JP5355037B2 - 精度測定方法及び数値制御工作機械の誤差補正方法並びに誤差補正機能を有した数値制御工作機械 - Google Patents

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本発明は、機械の精度を測定する精度測定方法及び数値制御工作機械の誤差補正方法並びに誤差補正機能を有した数値制御工作機械に関する。
一般に、複数の直線送り軸と複数の回転送り軸を有する多軸の工作機械においては、複数の回転送り軸を位置指令に従って動かしたときには位置や姿勢の誤差を生じるため、工具の加工点(基準位置)を所定の位置に位置決めしたり、所定の姿勢に姿勢決めしたりすることは難しいとされている。このため、精度の高い加工を行う場合には、位置や姿勢の誤差に応じて位置指令の補正が行われている。位置指令の補正を行うためには、補正の前段階として機械の誤差が正確に測定されている必要がある。誤差を測定する測定方法の従来の一例として、以下で開示されている方法が知られている。
特許文献1は、工作機械の運動精度の測定方法について開示し、段落番号[0017]には、「本実施例において、この基準球1−1に対して変位検出手段1−2a、bはテーブル1−3及びサドル1−9の移動方向、X軸及びY軸方向から基準球1−1の変位を検出可能なように調整され、テーブル1−3に固定されている。運動精度測定時において前記機械は基準球1−1がテーブル1−3に固定された工作物であるかのように駆動制御され、変位検出手段1−2a、bにより検出された変位出力が運動精度として記録装置1−11に記録される」と記載されている。
また、特許文献1には、段落番号[0019]及び[0020]において、運動精度測定時の機械の動きについての説明があり、「測定時の機械の動きは基準球4−1がテーブル側に固定された工作物とみなして、基準球4−1の球面上に作用素が作用するように駆動制御される。この時、機械が理想的に動けば基準球4−1が空間上でその中心回りに自転する事になり、変位検出手段4−3a、b、cには基準球4−1の真球度のみが検出されることになる。しかしながら機械が理想的に動くことはなく、実際の測定では基準球4−1の真球度に機械の運動精度が重畳された形の出力が変位検出手段4−3a、b、cから得られ、記録装置4−5に記録される。」と記載されている。
特開2003−121134号公報
特許文献1で開示されている運動精度の測定方法では、基準球4−1が所定長さの部材4−2(支軸に相当)を介して機械(主軸)に取り付けられているため、基準球の変位出力(変位)には部材4−2のたわみ量が含まれたものとなり、運動精度を正確に測定できないという問題がある。
本発明は従来技術の問題点を解決することを課題としており、本発明の目的は、回転送り軸の回転動作によるテストバー(支軸付き基準球)のたわみの影響を排除でき、機械の精度を高めることができる精度測定方法及び数値制御工作機械の誤差補正方法並びに誤差補正機能を有した数値制御工作機械を提供することである。
本発明によれば、機械の精度を測定する精度測定方法において、回転送り軸を有する機械の精度を測定する精度測定方法において、前記機械の主軸又はテーブルに基準球を装着し、前記回転送り軸が基準姿勢にあるときの前記基準球の支軸のたわみ量を測定し、測定した基準球の支軸のたわみ量と前記回転送り軸の回転角度に基づいて補正値を演算し、測定値に前記補正値を加味して前記機械の精度を測定する精度測定方法が提供される。
また、本発明によれば、回転送り軸を有する数値制御工作機械の誤差補正方法において、主軸又はテーブルに支軸の先端に基準球を有するテストバーを装着し、前記回転送り軸が基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量を取得し、前記基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量からたわみ係数を算出し、前記たわみ係数と前記支軸の長さと前記回転送り軸の回転角度とを含む関係式より、任意の測定点で前記テストバーの補正値を算出し、算出された前記テストバーの補正値に基づいて前記回転送り軸の回転動作に関係する誤差を補正する数値制御工作機械の誤差補正方法が提供される。
また、本発明によれば、回転送り軸を有し、主軸とテーブルとが相対回転可能に構成された誤差補正機能を有した数値制御工作機械において、前記主軸及び前記テーブルの一方に設けられたテストバーであって、支軸の先端に基準球を有するテストバーと、前記主軸及び前記テーブルの他方に設けられた測定器とを有し、前記回転送り軸が基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量を測定する測定装置と、前記基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量から求めたたわみ係数と前記支軸の長さと前記回転送り軸の回転角度とを含む関係式より、任意の測定点で前記テストバーの補正値を算出する誤差補正値演算部と、前記誤差補正値演算部で算出された前記補正値に基づいて前記回転送り軸の回転動作に関係する誤差を補正する誤差補正部と、を具備した、誤差補正機能を有した数値制御工作機械が提供される。
本発明によれば、回転送り軸を有する工作機械は、回転送り軸が回転動作することによって位置誤差及び姿勢誤差を生じるが、回転送り軸の測定点における誤差がテストバーのたわみ量を考慮して補正されることで、回転送り軸の回転動作によるテストバーのたわみの影響を排除でき、機械の精度を高めることができる。これにより、工作機械を目標位置に正確に位置決めすることができ、高精度の加工を行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態を説明する。本発明に係る数値制御工作機械は、機械を加工プログラムにしたがって動作させる数値制御装置を備えている。図1には、主軸側に2つの回転送り軸を有した5軸の横形マシニングセンタの構成が示されている。図1を参照すると、マシニングセンタ1は、フロア上に設置されているベッド2と、ベッド2上でZ軸方向に直動可能に立設されたコラム3と、コラム3に鉛直方向であるY軸方向に直動可能な主軸台5とを備えている。主軸台5には、ブラケット5aがZ軸に平行な軸周りのC軸方向に回転可能に支持されている。ブラケット5aには、主軸頭4がX軸に平行な軸周りのA軸方向に回転可能に支持されている。主軸頭4には、工具を把持する主軸が回転可能に支持されている。また、マシニングセンタ1は、ベッド2上で主軸頭4に対向する位置に立設され、紙面に垂直な方向であるX軸方向に直動可能なテーブル6を備えている。テーブル6にはイケール8を介してワーク7が保持されている。
図2には、工作機械の送り軸の位置を制御する数値制御装置20の構成がブロック図で示されている。図示する数値制御装置20は、工作機械の位置誤差を補正する機能を備えたものであり、加工プログラム21を読み取り、解釈して各送り軸の指令速度及び指令位置を演算する読取解釈部22と、各送り軸における送りを直線補間したり、円弧補間したりするために指令位置や指令速度等に基づいて指令パルスを演算する補間部23と、指令パルスを取得して各送り軸への位置指令を認識する位置指令認識手段24と、測定装置50で測定された測定データと測定点の座標とに基づいて測定点の位置誤差を演算する空間誤差演算部41と、を備えている。ここで、測定装置50は、回転送り軸を備えた主軸に設けられたテストバー51であって、支軸40の先端に基準球52を有するテストバー51と、イケール8に設けられた測定器であって、直交する3軸方向で基準球52の位置を測定する非接触測定器55とを有しているが、本実施の形態に制限されるものではなく、回転送り軸がテーブル6に備わる場合はイケール8にテストバー51を装着し、主軸に測定器55を備えることも可能である。
本発明に係る数値制御装置20は、誤差演算部41で求めた位置誤差を補正して空間誤差を小さくするための誤差補正値演算部42と誤差補正部43とをさらに備えている。主軸に装着するテストバー51は所定長さの支軸40を有しているため、回転送り軸を回転動作させて誤差を測定した際に、誤差にはテストバー51のたわみが含まれるものとなるが、数値制御装置20が誤差補正値演算部42と誤差補正部43を備えることで、テストバー51のたわみが誤差に含まれることを排除することができる。
誤差補正値演算部42では、回転送り軸を基準姿勢にしたとき、すなわち回転送り軸の軸線を水平にしたときのテストバー51のたわみ量から求めたたわみ係数Qと、テストバー51の支軸40の長さと、回転送り軸の回転角度とを含む関係式、すなわち下記の数3より、回転送り軸を回転させたときの任意の測定点でテストバー51の補正値、すなわちたわみ量δを算出する。
ここで、図3について説明すると、(a)は支軸40の長さが短いテストバー51の基準姿勢におけるたわみ量を測定している状態を示し、(b)は支軸40の長さが長いテストバー51の基準姿勢におけるたわみ量を測定している状態を示し、(c)は回転送り軸を回転させたときの任意の測定点において、数3で求めた支軸40の長さが短いテストバー51のたわみ量を示し、(d)は回転送り軸を回転させたときの任意の測定点において、数3で求めた支軸40の長さが長いテストバー51のたわみ量を示す説明図である。
たわみ係数Qは、支軸40の長さに依存しない係数として、数1のたわみの式を変形して、数2に示すように得ることができる。数3で算出した指令姿勢におけるたわみ量δからXYZ軸の各軸方向成分(δx,δy,δz)を求め、誤差補正部43において、誤差演算部41で演算した誤差データに加算され、誤差が補正される。数1において、δはたわみ量、Wはテストバーの重さ、Lは支軸の長さ、Eはヤング率、Iは断面二次モーメントである。数3において、Cは第1の回転送り軸の指令角度、Aは第2の回転送り軸の指令角度である。
Figure 0005355037
Figure 0005355037
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図4は、回転送り軸の回転動作に関係する位置誤差を補正するフローチャートが示されている。ステップS1で機械精度測定処理を開始し、ステップS2でテストバーのたわみ量を考慮せずに位置誤差データを誤差演算部41で演算する。ステップS3では、回転送り軸の軸線を水平にしたときのテストバー51のたわみ量を予め実測しておく。ステップS4では回転送り軸の軸線を傾けたときのテストバー51のたわみ量を数3で算出し、ステップS5においてステップS2で求めた誤差にステップS4で求めたたわみ量を加算し、ステップS6で位置指令を補正する補正量を計算する。
また、数値制御装置20は、誤差補正部43で補正された位置誤差及び姿勢誤差を直線送り軸の位置及び回転送り軸の回転角度に対応させて記憶する誤差データ記憶手段25と、位置指令と誤差データ記憶手段25に記憶された誤差とから位置指令を補正するための補正データを演算する補正データ演算手段26と、補正データに基づいて位置指令を補正する補正パルスを求める補正パルス演算手段27と、指令パルスと補正パルスとを加えたパルスをサーボ部29に出力する加算手段28とを備えている。
各送り軸のモータ30は、サーボ部29によって増幅された駆動電流によって駆動され、各送り軸を移動させるようになっている。サーボ部29は、モータ30からの速度フィードバックと図示しない位置検出装置からの位置フィードバックとに基づいて各送り軸が所望の速度で所望の位置に移動するように制御している。
次に、誤差データ記憶手段25に記憶される誤差データが位置誤差と姿勢誤差からなる他の形態について説明する。図5に示すように、誤差データ記憶手段25に記憶される誤差データは、エラーマップの形式で記憶されることができる。エラーマップは、図6に示すように直交座標系の直線送り軸X、Y、Zの各軸方向の所望の位置にある各格子点31を設定し、各格子点31のそれぞれに、回転送り軸の回転角度に対応した2次元配列データ33を関連付けすることにより作成される。すなわち、エラーマップは、X、Y、Z、A、Cの各送り軸を所望の測定点に位置決めして測定した5次元配列のデータで構成されている。誤差データ34は、位置誤差34aと姿勢誤差34bとから構成されている。
ここで、位置誤差34aとは、主軸とテーブル6との相対位置の誤差であって、送り軸を所定の位置又は回転角度に位置決めしたときに生じる3次元座標値(x,y,z)で表される位置の誤差である。すなわち、位置指令で指令された理論的な位置と、実際の位置との差が位置誤差である。姿勢誤差34bとは、主軸とテーブル6との相対姿勢の誤差であって、送り軸を所定の位置又は回転角度に位置決めしたときに生じる傾き角度で表される誤差である。すなわち、位置指令で指令された理論的な傾きと、実際の傾きとの差が姿勢誤差である。
次に、主軸側に回転送り軸A,Cを有する工作機械の位置誤差34a及び姿勢誤差34bを測定する測定方法の一例について説明する。図7、図8に示すように、測定装置50は、主軸回転型の工作機械の主軸に支軸40を介して装着され、外形寸法及び制御点から球中心P1、P2までの距離L1、L2が既知の基準球52と、テーブル6に固定されているイケール8に装着され、X方向、Y方向、Z方向に非接触測定器55を有した測定器ブラケット53とを備えている。
測定は、各回転送り軸A、Cの測定範囲を等ピッチ又は不等ピッチで分割し、その各分割点(測定点)で基準球52の中心位置を維持するように直線送り軸を同時に動作させ、測定する。先ず、基準球52の中心位置P1を、互いに直交する各方向X、Y、Zで、非接触測定器55を有する測定装置50により測定する。実際の姿勢と制御点を求めるために、図3に示すように、長さが異なる支軸40の先端に基準球52を備えたテストバー51を装着して、基準球52の中心位置を測定する。長さの異なるテストバー51を装着して基準球52の位置を測定することで主軸とテーブル6の相対姿勢を求めることができる。長さの異なるテストバー51を2本使用する代わりに長さを調節することができるテストバーを用いることもできる。
次に、位置誤差と姿勢誤差の演算方法について説明する。先ず、姿勢誤差を以下のように求める。回転送り軸A、Cの回転角度の指令値から指令された主軸とテーブル6の相対的な傾きを求める。ここでは主軸の回転軸線とイケ−ル8のワーク取り付け面に垂直な線とのなす角度を主軸とテーブル6の相対姿勢としている。測定した2箇所の基準球52の中心位置P1、P2からP1及びP2を通る線とイケ−ル8のワーク取り付け面に垂直な線とのなす角度を求め、これを実際の主軸とテーブル6の相対的な傾きとする。指令された主軸とテーブル6の相対的な傾きと実際の主軸とテーブル6の相対的な傾きとの差を求め、これを姿勢誤差とする。姿勢誤差はX軸方向から見たZ軸に対する角度の差i、Y軸方向から見たZ軸に対する角度の差j、Z軸方向から見たY軸に対する角度の差kで表す。
位置誤差を以下のように求める。本実施の形態では制御点を第1の回転送り軸Cの回転中心と第2の回転送り軸Aの回転中心との交点に設定しているので、回転送り軸がどの回転角度であっても理論的な制御点の位置は変わらない。そこで、直線送り軸X、Y、Zの指令値から指令された制御点の位置を求める。ここで制御点の位置とはテーブル6の基準点と主軸の制御点との相対的な位置のことである。前述の姿勢誤差を求める工程で求めたP1及びP2を通る線上で、P2からP1の方向にL2の距離にある点の位置を求め、これを実際の制御点の位置とする。指令された制御点の位置と実際の制御点の位置との間のベクトルを求め、これを位置誤差とする。位置誤差のベクトルは、X、Y、Z軸方向の成分に分けられ、(x,y,z)の形で表す。
以上のようにして求めた位置誤差(x,y,z)と、姿勢誤差(i,j,k)を回転送り軸A,Cの測定点に関連づけることにより、図5に示すようなエラーマップを作成することができる。長さの異なるテストバー51を用いて位置誤差と姿勢誤差を含むエラーマップを作成する際には、テストバー51のたわみ量が測定誤差として位置誤差及び姿勢誤差に含まれることとなるが、本発明による方法で長さの異なるテストバー51のたわみ量を考慮することで、測定誤差を小さくすることができる。そして、テストバー51のたわみ量を考慮したエラーマップに基づいて位置指令を補正することで、工具先端位置を目標位置に高精度に位置決めすることができ、高精度に加工することができる。
なお、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る数値制御工作機械の実施の形態を示す側面図である。 本発明に係る数値制御装置の実施の形態を示すブロック図である。 (a)は短いテストバーの基準姿勢におけるたわみ量を測定している状態を示し、(b)は長いテストバーの基準姿勢におけるたわみ量を測定している状態を示し、(c)は回転送り軸を回転させたときの任意の測定点における短いテストバーのたわみ量を示し、(d)は回転送り軸を回転させたときの任意の測定点における長いテストバーのたわみ量を示す説明図である。 回転送り軸の回転動作に関係する位置誤差を補正するフローチャートである。 2次元配列データを示す説明図である。 3次元座標の格子点を示す説明図である。 工具の先端に装着された基準球を、イケールに装着された測定装置で測定している状態を示す説明図である。 長さの異なる支軸を有した基準球の測定範囲をY軸方向からみた図である。
符号の説明
1 マシニングセンタ
20 数値制御装置
31 格子点
33 2次元配列データ
34 誤差データ
34a 位置誤差
34b 姿勢誤差

Claims (3)

  1. 回転送り軸を有する機械の精度を測定する精度測定方法において、
    前記機械の主軸又はテーブルに基準球を装着し、
    前記回転送り軸が基準姿勢にあるときの前記基準球の支軸のたわみ量を測定し、
    測定した基準球の支軸のたわみ量と前記回転送り軸の回転角度に基づいて補正値を演算し、
    測定値に前記補正値を加味して前記機械の精度を測定することを特徴とした精度測定方法。
  2. 回転送り軸を有する数値制御工作機械の誤差補正方法において、
    主軸又はテーブルに支軸の先端に基準球を有するテストバーを装着し、
    前記回転送り軸が基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量を取得し、
    前記基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量からたわみ係数を算出し、
    前記たわみ係数と前記支軸の長さと前記回転送り軸の回転角度とを含む関係式より、任意の測定点で前記テストバーの補正値を算出し、
    算出された前記テストバーの補正値に基づいて前記回転送り軸の回転動作に関係する誤差を補正することを特徴とした数値制御工作機械の誤差補正方法。
  3. 回転送り軸を有し、主軸とテーブルとが相対回転可能に構成された誤差補正機能を有した数値制御工作機械において、
    前記主軸及び前記テーブルの一方に設けられたテストバーであって、支軸の先端に基準球を有するテストバーと、前記主軸及び前記テーブルの他方に設けられた測定器とを有する測定装置と、
    基準姿勢にあるときの前記テストバーのたわみ量から求めたたわみ係数と前記支軸の長さと前記回転送り軸の回転角度とを含む関係式より、任意の測定点で前記テストバーの補正値を算出する誤差補正値演算部と、
    前記誤差補正値演算部で算出された前記補正値に基づいて前記回転送り軸の回転動作に関係する誤差を補正する誤差補正部と、
    を具備することを特徴とした誤差補正機能を有した数値制御工作機械。
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