JP2011121664A - 乗客コンベヤの移動手摺消毒装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動手摺の消毒を好適なタイミングで適当な時間だけ行うよう消毒部の動作を制御することができる乗客コンベヤの移動手摺消毒装置を提供する。
【解決手段】エスカレータの移動手摺消毒装置40は、周回移動する無端状の移動手摺30がトラス内に入り込む移動手摺入り込み口近傍のトラス内に設置され、移動手摺30の表面に対して消毒を行うローラ42と、このローラ42による消毒動作を所定のタイミングで開始させて所定時間継続した後に終了させる制御部80とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベヤの移動手摺消毒装置に関し、特に、周回移動する無端状の移動手摺の表面を消毒する乗客コンベヤの移動手摺消毒装置に関する。
従来より、駅やデパート等の商業施設において乗客コンベヤの一種であるエスカレータが設置されている。エスカレータには、利用者が立つステップの両側にステップと同期して移動する無端状の移動手摺が設けられている。エスカレータを安全に利用するために、利用者は移動手摺を手でつかんだ状態でステップ上に立ってエスカレータに乗ることが望まれる。
しかし、不特定多数の利用者が掴む移動手摺に触れるのを望まない利用者もいる。特に、新型インフルエンザの流行が取り沙汰されている昨今においては、移動手摺を介してのウイルス感染を懸念して移動手摺に触れたくないと思う利用者がいるかもしれない。
本発明に関連する先行技術文献として、例えば、特表2005−523860号公報(特許文献1)がある。この特許文献1では、可動歩道およびエスカレータの移動手摺を電磁波、紫外線、消毒物質等を用いた殺菌装置によって少なくとも間欠的に消毒することが記載されている。
特表2005−523860号公報
しかしながら、上記特許文献1には、移動手摺をどのようなタイミングでどのくらいの時間をかけて消毒を行うのかについては全く言及されていない。エスカレータによっては、乗降口付近に人感センサが設置され、この人感センサによって利用者がエスカレータの乗降口に来たことを検知したときに休止状態にあったエスカレータの運転が開始されるものがある。このようなエスカレータでは、好適なタイミングで且つ適当な時間だけ移動手摺の消毒が行われることが望ましい。
本発明の目的は、移動手摺の消毒を好適なタイミングで適当な時間だけ行うよう消毒部の動作を制御することができる乗客コンベヤの移動手摺消毒装置を提供することにある。
本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置は、周回移動する無端状の移動手摺がトラス内に入り込む移動手摺入り込み口近傍のトラス内に設置され、前記移動手摺の表面に対して消毒を行う消毒部と、前記消毒部による消毒動作を所定のタイミングで開始させて所定時間継続した後に前記消毒動作を終了させる制御部とを備える。
本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、前記消毒部は、前記移動手摺に対して進退移動可能に設けられ、前記消毒動作の開始時に前記移動手摺に対して接触配置される一方で前記消毒動作の終了時に前記移動手摺から退避する回転可能で且つ消毒液を含浸可能なローラと、このローラに消毒液を供給する消毒液供給部とを含んでもよい。
この場合、前記ローラは、外周面が前記移動手摺の移動方向と反対方向に移動して手摺表面を摺擦するようにモータよって回転駆動されてもよい。また、前記ローラは、前記移動手摺の表面を両側側部まで覆うことができる略鼓状に形成されていてもよい。
また、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、前記所定のタイミングは、乗客コンベヤの乗降口に利用者が来たことをセンサで検知したときであってもよい。この場合、前記消毒部が乗客コンベヤの一方の乗降口側と他方の乗降口側の両方に設けられており、制御部は利用者が来たことが検知された乗降口側に配置された消毒部を作動させるのが好ましい。
また、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、前記所定時間は、前記無端状の移動手摺が少なくとも1周移動するのに要する時間に設定されてもよい。
また、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、前記消毒部は、前記移動手摺の表面に対して消毒液を吹き付けるスプレイ、または、前記移動手摺の表面に消毒作用のある光線を照射する光源を含んで構成されてもよい。
さらに、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、利用者に対して前記移動手摺が消毒されていることを報知する報知部をさらに備えてもよい。
本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置によれば、移動手摺の表面を消毒する消毒部の消毒動作の開始および終了を制御部によって制御する構成としたことで、移動手摺の消毒を好適なタイミングで適当な時間だけ行うことができる。これにより、乗客コンベヤを利用しようとする利用者にとって最適なタイミングで移動手摺の消毒を行うことができるとともに、消毒部において必要とされる例えば消毒液の消費量や消費電力等を低減することができる。
本発明の一実施の形態であるエスカレータの移動手摺消毒装置(以下、適宜に「移動手摺消毒装置」とだけいう)が適用されるエスカレータの全体構成を概略的に示す図である。 図1に示す移動手摺消毒装置の構成を示す図である。 図2に示す移動手摺消毒装置の動作を制御する処理ルーチンを示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。下記においては、乗客コンベヤの1つであるエスカレータを例に説明するが、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置は、乗客を水平方向または少し傾斜した方向に移動させる所謂動く歩道などの他の乗客コンベヤにも適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態である移動手摺消毒装置40が適用されるエスカレータ10の概略構成図である。エスカレータ10は、エスカレータ全体を下方から支持する例えば金属板製のトラス12を備える。トラス12は、上層階の乗降口14に設置される上部トラス部12a、下層階の乗降口16に設置される下部トラス部12b、および、上部トラス部12aと下部トラス部12bとの間を傾斜した状態で連結する傾斜トラス部12cを含んで構成される。
トラス12内には、互いに連なった状態で上層階と下層階との間を移動する多数のステップ18が配置されている。ステップ18は、利用者がその上に立つ又は乗る踏板面を有する部材である。上方に露出する往路領域では、各ステップ18は階段状をなして移動する。一方、トラス内に位置する下方の復路領域では、各ステップ118の踏板面がそれぞれ略面一をなした状態で移動する。
上部トラス部12a内には、モータおよび減速機等を含む駆動ユニット(図示せず)が設置されている。駆動ユニットには、ステップ18の幅方向(図1の奥行き方向)両側に2つの駆動スプロケット22が回転駆動可能に連結されている。また、上部トラス部12a内には、駆動ユニットを含むエスカレータ全体の制御を司るエスカレータ制御盤20が配置されている。
一方、下部トラス部12b内には、ステップ18の幅方向両側に2つの従動スプロケット24が配置されている。そして、上部トラス部12a内の駆動スプロケット22と下部トラス部12b内の従動スプロケット24とに、一対の無端状のステップチェーン26が巻き掛けられている。これら2本のステップチェーン26に、各ステップ18の幅方向両側端部がそれぞれ連結されている。これにより、駆動ユニットにより駆動スプロケット22が回転駆動されることで、各ステップ18は階段状をなしながら上層階と下層階との間を下り移動または上り移動するようになっている。なお、以下においては、エスカレータ10が下り運転されている場合、すなわち階段状をなす各ステップ18が矢印A方向に移動している場合を想定して説明する。
トラス12の上であってステップ18の両側には、欄干部28がそれぞれ立設されている。欄干部28は、金属板または樹脂板によって形成されている。欄干部28の外周縁部にはガイドレール(図示せず)が設けられており、このガイドレールに沿って無端状の移動手摺30がステップ18の移動と同期して周回移動するように構成されている。利用者は移動手摺30を手でつかんだ状態でステップ18上に立ってエスカレータ10に乗ることが、エスカレータ10をより安全に利用する上で望まれている。
移動手摺30は、上部トラス部12aの上部に形成された手摺入り込み口32からトラス12外へと出て、上層階乗降口14においてUターンして欄干部28の上縁部に沿って矢印A方向へ移動し、下層階乗降口16において再びUターンして、下部トラス部12bの上部に形成された手摺入り込み口34からトラス12内に進入し、トラス12内を通って上層階乗降口14の手摺入り込み口32へと移動する。
上部トラス部12a内であって手摺入り込み口32の近傍には、移動手摺消毒装置40が設置されている。また、下部トラス部12b内であって手摺入り込み口34の近傍にも、移動手摺消毒装置40が設定されている。なお、本実施形態では、上層階側と下層階側の両方に移動手摺消毒装置40をそれぞれ設置しているが、エスカレータ10の運転方向が一方向、例えば下り運転に限定されている場合には、上層階側および下層階側のいずれか一方、好ましくは上層階側だけに設置されてもよい。
上層階乗降口14および下層階乗降口16の各天井部には、利用者が乗降口に来たことを検知する人感センサ36,38が設置されている。人感センサ36,38には、赤外線センサを好適に用いることができ、または、撮像カメラを用いて画像解析により利用者を検知してもよい。あるいは、乗降口14,16を挟んだ両側に一対の支柱を立設して各支柱に発光器と受光器とを取り付け、発光器から発せられて光線が遮断されたときに利用者が乗降口に来たことを検知してもよい。
続いて、図2を参照して、本実施形態の移動手摺消毒装置40について説明する。図2は、乗降口方向から見た移動手摺消毒装置40の構成を概略的に示す図である。なお、図2において、移動手摺30内に位置するガイドレールの図示は省略されている。
移動手摺消毒装置40は、略C字状の断面形状を有する移動手摺30に対して進退移動可能に設けられたローラ42(消毒部)を備える。ローラ42は、両端部が回転可能に支持されるローラ軸44と、ローラ軸44の外周に固定された消毒部材46とからなっている。消毒部材46は、消毒液を良好に含浸可能な例えばフェルト、スポンジ等の材料から形成されている。また、消毒部材46は、ローラ42が移動手摺30に対して接触配置されたときに、移動手摺30の比較的平らな外側表面30aだけでなく湾曲面をなす両側面30bにも接触可能なように、略円柱状をなす中央部46aとその軸方向両側に形成された略円板状のフランジ部46bとを含む略鼓状に形成されている。このような形状に消毒部材46が形成されていることで、後述する消毒動作の際に消毒部材46が移動手摺30の外表面のほぼ全体にわたって接触して消毒することが可能になる。
ローラ42のローラ軸44の両端部は、略コ字状の側面形状をなす支持ブラケット48の両側壁部49に固定された軸受部材50によって回転可能に支持されている。支持ブラケット48の一方の側壁部49の外側表面には、ローラ軸44の一端部に連結されたモータ52が固定されている。モータ52は、制御部80からの指令を受けて駆動され、これによりローラ42が移動手摺30に接触しつつ回転駆動されることができる。ローラ42は、消毒部材46の外周面が移動手摺30の移動方向と反対方向に移動して手摺表面30a,30bを摺擦するようにモータ52によって回転駆動される。このようにローラ42を回転させることで、後述するように消毒部材46に含浸された消毒液を移動手摺30の表面に対して積極的かつ効果的に塗付または適用することが可能になる。
ただし、ローラ42の回転方向は、これに限定されるものではなく、移動手摺30の移動方向と順方向に外周面が移動するように上記とは反対方向に回転駆動されてもよい。また、本実施形態では、ローラ42をモータ52で積極的に回転駆動しているが、モータを省略して移動手摺30の移動に伴ってローラ42が従動回転するように構成されてもよい。さらに、本実施形態では移動手摺30に対して接離する部材を回転可能なローラ42として構成したが、これに限定されるものではなく、支持ブラケット48に回転不能に固定された消毒液含浸パッドであってもよい。
上記支持ブラケット48には、例えば電磁式のアクチュエータ54から延伸するプランジャ56の先端部が連結されている。アクチュエータ54は、略コ字状の側面形状をなす固定フレーム58上に固定されている。固定フレーム58は、ネジ止め等の方法によりトラス12に対して固定されている。支持ブラケット48の側壁部49と固定フレーム58の側壁59との間には、例えばガイド溝とそこに嵌り込むガイドピン等からなるガイド機構(図示せず)が設けられている。
アクチュエータ54は、制御部80からの指令を受けて励磁または消磁される。アクチュエータ54が励磁されると、プランジャ56が矢印B方向に突出し、これにより支持ブラケット48に取り付けられたローラ42が移動手摺30に対して接触配置される。一方、アクチュエータ54が消磁されると、プランジャ56が引っ込んで支持ブラケット48が点線で示す位置まで移動し、これによりローラ42が移動手摺30から退避して非接触状態になる。
なお、本実施形態では電磁式のアクチュエータ54を用いてローラ42を移動手摺30に対して進退移動させるものとして説明したが、これに限定されず、例えばリンク機構やモータ駆動式カム機構等の他の機構を用いてローラ42を進退移動させてもよい。
移動手摺消毒装置40は、消毒液供給部(消毒部)60および制御部80をさらに備える。消毒液供給部60は、例えばエタノール等を含む消毒・殺菌作用のある消毒液62を収容する消毒液タンク64と、消毒液タンク64から吸い上げ管66を介して消毒液62を吸い上げるポンプ68と、ポンプ68から圧送される消毒液62をローラ42の消毒部材46の両端フランジ部46bにそれぞれ分配供給する供給管70とを含む。消毒部材46の両端フランジ部46bに供給された消毒液62は、フランジ部46bから中央部46へと素早く浸透して、消毒部材46の全体に含浸される。
制御部80は、エスカレータ制御盤20の一部として構成され、制御プログラムを実行するCPU、制御プログラム等を記憶するメモリなどを含むマイクロコンピュータから好適に構成されることができ、時間を計測するタイマも含む。制御部80は、エスカレータ制御盤20の一部として、エスカレータ10の運転状態に関する情報や人感センサ36,38による検出結果などを取得する一方、エスカレータ10の運転開始指令等を発信することができる。また、制御部80は、モータ52、アクチュエータ54、およびポンプ68に電気的に接続され、これらの作動を制御する指令を送信することができる。なお、制御部80は、エスカレータ制御盤20とは別個のものとして構成されてもよい。
次に、図3を参照して、上記構成からなる移動手摺消毒装置40の消毒動作について説明する。図3は、移動手摺消毒装置40の動作を制御する処理ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、制御部80において所定時間ごとにメモリから読み出されてCPUにより実行される。
まず、上層階の乗降口14に利用者が来たか否かが判定される(ステップS10)。この判定は、人感センサ36の検出信号に基づいて行われる。ここにおいて利用者が来ていないと否定判定されると、そのまま処理を終了する。
一方、乗降口14に利用者が来たと肯定判定されると、運転休止状態にあったエスカレータ10の下り運転動作を開始させ(ステップS12)、移動手摺消毒装置40による移動手摺30の消毒を行う(ステップS14)。具体的は、アクチュエータ54を励磁してローラ42を移動手摺30に圧接した状態でモータ52によりローラ42を回転駆動するとともに、ポンプ68を作動させて消毒液62をローラ42の消毒部材46に供給する。なお、消毒部材46には先の消毒動作時に消毒液が供給されて含浸されていることから、今回の消毒動作時における消毒液の供給量は前回の消毒動作時からの経過時間や消毒液の揮発量等を考慮して調整される。
消毒液62が含浸された消毒部材46によって移動手摺30の表面が摺接されることによって、消毒液62が移動手摺30の表面30a,30bに適用され、これにより移動手摺30が消毒される。その結果、乗降口14からステップ18上に乗った利用者は、今回の消毒動作によって消毒された移動手摺30の部分を手でつかむことができ、エスカレータ10を安全でかつ衛生的に利用することができる。
なお、消毒液62が速乾性の高いものであれば必要ないが、利用者が手でつかむ移動手摺30の部分が消毒液62で濡れた状態に見えると利用者は触れたくないという心理になると考えられるため、移動手摺30の移動方向に関しローラ42の下流側において移動手摺30に温風を吹き付ける等の手法によって乾燥させる乾燥部を設けてもよい。
続くステップS16において、上記消毒動作が開始されてから所定時間が経過したか否かが判定される。この判定は、制御部80に含まれるタイマのカウント値に基づいて行われる。ここでの所定時間とは、無端状の移動手摺30が少なくとも1周移動するのに要する時間に設定されており、このような1周移動に要する時間はエスカレータ10についての既知の時間期間としてメモリに予め記憶されている。ただし、上記所定時間は、移動手摺が1周以上回転する時間に設定されてもよい。
上記ステップS16において所定時間が経過するまで移動手摺消毒装置40による消毒動作を継続する。これにより、無端状の移動手摺30の全周表面が消毒される。そして、ステップS16において所定時間が経過したと肯定判定されると、アクチュエータ54を消磁してローラ46を移動手摺30から退避されるとともに、モータ52およびポンプ68の作動を停止して、移動手摺30の消毒動作を終了する(ステップS18)。これにより、1回の消毒動作が完了することになる。
その後、エスカレータ制御盤20は、利用者が無い状態でエスカレータ10の運転が所定時間継続すると、駆動ユニットを作動停止させて運転休止状態に入る。
上述したように本実施形態の移動手摺消毒装置40によれば、移動手摺30の表面を消毒するローラ42による消毒動作の開始および終了を制御部80によって制御する構成としたことで、移動手摺30の消毒を利用者が乗降口14に来たことを検知したタイミングで、かつ、移動手摺30が1周移動するのに要する時間だけ行うことができる。これにより、エスカレータ10を利用しようとする利用者にとって最適なタイミングで移動手摺30の消毒を行うことができるとともに、移動手摺30の消毒に必要とされる消毒液62の消費量やモータ52、アクチュエータ54およびポンプ68の消費電力を低減することができる。
なお、本発明に係る乗客コンベヤの移動手摺消毒装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨および範囲を逸脱しなり限りにおいて、種々の変更や改良が可能である。
例えば、上記実施形態では、消毒液62を含浸ローラ42によって移動手摺30の表面に適用するようにしたが、これに代えて、消毒液を細かいミスト状に噴霧するスプレイによって移動手摺30の表面に吹き付けてもよいし、あるいは、紫外線等の消毒・殺菌作用のある光線を移動手摺に向けて照射する光源を消毒部として設置してもよい。
また、トラス内で移動手摺が消毒されていることを利用者に知らしめるために、欄干部に設けられるスピーカから音声アナウンスにより報知してもよいし、これに代えて又は加えて、乗降口14に面したトラス部分に「手摺消毒中」等を文字表示して報知してもよい。このようにして利用者に対して移動手摺が消毒されていることを報知することで、利用者はより安心して衛生的である移動手摺を手でつかむことができる。
10 エスカレータ、12 トラス、12a 上部トラス部、12b 下部トラス部、12c 傾斜トラス部、14,16 乗降口、18 ステップ、20 エスカレータ制御盤、22 駆動スプロケット、24 従動スプロケット、26 ステップチェーン、28 欄干部、30 移動手摺、32,34 手摺入り込み口、36,38 人感センサ、40 移動手摺消毒装置、42 ローラ、44 ローラ軸、46 消毒部材、48 支持ブラケット、50 軸受部材、52 モータ、54 アクチュエータ、56 プランジャ、58 固定フレーム、60 消毒液供給部、62 消毒液、64 消毒液タンク、66 吸上げ管、68 ポンプ、70 供給管、80 制御部。

Claims (9)

  1. 周回移動する無端状の移動手摺がトラス内に入り込む移動手摺入り込み口近傍のトラス内に設置され、前記移動手摺の表面に対して消毒を行う消毒部と、
    前記消毒部による消毒動作を所定のタイミングで開始させて所定時間継続した後に前記消毒動作を終了させる制御部と
    を備える乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記消毒部は、前記移動手摺に対して進退移動可能に設けられ、前記消毒動作の開始時に前記移動手摺に対して接触配置される一方で前記消毒動作の終了時に前記移動手摺から退避する回転可能で且つ消毒液を含浸可能なローラと、このローラに消毒液を供給する消毒液供給部とを含むことを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記ローラは、外周面が前記移動手摺の移動方向と反対方向に移動して手摺表面を摺擦するようにモータよって回転駆動されることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  4. 請求項2または3に記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記ローラは、前記移動手摺の表面を両側側部まで覆うことができる略鼓状に形成されていることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記所定のタイミングは、乗客コンベヤの乗降口に利用者が来たことをセンサで検知したときであることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  6. 請求項5に記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記消毒部が乗客コンベヤの一方の乗降口側と他方の乗降口側の両方に設けられており、制御部は利用者が来たことが検知された乗降口側に配置された消毒部を作動させることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記所定時間は、前記無端状の移動手摺が少なくとも1周移動するのに要する時間に設定されることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  8. 請求項1に記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、
    前記消毒部は、前記移動手摺の表面に対して消毒液を吹き付けるスプレイ、または、前記移動手摺の表面に消毒作用のある光線を照射する光源を含んで構成されることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の乗客コンベヤの移動手摺消毒装置において、利用者に対して前記移動手摺が消毒されていることを報知する報知部をさらに備えることを特徴とする乗客コンベヤの移動手摺消毒装置。
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