JPH01280044A - 三次元織物の製造方法及びその装置 - Google Patents

三次元織物の製造方法及びその装置

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JPH01280044A
JPH01280044A JP10334388A JP10334388A JPH01280044A JP H01280044 A JPH01280044 A JP H01280044A JP 10334388 A JP10334388 A JP 10334388A JP 10334388 A JP10334388 A JP 10334388A JP H01280044 A JPH01280044 A JP H01280044A
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JP
Japan
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weft
rod
fabric
guide
ear
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Application number
JP10334388A
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English (en)
Inventor
Akiji Anahara
穴原 明司
Hiroshi Omori
大森 裕志
Masahiko Kanehara
雅彦 金原
Makoto Tsuzuki
誠 都築
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多数の経糸2を複数行、複数列に張設した経糸
1群の行及び列間に第1緯糸X及び第2緯糸yをそれぞ
れ緯糸挿入具により経糸2と直交する状態に挿入すると
ともにループを形成して折返すように織込む三次元#1
機における三次元織物の製造方法及びその装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、一般にこの種の三次元織機においては、経糸7群
内に挿入された緯糸x、yの各先端ループ部に耳糸を挿
入して緯糸x、yの経糸2群内からの抜は止めを図って
いる。又、三次元織物の強度を上げるには高密度に織成
する必要があり、高密度化を図るためには経糸2の間隔
を狭くする必要がある。ところが、緯糸挿入箇所におけ
る経糸2の配置間隔は、緯糸挿入具の経糸2群内での移
動時に緯糸挿入具が経糸2に接触するのを避けるため余
り狭くすることはできない。そこで、第13図に示すよ
うに、緯糸挿入箇所における経糸2の各行及び列の間隔
を三次元織物F内における間隔より広い状態に保持する
経糸ガイド61を設け、経糸ガイド61を通過した後に
経糸Zを織前位置において所望の密度の三次元織物F内
における経糸Zの配置間隔に絞るようにした装置が提案
されている。
又、米国特許4038440号明細書には経糸7群内に
緯入れされた緯糸x、yの先端ループ内に耳糸に代えて
ビンを挿入し、先端ループ部の抜は止めを図るようにし
たものが開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来装置においては三次元織物Fの織幅や、緯糸x
、y、経糸2の金糸の織物全体に対する割合は緯糸×、
y、経糸2及び耳糸の張力バランス、経糸Zの絞り角、
織物の引上げピッチの調整等によって左右されるため、
コントロールが難しいという問題がある。又、高密度化
を図るため経糸2群を織前位置に向けて絞る構成の織機
においては、緯糸x、yに張力をかけて緯糸x、yを引
き戻して先端ループを縮めることにより、耳糸が経糸2
群の外側にRnされた経糸lに沿って織前位置まで移動
されるとともに経糸2群が絞られる。ところが、経糸Z
は三次元織物Fの外層はどその拡がり角度が大きく、経
糸Zを外側へ拡げようとする力が強く作用する。そのた
め、三次元織物F内における経糸2の密度は外側はど高
くなり均一化されないという問題がある。
又、米国特許第4038440月明m書には単に緯糸x
、yの先端ループの扱は止め用として耳糸に代えてビン
を使用するという方法が開示されているのみである。
本発明は三次元織物の織幅の調整を容易にすることがで
き、三次元織物を構成する緯糸X、V及び経糸Zの3種
類の糸のX方向、y方向、2方向のピッチの比を所皐の
値に容易に設定することができしかも2方向のピッチを
x、y方向のピッチと同じかあるいはそれより小さくす
ることができる三次元織物の製造方法及びその装置を提
供することを目的としている。
(1題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため本発明においては、多数の経
糸Zを複数行、複数列に張設した経糸2群の行及び列間
に第1緯糸X及び第2緯糸yをそれぞれ緯糸挿入具によ
り経糸lと直交する状態に挿入するとともにループを形
成して折返すように織り込む三次元織機において、緯糸
挿入具による第1緯糸X及び第2緯糸yの挿入時に、織
前付近において各緯糸x、yの折返し部分のループに剛
性を有する耳ロッドをそれぞれ挿入するとともに織前位
置に案内し、少なくとも各緯糸x、yが織り込まれた跨
が所定段形成されるまで前記第1R糸×あるいは第2緯
糸yのループ内に挿入された各耳ロッドをそれぞれ織前
位置における配置状態を保持して織物の織幅を規制する
ようにした。
又、この発明の製造方法を実施する装置は織前近傍にお
ける織物の四隅部と対応する位置に設置され、前記緯糸
挿入具による第1緯糸X及び第2緯糸yの挿入時に、各
緯糸x、yの折返し部分のループ内に剛性を有する耳ロ
ッドを挿入するため、経糸7群の行及び列とそれぞれ直
交する方向に耳ロッドを発射する耳ロッド発射装置と、
前記各緯糸×、yのループ内に挿入された耳ロッドをそ
の間隔がそれぞれ織物の行方向及び列方向の織幅と等し
い値でかつ互いに平行状態を維持するように織前位置か
ら案内する4組のガイド通路と、前記耳ロッド発射装置
から発射され各緯糸×、yのループ内に挿入された耳ロ
ッドを受承するとともに該耳ロッドを前記ガイド通路の
端部まで導くガイド部とを媚えている。
又、耳ロッド発tA装置から発射され各緯糸X。
yのループ内に挿入された耳Oツドを所定の姿勢で確実
に移動させるため、前記各ガイド部を互いに対向して平
行に延びる一対のガイド溝から構成し、該ガイド溝と両
端部が係合した状態で移動する前記耳ロッドに対して少
なくとも2点以上で係合して耳ロッドの姿勢を経糸lと
直交する状態に規制する係合部を有するレバーを、前記
係合部が耳ロッドとの係合が開始される耳ロッド挿入位
置近傍と耳ロッドとの係合が解除される織前位置近傍と
の間を揺動するように回動可能に設けた規制装置を備え
てもよい。
(作用) 本発明の方法では、各緯糸x、■の折返し部分のループ
内に挿入された各耳ロッドの配置状態を変更することに
より織幅の設定が変更される。各耳ロッドは緯糸x、y
が織り込まれた層が所定段形成された後はその位置を規
制する必要はない。
又、緯糸x、Vに張力を加えて緯糸x、yのループを縮
める際、耳ロッドはその剛性により変形しないため、織
物の形状は耳ロッドの配置形状に保持される。
又、本発明の装置では、織前近傍において緯糸x、yの
折返しループ内に耳ロッド発射装置から耳ロッドが発射
され、発射された耳ロッドがガイド部で受承される。そ
して、ガイド部に受承された耳ロッドは緯糸x、yに張
力が加えられることにより、折返しループが織前に向か
って移動する際にガイド通路内で案内され、ガイド部に
沿って移動する。そして、織前位置から所定の間はガイ
ド通路に案内されて織物の行方向及び列方向の織幅と等
しい位置でかつ互いに平行状態を維持するように移動さ
れる。
又、規l1ll誼は係合部を有するレバーが、その係合
部が織前位置近傍と耳ロッド挿入位置近傍との間を往復
移動可能に揺動され、一対のガイド溝から構成されたガ
イド部に両端が支持された耳ロッドが耳ロッド挿入位置
から織前位置に向かって移動する際、常に係合部と係合
状態に保持されてその姿勢が織物の長手方向と直交する
状態に規制され、織前位置まで円滑に移動する。
(実施例1) 以下、本発明を具体化した一実施例を第1〜7図に従っ
て説明する。第2図に示すように多数の経糸ガイド管1
が三次元織物Fにおける経糸Zの間隔より大きな所定ピ
ッチで植設された綜絖2の上方には、緯糸挿入具3a、
3bによる第1緯糸X及び第2緯糸yの挿入時に各緯糸
x、yの折返し部分のループに剛性を有する耳ロッドを
挿入するとともにループ内に挿入された耳ロッドを織前
位置に案内し、少なくとも各緯糸x、yが織り込まれた
層が所定段形成されるまで各耳ロッドをそれぞれ織前位
置における配置間隔に保持して上方へ案内する作用をな
す耳処理・織幅規制装@4が配設されている。緯糸挿入
具3aは綜絖2の側方に配設されたシリンダ5の作用に
より前記経糸ガイド管1の各行間に進入する位置と、退
避した位置とに往復動されるようになっている。又、綜
絖2の後方には第2緯糸yを経糸2の列間に挿入する緯
糸挿入具3b  (第5図(b)に図示)が設けられて
いる。
綜絖2の両側斜め上方には三次元織物Fから緯糸挿入具
3a1.:連なる第1緯糸Xを保持するループホルダ6
を綜絖2の近傍位置と、織前と対応する位置とに移動配
置するループホルダ駆動装置8が配設されている。ルー
プホルダ駆動装置8は本願出願人が先に出願した特願昭
62−200342号に記載したものと同様な構成であ
り、モータ9により往復回動される駆動レバー10を含
む四節リンクを偏え、ループホルダ6はそれぞれ支持レ
バー11の先端に緯糸挿入具3aと直交する方向に固定
されたシリンダ12の作用により緯糸挿入具3aと直交
する方向へ往復動されるようになっている。又、綜絖2
の前後斜め上方位置には第211!糸y挿入用に同様な
構成のループホルダ駆動装置、ループホルダくいずれも
図示せず)が配設されている。
耳処理・織幅規制装@4は大きく分けて緯糸X。
yの折返し部分のループ内に挿入される耳ロッド13を
貯留する耳ロッド貯留マガジン14と、耳ロッド13を
各緯糸x、■のループの側方からループ内に発射する耳
ロッド発射装置15と、ループ内に挿入された耳ロッド
13をガイドする耳ロッドガイド部16とから構成され
ている。そして、ブロック17上に耳ロッド貯留マガジ
ン14、耳ロッド発射装@15及び耳ロッドガイド部1
6がユニット18として一体に組付けられ、4個のユニ
ット18が三次元織物Fの隅部と対応するとともに耳ロ
ッド発rA装置15が織前より若干下方となるようにに
1Bされている。耳ロッド発射装置15はブロック17
内に組込まれており、対応する緯糸挿入具3a、3bの
移動方向と直交する方向に延びる収容溝19を上面に有
するピストン20が、ブロック17に形成されたピスト
ン室21内に収容溝19と直交する方向に移動可能に収
容されている。ピストン室21の一端寄り両側にはブロ
ック17に形成された圧縮空気苗22に連通する通路2
3と、発射溝24とがピストン20の移動方向と直交す
る一直線上に位置するように形成されている。ピストン
室21の一端には空気空25が膨出形成され、該空気室
25と対向する側にはピストン20を空気室25側へ付
勢するばね26が固定されている。ピストン20はその
一端がばね26の固定されたピストン室21壁面と当接
する状態に配置された際、前記収容溝19が通路23及
び発射溝24と連通ずるように形成されている。そして
、ピストン20は待機状態においては、ばね26の作用
によりその一端がビストーン室21の空気窄25側の壁
面と当接する位置に配置されるようになっている。
耳ロッド貯留マガジン14は上下方向に延びる状態でブ
ロック17の上面に固定され、耳ロッド13が一対の溝
14aに沿って多数水平状態で積層されるとともに満1
4aに沿って順次下降移動するように構成されている。
耳ロッド貯留マガジン14の下端と対応するブロック1
7には前記ピストン20が待機位置に配置された際その
収容溝19と連通状態となるスリット17aが形成され
、耳ロッド貯留マガジン14の耳ロッド13が順次収容
溝19へ供給されるようになっている。
三次元織物Fが高密度化されて緯糸×、yの間隔が詰ま
った場合には織成後置0ツド13を緯糸ループ内から抜
いても織物の形状は所定形状に保持されるため、耳ロッ
ド13を織成後に除去することが可能となる。従って、
耳ロッド13の材質は炭素繊維強化プラスチックや炭素
繊維/′炭素マトリックス複合材等必ずしも緯糸x、y
及び経糸lと同質のものに限定されず、織成作業時に折
損、変形を生じないような剛性及びじん性を有していれ
ばよく、ステンレス、木、樹脂など他の材質でも良い。
耳ロッドガイド部16を構成するガイドブロック27は
前記4個のブロック17の隅部にボルト27aにより固
定され、各ガイドブロック27の隣接する壁面には、各
緯糸x、yのループ内に挿入された耳ロッド13をその
間隔がそれぞれ三次元織物Fの行方向及び列方向の織幅
と等しい値でかつ平行状態を維持するように織前位置か
ら所定距離の間案内するためのガイド通路28.29が
それぞれ互いに直交する状態で上下方向に延びる状態に
形成されている。又、各ガイド通路28゜29の下方に
は前記耳ロッド発射装置15から発射される各緯糸×、
yのループ内に挿入された耳ロッドを受承するとともに
、該耳ロッド13を前記ガイド通路28.29の端部ま
で導くガイド部としてのガイド溝30,31が前記耳ロ
ッド発射装置15の発射溝24と対応する位置に形成さ
れた受承部30a、31aからガイド通路28゜29の
下端に向かって延びるように形成されている。
各ユニット18の間には前記ガイド溝30゜31に両端
部が係合した状態で移動する耳ロッド13が円滑に織前
位置まで移動するように、その姿勢を水平状態に規υ1
する規制装置32が、第4図に示すように4箇所(第1
図では1個のみ図示)にそれぞれ配設されている。規制
袋@32はほぼ四角柱状に形成された支持ブロック33
がボルト34により前記ユニット18に固定され、その
下部両側に段差部35が形成されている。支持ブロック
33にはその両端が段差部35に突出する状態で支軸3
6が固定され、該支軸36の突出端には一対の規制レバ
ー37が回動可能に支持されている。両規制レバー37
はその先端の係合部37aがガイド溝30.31に支承
された耳ロッド13と係合し、亘ロッド13が$l前近
1労まで移動した際に耳ロッド13との係合が解除され
るように形成されている。一対の規υルバー37はその
基端において連結ビン38により連結されるとともに、
支持ブロック33に突設された掛止ビン39と、連結ビ
ン38間に張設された引張りばね40とにより係合部3
7aがガイド溝30.31の下端へ向かう方向(第6,
7図の時計方向)に回動付勢されている。そして、規制
レバー37の上面が段差部35と係合することによりそ
の回動が規制され、係合部37aがガイド溝30.31
の下端近傍位置に配置された状態に保持されるようにな
っている。
なお、各ブロック17の対向する隅部には第3゜4図に
示すように、ループホルダにより緯糸X。
■を織前位置まで上昇移動させる際に、緯糸X。
■がブロック17と接触するのを防止する緯糸ガイド1
7bが固定されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。第
1緯糸X及び第2緯糸yの緯入れ作業は同様のため第1
緯糸真について説明すると、第5図(a)、(b)に示
すように、緯糸挿入具3aにより経糸2の各行間に挿入
された第1緯糸Xがループホルダ6により保持されると
ともに、織前近傍に移動配置された状態で当該ループホ
ルダ6と対応する耳Oツド発射装胃15の空気室25に
図示しない圧縮空気供給源から圧縮空気が供給される。
空気室25に圧縮空気が供給されると、ピストン20が
ばね26の力に抗して移動され、収容溝19が通路23
及び発射溝24と対応する位置に移動配置される。続い
て空気室22から通路23を経て圧縮空気が供給され、
収容溝19内に収容されている耳ロッド13が発射11
I24から発射される。発射@24から発射された耳ロ
ッド13は対向する位置にあるガイド溝30の受承部3
0aにその一端が係合するとともに他端がガイド溝31
の受承部31aと係合する状Bで停止する。耳Oツド1
3が両方イド溝30.31内に支承されたことが図示し
ないセンサにより検知されると、空気室25への圧縮空
気の供給が断たれてピストン20はばね26の作用によ
りその収容溝19がスリット17aと対応する元の位置
に移動され、スリット17aから収容溝19内に耳ロッ
ド13が1本供給される。
次にループホルダ6による第1緯糸Xのループの保持が
解除された後、第1緯糸Xが引戻されて折返しループが
織物側に引込まれる。折返しループが織物側に引込まれ
る途中でガイド溝30゜31間に支承された耳ロッド1
3と第1緯糸Xとが係合し、第1緯糸×の引戻しに伴い
耳ロッド13はガイド溝30.31に沿ってm前に向か
って移動する。ガイド溝30.31に沿って移動する際
、耳ロッド13は規制レバー37の係合部37aに当接
して引張りばね40の作用によりその両端付近において
所定の力で下方へ付勢される。
従って、耳ロッド13は第11!糸×の引戻しに伴い規
制レバー37の係合部37aと係合した状態でその姿勢
が水平に保持されて[1付近まで移動される。耳ロッド
13が織前付近まで移動すると、第7図に示すように耳
ロッド13と係合部37aとの係合が解除されて耳ロッ
ド13がガイド通路28の下端に配置されるとともに、
規制レバー37は引張りばね40の作用により第6図に
示す元の位置に復帰する。以下同様にして経糸7群の行
及び列内に緯糸×、yが挿入される際に、各緯糸X、l
/の折返しループ内に耳ロッド発射装置15から耳ロッ
ド13が発射されて挿入されるとともに、緯糸×、yの
引戻しによりガイド溝30゜31を通って耳ロッド13
がガイド通路28゜29の下t’atM前位置へと移動
されて順次三次元織物Fが織成される。そして、三次元
織物Fは織成の進行に伴い徐々に上方へ引き上げられる
。ガイド通路28.29内に導かれた耳ロッド13は三
次元織物Fの織幅を一定に保つためしばらくはガイド通
路28.29に規制された状態で移動する。
各緯糸x、yが織込まれた層が所定段形成されると三次
元織物Fの形状は安定するため、その後は耳ロッド13
の間隔を規制する必要はないので、ガイド通路28.2
9の長さはあまり長くなくともよい。
三次元織物Fの織幅の変更は収容溝19の長さの範囲内
で4個の耳ロッドガイド部16の間隔と耳ロッド13の
長さを代えることにより確実に設定でき、耳ロッドガイ
ド部16の間隔の変更は各ユニット18を三次元織物F
の対角線方向に移動することにより行われる。又、緯糸
x、■を経糸2の長手方向(z方向)に、より高密度化
を図るために、耳ロッド13を織前位置まで移動させた
後筬打ちを行うようにしてもよい。
次に規制装置32の別個を第8図に従って説明する。こ
の実施例では係合部37aで耳0ツド13を挾持するよ
うに規制レバー37の先端が二叉状に形成されるととも
に、規制レバー37が待機位置に配置された状態におい
て係合部37aが耳ロッド発射装置15の発射溝24と
対向する位置に配置されるようになっている点が前記実
施例の装置と異なっている。従って、この実施例の装置
では耳Oツド13は規制レバー37の係合部37aに挾
持された状態でガイド溝30.31に沿って移動するた
め、より確実に織前位置まで移動される。
次に別の規制装置を第9図に従って説明する。
前記両実施例の規υ1装置32は規制レバー37を耳ロ
ッド13が緯糸x、yの引戻しにより移動される際に耳
ロッド13の移動と共に消極的に回動される構成とした
のに対し、この実施例の規制装置32は規制レバー37
を積極的に駆動するようにした点が大きく異なっている
。すなわち、ユニット18間に固定された支軸36に対
して規制レバー37が回動可能に支持されるとともに、
規制レバー37の基端がエアシリンダ41のピストンロ
ッド41aに連結され、ピストンロッド41aが没入状
態では規制レバー37が待機位置に配置され、ピストン
ロッド41aが突出すると係合部37aが織前近傍位置
に移動配置されるようになっている。この規制装置32
では緯糸×、yの折返しループ内に耳ロッド発射装置1
5から発射された耳Oツド13が挿入された後、エアシ
リンダ41の作動により規制レバー37が回動されて耳
ロッド13を織前位置まで移動させる。そして、緯糸x
、yの引戻しにより折返しループが織前位置まで引戻さ
れて耳ロッド13が三次元織物Fに織込まれた後、エア
シリンダ41のピストンロッド41aが没入作動されて
係合部37aと耳ロッド13との係合が解除される。従
って、耳Oツド13は緯糸x、yの張力と無関係に移動
されるため、より確実に織前位置まで移動される。
次に耳ロッド13の供給方法の変更例を第10図に従っ
て説明する。前記実施例では耳ロッド貯留マガジン14
に予め所定長さに形成された耳ロッド13が多数貯留さ
れ、順次耳ロッド発射装置15に供給される構成であっ
たが、この実施例では第10図に示すように耳ロッド1
3を連続した巻線42として供給するとともに、送り出
しローラ43により所定長さずつ送り出した後カッタ4
4で切断し、レバー45により耳ロッド発射装M2Sに
供給する。この構成の場合には耳ロッド13を予めマガ
ジンに貯留する必要がなく、織幅の変更に対して耳ロッ
ド13の長さの変更を容易に行うことができる。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではなく
、例えば耳ロッド発射装置として圧縮空気を使用して耳
ロッド13を発射する代わりに、第11図に示すように
エアシリンダ46により作動されるピストン47を用い
て耳ロッド13を収容溝19から押出すようにしてもよ
い。このように構成した場合にはエアシリンダ46にセ
ンサを設けることにより耳ロッド13の発射の有無が確
認できる。又、第12図に示すようにロータリソレノイ
ド48等により駆動されるレバー49により耳ロッド1
3を発射するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したように本発明によれば、緯糸X。
yの折返しループ内に織前付近において剛性を有する耳
ロッドが挿入されるとともに該耳ロッドにより三次元織
物の織幅が規制されるため、織幅が耳ロッドの織前にお
ける配置により設定されるため織幅の変更が容易となる
。又、緯糸x、yをZ方向に詰めるのが容易となるため
、2方向のピッチを任意に設定することが可能となり、
2方向のピッチをX、1/方向のピッチ以下にすること
も可能となる。
又、規制装置を設けた場合には緯糸x、yの折返しルー
プ内に挿入された耳ロッドが織前位置まで確実に移動さ
れ、織物品質の不良、機台停止が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明を具体化した一実施例を示すもので
あって第1図は要部概略斜視図、第2図は三次元11機
の概略正面図、第3図は耳ロッド発射装置及び耳ロント
ガイド部の分解斜視図、第4図は規制装置の配置を示す
平面図、第5図(a)。 (b )は緯入時のループホルダの作用を示す概略図、
第6,7図は規制装置の作用を示す側面図、第8図は規
制装置の別例を示す側面図、第9図は規υ1装置の他の
別例を示す側面図、第10図は耳ロッド供給装置の別例
を示す概略図、第11゜12図は耳Oツド発射装置の変
更例を示す概略図、第13図は従来装置の概略図である
。 緯糸挿入具3、耳処理・織幅規制袋W14、耳ロッド1
3、耳ロッド貯留マガジン14、耳ロッド発射装置15
、耳ロッドガイド部16、ガイド通路28,29、ガイ
ド溝30.31、規制装置32、規制レバー37、係合
部37a、第1緯糸X、第2緯糸y、経糸11三次元織
物F0特許出願人   株式会社 豊田自動織機製作所
代 理 人   痒理士  恩1)博宣^ 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多数の経糸(z)を複数行、複数列に張設した経糸
    (z)群の行及び列間に第1緯糸(x)及び第2緯糸(
    y)をそれぞれ緯糸挿入具により経糸(z)と直交する
    状態に挿入するとともにループを形成して折返すように
    織り込む三次元織機において、 緯糸挿入具による第1緯糸(x)及び第2緯糸(y)の
    挿入時に、織前付近において各緯糸(x、y)の折返し
    部分のループに剛性を有する耳ロッドをそれぞれ挿入す
    るとともに織前位置に案内し、少なくとも各緯糸(x、
    y)が織り込まれた層が所定段形成されるまで前記第1
    緯糸(x)あるいは第2緯糸(y)のループ内に挿入さ
    れた各耳ロッドをそれぞれ織前位置における配置状態を
    保持して織物の織幅を規制する三次元織物の製造方法。 2、多数の経糸(z)を複数行、複数列に張設した経糸
    (z)群の行及び列間に第1緯糸(x)及び第2緯糸(
    y)をそれぞれ緯糸挿入具により経糸(z)と直交する
    状態に挿入するとともにループを形成して折返すように
    織り込む三次元織機において、 織前近傍における織物の四隅部と対応する位置に設置さ
    れ、前記緯糸挿入具による第1緯糸(x)及び第2緯糸
    (y)の挿入時に、各緯糸(x、y)の折返し部分のル
    ープ内に剛性を有する耳ロッドを挿入するため、経糸(
    2)群の行及び列とそれぞれ直交する方向に耳ロッドを
    発射する耳ロッド発射装置と、 前記各緯糸(x、y)のループ内に挿入された耳ロッド
    をそれぞれ織物の行方向及び列方向の織幅と等しい値で
    かつ互いに平行状態を維持するように織前位置から案内
    する4組のガイド通路と、前記耳ロッド発射装置から発
    射され各緯糸(x、y)のループ内に挿入された耳ロッ
    ドを受承するとともに、該耳ロッドを前記ガイド通路の
    端部まで導くガイド部と を備えた三次元織機。 3、前記各ガイド部を互いに対向して平行に延びる1対
    のガイド溝から構成し、該ガイド溝と両端部が係合した
    状態で移動する前記耳ロッドに対して少なくとも2点以
    上で係合して耳ロッドの姿勢を織物の長手方向と直交す
    る状態に規制する係合部を有するレバーを、前記係合部
    が耳ロッドとの係合が開始される耳ロッド挿入位置近傍
    と耳ロッドとの係合が解除される織前位置近傍との間を
    揺動するように回動可能に設けた規制装置を備えた第2
    請求項に記載の三次元織機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009376B1 (ko) * 2008-06-20 2011-01-19 (주)청송기공 탄소섬유 입체직조기

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