JP5359676B2 - インクジェットプリント装置 - Google Patents

インクジェットプリント装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5359676B2
JP5359676B2 JP2009189004A JP2009189004A JP5359676B2 JP 5359676 B2 JP5359676 B2 JP 5359676B2 JP 2009189004 A JP2009189004 A JP 2009189004A JP 2009189004 A JP2009189004 A JP 2009189004A JP 5359676 B2 JP5359676 B2 JP 5359676B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drying
ink
carriage
head
printing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009189004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011037228A (ja
Inventor
卓義 品川
康祐 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2009189004A priority Critical patent/JP5359676B2/ja
Publication of JP2011037228A publication Critical patent/JP2011037228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5359676B2 publication Critical patent/JP5359676B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • B41J11/002Curing or drying the ink on the copy materials, e.g. by heating or irradiating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェットプリント装置に関し、プリント品質向上のために、吐出したインクを乾燥する乾燥手段を備えたインクジェットプリント装置に関するものである。
インクジェットプリント技術は、デジタル画像データに基づく画像を用紙等に直接プリントできるオンデマンドプリント技術として活用されている。
また、従来捺染分野においてもオンデマンドプリント特性を活かし布帛に直接模様をプリントするインクジェットプリント装置が多数実用化されている。
しかし、インクジェットプリント装置で布帛に直接プリントした場合、高い画像濃度が十分に得られない、画像濃度を上げようとするとインクが乾き難いなどの問題点があった。
このような問題点を解決しようとした捺染用インクジェットプリント装置として、第1のプリント部で低濃度のインクにより第1回目のプリントを行い、そのインクを乾燥部で乾燥させ乾燥後に第2のプリント部で低濃度のインクにより第2回目のプリントを行い所定の濃度の画像を得るインクジェットプリント装置が開発されている(例えば特許文献1及び2参照)。
また、第1のプリント部11で、画像を形成するインクとは別の処理剤(前処理剤)で布帛Nに前処理を施し、吐出した前処理剤を乾燥手段12で乾燥し、第2のプリント部13でデジタル画像データに基づいた画像をインクでプリントする、図11(従来のインクジェットプリント装置のプリント部の図)に示すようなインクジェットプリント装置1が知られている。
なお図11において、111は前処理剤を吐出する前処理剤用ヘッド収納部で、処理剤用キャリッジ112に固定されており、処理剤用キャリッジ112を布帛Nの搬送方向と直交方向に移動させる処理剤用駆動ベルト113により主走査方向に往復移動されている。
そしてこの往復移動中に処理剤用ヘッド(不図示)から前処理剤を吐出して布帛Nに前処理剤を塗布する。
ヒータを内装した乾燥手段12が処理剤用ヘッド収納部111の下流側に固定されており、ヒータにより熱せられた空気をファン等により布帛Nに吹き付けて、布帛Nに塗布された前処理剤を乾燥させる。
131は画像を形成するインクを吐出するインク用ヘッド収納部で、インク用キャリッジ132に固定され、インク用キャリッジ132を主走査方向aに移動させるインク用駆動ベルト133により主走査方向aに往復移動されている。
そして、往復移動中にインク用ヘッド(不図示)により布帛Nに画像を塗布(形成)する。
特開平6−23977号公報 特願平5−30658号公報
しかし、特許文献1及び2に記載したインクジェットプリント装置は、プリント部を2組必要とし、且つ第1のプリント部と第2のプリント部との間に加熱プレートと乾燥部とを必要とするため、装置が大型化してしまうという問題点があった。
また、図11に示すような従来のインクジェットプリント装置は、2組のプリント部(処理剤用キャリッジ112、インク用キャリッジ132)を必要とするため装置が大型化してしまうという問題点、キャリッジに乾燥手段12を配設するため乾燥手段が大きくできず熱を掛ける時間が限られて充分乾燥しきれないためにじみの発生等のプリント品質低化が発生する可能性があるという問題点があった。
本発明は上記問題点(課題)に鑑みなされたものであり、その目的は、にじみのない高画質のプリントを可能とする、小型なインクジェットプリント装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
1.画像を形成するインクの塗布に対して前処理を行う前処理剤を吐出する第1のインクジェットヘッドと前記インクを吐出する第2のインクジェットヘッドとを有する、キャリッジと、
前記キャリッジを主走査方向に往復移動させる移動手段と、
被プリント材に塗布された、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥手段と、を有し、
前記キャリッジは被プリント材に対向して配設され、前記乾燥手段は前記キャリッジの被プリント材との対向面と反対側に位置しており、前記乾燥手段はインクジェットプリント装置本体に固定され、且つ主走査方向に印字エリア全幅を乾燥可能な長さを有しており、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥部材を内装した主走査方向に並んだ複数の乾燥ユニットを有し、
前記乾燥部材の作動をON/OFFする制御手段を有し、該制御手段は前記キャリッジが移動した位置に対応する前記乾燥部材の作動をOFFすることを特徴とするインクジェットプリント装置。
2.画像を形成するインクの塗布に対して前処理を行う前処理剤を吐出する第1のインクジェットヘッドと前記インクを吐出する第2のインクジェットヘッドとを有する、キャリッジと、
前記キャリッジを主走査方向に往復移動させる移動手段と、
被プリント材に塗布された、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥手段と、を有し、
前記キャリッジは被プリント材に対向して配設され、前記乾燥手段は前記キャリッジの被プリント材との対向面と反対側に位置しており、前記乾燥手段はインクジェットプリント装置本体に固定され、且つ主走査方向に印字エリア全幅を乾燥可能な長さを有しており、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥部材を内装した主走査方向に並んだ複数の乾燥ユニットを有し、
前記乾燥ユニットは被プリント材との対向面側に、前記乾燥部材と、被プリント材と、を対向可能とする開閉可能なシャッタをそれぞれ有し、
前記キャリッジが移動した位置に対応する前記シャッタを閉じるように制御する制御手段を有することを特徴とするインクジェットプリント装置。
.前記第1のインクジェットヘッドは、前記第2のインクジェットヘッドより被プリント材の搬送方向上流側に位置していることを特徴とする前記1又は2項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記乾燥手段は、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの内、少なくとも前記第1のインクジェットヘッドの被プリント材との対向面と反対側に位置していることを特徴とする前記項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記乾燥手段は、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの内、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの被プリント材との対向面と反対側に位置していることを特徴とする前記項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記乾燥部材は、熱線を照射する熱線放射手段、熱風を放出する熱風放出手段、マイクロ波を照射するマイクロ波照射手段のいずれかであることを特徴とする前記1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記キャリッジは、前記乾燥ユニットとの対向面に熱線を反射する反射材を有していることを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記キャリッジは、前記乾燥ユニットとの対向面に遠赤外線又は熱風を遮断する断熱材料を有していることを特徴とする前記1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
.前記前処理剤は少なくとも画像を形成するインクのにじみを抑制する処理剤であることを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
10.前記被プリント材は布帛であることを特徴とする前記1〜のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
上記発明により、にじみのない高画質のプリントを可能とする、小型なインクジェットプリント装置の提供が可能となる。
インクジェットプリント装置の概念図である。 図1に示したインク塗布部の斜視図である。 機能性インクヘッドとカラーインクヘッドと乾燥手段との関係を示す説明図である。 機能性インクヘッドとカラーインクヘッドと乾燥手段との関係を示す説明図である。 機能性インクヘッドとカラーインクヘッドとの主走査方向の位置関係を示す説明図である。 機能性インクヘッドとカラーインクヘッドとの主走査方向の位置関係を示す説明図である。 キャリッジと乾燥手段との関係を示す説明図である。 乾燥手段のキャリッジ加熱防止シャッタを説明する斜視図である。 乾燥手段との対向面に反射手段を設けたキャリッジの概念図である。 保持部の他の形態の説明図である。 従来のインクジェットプリント装置のプリント部の図である。
本発明のインクジェットプリント装置は紙(例えば厚さの厚い和紙、洋紙)、布帛等各種の材料のプリントに利用できるが、特にインクのにじみや伸びの大きな布帛を対象としたインクジェットプリント装置を例に取り以下説明する。従ってプリントが行われる被プリント材を以下布帛と称する。
また、以下の説明において、布帛の搬送方向を副走査方向b或いは矢印b方向とも記し、布帛Nの搬送方向の直交方向を主走査方向a或いは矢印a方向とも記す。
また、上流とは布帛が搬送されてくる方向を指し、下流とは布帛が搬送されていく方向を指す。
また、吐出とはインクジェットヘッドから液滴を噴射することを指し、塗布とは吐出された液滴が布帛に達してインクによる画像を形成することを指す。
また、以下の説明においては、一般的にインクの使用量が多いためインクが乾燥し難いカラー用のインクジェットプリント装置で、インク液滴を鉛直(上下)方向に吐出するインクジェットヘッドを有するインクジェットプリント装置を例に取り説明する。
このため、以下、キャリッジ33の布帛Nとの対向面と反対側であるインク液滴が吐出されて来る側を上側(上、上部)と称し、キャリッジ33の布帛Nとの対向面側であるインク液滴が吐出されて行く側を下側(下、下部)と称する。
なお、インク液滴を水平方向に吐出するインクジェットヘッドを有するインクジェットプリント装置に、以下に説明する本発明のインクジェットプリント装置を適用することが可能なことは言うまでもない。但しこの場合は言うまでもなく被プリント材は垂直方向に搬送され、キャリッジと乾燥手段は水平方向に配列される。
先行技術に記載した従来のインクジェットプリント装置のように、例えばカラーインクのにじみを抑制するような機能性インクとカラーインクを吐出するインクジェットヘッドを個別のキャリッジに配設したのでは装置が大型になり、且つ、機能性インク、カラーインクを連続して塗布すると、塗布する液体総量が、布帛が持つ高品質な画像を得るためのインク受容量を超えてしまい、その結果、にじみの発生や装置汚染が生じる。
このため本発明者は、機能性インクを吐出するインクジェットヘッドとカラーインクを吐出するインクジェットヘッドとを単一のキャリッジに配設し、カラーインクが塗布される以前に、機能性インクの一部或いは全部を乾燥すれば良いと考えた。
しかし、キャリッジの移動経路上に乾燥手段を配設すると移動時に衝突してしまうという問題点があり、これらのため、機能性インク、カラーインクを吐出するインクジェットヘッドを単一のキャリッジに配設し、且つ該キャリッジの移動経路(移動領域)から外れたキャリッジの上部(キャリッジ33の布帛Nとの対向面と反対側)に、キャリッジの移動経路に沿って伸びる乾燥手段を配設することにより、上記各課題を解決することができると考えたものである。
以下、微小な液滴を吐出して布帛に画像を形成する(塗布する)インクジェットプリント装置の詳細について説明する。
図1は、インクジェットプリント装置の概念図である。
図2は、図1に示したインク塗布部の斜視図である。
以下図1及び図2を参照して本発明のインクジェットプリント装置2を説明する。
本発明のインクジェットプリント装置2は、巻き取られた布帛Nを送り出す元巻部21と、布帛Nを搬送する搬送ローラ22と23と、布帛Nを巻き取る巻取部24と、搬送ローラ22と23との間に位置してインクを布帛Nに吐出して塗布するインク塗布部3と、インク塗布部3における布帛Nの搬送性を安定させる保持部4とを有している。
そして、搬送ローラ22と23はそれぞれ1対のローラで構成され、布帛Nをニップして矢印b方向に搬送可能となっている。
このため、1対のローラで構成された搬送ローラ22のうち一方はモータ221に接続されて布帛Nを繰り出し可能となっており、1対のローラで構成された搬送ローラ23のうち一方はモータ231に接続されて搬送ローラ22から送り出された布帛Nが、搬送ローラ22と搬送ローラ23との間で伸び縮みしないように搬送可能となっている。
また、1対の搬送ローラ23のうち布帛Nの記録面側(図示上側)に位置する搬送ローラ232は、布帛Nの記録面側(図示上側)に塗布された未乾燥のインクが転写しないように、布帛Nの塗布領域(図視表裏方向)に対応する部分の直径が細くなっている。
インク塗布部3は、画像を形成するインク(カラーインク)の塗布に対して前処理を行う前処理剤である機能性インクを吐出する機能性インクヘッド31と、機能性インクヘッド31の下流側に位置してカラーインクを吐出するカラーインクヘッド32とを有している。なお、機能性インクは後述するように、少なくとも画像を形成するインクのにじみを抑制する処理剤であることが好ましい。
機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とはこれらを内装するキャリッジ33に固定され、キャリッジ33は機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とを主走査方向(紙面表裏方向)に移動させる移動手段5により主走査方向に移動される。
移動手段5は、キャリッジ33を移動させる無端ベルト51と無端ベルト51を回動する駆動手段52(モータ)とを有し、無端ベルト51の一部がキャリッジ33に固定されており駆動手段52の回動により無端ベルト51が回動し、キャリッジ33を主走査方向に往復移動させる。
またキャリッジ33の上部(キャリッジ33の布帛Nとの対向面と反対側)にはインクを乾燥させるための乾燥手段6がインクジェットプリント装置2の本体(不図示)に固定されており、機能性インクヘッド31により布帛Nに塗布された機能性インク、又は機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とにより布帛Nに塗布された機能性インクとカラーインクを、乾燥させる。
なお、図では乾燥手段6を機能性インクヘッド31の上部(キャリッジ33の布帛Nとの対向面と反対側)に配設し、機能性インクヘッド31により布帛Nに塗布された機能性インクを主として乾燥させる場合を示している。
ここで乾燥手段6は、図2においてキャリッジ33が移動する移動領域A(二点鎖線部)の上部且つ移動領域Aに対して布帛Nの搬送経路の反対側の領域B(一点鎖線部)に位置し、布帛Nに塗布された機能性インクを乾燥させる。以下、一点鎖線で示す領域Bを乾燥手段配設領域Bとも記す。
また、乾燥手段6は乾燥手段配設領域Bにおいて、主走査方向aに布帛Nの印字エリアZ全幅に渡る長さ即ち主走査方向に印字エリアZ全幅を乾燥可能な長さを有している。
保持部4は、布帛Nが摺接することにより、布帛Nのばたつきを抑制し、且つ機能性インクヘッド31の液滴を吐出する吐出面311とカラーインクヘッド32の液滴を吐出する吐出面321と、布帛Nと、の間隙d1を一定にするための保持板41を有している。
なお機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とは、ピエゾ方式、サーマル方式、コンティニュアス方式などさまざまな方式のインクジェットヘッドから選択することができ、ピエゾ方式、コンティニュアス方式が高分子材料を含むインクなどでも安定に射出する可能性が高く好ましい、特にピエゾ方式は小型で集積度が高く好ましい。
機能性インクヘッド31より吐出する機能性インクのインク液滴量としては、任意に設定することができるが、好ましくは1plから100plの範囲から選択できる。
即ち、インクジェットプリント装置2は、画像を形成するインクの塗布に対して前処理を行う前処理剤(機能性インク)を吐出する第1のインクジェットヘッド(機能性インクヘッド31)と、画像を形成するインクを吐出する第2のインクジェットヘッド(カラーインクヘッド32)と、を有する1式のキャリッジ33と、
キャリッジ33を主走査方向に往復移動させる1式の移動手段5と、
布帛Nに塗布された、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥手段6と、を有し、
キャリッジ33は布帛Nに対向して配設され、
乾燥手段6はキャリッジ33の布帛Nとの対向面と反対側に位置しており、インクジェットプリント装置本体に固定され、且つ主走査方向に印字エリア全幅を乾燥可能な長さを有している。
また、機能性インクヘッド31は、カラーインクヘッド32より布帛Nの搬送方向上流側に位置している。
以下インクジェットプリント装置2の作用について説明する。
(1)布帛Nは元巻部21から搬送ローラ22により繰り出され、繰り出された布帛Nは搬送ローラ23によりインク塗布部3の下側を搬送される。
(2)キャリッジ33を主走査方向に移動させる駆動手段52(モータ)は、間欠搬送される布帛Nの停止中に無端ベルト51を回動させ、キャリッジ33を主走査方向(例えば往路)に移動させる。
(3)この移動中(例えば往路)に、機能性インクヘッド31はキャリッジ33の移動に同期して機能性インクを吐出して布帛Nに機能性インクを塗布する。そして、乾燥手段6は布帛Nに塗布された機能性インクを乾燥させる。
(4)また同時に、カラーインクヘッド32は画像情報に基づいたカラーインクを吐出して布帛Nにカラーインクを塗布する。
(5)次いで搬送ローラ23により布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(6)布帛Nの停止中に無端ベルト51を回動させ、キャリッジ33を主走査方向(例えば復路)に移動させる。
(7)この移動中(例えば復路)に、機能性インクヘッド31はキャリッジ33の移動に同期して機能性インクを吐出して布帛Nに機能性インクを塗布する。そして、乾燥手段6は布帛Nに塗布された機能性インクを乾燥させる。
(8)また同時に、カラーインクヘッド32は画像情報に基づいたカラーインクを吐出して布帛Nにカラーインクを塗布する。
(9)次いで搬送ローラ23により布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(10)そして、以降(2)〜(9)項を繰り返して布帛Nに画像情報に基づいたカラー画像を形成し、カラー画像が形成された布帛Nは、搬送ローラ23により搬送され巻取部25により巻き取られる。
なお、以上往復両方向でインクを塗布する方法について説明したが、片道のみでインクを塗布しても良いことは言うまでもない。
ここで、乾燥手段6は布帛Nの印字エリアZ全幅に渡る長さを有しているため、布帛Nに塗布されたインクを全て乾燥可能となっている。
また、機能性インクヘッド31はカラーインクヘッド32より上流側に位置しているので、カラーインクの塗布より機能性の乾燥が早く開始されるため、機能性インクの一部又は全てが乾燥されてからカラーインクヘッド32によるカラーインクの吐出を行うことが可能となり、にじみの抑制が可能となる。
そして、機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とによるインク吐出時には、保持部4により布帛Nのばた付き等が抑制されると共に所定の間隙d1が維持されるので安定した塗布が可能となる。
図3と図4は、機能性インクヘッドとカラーインクヘッドと乾燥手段との関係を示す説明図である。
図3と図4はキャリッジ33を図2のP方向(側面)から見た図で、2点鎖線は図2で説明したキャリッジ33が移動する移動領域Aの断面を示し、1点鎖線は図2で説明した乾燥手段6が配設される乾燥手段配設領域の断面を示している。
図3において、布帛Nは矢印b方向に般送され、機能性インクヘッド31の下流側にカラーインクヘッド32が配設されている。
そして、キャリッジ33の上側且つ、機能性インクヘッド31の上側に乾燥手段6が配設されている。
なお、この場合は乾燥手段6のみではカラーインクを充分乾燥できない可能性があるため、カラーインクを乾燥する乾燥手段(不図示)をインク塗布部3の下流側に設けることが好ましい。
図3を参照して説明した構成を取ることにより、乾燥手段6は塗布された機能性インクを塗布直後から乾燥可能となる。
また、前述したようにカラーインクの塗布より機能性インクの乾燥が早く開始されるため、機能性インクの一部又は全てが乾燥されてからカラーインクヘッド32によるカラーインクの吐出を行うことが可能となり、にじみの抑制が可能となる。
図4において、布帛Nは矢印b方向に搬送され、機能性インクヘッド31の下流側にカラーインクヘッド32が配設されている。
そして、キャリッジ33の上側且つ、機能性インクヘッド31及びカラーインクヘッド32の上側部分に乾燥手段6が配設されている。
図4を参照して説明した構成を取ることにより、乾燥手段6は塗布された機能性インクとカラーインクとの両者を塗布直後からそれぞれ乾燥可能となる。
また、前述したようにカラーインクの塗布より機能性インクの乾燥が早く開始されるため、機能性インクの一部又は全てが乾燥されてからカラーインクヘッド32によるカラーインクの吐出を行うことが可能となり、且つ機能性インクを長時間乾燥可能とでき、よりにじみの抑制が可能となる。
またカラーインクも乾燥できるため、カラーインクの乾燥手段は不要或いは小型のものでも良い。
なお図3及び4において、乾燥手段6の副走査方向(矢印b方向)の長さ(幅)は、機能性インクヘッド31の上側に位置する場合(図3)、機能性インクヘッド31の副走査方向の長さ(幅)と略同様な幅を有し、
機能性インクヘッド31及びカラーインクヘッド32の上側に位置する場合、機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32との副走査方向の長さ(幅)を加えた長さと略同様な幅を有している。
即ち、乾燥手段6は、機能性インクヘッド31(第1のインクジェットヘッド)及びカラーインクヘッド32(第2のインクジェットヘッド)の内、機能性インクヘッド31の被プリント材との対向面と反対側(上側)に位置している。なお、機能性インクヘッド31及びカラーインクヘッド32の内、機能性インクヘッド31及びカラーインクヘッド32の被プリント材との対向面と反対側(上側)に位置しても良い。
図5と図6は、機能性インクヘッドとカラーインクヘッドとの主走査方向の位置関係を示す説明図である。
また、図5と図6はキャリッジ33を図2のQ方向(上面)からみた図である。
図5において、機能性インクヘッド31の下流側にカラーインクヘッド32が配設されている。そして、キャリッジ33は機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とをそれぞれ1個有している。
機能性インクヘッド31は主走査方向aに並んだ複数のヘッド312、313を有し、カラーインクヘッド32は主走査方向aに並んだ複数のヘッド322、323、324、325を有している。
その作用を説明すると、図1と図2を参照して説明したと同様に、
(1)布帛Nの停止中にキャリッジ33を主走査方向(例えば往路)に移動させる。
(2)この移動中(例えば往路)に、ヘッド312から第1の機能性インクと、ヘッド313から第2の機能性インクと、ヘッド322、323、324、325からY,M,C、K各色のカラーインクをそれぞれ吐出し、同時に布帛N表面に塗布した第1の機能性インクと第2の機能性インクとが乾燥手段6により乾燥される。
(3)次いで布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(4)布帛Nの停止中にキャリッジ33を主走査方向(例えば復路)に移動させる。
(5)この移動中(例えば復路)に、(2)項と同様に第1の機能性インクと第2の機能性インクとY,M,C、K各色のカラーインクをそれぞれ吐出させ、同時に第1の機能性インクと第2の機能性インクとを乾燥される。
(6)次いで搬送ローラ23により布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(7)そして、以降(1)〜(6)項を繰り返して布帛Nに画像情報に基づいたカラー画像を形成する。
機能性インクヘッド31に複数のヘッドを設けることにより、同一の塗布濃度にする場合でも、1個のヘッドで直径の大きな液滴を小数吐出するより、小径の液滴を多数吐出することにより、均一な機能性インク塗布が可能となる。
又、複数のヘッド312、313にそれぞれ異なる種類の機能性インクを吐出させることで複雑な機能の機能性インクとして塗布が可能となる。
カラーインクヘッド32に複数のヘッドを設けることにより、それぞれ異なる色のインク、例えばイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKというように多数の色のインクを吐出することが可能となり、複雑な色の模様を形成することが可能となる。
図6において、キャリッジ33は複数の機能性インクヘッド31’と機能性インクヘッド31’の下流側に1個のカラーインクヘッド32を有している。
そして、複数の機能性インクヘッド31’は、主走査方向aにカラーインクヘッド32を中心にして、その斜め上流両側に並んだ、それぞれ1個以上の機能性インクヘッド例えば機能性インクヘッド31aと機能性インクヘッド31bで構成されている。
機能性インクヘッド31aは主走査方向aに並んだ複数のヘッド312a、313aを図示左側からその順番に有し、機能性インクヘッド31bは主走査方向aに並んだ複数のヘッド313b、312bを図示左側からその順番に有している。即ち機能性インクヘッド31aと機能性インクヘッド31bとに配設した複数のヘッドの配列順番を主走査方向aに逆向きとする。
複数のヘッドを設けた場合に配列順を逆向きとすることで、例えば第1の機能性インクと第2の機能性インクの性質が異なり、第1の機能性インクを吐出した後に第2の機能性インクを吐出しないと機能性インクとしての所定の機能を出現しないような機能性インクの塗布に当たっても、上述したように複数のヘッドの配列順番を逆向きとすることにより、複数の機能性インクの吐出順を変えずに(キャリッジ33の往復それぞれで機能性インクの)塗布が可能となり、にじみを抑制可能な高機能の機能性インクを塗布可能となる。
その作用を説明すると、
(1)布帛Nの停止中にキャリッジ33を主走査方向(例えば往路)に移動させる。
(2)この移動中(例えば往路)に、ヘッド312bとヘッド313bからの機能性インクの吐出を中止し、ヘッド312aから第1の機能性インクと、ヘッド313aから第2の機能性インクとをその順に吐出し、ヘッド322、323、324、325からY,M,C、K各色のカラーインクをそれぞれ吐出し、同時に布帛N表面に塗布した第1の機能性インクと第2の機能性インクとが乾燥手段6により乾燥される。
(3)次いで布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(4)布帛Nの停止中にキャリッジ33を主走査方向(例えば復路)に移動させる。
(5)この移動中(例えば復路)に、ヘッド312aとヘッド313aからの機能性インクの吐出を中止し、(2)項と同様に第1の機能性インクと第2の機能性インクとをその順に吐出させ、Y,M,C、K各色のカラーインクをそれぞれ吐出させ、同時に第1の機能性インクと第2の機能性インクとを乾燥される。
(6)次いで搬送ローラ23により布帛Nをカラーインクの塗布幅分搬送させ停止させる。
(7)そして、以降(1)〜(6)項を繰り返して布帛Nに画像情報に基づいたカラー画像を形成する。
これにより、キャリッジ33の移動方向にかかわらず、先に塗布された第1の機能性インクの上に後に塗布された第2の機能性インクが塗布される。
これにより吐出順を間違えると所定の機能の出現ができないような機能性インクであっても所定の機能を発揮させることが可能となり、にじみを抑制可能な高機能の機能性インクを塗布可能となる。
図7は、キャリッジと乾燥手段との関係を示す説明図である。
また、図7は乾燥手段6を図2のO方向(正面)からみた図である。
乾燥手段6は、キャリッジ33が移動する移動領域A(2点鎖線部)の上部に位置する乾燥手段配設領域B(1点鎖線部)に位置し、移動領域Aに沿って伸びる例えば柱状をしており、インクジェットプリント装置本体(不図示)に固定されている。
そして乾燥手段6は、移動領域Aと(主走査方向)平行して並んだ複数の乾燥ユニット61を有しており、複数の乾燥ユニット61はそれぞれ布帛Nを加熱して乾燥させる乾燥部材611を有している。
即ち、乾燥手段6は少なくとも前処理剤を乾燥させる乾燥部材611を内装した複数の乾燥ユニット61で構成され、乾燥手段6は、主走査方向に並んだ複数の乾燥ユニット61を有している。
なお、上述した乾燥部材611としては下記が好適に利用できる。
(1)不図示の電熱線等の発熱体と送風ファンが利用でき、温風又は熱風を布帛Nに吹き付ける。この場合、カラーインクヘッド32から吐出されたインク液滴への影響を防止するためカラーインクヘッド32に防風手段を設けることが望ましい。
(2)可視光或いは遠赤外光を照射する不図示の照射光源が利用でき、これらの光線を直接布帛Nに照射して加熱する。この場合例えば遠赤外線ヒータとして、ヘレウス社製の赤外線ヒータCZB1000/150G(加熱長150mm、定格出力1kW、最大エネルギー波長2μ)などを用いることができ、反射板を設けて照射光をなるべく布帛表面に向けることが好ましい。
(3)マイクロ波を照射する不図示のマイクロ波照射装置が利用でき、マイクロ波を直接布帛Nに照射して加熱する。この場合例えばマイクロ波として、1〜100GHzの周波数のマイクロ波が利用でき、好ましくは一般的に用いられる2.45GHzの周波数のマイクロ波が好ましい。
上記(1)〜(3)に記載した乾燥部材611を利用する場合の、個々の乾燥ユニット61の主走査方向aの長さL2はキャリッジ33の主走査方向aの長さL1より短かくなっており、インクジェットプリント装置2を制御する制御手段(不図示)はキャリッジ33の加熱防止の観点から複数の乾燥ユニット61のうち、キャリッジ33の移動位置に対応する位置の乾燥ユニット61の乾燥部材611の作動を停止させる。
具体的にはキャリッジ33が図示の位置にある場合、少なくとも乾燥部材611bの作動を停止する。例えばキャリッジ33の図示右側方向に向かう移動に対応して、乾燥部材を順次乾燥部材611a、乾燥部材611b、乾燥部材611cというように停止させる。
なお、キャリッジ33の加熱防止の観点からキャリッジ33位置に対応する乾燥部材611bの他に左右の乾燥部材である乾燥部材611aと611cとを停止することが好ましい。
乾燥部材611は、少なくとも、熱線を照射する熱線放射手段、熱風を放出する熱風放出手段、マイクロ波を照射するマイクロ波照射手段のいずれかであり、
乾燥部材611である、前記熱線放射手段、前記熱風放出手段、前記マイクロ波照射手段等の作動をON/OFFする制御手段を有し、該制御手段はキャリッジ33が移動した位置に対応する乾燥部材611の作動をOFFする。なお、キャリッジ33が移動していない位置に対応する乾燥部材611の作動は通常ONとなっている。
又、上述したキャリッジ33の加熱防止対策以外のものとして下記が挙げられる。
図8は、乾燥手段のキャリッジ加熱防止シャッタを説明する斜視図である。
図8(a)はキャリッジ加熱防止シャッタが閉じている図、図8(b)はキャリッジ加熱防止シャッタが開いている図である。
乾燥ユニット61は乾燥ユニット61の下側に位置するキャリッジ(不図示)との対向面612にキャリッジの過熱を防止するシャッタ613と、シャッタ613を開閉するモータ614とを有している。
インクジェットプリント装置2を制御する制御手段(不図示)はキャリッジの加熱防止の観点から複数の乾燥ユニット61のうち、キャリッジの移動位置に対応する位置の乾燥ユニット61のシャッタ613を閉じて乾燥部材611によるキャリッジの加熱を抑制させる。
具体的には、キャリッジの移動位置に対応する位置以外の乾燥ユニット61は図8(b)に示すように、モータ614によりラック歯車615を介してシャッタ613を開き、乾燥部材611によるキャリッジの加熱を可能としている。
また、キャリッジ33の移動位置に対応する位置の乾燥ユニット61は図8(a)に示すように、モータ614によりラック歯車615を介してシャッタ613を閉じ、乾燥部材611によるキャリッジ33の加熱を抑制している。
なお、シャッタ613による乾燥手段のキャリッジ加熱防止対策は、図7を参照して説明したキャリッジ33の加熱防止対策と共に用いることがより好ましい。
即ち、乾燥ユニット61は布帛N(キャリッジ33)との対向面側に、乾燥部材611と布帛Nを対向可能とする開閉可能なシャッタ613をそれぞれ有し、
制御手段は、キャリッジ33が移動した位置に対応するシャッタ613を閉じるように制御している。
図9は、乾燥手段との対向面に反射手段を設けたキャリッジの概念図である。
なお、図9は図2に示すキャリッジ33を抜き出した斜視図である。
乾燥ユニット61の下側に位置するキャリッジ(不図示)は、上側に位置する乾燥手段6(不図示)との対向面331に乾燥手段6からの可視光或いは遠赤外光を反射する反射手段、例えば鏡面処理が施されている。なお、他の対向面332と333にも例えば鏡面処理を施こすとなお良い。
具体的には鏡面処理を施こしたアルミニウム板等を対向面331等に貼り付けることで可能となる。
反射手段を設けたキャリッジは、前述の可視光或いは遠赤外光を照射する乾燥手段6を用いる場合に、共に用いることがより好ましい。
即ち、キャリッジ33は、乾燥ユニット61との対向面に熱線を反射する反射材を有している。
また、乾燥ユニット61の下側に位置するキャリッジ(不図示)は、上側に位置する乾燥手段6(不図示)との対向面331に乾燥手段6からの温風又は熱風、或いは可視光或いは遠赤外光を遮断する断熱部材、例えばINOAC社製B−FRE(難燃性高発泡体)等を貼り付けても良い。なお、他の対向面332と333とにも例えば断熱部材を貼り付けるとなお良い。
断熱部材を設けたキャリッジは、前述の温風又は熱風を吹き付ける乾燥手段6を用いる場合に、共に用いることがより好ましい。
即ち、キャリッジ33は、乾燥ユニット61との対向面に遠赤外線又は熱風を遮断する断熱材料を有している。
以上説明した、乾燥ユニット61の乾燥部材611の作動停止、又乾燥手段との対向面に反射手段を設けたキャリッジ、又、乾燥手段との対向面に断熱部材を設けたキャリッジと、それらの組み合わせにより、乾燥部材611がキャリッジ33を加熱してしまい、内装された機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とが乾燥或いは加熱してインクの吐出が不能或いは吐出量が低下してしまうことの防止、及び機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32の劣化や破損を防止可能となる。
又その結果、機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32の目づまり処置対策や、ヘッド交換等によるインクジェットプリント装置2としての生産性低下抑制が可能となる。
図10は、保持部の他の形態の説明図である。
インク塗布部3における布帛Nの搬送性を安定させる保持部の他の形態であるベルト搬送部7は、粘着性を有するベルト71と、ベルト71を巻架するローラ72、73、74、75とローラ74を回転駆動するモータ76とを有している。
モータ76は、ベルト71を矢印c方向に布帛Nの搬送速度と同じ搬送速度で駆動する。
ベルト71は、所定の張力に対して伸びの小さな(ヤング率が大きな)基材の表面に、粘着手段としての地貼り剤が塗布或いは貼り付けられており、布帛Nをその粘着性により粘着可能となっている。
モータ76は、ベルト71を矢印c方向に布帛Nの搬送速度と同じ搬送速度で駆動する。
また、地貼り剤としては加熱によって粘着性が発揮される感熱型の地貼り剤と、加圧することで粘着性が発揮される感圧型の地貼り剤などを用いることができるが、地貼り剤として感熱型地貼り剤を用いることが好ましい。
これは、機能性インクを塗布することで総液体量が増大する場合、地貼り剤と布帛がより剥がれやすくなり、これを補う意味でも乾燥手段6による熱で感熱型地貼り剤と布帛の密着性を向上させることができるためである。
そして、市販されているものとしては、例えば、株式会社 横浜ポリマー研究所製の捺染用地貼り剤HAシリーズ(感熱型地貼り剤)、同SIシリーズ(感圧型地貼り剤)等がある。また、特開2006−176267号、特開2006−199498号、特開2006−264805号、特開2006−264806号等の各公報に記載の地貼り剤を用いることが出来る。
ベルト71は、布帛の厚さや、付与するインク量により、機能性インクあるいはカラーインクによる汚れが発生する場合がある。このような場合に備え、布帛Nが剥がされた以降、再度布帛を貼り付けるまでの間に、ベルト洗浄機構を設けることは好ましい。
特に機能性インクあるいはカラーインクに高分子化合物を添加した場合、該ベルト洗浄機構は高分子の溶解性のある洗浄液を用いて洗浄することが好ましい。
以下作用について説明すると、搬送ローラ22により元巻部21から繰り出されて搬送される布帛Nはベルト搬送部7に到達し、ベルト71の粘着性によりベルト71に密着する。
ベルト71に密着した布帛Nは、ベルト71のもつ大きなヤング率により、搬送ローラ22と23との搬送に起因する伸びが抑制され、インク塗布部3を安定して搬送される。
そして、ベルト71に密着されて搬送される布帛Nに対して機能性インクヘッド31とカラーインクヘッド32とにより機能性インクとカラーインクとがその順に塗布され布帛N表面にカラー画像が形成される。
カラー画像が形成された布帛Nは搬送に伴いベルト71から外れて巻取部24に巻き取られる。
なお、ローラ72、73、74、及び75にベルト71を巻架する替わりに、ローラ72、搬送ローラ22、搬送ローラ23、及びローラ75にベルト71を巻架し、モータ76によりベルト71を回転駆動するようにしても良い。これにより搬送ローラ23による布帛Nの伸びが確実に抑制可能となる。
以上説明したように、布帛を粘着性を有するベルト上に貼り付けたまま搬送し、この搬送中にインクを塗布することで、布帛が例えばメリヤス編み等の伸縮性がある布帛であってもその伸縮を実質的に抑えることができ、伸び縮みのない高品質の画像を形成可能とできる。
最後にインクジェットプリント装置2で使用する前処理剤及びカラーインクについて説明する。
機能性インクヘッド31で吐出する前処理剤はカラーインクのにじみを抑制する観点から、水溶性高分子、pH調整剤及びヒドロトロピー剤から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有することを特徴とする。
該水溶性高分子としては、水酸基価が50mgKOH/g未満で、質量平均分子量が1000以上、100000以下であり、かつ25℃の水或いはアルカリ水溶液に対して10質量%以上の溶解度を有することが好ましい。
また、水溶性高分子としては、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、エチレンオキサイドプロピレンオキサイド共重合物、グリセリンのポリエチレンオキサイド付加物、グリセリンのポリプロピレン付加物、ジグリセリンのポリエチレンオキサイド付加物、ジグリセリンのポリプロピレン付加物及びアクリル樹脂から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
カラーインクヘッド32で吐出するインクは、色剤の他、水溶性有機溶剤、各種添加剤を含有することができ、色剤としては、反応性染料、酸性染料、分散染料、顔料などを用いることができる。
各色材の含有量としては特に制限はないが、例えば反応性染料の含有量は3質量%以上20質量%未満であることが好ましく、更には、5質量%以上15質量%未満であることが好ましい。特に、同一色の水性インクで最も染料濃度の高い水性インク中の反応性染料の含有量は、10質量%以上、15質量%未満であることが好ましい。
以下、カラーインクに適用可能な染料の具体例を列挙すると、反応性染料としては、例えば、アゾ染料、メチン染料、アゾメチン染料、キサンテン染料、キノン染料、フタロシアニン染料、トリフェニルメタン染料、ジフェニルメタン染料等を挙げることができる。
また、水溶性溶剤としては以下に示す有機溶剤を含有することができる。
アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、t−ブタノール)、多価アルコール類(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオール、ペンタンジオール、グリセリン、ヘキサントリオール、チオジグリコール)、アミン類(例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N−エチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、エチレンジアミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ポリエチレンイミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、テトラメチルプロピレンジアミン)、アミド類(例えば、ホルムアミド、N、N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド等)、複素環類(例えば、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、シクロヘキシルピロリドン、2−オキサゾリドン、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等)、スルホキシド類(例えば、ジメチルスルホキシド)等が挙げられる。
更に、カラーインクは水溶性高分子を含有することがにじみ抑制の観点から好ましく、水溶性高分子としては、酸価が100mgKOH/g以上、300mgKOH/g以下であり、かつ質量平均分子量が3000以上、30000以下であることが好ましい。
カラーインクに適用可能な高分子化合物としては、上記機能性インクで説明した水溶性高分子の中で、酸価及び重量平均分子量として、上記で規定する要件を、満たすものを用いることができる。
即ち、機能性インクはカラーインクのにじみを抑制する観点から水溶性高分子等を含有し、カラーインクは色剤とにじみ抑制の観点から水溶性高分子を含有していることが好ましい。
以上説明したように、前述したインクジェットプリント装置2により、水溶性高分子等を含有する機能性インクを乾燥後に、色剤と水溶性高分子を含有するカラーインクを塗布することにより、にじみのない高画質のプリントを可能とする、小型なインクジェットプリント装置の提供が可能となる。
2 インクジェットプリント装置
3 インク塗布部
5 移動手段
6 乾燥手段
22、23 搬送ローラ
31 機能性インクヘッド
31a、31b 機能性インクヘッド
32 カラーインクヘッド
33 キャリッジ
61 乾燥ユニット
611、611a、611b、611c 乾燥部材
N 布帛

Claims (10)

  1. 画像を形成するインクの塗布に対して前処理を行う前処理剤を吐出する第1のインクジェットヘッドと前記インクを吐出する第2のインクジェットヘッドとを有する、キャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向に往復移動させる移動手段と、
    被プリント材に塗布された、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥手段と、を有し、
    前記キャリッジは被プリント材に対向して配設され、前記乾燥手段は前記キャリッジの被プリント材との対向面と反対側に位置しており、前記乾燥手段はインクジェットプリント装置本体に固定され、且つ主走査方向に印字エリア全幅を乾燥可能な長さを有しており、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥部材を内装した主走査方向に並んだ複数の乾燥ユニットを有し、
    前記乾燥部材の作動をON/OFFする制御手段を有し、該制御手段は前記キャリッジが移動した位置に対応する前記乾燥部材の作動をOFFすることを特徴とするインクジェットプリント装置。
  2. 画像を形成するインクの塗布に対して前処理を行う前処理剤を吐出する第1のインクジェットヘッドと前記インクを吐出する第2のインクジェットヘッドとを有する、キャリッジと、
    前記キャリッジを主走査方向に往復移動させる移動手段と、
    被プリント材に塗布された、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥手段と、を有し、
    前記キャリッジは被プリント材に対向して配設され、前記乾燥手段は前記キャリッジの被プリント材との対向面と反対側に位置しており、前記乾燥手段はインクジェットプリント装置本体に固定され、且つ主走査方向に印字エリア全幅を乾燥可能な長さを有しており、少なくとも前記前処理剤を乾燥させる乾燥部材を内装した主走査方向に並んだ複数の乾燥ユニットを有し、
    前記乾燥ユニットは被プリント材との対向面側に、前記乾燥部材と、被プリント材と、を対向可能とする開閉可能なシャッタをそれぞれ有し、
    前記キャリッジが移動した位置に対応する前記シャッタを閉じるように制御する制御手段を有することを特徴とするインクジェットプリント装置。
  3. 前記第1のインクジェットヘッドは、前記第2のインクジェットヘッドより被プリント材の搬送方向上流側に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリント装置。
  4. 前記乾燥手段は、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの内、少なくとも前記第1のインクジェットヘッドの被プリント材との対向面と反対側に位置していることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリント装置。
  5. 前記乾燥手段は、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの内、前記第1のインクジェットヘッド及び前記第2のインクジェットヘッドの被プリント材との対向面と反対側に位置していることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリント装置。
  6. 前記乾燥部材は、熱線を照射する熱線放射手段、熱風を放出する熱風放出手段、マイクロ波を照射するマイクロ波照射手段のいずれかであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
  7. 前記キャリッジは、前記乾燥ユニットとの対向面に熱線を反射する反射材を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
  8. 前記キャリッジは、前記乾燥ユニットとの対向面に遠赤外線又は熱風を遮断する断熱材料を有していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
  9. 前記前処理剤は少なくとも画像を形成するインクのにじみを抑制する処理剤であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
  10. 前記被プリント材は布帛であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェットプリント装置。
JP2009189004A 2009-08-18 2009-08-18 インクジェットプリント装置 Active JP5359676B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009189004A JP5359676B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 インクジェットプリント装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009189004A JP5359676B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 インクジェットプリント装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011037228A JP2011037228A (ja) 2011-02-24
JP5359676B2 true JP5359676B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=43765512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009189004A Active JP5359676B2 (ja) 2009-08-18 2009-08-18 インクジェットプリント装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5359676B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720309B2 (ja) * 2011-03-03 2015-05-20 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP5918986B2 (ja) * 2011-12-07 2016-05-18 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット装置
JP5985215B2 (ja) * 2012-03-08 2016-09-06 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット印刷装置
JP5887636B2 (ja) * 2012-03-16 2016-03-16 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP6307905B2 (ja) * 2014-02-05 2018-04-11 ブラザー工業株式会社 印刷装置
JP6269232B2 (ja) * 2014-03-25 2018-01-31 セイコーエプソン株式会社 捺染装置
JP6846010B2 (ja) * 2016-03-18 2021-03-24 株式会社リコー 搬送装置及び印刷装置
EP3482945B1 (en) 2016-07-11 2022-04-06 FUJIFILM Corporation Image processing device and method, program, and inkjet printing system
JP6732021B2 (ja) * 2016-07-11 2020-07-29 富士フイルム株式会社 画像処理装置及び方法、プログラム、並びにインクジェット印刷システム
JP6796098B2 (ja) * 2018-03-09 2020-12-02 ブラザー工業株式会社 印刷装置
KR102104267B1 (ko) * 2018-10-11 2020-04-27 한국생산기술연구원 3중 레이어 원단 제조 장치 및 이를 이용한 스마트 의류용 원단 제조 방법
WO2022092171A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 京セラ株式会社 インクジェット記録装置
JP7344403B2 (ja) * 2020-11-30 2023-09-13 京セラ株式会社 インクジェット記録装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62109645A (ja) * 1985-11-08 1987-05-20 Seiko Epson Corp インクジエツト記録装置
JP4507331B2 (ja) * 2000-02-03 2010-07-21 セイコーエプソン株式会社 インクジェットプリンタ
JP2002067283A (ja) * 2000-09-01 2002-03-05 Konica Corp インクジェット記録装置
JP2003251795A (ja) * 2002-02-28 2003-09-09 Seiko Epson Corp インクジェット記録方法、該方法により形成されたインクジェット記録物、及び該方法を実施するインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011037228A (ja) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5359676B2 (ja) インクジェットプリント装置
JP7077567B2 (ja) 液体吐出装置、画像形成方法
EP3498481B1 (en) Printing apparatus and printing method
CN117103859A (zh) 印刷装置及印刷方法
KR102188901B1 (ko) 잉크젯 프린터 및 이를 이용한 잉크젯 인쇄방법
US20160297224A1 (en) Removable ultraviolet curable dye sublimation inks
JP2005254806A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2017128040A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP2010255133A (ja) インクジェット捺染方法
JP5617216B2 (ja) 捺染用インクセットおよびインクジェット捺染方法
US8991964B2 (en) Recording apparatus with a radiating unit for curing ink
WO2016190335A1 (ja) インクジェット記録装置
JP2018030361A (ja) インクジェットプリンターおよびインクジェット印刷方法
JP5263427B2 (ja) 記録装置及び記録方法
JP7322578B2 (ja) 液体を吐出する装置
JP2010242229A (ja) インクジェット捺染方法
AU2017245346A1 (en) Image forming apparatus
JP7013659B2 (ja) 乾燥装置、および画像形成装置
US10828912B2 (en) Printing method, printing device, and printing system
JP2019209594A (ja) 搬送装置、液体を吐出する装置
JP2013119214A (ja) インクジェット装置
US20220281241A1 (en) Liquid discharge apparatus, printer, and liquid discharge method
JP7316486B2 (ja) インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法
JP2010069817A (ja) インクジェット記録方法
KR200254072Y1 (ko) 솔벤트 잉크젯 건조장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120514

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130416

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5359676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150