JP5355326B2 - エンジン制御装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
請求項6の発明は、エンジンと、前記エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記エンジンの駆動状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出情報と前記エンジン固有の出力特性データとに基づいて前記燃料噴射装置の作動を制御するECUとを備えているエンジン制御装置の制御方法であって、前記ECUには、前記出力特性データが書き込まれる第1エリアと、前記燃料噴射装置の作動を修正するための修正特性データを書き込み可能な第2エリアとが設けられており、前記第1エリアには前記出力特性データが書き込まれる一方で、前記第2エリアには前記修正特性データを書き込まない状態で出荷され、前記エンジンを作業車両に搭載する際に、前記第2エリアに前記作業車両の車種や当該作業車両に装着される作業機毎に設定された前記修正特性データが書き込まれ、前記修正特性データが書き込まれた前記ECUは、前記検出手段の検出情報に基づき前記修正特性データを優先的に照会して、前記照会結果に基づき前記燃料噴射装置を作動させるというものである。
まず、主に図3を参照しながら、コモンレールシステム117(コモンレール式燃料噴射装置)及びディーゼルエンジン70の燃料系統構造について説明する。図3に示すように、ディーゼルエンジン70に設けられた4気筒分の各インジェクタ115に、コモンレールシステム117及び燃料供給ポンプ116を介して、燃料タンク118が接続されている。各インジェクタ115は電磁開閉制御型の燃料噴射バルブ119を備えている。コモンレールシステム117は円筒状のコモンレール120を備えている。
次に、図1〜図5を参照しながら、コモンレール120の燃料噴射制御について説明する。図3に示す如く、ディーゼルエンジン70における各気筒の燃料噴射バルブ119を作動させるECU11(統合ECU)を備えている。詳細は図示しないが、ECU11は、各種演算処理や制御を実行するCPUの他、制御プログラムやデータを記憶させるEEPROM、フラッシュメモリ、制御プログラムやデータを一時的に記憶させるRAM、CANコントローラ及び入出力インターフェイス等を備えており、ディーゼルエンジン70又はその近傍に配置されている。
次に、図7のフローチャートを参照して、燃料噴射制御の一例を説明する。前述の通り、実施形態のECU11は、購入側エリアU2に修正特性マップM2が書き込まれているために、修正特性マップM2を優先的に照会して、エンジン速度センサ14及びスロットル位置センサ16の検出値からトルクTを演算して目標燃料噴射量Rを求め、この照会演算結果に基づいてコモンレールシステム117を作動させる。この場合、図7のフローチャートに示すように、ECU11は、選択すべき特性マップがいずれであるかを判別する(ステップS1)。実施形態では、購入側エリアU2に修正特性マップM2が書き込まれているか否かを判別する。出力特性マップM1を選択する場合(書き込みなし)は、エンジン速度センサ14及びスロットル位置センサ16の検出値を所定タイミング(適宜時間毎)にて読み込み(ステップS2)、次いで、ECU11が自身の有する出力特性マップM1を照会し、先ほど読み込まれた回転速度N及びスロットル位置からトルクTを求めて目標燃料噴射量Rを演算する(ステップS3)。そして、目標燃料噴射量Rに基づいてコモンレールシステム117を作動させる(ステップS4)。その後、電源印加用のキースイッチ(図示省略)が入り状態であればステップS2に戻って、出力特性マップM1を用いた燃料噴射制御を続行する。
次に、図11〜図16を参照しながら、ディーゼルエンジン70の全体構造について説明する。実施形態のディーゼルエンジン70は4気筒型のものであり、ディーゼルエンジン70におけるシリンダヘッド72の左側面に排気マニホールド71が配置されている。シリンダヘッド72の右側面には吸気マニホールド73が配置されている。シリンダヘッド72は、クランク軸74とピストン(図示省略)が内蔵されたシリンダブロック75上に搭載されている。シリンダブロック75の前後両側面からクランク軸74の前後先端部をそれぞれ突出させている。シリンダブロック75の前面側には冷却ファン76が設けられている。クランク軸74の前端側からVベルト77を介して冷却ファン76に回転力を伝達するように構成されている。
次に、図17及び図18を参照しながら、ディーゼルエンジン70が搭載されるトラクタ201の概略について説明する。作業車両としてのトラクタ201は、走行機体202を左右一対の前車輪203と同じく左右一対の後車輪204とで支持し、走行機体202の前部に搭載されたディーゼルエンジン70にて後車輪204及び前車輪203を駆動することにより、前後進走行するように構成される。
本願発明は、前述の実施形態に限らず、様々な態様に具体化できる。例えば本願発明はトラクタに搭載されるエンジンのエンジン制御装置に限らず、コンバインや田植機等の農作業機や、ホイルローダ等の特殊作業用作業車両に搭載されるエンジンのエンジン制御装置としても適用可能である。燃料噴射装置はコモンレール式のものに限らず、電子ガバナ式のものであってもよい。その他、各部の構成は図示の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
M2,M3 修正特性マップ
N 回転速度
T トルク
U1 製造側エリア
U2 購入側エリア
11 ECU(統合ECU)
14 エンジン速度センサ(検出手段)
16 スロットル位置センサ(検出手段)
20 記憶手段
20a 修正特性用領域
70 ディーゼルエンジン
115 インジェクタ
117 コモンレールシステム
120 コモンレール
Claims (6)
- エンジンと、前記エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記エンジンの駆動状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出情報と前記エンジン固有の出力特性データとに基づいて前記燃料噴射装置の作動を制御するECUとを備えているエンジン制御装置であって、
前記ECUには、前記出力特性データが書き込まれる第1エリアと、前記燃料噴射装置の作動を修正するための修正特性データを書き込み可能な第2エリアとが設けられており、
前記第1エリアには前記出力特性データが書き込まれる一方で、前記第2エリアには前記修正特性データを書き込まない状態で出荷され、前記エンジンを作業車両に搭載する際に、前記第2エリアに前記作業車両の車種や当該作業車両に装着される作業機毎に設定された前記修正特性データが書き込まれ、
前記修正特性データが書き込まれた前記ECUは、前記検出手段の検出情報に基づき前記修正特性データを照会して、前記照会結果に基づき前記燃料噴射装置を作動させることを許容するように構成されている、
エンジン制御装置。 - 前記ECUには、更に前記第2エリアへの書き込みを禁止する禁止手段を備えており、
前記エンジンを作業車両に搭載する際には、前記禁止手段による書き込み禁止状態が解除された場合に、前記第2エリアに前記作業車両の作業特性に適合した前記修正特性データが書き込まれる、
請求項1に記載したエンジン制御装置。 - 前記修正特性データが書き込まれた前記ECUは、前記検出手段の検出情報に基づき前記修正特性データを優先的に照会するように構成されている、
請求項1又は2に記載したエンジン制御装置。 - 前記修正特性データが正常に書き込まれた後は、前記修正特性データの書換えをハードウェア的又はソフトウェア的に禁止するように構成されている、
請求項1〜3のうちいずれかに記載したエンジン制御装置。 - 前記各特性データは、前記エンジンにおける回転速度とトルクとの関係を示すデータであり、前記修正特性データは、前記出力特性データと比較して、所定回転速度に対するトルクを制限するように設定されている、
請求項1〜4のうちいずれかに記載したエンジン制御装置。 - エンジンと、前記エンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置と、前記エンジンの駆動状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出情報と前記エンジン固有の出力特性データとに基づいて前記燃料噴射装置の作動を制御するECUとを備えているエンジン制御装置の制御方法であって、
前記ECUには、前記出力特性データが書き込まれる第1エリアと、前記燃料噴射装置の作動を修正するための修正特性データを書き込み可能な第2エリアとが設けられており、
前記第1エリアには前記出力特性データが書き込まれる一方で、前記第2エリアには前記修正特性データを書き込まない状態で出荷され、前記エンジンを作業車両に搭載する際に、前記第2エリアに前記作業車両の車種や当該作業車両に装着される作業機毎に設定された前記修正特性データが書き込まれ、
前記修正特性データが書き込まれた前記ECUは、前記検出手段の検出情報に基づき前記修正特性データを優先的に照会して、前記照会結果に基づき前記燃料噴射装置を作動させる、
エンジン制御装置の制御方法。
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