールの終了状態をもとに後続のパケット転送を開始することで、モジュール数が増加するにつれて増加するデータパス切り換え時のオーバーヘッドを短くすることが可能となる。
上述の実施例では、各モジュールを設定モードにすると、各モジュールは入力されるパケットについてフィールド501−505の値を無視して常にフィールド506のデータを取り込むとしている。しかし、各モジュールの通信部102の受信IDレジスタ301と送信IDレジスタ401とに複数のデータパスに対応する夫々のIDを登録すれば、入力するパケットがどのデータパスに属するかに応じた処理ができる。ここで、通信部102−1がデータ処理部820に入力するデータをパケット化する際にパスIDを設定し、例えば、通信部102はパスIDが“0”の場合にデータ処理パス1を、パスIDが“1”の場合にデータ処理パス2を設定するようにする。これにより、各モジュールの通信部102に設定されているデータパスの範囲で切り換えるならば、接続IDを書き換えるパケットを各モジュールに入力する必要は無くなる。
以上の構成によるデータパスの切り換え処理(データ処理パス1⇒データ処理パス2)を順に説明する。まず、システム制御部800が、通信部102−1のパス設定部405へのライトアクセスのコマンドを格納する設定パス開始データをデータ処理部820に入力する。通信部102−1は入力されたライトアクセスのコマンドに応じてパス設定部405のレジスタを“1”に設定する(デフォルトは“0”)。
続いて、入出力部101からデータ処理パス2で処理させるデータ(パケット)の転送が開始される。通信部102−1はパス設定部405に“1”が設定されているのでパケットのパスID505に“1”を付加する、その他の通信部はパスID505として“1”が付加されているパケットをデータ処理パス2で処理する。通信部102に設定されている範囲内でデータパスを切り換える場合であることを入力モジュールが識別し、設定パス開始データに基づいて入力モジュールだけを設定するようにしても良い。その場合システム制御部800がテーブル等に入力モジュールに設定されているデータパスに対応するパスIDを格納し、切り換える際に格納しているパスIDと重複しないパスIDを設定パス開始データに付加すればよい。 上述の実施例で用いたデータ処理装置の各部の概略構成図は、回路や機能手段の接続関係を説明するためのものであって、各構成の位置関係を制限するものではない。
また、前述の各実施例の処理は、複数のハードウェアとソフトウエアの協同によって実現するようにしてもよい。この場合、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をコンピュータ等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することで実現できる。
また、本発明は前述した実施例の機能をコンピュータに実現させるプログラムを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによって実現してもよい。

Claims (11)

  1. リング状に接続されている複数の処理モジュールに入力手段からデータを入力し、当該データを前記複数の処理モジュールの夫々が一方向に転送するデータ処理装置であって、
    前記処理モジュールは、
    前記複数の処理モジュールが設定された順番で処理を行うようにデータを転送する第1データ処理パスと、前記複数の処理モジュールが接続された順番で処理を行うようにデータを転送する設定パスとを実現する通信手段と、
    前記通信手段の受信したデータを処理して、前記通信手段に出力する処理手段とを有し、
    前記通信手段は、前記複数の処理モジュールを前記第1データ処理パスで処理る状態から前記設定パスで処理の順番を設定する状態へ切り換える場合に、前記第1データ処理パスから前記設定パスに切り換えるための切換データを前記第1データ処理パスで処理させることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記通信手段の1つは、前記入力手段からの入力を保留させる信号を当該入力手段に送信する保留手段を有し、前記切換データを前記入力手段から受信した場合に、前記保留手段が前記切換データに続くデータを保留することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記入力手段からの入力を保留させている保留手段を有する通信手段が、前記切換データを他の通信手段から受信した場合に、前記保留手段による保留を解除することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記入力手段は、前記切換データを前記通信手段から受信した場合に、前記複数の処理モジュールの通信手段の夫々の設定を、第2データ処理パスを実行可能な設定に変更する変更データを前記通信手段へ入力することを特徴とする請求項2又は3に記載のデータ処理装置。
  5. 前記変更データは前記第2データ処理パスを設定した後、前記設定パスから前記第2データ処理パスに切り換えることを特徴とする請求項4に記載のデータ処理装置。
  6. 前記複数のモジュールで処理を完了したデータを外部に出力する出力手段を更に有し、前記出力手段にデータを送信するモジュールは、前記切換データを受信した際に、前記入力手段からの入力を保留させているモジュールに通知信号を送信し、前記入力手段からの入力を保留させているモジュールは、前記通知信号に応じて前記保留を解除することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記通信手段は、前記処理手段の出力するデータに、順序を示すカウント値とデータを処理する順番を示す識別情報をデータに付加すること
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記カウント値およびデータを処理する順番を示す識別情報は、レジスタにより設定可能であること
    を特徴とする請求項7に記載のデータ処理装置。
  9. 記入力手段は、
    入力するデータをどのデータ処理パスで処理させるかを識別するパス識別子を付加することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  10. リング状に接続されている複数の処理モジュールに入力手段からデータを入力し、当該データを前記複数の処理モジュールの夫々が一方向に転送するデータ処理装置におけるデータ処理方法であって、
    前記処理モジュールは、
    前記複数の処理モジュールが設定された順番で処理を行うようにデータを転送する第1データ処理パスと、前記複数の処理モジュールが接続された順番で処理を行うようにデータを転送する設定パスとを実現する通信工程と、
    前記処理モジュールが、前記通信工程で受信したデータを処理して出力する処理工程と、
    前記複数の処理モジュールを前記第1データ処理パスで処理る状態から前記設定パスで処理る状態へ切り換える場合に、前記設定パスで処理する状態に切り換える切換データを前記第1データ処理パスで処理させる切換工程とを有することを特徴とするデータ処理方法。
  11. リング状に接続されている複数の処理モジュールに入力手段からデータを入力し、当該データを前記複数の処理モジュールの夫々が一方向に転送するデータ処理装置を制御するコンピュータを、
    前記複数の処理モジュールが設定された順番で処理を行うようにデータを転送する第1データ処理パスと、前記複数の処理モジュールが接続された順番で処理を行うようにデータを転送する設定パスとを実現する通信手段と、
    前記通信手段の受信したデータを処理して、前記通信手段に出力する処理手段と、
    前記複数の処理モジュールを前記第1データ処理パスで処理る状態から前記設定パスで処理る状態へ切り換える場合に、前記設定パスで処理する状態に切り換える切換データを前記第1データ処理パスで処理させる切換手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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