JP5361042B2 - ロープ振れ検出装置を備えるエレベータ - Google Patents

ロープ振れ検出装置を備えるエレベータ Download PDF

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本発明は、乗籠と釣合錘との間に接続されるロープが一定の振れ幅以上で振れたことを検出するロープ振れ検出装置を備えるエレベータに関する。
エレベータは、乗籠と釣合錘との間に接続されるロープとして、メインロープとコンペンロープとを有している。メインロープは、乗籠と釣合錘とを昇降路内に吊下げるためのものであり、コンペンロープは、乗籠側のメインロープの重量と釣合錘側のメインロープの重量との差を相殺するためのものである。
高層ビルに据付けられるエレベータのメインロープおよびコンペンロープは、非常に長くなるので、その固有振動数は、建物の固有振動数に近づく、あるいは一致することがある。特に、建物が強風や地震によって揺れると、これに伴ってこれらのロープも揺れる。ロープ自体が長いので、その振幅も大きく、ロープが昇降路内の機器や内壁に衝突したり絡まったりするおそれがある。
ロープの揺れを抑えるためのロープ振れ止め装置を備えるエレベータが、特許文献1に開示されている。このロープ振れ止め装置は、釣合錘が移動する区間に設けられ、釣合錘が十分に通過する幅でメインロープおよびコンペンロープを挟むように配置されたフレームを有している。フレームの外表面には、絶縁性部材の外層と導電性部材の内層とが形成されている。鉛直方向に配置される2つのロープ振れ止め装置のフレームの内層の間に絶縁抵抗計測器が接続されている。
強風や地震によって建物が揺れ、繰り返しメインロープまたはコンペンロープが擦れることによって外層が磨耗すると、メインロープまたはコンペンロープが内層と接するようになる。同時に複数のフレームの内層が露出するようになると、絶縁抵抗計測器によって導通状態が検出される。これにより、フレームの交換時期を検出している。
また、地震が発生した場合にエレベータを停止させるか否か、あるいは最寄の階床まで移動して停止するかなどの判断は、エレベータの機械室やピットに設置された加速度センサ(地震感知器)の出力信号の検出レベルに応じて行われている。
特開2003−276965号公報
しかし、強風や地震などによる建物の揺れにつられてロープが揺れ動くことは、特許文献1に記載されたロープ振れ止め装置で抑制されるとしても、エレベータの運行上好ましくない。つまり、特許文献1に記載されたロープ振れ止め装置は、ロープの揺れを抑制するものの、ロープが揺れているという事象を検出するものではない。
また、高層ビルは、長周期地震動や強風によって、建物全体が1次の固有振動数で揺れる場合もある。地震検知器に用いられるような加速度センサは、人が揺れを感じる程度に大きい30ガル以上の加速度を検出できるが、これよりも小さい加速度を検出できない場合がある。高層ビルがゆっくりとした長周期の固有振動で揺れる場合、その振動周期は、メインロープやコンペンロープの固有振動数に近い、ときには一致することもある。そのような場合、メインロープやコンペンロープは、高層ビルのエレベータになるほど長いため、振動周期の長い揺れによって生じる振幅も、加速度の大きい地震によって生じる振幅に比べて、大きい。
したがって、固有振動数に近い高層ビルの長周期振動を検出するためには、加速度や速度を積分演算することによって変位を求める検出器、ペンデュラム方式の変位計、赤外線やレーザーを用いた光学式変位計などを加速度センサとは別に設ける必要がある。さらに、メインロープやコンペンロープの揺れは、乗籠や釣合錘の移動速度および位置、ロープに掛かっている張力などによって変化する。
エレベータの安全な運行のためには、メインロープやコンペンロープの振れ具合を把握する必要がある。しかし、上述のとおり、ロープに振れを生じさせる外乱因子となるものが、建物をゆっくりと揺らす強風によるものなのか、建物をランダムにかつ小刻みに揺らす地震によるものなのかによって、外乱因子を検出するためのセンサは異なる。いずれにも対応できるようにするためには、さまざまな検出器が必要となり、コストが掛かるだけでなく、エレベータのシステムそのものが複雑になってしまう。
そこで、本発明は、乗籠および釣合錘に接続されるロープの振れを、外乱因子の種類によらない少ない構成で検出するロープ振れ検出装置を備えるエレベータを提供することを目的とする。
本発明に係るエレベータは、乗籠から釣合錘の間に接続されたロープの近傍に設置されるロープ振れ検出装置を複数台備える。それぞれのロープ振れ検出装置は、ローラと支持部と検出部と管制装置とを備える。ローラは、ロープが規定以上の振幅で揺れた場合にこのロープと接触して揺れを抑制するとともに乗籠及び釣合錘が運行される際にロープが移動する方向へ回転可能である。支持部は、ローラをロープの揺れる方向に変位可能に保持する。検出部は、ローラの軸の変位を検出する。管制装置は、ローラの軸の変位を検出したことを出力する検出部の信号に基づいて、乗籠を停止させる。この管制装置は、全てのロープ触れ検出装置の検出部から出力される信号の2つ以上を一定時間の間に受信した場合に、乗籠を停止させる。
この場合、信号の2つ以上を一定時間の間に受信したときに乗籠が走行中であった場合、管制装置は、乗籠をその走行方向における停止可能な最寄りの階に停留させる。また管制装置は、検出部が最後に信号を出力してから一定時間以上が経過しても次の信号を検出しなかった場合に、停止させている乗籠を移動可能にする。
また、このエレベータは、ロープ振れ検出装置の検出部として、ローラの軸の第1の変位量を検出する第1検出部と、第1の変位量よりも変位が大きいローラの軸の第2の変位量を検出する第2検出部とを備える。そして、管制装置は、第1検出部が出力する第1検出信号を検出して乗籠を停止させた場合は、第1検出信号を検出してから一定時間の間に繰り返し検出されなかったことを条件に乗籠を通常運行状態に復帰させ、第2検出部が出力する第2検出信号を検出して乗籠を停止させた場合は、乗籠を通常運行状態に復帰させない。
また、当該エレベータと同じ機能を有するエレベータが同じ建物中に複数台設置される場合、管制装置は、当該エレベータに対して少なくとも1台の他のエレベータの管制装置と連携し、他のエレベータのロープ振れ検出装置の検出部から出力された信号に基づいて、当該エレベータの乗籠を停止させてもよい。
この場合、管制装置は、他のエレベータのロープ振れ検出装置の検出部から出力された信号を受信したときに走行中の乗籠をその走行方向における停止可能な最寄りの階に停留させる。
そして、ローラは、ロープが移動する方向および揺れを生じる方向に対して直交する向きに配置するとよい。または、ロープ振れ検出装置は、ローラとともにロープを囲う井桁状に配置される補助ローラを備える。
また、ローラにロープが衝突したときのエネルギーを吸収し、ロープに加わる揺れ戻の反発力を軽減するダンパーをさらに備える。
本発明に係るエレベータは、ロープ接触部の変位を検出するという簡単な構造のロープ振れ検出装置によって、ロープが揺れていることを知ることができる。つまりロープの揺れを誘発する建物自体の揺れやその外乱因子を検知するのではなく、エレベータが設置された建物に対してロープの相対的な変位を検出する。簡単な構成であるため、エレベータの運転を制御する管制装置と連携させやすく、安全なエレベータのシステムを構築しやすい。
本発明に係る第1の実施形態のエレベータは、図1から図13を参照して説明する。エレベータ1は、図1に示すように、昇降路2の上部に機械室101を有し、下部にピット102を有している。機械室101には、巻上機3が設置されている。ピット102には、コンペンシーブ4やバッファが配置される。巻上機3にはメインシーブ3Aが取り付けられている。乗籠5はメインシーブ3Aに巻き掛けられた複数本のメインロープ6の一端に接続され、釣合錘7は逸らせシーブ3Bでオフセットされたメインロープ6の他端に接続されている。メインロープ6が移動することによって生じる重量の移動を相殺するために、コンペンロープ8は乗籠5と釣合錘7の下部に接続されコンペンシーブ4に巻き掛けられている。メインロープ6とコンペンロープ8とは、乗籠5から釣合錘7の間に接続されたロープである。
このエレベータ1は、図1に示すように、機械室101と昇降路2とピット102のそれぞれにロープ振れ検出装置10を備えている。機械室101に設置されるロープ振れ検出装置10は、メインシーブ3Aと乗籠5の間のメインロープ6、および、逸らせシーブ3Bと釣合錘7との間のメインロープ6をそれぞれ取り囲むように設けられている。このロープ振れ検出装置10の詳細は、図2から図4に示す。昇降路2に設置されるロープ振れ検出装置10は、釣合錘7が移動する経路Wを取り囲むように設けられている。このロープ振れ検出装置10の詳細は、図5から図7に示す。ピット102に設置されるロープ振れ検出装置10は、コンペンシーブ4に巻き掛けられたコンペンロープ8の釣合錘7側および乗籠5側でコンペンロープ8を取り囲むように設けられている。このロープ振れ検出装置10の詳細は、図8から図11に示す。
まず、機械室101に設置されるロープ振れ検出装置10について、図2から図4を参照して説明する。図2に示すロープ振れ検出装置10は、ローラ11と、シャフト12と、支持部13と、検出部14と、ダンパー15と、ベース16とを備える。
ローラ11は、メインロープ6が許容される以上の振幅で振れた場合にそのメインロープ6と接触する位置に位置決めされたロープ接触部の一形態である。メインロープ6との接触時の衝撃を緩和させ、かつ、衝突音を緩和させるため、ローラ11の外周表面は、例えば耐久性に優れたウレタンゴムで形成される。図3に示すように、メインロープ6は、複数本、本実施形態では9本が1列に並んだ状態である。ローラ11は、このメインロープ6の列に対して平行に、かつ、この列を中心とする面対称に一対設けられている。また、ローラ11は、ベアリング等を介してシャフト12に対して組み付けられており、移動するメインロープ6が接触したときにその接触抵抗をいなすように両方向へ回転可能である。
シャフト12は、端部それぞれに固定金具121が取り付けられている。支持部13は、メインロープ6およびローラ11に対して直交する方向に長い小判型の長孔131を有している。シャフト12は、ローラ11の端部と固定金具121との間の部分が長孔131に通されている。したがって、ローラ11は、メインロープ6が移動する方向および揺れを生じる方向に対して直交する方向に配置され、メインロープ6の揺れる方向に変位可能に、支持部13によって保持されることとなる。
検出部14は、メインロープ6が揺れて接触したときに生じるローラ11の変位を検出するために、メインロープ6の列と反対側の固定金具121の側面に作動子を当接させた、いわゆるリミットスイッチである。検出部14は、1つのローラ11のそれぞれ端部に1つずつ、1台のロープ振れ検出装置10に全部で4つ設けられている。
ダンパー15は、基端151が支持部13の基部132に固定され、先端152が固定金具121に連結される。支持部13は、それぞれベース16に固定されている。ベース16は、いわゆる軽溝形鋼のような構造材であり、機械室101の床に据え付けられている。
以上のように構成されたロープ振れ検出装置10は、メインロープ6に揺れが生じていない場合、図2に示すように、メインロープ6から離れた位置にローラ11を保持している。メインロープ6は、メインシーブ3A、逸らせシーブ3B、乗籠5、釣合錘7によって建物に対して保持された状態であり、それ以外の箇所は離れて浮いている。
地震が発生して建物がゆすられた場合、あるいは、強風が吹き付けられたことによって建物が揺れた場合、この建物に対して浮いている部分のメインロープ6が、建物の動きに後れて動くこととなる。その結果、メインロープ6は揺れて、その揺れ幅が規定の振幅を超えた場合に、ローラ11に接触する。メインロープ6の揺れが大きく、ローラ11を押し遣る力が加わると、図4に示すように、ローラ11とシャフト12および固定金具121が長孔131に沿って移動する。固定金具121を支持するダンパー15は、荷重を吸収しながら収縮することで、メインロープ6に加わる揺れ戻りの反発力を軽減する。ローラ11の移動量は、長孔131によって制限されている。
また、固定金具121はローラ11にともなって移動する。検出部14は、固定金具121によって作動子141を操作され、図4に示すようにローラ11が変位したことを間接的に検出する。検出部14は、例えばリミッタスイッチであって、一定の変位が作動子141に加わったことによって、変位があったことを示す信号を出力する。この実施形態では、第1の変位量が加わったときに第1検出信号を出力し、第1の変位量よりも大きい第2の変位量が加わったときに第2検出信号を出力する2接点出力形の検出部14を採用している。
なお、2接点出力形の検出部14は、2つの検出部で置き換えることも可能である。その場合、第1の変位量を検出する位置に第1検出部を取り付け、第1の変位量よりも大きい第2の変位量を検出する位置に第2検出部を取り付けて、第1検出信号と第2検出信号を各々から出力させる。
次に、昇降路2に設置されるロープ振れ検出装置10について、図5から図7を参照して説明する。昇降路2に設置されるロープ振れ検出装置10は、先にも説明したように釣合錘7が移動する経路Wを囲うように設置される。したがって、ロープ振れ検出装置10は、釣合錘7が下に位置する間は、メインロープ6の振れを検出し、釣合錘7が上に位置する間はコンペンロープ8の振れを検出することとなる。このロープ振れ検出装置10は、昇降路2中に約10〜20mの間隔で複数配置される。
本実施形態では、図5に示すように、ロープ振れ検出装置10は、釣合錘7のガイドレール71に組み付けられている。このロープ振れ検出装置10は、ローラ11とシャフト12と支持部13と検出部14とダンパー15とを備えている。
ローラ11は、釣合錘7が通過できる十分な隙間を空けて、釣合錘7が移動する経路Wを挟むように配置され、ガイドレール71にそれぞれ固定された支持部13の間に渡される。ローラ11は、具体的には、経路Wから30mm程度のクリアランスが設けられた位置に配置される。
ローラ11は、ベアリングを介してシャフト12に外挿されている。シャフト12は、ローラ11の端部から露出しており、支持部13に設けられた長孔131に通されている。長孔131は、メインロープ6およびコンペンロープ8が揺れを生じる方向に沿って長く開けられている。ローラ11は、メインロープ6およびコンペンロープ8が移動する方向および揺れを生じる方向に対して直交する方向に配置されている。
支持部13は、いわゆるL形鋼材のブラケットであり、クリップ72によってガイドレール71に固定されている。本実施形態では、支持部13は、ガイドレール71に直接取り付けられている。支持部13は、昇降路2から延びるサポートに固定されてもよい。検出部14は、図6に示すように、作動子141をシャフト12の端部に接触させた状態で、支持部13に固定されている。
ダンパー15は、図6に示すように、検出部14に隣り合って取り付けられており、支持部13の長孔131を通り抜けたシャフト12の端部を保持している。本実施形態において、ダンパー15は、二トリルゴムやウレタンゴムや天然ゴムなど、ショアーA硬度で45〜60の弾力性の部材を用いている。ダンパー15は、図6に示すように経路Wへ寄せた長孔131の片側にシャフト12を押し当てるように設けている。ダンパー15は、長孔131の間に位置するように両側からシャフト12を挟むように配置してもよい。
メインロープ6およびコンペンロープ8が振れて、図7に示すように、ローラ11に衝突すると、シャフト12の端部がダンパー15を扁平させるとともに、検出部14の作動子141を操作する。検出部14は、2接点出力形の検出部であり、作動子141を操作された量が第1の変位量を超えると第1の検出信号を出力し、第1の変位量よりも大きい第2の変位量を超えると第2の検出信号を出力する。なお、この検出部14もまた機械室101のロープ振れ検出装置10と同様に2つの検出部で置き換えることができる。
ピット102に設置されるロープ振れ検出装置10について、図8から図11を参照して説明する。図8に示すロープ振れ検出装置10は、ローラ11と、シャフト12と、支持部13と、検出部14と、ダンパー15と、補助ローラ17とを備える。ローラ11は、コンペンロープ8が許容される以上の振幅で振れた場合にそのコンペンロープ8と接触する位置に位置決めされたロープ接触部の一形態である。コンペンロープ8は、複数本、本実施形態では、7本が1列に並んだ状態である。ローラ11は、このコンペンロープ8の列に対して平行に、かつ、この列を中心とする面対称に一対設けられている。ローラ11は、ベアリングを介してシャフト12に組み付けられている。ローラ11は移動するコンペンロープ8が接触したときにその接触抵抗をいなすように両方向へ回転可能である。
図8に示すように、支持部13は、基部132とアーム133とを備えている。基部132は、ピット102の壁から延びるサポート、乗籠5または釣合錘7のガイドレールから延びるブラケット、あるいは、コンペンシーブ4のサポートなどに固定される。アーム133は、2つのローラ11に対応して2組設けられる。アーム133の一端は、基部132に連結されており、それぞれ個別に回動する。アーム133の回動端は、ローラ11の端から延びるシャフト12を保持している。アーム133が揺動することによって、ローラ11は、コンペンロープ8に対して変位する。
一方のアーム133は、2つの孔が開いたフィン133aを途中に有している。1つ目の孔は、基部132に固定された受座金134と連結される中立ロッド153が通される。中立ロッド153は、図8および図9に示すように、フィン133aを挟む両側に中立スプリング154が装着される。2つ目の孔は、他方のアーム133に接続される連結ロッド155が通される。連結ロッド155は、他方のアーム133から離れる方向へフィン133aを通り抜けて延びる部分に抑えスプリング156が装着されている。
検出部14は、アーム133に作動子141を接触させた状態で基部132に固定されており、アーム133を介して間接的にローラ11の変位を検出する。ダンパー15は、中立ロッド153、中立スプリング154、連結ロッド155、抑えスプリング156によって構成される。これらは、ダンパー15として次のような挙動を示す。
ローラ11は、図9に示す平常状態において、中立スプリング154によってコンペンロープ8から離れた位置に保持される。図10に示すようにコンペンロープ8が同じ位相で振れている場合、ローラ11は、抑えスプリング156によって互いの距離を一定に保たれた状態でどちらかに振れ、中立スプリング154によって、ロープの振れを抑える方向へ付勢されている。そして、図11に示すように複数あるコンペンロープ8がばらばらに揺れている場合、ローラ11は、抑えスプリング156によってばらつきを抑えるように、かつ、中立スプリング154によって振れを抑えるように付勢される。このようにダンパー15の機能によって、ローラ11はコンペンロープ8の衝突エネルギーを吸収して、コンペンロープ8の揺れ戻りの反発力を低減させる。
補助ローラ17は、ベアリングを介して支持軸171に組み付けられている。補助ローラ17は、ローラ11に対して立体交差する配置で支持部13に保持されており、ローラ11とともにコンペンロープ8を井桁状に囲う。補助ローラ17は、ローラ11同様に、外周表面は、ウレタンゴムで形成される。補助ローラ17は、コンペンロープ8がローラ11に沿う方向に振れた場合に、抑える役割を担う。
以上のように構成されている各ロープ振れ検出装置10を備えるエレベータ1は、図1に示すように、機械室101の制御装置103に管制装置20を備えている。管制装置20は、ロープ接触部であるローラ11の変位を検出したことを出力する検出部14の第1検出信号に基づいて、乗籠5を停止させる。このとき、第1検出信号は、複数あるロープ振れ検出装置10のどれから出力されたものであってもよい。
管制装置20は、同じ箇所であろうと異なる箇所であろうと、エレベータ1内に設置されているロープ振れ検出装置10のすべての中から2つ以上の第1検出信号を一定時間の間に受信した場合に、乗籠5を停止させてもよい。具体的には、図12のフローチャートに示すように、最初の第1検出信号を検出(S1)してから、一定の時間Cを計測する(S2,S3,S5)。
そして、管制装置20は、次の第1検出信号を受信(S4)した場合には、さらに乗籠5が走行中であるか否か判定(S6)する。乗籠5が走行中である場合は、管制装置20は停止位置が階間になろうとも安全にかつ速やかに乗籠5を停止させる、または、走行方向における停止可能な最寄の階に停留させる(S7)。また、乗籠5が停止していた場合、管制装置20は着床階で籠ドアを開放させるように制御する(S8)。管制装置20は、一定時間Cの間に次の第1検出信号を受信しなかった場合、通常運行を継続する(S9)。
本実施形態のロープ振れ検出装置10は、上述したように検出部14が2接点出力形であるので、管制装置20は図13に示すフローチャートのようにエレベータ1を管制制御することも可能である。この管制装置20は、エレベータ1の運行中に地震または強風が発生し、メインロープ6またはコンペンロープ8が揺れた場合、その振幅の大きさを2段階に判断して、乗籠5およびエレベータ1の運行を管制制御する。管制装置20は、地震などによって建物が揺れ動いているか否かを判定するために別途加速度センサを備えていてもよい。
管制装置20は、ロープが揺れたことを示す信号を受信すると第1の変位量であることを示す第1検出信号であるか否か判断(S21)する。管制装置20が信号を受信しない場合は、エレベータ1は、通常運転を継続する(S22)。第2検出信号は、第1の変位量よりも大きい第2の変位量がローラ11に加わったことを示す信号である。したがって、第1検出信号が検出された場合、管制装置20は、さらに第2検出信号も検出されたか否か判定する(S23)。第2検出信号が検出された場合、管制装置20は、乗籠5の着床位置に関係なく、直ちに乗籠5を安全にかつ速やかに停止させる(S24)。
メインロープ6およびコンペンロープ8の揺れが第2の変位量以下で、第2検出信号が受信されなかった場合、管制装置20は、乗籠5を走行方向へ最寄の階まで移動させて停止させる(S26)。そして、管制装置20は、第1検出信号が検出(S27)されなくなって少なくとも一定の時間Cが経過するまで(S25,S27,S29)、乗籠5を停止させた状態を維持する。最後に第1検出信号が受信されてから一定の時間Cが経過するまで次の信号が受信されなかった場合は、管制装置20は、エレベータ1を通常運転に復帰させる(S30)。
このように、管制装置20は、メインロープ6またはコンペンロープ8の揺れによってローラ11が動かされた変位量が大きい(第2の変位量)か小さい(第1の変位量)かを判断する。そして、管制装置20は、変位量が第1の変位量以上第2の変位量未満であった場合に揺れが収まって一定時間Cが経過するまで乗籠5を停留させ、変位量が第2の変位量以上の場合に乗籠を速やかに停止させるとともに揺れが収まっても乗籠5を停めたままにして、エレベータ1の運行を再開させないように管制制御する。
乗籠5の走行中に第1検出信号または第2検出信号を受信した場合に、乗籠5の登録済みの目的階に関わらず乗籠5を走行方向へ安全に停止させられる最寄の階に停留させて籠ドアを開放した状態で運行停止させるか、着床位置に関係なく乗籠5の走行自体を停止させるかなどの設定は、適宜、検出部14で検出させる変位量に対して選択して組み合わせ設定すればよい。また、第1検出信号や第2検出信号が受信される周期を計測し、乗籠5の運行条件を設定してもよい。
次に、エレベータ1と同じ機能を有するエレベータ1が同じ建物中に複数台設置されている場合に、ひとつのエレベータ1の管制装置20が行う管制制御について、図14に示すブロック図を参照して説明する。各エレベータ1のロープ揺れ検出装置10、管制装置20などの詳細は、第1の実施形態と同じであるので、同じ符号を付すとともに対応する図を参照するものとして、ここでの説明を省略する。
図14に示すように、第1の実施形態のエレベータ1と同じ機能を有するロープ振れ検出装置10および管制装置20を備えるエレベータ1が同じ建物T中に複数台、ここでは3台設置されている。各エレベータ1の管制装置20どうしは、そのエレベータ1に設置されるロープ振れ検出装置10の検出部14が出力する信号を共有するように、互いに連携している。
震や強風によって建物Tが揺れた場合、3台あるエレベータ1のうちどれか1台でもロープ振れ検出装置10の検出部14がメインロープ6およびコンペンロープ8の揺れを検知する信号を出力すると、そのエレベータ1の管制装置20は、他のエレベータ1の管制装置20にロープの揺れを検知したことを通報する。すると、通報を受けた他の管制装置20は、自らのエレベータ1中に設置されたロープ振れ検出装置10の検出部14が信号を出力していなくても、自らのエレベータ1の乗籠5の管制制御を行う。
このように、同じ建物T内における複数台のエレベータ1の管制装置20どうしが連携していると、乗籠5の位置や乗客の数などに応じて異なる乗籠5の運行状況によってたまたまメインロープ6およびコンペンロープ8に揺れが生じていない場合でも、他のエレベータ1の情報に基づいて迅速に乗籠5の管制制御を行うことができる。
また、地震は、その地域に林立する建物に共通に作用する。したがって、当該地域を統括する管理センターにいずれかの建物の管制装置からロープの揺れに関する情報が通報された場合には、その地域のエレベータの運行を一括して管制制御することも可能となる。
本発明に係る第1の実施形態のエレベータの概略を断面にして示す図。 図1に示した機械室に設置されるロープ振れ検出装置を示す斜視図。 図2に示したロープ振れ検出装置の平面図。 図3に示したロープ振れ検出装置に揺れたメインロープが接触した状態を示す平面図。 図1に示した昇降路に設置されるロープ振れ検出装置を示す斜視図。 図5中のF6部を拡大して示す検出部の斜視図。 図5に示したロープ振れ検出装置に揺れたメインロープまたはコンペンロープが接触した状態を示す斜視図。 図1に示したピットに設置されるロープ振れ検出装置を示す斜視図。 図8に示したロープ振れ検出装置の側面図。 図9に示したロープ振れ検出装置に揺れたコンペンロープが一方向に接触した状態を示す側面図。 図9に示したロープ振れ検出装置に揺れたコンペンロープが接触した状態を示す側面図。 図1に示したエレベータのロープ振れ検出装置でロープの揺れを検知した場合の管制装置の制御を示すフローチャート。 図1に示したエレベータのロープ振れ検出装置でロープの揺れを検知した場合の管制装置の制御を示すフローチャート。 図1に示したエレベータが同じ建物中に複数台設置された場合に同じ機能を有したエレベータどうしで連携して機能するエレベータシステムのブロック図。
符号の説明
1…エレベータ、5…乗籠、6…メインロープ(ロープ)、7…釣合錘、8…コンペンロープ(ロープ)、10…ロープ振れ検出装置、11…ロープ接触部(ローラ)、13…支持部、14…検出部、17…補助ローラ、20…管制装置、T…建物。

Claims (9)

  1. 乗籠から釣合錘の間に接続されたロープの近傍に設置されるロープ振れ検出装置を複数台備えるエレベータであって、それぞれの前記ロープ振れ検出装置は、
    前記ロープが規定以上の振幅で揺れた場合にこのロープと接触して揺れを抑制するとともに前記乗籠及び前記釣合錘が運行される際に前記ロープが移動する方向へ回転可能なローラと、
    前記ローラを前記ロープの揺れる方向に変位可能に保持する支持部と、
    前記ローラの軸の変位を検出する検出部と、
    前記ローラの軸の変位を検出したことを出力する前記検出部の信号に基づいて、前記乗籠を停止させる管制装置と、を備え
    前記管制装置は、すべての前記ロープ振れ検出装置の前記検出部から出力される前記信号の2つ以上を一定時間の間に受信した場合に、前記乗籠を停止させる
    ことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記信号の2つ以上を一定時間の間に受信したときに前記乗籠が走行中であった場合、前記管制装置は、前記乗籠をその走行方向における停止可能な最寄りの階に停留させる
    ことを特徴とする請求項1に記載されたエレベータ。
  3. 前記管制装置は、前記検出部が最後に前記信号を出力してから一定時間以上が経過しても次の前記信号を検出しなかった場合に、停止させている前記乗籠を移動可能にする
    ことを特徴とする請求項2に記載されたエレベータ。
  4. 前記ロープ振れ検出装置は、前記ローラの軸の第1の変位量を検出する第1検出部と、前記第1の変位量よりも変位が大きい前記ローラの軸の第2の変位量を検出する第2検出部とを備え、
    前記管制装置は、
    前記第1検出部が出力する第1検出信号を検出して前記乗籠を停止させた場合は、前記第1検出信号が一定時間の間に繰り返し検出されない場合に、前記乗籠を通常運行状態に復帰させ、
    前記第2検出部が出力する第2検出信号を検出して前記乗籠を停止させた場合は、前記乗籠を通常運行状態に復帰させない
    ことを特徴とする請求項3に記載されたエレベータ。
  5. 当該エレベータと同じ機能を有するエレベータが同じ建物中に複数台設置される場合、
    前記管制装置は、
    当該エレベータに対して少なくとも1台の他のエレベータの管制装置と連携し、
    前記他のエレベータのロープ振れ検出装置の検出部から出力された信号に基づいて、当該エレベータの乗籠を停止させる
    ことを特徴とする請求項4に記載されたエレベータ。
  6. 前記管制装置は、前記他のエレベータのロープ振れ検出装置の検出部から出力された信号を受信したときに走行中の前記乗籠をその走行方向における停止可能な最寄りの階に停留させる
    ことを特徴とする請求項5に記載されたエレベータ
  7. 前記ローラは、前記ロープが移動する方向および揺れを生じる方向に対して直交する向きに配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載されたエレベータ。
  8. 前記ロープ振れ検出装置は、前記ローラとともに前記ロープを囲う井桁状に配置される補助ローラを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載されたエレベータ。
  9. 前記ローラに前記ロープが衝突したときのエネルギーを吸収し、前記ロープに加わる揺れ戻の反発力を軽減するダンパー、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載されたエレベータ。
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