JP5348816B2 - 織物製造方法および手段 - Google Patents

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Description

(発明の分野)
本発明は、広義の概念では、織物製造の分野に関するものである。より詳細には、本発明は、「よこ糸/結合ヤーン」を供給するため、および「おさ打ち」するための方法および手段に関するものである。そのような手段は、おさ歯を備えたヤーン・キャリアを有しており、複数層の「たて糸/軸線方向ヤーン」の間に水平および垂直に複数のよこ糸/結合ヤーンを組み込みおよびおさ打ちする必要がある3D製織および一軸ヌービング(uniaxial noobing)などのプロセスで特に有利である。そのような手段を採用することによって、よこ糸/結合ヤーンの編入れとそのおさ打ちとを同時に達成することができ、したがってプロセスの効率が向上する。織物形成デバイスを小型にするために、2つの回転軸線の周囲にヤーンを配置して、ヤーン・キャリアを比較的薄く且つ広くしている。ヤーン・キャリアを直線経路で前後に案内するために、且つたて糸/軸線方向ヤーンの層に関して2つの異なる経路によこ糸/結合ヤーンを組むことができるようにするために、ヤーン・キャリアにはオフセットした先端が設けられている。そのようなヤーン・キャリアは、他の織物プロセスでも有用である。
(発明の背景)
ボビン、パーン、コーン、チーズおよびスプールなどのヤーンを供給するためには、様々なタイプのヤーン・パッケージが必要である。しかし、これらのパッケージは全て、共通の事項を有する。ヤーンは常に、1つの回転軸線の周りにある。したがって、ヤーンのこれらのパッケージは、円筒形/円錐形であり、そのため軸線方向で見たときに厚さおよび幅が均一である。しかし、所与のプロセスの機能要件に応じて、適切な高さ/長さをもつ小さなまたは大きな直径のヤーン・パッケージが使用される。例えば、製織プロセスでよこ糸源として使用されるパーンは、コーン/チーズよりも直径を小さくする必要がある。
1つの水平よこ糸が取り上げられる従来の2D製織プロセスと異なり、列挙した参考文献によって詳細に論じられている3D製織および一軸タイプのヌービング・プロセスでは、水平および垂直の複数のよこ糸/結合ヤーンを、たて糸/軸線方向ヤーンを通して交互に挿入しなければならない。これは、たて糸/軸線方向ヤーンが行列配列で配置され、ヤーンのあらゆる行および列が、対応するよこ糸/結合ヤーンを必要とするからである。これらの3D織物形成プロセスでは複数のよこ糸/結合ヤーン輸送キャリアまたはシャトルの使用が好ましいので、各ヤーン・キャリアの高さをできるだけ低く保って、制限された空間内でできるだけ多くのヤーン・キャリアの同時進行を可能にすることが必要であり、これは事を管理可能にし、単純化し、コンパクト化するのに利用可能である。
さらに、これらの3D織物形成プロセスでは、たて糸/軸線方向ヤーンの垂直および水平層をできるだけ近接して維持することが望ましい。たて糸/軸線方向ヤーンの間の大きなスペーシングは欠点となる。例えば、たて糸/軸線方向ヤーンの高い張力の発生をもたらし、デバイスを大きくし、したがって空間を節約することができず、高密度に構成された3D織物を達成する助けとならない。また、たて糸/軸線方向ヤーンの近接スペーシングは、多数の垂直または水平よこ糸/結合ヤーンの同時挿入を容易に管理するのに望ましい。しかし、パーン状の従来の円筒形パッケージは、前記3D織物形成プロセスで使用するには直径が大きすぎる。キャリアを備えたパーン、すなわちシャトルは、さらに大きなシステムになり、明らかに好ましくない。これはまた、細い織物またはバンド織物に使用するタイプのシャトルおよびそのヤーン・パッケージにも適用することができる。(高さを低くするために)比較的小さな直径のパーンおよびシャトルが使用される場合に、円筒形パッケージは、より少ない量のヤーンしか搬送しない。比較的少量のヤーンを有するパッケージは、すぐに使い尽くされ、新しいヤーン・パッケージとの頻繁な交換を必要とする。したがって、使い尽くされたヤーン・パッケージを新しいものと交換するために頻繁な停止を必要とするプロセスは、明らかに効率が良くない。パーンなど従来のヤーン・パッケージの使用に関連する他の欠点は以下のものである。
(1)均一な張力を維持するようによこ糸ヤーンを独力で引き出し、取り上げることができない。
(2)軸線方向に引き出されるヤーンの1回転ごとに捩じれが加わる。
(3)汚染および損傷を受けやすい。
これらの欠点は、ほとんどの従来技術の織物製造方法および装置に、特にそこで使用されるヤーン・ホルダに共通である。
複数のよこ糸/結合ヤーンの挿入が、考慮されるプロセスに伴うので、ヤーンを挿入するための複数の手段を直線経路で且つ能動制御(ポジティブ・コントロール)の下で行き来させ、それらを適切に管理することが望まれる。これは、できるだけ動作部品を少なくして織物製造装置をコンパクトに、且つ単純にする助けとなる。しかし、これらのプロセスには、直線整合配置された先端を有する、細い織物/バンド織物に使用されるタイプを含む従来のシャトルは適していない。これは、所与のたて糸/軸線方向ヤーン層の上方/下方、または右側/左側にヤーンを組み込むために、前後進行を同じ直線経路ではなく方形波経路で行わなければならないためである。したがって、そのようなシャトルの使用は、たて糸/軸線方向ヤーン間のより広いスペーシングを必要とし、したがって、コンパクトで、単純で、効率の良い装置を得ることができない。また、ボックス間で同時に取り上げられる場合には、所与の方向の複数のシャトルを制御することはほぼ不可能である。したがって、能動制御下で直線経路でヤーン挿入手段を進行させること、たて糸/軸線方向ヤーン層の上方/下方または右側/左側にヤーンを組み込むこと、および装置を単純にしてプロセスを効率良くすることが望まれる。
3D製織および一軸タイプのヌービング・プロセスが直面する別の主要な問題は、たて糸/軸線方向ヤーンの列および行を通して垂直および水平に交互に組まれる複数のよこ糸/結合ヤーンをおさ打ちするという問題である。細い織物/バンド織物で使用されるタイプを含む従来の2D製織プロセスで採用されるおさ打ちリードおよびその操作は、3D製織/一軸ヌービング・プロセスに適用することができない。これは、従来のおさ打ちリードは、おさ打ち操作中におさ歯がよこ糸に垂直な向きであり、リードのおさ歯とよこ糸とのライン・コンタクトが十分であるので、1つの「水平」よこ糸を位置決めするのに効果的であるためである。垂直に向けられたおさ歯を有する従来のリードは、ヤーンがおさ歯間の空間を通ってスリップする傾向があるので、これも垂直方向になっているよこ糸/結合ヤーンをおさ打ちするには効果的でない。
さらに、3D製織および一軸ヌービング・プロセスでは、複数のよこ糸/結合ヤーンが垂直および水平方向に交互に挿入されるので、これらのヤーンを、それらのそれぞれの方向に同時におさ打ちして、プロセスを効率良くする必要がある。1つのよこ糸のみが水平方向に組まれ、それをおさ打ちするためにリードがライン・コンタクトを作成することができる従来の2D製織プロセスと異なり、3D製織/一軸ヌービング・プロセスでは、同時におさ打ちすべき所与の方向での複数のよこ糸/結合ヤーンが存在するので、おさ打ちおさ歯が平面または領域コンタクトを作成する必要がある。
ここで、細い織物/バンド織物で使用されるタイプを含む従来のシャトルが、3D織物形成プロセスの文脈で使用するのに適切でない主な理由は、以下のことである。
(1)先端が直線配置になっているので、直線前後進行中にたて糸/軸線方向ヤーンの層に関して2つの異なる経路でヤーンを組むようにシャトルを制御するのが困難である。
(2)投入されるときに能動制御下で進行されず、1つのボックスから反対のボックスヘの移動中に制御がなされない。
(3)おさ打ち操作で採用することができない。
(発明の概要)
したがって、本発明の目的は、従来技術に伴う上述した問題を少なくとも一部は克服するための方法および装置を提供することである。
この目的は、列挙した特許請求の範囲で定義した本発明によって達成される。
本発明の第1の態様によれば、少なくとも1つのヤーン挿入手段(90;39;22)が、たて糸/軸線方向ヤーン(25)を通ってヤーン(45)を編むように操作される織物製造方法において、ヤーン挿入手段が、おさ打ち操作を行うためにも使用可能であることを特徴とする織物製造方法が提供される。この態様による重要な利点は、対象である織物製造プロセスの効率が良くなり、織物製造が高速化され、織物装置が、比較的少数の動作部品しか必要とせず、装置のコストおよびその維持費が削減されることである。
本発明の第2の態様によれば、織物を製造するのに使用されるヤーン・キャリア(90)であって、ヤーン(45)が配置されるヤーン搬送ベルト(15)を備えており、このベルト(15)が、少なくとも2つの回転軸線(X1およびX2)の周りでキャリア(90)に関して回転可能であることを特徴とするヤーン・キャリア(90)が提供される。この態様による重要な利点は、十分に大量のヤーンを保管することができるように比較的低い高さおよび広い幅を有するヤーン・キャリアを利用可能であることであり、織物装置が大きくならずコンパクトになることである。さらに、ヤーンを閉じ込めており、それによりヤーンの損傷および汚染の危険が低減され、たて糸/軸線方向ヤーンが、低い張力蓄積で比較的近接して離隔される。
本発明の第3の態様によれば、織物製造で使用するヤーン・キャリア(90;22)であって、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の層の間にヤーン(45)を配置するためにたて糸/軸線方向ヤーン(25)の層を通して前後に進められ、キャリアからヤーン(45)を取り出し、あるいはキャリアにヤーン(45)を巻き付けることができるようにヤーン(45)が配置される回転可能ヤーン・ホルダを備え、進行方向に細長く、この進行方向でのキャリアの両端部がテーパを付けられており、このテーパ付き端部が先端(18a、18b)で終端し、キャリアの進行方向に関して互いに反対向きに偏っており、それによってキャリア(90;22)を自己案内させて、キャリア(90;22)が前後に進行するとともにたて糸/軸線方向ヤーン(25)の層に関して2つの異なる経路でヤーン(45)を編み込むことを特徴とするヤーン・キャリア(90;22)が提供される。この態様による重要な利点は、プロセスを効率良くすることであり、装置に比較的少ない動作部品しか必要とせず、装置の動作を比較的簡略化する。
本発明の第4の態様によれば、織物製造で使用するヤーン・キャリア(90;22)またはレピア・システム(39)などのヤーン挿入手段であって、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の層の間にヤーン(45)を配置するためにたて糸/軸線方向ヤーン(25)の層を通して前後に進められるようになっており、さらに、挿入手段が進められるときに編地(29)に向かう方向に延びるおさ打ちおさ歯(27;28)であって、最も遠い拡大部(27c;28c)に隣接する少なくとも1つの傾斜部(27b;28b)を備えるおさ打ちおさ歯(27;28)を有するヤーン挿入手段が提供される。この態様による重要な利点は、ヤーン編入れとおさ打ちの操作を1ステップで実施することができ、プロセスの効率が良くなり、織物製造が高速化され、装置に比較的少ない動作部品しか必要でないことである。
ここで推論することができるように、比較的高さが低く、しかし依然として十分に大量のヤーンを保管することができるヤーン・パッケージを有することが望まれる。高さが低いパッケージを有するために、ヤーンは、2つの軸線を離隔する空間の周りに配置されるように2つの平行な回転軸線の周りにあるようにすべきである。このようにすると、2つの平行軸線間で所与の距離に関して、比較的低い高さおよび大きい幅、または小さい幅および高い高さのパッケージを製造することができる。さらに、特殊な構成のヤーンを閉じ込めることもできる。このようなカートリッジ状ヤーン供給源は、いくつかの状況で、上述した理由から有利になる場合がある。
従来のシャトルの構造設計は直線的に整合配置された先端を有するので、3D製織および一軸ヌービング・プロセスでの使用に適していない。これは、それぞれ水平または垂直たて糸層の上方/下方または左/右側にヤーンを組むためにシャトルを方形波経路(rectangular path)において進めなければならないためである。複数のシャトルのそのような進行は、前述した理由から望ましくない。この問題は、ヤーン・キャリアの長手方向軸線に関して反対向きに偏って構成された本発明のキャリアの先端を有することによって克服することができる。そのような案内先端またはノーズを組み込むことによって、キャリアを同じ直線経路に方向付けることができ、それでも2つの異なる経路でヤーンを組むことができるように自己案内させることができる。さらに、キャリアの進行および制御も、簡略化される。
これらの織物形成プロセスでは、2組のよこ糸/結合ヤーン・キャリアを、相互に垂直な方向に交互に移動させる必要があるので、この検討されるプロセスは、事前に編まれている1組のよこ糸/結合ヤーンをおさ打ちするために他の1組のよこ糸/結合ヤーン・キャリアを利用することができるという独自の可能性をもつ。全ての、または選択されたカートリッジ状ヤーン・キャリアに、何らかのおさ打ちおさ歯を設けることができる場合に、そのようなおさ打ちを達成することができる。そのように実施されるおさ打ち操作は、革新的な非往復タイプのものである。そのような手法により、ピッキング操作とおさ打ち操作を1ステップで実施することができ、それにより3D織物形成プロセスを独自に効率良くする。
上述の考察に基づいて、本発明は、好ましくは以下の特徴の1つまたは複数、好ましくはそれら全てをまとめて提供する。
(1)おさ打ち操作を実施することができるようにおさ歯を設けられた、ヤーン供給および輸送用のカートリッジ型手段
(2)ピッキング操作とおさ打ち操作が同時に実施される方法
(3)ヤーンが2つの平行な回転軸線の周りにあるヤーン供給手段
(4)能動作用下でヤーンを引き出し、取り上げるヤーン供給手段
(5)引き出されたヤーンの捩じれをもたらさないヤーン供給手段
(6)ヤーンが閉じ込められ、ヤーンの汚染および損傷の危険が最小限に抑えられるヤーン供給用のカートリッジ型手段
(7)内部に含まれているヤーンを輸送するのに適したヤーン供給用のカートリッジ状手段
(8)直線前後進行によって、2つの異なる経路でヤーンを組むことができる自己案内キャリアとして提供されるカートリッジ状ヤーン供給装置、および、
(9)3D製織および一軸ヌービング・プロセスを効率良くすること。
本発明の他の目的および有利な特徴は、従属請求項、および以下に与える好ましい実施形態の説明で開示する。
目的を例示するために、添付図面に例示された実施形態に関係して、以下、より詳細に本発明を説明する。
(好ましい実施形態の説明)
次に、本発明によるヤーンを供給するためのカートリッジ状手段と、その手段をヤーン・キャリアとしておさ打ち操作で採用する様式の重要な詳細事項を、図1〜15を参照して説明する。
図1は、供給ヤーンを収容するカートリッジ・ケース(1)の分割図を示す。ケース(1)の上半分(1a)と下半分(1d)の構造的な詳細が示されている。半体(1aと1d)はどちらも構成が同一である。したがって、様々な詳細をまとめて説明する。カートリッジ・ケース(1)の上部(1a)と下部(1d)は、前壁(1cおよび1f)と後壁(1bおよび1e)を有する。後壁(1b)は、図1のケース(1a)の図に示されていないが、示されている下半分(1d)の後壁(1e)と全く同じように存在する。後壁(1bおよび1e)は前壁(1cおよび1f)よりも長い。上半分(1a)が一対のリング状円形開口(2aおよび2b)を有し、同様に下半分(1d)が一対のリング状円形開口(2cおよび2d)を有する。また、それぞれ上半分と下半分に長手方向開口(3aおよび3b)が存在する。これらの各長手方向開口(3aおよび3b)が、それぞれ一対の後壁(4aおよび4c)と前壁(4bおよび4d)を有する。前壁(4b)は、図1のケース(1a)の図に示されていないが、示されている下半分(1d)の前壁(4d)と全く同じように存在する。
図示されるように、各壁(4a〜4d)の端面に開口(5a〜5h)が設けられている(開口(5cおよび5d)は示されていないが、開口(5gおよび5h)と同様である)。これらの各開口(5a〜5h)が、対応するケース部(1aおよび1d)の内面と同じ高さにある。同様に、ケース(1a)の後壁(1b)に開口(6aおよび6b)が存在し、しかしこれらは、示されている図1の図では見えない。この開口の対(6aと6b)は、図1に示される下部ケース(1d)の壁(1e)の開口の対(6cと6d)と全く同じように存在する。図1に示されるように、これらの各開口(6a〜6d)は、その長い側面の一方が、対応するケース部(1aおよび1d)の内面と同じ高さにある。各開口(6a〜6d)は、それぞれリング状開口(2a〜2d)の直径の周囲に等しく設けられている。後述のホイールを収容するために下部ケース(1d)の開口(5e〜5hおよび6c〜6d)のみを用いるが、2つのケース部(1aおよび1d)の簡単な交換を可能にするために、上部ケース(1a)に同様の開口(5a〜5dおよび6a〜6b)が提供されている。部品のそのような交換可能性は、製造および取換えに利点を有する。
図1に示されるように、それぞれケース(1aおよび1d)の前壁(1cおよび1f)に開口(7aおよび7b)が設けられている。これらの開口(7aおよび7b)は、対応する壁(1cおよび1f)の中央の、開いた側に位置する。これらの開口(7aおよび7b)の目的は、適切なヤーン・ガイドを受け入れることであり、ヤーンは、このヤーン・ガイドを通してカートリッジ(1)内へ、またはカートリッジ(1)の外へ通過する。そのような開口は、カートリッジが採用される方法および場所に応じて別の適切な位置に設けることもできる。ヤーン・ガイドは示されていない。
ケース(1a)の長手方向開口(3a)および円形開口の対(2aと2b)は、示されている軸線(8a)に関して対称になっている。同様に、ケース(1d)の長手方向開口(3b)および円形開口の対(2cと2d)は、示されている軸線(8b)に関して対称になっている。
各ケース部(1aおよび1d)の側面の端部は、図1に示されるように2方向にテーパを付けられている。後壁(1b/1e)が前壁(1c/1f)よりも長いので、取られる第1のテーパはケース(1aおよび1d)の幅方向のものである。第2のテーパ(9a〜9d)は、図1に示されるケース(1aおよび1d)の厚さ方向のものである。これら2つのテーパは、近接して離隔されたたて糸/軸線方向ヤーン間へのカートリッジ(1)の簡単な進入を助け、それによりヤーンを輸送するのに適したカートリッジ(1)にするために提供される。一体に接合されたとき、2つの半体(1aおよび1d)は、カートリッジ・ケース(1)となり、これは図2に示されている。2つの部分(1aおよび1d)は、多くの異なる方法で接合することができ、本明細書でそれらを説明する必要はない。示されている軸線(8)は、キャリア(1)の中心軸線とみなすことができる。
ここで、カートリッジ・ケースの幅および厚さ方向にテーパを有さずに、カートリッジ(1)が平坦な端部を有する場合(前壁(1c/1f)と後壁(1b/1e)が等しい長さであるとき)について言及する。そのような平坦端部カートリッジは、近接して離隔されたたて糸/軸線方向ヤーン間への進入を容易に行うことができず、したがって適切なヤーン・キャリアとして機能することができない。しかし、いずれにせよ、3D製織および一軸ヌービングのようなプロセスでたて糸/軸線方向ヤーンを供給するための静止供給源として、および2Dおよび3D編組プロセスで編組ヤーンを供給するための移動供給源として使用することができる。
説明したカートリッジ・ケース(1)の構成上の細部の目的は、以下のカートリッジ(1)の構成要素の説明から明らかになろう。
図3に、ホイール(10)、減摩軸受(11)、およびホイール(10)と軸受(11)のアセンブリ(12)の構成的特徴が示されている。図3(a)に示されるように、ホイール(10)は、リング(10a)とフランジ(10b)を有する。リング(10a)とフランジ(10b)は、互いに同心状に取り付けられている。リング(10a)の内側は、図3(b)に示される軸受(11)を設置するようになっており、リング(10a)の外側は、後述するフランジ付きベルトを受け取るようになっている。したがって、フランジ付きベルトのスリップを防止するために、リング(10a)の外側が、粗い面、または歯、セレーション、スパイク、溝などの構成を有することができる。フランジ(10b)は、フランジ(10b)の縁部付近に位置する一連の均等に間隔を開けられた穿孔(10c)を有する。別法として、穿孔(10c)ではなく、フランジ(10b)に適切なセレーションを設けることもできる。軸受(11)は、軸線方向開口(11a)を有する適切な減摩軸受である。軸受(11)は、図3(c)に示されるようにホイール(10)のリング(10a)内に設置される。
各カートリッジ(1)が一対のホイール(12)を必要とする。これらの各ホイール(12)が、前述したケース(1aおよび1d)のリング状円形開口(2a/2dおよび2b/2c)間に位置する。これらの開口(2a/2dおよび2b/2c)のリングは、軸受(11)の開口(11a)内に設置するのに適した直径を有する。このようにして、一対のホイール(12)の位置をカートリッジ(1)内部で定位に固定することができる。一対のホイール(12)を前記位置に取り付ける前に、一方のホイール(10)のフランジ(10b)が開口(5e/5hおよび6d)内に配置され、他方のホイール(10)のフランジ(10b)がケース(1d)の開口(5f/5gおよび6c)内に配置される。一対のホイール(12)と下部ケース(1d)との相対配置が図3(d)に示されている。
2つの平行な回転軸線の周りでヤーンを搬送するには、図4(a)に示されるような特別な構成のフランジ付きベルト(15)が必要である。フランジ付きベルト(15)の特別な特徴は、図4(a)の挿入図に示されるように、コの字形のピン(15b)がベルト(15a)に組み込まれていることである。これらのコの字形ピン(15b)は、ベルト(15a)全体にわたって直列に配列され、均等に離隔されている。ピン(15b)の垂直セクション(15c)は、ベルト(15a)の横方向にあり、ピン(15b)をベルト(15a)に固定して保つ助けをしており、ピン(15b)の2つの水平アーム(15d、15e)は、ベルト(15a)の外面に垂直な方向で外向きに突出している。ピン(15b)の水平セクション(15d、15e)は、ベルト(15a)の一方の側で一対のフランジとして働くように意図されており、最終的にベルト(15a)上で搬送されるヤーンの横方向ずれおよび脱落を防止する。
ここでは、説明したフランジ付きベルト(15)と同様の構成および機能が、チェーンの形態での適切なリンクを用いて得られることに言及すれば十分であり、これは本明細書で詳細に説明する必要はない。さらに、フランジ付きベルトを、適切なポリマー材料を使用して一部片で製造することもできる。また、図4(a)に示されるように、フランジ付きベルト(15)の断面形状をコの字型にする必要はない。別法として、「V」、「U」などの形状にすることができる。また、特にベルトがホイール(12)の周りで曲がるときにヤーンを十分に制御するために、カメラのシャッターのように、フランジ・セクション(15dおよび15e)をリーフ状にして、部分的に隣接リーフの上下に配置することができる。さらに、ベルトの後ろ側が平坦である必要はない。リブまたは歯または穿孔またはセレーションまたは反スリップ化学コーティングなどを有して、走行中のスリップを防止することができる。また、適切な開口/スリットをベルト(15a)に提供して、ヤーンの先導端のフック留めを可能にし、ヤーンの巻付けを可能にすることができる。
図4(b)に、一対のホイール(12)に取り付けられたフランジ付きベルト(15)を示す。実際には、説明するフランジ付きベルト(15)は、図3(d)に関して前述したケース(1d)内に設置された一対のホイール(12)に取り付けられている。図4(b)から推論することができるように、フランジ付きベルト(15)上で搬送されるヤーンは、2つの平行な回転軸線(X1とX2)の周りにある。図5は、軸線(X1およびX2)の周りにあるヤーン(45)を示す。
フランジ付きベルトに巻き付けられたヤーンの張力により、フランジ付きベルト(15)の直線セクションが、互いに向けて撓むか、または内方向に曲がる場合がある。その結果、フランジ付きベルト(15)が適切に走行することができなくなる。フランジ付きベルト(15)のこの内方向への撓みを防止し、ベルトを直線経路で維持するために、キャリア(1)の上部および下部ケース(1aおよび1d)内に壁(4a〜4d)が組み込まれている。図5から推論することができるように、これらの壁は、ヤーン(45)を搬送する際のベルト(15)の撓みに対する必要なサポートを提供する。必要であれば、さらなる補強のために、開口(3aおよび3b)内にブロックを組み込むこともできる。
以下、カートリッジ・ケース(1)と、一対のホイール(12)と、ベルト(15)と、ヤーン(45)とのアセンブリを、ヤーン供給手段またはキャリア(1x)と呼ぶ場合がある。
考察中の3D織物形成プロセスでは、たて糸/軸線方向ヤーンの行または列の間に複数のヤーン供給源を同時に行き来させなければならないので、その前後進行を同じ経路で直線状に保つことが望まれる。これは、複数のヤーン・キャリアの直線的進行が、たて糸/軸線方向ヤーンの層間の最短可能距離を維持できるようにし、かつ能動制御下で多数のよこ糸/結合ヤーン・キャリアを駆動し管理するための単純な機構を有することができるようにするためである。また、近接して離隔されたたて糸/軸線方向ヤーン間にキャリアが簡単に直接進入できること、および妨害を受けずに移動できるようにたて糸/軸線方向ヤーンを横方向に偏向させることも望まれる。キャリアによるそのような作用は、空間の節約(すなわち織物製造場所での装置の全体サイズおよびフロア面積要件)のために重要であり、また進行および関連する制御機構を比較的単純に保つのに重要である。
今説明した理由から、同じ経路でのヤーン・キャリアの直線的進行が望ましいが、それと同時に、キャリアの前後進行中に2つの異なる経路でヤーンを組む必要もある。これは、3D製織プロセスでは、それぞれキャリアの対応する前および後ろへの進行中に、垂直方向の左側/右側杼口および水平方向の上側/下側杼口内によこ糸ヤーンを組まなければならないからである。同様に、一軸ヌービング・プロセスの場合、ヤーンを、それぞれ軸線方向ヤーンの垂直層の左/右側および水平層の上/下側に組まなければならない。よこ糸/結合ヤーンが、上述したそれぞれの方向の2つの異なる経路で組まれない場合、キャリアが一方向に移動することによって組まれたヤーンは、キャリアが反対方向に移動するときに引き出されるか、または誤って組まれる。その結果、3D織物の製造が失敗するか、または望ましくない構造が生じる。したがって、ヤーン・キャリアが、同じ経路で直線状に進みながら、必要な上側/下側/左側/右側杼口または軸線方向ヤーン層の上/下/左/右側に直接進むことができることが必要である。これを達成するために、次に述べる別の一対のテーパがケース(1)に統合される。そのような一対のテーパは、キャリア(1x)の直線前後進行中に、関連するその方向(水平/垂直)の2つの必要な経路のいずれかにケース(1)を容易に方向付けるための案内ノーズとして働く。
図6(a)に、キャリア(1x)に取り付けることができる案内ノーズ(18)が示されている。そのような取付けは、ケース(1)の製造を簡略化する。この案内ノーズ(18)の目的は、キャリアの前後進行中に同じ直線経路にキャリア(1x)を方向付け、それでも2つの異なる経路でヤーンを組むことができるようにすることである。案内ノーズ(18)は、本質的に、テーパ付き端部を有するバーである。しかし、この案内ノーズ(18)の新規の特徴は、図に示されるように、その先端(18aおよび18b)が中心軸線(18c)に関して反対にずれていること、すなわち偏っていることにある。先端(18aおよび18b)は、従来のシャトルの先端のように同一直線上にはない。図6(b)は、案内ノーズ(18)の3次元図を示す。図6(c)に、案内ノーズ(18)とキャリア(1x)の相対配置が示されている。以下、キャリア(1x)と案内ノーズ(18)のアセンブリを、自己案内キャリア(1y)と呼ぶ場合がある。ここで、後述するように、ずれている、あるいは偏っている先端(18a、18b)を、バー(18)を使用せずにケース(1)に直接組み入れることができることが再度述べられる。
図6(c)で、案内ノーズ(18)がキャリア(1x)の後ろ側に固定されていることに留意されたい。そのような配置により、2つの先端(18aおよび18b)は、図2に示されるケース(1)の中心軸線(8)に沿わない。したがって、それぞれケース(1)と案内ノーズ(18)の2つの軸線(8および18c)が一致せず、案内ノーズ(18)の2つの先端(18aおよび18b)は、ケース(1)の軸線(8)に関して2方向でずれている。案内ノーズ(18)は、ケース(1)の後ろ側に位置して、杼口作成/軸線方向ヤーン・サポートの平面に近接して保たれ、それによりたて糸/軸線方向ヤーンの層間の距離を小さく保つことができる。したがって、たて糸/軸線方向ヤーンの張力を小さく保つことができ、さらに空間の節約を達成することができる。
3D製織およびヌービング・プロセスにおいて、ずれた先端(18a、18b)が、同じ直線経路を進行するようにキャリア(1x)を方向付け、それでも複数層のたて糸/軸線方向ヤーンの1層に関して2つの異なる経路でヤーン(45)を組むことができる様式が、それぞれ図7および図8に順次に示されている。この点を例示するために、1つの水平層のみが図7および図8に示されている。同じ動作が、全ての他の水平層および垂直層に当てはまる。垂直方向での自己案内キャリア(1y)の進行の動作を理解するために、同じ図を90°だけ回転した後に参照することができる。この場合、動作が1つの垂直層について表し、全ての他の垂直層にも同様に当てはまる。したがって、図7で、3D製織プロセスにおける上側および下側杼口内での自己案内キャリア(1y)の前後直線進行が例示され、図8は、一軸ヌービング・プロセスでの軸線方向ヤーンの層の上下での前後直線進行を表す。図7および図8に示される進行は、水平進行の1サイクルを表す。実際には、水平進行サイクルと垂直進行サイクルが交互に実施される。したがって、プロセスの1サイクルが、水平および垂直方向でのキャリア(1y)の前後進行を含む。
図7(a)に、レベル位置にある白色たて糸端と、持ち上げられた灰色たて糸端とを有する開いた杼口が示されている。キャリア(1y)の軸線は、たて糸のレベル位置と同一直線上にある。プロセス・サイクルの開始時、取り付けられた案内ノーズを有し、たて糸の右側に位置するキャリアが、形成された上側杼口内に入る。図7(b)に、前方向に移動するキャリアが示されている。たて糸のレベル位置よりも上にある案内ノーズの先端が、形成された上側杼口内にキャリアを方向付ける。同時に、キャリアは、妨げられずにキャリアが通過するのにちょうど必要な距離以下の小さな距離だけ横方向にたて糸ヤーンを偏向する。図7(c)は、杼口を介して進行するキャリアを示す。図7(d)に、杼口から出るキャリアが示されている。図7(e)は、レベル位置のたて糸端の左側にあるキャリアと、たて糸ヤーンと織り合わさった編込みよこ糸とを示す。次に、図7(f)に示されるように、下側杼口が形成され、白色たて糸端がレベル位置にあり、灰色たて糸端が下方向に偏っている。図示されるように、キャリアは、レベル位置に関して、形成された下側の杼口内に入る。図7(g)に、前方向に移動するキャリアが示されている。ここではたて糸のレベル位置よりも下にある案内ノーズの先端が、形成された下側杼口内にキャリアを方向付ける。同時に、キャリアは、妨げられずにキャリアが通過するのにちようど必要な距離以下の小さな距離だけ横方向にたて糸ヤーンを偏向する。図7(h)は、杼口を介して進行するキャリアを示す。図7(i)に、杼口から出るキャリアが示されている。図7(j)は、レベル位置のたて糸端の右側にあるキャリアと、たて糸ヤーンと織り合わさった編込みよこ糸とを示す。
ここで、キャリア(1y)は同じ直線経路で前後に動くが、その案内ノーズ(18)の特別な構成が、上側および下側杼口内にキャリア(1y)が進むように方向付けていることが観察される。このようにすると、よこ糸ヤーンは、たて糸層のレベル位置の2つの異なる側に組まれる。また、キャリア(1y)自体が、必要とする最小距離だけ横方向にたて糸ヤーンを偏向するので、杼口開口はちょうど必要な大きさよりも大きくする必要がない。また、キャリア(1y)が杼口を通過すると、たて糸ヤーンは、割り当てられた位置に即座に戻る。キャリア(1y)が杼口から完全に出るまで大きく離隔して維持する必要はない。不連続なものとして示されているよこ糸は、実際には連続する長さを有する。
上の説明は、垂直方向でのキャリア(1y)の進行にも完全に当てはまる。唯一の相違点は、図7を90°回転させることによって理解できるように、たて糸端が、レベル位置に関して右側杼口(図7(a))および左側杼口(図7(f))を形成し、キャリア(1y)が、それぞれ上方向および下方向に進行することである。
一軸ヌービング・プロセスに関連して、図8(a)は、レベル位置と呼ぶ直線上にある軸線方向ヤーンおよびキャリア(1y)の軸線を示す。一軸ヌービング・プロセスに関連する杼口作成操作はないので、軸線方向ヤーンは全体を通じてレベル位置に留まる。図8(a)に示されるように、プロセス・サイクルの開始時のキャリア(1y)は、軸線方向ヤーンの横方向の行の右側に位置し、前方に移動する。図8(b)に、軸線方向ヤーンの行の右側から左側へ前方向に移動するキャリアが示されている。軸線方向ヤーンの行のレベル位置よりも上にある案内ノーズの先端が、軸線方向ヤーンを下方向に偏向し、それによりキャリアを軸線方向ヤーンの行の上に案内する。キャリアは、ちょうど必要な距離以下の距離だけ横方向に軸線方向ヤーンを偏向する。図8(c)は、軸線方向ヤーンの行の上を進行するキャリアを示す。図8(d)に、軸線方向ヤーンの行の上から出るキャリアが示されている。図8(e)は、レベル位置にある軸線方向ヤーンの行の左側にあるキャリアと、軸線方向ヤーンの行の上に直線状に位置する編込み結合ヤーンとを示す。次に、図8(f)に示されるように、キャリアは、軸線方向ヤーンの行の左側から右側へ前方向に移動する。このとき、軸線方向ヤーンの行のレベル位置よりも下にある案内ノーズの先端が、軸線方向ヤーンをレベル位置に対して上方向に偏向し、それによりキャリアを軸線方向ヤーンの行の下に方向付ける。キャリアは、ちょうど必要な距離以下の距離だけ横方向に軸線方向ヤーンを偏向する。図8(g)は、軸線方向ヤーンの行の下を進行するキャリアを示す。図8(h)に、軸線方向ヤーンの行の下から出るキャリアが示されている。図8(i)は、レベル位置にある軸線方向ヤーンの行の右側にあるキャリアと、軸線方向ヤーンの行の下に直線状に位置する編込み結合ヤーンとを示す。
軸線方向ヤーンの対応する隣接水平および垂直層の間で結合ヤーンが直線であることが、一軸ヌービング・プロセスの特徴である。このプロセスでは杼口作成操作はなく、したがって、関連するヤーンの織合わせがない。示されている編込み結合ヤーンは、実際には、軸線方向ヤーンの横方向の行の周りでの連続ループとして存在する。
ここでは、キャリア(1y)があらゆるサイクルで前後進行で同じ経路で直線的に移動するが、その案内ノーズ(18)の特別な構成が、キャリア(1y)を軸線方向ヤーンの行の上下に進むように方向付けていることが観察される。このようにして、結合ヤーンが、軸線方向ヤーンの行の2つの異なる側に組まれる。また、キャリア(1y)自体が、必要な距離だけ横方向に軸線方向ヤーンを偏らせるので、軸線方向ヤーンの横方向偏向はちょうど必要な大きさである。また、キャリア(1y)が軸線方向ヤーンの行の上下を進むと、これらのヤーンは、割り振られた位置に即座に戻る。キャリア(1y)が完全に進行するまで偏向して保つ必要はない。
水平方向でのキャリア(1y)の進行の上述した説明は、垂直方向でのキャリア(1y)の進行に十分に当てはまる。唯一の相違点は、図8を90°だけ回転させることによって理解することができるように、それぞれキャリア(1y)の上方向および下方向への進行中に、レベル位置に関して左側(図8(a))および右側(図8(f))に軸線方向ヤーンが偏向されることである。
カートリッジ・ケース部(1aおよび1d)がその後壁(1dおよび1e)に開口(6a〜6d)を設けられていることは図1に関連して前述した。また、下部ケース(1d)の開口(6cおよび6d)がホイール(10)を収容するために使用可能であることにも言及した。ケース部(1d)内のホイール・アセンブリ(12)の位置は、図3(d)に示した。その図に見られるように、ホイール・アセンブリ(12)のフランジ(10b)の一部が、各開口(6cおよび6d)を介して壁(1e)から外に突出する。カートリッジ・ケース(1)の外に突出するフランジ(10b)を有する目的は、外部ドライバによってホイール(12)を回転させることができるようにすることである。2つのホイール(12)の一方のそのような駆動は、(含まれているヤーンをキャリア(1x)が排出し尽くした後に)カートリッジ内にヤーン(45)を巻き付けるため、および(キャリア(1x)が一方の側から他方の側に進行した後で)ヤーン(45)の緩みを取り上げるために重要である。案内ノーズ(18)が、それぞれケース部(1aおよび1d)の後壁(1bおよび1e)に固定されているので、案内ノーズ(18)も、図6に示されるように開口(18dおよび18e)を設けられている。図9(a)から推論できるように、駆動ホイールまたはベルトの形での外部ドライバ(40)が、2つの組み立てられたホイール(12)の一方のホイール・フランジ(10b)の突出部に接触してホイールを回転させ、それにより必要なときにフランジ付きベルト(15)を動かすことができる。
いくつかの状況では、非常に高い張力のヤーンを積極的に引き出し、フランジ付きベルト(15)上に配置された緩いヤーンを取り上げることが望ましく、有利である場合がある。これを達成するために、図9(b)に示されるように、適切な電動機(20)をケース部(1aおよび1d)の開口(3aおよび3b)内に設置することができる。ホイール(12)の穿孔(10c)と噛み合うことができる歯を有する駆動ホイール(21)を電動機(20)に取り付けることができる。電動機(20)は、カートリッジ・ケース(1)に位置する適切な電気コンタクトによって通電することができる。そのような電気コンタクトは、キャリア(1y)の進行中に連続的であってもよいし(例えば案内ノーズ(18)の一端を電源と接触することができるので、案内ノーズ(18)を介して)、断続的であってもよい(例えば進行後にキャリア(1y)がそのハウジングに格納されるとき)。
ここで、シャトルがネガティブに(すなわち投入によって)推進される従来の2D製織プロセスと異なり、3D製織および一軸ヌービング・プロセスでは、採用された複数のキャリア(1y)は能動制御下で前後に作動されなければならないことについて言及する。これは、プロセスに関わる多数のキャリア(1y)を信頼可能に管理し、また、特に垂直のキャリア(1y)のセットの場合に重力の影響下で生じる可能性がある事故を回避するために必要である。所与の方向での複数のキャリアの信頼可能な進行は、個別部品におけるH、E、Bのような断面プロフィルの製造中などに、2つ以上のキャリアが同じ経路で同方向または逆方向に進行されるときにさらに重要になる。したがって、案内ノーズ(18)を、ヤーン供給源(1x)の能動的な進行に使用することができる。これを達成するために、ピニオンまたは移動に適したホイールと係合することができるラックとして機能するように、案内ノーズ(18)の後ろ側に歯または穿孔を設けることができる。また、キャリア(1y)が直線案内経路で移動することができ、進行中にサポートから外れないように、合致するトラックに案内するための「T」などのプロフィルを付けられた溝を提供することもできる。別法として、案内ノーズ(18)は、たて糸の一方の側から反対側にヤーン・キャリア(1y)を進行させることができる伸縮アームなどに取り付けられた電磁石に磁気的に付着することができる材料からなっていてもよい。別の方法では、案内ノーズ(18)は、適切なプロフィルを有することができ、例えばH断面、さらにはボックス・ビームであってよい。H形プロフィルの付いたビームのリブを使用して、輸送中にキャリア(1y)を機械的に保持することができる。機械的把持は空気圧でも行うことができる。別の可能性は、例えばキャリア駆動アームと係合し、そこから係合解除することができる機械的または電子機械的構成を案内ノーズ(18)内部に有するものである。別法として、電動機を設置してキャリア(1y)を駆動することができる。
明らかに、そのような案内ノーズ(18)の使用は、1つの回転軸線Yを有する従来のヤーン・スプールを輸送するように適切に拡張することもできる。例えば、図10(a)に、そのようなスプール(23)を収容するケース(24a)を備えるキャリア(22a)が示されている。また、図10(b)に示されるように複数のそのようなスプール(23)を保持するキャリア(22b)を有するようにケース(24b)に取り付けることもできる。案内ノーズ(18)を、より広くし、修正して、図10(c)に例示されるように、ケース(24c)自体をキャリア(22c)にして、それ自体の内部に(1つまたは複数の)スプール(23)およびその駆動モータを含むようにすることができる。これらの例では、(1つまたは複数の)スプール(23)の軸線(Y)は、キャリアの長手方向軸線に垂直になっている。別法として、図10(d)に示されるように、キャリア(22d)の案内ノーズ・ケース(24d)内でパーン状スプール(23)を使用するとき、その軸線Yは、キャリア(22d)の長手方向軸線と平行になっている。ここでわかるように、ずれた、または偏った先端の概念を使用して、様々なタイプのキャリアを製造することができる。
3D製織および一軸ヌービング・プロセスでは、2セットのよこ糸/結合ヤーンが相互に垂直方向に、交互に移動する必要があるので、2セットのこれらのキャリア(1y)のそれぞれまたはいくつかが、おさ打ち操作を実施するための特殊な形のおさ歯を備えることができる。したがって、1セットのキャリア(1y)によって組まれたよこ糸/結合ヤーンのセットを、他のセットのおさ歯搬送キャリア(1y)によって順次おさ打ちすることができる。このようにすると、ピッキング操作とおさ打ち操作を1ステップに組み合わせることができ、それにより3D織物形成プロセスが効率良くなる。
前記のおさ打ちを達成するために、おさ歯(27)の基本形態を図11(a)に示す。図示したおさ歯(27)は、本質的にワイヤから形成されるが、円形断面を有していなくてもよい。このおさ歯は、3つの特徴的なセクションをもつ。すなわち、固定セクション(27a)と、案内およびよこ糸/結合ヤーン変位セクション(27b)と、パッキン・セクション(27c)とである。固定セクション(27a)は、おさ歯(27)をキャリア(1y)に取り付けるためのものである。取付けは、溶接、ねじ留め(端部がねじ切りされているとき)、把持(キャリア(1y)の適切な構成による)、ばね圧下などでのスリーブ内への案内など様々な方法で、固定状態および可動状態とすることができる。代替構成では、固定セクションは、例えばヒンジ係合によって可撓性にすることもでき、それによりおさ歯(27)は、通過する必要がある、配置された集束たて糸/軸線方向ヤーンの角度と自動的に合うようにわずかに曲がることができる。第2のセクション(27b)は2箇所であり、おさ歯(27)のパッキン・セクション(27c)に関して角度をもっている。このセクションは、妨げなく漸次にたて糸/軸線方向ヤーンの杼口/隣接層を通しておさ歯(27)全体を案内し、また同時に、事前に組まれている他のセットのよこ糸/結合ヤーンを編地の平面に向けて漸次に変位させるように意図されている。第2のセクション(27b)の2つのユニットは同様のものであるが、同時に機能せず、キャリア(1y)の進行方向に応じて一度に1つが機能する。キャリア(1y)の先導側にあるユニット(27b)が動作ユニットである。パッキン・セクション(27c)は、ワイヤのばね作用を用いて、またはそれを用いずに、事前に組まれているよこ糸/結合ヤーンを編地の平面で位置合わせし、または堅くするように意図されている。このセクション(27c)は、平坦なものとして示されているが、「V」および「U」形状を有していてもよい。代替構成では、おさ歯(27)の第2のセクションと第3のセクション(27bと27c)を結合し、それにより新たなおさ歯を1つの湾曲セクションとすることができる。
図11(b)に、キャリア(1x)に対するおさ歯(27)の位置が示されている。おさ打ちおさ歯(27)とキャリア(1x)のアセンブリを、以下、おさ打ちキャリア(1z)と呼ぶ場合がある。
織物形成プロセスの要件に応じて、図11(c)のおさ歯(28)によって例示されるように、おさ歯(27)を比較的堅く、かつより安定になるように修正することができる。さらに、集束構成で配置されているときにたて糸/軸線方向ヤーン層の角度に対応するように固定セクションで曲げることができ、または集束たて糸/軸線方向ヤーンの配置角度と自動的に合わせることができるように適切にヒンジ係合することができる。修正されたおさ歯(28)の構成が図11(c)に例示されている。見るとわかるように、修正おさ歯(28)は、剛性および安定性を与えるためにワイヤではなくブランク・シート材料からなり、適切な補強部材(28f)を有する点で本質的に前のおさ歯(27)と異なる。この例示おさ歯(28)も3つの特徴的なセクションを有する。すなわち、キャリア(1x)におさ歯を取り付けるためのセクション(28a)と、たて糸/軸線方向ヤーン層を介しておさ歯を案内し、よこ糸/結合ヤーンを偏向させるためのセクション(28b)と、編地の平面でよこ糸/結合ヤーンをパッキンするためのセクション(28c)とである。開口(28e)が、キャリア(1x)の開口(7)を通して出るヤーンのための空間を提供する。別の代替形態では、ワイヤとシート材料の組合せの使用も、おさ歯を生成することができる。そのような構成では、固定セクションと、案内およびよこ糸/結合ヤーン変位セクションとをシート材料から作成することができ、パッキン・セクションはワイヤから作成することができる。おさ歯(27/28)と、それが通過するたて糸/軸線方向ヤーンとの間の摩擦を低減するために、おさ歯を、PTFEなどの適切な材料で被覆することができる。
ヤーン(45)を搬送するヤーン・キャリア(1x)と、案内ノーズ(18)と、おさ歯(27)とのアセンブリが図12に示されており、それらの相対位置を示す。以下、そのようなアセンブリをヤーン供給カムおさ打ち手段(90)と呼ぶ場合がある。
この手段(90)を採用するピッキング操作とおさ打ち操作を同時に実施する方法が、図13および図14に概略的に示されている。
図13(a)に、たて糸/軸線方向ヤーン(25)およびその支持プレート(25a)と、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の上側に位置するキャリアの垂直セット(90v)と、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の左側に位置するキャリアの水平セット(90h)と、よこ糸/結合ヤーンの垂直セット(45v)と、よこ糸/結合ヤーンの水平セット(45h)との相対配置が示されている。よこ糸/結合ヤーンの垂直セット(45v)が、たて糸/軸線方向ヤーン(25)をちょうど通るように組まれており、次によこ糸/結合ヤーンの水平セット(45h)が所与のプロセス・サイクルで組まれると仮定する。したがって、キャリアの水平セット(90h)が、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の左側から右側に移動する必要がある。
図13(b)〜(f)に、水平キャリア(90h)に関連するピッキング操作とおさ打ち操作を同時に行う方法を明らかに示すために、たて糸の上部からの簡略化された順次の図が示されている。図13(b)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)に進入するキャリア(90h)を示す。図13(c)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)内に進入するおさ歯(27)と、キャリア(90h)が前方向に進行するときにおさ歯(27)によって編地(29)の平面に向けて押される垂直よこ糸/結合ヤーンの事前に組まれているセット(45v)とを示す。図13(d)は、編地(29)の平面で垂直よこ糸/結合ヤーンのセット(45v)のおさ打ちを開始するおさ歯(27)を示す。図13(e)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)から出始めているキャリア(90h)と、編地(29)の平面でヤーン(45v)のおさ打ちを完了したおさ歯(27)とを示す。図13(f)は、完全に出たキャリア(90h)と、編地(29)の平面で位置合わせされたヤーン(45v)とを示す。キャリア(90h)がたて糸/軸線方向ヤーン(25)を通って進行するのと同時に、水平よこ糸/結合ヤーン(45h)も組まれる。
前述の説明と全く同じように、図14(a)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)およびその支持プレート(25a)と、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の上側に位置するキャリアの垂直セット(90v)と、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の右側に位置するキャリアの水平セット(90h)と、よこ糸/結合ヤーンの垂直セット(45v)と、よこ糸/結合ヤーンの水平セット(45h)との相対配置を示す。よこ糸/結合ヤーンの水平セット(45h)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)を通るようにちょうど組まれているので、次によこ糸/結合ヤーンの垂直セット(45v)が組まれる。したがって、キャリアの垂直セット(90v)が、たて糸/軸線方向ヤーン(25)の上側から下側に移動される。
前述した動作と同様に、図14(b)〜(f)に、垂直キャリア(90v)に関連するピッキング操作とおさ打ち操作を同時に行う方法を明らかに示すために、たて糸の側部からの簡略化された順次の図が示されている。図14(b)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)に進入するキャリア(90v)を示す。図14(c)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)内に進入するおさ歯(27)と、キャリア(90v)が下方向に進行するときにおさ歯(27)によって編地(29)の平面に向けて押される水平よこ糸/結合ヤーンの事前に組まれているセット(45h)とを示す。図14(d)は、編地(29)の平面で垂直よこ糸/結合ヤーンのセット(45h)のおさ打ちを開始するおさ歯(27)を示す。図14(e)は、たて糸/軸線方向ヤーン(25)から出始めているキャリア(90v)と、編地(29)の平面でヤーン(45h)のおさ打ちを完了したおさ歯(27)とを示す。図14(f)は、完全に出たキャリア(90v)と、編地(29)の平面で位置合わせされたヤーンのセット(45h)とを示す。キャリア(90v)がたて糸/軸線方向ヤーン(25)を介して進行するのと同時に、垂直よこ糸/結合ヤーン(45v)も組まれる。
観察することができるように、そのような3D織物形成プロセスでは、ピッキング操作とおさ打ち操作を同時に実施することができる。したがって、水平キャリアのセット(90h)が一方の側から反対側に移動するとき、それらは、編地(29)の平面に、垂直よこ糸/結合ヤーンの事前に組まれているセット(45v)をおさ打ちし、それと同時に、たて糸/軸線方向ヤーン(25)を介してよこ糸/結合ヤーンの水平セット(45h)を組む。同様に、垂直キャリアのセット(90v)が一方の側から反対側に移動するとき、編地(29)の平面に、水平よこ糸/結合ヤーンの事前に組まれているセット(45h)をおさ打ちし、それと同時に、たて糸/軸線方向ヤーン(25)を通してよこ糸/結合ヤーン(45v)の垂直セットを組む。
図13および図14を通じて、よこ糸/結合ヤーン(45h/45v)のおさ打ちのこの方法では、従来の2D製織プロセスのようにおさ歯(27)(またはキャリア(90h/90v))がたて糸の軸線方向(30)に往復運動しないことに留意されたい。以下、そのようなおさ打ち方法を、非往復タイプのおさ打ち操作と呼ぶ場合がある。
それにもかかわらず、必要であれば、従来の往復おさ打ち方法を実施することもできる。これを達成するために、適切な動作構成によりたて糸/軸線方向ヤーンを支持するプレート(25a)を往復運動させることによって、たて糸/軸線方向ヤーン(25)を通して進行し、軸線(30)の方向に前後運動をするときに、必要であればキャリア(90)を中間で停止することができる。これは、キャリア(90)が能動制御下で駆動され、任意の所定の点で停止することができるので可能である。別法として、おさ歯(27/28)を、ばね圧下でキャリア内に配置し、キャリア(1x)の後ろ側から部分的に出すことができ、それによりプレート(25a)上の指定された上昇点を超えて進むときに往復運動される。
3D製織および一軸ヌービング・プロセスの垂直および水平方向でキャリア(1y)の代わりに複数のレピアを採用することができるので、図15に示されるようにおさ歯(27/28)を、レピア・システム(39)のヘッド/バンド(36/37)に同様に取り付けることもできる。非往復おさ打ち作用は、前と同様である。ここで、図15に図示したレピア・ヘッド(36)は、たて糸/軸線方向ヤーン間にループまたは先端の形でヤーンを送ることによってよこ糸/結合ヤーンを挿入する手段である場合があることに言及しておく。したがって、ニット針を、ループの形でヤーンを挿入することができるレピアとして採用することもできる。また、レピア・ヘッド(36)の支持バンド(37)を、可撓性または剛性のタイプにすることができる。
同様に、ここで想像することができるように、図10を参照して前述した1つの回転軸線Yを有するタイプの1つまたは複数のヤーン・スプール(23)を搬送することができる様々なタイプのキャリア(22a〜22d)におさ歯(27/28)を取り付けることによって、たて糸/軸線方向ヤーン(25)間でのヤーン(45)のおさ打ちと編入れを同時に達成することもできる。図15(b)に、前述したヤーンの編入れとライン上でのおさ打ちとを同時に達成するためのキャリア(22)を形成するように前に示したキャリア(22b)に取り付けられたおさ歯(28)が例示されている。
また、手段(90)内にヤーンが存在しない場合にも、上述した非往復おさ打ち方法を適用することができることも明らかである。このおさ打ち手法は、水平または垂直セットのいくつかのよこ糸/結合ヤーンを組む必要がないが、組まれている他のセットのよこ糸/結合ヤーンのおさ打ちを実施しなければならない3D織物製造の場合に有用とである。例えば、管状および「H」、「T」などにプロフィルされた3D織物の製造である。
ここで、キャリア(1x)のポート(7)から出るヤーンをパッキン・セクション(27c/28c)に、またはその近傍に案内することができるように、図11に示されたおさ歯(27/28)を修正することができることに言及する。例えば、図11(c)に示されるように、ヤーン・ガイドを、パッキン・セクション(28c)に位置する開口(28d)内に設置することができる。このようにすると、編地の平面に、より近接してよこ糸/結合ヤーンを組むことができるようになる。ヤーンをパッキン・セクション(27c/28c)により近接させるための代替方法は、例えば、おさ歯ワイヤ(27)を採用する代わりに、ヤーンを導くように適切に位置する進入および退出ポートを有する管を有するものである。おさ歯(28)を使用するとき、閉鎖または開放チャネル(または溝)を、キャリア(1x)の開口(7)からパッキン・セクション(28c)にヤーン(45)を導くようにおさ歯に組み入れることができる。別法として、ヤーン(45)を、適切に位置するヤーン・ガイドを介して案内することによって、おさ歯(27/28)のパッキン・セクション(27c/28c)に案内することもできる。
前述したように、説明したヤーン供給手段(1x)は、3D製織および一軸ヌービング・プロセスのみのためのよこ糸/結合ヤーン・キャリアとみなすべきではない。そのようなカートリッジ(1x)は、空間要件が大きな円筒形パッケージの使用に制限を課す場合がある織物プロセスでの使用法を見出すこともできる。例えば、説明した特徴をもつキャリア(1x)を、適切な修正を加えて、いくつかの2Dおよび3D織物形成プロセスにヤーンを供給する大きなクリールの代わりに編組プロセスで使用することができる。編組プロセスでは、修正されたキャリア(1x)を、その軸線(8)が進行方向に垂直になるように直立または立った状態で進行させることができる。そのようなヤーン・キャリア(1x)を使用する追加の利点は、設置された電動機(20)に適切に通電することによって、供給されるヤーンの張力を制御することができることである。当然、そのような適用例では、案内ノーズ(18)を手段(1x)に取り付けなくてもよい。
上で使用され、示した様々なヤーン・キャリアによって取り扱うことができる用語「ヤーン」は、広く解釈すべきであり、例えば、特許請求の範囲に規定する発明から逸脱することなく、テープを含むことができる。そのように使用されるテープは、例えば、繊維材料、金属箔、ポリマー材料などからなる場合がある。
さらに、必要であれば、ヤーン・キャリア(1x)の基本構成を修正して、2つ以上の平行な回転軸線の周りにヤーンを備えるようにすることによって特定の適用例に適するようにことができる。1つのそのような構成が、図16に例示されており、ヤーン供給手段(50)は、3つの平行な回転軸線(X1、X2、およびX3)を有するように示されている。そのような手段(50)の動作原理はキャリア(1x)と同じであり、さらに説明する必要はない。そのようなヤーン供給手段(50)はおそらく、シャトルレス製織機械と共に使用するよこ糸測定、保管、および供給デバイスなどとしての適用を見出すことができる。手段(50)の輸送が関係せず、利用可能な比較的大きな空間が存在するこの特定の適用例に適するように、手段(1x)に関して提案される修正のいくつかを以下に挙げる。
(1)ケース(51)内に含まれるホイール(52)の1つを、電動機によって直接駆動することができる。
(2)必要なヤーン長さを下からの真空圧によってベルト上に保つことができるように、ベルト(53)に穿孔することができる。
(3)適切な接続により、ケース(51)の排出ポート(54)を吸引ポンプに接続することによって真空圧を生み出すことができる。
(4)ヤーンがヤーン供給手段(50)を出入りするように、2つのポート、すなわち1つの入口(55)と1つの出口(56)を提供することができる。
ここで、説明した手段(1x)では、フランジ付きベルト(15)に巻き付けられたヤーン(45)が軸線方向(すなわち軸線X1およびX2の方向)に排出されず、正弦方向(すなわち軸線X1およびX2に垂直な平面)に排出されることに言及する。その結果、引き出し中にヤーンに捩れが加わらない。また、ヤーンがケース(1a/1d)内に閉じ込められるので、ヤーンの汚染および損傷の危険が実質的になくなる。これらの点は、ヤーン供給手段(50)にも当てはまる。
キャリア(1x)の満足な実用的利用のために、いくつかの改良を加えることができる。例えば、所与の時間にフランジ付きベルト(15)に含まれるヤーン材料のタイプおよび量を知るために、ケース部(1aまたは1d)の適切な位置に窓を提供することができる。この窓はまた、ヤーンをフランジ付きベルト(15)に係合させて巻付けのためにラッチ止めすることができるように、ヤーン・ガイドを通して延びるヤーンの先導端にアクセスするのにも有用である。この窓を介して、ベルト(15)に残るヤーンの量を電子的に監視することもできる。別の改良は、所望の経路を介してヤーンを案内するためにキャリア(1x)の内側の適切な点にピンを設置することである。別の改良は、視覚的注意のために満/空、走行/停止などを表示するように、キャリア(1x)内部に電子システムを含むことである。さらに、感圧ピンの組込みを考慮することができ、それにより電動機(20)を、ヤーン張力の取得必要性に従って作動することができる。キャリア(1x)の簡単かつ迅速な組立ておよび分解のために、ケース(1)の適切なスリットに関連してばねクリップを使用することができる。図1に示される開口(6a〜6d)と同様に、キャリア(1x)の前壁(1cおよび1f)に開口を提供して、特定の状況に適するようにキャリアの前側からホイール(12)を駆動することができる。同じ目的で、前述した平坦端部型のヤーン・カートリッジの端面に開口を有することもできる。ヤーン・ガイドを受け取るための開口を、平坦端部型ヤーン・カートリッジの端面の一方に提供することもできる。また、開口(7)にヤーン・ガイドではなくローリング・ピンを含み、それによりヤーンの通過を安全にすることもできる。
本発明の好ましい実施形態についての前述の説明から、前に述べた全ての目的を実現可能であることが明らかである。
ここで、本発明の精神を逸脱することなく本発明の様々な詳細を変更または修正することができることが当業者に明らかであろう。
したがって、前述の説明は、本発明の基本的な概念を例示するものであり、頭記の列挙した特許請求の範囲を限定するものではない。
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カートリッジ・ケースの2つの半体の構成的特徴を示す図。 組み立てられたカートリッジ・ケースを示す図。 (a)〜(d)は、ホイール、軸受、それらのアセンブリ、およびカートリッジ内でのそれらの相対配置の特徴を示す図。 (a)および(b)は、フランジ付きべルトの構成的特徴およびホイールへの取付けを示す図。 ホイールおよびカートリッジとのフランジ付きベルトの相対構成を示す図。 (a)〜(c)は、前から見た図、3次元での図、およびカートリッジに関する位置として、案内ノーズの構成的特徴を示す図。 (a)〜(j)は、3D製織プロセスの1サイクルでの自己案内ヤーン・キャリアの順次進行を示す図。 (a)〜(i)は、一軸ヌービング・プロセスの1サイクルでの自己案内ヤーン・キャリアの順次進行を示す図。 (a)および(b)は、外部から回転させるための突出ホイール、および内部からホイールを回転させるための据付け電動機を備える自己案内ヤーン・キャリアの内側上面図。 (a)〜(d)は、スプールの回転軸線が案内ノーズの軸線に垂直または平行である場合があり、スプール・キャリアが1つまたは複数のそのようなスプールを搬送することができる、1つの回転軸線を有するヤーン・スプールを備える案内ノーズを使用することができる可能性と、案内ノーズ自体がスプールのキャリアとして働く可能性とを示す図。 (a)〜(c)は、カートリッジ状ヤーン・キャリアに取り付けることができるおさ打ちおさ歯の基本形態と、キャリアに取り付けられたおさ歯と、おさ歯の別の変形形態とを示す図。 カートリッジ状ヤーン・キャリアと、案内ノーズと、おさ打ちおさ歯とのアセンブリを示す図。 (a)および(b)〜(f)は、3D製織および一軸ヌービング・プロセスでの様々な要素の相対配置図、ならびに上から見た、ヤーンの編入れと非往復おさ打ちとの同時操作を示す図。 (a)および(b)〜(f)は、3D製織および一軸ヌービング・プロセスでの様々な要素の相対配置図、ならびに横から見た、ヤーンの編入れと非往復おさ打ちとの同時操作を示す図。 (a)および(b)は、ヤーンの編入れとおさ打ちとの同時操作を達成するためのレピア・ヘッドおよびスプール・キャリアへのおさ打ちリードおさ歯の取付けを示す図。 代替適用例で使用される、3つの平行な回転軸線を有するヤーン供給源の代替構成を示す図。

Claims (5)

  1. 3D織物を製造する方法であって、少なくとも1つのヤーン挿入手段(90;39;22)が、たて糸軸線方向ヤーン(25)を通してヤーン(45)を編むように操作され、また該ヤーン挿入手段は、たて糸軸線方向ヤーンの層の間にヤーンを配置するためにたて糸軸線方向ヤーンの層を通して往復的に横断するようになされている織物製造方法において、
    前記ヤーン挿入手段(90;39;22)が、横断するときに編地(29)に向かう方向に延びるおさ打ちおさ歯をさらに有し、該おさ打ちおさ歯が、最も遠くに延びた部分(27c;28c)に隣接する少なくとも1つの傾斜部(27b;28b)を有し、それによって前記ヤーン挿入手段が、おさ打ち操作を行うためにも使用可能であり、また
    前記ヤーンが、織物厚さ方向と織物幅方向の両方向に編まれており、織物厚さ方向に編まれたヤーン(45v)が、織物幅方向に少なくとも1つのヤーン挿入手段(90h;39;22)を横断させることによっておさ打ちされ、織物幅方向に編まれたヤーン(45h)が、織物厚さ方向に少なくとも1つのヤーン挿入手段(90v;39;22)を横断させることによっておさ打ちされる
    ことを特徴とする織物製造方法。
  2. 2以上のヤーン挿入手段(90;39;22)が使用され、各ヤーン挿入手段(90;39;22)が、少なくとも2方向のうちの一方向に操作される請求項1に記載の織物製造方法。
  3. 少なくとも一方向に操作されるヤーン挿入手段(90;39;22)が、少なくとも2つで一組になって操作される請求項2に記載の織物製造方法。
  4. 使用されるヤーン挿入手段がヤーン・キャリア(90;22)である請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の織物製造方法。
  5. 使用されるヤーン挿入手段がレピア・システム(39)である請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の織物製造方法。
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