JP5349154B2 - Catvシステム - Google Patents

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Description

本発明は、既存のHFCシステムを併用して、各需要家のテレビジョン受像機にて、BSディジタル放送、CSディジタル放送をパススルー方式で、受信可能とするものである。
従来より、HFC(Hybrid Fiber-Coaxial)と呼ばれるネットワークシステムが知られている(たとえば特許文献1)。これは、ヘッドエンドから幹線部分までを光ファイバー伝送路とし、幹線から各加入者までの支線部分を同軸ケーブル伝送路とする方式である。光ファイバー伝送路と同軸ケーブル伝送路は、光信号と電気信号を相互に変換する光ノード装置を用いて接続される。
このHFCシステムにおいては、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数によるパススルー方式で、同軸ケーブル伝送路に伝送されている。しかし、同軸ケーブル伝送路は、支線上に設けられた増幅器や分配器なとの中継装置の特性上、770MHzまでの帯域の信号しか伝送できないので、BSディジタル放送、CSディジタル放送は、BS−IF、CS−IF帯域の周波数によるパススルー方式では、伝送できなかった。このため、BSディジタル放送、CSディジタル放送は、QAM変調により、770MHz以下の帯域において送信されていた。
特開2006−74193
この結果、各需要家では、地上ディジタル放送信号については、パススルー方式で、ディジタルテレビジョン受像機に出力し、BS、CSディジタル放送信号については、セットトップボックスにより、ベースバンド信号に変換された後に、この映像、音声信号をテレビジョン受像機の映像音声出力端子に出力していた。
このため、地上ディジタル放送を見る場合には、テレビジョン受像機用のリモートコントロール操作盤により操作し、BS、CSディジルタ放送を見る場合には、セットトップボックス用のリモートコントロール操作盤により操作する必要があった。また、番組予約、録画予約、録画などを行う場合も、地上ディジルタ放送は、テレビジョン受像機に対する操作で行い、BS、CSディジルタ放送は、セットトップボックスに対する操作で行う必要があった。このため、操作盤を切り換えることが必要となり、それぞれの仕様にあった操作を必要とし、操作が煩雑となっていた。
また、最近のテレビジョン受像機には、データ受信による番組予約、録画予約、受像機に一体的に付加された記憶装置への放送信号の記憶など、多くのディジタル放送及びデータ放送による機能が付加されている。このため、各需要家は、テレビジョン受像機だけの機能を用い、セットトップボックスの機能を使用しない傾向があった。テレビジョン受像機だけを用いるために、地上ディジルタ放送は、CATVシステムから受信し、BS、CSディジルタ放送は、需要家に設置されたアンテナから受信してBS−IF、CS−IF信号に変換して、この信号を、直接、テレビジョン受像機に入力するようにしていた。
この結果、需要家は、CATVシステムから、離れて、地上ディタル放送も含めて、空間電波を受信する傾向にあり、HFCシステムが有効に使用されない傾向にある。
そこで本発明の目的は、既に、布設されているHFCシステムを用いて、BSディジタル放送、CSディジタル放送を、各需要家において、BS−IF、CS−IFパススルー方式で、テレビジョン受像機において受信できるようにすることである。
第1の発明は、ヘッドエンドに接続する複数の光ファイバー伝送路と、各光ファイバー伝送路に接続する光ノード装置と、光ノード装置から複数の需要家の保安器が設置される入り口まで布設された第1同軸ケーブル伝送路と、その入り口から需要家に設置された端末装置までに布設された第2同軸ケーブル伝送路とを有したHFCシステムにおいて、ヘッドエンドから各需要家の入り口まで布設され、光ファイバー伝送路を伝搬する光の波長とは異なる波長の光を伝搬させる第2光ファイバー伝送路と、入り口に設置され、第2光ファイバー伝送路を伝搬する下り光信号を下り帯域の電気信号に変換する光/電気変換器と、入り口に設置され、光/電気変換器の出力する下り帯域の電気信号を入力して、第2同軸ケーブル伝送路に出力し、各需要家から第2同軸ケーブル伝送路に送信された上りデータ信号であって、その第2同軸ケーブル伝送路からヘッドエンドの方向に伝送される上り帯域の電気信号である上りデータ信号を、第1同軸ケーブル伝送路に出力し、下り帯域と上り帯域とを分離、混合する分波/合波器と、ヘッドエンドに設置され、第2光ファイバー伝送路に対して、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換して、それらの各帯域の放送波を光変調により下り光信号として、第2光ファイバー伝送路に出力する放送波送出装置と、ヘッドエンドに設置され、各需要家に向けて送信する下りデータ信号を光変調して下り光信号として、第2光ファイバー伝送路に出力するデータ送信装置と、を設け、放送波と下りデータ信号は、第2光ファイバー伝送路によりヘッドエンドから各需要家に伝送され、各需要家から出力される上りデータ信号は、HFCシステムを介してヘッドエンドに送信されることを特徴とするCATVシステムである。
本システムでは、光/電気変換器と分波/合波器とが、拡張ONU(Optical Network Unit)装置として、各需要家の軒下に設けられることが特徴である。この拡張ONU装置には、既設の同軸ケーブル伝送路と、新設の第2光ファイバー伝送路とが接続される。この拡張ONU装置は、既設の保安器筐体の中に組み込まれても良い。
また、第2の発明は、ヘッドエンドに接続する複数の光ファイバー伝送路と、各光ファイバー伝送路に接続する光ノード装置と、光ノード装置から下流側に向かって布設され、複数の経路に分岐させる複数の分岐装置を有した第1同軸ケーブル伝送路と、需要家に直接接続される分岐装置を末端分岐装置とし、その需要家の入り口とその末端分岐装置とを接続する第3同軸ケーブル伝送路と、第3同軸ケーブル伝送路に接続され、需要家の入り口から需要家に設置された端末装置まで布設された第2同軸ケーブル伝送路とを有したHFCシステムにおいて、ヘッドエンドから、末端分岐装置まで布設され、光ファイバー伝送路を伝搬する光の波長とは異なる波長の光を伝搬させる第2光ファイバー伝送路と、末端分岐装置の位置に設置され、第2光ファイバー伝送路を伝搬する下り光信号を下り帯域の電気信号に変換する光/電気変換器と、末端分岐装置の分岐端子と第3同軸ケーブル伝送路の上流側端子との間に設置され、光/電気変換器の出力する下り帯域の電気信号を入力して、第3同軸ケーブル伝送路の下流側に出力し、各需要家から第2同軸ケーブル伝送路を介して第3同軸ケーブル伝送路に送信された上りデータ信号であって、第3同軸ケーブル伝送路からヘッドエンドの方向に伝送される上り帯域の電気信号である上りデータ信号を、末端分岐装置の分岐端子に出力し、下り帯域と上り帯域とを分離、混合する分波/合波器と、ヘッドエンドに設置され、第2光ファイバー伝送路に対して、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換して、それらの各帯域の放送波を光変調により下り光信号として、第2光ファイバー伝送路に出力する放送波送出装置と、ヘッドエンドに設置され、各需要家に向けて送信する下りデータ信号を光変調して下り光信号として、第2光ファイバー伝送路に出力するデータ送信装置と、を設け、放送波と下りデータ信号は、第2光ファイバー伝送路によりヘッドエンドから各需要家に伝送され、各需要家から出力される上りデータ信号は、HFCシステムを介してヘッドエンドに送信されることを特徴とするCATVシステムである。
本発明では、光/電気変換器と分波/合波器とが、拡張ONU装置として、第1同軸ケーブル伝送路に挿入された分岐装置の分岐端子に接続されることが特徴である。
また、第2の発明においては、分波/合波器の下流側端子と、第3同軸ケーブル伝送路の上流側端子との間に配設さた分配器を有し、需要家に接続される第3同軸ケーブル伝送路の上流側端子は、この分配器の分配端子に接続されるようにしても良い。すなわち、拡張ONU装置として、分配器を含んでいても良い。したがって、各需用家は、この分配器の各分配端子に、それぞれ、第3同軸ケーブル伝送路を介して接続されることになる。
また、この発明においては、末端分岐装置に換えて、分岐器を介して、分波/合波器の出力する上り帯域の電気信号を出力する端子を第1同軸ケーブル伝送路に接続するようにしても良い。すなわち、分岐装置を第1同軸ケーブル伝送路に挿入して、上記の拡張ONU装置をその分岐装置の分岐端子に接続するようにしても良い。
本発明によると、既布設のHFCシステムにおける需要家内において、新たな光ファイバーの配線を必要とすることなく、既に、布設されている同軸ケーブル伝送路を用いて、BSディジタル放送、CSディジタル放送を、BS−IF、CS−IFパススルー方式で、テレビジョン受像機に出力することができる。したがって、各需要家では、従来のCATV用の同軸ケーブル伝送路を用いて、BS、CSディジルタ放送用のアンテナを立てる必要もなく、セットトップボックスも必要とせずに、地上ディジル放送、BSディジルタ放送、CSディジルタ放送の選局、番組予約、録画予約、録画などを、テレビジョン受像機だけで行うことができる。よって、需要家における利便性が向上する。
本発明の具体的な実施例1に係るCATVシステムの構成図。 本発明の具体的な実施例2に係るCATVシステムの構成図。 本発明の具体的な実施例3に係るCATVシステムの構成図。
以下、本発明の具体的な実施例について、図を参照して説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
図1は、実施例1のCATVシステムの構成を示した図である。本実施例のCATVシステムのうち、既布設のHFCシステムとして、ヘッドエンド10と、フィールドに設けられた光ノード装置23と、ヘッドエンド10と光ノード装置23とを接続する下り信号用の光ファイバー伝送路21と、上り信号用の光ファイバー伝送路22と、光ノード装置23と需要家50を接続する同軸ケーブル伝送路40とが設けられている。同軸ケーブル伝送路40には、各需要家に信号を分岐するための4分岐の分岐装置41が複数、それぞれの位置に設けられている。分岐装置41は、下流側に位置する程、分岐損失を小さく、上流側になる程、分岐損失を大きくして、増幅器がなくとも、各支線に分岐される信号レベルが、下流になっても大きく減衰しないように構成されている。
また、ヘッドエンド10には、電気信号を光信号に変換して、光信号を下り信号用の光ファイバー伝送路21に出力する電気/光変換器11と、上り信号用の光ファイバー伝送路22をヘッドエンド10に向けて伝搬した光信号を電気信号に変換する光/電気変換器12とが設けられている。電気/光変換器11には、放送波送出装置16とデータ送信装置17とが接続されており、こられの装置により、従来のCATVにおけるテレビジョン放送信号と、下りデータ信号とが各需要家に向けて出力される。また、各需要家からの上りデータ信号は、光/電気変換器12により電気信号に変換されて、データ受信装置18によりデータ処理される。電気/光変換器11、光/電気変換器12、光ノード装置23は、1.3μmのレーザ光を変調又は復調する装置である。
また、需要家50には、第2同軸ケーブル伝送路51と、分配器52とが設けられ、その分配器52の一分配端子にテレビジョン受像機53が接続され、他の分配端子にケーブルモデム54を介して、パーソナルコンピュータ(PC)55が接続されている。
このHFCシステムにおいて、本発明の実施例では、ヘッドエンド10からフィールドに配置された光分配器60までを接続する光ファイバー伝送路61と、光分配器60から各需要家50の軒下に設置される拡張ONU70まで布設された光ファイバー伝送路62とが新たに布設される。この光ファイバー伝送路61と62とが、第2光ファイバー伝送路である。光ファイバー伝送路61は、ヘッドエンド10の電気/光変換器13に接続され、その電気/光変換器13に放送波送出装置14とデータ送信装置15とが接続されている。放送波送出装置14は、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換して、出力する装置である。また、放送波送出装置14は、ローカルCATV放送波も、地上ディジタル放送の空きチャネルの周波数で出力している。
一方、各需要家50の軒下に配設される拡張ONU70は、光ファイバー伝送路62に接続された光電気変換器であるV−ONU(Visual Optical Network Unit)71と、分波/混合器72と、保護ダイオード(アレスタ保安器)73が設けられている。分波/混合器72は、70〜2600MHzの下り帯域と、10〜55MHzの上り帯域との信号を分離、混合する方向性フィルタである。分波/混合器72の下り帯域の信号を通過させる端子に、V−ONU71の出力端が接続されている。また、分波/混合器72の上り帯域の信号を通過させる端子には、分岐装置41の分岐端子に接続された同軸ケーブル伝送路42が接続されている。同軸ケーブル伝送路40と42とが、第1同軸ケーブル伝送路を構成する。また、分波/混合器72の上り帯域出力端子と、アースとの間に、保護ダイオード73が設けられている。V−ONU71、分波/混合器72、及び、保護ダイオード73を有する拡張ONU70は、従来の保安器筐体の中に、保護ダイオード73と共に、組み込まれた装置である。もちろん、拡張ONU70は、従来の保安器とは、別の筐体として構成されても良い。
次に、本実施例システムの作用について説明する。まず、ヘッドエンド10の電気/光変換器11からは、従来の放送波(地上ディジタル、アナログ、BSのQAM変調、CSのQAM変調、ローカルCATV放送など)と、下りデータ信号とが、光ファイバー伝送路21に出力される。これらの信号は、光ノード装置23、同軸ケーブル伝送路40、分岐装置41、同軸ケーブル伝送路42を伝送し、各需要家のセットトップボックス入力し、テレビジョン受像機により選局されて画像表示される。この時、地上ディジタル放送は、パススルーにより、直接、テレビジョン受像機に入力される。一方、BS、CSディジタル放送や、ローカルCATV放送は、セットトップボックスによりベースバンドの映像音声信号に復調されて、テレビジョン受像機の映像音声入力端子に出力される。この結果、地上ディジタル放送の選局や録画、番組予約などは、テレビジョン受像機によって操作され、BS、CSディジタル放送に関しては、セットトップボックスにより選局や録画などの操作が実行される。この結果、操作が2系統となり、操作が煩雑である。
一方、本発明の構成部分は、次の作用をする。本実施例ヘッドエンド10の放送波送出装置14からは、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換されて出力される。そして、電気/光変換器13により、これらの放送波信号に基づいて、波長1.55μmのレーザ光が変調されて、光ファイバー伝送路61に送出される。また、ローカルCATV放送は、地上ディジタル放送の空きチャネルで、下りデータ信号も所定の空きチャネルに、電気/光変換器13を介して、光ファイバー伝送路61に出力される。これらの光信号は、光分配器60により分配され、光ファイバー伝送路62を伝搬して、各需要家50の軒下に設置される拡張ONU70のV−ONU71に入力される。そして、このV−ONU71により、空間周波数帯域における周波数配置の地上ディジタル放送、BS−IF帯域及びCS−IF帯域のBSディジタル放送及びCSディジタル放送の信号に変換される。また、ローカルCATV放送、下りデータ信号も、同様に、下り帯域の電気信号に変換される。これらの下り帯域の電気信号は、分波/合波器72の高群下り帯域の入力端子入力して、同軸ケーブル伝送路51に出力される。そして、分配器52で分配された後に、直接、テレビジョン受像機53に入力する。テレビジョン受像機53では、そのテレビジョン受像機53の操作だけで、空間周波数と同一の周波数配置及びBS−IF帯域及びCS−IF帯域で入力される放送信号の選局、番組予約、録画などの操作を行うことでできる。このため、操作が極めて簡単となる。同軸ケーブル伝送路51が第2同軸ケーブル伝送を構成している。
一方、下りデータ信号は、分配器52を介して、モデム54に入力されて、PC55で受信される。また、PC55から出力される上りデータ信号は、分配器52を介して、分波/合波器72に入力して、上り帯域信号出力端子から、同軸ケーブル伝送路42、分岐装置41を介して、同軸ケーブル伝送路40に出力される。これにより、PC50は、ヘッドエッド10と、データの相互通信を行うことができる。
上記の構成において、光ノード装置23に接続されている同軸ケーブル伝送路40は、伝搬可能周波数の上限が770MHzであるので、同軸ケーブル伝送路40には、BS−IF帯域及びCS−IF帯域のBSディジタル放送信号及びCSディジタル放送信号は伝搬しない。すなわち、この既設の同軸ケーブル伝送40には、中継増幅器や、分岐装置41が配設されているので、770MHz〜2.6GHzの帯域の信号を通過させることができない。このため、BSディジタル放送信号、CSディジタル放送信号を、BS−IF・CS−IFパススルー方式で、伝送させることができない。
一方、本発明の構成部分である光ファイバーケーブル61、62は、BS−IF・CS−IFパススルー方式のBSディジタル放送信号、CSディジタル放送信号の光変調信号を伝送することができる。そして、V−ONU71から下流側に存在する機器である分波/分岐器72、同軸ケーブル51、分配器52は、いずれも、2.6GHz帯域までの信号を伝搬することができる。同軸ケーブルだけであれば、2.6GHzの信号を伝搬することが可能である。したがって、本発明の方式を、既設のHFCシステムに採用することで、パススルー方式で、BSディジタル放送、CSディジタル放送、ローカルCATV放送を伝送させることができる。しかも、本システムでは、光ファイバー伝送路61、62、光分配器60を、フィールドに、新たに布設して、各需要家には軒下に、拡張ONU70を設置するだけで良い。各需要家50の中では、新たに光ファイバーを布設する必要がなく、工事が簡単となるり、新たなシステムの追加が簡単に行われる。
次に、本発明の具体例に係る実施例2について説明する。図2に示すように、本実施例に係る拡張ONU80は、同軸ケーブル伝送路40に設けられた分岐装置41の位置に設けられる。既設のHFCシステムにおいて、需要家50と分岐装置41とは同軸ケーブル43で接続されている。注目している需用家50が、直接、接続される分岐装置41が、この需要家50に対する末端分岐装置である。この末端分岐装置の符号を45とする。本実施例では、この末端分岐装置45の位置まで、光ファイバー伝送路62が布設される。拡張ONU80は、V−ONU71、分波/合波器72を有している。このV−ONU71、分波/合波器72は、実施例1のそれらと同一のものであり、同一の作用を奏する。分波/合波器72の合波出力端子には、分配器81が接続されている。この分配器81の各分配端子811に、各需要家50に至る既設の同軸ケーブル伝送路43の上流側端子431が接続されている。この同軸ケーブル伝送路43が、第3同軸ケーブル伝送路を構成する。V−ONU71の出力から下流側を見た伝送路には、増幅器や分岐装置が挿入されていないので、2.6GHzまでの周波数の信号を伝搬することができる。実施例1では、拡張ONU70は、各需要家50の軒下に設けられているが、本実施例の拡張ONU80では、フィールドに設けられた分岐装置41に接続されて、高群下り帯域の信号が下流に向かって4分配される点が異なるだけであるので、本実施例のシステムも、実施例1と同一の作用及び効果を奏する。尚、V−ONU71に対する給電は、電源供給器91から電源挿入器90を介して、電力が同軸ケーブル伝送路40に重畳されることにより行われる。
次に、本発明の具体例に係る実施例3について説明する。実施例3のシステムは、図3に示すように、実施例2に係る拡張ONU80を、同軸ケーブル伝送路40に分岐器46を挿入して、この分岐器46の分岐端子に、この拡張ONU80を接続したことが特徴である。すなわち、分岐器46の分岐端子と、拡張ONU80の分波/合波器72の上り帯域出力端子とを接続したことが特徴である。本実施例では、同軸ケーブル伝送路40の任意の位置に挿入され得る分岐器46の位置まで、光ファイバー伝送路62が布設される。この実施例においても、V−ONU71の出力から下流側を見た伝送路には、増幅器や分岐装置が挿入されていないので、2.6GHzまでの周波数の信号を伝搬することができる。実施例2では、拡張ONU70は、同軸ケーブル伝送路40の分岐装置41の位置に設けられているが、本実施例の拡張ONU80は、同軸ケーブル伝送路40の任意の位置に設けることができる。本実施例のシステムも、実施例1と同一の作用及び効果を奏する。尚、V−ONU71に対する給電は、実施例2と同様に、電源供給器91から電源挿入器90を介して、電力が同軸ケーブル伝送路40に重畳されることにより行われる。
なお、上記の全実施例において、拡張ONUの有する分波/合波器72の上り帯域信号出力端子に、上り方向にのみ増幅する増幅器を設けても良い。分波/合波器72だけでも、同軸ケーブル伝送路40を需要家に向けて伝搬する下り帯域信号を遮断することができるが、この信号の遮断を確実にするために、ヘッドエンドに向かってのみ増幅する増幅器を設けることが望ましい。
本発明のCATVシステムは、BSディジルタ放送、CSディジタル放送をパススルー方式で伝送させるシステムに用いることができる。
10…ヘッドエンド
11…電気/光変換器
12…光/電気変換器
14、16…放送波送出装置
15…データ送信装置
18…データ受信装置
61、62…光ファイバー伝送路
60…光分配器
21、22…光ファイバー伝送路
23…光ノード装置
40、42、43、51…同軸ケーブル伝送路
70、80…拡張ONU
71…V−ONU
72…分波/合波器
52、81…分配器

Claims (4)

  1. ヘッドエンドに接続する複数の光ファイバー伝送路と、各前記光ファイバー伝送路に接続する光ノード装置と、前記光ノード装置から複数の需要家の保安器が設置される入り口まで布設された第1同軸ケーブル伝送路と、その入り口から需要家に設置された端末装置までに布設された第2同軸ケーブル伝送路とを有したHFCシステムにおいて、
    前記ヘッドエンドから前記各需要家の入り口まで布設され、前記光ファイバー伝送路を伝搬する光の波長とは異なる波長の光を伝搬させる第2光ファイバー伝送路と、
    前記入り口に設置され、前記第2光ファイバー伝送路を伝搬する下り光信号を下り帯域の電気信号に変換する光/電気変換器と、
    前記入り口に設置され、前記光/電気変換器の出力する下り帯域の電気信号を入力して、前記第2同軸ケーブル伝送路に出力し、前記各需要家から前記第2同軸ケーブル伝送路に送信された上りデータ信号であって、その第2同軸ケーブル伝送路から前記ヘッドエンドの方向に伝送される上り帯域の電気信号である上りデータ信号を、前記第1同軸ケーブル伝送路に出力し、前記下り帯域と前記上り帯域とを分離、混合する分波/合波器と、
    前記ヘッドエンドに設置され、前記第2光ファイバー伝送路に対して、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換して、それらの各帯域の放送波を光変調により下り光信号として、前記第2光ファイバー伝送路に出力する放送波送出装置と、
    前記ヘッドエンドに設置され、前記各需要家に向けて送信する下りデータ信号を光変調して下り光信号として、前記第2光ファイバー伝送路に出力するデータ送信装置と、
    を設け、
    前記放送波と前記下りデータ信号は、前記第2光ファイバー伝送路により前記ヘッドエンドから前記各需要家に伝送され、前記各需要家から出力される前記上りデータ信号は、前記HFCシステムを介して前記ヘッドエンドに送信される
    ことを特徴とするCATVシステム。
  2. ヘッドエンドに接続する複数の光ファイバー伝送路と、各前記光ファイバー伝送路に接続する光ノード装置と、前記光ノード装置から下流側に向かって布設され、複数の経路に分岐させる複数の分岐装置を有した第1同軸ケーブル伝送路と、前記需要家に直接接続される分岐装置を末端分岐装置とし、その需要家の入り口とその末端分岐装置とを接続する第3同軸ケーブル伝送路と、第3同軸ケーブル伝送路に接続され、需要家の入り口から需要家に設置された端末装置まで布設された第2同軸ケーブル伝送路とを有したHFCシステムにおいて、
    前記ヘッドエンドから、前記末端分岐装置まで布設され、前記光ファイバー伝送路を伝搬する光の波長とは異なる波長の光を伝搬させる第2光ファイバー伝送路と、
    前記末端分岐装置の位置に設置され、前記第2光ファイバー伝送路を伝搬する下り光信号を下り帯域の電気信号に変換する光/電気変換器と、
    前記末端分岐装置の分岐端子と前記第3同軸ケーブル伝送路の上流側端子との間に設置され、前記光/電気変換器の出力する下り帯域の電気信号を入力して、前記第3同軸ケーブル伝送路の下流側に出力し、前記各需要家から前記第2同軸ケーブル伝送路を介して前記第3同軸ケーブル伝送路に送信された上りデータ信号であって、前記第3同軸ケーブル伝送路から前記ヘッドエンドの方向に伝送される上り帯域の電気信号である上りデータ信号を、前記末端分岐装置の前記分岐端子に出力し、前記下り帯域と前記上り帯域とを分離、混合する分波/合波器と、
    前記ヘッドエンドに設置され、前記第2光ファイバー伝送路に対して、地上ディジタル放送波は、空間周波数帯域と同一周波数のまま、BSディジタル放送波及びCSディジタル放送波は、それぞれ、BS−IF及びCS−IFに周波数変換して、それらの各帯域の放送波を光変調により下り光信号として、前記第2光ファイバー伝送路に出力する放送波送出装置と、
    前記ヘッドエンドに設置され、前記各需要家に向けて送信する下りデータ信号を光変調して下り光信号として、前記第2光ファイバー伝送路に出力するデータ送信装置と、
    を設け、
    前記放送波と前記下りデータ信号は、前記第2光ファイバー伝送路により前記ヘッドエンドから前記各需要家に伝送され、前記各需要家から出力される前記上りデータ信号は、前記HFCシステムを介して前記ヘッドエンドに送信される
    ことを特徴とするCATVシステム。
  3. 前記分波/合波器の下流側端子と、前記第3同軸ケーブル伝送路の前記上流側端子との間に配設された分配器を有し、
    前記需要家に接続される前記第3同軸ケーブル伝送路の上流側端子は、この分配器の分配端子に接続されることを特徴とする請求項2に記載のCATVシステム。
  4. 前記末端分岐装置に換えて、分岐器を介して、前記分波/合波器の出力する上り帯域の電気信号を出力する端子を前記第1同軸ケーブル伝送路に接続したことを特徴とする請求項3に記載のCATVシステム。
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