JP5352733B1 - 乗客コンベアの移動手摺消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消毒装置の情報を、管理センターで一元的に管理することができ、情報の共有性及びメンテナンス性を向上させることができる乗客コンベアの移動手摺消毒装置を提供すること。
【解決手段】 エスカレータ1のステップと同期して周回移動する移動手摺5を消毒するための移動手摺消毒装置10であって、移動手摺5の送り出し側のインレット部6Aの手前に設置され、移動手摺5の表面の消毒を行う消毒手段(塗布部材11や消毒液供給部24等)と、汚れ検出部40による汚れ検出状態に基づいて、消毒手段による消毒動作を制御する制御部60と、当該消毒装置10の情報を外部の管理センター100へ送信する通信部50とを装備する。
【選択図】図2

Description

本発明は乗客コンベアの移動手摺消毒装置に関し、より詳細には、エスカレータや動く歩道などの乗客コンベアの移動手摺の表面を消毒することのできる乗客コンベアの移動手摺消毒装置に関する。
駅やデパート等の公共施設や商業施設等には、エスカレータが設置されている。エスカレータには、利用者が立つステップの両側にステップと同期して周回移動する無端状の移動手摺が設けられている。エスカレータを安全に利用するためには、利用者は、移動手摺を掴んだ状態でステップの上に乗り、利用中も移動手摺を掴んだ状態でいることが望まれる。
しかし、エスカレータの移動手摺は、不特定多数の利用者が掴むものであるため、移動手摺に触れるのを望まない利用者もいる。特にインフルエンザなどが流行している時節においては、移動手摺を介してのウイルス感染を懸念して、移動手摺に触れないようにして乗車する利用者も多い。
そこで、従来より、乗車コンベアの移動手摺を消毒する装置が提案されている。例えば、下記の特許文献1には、移動手摺の表面の消毒を行うローラが、移動手摺の入り込み口近傍のトラス内に設置され、エスカレータの乗車口に利用者が来たことをセンサで検知すると、移動手摺が1周移動する時間ほどローラを移動手摺に接触させて、移動手摺の消毒を行うことのできる装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1記載の消毒装置では、エスカレータの利用者を検知すると、ローラによる消毒を行う構成のため、通行人が多い場所では、結局のところ常時、ローラによる消毒を行うこととなり、移動手摺と接触するローラ等の劣化や汚れが早く進み、また、ローラがトラス内に設けられているので、それらの交換等のメンテナンス作業も容易ではないという課題があった。
また、特許文献1記載の消毒装置では、移動手摺の汚れ(粉塵などの小さなゴミ、油分等)やウイルス等の付着状況とは関係なく、消毒を行うため、消毒液の補充やローラの交換頻度が高くなる傾向にあり、メンテナンス(保守)費用が嵩むという課題があった。
また、商業施設等では、エスカレータは各階に設けられているため、施設全体で十数台程度又はそれ以上の台数が設置されている。このような施設の各エスカレータに、特許文献1記載の消毒装置を設置した場合、各エスカレータの利用者の数は同じではないため、各エスカレータに設置した消毒装置毎に、ローラの劣化や汚れ度合い、或は消毒液の減り具合等も異なることとなるが、これら各消毒装置の状況を消毒装置の外部からは把握することができないため、どの消毒装置に対しても一律にメンテナンス作業等を行わなければならず、これらの作業負担を減らすことが難しく、また、消毒装置毎の管理を適切に行うことができていないという課題があった。
特開2011−121664号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、装置の情報を、管理センターで一元的に管理することができ、情報の共有性及びメンテナンス性を向上させることができる乗客コンベアの移動手摺消毒装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)は、乗客コンベアのステップと同期して周回移動する移動手摺を消毒するための移動手摺消毒装置であって、前記移動手摺の引き込み側又は送り出し側の少なくとも一方の手摺出入口の手前に設置される、前記移動手摺の表面の消毒を行う消毒手段と、予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を制御する制御手段と、当該消毒装置で得られた情報を外部の管理センターへ送信する通信手段とを備え、前記消毒手段が、複数の塗布部材を個別に収納可能な収納手段と、該収納手段から取り出された塗布部材を保持するとともに、該保持された塗布部材に消毒液を供給する消毒液供給手段と、前記収納手段に収納されている前記塗布部材を前記消毒液供給手段に保持させる機能とともに、前記消毒液供給手段に保持されている前記塗布部材を前記収納手段に収納する機能を有する塗布部材交換手段とを備え、前記消毒液供給手段に保持された前記塗布部材を、前記移動手摺の表面に接触させて、消毒液を塗布するように構成されていることを特徴としている。
上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)によれば、前記消毒手段が前記手摺出入口の手前に設置されるため、当該消毒装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、前記制御手段により、予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を適切に行うことが可能となる。また、前記通信手段により、当該消毒装置で得られた各種の情報を外部の管理センターへ送信することができるので、前記管理センターでは、例えば、施設内の各乗客コンベアに設置された複数の消毒装置の情報を一元的に管理することが可能となり、これら情報に基づき、消毒装置毎に適切なメンテナンスを行うことが可能となり、情報の共有性及びメンテナンス性を向上させることができる。
また、上記乗客コンベアの移動手摺消毒装置(1)によれば、前記消毒手段を構成する前記塗布部材交換手段により、前記収納手段に収納されている塗布部材(すなわち交換用の塗布部材)を、前記消毒液供給手段に保持させ(取り付け)、また、前記消毒液供給手段に保持されている(使用済みの)前記塗布部材を前記収納手段に収納することができる。すなわち、人手を介さずに前記塗布部材の交換を自動的に行うことができるので、前記塗布部材を交換するメンテナンスの頻度を少なくすることができ、メンテナンス性を向上させることができる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置(2)は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)において、前記消毒手段を構成する前記消毒液供給手段が、第1の消毒液を貯留可能な第1の貯留部と、第2の消毒液を貯留可能な第2の貯留部とを有し、前記制御手段が、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとを個別に制御するものであることを特徴としている。
前記乗客コンベアの移動手摺消毒装置(2)によれば、前記消毒液供給手段が、前記第1の貯留部と前記第2の貯留部とを有しているので、2種類の消毒液を、前記塗布部材に供給することができる。また、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとが個別に制御されるので、当該消毒装置の状況に応じて、第1の消毒液と第2の消毒液とを適切に使い分けることができ、無駄の少ない適切な消毒処理を行うことができる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)又は(2)において、前記移動手摺の表面の汚れを検出する汚れ検出手段を備え、前記制御手段が、前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、前記通信手段を制御して、前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴としている。
上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、前記汚れ状態に基づいた適切な頻度で、前記移動手摺の消毒を行うことができ、必要以上の消毒処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。また、前記管理センターでは、各消毒装置の前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に関する情報を管理することができ、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)又は(2)において、前記乗車コンベアに乗車する人数を検出する乗車人数検出手段を備え、前記制御手段が、前記乗車人数検出手段により検出される累積乗車人数に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、前記通信手段を制御して、前記乗車人数検出手段により検出される累積乗車人数に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴としている。
上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記乗車人数検出手段により検出される累積乗車人数に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、前記累積乗車人数に基づいた適切な頻度で、前記移動手摺の消毒を行うことができ、必要以上の消毒処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。また、前記管理センターでは、各消毒装置の前記乗車人数検出手段により検出された前記累積乗車人数を管理することができ、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)又は(2)において、前記移動手摺に身体の一部が接触していることを検出する手摺接触検出手段を備え、前記制御手段が、前記手摺接触検出手段により検出される手摺接触検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、前記通信手段を制御して、前記手摺接触検出手段により検出される手摺接触検出状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴としている。
上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記手摺接触検出手段により検出される手摺接触検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、前記手摺接触検出状態、例えば、移動手摺に接触した累積人数等に基づいた適切な頻度で、左右に設けられた各移動手摺の消毒を個別に行うことができ、必要以上の消毒処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。また、前記管理センターでは、各消毒装置の前記手摺接触検出手段により検出された前記手摺接触検出状態を管理することができ、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置(1)又は(2)において、前記移動手摺の表面に付着している所定のウイルスを検出するウイルス検出手段を備え、前記制御手段が、前記ウイルス検出手段により検出されるウイルス検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、前記通信手段を制御して、前記ウイルス検出手段により検出される前記所定のウイルスの検出状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴としている。
上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記ウイルス検出手段により検出されるウイルス検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、前記ウイルスの検出状態、例えば、インフルエンザウイルスやノロウイルス等を検出した場合など、公衆衛生上、消毒を行う必要性が高い場合に、タイミングよく、かつ十分な消毒を行うことができ、公衆衛生の向上を図ることができる。また、前記管理センターでは、各消毒装置の前記ウイルス検出手段により検出された前記ウイルス検出状態を管理することができ、消毒を行う必要性が高い乗車コンベアを把握することができ、適切な消毒液への交換等、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、乗客コンベアのステップと同期して周回移動する移動手摺を消毒するための移動手摺消毒装置であって、前記移動手摺の引き込み側又は送り出し側の少なくとも一方の手摺出入口の手前に設置される、前記移動手摺の表面の消毒を行う消毒手段と、予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を制御する制御手段とを備え、前記消毒手段が、複数の塗布部材を個別に収納可能な収納手段と、該収納手段から取り出された塗布部材を保持するとともに、該保持された塗布部材に消毒液を供給する消毒液供給手段と、前記収納手段に収納されている前記塗布部材を前記消毒液供給手段に保持させる機能とともに、前記消毒液供給手段に保持されている前記塗布部材を前記収納手段に収納する機能を有する塗布部材交換手段とを備え、前記消毒液供給手段に保持された前記塗布部材を、前記移動手摺の表面に接触させて、消毒液を塗布するように構成されていることを特徴としている。
上記乗客コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記消毒手段を構成する前記塗布部材交換手段により、前記収納手段に収納されている塗布部材(すなわち交換用の塗布部材)を、前記消毒液供給手段に保持させ(取り付け)、また、前記消毒液供給手段に保持されている(使用済みの)前記塗布部材を前記収納手段に収納することができる。すなわち、人手を介さずに前記塗布部材の交換を自動的に行うことができるので、前記塗布部材を交換するメンテナンスの頻度を少なくすることができ、メンテナンス性を向上させることができる。
また本発明に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()において、前記消毒手段を構成する前記消毒液供給手段が、第1の消毒液を貯留可能な第1の貯留部と、第2の消毒液を貯留可能な第2の貯留部とを有し、前記制御手段が、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとを個別に制御するものであることを特徴としている。
前記乗客コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、前記消毒液供給手段が、前記第1の貯留部と前記第2の貯留部とを有しているので、2種類の消毒液を、前記塗布部材に供給することができる。また、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとが個別に制御されるので、当該消毒装置の状況に応じて、第1の消毒液と第2の消毒液とを適切に使い分けることができ、無駄の少ない適切な消毒処理を行うことができる。
また参考例に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置()は、乗客コンベアのステップと同期して周回移動する移動手摺を消毒するための移動手摺消毒装置であって、前記移動手摺の引き込み側又は送り出し側の少なくとも一方の手摺出入口の手前に設置される、前記移動手摺の表面の消毒を行う消毒手段と、予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を制御する制御手段と、当該消毒装置で得られた情報を外部の管理センターへ送信する通信手段とを備え、前記消毒手段が、前記移動手摺の表面に接触させて回転させる塗布ローラと、該塗布ローラの表面に接触させて回転させながら、前記塗布ローラに第1の消毒液を供給する第1の含浸ローラと、前記塗布ローラの表面に接触させて回転させながら、前記塗布ローラに第2の消毒液を供給する第2の含浸ローラと、前記塗布ローラに接触させるローラを前記第1の含浸ローラ又は前記第2の含浸ローラに切り換える接触ローラ切換手段とを備え、前記制御手段が、予め定められた切換条件が成立した場合に、前記接触ローラ切換手段を制御して、前記塗布ローラに接触させるローラを前記第1の含浸ローラから前記第2の含浸ローラに、又は前記第2の含浸ローラから前記第1の含浸ローラに切り換える機能を有していることを特徴としている。
上記乗客コンベアの移動手摺消毒装置()によれば、予め定められた切換条件が成立した場合に、前記塗布ローラに接触させるローラを前記第1の含浸ローラから前記第2の含浸ローラに、又は前記第2の含浸ローラから前記第1の含浸ローラに切り換えることができ、当該消毒装置の状況等に応じて2種類の消毒液を適切に使い分けることが可能となり、状況に応じた無駄の少ない適切な消毒処理を行うことができる。
例えば、通常時は、前記塗布ローラに前記第1の含浸ローラを接触させて、第1の消毒液を前記第1の含浸ローラから前記塗布ローラに含浸させて、第1の消毒液で移動手摺の消毒を行い、前記切換条件が成立した場合に、前記塗布ローラに接触させるローラを前記第1の含浸ローラから前記第2の含浸ローラに切り換えて、第2の消毒液を前記第2の含浸ローラから前記塗布ローラに含浸させて、第2の消毒液で移動手摺の消毒を行うようにすることができる。
また参考例に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置(10)は、上記乗車コンベアの移動手摺消毒装置()において、前記塗布ローラの回転速度が、前記移動手摺の移動速度よりも遅くなるように、前記塗布ローラの回転速度を抑制する回転速度抑制手段を備えていることを特徴としている。
上記乗客コンベアの移動手摺消毒装置(10)によれば、前記回転速度抑制手段により、前記塗布ローラの回転速度を、前記移動手摺の移動速度よりも遅くなるように調整することができ、前記塗布ローラと前記移動手摺との間に回転摺動抵抗(スリップさせる状態)を生じさせることで、消毒液の塗布効率、及び汚れの拭き取り効率等を高めることができる。
本発明の実施の形態(1)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置が取り付けられた乗客コンベアの要部を概略的に示した側面図である。 実施の形態(1)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。 (a)は、使用済みの塗布部材を最下段の保持枠に収納する動作を説明するための要部側面図であり、(b)、(c)は、下から2段目の塗布部材を消毒液供給部に装着する動作を説明するための要部側面図である。 図3(a)におけるIV−IV線から見た要部平面図である。 保持枠の分割機構を説明するための要部側面図である。 実施の形態(1)に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置における制御部の行う処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(2)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。 実施の形態(2)に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置における制御部の行う消毒処理動作を示したフローチャートである。 実施の形態(3)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。 実施の形態(3)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置の塗布ローラ付近の要部を概略的に示した正面図である。 実施の形態(3)に係る乗車コンベアの移動手摺消毒装置における制御部の行う消毒処理動作を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態(1)に係る乗客コンベアの移動手摺消毒装置(以下、移動手摺消毒装置と記す)が取り付けられたエスカレータの要部を概略的に示した側面図である。
エスカレータ1は、エスカレータ全体を下方から支持する鉄骨製の基礎部(以下、トラスと言う)2を備え、トラス2内には、互いに連なった状態で上層階と下層階との間を移動する多数のステップ(図示せず)が配置されている。これらステップは、利用者がその上に乗る踏板面を有する部材である。また、トラス2内には、モータおよび減速機等を含む駆動ユニット(図示せず)、及び該駆動ユニットを含むエスカレータ全体の制御を行うエスカレータ制御部(図示せず)などが配設されている。
トラス2内に配置されたステップの両側には、金属板または樹脂板からなる欄干部3がそれぞれ立設されている。欄干部3の外周縁部にはガイドレール4が設けられており、このガイドレール4に沿って無端状の移動手摺5がステップの移動と同期して周回移動するように構成されている。利用者は移動手摺5を手で掴んだ状態でステップの上に立ってエスカレータ1に乗ることができる。
以下においては、エスカレータ1が上り運転されている場合、すなわち移動手摺5が矢印A方向に移動している場合を想定して説明する。
移動手摺5は、トラス2の下層階側(手摺の送り出し側)のインレット部(送り出し口)6Aからトラス2外へと出て、下層階乗り口において折り返して、欄干部3上縁部のガイドレール4に沿って矢印A方向へ移動し、上層階降り口において再び折り返して、トラス2の上層階側(手摺の引き込み側)に形成されたインレット部(引き込み口)6Bからトラス2内に進入し、トラス2内を通って下層階乗り口のインレット部6Aへと周回移動するようになっている。
下層階側の左右のインレット部6Aの手前には、移動手摺消毒装置10がそれぞれ設置されている。なお、移動手摺消毒装置10は、上りのエスカレータの場合は、下層階側のインレット部6Aの手前、一方下りのエスカレータの場合は、上層階側のインレット部6Bの手前に設置することが好ましいが、この設置形態に限定されるものではなく、上層階側及び下層階側の両側のインレット部6A、6Bの手前に設けることもできる。
移動手摺消毒装置10の設置方法は、特に限定されるものではなく、床面に取り付ける構成、インレット部6Aの側面に取り付ける構成、又は装置上面側に強力クリップ等の狭持手段を設け、該狭持手段を利用して欄干部3にワンタッチで取り付け可能な構成などが採用され得る。
また、移動手摺消毒装置10は、基地局101、インターネット通信網や電話通信網などの通信ネットワーク102を介して管理センター100との間でデータのやり取りを行うことが可能となっている。外部の管理センター100は、エスカレータ1が設置されている施設内の情報管理センター、又はエスカレータ1を施設外で管理する情報管理センターに対応するものであり、サーバ等を含むコンピュータシステムにより構成されている。
図2は、実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。移動手摺消毒装置10は、交換用の塗布部材11が保持(収納)される複数の保持枠12と、積層状態の保持枠12を昇降させる昇降機構13、及びこれら保持枠12を所定の位置で分割する分割機構14とを備えている。
また、移動手摺消毒装置10は、架台20と、架台20を昇降移動させる昇降機構21と、架台20の上に配設されるスライド板22と、スライド板22を保持枠12の方向に水平移動させるスライド機構23と、スライド板22の上に設置された消毒液供給部24とを備え、消毒液供給部24の上に塗布部材11が装着される構成になっている。
昇降機構13、分割機構14、昇降機構21、及びスライド機構23の構成には、延伸機構を有する電磁式のアクチュエータ、モータ駆動式カム機構、又はウォームギアやラック&ピニオンなどの歯車機構とモータとを組み合わせた各種の駆動機構が採用され得る。
消毒液供給部24は、消毒液30が貯留される貯留部25を備え、貯留部25には、ポンプ31を介して消毒液タンク32が接続され、消毒液30が、消毒液タンク32から所定のタイミング(例えば、貯留部25内に設けられた液面レベルを検知するレベルセンサ(図示せず)によって、液面が所定のレベル以下になったと検出されたタイミング)で貯留部25に供給されるようになっている。
また、消毒液供給部24は、上面に凸状の孔部26が形成され、孔部26に、フェルト、スポンジ、又は吸液性の高い繊維等から形成された棒状の吸液部材27が装着され、吸液部材27を介して、貯留部25の消毒液30が塗布部材11に供給(吸収)されるようになっている。なお、孔部26及び吸液部材27を2箇所以上に設ける構成とすることもできる。
消毒液30には、例えば、エタノールなどの消毒・殺菌性能を有するアルコール製剤、所定濃度のヨウ素(例えば、ヨウ素1%程度)を含む溶液、所定濃度の(例えば、0.05〜0.1%程度)塩化ベンザルコニウム溶液などの各種の消毒・殺菌溶液が適用される。
また、移動手摺消毒装置10には、移動手摺5の表面に付着している汚れの状態を検出する汚れ検出部40が装備されている。汚れ検出部40は、外観検査を行うための画像センサや画像処理部などを含んで構成され、小さなゴミ(粉塵)などの異物や油分等が表面に付着している状態やその程度(付着範囲、付着数など)を、常時又は定期的にモニタする機能を有しており、汚れ等の検出信号を制御部60に出力するようになっている。
さらに、移動手摺消毒装置10には、外部の管理センター100と通信するための通信部50が装備されている。通信部50には、図1に示した基地局101、インターネット通信網や電話通信網などの通信ネットワーク102を介して管理センター100との間でデータのやり取りを行うことができる無線通信機能が装備されている。なお、通信部50は、有線での通信機能を備えているもので構成することもできる。
また、移動手摺消毒装置10には、上記した昇降機構13、分割機構14、昇降機構21、スライド機構23、ポンプ31、汚れ検出部40、及び通信部50の動作制御やデータの送受信の制御等を行うための制御部60が装備されている。制御部60は、図示しないマイコン、入出力インターフェース、メモリ、タイマー回路、及び電源回路等を含んで構成されている。
次に、実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10が行う塗布部材11の交換動作について説明する。図2に示した移動手摺消毒装置10では、保持枠12が4段で構成され、最下段の保持枠12に保持されていた塗布部材11が消毒液供給部24に装着されている状態が示されている。
図3(a)は、使用済みの塗布部材11を最下段の保持枠12に収納する動作を説明するための要部側面図であり、(b)、(c)は、下から2段目の塗布部材11を消毒液供給部24に装着する動作を説明するための要部側面図である。
図4は、図3(a)におけるIV−IV線から見た要部平面図である。また、図5は、保持枠12の分割機構14を説明するための要部側面図である。
図4に示すように、保持枠12は、平面視略コ字型に形成されており、略直方体形状をした塗布部材11の底面3辺の周縁部を囲うように支持することが可能な形状(断面L字形状)となっている。また、保持枠12の両側部には、分割用スライド板15、16に係合させて、保持枠12の昇降及び分割を行うための分割用突起12a、12bが形成されている。なお、塗布部材11は、その上面を略U字状に形成して、略C字状の断面形状をした移動手摺5の側面に接触させ得る構成とすることもできる。
昇降機構13は、最下段の保持枠12の下に配設された底板13aを昇降させる機能を備え、昇降機構13により、複数の保持枠12の全体を所定位置まで上昇させ、また下降させることが可能となっている。
分割機構14を構成する分割用スライド板15、16は、装置筐体の側壁等にスライド可能に取り付けられており、モータ等の駆動力を利用してスライドする構成となっている。
図5に示すように、分割用スライド板15、16には、分割用突起12a、12bを係合させる傾斜部15a、16aと、分割用突起12a、12bを誘導する誘導溝15b、16bを含んで構成されている。誘導溝15b、16bは、保持枠12の分割間隔が一定に保たれるようにするためのものであり、スライド板22及び消毒液供給部24が進入できる空間を形成することができる所定の高さ位置に形成されている。
消毒液供給部24に装着されている塗布部材11を最下段の保持枠12に収納する場合、まず、昇降機構13と分割機構14とを作動させて、最下段の保持枠12と、下から2段目の保持枠12との間に、所定の空間が形成されるように、保持枠12の分割を行う。
すなわち、昇降機構13を作動させて、最下段の保持枠12と下から2段目の保持枠12との間に、分割用スライド板15、16の傾斜部15a、16aの下端部が位置するように、保持枠の全体を上昇させる(図5の(1)の状態)。
次に、分割用スライド板15、16の傾斜部15a、16aの下端部が、最下段の保持枠12と下から2段目の保持枠12の間にある状態から、分割用スライド板15、16をスライド移動させる。
図5に示すように、最下段の保持枠12の分割用突起12a、12bは、分割用スライド板15、16の底辺15c、16cに沿って移動し、下から2段目の保持枠12の分割用突起12a、12bは、分割用スライド板15、16の傾斜部15a、16aに沿って上昇し(図5の(2)の状態)、その後、誘導路15b、16bに導かれて、最下段の保持枠12と下から2段目の保持枠12とが一定の間隔で分割される(図5の(3)の状態)。
また、下から3段目の保持枠12の分割用突起12a、12bは、分割用スライド板15、16の上辺15d、16dに沿って移動する。なお、誘導路15b、16bの途中の段差部によって、下から3段目の保持枠12が、下から2段目の保持枠12に収納されている塗布部材11の上に直接載らないように構成されている。
保持枠12の分割完了後、図3(a)に示すように、昇降機構21を作動させて、分割された最下段の保持枠12と下から2段目の保持枠12との間に、塗布部材11が位置するように、架台20を降下させ、その後、スライド機構23を作動させて、スライド板22を、分割された空間内の所定位置(塗布部材11を最下段の保持枠12に載置できる位置)までスライド移動させる。
その後、昇降機構21を作動させて、塗布部材11が最下段の保持枠12上に保持され、塗布部材11が消毒液供給部24から外れる位置まで架台20を降下させてゆき、使用済み塗布部材11を最下段の保持枠12へ収納する作業を完了する。
その後、スライド機構23を作動させて、スライド板22をもとの位置までスライド移動させた後、再度、昇降機構21を作動させて、図3(b)に示すように、分割された最下段の保持枠12と、下から2段目の保持枠12との間に、スライド板22及び消毒液供給部24を進入させることができる位置まで架台20を上昇させる。
その後、スライド機構23を作動させて、スライド板22を、分割された空間内の所定位置(消毒液供給部24の吸液部材27を、塗布部材11底面の穴部11aに嵌め込み可能な位置)までスライド移動させる。
その後、昇降機構21を作動させて、消毒液供給部24の吸液部材27が塗布部材11の底面の穴部11aに嵌め込まれる位置まで架台20を上昇させて、新しい塗布部材11を消毒液供給部24に装着させる。
装着後、スライド機構23を作動させて、スライド板22をもとの位置までスライドさせた後(図3(c))、昇降機構21を作動させて、架台20を所定の消毒作業位置まで上昇させて、塗布部材11の交換作業を終える。
図6は、実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10における制御部60の行う処理動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS1では、汚れ検出部40から汚れ検出信号を入力し、次のステップS2では、移動手摺5の表面が所定の汚れ状態になったか否か(例えば、ごみなどの付着異物の検出数が前回の消毒動作後から所定数に達したか否か等)を判断し、所定の汚れ状態になった(例えば、付着異物の検出数が所定数に達した)と判断すればステップS3に進む。
ステップS3では、通信部50を制御して、汚れ状態に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、前回の消毒動作後からの経過時間情報、及び付着異物の検出数を含む情報)を外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS4に進む。
ステップS4では、消毒液30が含まれた塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を開始する。すなわち、昇降機構21を作動させて、塗布部材11を移動手摺5に接触させた(押圧)状態になるまで架台21を上昇させる制御を行い、続くステップS5では、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過したと判断すればステップS6に進む。
ステップS6では、昇降機構21を作動させて、移動手摺5に接触させていた塗布部材11が移動手摺5から離れる(非接触となる)所定位置まで架台20を降下させて、塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を終える。なお、上記所定時間は、予め定められた一定時間、移動手摺5が所定回数周回するのに要する時間、又は、汚れの状態に応じて定められた時間などに設定されている。
次に、ステップS7に進み、現在使用している塗布部材11による消毒作業の累計時間が、所定時間(例えば、数時間〜数十時間程度の所定の時間)に達したか否かを判断し、所定時間に達していないと判断すればステップS12に進む一方、所定時間に達したと判断すればステップS8に進む。
ステップS8では、塗布部材11の交換済カウント値nがn=4であるか否かを判断し、n=4ではない、すなわち、未使用の塗布部材11があると判断すれば、ステップS9に進む。ステップS9では、昇降機構13、分割機構14、昇降機構21、及びスライド機構23を制御して、塗布部材11の自動交換作業を行い、続くステップS10では、交換済カウント値nに1を加算して、ステップS12に進む。
一方ステップS8において交換済カウント値nが4である、すなわち、未使用の塗布部材11がないと判断すればステップS11に進む。ステップS11では、通信部50を制御して、塗布部材11の交換・補充時期になったことを通知する信号と自己の装置の識別情報等とを外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS12に進む。なお、塗布部材11の交換・補充が行われた場合には、交換済カウント値nが初期化される。また、これら保持枠12と塗布部材11とは、1つのカードリッジ(枠体)内に収容されて構成されており、カードリッジごと、簡易に交換することが可能な構成となっている。
次にステップS12では、消毒液供給部24の液面レベル低下の検出信号が検出されたか否かを判断し、液面レベル低下の検出信号が検出されたと判断すれば、ステップS13に進み、ポンプ31を所定時間作動させて、消毒液タンク32から消毒液30を所定量供給する処理を行う。
次のステップS14では、消毒液タンク32の交換後からの消毒液30の供給処理回数が所定回数に達したか否かを判断し、所定回数に達していないと判断すれば処理を終える一方、所定回数に達した(すなわち、消毒液タンク32の交換・補充時期になった)と判断すれば、ステップS15に進む。ステップS15では、消毒液タンク32の交換・補充時期になったことを通知する信号と自己の装置の識別情報等を、通信部50を制御して、外部の管理センター100へ送信する処理を行う。なお、消毒液タンク32の交換・補充が行われた場合には、供給処理回数のカウント値が初期化される。
一方、ステップS2において、所定の汚れ状態になっていないと判断すればステップS16に進み、前回の消毒動作から所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判断すれば処理を終える一方、所定時間が経過したと判断すれば、ステップS4に進み、上記と同様の処理を行う。
上記実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10によれば、インレット部6Aの手前に設置されるため、当該消毒装置のメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、汚れ検出部40により検出された汚れ状態に基づいて、消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、汚れ状態に基づいた適切な頻度で、移動手摺5の消毒を行うことができ、必要以上の消毒処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。
また、通信部50が設けられているので、当該消毒装置で得られた各種の情報(汚れ検出部40により検出された汚れ状態に関する情報、塗布部材11の交換・補充時期、消毒液タンク32の交換・補充時期等)を管理センター100へ送信することができ、管理センター100では、例えば、施設内の各エスカレータ1に設置された複数の移動手摺消毒装置10の情報を一元的に管理することが可能となり、これら情報に基づき、移動手摺消毒装置10毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となり、情報の共有性及びメンテナンス性を向上させることができる。
また、移動手摺消毒装置10によれば、昇降機構13、分割機構14、昇降機構21、及びスライド機構23等から構成される塗布部材交換手段により、保持枠11に収納されている塗布部材11(交換用の塗布部材)を、消毒液供給部24に保持させ、また、消毒液供給部24に保持されている(使用済みの)塗布部材11を保持枠11に収納することができる。すなわち、人手を介さずに塗布部材11の交換を自動的に行うことができるので、塗布部材11を交換するメンテナンスの頻度を少なくすることができ、メンテナンス性を向上させることができる。
図7は、実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。但し、図2に示した移動手摺消毒装置10と同一機能を有する構成部品については、同一符号を付し、ここでは、その説明を省略することとする。
実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10では、1種類の消毒液を使用する構成となっているが、実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置10Aでは、2種類の消毒液30A、30Bを使用する構成となっている。また、実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置10Aでは、汚れ検出部40の他にウイルス検出部41が設けられ、また、エスカレータ1に乗車する人を検出する人感センサ70からの検出信号等が入力される構成となっている。
以下、実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10と相違する構成について説明する。消毒液供給部24Aは、第1の消毒液30Aが貯留される第1貯留部25Aと、第1貯留部25Aの上に設けられた、第2の消毒液30Bが貯留される第2貯留部25Bとを備えている。第1貯留部25Aは、第1ポンプ31Aを介して第1の消毒液タンク32Aに接続され、第1の消毒液タンク32Aからの消毒液が、所定のタイミング、例えば、第1の貯留部25A内に液面レベルを検知するレベルセンサを設け、液面が所定のレベル以下となると、自動で供給されるようになっている。
第2貯留部25B内には、フェルトやスポンジなどの吸液性部材28が配設され、吸液性部材28の上面が、塗布部材11と直に接するように構成され、毛細管現象により、第2貯留部25B内の消毒液が、吸液性部材28から塗布部材11に供給される(吸い上げられる)ようになっている。また、第2貯留部25Bは、第2ポンプ31Bを介して第2の消毒液タンク32Bに接続され、第2の消毒液タンク32Bからの第2の消毒液30Bが、所定のタイミング、後述するウイルス検出部41において、所定のウイルスが検出された場合に一定量供給されるようになっている。
第1の消毒液タンク32Aと第2の消毒液タンク32Bとには、異なる種類の消毒液が充填されており、第1の消毒液30Aには、第2の消毒液30Bよりも汚れを除去する効果の高い消毒液(洗浄液)が使用され、第2の消毒液30Bには、第1の消毒液30Aよりも、ウイルス等の殺菌性能に優れた消毒液が使用されるようになっている。例えば、第2の消毒液30Bには、高濃度(70〜80%程度)エタノールなどの消毒・殺菌性能が高いアルコール製剤、所定濃度(例えば、0.05〜0.2%程度)のヨウ素を含む溶液、所定濃度(例えば0.01〜0.2%程度)の次亜塩素酸ナトリウム溶液、所定濃度の(例えば、0.05〜0.1%程度)塩化ベンザルコニウム溶液が使用される。
ウイルス検出部41は、移動手摺5に付着している所定のウイルス(例えば、インフルエンザウイルスやノロウイルス等)を検出する機能を有している。ウイルス検出部41によるウイルスの検出方法は如何なる方法であってもよく、例えば、インフルエンザウイルス等の抗原検出試薬を用いたイムノクロマト法などの検出法が採用され、検出処理(検体採取、検体液抽出、反応処理、及び判定処理等)を自動的に実行するように構成されている。そして、ウイルス検出部41で検出されたウイルス検知信号が、制御部60Aに出力されるようになっている。
人感センサ70は、エスカレータ1の乗り口付近等に設置され、エスカレータに乗る人を検知するものであり、赤外線センサや画像センサなどを含んで構成され、人感センサ70で検出された信号が、制御部60Aに出力されるようになっている。また、人感センサ7を複数装備して、エスカレータ1のステップの右側、又は左側に位置することを検出する構成とすることもできる。
また、制御部60Aは、昇降機構13、分割機構14、昇降機構21、スライド機構23、第1のポンプ31A、第2のポンプ31B、汚れ検出部40、ウイルス検出部41、及び通信部50等の各部の動作制御やデータの送受信の制御等を行うものであり、図示しないマイコン、入出力インターフェース、メモリ、タイマー回路、及び電源回路等を含んで構成されている。
なお、実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置10Aが行う塗布部材11の交換動作については、実施の形態(1)に係る移動手摺消毒装置10が行う塗布部材11の交換動作と同様であるので、ここではその説明を省略する。
図8は、実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置10Aにおける制御部60Aの行う消毒処理動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS21では、汚れ検出部40から汚れ検出信号を入力し、次のステップS22では、移動手摺5の表面が所定の汚れ状態になったか否か(例えば、ごみなどの付着異物の検出数が前回の消毒動作後から所定数に達したか否か等)を判断し、所定の汚れ状態になった(例えば、付着異物の検出数が所定数に達した)と判断すればステップS23に進む。
ステップS23では、通信部50を制御して、汚れ状態に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、前回の消毒動作後からの経過時間情報、及び付着異物の検出数を含む情報)を外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS24に進む。
ステップS24では、第1の消毒液30Aを含ませた塗布部材11による移動手摺5の消毒(洗浄)処理を開始する。すなわち、昇降機構21を作動させて、塗布部材11を移動手摺5に接触させた(押圧)状態になるまで架台20を上昇させる制御を行い、続くステップS25では、所定の時間が経過したか否かを判断し、所定の時間が経過したと判断すれば、ステップS26に進む。
ステップS26では、昇降機構21を作動させて、移動手摺5に接触させていた塗布部材11が移動手摺5から離れる(非接触となる)所定位置まで架台20を降下させて、塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を終える。なお、上記所定の時間は、予め定められた一定時間、移動手摺5が所定回数周回するのに要する時間、又は、汚れの状態に応じて定められた時間などに設定されている。
一方ステップS22において、所定の汚れ状態になっていないと判断すれば、ステップS27に進む。ステップS27では、ウイルス検出部41からウイルス検出信号を入力したか否かを判断し、ウイルス検出信号を入力したと判断すれば、ステップS28に進む。
ステップS28では、通信部50を制御して、ウイルス検出に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、及び検出されたウイルスの情報等)を外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS29に進む。
ステップS29では、第2のポンプ31Bを制御して、第2の消毒液タンク32Bから第2の消毒液30Bを第2の貯留部25Bに所定量供給する処理を行い、次のステップS30では、第2の消毒液30Bを含ませた塗布部材11による移動手摺4の消毒処理を開始する。すなわち、昇降機構21を作動させて、塗布部材11を移動手摺5に接触させた(押圧)状態になるまで架台20を上昇させる制御を行い、続くステップS31では、所定の時間が経過したか否かを判断し、所定の時間が経過したと判断すればステップS32に進む。
ステップS32では、昇降機構21を作動させて、移動手摺5に接触させていた塗布部材11が移動手摺から離れる(非接触となる)所定位置まで架台20を降下させて、第2の消毒液30Bを含ませた塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を終える。なお、上記所定の時間は、第2の貯留部25Bに供給された第2の消毒液30Bが略消費されるのに要する時間などに設定されている。
一方ステップS27において、ウイルス検出部41からウイルス検出信号を入力していないと判断すればステップS33に進む。ステップS33では、人感センサ70から入力した検知信号に基づいて、前回の消毒動作完了後からの乗車人数が、所定人数に達したか否かを判断し、所定人数に達したと判断すればステップS34に進む。
ステップS34では、通信部50を制御して、乗車人数に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、前回の消毒動作後からの経過時間、及び検出された乗車人数の情報)を外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS24、S25、S26の処理、すなわち第1の消毒液30Aを含ませた塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を行う。
一方、ステップS33において、所定人数に達していないと判断すれば、ステップS35に進む。ステップS35では、前回の消毒動作から所定時間(例えば、数時間)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判断すれば処理を終える一方、所定時間が経過したと判断すれば、ステップS24、S25、S26の処理、すなわち第1の消毒液30Aが含まれた塗布部材11による移動手摺5の消毒処理を行う。
なお、上記消毒処理動作の後、塗布部材11の交換制御(図6に示したステップS7〜S11と同様の処理)、及び第1の消毒液タンク32A、第2の消毒液タンク32Bへの消毒液補充・交換処理(図6に示したステップS12〜S15と同様の処理)動作を行うようになっている。
上記実施の形態(2)に係る移動手摺消毒装置10Aによれば、消毒液供給部24Aが、第1の貯留部25Aと第2の貯留部25Bとを有しているので、2種類の消毒液を、塗布部材11に供給することができる。また、汚れ検出部40による汚れ検出状態、人感センサ70により検出された乗車人数、又はウイルス検出部41により検出されるウイルス検出状態に基づいて、第1の貯留部25Aに第1の消毒液30Aを供給するタイミングと、第2の貯留部25Bに第2の消毒液30Bを供給するタイミングとが、個別に制御されるので、当該消毒装置の状況に応じて、第1の消毒液30Aと第2の消毒液30Bとを適切に使い分けることができ、無駄の少ない適切な消毒及び洗浄処理を行うことができる。
また、ウイルス検出部41によりウイルスが検出された場合には、消毒・殺菌効果の高い第2の消毒液30Bで移動手摺5の表面を消毒することができ、例えば、インフルエンザウイルスやノロウイルス等を検出した場合など、公衆衛生上、消毒を行う必要性が高い場合に、タイミングよく、かつ十分な消毒を行うことができ、公衆衛生の向上を図ることができる。
また、管理センター100では、各消毒装置10Aのウイルス検出部41により検出されたウイルス検出状態を管理することができ、消毒を行う必要性が高いエスカレータを把握することができ、適切な消毒液への交換等、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
また、人感センサ70により検出される乗車人数に基づいて、消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、累積乗車人数に基づいた適切な頻度で、移動手摺5の消毒を行うことができ、必要以上の消毒処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。
また、管理センター100では、各消毒装置の人感センサ70により検出された累積乗車人数を管理することができ、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
図9は、実施の形態(3)に係る移動手摺消毒装置の要部を概略的に示した側面図である。図10は、実施の形態(3)に係る移動手摺消毒装置の塗布ローラ付近の要部を概略的に示した正面図である。但し、図7に示した移動手摺消毒装置10Aと同一機能を有する構成部品については、同一符号を付し、ここでは、その説明を省略することとする。
移動手摺消毒装置10Bは、略C字状の断面形状を有する移動手摺5の表面に接触させて、移動手摺5の移動とともに回転させる塗布ローラ17と、塗布ローラ17の表面に接触させて回転させながら、塗布ローラ17に第1の消毒液30Aを供給する第1の含浸ローラ18と、塗布ローラ17の表面に接触させて回転させながら、塗布ローラ17に第2の消毒液30Bを供給する第2の含浸ローラ19とを備えている。本実施の形態では、第1の含浸ローラ18と第2の含浸ローラ19とが、塗布ローラ17と連れ回り方向に回転するように設けられているが、モータ等の駆動力を利用して逆方向に回転するように設けることも可能である。
図10に示すように、塗布ローラ17は、昇降移動する架台20Aに立設された側壁20cに、軸受部20dを介して回転可能に軸支されている。塗布ローラ17の表面は、移動手摺5の表面と接触するように略U字状に形成されており、略C字状の断面形状をした移動手摺5の側面にも接触させ得る構成となっている。
架台20A上には、第1のスライド板22Aがスライド移動可能に配設され、第1のスライド板22A上には、第1の消毒液槽33が配設され、第1の消毒液槽33の両側には、側壁22cが第1のスライド板22A上に立設されている。
第1の含浸ローラ18は、側壁22cに、軸受部22dを介して回転可能に軸支され、また、その一部が、第1の消毒液槽33の第1の消毒液30A中に浸漬されるようになっている。
また、架台20A上には、第2のスライド板22Bがスライド移動可能に配設され、第2のスライド板22B上には、第2の消毒液槽34が配設され、第2の消毒液槽34の両側には、側壁(図示せず)が第2のスライド板22B上に立設されている。
第2の含浸ローラ18は、前記側壁に、軸受部(図示せず)を介して回転可能に軸支され、その一部が、第2の消毒液槽34の第2の消毒液30B中に浸漬されるようになっている。
また、移動手摺消毒装置10Bには、架台20Aを昇降移動させる昇降機構21A、第1のスライド板22A及び第2のスライド板22Bを、塗布ローラ17の回転軸17aと直交する方向に対して個別にスライド移動させるスライド機構23Aが装備されている。昇降機構21Aやスライド機構23Aの構成には、延伸機構を有する電磁式のアクチュエータ、モータ駆動式カム機構、又はウォームギアやラック&ピニオンなどの歯車機構とモータとを組み合わせた各種の駆動機構が採用され得る。
第1のスライド板22A、第2のスライド板22B、及びスライド機構23Aにより、塗布ローラ17に接触させるローラを第1の含浸ローラ18又は第2の含浸ローラ19に切り換える接触ローラ切換機構が構成されている。
また、塗布ローラ17の軸受部20d、第1の含浸ローラ18の軸受部22d及び第2の含浸ローラ19の軸受部(図示せず)は、各ローラ回転軸の回転動作に回転摺動抵抗が付与されるように構成されている。この回転摺動抵抗により、塗布ローラ17の回転速度が、移動手摺5の移動速度よりも遅くなるように調整され、塗布ローラ17と移動手摺5との間に回転摺動抵抗が作用することで、消毒液の塗布効率、及び汚れの拭取り効率等が高められるようになっている。
第1の消毒液槽33には、第1ポンプ31Aを介して第1の消毒液タンク32Aが接続され、第1の消毒液30Aが、第1の消毒液タンク32Aから所定のタイミング(例えば、第1の消毒液槽33内に設けられた液面レベルを検知するレベルセンサ(図示せず)によって、液面が所定のレベル以下になったと検出されたタイミング)で第1の消毒液槽33に供給されるようになっている。
第2の消毒液槽34には、第2ポンプ31Bを介して第2の消毒液タンク32Bが接続され、第2の消毒液30Bが、第2の消毒液タンク32Bから所定のタイミング(例えば、第2の消毒液槽34内に設けられた液面レベルを検知するレベルセンサ(図示せず)によって、液面が所定のレベル以下になったと検出されたタイミング)で第2の消毒液槽34に供給されるようになっている。
第1の消毒液タンク32Aと第2の消毒液タンク32Bとには、異なる種類の消毒液が充填されており、第1の消毒液30Aには、第2の消毒液30Bよりも汚れを除去する効果の高い消毒液(洗浄液)が使用され、第2の消毒液30Bには、第1の消毒液30Aよりも、ウイルス等の殺菌性能に優れた消毒液が使用される。
第2の消毒液30Bには、例えば、高濃度(70〜80%程度)エタノールなどの消毒・殺菌性能が高いアルコール製剤、所定濃度(例えば、0.05〜0.2%程度)のヨウ素を含む溶液、所定濃度(例えば0.01〜0.2%程度)の次亜塩素酸ナトリウム溶液、所定濃度の(例えば、0.05〜0.1%程度)塩化ベンザルコニウム溶液が使用される。
手摺センサ71は、乗客が移動手摺5に掴まっていることを検知するためのセンサである。手摺センサ71は、エスカレータ1の乗り口付近、又は乗り口から数ステップ先付近の左右の移動手摺5の上方や建物の側壁等にそれぞれ設置され、所定の検知エリア内で、移動手摺5の上に物体があることを検知することで、乗客が移動手摺5に掴まっていることを、左右の移動手摺5ごとに検知するものである。手摺センサ71は、画像センサ、画像処理部などを含んで構成され、手摺センサ71で検出された信号が、制御部60Bに出力されるようになっている。
また、制御部60Bは、昇降機構21A、スライド機構23A、第1のポンプ31A、第2のポンプ31B、汚れ検出部40、ウイルス検出部41、及び通信部50等の各部の動作制御やデータの送受信の制御を行うものであり、図示しないマイコン、入出力インターフェース、メモリ、タイマー回路、及び電源回路等を含んで構成されている。
制御部60Bは、ウイルス検出部41でウイルスが検出された場合(第1の切換条件)に、塗布ローラ17に接触させるローラを第1の含浸ローラ18から第2の含浸ローラ19に切り換え、汚れ検出部40で検出された汚れ状態が所定の汚れ状態になった場合(第2の切換条件)に、塗布ローラ17に接触させるローラを第2の含浸ローラ19から第1の含浸ローラ18に切り換える制御機能を有している。
図11は、実施の形態(3)に係る移動手摺消毒装置10Bにおける制御部60Bの行う消毒処理動作を示したフローチャートである。
まず、ステップS41では、汚れ検出部40から汚れ検出信号を入力し、次のステップS42では、移動手摺5の表面が所定の汚れ状態になったか否か(例えば、ごみなどの付着異物の検出数が前回の消毒動作後から所定数に達したか否か等)を判断し、所定の汚れ状態になった(例えば、付着異物の検出数が所定数に達した)と判断すればステップS43に進む。
ステップS43では、通信部50を制御して、汚れ状態に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、前回の消毒動作後からの経過時間情報、及び付着異物の検出数を含む情報)を外部の管理センター100へ送信する処理を行い、その後ステップS44に進む。
ステップS44では、第1の消毒液30Aを含む第1の含浸ローラ18と塗布ローラ17とによる移動手摺5の消毒(洗浄)処理を開始する。すなわち、スライド機構23Aを作動させて、第1の含浸ローラ18が塗布ローラ17と接触するように、第1のスライド板22Aをスライドさせる一方、第2の含浸ローラ19が塗布ローラ17と接触しないように、第2のスライド板22Bをスライドさせる。
その後、昇降機構21Aを作動させて、塗布ローラ17が移動手摺5に接触する(押圧)状態になるまで架台20Aを上昇させて、消毒(洗浄)処理を開始する。
続くステップS45では、所定時間が経過したか否かを判断し、所定の時間が経過したと判断すれば、ステップS46に進む。ステップS46では、昇降機構21Aを作動させて、移動手摺5に接触させていた塗布ローラ17が移動手摺5から離れる(非接触となる)所定位置まで架台20Aを降下させて、塗布ローラ17による移動手摺5の消毒処理を終える。なお、上記所定時間は、予め定められた一定時間、移動手摺5が所定回数周回するのに要する時間、又は、汚れの状態に応じて定められた時間などに設定されている。
一方ステップS42において、所定の汚れ状態になっていないと判断すればステップS47に進む。ステップS47では、ウイルス検出部41からウイルス検出信号を入力したか否かを判断し、ウイルス検出信号を入力したと判断すればステップS48に進む。
ステップS48では、通信部50を制御して、ウイルス検出に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、及び検出されたウイルスの情報等)を管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS49に進む。
ステップS49では、第2の消毒液30Bを含む第2の含浸ローラ19と塗布ローラ17とによる移動手摺5の消毒処理を開始する。すなわち、スライド機構23Aを作動させて、第2の含浸ローラ19が塗布ローラ17と接触するように、第2のスライド板22Bをスライドさせる一方、第1の含浸ローラ18が塗布ローラ17に接触しないように、第1のスライド板22Aをスライドさせる。その後、昇降機構21Aを作動させて、塗布ローラ17が移動手摺5に接触する(押圧)状態になるまで架台20Aを上昇させて、消毒処理を開始する。
次のステップS50では、所定時間が経過したか否かを判断し、所定時間が経過したと判断すればステップS51に進む。ステップS51では、昇降機構21Aを作動させて、移動手摺5に接触させていた塗布ローラ17が移動手摺5から離れる(非接触となる)所定位置まで架台20Aを降下させて、第2の消毒液30Bを含ませた塗布ローラ17による移動手摺の消毒処理を終える。
一方ステップS47において、ウイルス検出部41からウイルス検出信号を入力していないと判断すれば、ステップS52に進む。ステップS52では、手摺センサ71から入力した検知信号に基づいて、前回の消毒動作完了後からの移動手摺5に触れた人数が、所定人数に達したか否かを判断し、所定人数に達したと判断すればステップS53に進む。
ステップS53では、通信部50を制御して、手摺接触人数に関する情報(例えば、自己の装置の識別情報、前回の消毒動作後からの経過時間、及び検出された手摺接触人数の情報等)を管理センター100へ送信する処理を行い、その後、ステップS44、S45、S46の処理、すなわち第1の消毒液30Aを含ませた塗布ローラ17による移動手摺5の消毒処理を行う。
一方、ステップS52において、所定人数に達していないと判断すればステップS54に進む。ステップS54では、前回の消毒動作から所定時間(例えば、数時間)が経過したか否かを判断し、所定時間が経過していないと判断すれば処理を終える一方、所定時間が経過したと判断すれば、ステップS44、S45、S46の処理、すなわち第1の消毒液30Aを含ませた塗布ローラ17による移動手摺5の消毒処理を行う。
なお、上記消毒処理動作の後、第1の消毒液タンク32A、第2の消毒液タンク32Bへの消毒液の補充・交換処理動作が行われるようになっている。
上記実施の形態(3)に係る移動手摺消毒装置10Bによれば、ウイルス検出部41によりウイルスが検出された場合に、塗布ローラ17に接触させるローラを第1の含浸ローラ18から第2の含浸ローラ19に切り換えることができ、消毒効果の高い第2の消毒液30Bで移動手摺5の表面を適切に消毒することができ、当該消毒装置の状況等に応じて2種類の消毒液を適切に使い分けることが可能となり、状況に応じた無駄の少ない適切な消毒処理を行うことができる。
また、塗布ローラ17の軸受部20d、第1の含浸ローラ18の軸受部22d及び第2の含浸ローラ19の軸受部(図示せず)が、各ローラ回転軸の回転動作に回転摺動抵抗が付与されるように構成されているので、塗布ローラ17の回転速度を、移動手摺5の移動速度よりも遅くなるように調整することができ、塗布ローラ17と移動手摺5との間に回転摺動抵抗(スリップさせる状態)を生じさせることで、消毒液の塗布効率、及び汚れの拭き取り効率等を高めることができる。
また、手摺センサ71により検出される手摺接触人数に基づいて、第1の含浸ローラ18を塗布ローラ17に接触させて、第1の消毒液30Aによる消毒動作を行うタイミング及び時間が制御されるので、移動手摺5に接触した累積人数等に基づいた適切な頻度で、左右に設けられた各移動手摺5の消毒を個別に行うことができ、必要以上の消毒(洗浄)処理が行われることを抑制でき、消毒液等のメンテナンス費用を抑えることができる。
また、通信部50から管理センター100に情報を送信することで、各消毒装置の手摺センサ71により検出された手摺接触検出状態を管理することができ、消毒装置毎に適切なタイミングで必要なメンテナンスを行うことが可能となる。
なお、上記移動手摺消毒装置10Bでは、汚れ検出部40とウイルス検出部41とを設けているが、別の実施の形態では、ウイルス検出部41を設ける一方、汚れ検出部40を設けない構成とし、ウイルス検出部41で所定のウイルスが検出された場合のみ、塗布ローラ17に接触させるローラを第1の含浸ローラ18から第2の含浸ローラ19に切り換えて、第2の消毒液30Bによる所定時間の消毒動作を行い、それ以外の通常時には、第1の含浸ローラ18を塗布ローラ17に接触させて、第1の消毒液30Aを含ませた塗布ローラ17による移動手摺5の消毒(洗浄)処理を常時継続して行う構成とすることもできる。
また、更に別の実施の形態では、汚れ検出部40とウイルス検出部41とは設けずに、
手摺センサ71からの検出信号に基づいて、塗布ローラ17に接触させるローラの切換を行うように構成することもできる。例えば、手摺接触人数が所定人数になった場合に、塗布ローラ17に第1の含浸ローラ18を接触させて、第1の消毒液30Aによる消毒(洗浄)を行う一方、所定時間が経過した場合に、塗布ローラ17に第2の含浸ローラ19を接触させて、定期的に第2の消毒液30Aによる消毒を行うように構成することもできる。また、手摺センサ71に代えて、人感センサ70を利用することもできる。
また、上記実施の形態(1)〜(3)の移動手摺消毒装置10、10A、10Bの別の実施の形態では、移動手摺5の表面に温風を吹き付ける等により、塗布された消毒液の乾燥を促進させる乾燥部を設けたり、また、移動手摺5の表面に余分に付着した消毒液を拭き取る払拭部材を設置する構成とすることもできる。
また、移動手摺消毒装置10、10A、10Bは、乗客を水平方向または少し傾斜した方向に移動させる、所謂動く歩道などの他の乗客コンベアにも適用することができる。
1 エスカレータ
5 移動手摺
10、10A、10B 移動手摺消毒装置
11 塗布部材
12 保持枠
13 昇降機構
14 分割機構
20 架台
21 昇降機構
22 スライド板
23 スライド機構
24 消毒液供給部
30 消毒液
31 ポンプ
32 消毒液タンク
40 汚れ検出部
41 ウイルス検出部
50 通信部
60、60A、60B 制御部

Claims (8)

  1. 乗客コンベアのステップと同期して周回移動する移動手摺を消毒するための移動手摺消毒装置であって、
    前記移動手摺の引き込み側又は送り出し側の少なくとも一方の手摺出入口の手前に設置される、前記移動手摺の表面の消毒を行う消毒手段と、
    予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を制御する制御手段と、
    当該消毒装置で得られた情報を外部の管理センターへ送信する通信手段とを備え、
    前記消毒手段が、
    複数の塗布部材を個別に収納可能な収納手段と、
    該収納手段から取り出された塗布部材を保持するとともに、該保持された塗布部材に消毒液を供給する消毒液供給手段と、
    前記収納手段に収納されている前記塗布部材を前記消毒液供給手段に保持させる機能とともに、前記消毒液供給手段に保持されている前記塗布部材を前記収納手段に収納する機能を有する塗布部材交換手段とを備え、
    前記消毒液供給手段に保持された前記塗布部材を、前記移動手摺の表面に接触させて、消毒液を塗布するように構成されていることを特徴とする乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  2. 前記消毒手段を構成する前記消毒液供給手段が、
    第1の消毒液を貯留可能な第1の貯留部と、第2の消毒液を貯留可能な第2の貯留部とを有し、
    前記制御手段が、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとを個別に制御するものであることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  3. 前記移動手摺の表面の汚れを検出する汚れ検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、
    前記通信手段を制御して、前記汚れ検出手段により検出された汚れ状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  4. 前記乗車コンベアに乗車する人数を検出する乗車人数検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記乗車人数検出手段により検出される累積乗車人数に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、
    前記通信手段を制御して、前記乗車人数検出手段により検出される累積乗車人数に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  5. 前記移動手摺に身体の一部が接触していることを検出する手摺接触検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記手摺接触検出手段により検出される手摺接触検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、
    前記通信手段を制御して、前記手摺接触検出手段により検出される手摺接触検出状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  6. 前記移動手摺の表面に付着している所定のウイルスを検出するウイルス検出手段を備え、
    前記制御手段が、前記ウイルス検出手段により検出されるウイルス検出状態に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を行うタイミング及び時間を制御するとともに、
    前記通信手段を制御して、前記ウイルス検出手段により検出される前記所定のウイルスの検出状態に関する情報を前記管理センターへ送信するものであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
  7. 乗客コンベアのステップと同期して周回移動する移動手摺を消毒するための移動手摺消毒装置であって、
    前記移動手摺の引き込み側又は送り出し側の少なくとも一方の手摺出入口の手前に設置される、前記移動手摺の表面の消毒を行う消毒手段と、
    予め定められた作動条件に基づいて、前記消毒手段による消毒動作を制御する制御手段とを備え、
    前記消毒手段が、
    複数の塗布部材を個別に収納可能な収納手段と、
    該収納手段から取り出された塗布部材を保持するとともに、該保持された塗布部材に消毒液を供給する消毒液供給手段と、
    前記収納手段に収納されている前記塗布部材を前記消毒液供給手段に保持させる機能とともに、前記消毒液供給手段に保持されている前記塗布部材を前記収納手段に収納する機能を有する塗布部材交換手段とを備え、
    前記消毒液供給手段に保持された前記塗布部材を、前記移動手摺の表面に接触させて、消毒液を塗布するように構成されていることを特徴とする乗車コンベアの移動手摺消毒装置。
  8. 前記消毒手段を構成する前記消毒液供給手段が、
    第1の消毒液を貯留可能な第1の貯留部と、第2の消毒液を貯留可能な第2の貯留部とを有し、
    前記制御手段が、前記第1の貯留部に前記第1の消毒液を供給するタイミングと、前記第2の貯留部に前記第2の消毒液を供給するタイミングとを個別に制御するものであることを特徴とする請求項記載の乗客コンベアの移動手摺消毒装置。
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