JP5352397B2 - 反応液体クロマトグラフ装置における制御方法,反応液体クロマトグラフ装置、およびアミノ酸分析計 - Google Patents
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Description
はじめに、本発明の原理を説明する。反応液体クロマトグラフ装置は、分析対象試料を分離カラムにて複数の成分に分離した後、ラベル化剤などの反応試薬を用いて目的成分を誘導体化することで、目的成分を検出可能とした液体クロマトグラフ装置である。本発明の実施例では、反応試薬を混合して反応装置に送液するポンプの吐出側に抵抗配管を設置し、かつ抵抗配管に発生する圧力損失を測定する圧力計を備え、反応試薬の混合溶液がこの配管を流れるときに生ずる圧力損失を圧力計で測定し、この圧力損失値を用いて、以下に述べる方法にて反応試薬の混合比を算出する構成を備えている。液体クロマトグラフ用の送液ポンプは、送液圧を制御するための圧力計を具備していることが通例であり、本発明の実施例では、この圧力計を流用する。
ここで、Rは流路抵抗、vは送液流量、ρは反応試薬の粘性に関する係数、kは抵抗配管の形状に関する係数である。
ここで、ρ2は反応試薬2の粘性に関する係数であり、定数とする。
h=1.60
=0.52 ・・・(7)
=0.65 ・・・(8)
2 電磁弁
3 溶離液ポンプ
4 アンモニアフィルタカラム
5 オートサンプラ
6 分離カラム
7,10 恒温装置
8 混合部
9 反応装置
11 検出器
12 排液装置
13 制御装置
14 データ処理装置
15,16 容器
17,18 電磁弁
19 反応試薬ポンプ
20 圧力計
21 抵抗配管
22 反応試薬制御装置
Claims (10)
- 試料を分離分析した後、複数の試薬が混合した反応試薬と前記試料を化学反応させて前記試料の成分を分析する反応液体クロマトグラフ装置の制御方法において、
前記反応試薬が送液される抵抗配管内の圧力損失値と、前記反応試薬のうちの一つの試薬の混合割合との関係を予め求めて記憶させ、
前記反応試薬と前記試料を化学反応させて前記試料の成分を分析するときに、記憶させた前記関係に実測した前記圧力損失値を当てはめて前記一つの試薬の現在の混合割合を求め、
該現在の混合割合と設定値との差に基づいて前記反応試薬の複数の試薬の混合比を制御することを特徴とする反応液体クロマトグラフ装置の制御方法。 - 試料を分離分析した後、複数の試薬が混合した反応試薬と前記試料を化学反応させて前記試料の成分を分析する反応液体クロマトグラフ装置において、
前記複数の試薬の送液量を変化させる開閉弁、
前記反応試薬を前記試料と混合させるために送液するポンプ、
前記ポンプの吐出側に配置された配管内の圧力を測定する圧力計、
前記配管内を流れる前記反応試薬の流れに抵抗を付与する抵抗配管、
前記圧力計により測定された圧力値から前記反応試薬の前記複数の試薬の混合割合を算出し表示するとともに、前記開閉弁の開度を前記混合割合が設定値に近づくように調整する制御装置とを備えたことを特徴とする反応液体クロマトグラフ装置。 - 請求項2の記載において、前記制御装置は、前記反応試薬のうち一つの試薬のみを送液した場合の前記圧力計で測定した圧力損失値と、前記反応試薬を複数の混合割合にて調整し送液した場合の前記圧力計で測定した複数の圧力損失値と、前記混合割合とから、前記圧力損失値と前記混合割合との関係を算出し、
前記試料を前記反応試薬と化学反応させながら前記圧力計で測定した現在の圧力損失値と算出された前記関係とから前記混合割合と前記設定値との差を算出し、該差に基づいて前記開閉弁の開度を調整することを特徴とする反応液体クロマトグラフ装置。 - 試料を複数の成分に分離する分離カラム、前記分離カラムで分離された前記試料と反応試薬とを混合する混合部、前記試料と前記反応試薬とが混合した混合溶液を加熱して反応させる反応カラム、前記反応カラムから送られる前記試料を検出する検出器、前記検出器から送られるデータに基づいて、前記試料の成分を特定するデータ処理装置を備えた反応液体クロマトグラフ装置において、
前記反応試薬を構成する第1の試薬と第2の試薬のそれぞれの流量を変更する開閉弁、
前記反応試薬を前記混合部へ送液する反応試薬ポンプ、
前記反応試薬ポンプと前記混合部との間に設けられた抵抗配管、
前記反応試薬ポンプの吐出側に設けられ、前記抵抗配管と前記反応試薬ポンプとの間の圧力値を測定する圧力計、
前記反応試薬のうちの前記第1の試薬の前記第2の試薬に対する混合量と、該混合量を複数変えた前記反応試薬を送液したときに前記圧力計で測定した複数の圧力値を、前記第2の試薬のみを送液したときの第1の圧力値で割った圧力比との関係を算出して記憶し、
続いて前記反応試薬を前記混合部へ送液して前記試料と反応させながら、前記圧力計で測定された現在の圧力値と算出された前記関係とから現在の混合量を算出し、表示させる反応試薬制御装置を備えたことを特徴とする反応液体クロマトグラフ装置。 - 請求項4の記載において、
前記反応試薬制御装置は、前記現在の混合量と、前記混合量の設定値との差を算出し、該差に基づいて前記開閉弁の開度を変更することを特徴とする反応液体クロマトグラフ装置。 - 試料を分離分析した後、反応試薬ニンヒドリンと反応試薬緩衝液が混合した反応試薬と前記試料を化学反応させて前記試料の成分を分析するアミノ酸分析装置において、
前記反応試薬ニンヒドリンの送液量、および前記反応試薬緩衝液の送液量を変化させる開閉弁、
前記反応試薬を前記試料と混合させるために送液するポンプ、
前記ポンプの吐出側に配置された配管内の圧力を測定する圧力計、
前記配管内を流れる前記反応試薬の流れに抵抗を付与する抵抗配管、
前記圧力計により測定された圧力値に基づいて、
前記反応試薬が送液される抵抗配管内の圧力損失値と、前記反応試薬のうちの前記反応試薬ニンヒドリンの混合割合との関係を予め求めて記憶させ、
前記反応試薬と前記試料を化学反応させて前記試料の成分を分析するときに、記憶させた前記関係に実測した前記圧力損失値を当てはめて前記反応試薬ニンヒドリンの現在の混合割合を求め、
該現在の混合割合と設定値との差に基づいて前記反応試薬のうちの前記反応試薬ニンヒドリンの混合比を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするアミノ酸分析計。 - 請求項6の記載において、
前記ポンプよりも下流側に配置され、
前記試料と前記反応試薬との化学反応の前に前記試料に含まれるアンモニアを除去するためのアンモニアフィルタカラムを備えたことを特徴とするアミノ酸分析計。
- 試料を複数の成分に分離する分離カラム、前記分離カラムで分離された前記試料と反応試薬とを混合する混合部、前記試料と前記反応試薬とが混合した混合溶液を加熱して反応させる反応カラム、前記反応カラムから送られる前記試料を検出する検出器、前記検出器から送られるデータに基づいて、前記試料の成分を特定するデータ処理装置を備えたアミノ酸分析計において、
前記反応試薬を構成する反応試薬ニンヒドリンと反応試薬緩衝液のそれぞれの流量を変更する開閉弁、
前記反応試薬を前記混合部へ送液する反応試薬ポンプ、
前記反応試薬ポンプと前記混合部との間に設けられた抵抗配管、
前記反応試薬ポンプの吐出側に設けられ、前記抵抗配管と前記反応試薬ポンプとの間の圧力値を測定する圧力計、
前記反応試薬のうちの前記反応試薬ニンヒドリンの前記反応試薬緩衝液に対する混合量と、該混合量を複数変えた前記反応試薬を送液したときに前記圧力計で測定した複数の圧力値を、前記反応試薬緩衝液のみを送液したときの第1の圧力値で割った圧力比との関係を算出して記憶し、
続いて前記反応試薬を前記混合部へ送液して前記試料と反応させながら、前記圧力計で測定された現在の圧力値と算出された前記関係とから現在の混合量を算出し、表示させる反応試薬制御装置を備えたことを特徴とするアミノ酸分析計。 - 請求項8の記載において、
前記反応試薬制御装置は、前記現在の混合量と、前記混合量の設定値との差を算出し、該差に基づいて前記開閉弁の開度を変更することを特徴とするアミノ酸分析計。 - 請求項8の記載において、前記試料と前記反応試薬との化学反応の前に前記試料に含まれるアンモニアを除去するためのアンモニアフィルタカラムを備えたことを特徴とするアミノ酸分析計。
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