JP7055910B1 - 清掃ユニット取付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、確実に手指等の挟み込みリスクを回避することができる清掃ユニット取付装置が提供する。【解決手段】清掃ユニット取付装置は、支持アームと、ローラとを含む。支持アームは、乗客コンベアの手摺ベルトを支持する支持体のうち乗客コンベアの乗降部における湾曲部の湾曲中心より上方の位置に装着可能で、手摺ベルトの表面から離間する方向に突出した突出部を備えた、手摺ベルトの移動方向及び逆移動方向に揺動可能である。ローラは、手摺ベルトの表面と接触可能であり、移動する手摺ベルトとの接触により回動して、支持アームに支持され手摺ベルトの清掃を行う清掃ユニットの駆動力を発生する。支持アームは、手摺ベルトとローラとの間に異物が挿入された場合、手摺ベルトからローラが離間する第一の方向に揺動し、異物が手摺ベルトとローラとの間から外れた場合、ローラを手摺ベルトに接触させる第二の方向に揺動する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、清掃ユニット取付装置に関する。
乗客コンベアの一例であるエスカレータは、複数連結された踏段(ステップ)が無段状態と有段状態とが遷移しながら移動する。乗客コンベアを利用する場合、利用者は踏段と連動して移動する手摺ベルトに手を載せたり把持したりすることで、姿勢を支え走行時の安全を図ることが望ましい。しかしながら、不特定多数の利用者が手摺ベルトに触れるため、衛生上清掃や除菌を頻繁に行うことが望ましい。そこで、手摺ベルトに装着し、乗客コンベアの通常運行時においても清掃や除菌を可能にするハンドレール除菌装置等の清掃装置が種々提案されている。これらの清掃装置は、例えば、走行する手摺ベルトにローラを押し付けて、ローラを回転させることにより発電を行い、清掃装置を駆動し、例えば紫外線等殺菌光を照射して手摺ベルトの除菌清掃処理を実行している。
実用新案登録第3215321号公報 特開2014-193771号公報
しかしながら、従来技術で示すような手摺ベルトに装着するタイプの清掃装置を用いて清掃除菌処理を実行する場合、除菌装置は、乗客コンベアの利用者や清掃担当者等の手が届く範囲に設置されるため、除菌装置と手摺ベルトとの間に手指等が挟まれてしまう可能性がる。そのため、手摺ベルトに装着するタイプの清掃装置に対して、充分な安全対策が施される必要がある。したがって、簡易な構造で、確実に手指等の挟み込みリスクを回避することができる清掃ユニット取付装置が提供できれば、安全性の向上及びランニングコストの削減が図れて有意義である。
実施形態の清掃ユニット取付装置は、支持アームと、ローラとを含む。支持アームは、乗客コンベアの移動路を移動する移動体と連動して移動する手摺ベルトを支持する支持体のうち乗客コンベアの乗降部における湾曲部の湾曲中心より上方の位置に装着可能で、手摺ベルトの表面から離間する方向に突出した突出部を備えた、手摺ベルトの移動方向及び逆移動方向に揺動可能である。ローラは、支持アームの揺動中心から離れた側に固定され、手摺ベルトの表面と接触可能である。そして、ローラは、移動する前記手摺ベルトとの接触により回動して、前記支持アームに支持され前記手摺ベルトの清掃を行う清掃ユニットの駆動力を発生し、支持アームは、手摺ベルトとローラとの間に異物が挿入された場合、手摺ベルトからローラが離間する第一の方向に揺動し、異物が手摺ベルトとローラとの間から外れた場合、ローラを手摺ベルトに接触させる第二の方向に揺動する。
図1は、実施形態の清掃ユニット取付装置を取り付けた状態を示す乗客コンベアの一例としてのエスカレータの乗降位置付近の例示的かつ模式的な側面図である。 図2は、実施形態の清掃ユニット取付装置を取り付けた状態を示す乗客コンベアの一例としてのエスカレータの乗降位置から移動路を見た場合の例示的かつ模式的な正面図である。 図3は、実施形態の清掃ユニット取付装置の詳細構造を示す例示的かつ模式的な側面図である。 図4は、実施形態の清掃ユニット取付装置の構成を示す例示的かつ模式的な上面図である。
以下に、実施形態に係る清掃ユニット取付装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態における構成要素には、当業者が置換可能、且つ、容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれ、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態の清掃ユニット取付装置10を取り付けた状態を示す乗客コンベアの一例としてのエスカレータ12の乗降位置14付近の例示的かつ模式的な側面図である。また、図2は、清掃ユニット取付装置10を取り付けた状態を示すエスカレータ12の乗降位置14から移動路を見た場合の例示的かつ模式的な正面図である。
エスカレータ12は、無端状に連結された複数の踏段16(移動体)を周回(循環)移動させて作動することで利用者や荷物等の物体を上階フロアと下階フロアとの間を搬送する移動路16aを構成する。なお、エスカレータ12は同一階で入口側と出口側を移動して利用者や荷物等を運ぶ構成でもよい。
エスカレータ12の乗降位置14(乗降板)の床下には、踏段16を周回駆動するための駆動機構が収容されている。エスカレータ12の駆動機構は、主として、駆動源としてのモータと、減速機と、駆動チェーンと、駆動スプロケットと、従動スプロケットと、踏段チェーンとを備えている。モータと減速機とは、駆動装置を構成する。モータは、例えば、上階側に設けられている。モータの出力軸には、減速機が取り付けられている。減速機は、モータの回転を減速させ、モータの回転トルクを増幅させる。減速スプロケットは、減速機の出力軸に設けられ、複数の歯を有する。駆動チェーンは、無端状に形成され、減速スプロケットと駆動スプロケットとに亘って掛けられている。駆動チェーンは、減速機を介して伝達されたモータの駆動力によって、駆動スプロケットと減速スプロケットとの周りを循環走行することで、駆動スプロケットを回転させる。すなわち、駆動チェーンは、減速機を介して伝達されたモータの駆動力を駆動スプロケットに伝達する。駆動スプロケットは、踏段チェーンに噛み合う複数の歯を有し、制御盤により制御される駆動装置からの駆動力により回転する。エスカレータ12は、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に掛け渡された踏段チェーンを駆動させることで、無端状に連結された複数の踏段16を周回移動させて、複数の踏段16を走行させる。
エスカレータ12は、複数の踏段16の進行方向における両脇(移動路16aの両側)に、欄干を備える。この欄干は、利用者等が踏段16の移動中に把持したり、手を載せたりして姿勢を安定させる等に利用可能な手摺ベルト18を含む。具体的には、欄干は、主として、スカートガードパネルと、内デッキと、欄干パネル20と、欄干パネル20の外縁部に設けられた欄干デッキに設けられた手摺レール上を走行する手摺ベルト18と、から構成されている。スカートガードパネルは、複数の踏段16の走行方向(エスカレータ12が稼働する例えば下降方向および上昇方向)に対して直交する方向(幅方向)の両側において近接して、かつ、上階側乗降口と下階側乗降口との間に亘って設けられている。スカートガードパネルの上側には、内デッキが取り付けられている。内デッキの上側には、例えば、ガラス板等の透明または半透明の部材やステンレス等の金属板で構成される欄干パネル20が取り付けられている。欄干パネル20の外周に取り付けられた手摺レールには、手摺ベルト18が移動可能に嵌め込まれている。手摺ベルト18は、踏段チェーンと同期して周回駆動する手摺ベルト駆動チェーンによって周回移動し、例えば下階側のインレット22から進出し、上階側のインレット22に進入する。踏段16と手摺ベルト18とは同方向に同期(連動)した状態で周回移動する。
このように構成されるエスカレータ12は、上述したように、不特定多数の利用者が利用するとともに、利用者は手摺ベルト18に触れる場合が多い。そのため、エスカレータ12を安心して利用してもらうためには、手摺ベルト18のベルト表面18sを定期的にまたは頻繁に清掃したり除菌処理したりすることが望ましい。そこで、本実施形態の清掃ユニット取付装置10は、走行する手摺ベルト18に常設可能かつ容易に着脱可能な構成を備える。また、清掃ユニット取付装置10は、利用者が手摺ベルト18を把持していたり、手摺ベルト18の上に手指を載せていたりした場合、手摺ベルト18と共に手指が清掃ユニット取付装置10の内部に巻き込まれることを防止、または、手指の挟み込みによるリスクの軽減のために、手摺ベルト18の移動方向及び逆移動方向に揺動可能な構成を備える。つまり、安全機構を備える。
図1、図2に加え、図3、図4を用いて、清掃ユニット取付装置10の詳細構造を説明する。図3は、清掃ユニット取付装置10の詳細構造を示す例示的かつ模式的な側面図である。また、図4は、清掃ユニット取付装置10の構成を示す例示的かつ模式的な上面図である。
清掃ユニット取付装置10は、当該清掃ユニット取付装置10をエスカレータ12の手摺ベルト18の支持部の一例である欄干パネル20に装着する一対の支持アーム24を含む。一対の支持アーム24は、図1、図2に示すように、手摺ベルト18を支持する欄干パネル20(支持体)のうちエスカレータ12の乗降位置14(乗降部)における欄干湾曲部20a(ベルト湾曲部18a)の湾曲中心Sより上方(図1において水平ラインrより上方)の位置に装着される。そして、図3に示すように、支持アーム24は、ボルト等の固定部材26により欄干パネル20に固定可能であるとともに、揺動中心28を中心軸として、手摺ベルト18の移動方向及び逆移動方向に揺動可能である。例えば、図1において、手摺ベルト18(踏段16)が矢印A方向に移動する場合、支持アーム24は、移動方向として矢印B方向に揺動可能であり、逆移動方向として図3の矢印C方向に揺動可能である。揺動中心には、例えばベアリング等が配置され、容易に支持アーム24を揺動(回動)させることができるように構成されている。つまり、欄干パネル20に支持アーム24が固定されているため、移動する手摺ベルト18は連続的に支持アーム24(清掃ユニット取付装置10を通過することになる。
また、支持アーム24は、清掃ユニット取付装置10が所定の位置(欄干湾曲部20aの湾曲中心Sより上方の位置)に設置された場合に、手摺ベルト18のベルト表面18sから離間する方向に突出した突出部24aを備える。そして、突出部24aの内側(清掃ユニット取付装置10の内部)、つまり、支持アーム24の揺動中心28から離れた側に、手摺ベルト18のベルト表面18sと接触可能なローラ30が配置されている。ローラ30は、手摺ベルト18との接触により従動回転可能である。ローラ30は、発電機のロータとしての機能を備え、回転することより発電する。発電した電力は、清掃ユニット取付装置10に内蔵された清掃ユニット32を駆動させる。清掃ユニット32は、例えば、殺菌効果を有する紫外線光を照射する紫外線発生装置とすることができる。紫外線光は、例えば、手摺ベルト18に対面する位置に配置された紫外線LED32aから照射され、照射領域を通過するベルト表面18sの除菌を行う。なお、ローラ30が手摺ベルト18に接触することにより、手摺ベルト18に付着している埃塵等を絡め取り除去するようにしてもよい。除去された埃塵は、清掃ユニット取付装置10内に設けられた回収部で回収するようにしてもよい。
上述したように、ローラ30は、清掃ユニット32の駆動源となるため、ローラ30による効率的な発電が行えることが望ましい。そこで、ローラ30の表面は、手摺ベルト18と接触した場合にスリップすることなく、効率的に回転できるように、滑止部材として、例えば、柔軟性を備えるゴム材で構成されてもよい。
なお、ローラ30にさらに効率的な発電が行えるように、支持アーム24の揺動中心28より手摺ベルト18の方向にずれた位置、例えば、突出部24aの先端にウエイト34を装着してもよい。ウエイト34は、支持アーム24を手摺ベルト18に接近させる方向(図3の矢印Cの方向:後述する第二の方向)に揺動(回動)させる付勢力を発生させる。ウエイト34を用いた付勢力により、支持アーム24に支持されるローラ30が手摺ベルト18により押圧され、より効率的にローラ30が回動して発電を行うことができる。なお、ウエイト34の重さは、後述するが、ローラ30に異物として例えば手指等が接触した際に、ウエイト34による付勢力に逆らい、手指等にダメージを与えることなく、または軽減した状態で支持アーム24が揺動できる重さに、予め試験等に基づき設定することができる。
このよう構成される清掃ユニット取付装置10の動作について、まず図1を用いて説明する。
図1に示すように、エスカレータ12(手摺ベルト18)が矢印A方向に運行されている場合で、清掃ユニット取付装置10の下流側(下面側)から異物Fma(例えば、利用者の手指等)が清掃ユニット取付装置10と手摺ベルト18との間に挿入された場合を考える。前述したように、支持アーム24は、揺動中心28(図3参照)を中心として揺動可能であるため、異物Fmaは、支持アーム24を容易に押し上げられ、清掃ユニット取付装置10を矢印B方向に回動させる。前述したように、支持アーム24は、図1に示すように、欄干パネル20(支持体)のうち欄干湾曲部20aの湾曲中心Sより上方(図1において水平ラインrより上方)の位置に装着されている。したがって、支持アーム24が矢印B方向に回動した場合、図1中に破線で示されるようにローラ30は手摺ベルト18から離間する方向(第一の方向)に揺動(移動)する。
その結果、仮に、異物Fma(例えば手指)が手摺ベルト18に接触した状態で、そのまま清掃ユニット取付装置10の内部(手摺ベルト18とローラ30との間)に侵入した場合でも、手摺ベルト18とローラ30間の隙間が拡大するので、挟まれて強く圧迫されるリスクを軽減することができる。また、清掃ユニット取付装置0(支持アーム24)が旋回する動作時間内に、利用者に危険を認識させ易くなり、利用者に退避行動(手摺ベルト18から手指等を離す行動)を取らせ易くすることができる。つまり、簡易な構造で、確実に手指等の挟み込みリスクを回避することができる清掃ユニット取付装置が提供できる。
次に、図1に示すように、エスカレータ12(手摺ベルト18)が矢印A方向に運行されている場合で、清掃ユニット取付装置10の上流側(上面側)から異物Fmb(例えば、利用者の手指等)が清掃ユニット取付装置10と手摺ベルト18との間に挿入された場合を考える。この場合、手摺ベルト18は清掃ユニット取付装置10から遠ざかる方向に移動しているため、異物Fmb(例えば、利用者の手指等)が、手摺ベルト18と清掃ユニット取付装置10との間に引き込まれる可能性は少ない。このような場合でも仮に、異物Fmbが接近、挿入されてしまった場合でも、前述したように、支持アーム24は、揺動中心28(図3参照)を中心として揺動可能であり、ローラ30も回動可能である。したがって、異物Fmbがローラ30に接触した場合でも、ローラ30は、異物Fmbの表面と接触しながら回動(回転)するとともに、侵入してくる異物Fmbによって押し上げられ、支持アーム24が矢印B方向に揺動する。つまり、支持アーム24は容易に矢印B方向に押し上げられる。したがって、欄干パネル20(支持体)のうち欄干湾曲部20aの湾曲中心Sより上方(図1において水平ラインrより上方)の位置に装着された支持アーム24に支持されたローラ30は手摺ベルト18から離間する方向(第一の方向)に揺動(移動)する。
その結果、仮に、異物Fmb(例えば手指)が手摺ベルト18の上流側から清掃ユニット取付装置10の内部(手摺ベルト18とローラ30との間)に侵入した場合でも、手摺ベルト18とローラ30間の隙間が拡大するので、手指等が挟まれて強く圧迫されるリスクを軽減することができる。また、清掃ユニット取付装置10(支持アーム24)が旋回する動作時間内に、利用者に危険を認識させ易くなり、利用者に退避行動(手摺ベルト18から手指等を離す行動)を取らせ易くすることができる。つまり、簡易な構造で、確実に手指等の挟み込みリスクを回避することができる清掃ユニット取付装置が提供できる。
次に、異物Fmaや異物Fmbによって、支持アーム24(清掃ユニット取付装置10)が矢印B方向に揺動した場合で、その後、異物Fmaや異物Fmbが取り除かれた場合を考える。上述したように、清掃ユニット取付装置10(支持アーム24)は、手摺ベルト18を支持する欄干パネル20(支持体)のうちエスカレータ12の乗降位置14(乗降部)における欄干湾曲部20aの湾曲中心Sより上方(図1において水平ラインrより上方)の位置に装着されている。したがって、異物Fmaや異物Fmbが取り除かれた場合、支持アーム24(清掃ユニット取付装置10)の自重(ウエイト34が装着されている場合には、ウエイト34の重量も加算)により支持アーム24は、図3中矢印C方向に揺動し、異物挿入前の状態に自動復帰する。つまり、ローラ30を手摺ベルト18のベルト表面18sに接触させる第二の方向に揺動する。したがって、清掃ユニット取付装置10は、清掃除菌処理可能な状態に復帰する。また、ローラ30は発電可能な状態に復帰し、手摺ベルト18の移動によって清掃ユニット32の動作再開することができる。
このように、本実施形態の清掃ユニット取付装置10は、簡易な構造で、確実に手指等の挟み込みリスクを回避することができるとともに、異物Fmaや異物Fmb等が取り除かれた場合、自動復帰が可能である。したがって、エスカレータ12の管理者等が清掃ユニット取付装置10の復帰作業を行う必要がなくなり、常設可能な清掃ユニット取付装置10の運用をスムーズに行うことができる。なお、支持アーム24のいずれかの位置に、支持アーム24が所定角度以上揺動(回動)したことや、清掃除菌処理可能な位置(姿勢)に復帰したことを検出するセンサを設けて、検出結果を取得するようにしてもよい。取得した検出結果を清掃ユニット取付装置10に記録したり、エスカレータ12の制御盤やエスカレータ12の管理システム等に送信したりしてもよい。その検出結果は、異物Fmaや異物Fmb等の挿入が発生しやすい時間帯の解析や挿入自体を回避する対策等に利用することが可能になる。
なお、図3及び図4に示すようにローラ30の前後の位置に、手摺ベルト18に向かって延びて、ローラ30と手摺ベルト18との接触位置を遮る柔軟性を備える遮蔽体としての例えばブラシ36を設けてもよい。ブラシ36は、手摺ベルト18とローラ30との間に異物Fmaや異物Fmb等が侵入することを回避するとともに、ブラシ等のように手指等に接触した場合に適度な刺激や違和感を与えるように構成することにより、エスカレータ12の利用者に清掃ユニット取付装置10が装着されていることや清掃ユニット取付装置10に接触しないように注意することを容易かつ迅速に認識させ易くすることができる。また、柔軟性を有するブラシ36を手摺ベルト18のベルト表面18sに接触するように配置することにより、埃塵等が清掃ユニット取付装置10の内部に侵入することを容易に排除することができる。その結果、清掃ユニット取付装置10自体の汚れ等の防止を併せて行うことができる。
本実施形態の清掃ユニット取付装置10の場合、ブラシ36は、図3に示しように、ローラ30の上流側の直上にブラシ36aを配置し、ローラ30の下流側の直下にブラシ36bを配置している。その結果、異物Fmaや異物Fmb等がローラ30に到達することを効果的に回避し易くなる。また、図3、図4に示すように、ブラシ36cを手摺ベルト18の側方両側に配置してもよい。ブラシ36cを手摺ベルト18の側方に配置することにより、異物Fmaや異物Fmb等が支持アーム24と手摺ベルト18との間に入り込むことを防止することができる。この場合、利用者の手指等が挟まれることを回避し易くするとともに、支持アーム24と手摺ベルト18との間に埃塵等の異物が挟まって支持アーム24の摺動がスムーズにできなくなることを防止し易くすることができる。つまり、清掃ユニット取付装置10の揺動動作保証を行い易くすることができる。
なお、上述したように、本実施形態の清掃ユニット取付装置10を適用する乗客コンベアは、一例として、上階側階床と下階側階床と接続した傾斜する移動路16aを備え、段差を有する状態で踏段16が移動する一般的なエスカレータ12を示した。清掃ユニット取付装置10は、欄干パネル20(支持体)のうち欄干湾曲部20aの湾曲中心Sより上方(水平ラインrより上方)の位置に装着されていればよく、他の形式の乗客コンベアに適用しても同様の効果を得ることができる。例えば、移動路16aの途中で踏段16が一旦水平状態に遷移した後、再び段差状態に遷移するようなエスカレータに本実施形態の清掃ユニット取付装置10を適用してもよい。この場合も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。また、上階側階床と下階側階床とを結ぶ移動路16aや同一階床の入口側と出口側を結ぶ移動路16aを、各踏段16が段差を形成することなく平面状態で移動する、いわゆる「動く歩道」に本実施形態の清掃ユニット取付装置10を適用してもよい。この場合も、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では、清掃ユニット32として、紫外線光を用いて除菌するタイプを示したが、清掃除菌方式は適宜変更可能である。例えば、除菌効果のある除菌液やアルコール等を噴霧するタイプでもよいし、熱によって除菌するタイプでもよい。また、清掃ユニット32は、除菌処理によって、利用者が手摺ベルト18を触った場合に違和感を与えないように、噴霧した液体等を拭き取る装置や加熱した手摺ベルト18を常温に戻す冷却装置等を備えてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…清掃ユニット取付装置、12…エスカレータ(乗客コンベア)、16…踏段(移動体)、18…手摺ベルト、18s…ベルト表面、20…欄干パネル(支持体)、20a…欄干湾曲部、24…支持アーム、30…ローラ、34…ウエイト、36,36a,36b,36c…ブラシ(遮蔽体)。

Claims (5)

  1. 乗客コンベアの移動路を移動する移動体と連動して移動する手摺ベルトを支持する支持体のうち前記乗客コンベアの乗降部における湾曲部の湾曲中心より上方の位置に装着可能で、前記手摺ベルトの表面から離間する方向に突出した突出部を備えた、前記手摺ベルトの移動方向及び逆移動方向に揺動可能な支持アームと、
    前記支持アームの揺動中心から離れた側に固定され、前記手摺ベルトの表面と接触可能なローラと、
    を含み、
    前記ローラは、移動する前記手摺ベルトとの接触により回動して、前記支持アームに支持され前記手摺ベルトの清掃を行う清掃ユニットの駆動力を発生し、
    前記支持アームは、前記手摺ベルトと前記ローラとの間に異物が挿入された場合、前記手摺ベルトから前記ローラが離間する第一の方向に揺動し、前記異物が前記手摺ベルトと前記ローラとの間から外れた場合、前記ローラを前記手摺ベルトに接触させる第二の方向に揺動する、清掃ユニット取付装置。
  2. 前記支持アームの前記揺動中心より前記手摺ベルトの方向にずれた位置には、前記支持アームを前記第二の方向に揺動させる付勢力を発生するウエイトが設けられている、請求項1に記載の清掃ユニット取付装置。
  3. 前記支持アームは、前記ローラと前記手摺ベルトとの間に前記支持アームの上面側から前記異物が侵入する場合、前記ローラが前記異物と接触しながら回動して、前記第一の方向に揺動する、請求項1または請求項2に記載の清掃ユニット取付装置。
  4. 前記支持アームは、前記ローラと前記手摺ベルトとの間に前記支持アームの下面側から前記異物が侵入した場合、前記異物によって押し上げられて前記第一の方向に揺動する、請求項1または請求項2に記載の清掃ユニット取付装置。
  5. 前記ローラの前後の位置には、前記手摺ベルトに向かって延びて、前記ローラと前記手摺ベルトとの接触位置を遮る柔軟性を備える遮蔽体が設けられる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の清掃ユニット取付装置。
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