JP5351655B2 - 電磁流量計 - Google Patents

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Description

この発明は、測定管の内周面に信号電極を備えた電磁流量計に関するものである。
従来より、この種の電磁流量計は、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界を作る励磁コイルと、この励磁コイルが作る磁界と直交する方向に対向して測定管の内周面に設けられた信号電極とを有し、励磁コイルが作る磁界により測定管内を流れる流体に発生する起電力を信号電極より取り出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
図7に従来の電磁流量計の要部を示す。同図において、10は測定管であり、非磁性金属製パイプ(例えば、非磁性ステンレス製のパイプ)20と、この非磁性金属製パイプ20の内側に形成されたライニング30とから構成される。この例では、絶縁性の樹脂粉末が粉体塗装により非磁性金属製パイプ20の内側に接着され、ライニング30とされている。40,40は測定管10の内周面に対向して設けられた信号電極である。
なお、図7に概略的に一点鎖線で示すように、測定管10内を流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界を作る励磁コイルCLが設けられており、この励磁コイルCLが作る磁界と直交する方向に、対向して信号電極40,40が設けられている。
〔信号電極の取付構造:第1例〕
図8に測定管10の内周面への信号電極40の取付構造の第1例を示す。この第1例では、信号電極40の電極部40aを平板状とし、この平板状の電極部40aの裏面中央に突出して軸部40bを設け、電極部40aの裏面と測定管10の内周面(ライニング30の内周面)との間にリング状のガスケット50を介在させて、軸部40bを測定管10に設けられた貫通孔60を通して測定管10の外周面に突出させ、この測定管10の外周面に突出する軸部40bに台座70を介してナット80を締め付けることによって、測定管10の内周面に信号電極40を取り付けている。
〔信号電極の取付構造:第2例〕
図9に測定管10の内周面への信号電極40の取付構造の第2例を示す。この第2例では、信号電極40の電極部40aを漏斗状とし、この漏斗状の電極部40aの首元から延出して軸部40bを設け、測定管10の貫通孔60の縁面60aを電極部40aの形状に合わせて漏斗状に窪ませ、電極部40aの裏面と漏斗状に窪んだ貫通孔60の縁面60a(ライニング30の表面)との間にリング状のガスケット50を介在させて、軸部40bを貫通孔60を通して測定管10の外周面に突出させ、この測定管10の外周面に突出する軸部40bに台座70を介してナット80を締め付けることによって、測定管10の内周面に信号電極40を取り付けている。
この信号電極の取付構造(第1例,第2例)において、ガスケット50はゴムなどの弾性体とされ、信号電極40の軸部40bに台座70を介してナット80を締め付けることによって、ガスケット50が電極部40aと測定管10の内周面(ライニング30の表面)との間に挟まれて弾性変化し、電極部40aおよび測定管10の内周面にガスケット50が密着し、測定管10の内部を流れる流体が貫通孔60を通って測定管10の外部に漏れないようにシールされる。なお、ライニング30は粉体塗装によって形成されており、絶縁性能を有するが、弾性体ではない。このため、弾性を有するガスケット50を介在させ、シール性を確保するという方法がとられる。
特開平4−319622号公報
弾性を有するガスケットでシールを行う場合、ガスケットの締め代が小さいと内圧に対し十分なシールができない反面、締めすぎるとガスケットの劣化を早めてしまうため、締め代を設計上の適正値とすることが長期製品寿命を達成するうえで重要である。
しかしながら、上述した従来の信号電極の取付構造では、信号電極40の軸部40bにナット80を締め付けることによってガスケット50を弾性変形させているが、ナット80のトルク管理だけでは締め代のばらつきが大きく、設計上の適正締め代でガスケット50を締め付けるためには電磁流量計毎に締め代の調整が必要であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、容易に、設計上の適正締め代で、ガスケットを締め付けることが可能な電磁流量計を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、測定管内を流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界を作る励磁コイルと、この励磁コイルが作る磁界と直交する方向に対向して測定管の内周面に設けられた信号電極とを備え、励磁コイルが作る磁界により測定管内を流れる流体に発生する起電力を信号電極より取り出す電磁流量計において、信号電極の流体に接液する電極部の測定管内周面と対向する裏面と測定管の内周面との間に、弾性を有する第1の部材と、この第1の部材よりも硬い第2の部材と、第2の部材よりも硬いリング状の隔壁とを、第1の部材と第2の部材との間にリング状の隔壁を挟んだ状態で介在させ、信号電極の電極部の裏面側に設けられた軸部を測定管の内周面と外周面との間に設けられた貫通孔を通して測定管の外周面に突出させ、測定管の外周面に突出する軸部に締結部材を締結することにより、第1の部材が電極部の裏面と測定管の内周面とリング状の隔壁との間に挟まれて弾性変形して、測定管の内周面に信号電極を取り付けるようにしたものであり、第2の部材は、リング状の隔壁と測定管の内周面との間に位置する鍔部を有することを特徴とする。
本発明において、第1の部材及び第2の部材の選定にあたっては、選定される材料の弾性(硬さ、軟らかさ)と信号電極の締結力との関係から、弾性を有する第1の部材は締結力により十分に弾性変形するように、材料や接触面積や形状を決定し、一方、第1の部材よりも硬い第2の部材は締結力が加えられてもほとんど変形しないように材料や接触面積や形状を決定すればよい。この条件を満たすためには、例えば、第1の部材としてはゴムを、第2の部材としてはフッ素樹脂(テフロン(登録商標))などの樹脂が好適である。以下、第1の部材をガスケット、第2の部材をストッパと呼ぶ。また、リング状の隔壁は、信号電極の電極部の測定管の内周面と対向する裏面側に一体的に形成するようにすることが一般的であるが、電極部と同等の硬さの材質(金属)またはセラミックスなどで別部材として形成するようにしてもよい。
この発明によれば、ガスケットの厚さは、ストッパの厚さより厚くしても締結が可能である。測定管の外周面に突出する軸部に例えば締結部材としてナットを締め付けると、小さい締結力でガスケットが電極部の裏面と測定管の内周面との間に挟まれて弾性変形して、その厚さが薄くなる。さらに、締結力を増大させると、ガスケットの厚さがストッパの厚さと等しくなり、ガスケットの弾性変形がストッパで規制される。ここで、軸部へのナットの締め付けを完了することにより、設計上の適正締め代で、ガスケットを締め付けることが容易に可能となる。
本発明によれば、信号電極の電極部の裏面と測定管の内周面との間に、弾性を有するガスケットと、このガスケットよりも硬いストッパと、ストッパよりも硬いリング状の隔壁とをガスケットとストッパとの間にリング状の隔壁を挟んだ状態で介在させ、信号電極の軸部を測定管の内周面と外周面との間に設けられた貫通孔を通して測定管の外周面に突出させ、測定管の外周面に突出する軸部に締結部材を締結することにより、ガスケットが電極部の裏面と測定管の内周面とリング状の隔壁との間に挟まれて弾性変形して、測定管の内周面に信号電極を取り付けるようにしたので、ガスケットの弾性変形がストッパの硬さによって規制されるものとなり、設計上の適正締め代で、ガスケットを締め付けることが容易に可能となる。
本発明に係る電磁流量計の実施の形態1の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第1例の例1を説明する図である。 本発明に係る電磁流量計の実施の形態1の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第1例の例2を説明する図である。 本発明に係る電磁流量計の実施の形態における信号電極の取付構造の第1例の例3(実施の形態1)を説明する図である。 本発明に係る電磁流量計の実施の形態2の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第2例の例1を説明する図である。 本発明に係る電磁流量計の実施の形態2の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第2例の例2を説明する図である。 本発明に係る電磁流量計の実施の形態における信号電極の取付構造の第2例の例3(実施の形態2)を説明する図である。 従来の電磁流量計の要部を示す図である。 従来の電磁流量計における信号電極の取付構造の第1例を示す図である。 従来の電磁流量計における信号電極の取付構造の第2例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
〔信号電極の取付構造:第1例の例1〕
図1(c)はこの発明に係る電磁流量計の実施の形態1の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第1例の例1を示す図である。同図において、1は測定管、2は金属製パイプ、3はライニング、4は信号電極、4aは電極部、4bは軸部、6は貫通孔、7は台座、8はナットであり、図8に示した従来の取付構造の第1例における測定管10、金属製パイプ20、ライニング30、信号電極40、電極部40a、軸部40b、貫通孔60、台座70、ナット80に対応する。
図1(a)は信号電極4の軸部4bにナット8を取り付ける前の状態を示し、図1(b)は信号電極4の軸部4bにナット8を取り付けた状態を示し、図1(c)は信号電極4の軸部4bに取り付けたナット8の締め付けを完了した状態を示している。
この信号電極の取付構造の第1例では、電極部4aの測定管1の内周面(ライニング3の表面)と対向する裏面と測定管1の内周面との間にガスケット9およびストッパ10を介在させるとともに、軸部4bを測定管1の内周面と外周面との間に設けられた貫通孔6を通して測定管1の外周面に突出させ、この測定管1の外周面に突出する軸部4bに台座7を介してナット8を締め付けることによって、測定管1の内周面に信号電極4を取り付けるようにしている。
この第1例において、ガスケット9はゴムなどの弾性体とされ、ストッパ10はガスケット9よりも硬い部材(例えば、テフロン)とされている。また、ガスケット9およびストッパ10はリング状とされ、ガスケット9を外側、ストッパ10を内側として、軸部4bに挿通し、電極部4aの裏面と測定管1の内周面との間に位置させている。また、信号電極4の電極部4aの裏面側には一体的にリング状の隔壁(凸状部)4a1が形成され、このリング状の隔壁4a1を挾んで隔壁4a1の内周面側にストッパ10を位置させ、外周面側にガスケット9を位置させている。
また、ストッパ10の厚みt1は、ガスケット9の厚みt2よりも薄くされている(t1<t2)。リング状の隔壁4a1の高さt3はストッパ10の厚みt1よりも若干低くされている。ストッパ10の厚みt1は、ガスケット9が弾性変形してその厚みt2がt1になったときに、ガスケット9に設計上の適正締め代が与えられることを条件として定められている。また、ストッパ10は、リング状の隔壁4a1の内周面と軸部4bの外周面とで作られる溝4a2内に圧入、あるいはその径方向への隙間をほぼ零とした状態で嵌め込まれている。
今、図1(a)に示された状態から、測定管1の外周面に突出する軸部4bに台座7を介してナット8を取り付けて(図1(b))、ナット8を締め付けると、ガスケット9が電極部4aの裏面と測定管1の内周面との間に挟まれて弾性変形し、その厚さt2が薄くなる。
さらに、ナット8を軸部4bに締め付け、ガスケット9の厚さt2がストッパ10の厚さt1と等しくなると、ガスケット9の弾性変形がストッパ10の硬さによって規制される(図1(c))。ここで、軸部4bへのナット8の締め付けを完了することにより、容易に、設計上の適正締め代で、ガスケット9を締め付けることができる。なお、この状態では、リング状の隔壁4a1の端面とライニング3の内周面との間にはわずかな隙間(t1−t3)が存在している。
信号電極4の電極部4aの裏面側に一体的に形成されたリング状の隔壁4a1の硬さはストッパ10よりも硬い。このため、電極締結時(ガスケット圧縮時)にストッパ10がリング状の隔壁4a1の径方向に若干移動したとしても、ストッパ10はガスケット9に接触することはないので、ガスケット9の弾性変形に干渉することがない。また、ナット8の締め付け作業中にガスケット9の一部がリング状の隔壁4a1の径方向に膨らんでストッパ10とライニング3の内周面間にはみだすことも防止される。更に、リング状の隔壁4a1は、ストッパ10の径方向への変形を規制するため、ストッパ10の締結後のクリープによる締め付け高さの変化を最小に抑えることができる。これにより、ガスケット9の長期シール性能が確保されるものとなる。なお、「クリープ」とは、力を加えたとき、外力は一定していても、その物体の変形が時間とともに徐々に増加してゆく現象を言う。
〔第1例の例2〕
上述した第1例の例1では、ストッパ10の上面を平坦な形としたが、図2(a),(b),(c)に図1(a),(b),(c)に対応する図を示すように、ストッパ10の上面に測定管1の貫通孔6に入り込むような凸部10aを設けるようにしてもよい。
〔第1例の例3〕
また、図3(a),(b),(c)に示すように、ストッパ10の上面に鍔部10bを設け、この鍔部10bをリング状の隔壁4a1と測定管1の内周面(ライニング3の表面)との間に位置させるようにしてもよい。この第1例の例3が本発明に係る電磁流量計の実施の形態1における信号電極の取付構造を示す。この場合、鍔部10bは、リング状の隔壁4a1の上端面の全面を覆うのではなく、締め付け完了状態において、ガスケット9との間に隙間h1が生ずるように、その一部を覆うようにする。また、ストッパ10は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene)などの弾性体とする。
この第1例の例3では、ストッパ10の鍔部10bを隔壁4a1と測定管1の内周面(ライニング3の表面)とで挟み込む形とすることにより、信号電極4と一体とされた硬い隔壁4a1とライニング3の表面(粉体塗装面)とが直接接触することをなくし、塗装の割れなどを防ぐことができる。また、組み付け寸法のばらつきを気にすることもなくなる。
また、この第1例の例3では、リング状の隔壁4a1の上端面の一部を鍔部10bで覆うようにすることにより、締め付け完了状態において、ガスケット9と鍔部10bとの間に隙間h1が設けられ、シール性能の悪化が防がれるものとなる。すなわち、ガスケット9と鍔部10bとが接触していると、鍔部10bでガスケット9が押されるようになり、ガスケット9が変形して徐々にシール性能が悪化して行く。このようなことを防ぐために、この第1例の例3では、締め付け完了状態において、ガスケット9と鍔部10bとの間に隙間h1が生ずるようにしている。
〔信号電極の取付構造:第2例の例1〕
図4(c)はこの発明に係る電磁流量計の実施の形態2の説明に入る前の基礎となる信号電極の取付構造の第2例を示す図である。同図において、1は測定管、2は金属製パイプ、3はライニング、4は信号電極、4aは電極部、4bは軸部、6は貫通孔、6aは縁面、7は台座、8はナットであり、図9に示した従来の取付構造の第2例における測定管10、金属製パイプ20、ライニング30、信号電極40、電極部40a、軸部40b、貫通孔60、縁面60a、台座70、ナット80に対応する。
図4(a)は信号電極4の軸部4bにナット8を取り付ける前の状態を示し、図4(b)は信号電極4の軸部4bにナット8を取り付けた状態を示し、図4(c)は信号電極4の軸部4bに取り付けたナット8の締め付けを完了した状態を示す。
この信号電極の取付構造の第2例では、電極部4aの漏斗状に窪んだ貫通孔6の縁面6a(ライニング3の表面)に対向する裏面と貫通孔6の縁面6aとの間にガスケット9およびストッパ10を介在させるとともに、軸部4bを測定管1の内周面と外周面との間に設けられた貫通孔6を通して測定管1の外周面に突出させ、この測定管1の外周面に突出する軸部4bを台座7を介してナット8を締め付けることによって、測定管1の内周面に信号電極4を取り付けるようにしている。
この第2例において、ガスケット9はゴムなどの弾性体とされ、ストッパ10はガスケット9よりも硬い部材(例えば、テフロン)とされている。また、ガスケット9およびストッパ10はリング状とされ、ガスケット9を外側、ストッパ10を内側として、軸部4bに挿通し、電極部4aの裏面と測定管1の内周面との間に位置させている。また、信号電極4の電極部4aの裏面側には一体的にリング状の隔壁(凸状部)4a1が形成され、このリング状の隔壁4a1を挾んで隔壁4a1の内周面側にストッパ10を位置させ、外周面側にガスケット9を位置させている。
また、ストッパ10の厚みt1は、ガスケット9の厚みt2よりも薄くされている(t1<t2)。リング状の隔壁4a1の高さt3はストッパ10の厚みt1よりも若干低くされている。ストッパ10の厚みt1は、ガスケット9が弾性変形してその厚みt2がt1になったときに、ガスケット9に設計上の適正締め代が与えられることを条件として定められている。また、ストッパ10は、リング状の隔壁4a1の内周面と軸部4bの外周面とで作られる溝4a2内に圧入、あるいはその径方向への隙間をほぼ零とした状態で嵌め込まれている。
今、図4(a)に示された状態から、測定管1の外周面に突出する軸部4bに台座7を介してナット8を取り付けて(図4(b))、ナット8を締め付けると、ガスケット9が電極部4aの裏面と測定管1の内周面との間に挟まれて弾性変形し、その厚さt2が薄くなる。
さらに、ナット8を軸部4bに締め付け、ガスケット9の厚さt2がストッパ10の厚さt1と等しくなると、ガスケット9の弾性変形がストッパ10の硬さによって規制される(図4(c))。ここで、軸部4bへのナット8の締め付けを完了することにより、容易に、設計上の適正締め代で、ガスケット9を締め付けることができる。なお、この状態では、リング状の隔壁4a1の端面と貫通孔6の縁面6aのライニング3の内周面との間にはわずかな隙間(t1−t3)が存在している。
信号電極4の電極部4aの裏面側に一体的に形成されたリング状隔壁4a1の硬さはストッパ10よりも硬い。このため、電極締結時(ガスケット圧縮時)にストッパ10がリング状の隔壁4a1の径方向に若干移動したとしてもストッパ10はガスケット9に接触することはないので、ガスケット9の弾性変形に干渉することがない。また、ナット8の締め付け作業中にガスケッと9の一部がリング状の隔壁4a1の径方向に膨らんでストッパ10と貫通孔6の縁面6aのライニング3の内周面間にはみだすことも防止される。更に、リング状の隔壁4a1は、ストッパ10の径方向への変形を規制するため、ストッパ10の締結後のクリープによる締め付け高さの変化を最小に抑えることができる。これにより、ガスケット9の長期シール性能が確保されるものとなる。
〔第2例の例2〕
上述した第2例の例1では、ストッパ10の上面を平坦な形としたが、図5(a),(b),(c)に図4(a),(b),(c)に対応する図を示すように、ストッパ10の上面に測定管1の貫通孔6に入り込むような凸部10aを設けるようにしてもよい。
〔第2例の例3〕
また、図6(a),(b),(c)に示すように、ストッパ10の上面に鍔部10bを設け、この鍔部10bをリング状の隔壁4a1と貫通孔6の縁面6aのライニング3の内周面との間に位置させるようにしてもよい。この第2例の例3が本発明に係る電磁流量計の実施の形態2における信号電極の取付構造を示す。この場合、鍔部10bは、リング状の隔壁4a1の上端面の全面を覆うのではなく、締め付け完了状態において、ガスケット9との間に隙間h1が生ずるように、その一部を覆うようにする。また、ストッパ10は、PTFEなどの弾性体とする。
この第2例の例3では、ストッパ10の鍔部10bを隔壁4a1と貫通孔6の縁面6aのライニング3の内周面とで挟み込む形とすることにより、信号電極4と一体とされた硬い隔壁4a1とライニング3の表面(粉体塗装面)とが直接接触することをなくし、塗装の割れなどを防ぐことができる。また、組み付け寸法のばらつきを気にすることもなくなる。
また、この第2例の例3では、リング状の隔壁4a1の上端面の一部を鍔部10bで覆うようにすることにより、締め付け完了状態において、ガスケット9と鍔部10bとの間に隙間h1が設けられ、シール性能の悪化が防がれるものとなる。すなわち、ガスケット9と鍔部10bとが接触していると、鍔部10bでガスケット9が押されるようになり、ガスケット9が変形して徐々にシール性能が悪化して行く。このようなことを防ぐために、この第2例の例3では、締め付け完了状態において、ガスケット9と鍔部10bとの間に隙間h1が生ずるようにしている。
〔変形例〕
上述した信号電極の取付構造の第1例,第2例において、ストッパ10はガスケット9よりも硬ければよく、弾性を有する部材としてもよい。ストッパ10を弾性を有する部材とすることにより、ガスケット9とストッパ10で二重に流体の外部への漏洩を防ぐことが可能となり、シール性が向上する。
また、上述した信号電極の取付構造の第1例,第2例において、ガスケット9をゴム、ストッパ10をテフロン(フッ素樹脂)とする組合せの他、ガスケット9をテフロン(フッ素樹脂)、ストッパ10をポリカーボネートとする組合せなども考えられ、その材料の組合せは多種多様である。 js
また、上述した信号電極の取付構造の第1例,第2例において、ライニング3は必ずしも絶縁性の樹脂粉末の粉体塗装としなくてもよく、テフロンのライニングであってもよい。
また、上述した信号電極の取付構造の第1例,第2例では、信号電極4の電極部4aの裏面側にリング状の隔壁4a1を一体的に形成するようにしたが、電極と同等の硬さの材質(金属)またはセラミックスなどで別部材としてリング状の隔壁を形成するようにしてもよい。
また、上述した信号電極の取付構造の第1例,第2例では、ガスケット9をストッパ10の外側に設けるようにしたが、ガスケット9をストッパ10の内側に設けるような構造とすることも考えられる。
本発明の電磁流量計は、配管内を流れる流体の流量を計測する機器として、プロセス制御など様々な分野で利用することが可能である。
1…測定管、2…金属製パイプ、3…ライニング、4…信号電極、4a…電極部、4a1…隔壁、4a2…溝、4b…軸部、6…貫通孔、6a…縁面、7…台座、8…ナット、9…ガスケット、9a…突部、10…ストッパ、10a…突部、10b…鍔部、CL…励磁コイル。

Claims (6)

  1. 測定管内を流れる流体の流れ方向に対して直交する方向に磁界を作る励磁コイルと、この励磁コイルが作る磁界と直交する方向に対向して前記測定管の内周面に設けられた信号電極とを備え、前記励磁コイルが作る磁界により前記測定管内を流れる流体に発生する起電力を前記信号電極より取り出す電磁流量計において、
    前記信号電極は、
    前記流体に接液する電極部と、この電極部の前記測定管の内周面と対向する裏面側に設けられた軸部とを有し、
    前記電極部の裏面と前記測定管の内周面との間に、弾性を有する第1の部材と、この第1の部材よりも硬い第2の部材と、前記第2の部材よりも硬いリング状の隔壁とを、前記第1の部材と第2の部材との間に前記リング状の隔壁を挟んだ状態で介在させ、
    前記軸部を前記測定管の内周面と外周面との間に設けられた貫通孔を通して測定管の外周面に突出させ、
    前記測定管の外周面に突出する前記軸部に締結部材を締結することにより、前記第1の部材が前記電極部の裏面と前記測定管の内周面と前記リング状の隔壁との間に挟まれて弾性変形して、前記測定管の内周面に取り付けられており、
    前記第2の部材は、
    前記リング状の隔壁と前記測定管の内周面との間に位置する鍔部を有する
    ことを特徴とする電磁流量計。
  2. 請求項1に記載された電磁流量計において、
    前記リング状の隔壁は、前記信号電極の電極部の裏面側に一体的に形成されている
    ことを特徴とする電磁流量計。
  3. 請求項1に記載された電磁流量計において、
    前記第1の部材はゴムであるとともに前記第2の部材は樹脂である
    ことを特徴とする電磁流量計。
  4. 請求項1に記載された電磁流量計において、
    前記第2の部材がリング状に形成されている
    ことを特徴とする電磁流量計。
  5. 請求項4に記載された電磁流量計において、
    前記信号電極の電極部は、平板状とされ、
    前記信号電極の軸部は、前記平板状の電極部の裏面側に突出して設けられ、
    前記第1の部材および前記第2の部材は、その何れか一方を内側,他方を外側として、前記信号電極の軸部を通して、前記電極部の裏面と前記測定管の内周面との間に介在されている
    ことを特徴とする電磁流量計。
  6. 請求項4に記載された電磁流量計において、
    前記信号電極の電極部は、漏斗状とされ、
    前記信号電極の軸部は、前記漏斗状の電極部の首元から延出し、
    前記信号電極の軸部が通る測定管の貫通孔は、その縁面が前記電極部の漏斗状の形状に合わせた窪み部を有し、
    前記第1の部材および前記第2の部材は、その何れか一方を内側,他方を外側とし、前記信号電極の軸部を通して、前記電極部の裏面と前記測定管の貫通孔の縁面との間に介在されている
    ことを特徴とする電磁流量計。
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