JP5356041B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP5356041B2
JP5356041B2 JP2009002331A JP2009002331A JP5356041B2 JP 5356041 B2 JP5356041 B2 JP 5356041B2 JP 2009002331 A JP2009002331 A JP 2009002331A JP 2009002331 A JP2009002331 A JP 2009002331A JP 5356041 B2 JP5356041 B2 JP 5356041B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
unit
dust
main body
removing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009002331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010159917A (ja
Inventor
宏明 薄井
誠一 古賀
信博 小倉
貴一 林
正純 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009002331A priority Critical patent/JP5356041B2/ja
Publication of JP2010159917A publication Critical patent/JP2010159917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5356041B2 publication Critical patent/JP5356041B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、吸込グリルから吸い込んだ空気中の塵埃を捕集するエアフィルタを備えた空気調和機に関する。
従来、熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方に配置される化粧パネルとを備えた空気調和機が知られている。この種の空気調和機では、化粧パネルの吸込グリルにエアフィルタが配置され、このエアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシを内蔵し、このブラシにより除去された塵埃を回収する清掃ユニットと、この清掃ユニットをエアフィルタ上で移動させる駆動手段とからなるフィルタ清掃手段を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−271174号公報
ところで、ブラシに付着した塵埃を完全に除去することは難しく、所定期間が経過ごとにブラシの交換や清掃などのメンテナンスを行う必要がある。
しかし、従来の構成では、フィルタ清掃手段からブラシを取り外すためには、フィルタ清掃手段を分解することを要し、ブラシのメンテナンスを容易に行うことが難しいという問題があった。さらに、フィルタ清掃手段が本体ユニットや化粧パネル等に配置される場合には、ブラシのメンテナンスが高所作業となるため、このメンテナンスがより困難となることがあった。
そこで、本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシのメンテナンスを容易に行うことができる空気調和機を提供することを目的とする。
本発明は、熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方に配置される化粧パネルとを備えた空気調和機において、前記化粧パネルの吸込グリルを通じて吸い込んだ空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに付着した塵埃を除去する除去装置と、前記吸込グリル上に配置されるダストボックスとを備え、前記除去装置は、前記エアフィルタ上を移動する除去装置本体と、塵埃を除去するブラシを有するブラシユニットとを備え、このブラシユニットを前記除去装置本体に対して着脱自在とし、前記ブラシユニットは、前記ブラシを収容するケース体の下面に開閉自在な下蓋を備え、この下蓋は、通常時には、内部の塵埃が落下しないように閉塞する方向にばね付勢されると共に、前記除去装置が前記ダストボックス上に移動した場合に、前記ダストボックスに当接し、ばね力に抗って該下蓋を開放させる突出片を備えたことを特徴とする空気調和機。
この構成によれば、ブラシユニットを除去装置本体に対して着脱自在としたため、この除去装置本体を空気調和機に残したまま、ブラシを取り外すことができることにより、当該ブラシのメンテナンスを容易に行うことができる。
この構成において、前記除去装置本体は、該除去装置本体を前記エアフィルタに対して往復動させる移動用モータと、この移動用モータに横並びに配置されるブラシ駆動モータと、このブラシ駆動モータの駆動軸に連なる駆動ギアとを備え、前記ブラシユニットは、前記ブラシの回転軸に連なり、当該ブラシユニットを前記除去装置本体に装着した際に、前記駆動ギアに噛合する従動ギアを備える構成としても良い。
この構成によれば、取り外される側のブラシユニットには、モータ等の電気部品が配置されないため、着脱を容易に行うことができる。さらに、ブラシユニットは、当該ブラシユニットを前記除去装置本体に装着した際に、駆動ギアに噛合する従動ギアを備えるため、簡単な操作でモータの駆動力をブラシに伝達させることができる。
また、前記除去装置本体は、前記ブラシユニットの両側部を保持するとともに、当該ブラシユニットを水平方向に案内する溝部を備える構成としても良い。この構成によれば、ブラシユニットの両側部が溝部に保持されるため、着脱作業時にブラシユニットを手で保持しなくても当該ブラシユニットの落下が防止される。このため、例えば、高所での作業の場合であっても、ブラシユニットを水平に操作することにより、当該ブラシユニットの着脱を片手で行うことができるため、容易に作業を行うことができる。
また、前記除去装置は、前記ブラシユニットを前記除去装置本体に装着した状態で固定するロック機構を備える構成としても良い。この構成によれば、ロック機構により、ブラシユニットが除去装置本体に固定されるため、エアフィルタの清掃動作中にブラシユニットが除去装置本体から脱落することが防止される。
本発明によれば、除去装置は、エアフィルタ上を移動する除去装置本体と、塵埃を除去するブラシを有するブラシユニットとを備え、このブラシユニットを除去装置本体に対して着脱自在としたため、この除去装置本体を空気調和機に残したまま、ブラシを取り外すことができ、当該ブラシのメンテナンスを容易に行うことができる。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和機100の分解斜視図であり、図2は天井埋込型空気調和機100の断面図である。
天井埋込型空気調和機100は、図1及び図2に示すように、箱形に形成された板金製の本体ユニット1を有し、この本体ユニット1と、フィルタチャンバ20と、化粧パネル21とが三段に重ねられて構成されている。
本体ユニット1の外側面には、図1に示すように、複数の吊り金具1Bが設けられており、各々の吊り金具1Bには、図2に示すように、天井面110に固定された吊下ボルト2がナット4(図1)によって固定され、これらの吊下ボルト2を介して、天井埋込型空気調和機100は天井面110から吊り下げ設置される。この場合、天井埋込型空気調和機100の化粧パネル21は、上記天井面110の下方に天井裏空間111を介して設けられる天井板112に配置されて被調和室に露出している。
図2に示すように、本体ユニット1の内部には、側板1A及び天板の内側に発泡スチロール製の断熱材3がほぼ全面にわたって配置されており、この断熱材3の内側に、送風機9、及び熱交換器11が収容されている。
送風機9は、シャフトを下向きに配置されたモータ5と、モータ5のシャフトに取り付けられたターボファン7とで構成されている。熱交換器11は、上面視で五角形に成形されたプレートフィン型の熱交換器であり、送風機9を取り囲むように配置される。
熱交換器11の下方には、熱交換器11の下面11Aを覆うように、発泡スチロール樹脂等の合成樹脂製のドレンパン13が配設され、ドレンパン13に溜まるドレンを外部に排出するドレンポンプ(図示略)が設けられている。
ドレンパン13は、本体ユニット1の側板1Aの内面に接するように配設され、ドレンパン13の中央には吸込開口14が開口し、周縁部には熱交換器11を通った送風機9の排気を通すための吹出開口15が形成されている。吸込開口14の上部には、吸込開口14を通った被調和室の空気を送風機9に案内するノズル17が取り付けられている。また、ドレンパン13には天井埋込型空気調和機100の制御回路や電源回路等を収容した電装ボックス(図示略)等の各種部品がねじ止めされている。
フィルタチャンバ20は、ドレンパン13の直下に重ねて配設されており、フィルタチャンバ20にはドレンパン13の吹出開口15に連通する通風孔25と、吸込開口14に連通する矩形状の吸込開口26とが形成されている。フィルタチャンバ20は、吸込開口26の四辺に沿って形成される枠部材26Aを備え、この枠部材26Aには、図1及び図2に示すように、吸込開口26を通じて本体ユニット1に流入する被調和室内の空気中に含まれる塵埃を捕集するエアフィルタ40が嵌め込まれている。このエアフィルタ40は、網目状に形成されるフィルタ素材41と、このフィルタ素材41を支持する格子状に形成されたフィルタ支持枠42とを備え、これらフィルタ素材41とフィルタ支持枠42とが一体に形成されている。
本構成では、フィルタチャンバ20は、エアフィルタ40の風上側、すなわちエアフィルタ40の下面(捕集面)側に、当該エアフィルタ40に付着した塵埃を自動的に除去する清掃ユニット(除去装置)50を備える。この清掃ユニット50は、エアフィルタ40の下面を、図2に矢印Xで示す方向に移動可能に構成されており、この移動の際に当該エアフィルタ40に付着した塵埃を除去するものである。この清掃ユニット50については後述する。
フィルタチャンバ20の下面には、被調和室内に露出する化粧パネル21がねじ(図示略)等により取り付けられている。化粧パネル21には、被調和室の空気を吸込む吸込口22と、熱交換器11を通った調和空気を被調和室に吹き出す吹出口23とが形成され、この吹出口23には、風向を変更するためのルーバ24が設けられている。
吸込口22はフィルタチャンバ20の吸込開口26に連通し、吹出口23はフィルタチャンバ20の通風孔25に連通する位置および形状に形成されている。
また、化粧パネル21には、吸込口22に嵌合する吸込グリル30と、吸込グリル30を4本の吊紐36、37、38、39によって昇降自在に支持する昇降ユニット35とが取り付けられている。本実施形態では、吸込グリル30と昇降ユニット35とを備えて昇降手段が構成される。吸込グリル30の中央には室内空気を吸い込む吸込口31が形成され、この吸込グリル30が吸込口22に嵌合した状態で吸込口31が吸込開口26に連通する。
昇降ユニット35は、化粧パネル21の内側、すなわちフィルタチャンバ20側の面に、板金製のステー(図示略)を介して取り付けられ、4本の吊紐36〜39を繰り出し、或いは巻き戻すことにより、所定の範囲で吸込グリル30を昇降させる。
吸込グリル30は、その一辺に2本の吊紐36、37が固定され、他辺に2本の吊紐38、39が固定されている。昇降ユニット35は、吊紐36、37の繰り出し及び巻き戻しを行う第1機構(図示略)と、吊紐38、39の繰り出し及び巻き戻しを行う第2機構(図示略)と、これら第1機構及び第2機構を制御する制御基板(図示略)とを、一つの筐体に収納したものである。
吊紐36〜39は、その一端がそれぞれ吸込グリル30の裏面、すなわち図2中上側の面に固定され、他端は、化粧パネル21の裏面に設けられたガイド43によって水平方向に転向され、昇降ユニット35内に収容される。
吸込グリル30には、図2に示すように、この吸込グリル30を化粧パネル21の吸込口22に嵌合した際に、上記昇降ユニット35と対向する一方の辺30Aと反対側の他方の辺30Bに沿って、ダストボックス57が配置されている。このダストボックス57は、ダストボックス57は、上面が開放された箱状に形成されており、清掃ユニット50で除去された塵埃が当該清掃ユニット50から移されて集積される。ダストボックス57は、吸込グリル30に着脱自在に支持されている。これによれば、ダストボックス57内に塵埃が溜まったら、吸込グリル30を下降させ、この吸込グリル30からダストボックス57を取り外して、当該塵埃を簡単に廃棄することができる。
本構成では、フィルタチャンバ20にエアフィルタ40と、このエアフィルタ40上の塵埃を除去する清掃ユニット50とを備え、この清掃ユニット50で除去された塵埃が当該清掃ユニット50から移されて集積されるダストボックス57が吸込グリル30に昇降可能に支持されている。このため、エアフィルタ40と清掃ユニット50とをフィルタチャンバ20に残した状態で、ダストボックス57を吸込グリル30とともに昇降させることができるため、昇降ユニット35の負荷の軽減を図ることができる。
このように構成される天井埋込型空気調和機100は、図示しない室外機から供給される冷媒を熱交換器11に通して、熱交換器11を蒸発器または凝縮器として機能させ、図2に示すように、送風機9の動作によって吸込口31から被調和室の室内空気を吸い込み、吸込開口26、吸込開口14、及びノズル17を通して室内空気を熱交換器11に通して冷却または加熱し、調和空気とする。そして、天井埋込型空気調和機100は、送風機9の動作によって、調和空気を吹出開口15及び通風孔25を通して吹出口23から被調和室に吹き出し、被調和室を冷房または暖房する。
次に、清掃ユニット50について説明する。
図3は、化粧パネル21を外した状態の本体ユニット1及びフィルタチャンバ20を下方から見た斜視図である。
清掃ユニット50は、図3に示すように、フィルタチャンバ20内で、エアフィルタ40の幅方向に亘って当該エアフィルタ40の下面側に配置され、この下面側を往復移動自在に構成されている。この清掃ユニット50は、空気調和機100の運転中には、通風を阻害しない待機位置(例えば、昇降ユニット35の上方)に位置している。
フィルタチャンバ20の枠部材26Aの下面には、エアフィルタ40の両側に一対のラックギア51、51が下向きに形成されている。これらラックギア51、51は、清掃ユニット50が移動する方向に沿って延出している。また、フィルタチャンバ20には、ラックギア51、51の下方にそれぞれ間隔をあけてガイドレール52A、52Bが配置されている。本構成では、フィルタチャンバ20は、清掃ユニット50の移動方向に直交する方向に設けられた枠部材26Aから、それぞれ下方に延びる一対の支持台座26B、26Bを備え、これら支持台座26B、26Bにガイドレール52A、52Bがねじ止めされている。
これらガイドレール52A、52Bは、ラックギア51、51と協働して清掃ユニット50の移動を案内するものであり、当該ガイドレール52A、52Bとラックギア51、51との間隔は、清掃ユニット50の両側に形成される機構収容部の高さと略同一に形成されている。すなわち、ガイドレール52A、52B上に、それぞれ清掃ユニット50の機構収容部を載置した状態で、これら機構収容部に収容された駆動用のピニオンギアとラックギア51、51とが噛合する間隔に設けられている。
ガイドレール52A、52Bは、支持台座26B、26Bにねじ止めされているため、これらガイドレール52A、52Bとラックギア51、51との間に清掃ユニット50を簡単に配置することができる。本実施形態では、一方のガイドレール52Bは幅広に形成され、このガイドレール52Bの下面には、清掃ユニット50の動作を制御する制御ボックス53が配置されている。
清掃ユニット50は、図4及び図5に示すように、ガイドレール52A、52B上を移動する清掃ユニット本体(除去装置本体)55と、この清掃ユニット本体55に着脱自在に構成されるブラシユニット56とを備える。清掃ユニット本体55は、図4Aに示すように、ガイドレール52Aの上に載置される第1の機構収容部55Aと、幅広のガイドレール52Bの上に載置される第2の機構収容部55Bと、これら両機構収容部55A、55Bを連結し、エアフィルタ40の幅方向に亘って延在する本体部55Cとを備える。両機構収容部55A、55Bは、本体部55Cよりも、清掃ユニット本体55の移動方向の一方に大きく突出して形成され、この突出した部分と本体部55Cとで形成されたエリアAにブラシユニット56が取り付けられる。
第2の機構収容部55Bには、清掃ユニット50をガイドレール52A、52B上を移動させる移動用モータ60と、この移動用モータ60の駆動軸60Aに設けられた第1ピニオンギア61と、この第1ピニオンギア61に噛合する第2ピニオンギア(ピニオンギア)62とが収容されている。この第2ピニオンギア62には、本体部55C内に収容される回転軸63の一端が連結され、この回転軸63の他端には、第1の機構収容部55Aに収容され、上記第2ピニオンギア62と同径、同歯数の第3ピニオンギア64が連結されている。
これら第2及び第3ピニオンギア62、64は、それぞれ両機構収容部55A、55Bの上面に形成された開口部を通じて露出し、各ラックギア51、51に噛合っている。移動用モータ60の駆動により、ラックギア51、51上を第2及び第3ピニオンギア62、64が回転することによって、図2に示すように、清掃ユニット50を、エアフィルタ40の下面に沿って当該エアフィルタ40の一端側40Aから他端側40Bまで移動させることができる。また、第2の機構収容部55Bには、ブラシ駆動モータ66と、このブラシ駆動モータ66の駆動軸66Aに設けられた第4ピニオンギア(駆動ギア)67とが収容されている。
一方、ブラシユニット56は、図4に示すように、横長のケース体70と、このケース体70内に収容される横長の回転ブラシ(ブラシ)71とを備える。ケース体70の上面には、図4Bに示すように、開口部79が形成され、回転ブラシ71の外周部が当該ケース体70の外側に突出している。これにより、エアフィルタ40に付着した塵埃が回転ブラシ71の回転により掻き落とされ、この掻き落とされた塵埃はケース体70の内部に捕集される。また、回転ブラシ71は、図4Aに示すように、このの回転ブラシ71の回転軸72の一端72Aがケース体70の外部に延出しており、この一端72Aには、上記第4ピニオンギア67と噛合する第5ピニオンギア(従動ギア)73が設けられている。
また、ケース体70には、回転ブラシ71の下方に、この回転ブラシ71で掻き落とした(除去した)塵埃を受けて、この塵埃を一時的に貯める塵埃収容室74が形成されている。この塵埃収容室74は、図3に示すように、ガイドレール52A,52B間に突出して形成されている。
塵埃収容室74には、回転ブラシ71の下方に当該回転ブラシ71の全幅に渡って延在する塵埃剥離板78が取り付けられている。この塵埃剥離板78は、その先端を回転ブラシ71の外周面に略沿う方向に屈曲して当該回転ブラシ71に接触する爪部を有し、回転ブラシ71が回転した場合に、この回転ブラシ71と上記爪部とが接触して、回転ブラシ71に付着した塵埃を剥離して塵埃収容室74に収容させる。
ケース体70の下面には、開閉自在な下蓋75が設けられ、この下蓋75は、塵埃収容室74に溜まった塵埃をダストボックス57に投下する際に開放される。この下蓋75は、塵埃収容室74の下縁部にヒンジ軸76を介してヒンジ連結され、通常時には、内部の塵埃が落下しないように閉塞する方向にばね付勢されている。
また、下蓋75には、ヒンジ軸76側に下方に突出する三角形状の複数の突出片77が形成されている。これら突出片77は、塵埃収容室74の幅方向に所定間隔をあけて略同じ大きさに設けられており、ブラシユニット56をダストボックス57上に移動させた場合に、このダストボックス57と当接し、ばね力に抗って下蓋75を開放させる機能を有する。
清掃ユニット本体55の両機構収容部55A、55Bには、図4Bに示すように、この両機構収容部55A、55Bの対向する面に、それぞれブラシユニット56の両側部70A、70Bを保持するとともに、当該ブラシユニット56を水平方向に案内する案内溝(溝部)68、68が形成されている。この案内溝68、68の高さは、ブラシユニット56の両側部70A、70Bの高さと略同一に形成され、当該ブラシユニット56をスムーズに着脱できるようになっている。
この構成では、ブラシユニット56の両側部70A、70Bが案内溝68、68に保持されるため、着脱作業時にブラシユニット56を手で保持しなくても当該ブラシユニット56の落下が防止される。また、ブラシユニット56を着脱する際には、案内溝(溝部)68、68に沿って、ブラシユニット56を水平方向に移動させれば良いため、例えば、ブラシユニット56の着脱作業を高所で行う場合であっても、ブラシユニット56を水平に移動操作することにより、当該ブラシユニット56の着脱を片手で行うことができるため、容易に作業を行うことができる。
また、第2の機構収容部55B側の案内溝68の側面には、ブラシユニット56の挿入方向側に開いた切り欠き69が形成され、図5Aに示すように、この切り欠き69を通じて、ブラシユニット56の第5ピニオンギア73が第2の機構収容部55B内に進入し、第4ピニオンギア67と噛合するようになっている。
また、清掃ユニット50は、ブラシユニット56を清掃ユニット本体55に装着した状態で固定するロック機構80を備える。このロック機構80は、清掃ユニット本体55の本体部55Cから延びる板材81に形成された一対の係止爪82と、ブラシユニット56のケース体70に設けられ、係止爪82が嵌る係止溝83とを備える。
係止爪82は、板材81の下面に配置されたスライドレバー84と一体に作動し、空気調和機100の下方からロック機構80を操作することができる。また、このスライドレバー84は、清掃ユニット50が移動する方向と直交方向にスライド可能に形成されているため、清掃ユニット50の移動動作によってもロック機構80が解除されることが防止される。
次に、動作について説明する。
深夜時間帯等、天井埋込型空気調和機100の運転が停止している場合に、上記した清掃ユニット50が動作される。この清掃ユニット50の移動用モータ60が動作されると、この移動用モータ60の回転が第2及び第3ピニオンギア62,64に伝達され、これらピニオンギア62、64がラックギア51、51上を回転することによって、清掃ユニット50がガイドレール52A,52B上を往復移動する。
また、ブラシ駆動モータ66が動作されると、このブラシ駆動モータ66の回転が回転ブラシ71に伝達されて当該回転ブラシ71が回転する。この回転ブラシ71の回転により、エアフィルタ40に付着した塵埃は掻き落とされ塵埃収容室74に収容される。
この塵埃収容室74に収容された塵埃は、塵埃収容室74(清掃ユニット50)がダストボックス57上に移動した際に、このダストボックス57内に投下される。具体的には、清掃ユニット50がダストボックス57上に移動する場合、清掃ユニット50の塵埃収容室74の下蓋75には突出片77が形成されているため、この突出片77がダストボックス57に当接することにより、下蓋75はヒンジ軸76を中心に塵埃収容室74の外側に開放される。これにより、塵埃収容室74内の塵埃はダストボックス57内に投下される。
本実施形態では、清掃ユニット50がエアフィルタ40の下面を一往復するごとに、この清掃ユニット50の塵埃収容室74は、ダストボックス57の上方に移動し、当該塵埃収容室74内の塵埃をダストボックス57に投下する動作を実行するが、これに限るものではなく、例えば、清掃ユニット50の掃除動作が終了するごと、もしくは、この掃除動作を複数回実行するごとに、清掃ユニット50をダストボックス57の上方に移動させ、当該ダストボックス57への投下動作を実行するように制御しても良い。
ダストボックス57内に塵埃が溜まったら、このダストボックス57を吸込グリル30とともに下降させる。このダストボックス57は、吸込グリル30に着脱自在に配置されているため、このダストボックス57を吸込グリル30から取り外して当該ダストボックス57内の塵埃を容易に廃棄することができる。本実施形態では、天井埋込型空気調和機100の運転時間が所定時間(例えば3ヶ月)に至ったら、ダストボックス57を吸込グリル30とともに降下させているが、これに限るものではなく、例えば、ダストボックス57内に塵埃の量を検出する満量センサを設け、この満量センサが作動した場合に、ダストボックス57を降下させる構成としても良い。
以上、説明したように、本実施形態によれば、熱交換器11及び送風機9を有する本体ユニット1と、この本体ユニット1の下方に配置される化粧パネル21とを備えた天井埋込型空気調和機100において、化粧パネル21の吸込グリル30を通じて吸い込んだ空気中の塵埃を捕集するエアフィルタ40と、このエアフィルタ40に付着した塵埃を除去する清掃ユニット50とを備え、この清掃ユニット50は、エアフィルタ40上を移動する清掃ユニット本体55と、塵埃を除去する回転ブラシ71を有するブラシユニット56とを備え、このブラシユニット56を清掃ユニット本体55に対して着脱自在としたため、この清掃ユニット本体55を天井埋込型空気調和機100内に残したまま、ブラシユニット56を簡単に取り外すことができ、回転ブラシ71のメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、清掃ユニット本体55はブラシ駆動モータ66と、このブラシ駆動モータ66の駆動軸66Aに連なる第4ピニオンギア67とを備え、ブラシユニット56は、回転ブラシ71の回転軸72に連なり、当該ブラシユニット56を清掃ユニット本体55に装着した際に、第4ピニオンギア67に噛合する第5ピニオンギア73を備えるため、取り外される側のブラシユニット56には、モータ等の電気部品が配置する必要がなく、ブラシユニット56の着脱を容易に行うことができる。さらに、ブラシユニット56は、当該ブラシユニット56を清掃ユニット本体55に装着した際に、第4ピニオンギア67に噛合する第5ピニオンギア73を備えるため、ブラシユニット56を清掃ユニット本体55に装着するといった簡単な操作で、清掃ユニット本体55に配置されるブラシ駆動モータ66の駆動力を回転ブラシ71に伝達することができる。
また、本実施形態によれば、清掃ユニット本体55は、この清掃ユニット本体55の両側に位置する両機構収容部55A、55Bの対向する面に、それぞれブラシユニット56の両側部70A、70Bを保持するとともに、当該ブラシユニット56を水平方向に案内する案内溝68、68が形成されているため、着脱作業時にブラシユニット56を手で保持しなくても当該ブラシユニット56の落下が防止される。また、ブラシユニット56を着脱する際には、案内溝(溝部)68、68に沿って、ブラシユニット56を水平方向に移動させれば良いため、例えば、ブラシユニット56の着脱作業を高所で行う場合であっても、ブラシユニット56を水平に移動操作することにより、当該ブラシユニット56の着脱を片手で行うことができるため、容易に作業を行うことができる。
また、本実施形態によれば、清掃ユニット50は、ブラシユニット56を清掃ユニット本体55に装着した状態で固定するロック機構80を備えるため、このロック機構80により、ブラシユニット56が清掃ユニット本体55に固定されるため、清掃ユニット50によるエアフィルタ40の清掃中に、ブラシユニット56が清掃ユニット本体55から脱落することが防止される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態では、ダストボックス57を吸込グリル30とともに昇降させる構成について説明したが、ダストボックス57の4隅に吊紐を設け、このダストボックス57のみを昇降させる構成としても良い。
本発明の実施の形態に係る天井埋込型空気調和機の分解斜視図である。 天井埋込型空気調和機の断面図である。 化粧パネルを外した状態の本体ユニット及びフィルタチャンバを下方から見た斜視図である。 清掃ユニットを示す図であり、図4Aは、清掃ユニット本体とブラシユニットとが分離した状態を示す下面図であり、図4Bは、図4AのA−A断面図である。 清掃ユニットを示す図であり、図5Aは、清掃ユニット本体とブラシユニットとが連結した状態を示す下面図であり、図5Bは、図5AのB−B断面図である。
1 本体ユニット
9 送風機
11 熱交換器
20 フィルタチャンバ
21 化粧パネル
26A 枠部材
26B 支持台座
30 吸込グリル
35 昇降ユニット
40 エアフィルタ
50 清掃ユニット(除去装置)
51 ラックギア
52A、52B ガイドレール
53 制御ボックス
55 清掃ユニット本体(除去装置本体)
55A 第1の機構収容部
55B 第2の機構収容部
55C 本体部
56 ブラシユニット
57 ダストボックス
60 移動用モータ
60A 駆動軸
61 第1ピニオンギア
62 第2ピニオンギア(ピニオンギア)
63 回転軸
64 第3ピニオンギア(ピニオンギア)
66 ブラシ駆動モータ
66A 駆動軸
67 第4ピニオンギア(駆動ギア)
68 案内溝(溝部)
70 ケース体
70A、70B 側部
71 回転ブラシ(ブラシ)
72 回転軸
73 第5ピニオンギア(従動ギア)
74 塵埃収容室
75 下蓋
80 ロック機構
100 天井埋込型空気調和機(空気調和機)

Claims (4)

  1. 熱交換器及び送風機を有する本体ユニットと、この本体ユニットの下方に配置される化粧パネルとを備えた空気調和機において、
    前記化粧パネルの吸込グリルを通じて吸い込んだ空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに付着した塵埃を除去する除去装置と、前記吸込グリル上に配置されるダストボックスとを備え、前記除去装置は、前記エアフィルタ上を移動する除去装置本体と、塵埃を除去するブラシを有するブラシユニットとを備え、このブラシユニットを前記除去装置本体に対して着脱自在とし、前記ブラシユニットは、前記ブラシを収容するケース体の下面に開閉自在な下蓋を備え、この下蓋は、通常時には、内部の塵埃が落下しないように閉塞する方向にばね付勢されると共に、前記除去装置が前記ダストボックス上に移動した場合に、前記ダストボックスに当接し、ばね力に抗って該下蓋を開放させる突出片を備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記除去装置本体は、該除去装置本体を前記エアフィルタに対して往復動させる移動用モータと、この移動用モータに横並びに配置されるブラシ駆動モータと、このブラシ駆動モータの駆動軸に連なる駆動ギアとを備え、前記ブラシユニットは、前記ブラシの回転軸に連なり、当該ブラシユニットを前記除去装置本体に装着した際に、前記駆動ギアに噛合する従動ギアを備えること特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記除去装置本体は、前記ブラシユニットの両側部を保持するとともに、当該ブラシユニットを水平方向に案内する溝部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記除去装置は、前記ブラシユニットを前記除去装置本体に装着した状態で固定するロック機構を備えることを特徴とする請求項1または3のいずれかに記載の空気調和機。
JP2009002331A 2009-01-08 2009-01-08 空気調和機 Expired - Fee Related JP5356041B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002331A JP5356041B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009002331A JP5356041B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010159917A JP2010159917A (ja) 2010-07-22
JP5356041B2 true JP5356041B2 (ja) 2013-12-04

Family

ID=42577201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009002331A Expired - Fee Related JP5356041B2 (ja) 2009-01-08 2009-01-08 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5356041B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105627780B (zh) * 2014-12-30 2017-08-29 重庆环际低碳节能技术开发有限公司 一种电厂冷却塔可调节滤网
JP6603885B2 (ja) * 2015-08-28 2019-11-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH091601A (ja) * 1995-06-21 1997-01-07 Suzuki Motor Corp 樹脂成形用金型
JP2004117808A (ja) * 2002-09-26 2004-04-15 Canon Inc 帯電装置、帯電装置の支持枠体、帯電装置の取り付け方法
JP4175421B2 (ja) * 2006-08-31 2008-11-05 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2008157538A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Kowa Co Ltd 清掃具及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010159917A (ja) 2010-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5356042B2 (ja) 空気調和機
JP2010043781A (ja) 空気調和機
JP4698747B2 (ja) 壁掛け形空気調和機
KR101132610B1 (ko) 공기조화기 및 공기조화기의 제어 방법
JP4840565B2 (ja) 空気調和機
JP2010032194A (ja) 天井埋込型空気調和機
KR101060999B1 (ko) 공기 조화기
JP5305800B2 (ja) 空気調和機
WO2016157292A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP6796607B2 (ja) 空調機器
JP5356041B2 (ja) 空気調和機
JP5305808B2 (ja) 空気調和装置
WO2016157294A1 (ja) 空気調和機の室内機
JP5329166B2 (ja) 空気調和機
JP3519236B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2012107816A (ja) 空気調和機
JP5547616B2 (ja) 空気調和機
JP4165246B2 (ja) 空気調和機
JP2012087969A (ja) 空気調和機
JP2012102984A (ja) 空気調和機
JP2016038167A (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
JP6124847B2 (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
JP5239629B2 (ja) 空調室内機
JP6355803B2 (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機
JP2016038166A (ja) 空気調和機用のフィルター清掃装置及び空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130418

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130828

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5356041

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees