JP5348782B2 - スライドスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、スライドスイッチに関する。
車両の室内灯等などでは、動作モード切り替えスイッチとして、スライドスイッチが使用されている。
これまで、上記スライドスイッチとして、ワイヤハーネスの複数の電線が圧接される電線配索部と、スライダの摺動により接続切り替えをする接点切替部とを、平面状に並べて配置する形態のものが各種提案されている(下記特許文献1,2参照)。
図11〜図14は、上記のように電線配索部と接点切替部とが平面状に並べて配置された形態のスライドスイッチの一例を示したものである。
このスライドスイッチ101は、スイッチケース103と、3個の電線接続端子104,105,106と、スイッチケース103に摺動可能に支持されるスライダ108と、スライダ108に装備される可動接片109と、を備えている。
スイッチケース103は、上方を開放した略箱形で、図12及び図13に示すように、4本の電線102a,102b,102c,102dを整列収容する電線配索部111と、スライダ108が組み込まれる接点切替部112と、を備えている。スイッチケース103は、電線配索部111と接点切替部112とを平面状に並べて配置した形態になっている。
電線配索部111の上部開口は、図12に示すように、スイッチケース103に着脱可能に係合する配索部カバー114により覆われる。また、接点切替部112の上部開口は、スイッチケース103に着脱可能に係合する接点部カバー115により覆われる。
それぞれの電線接続端子104,105,106は、金属板のプレス成形品で、図13に示すように、電線配索部111に配置される電線接続部104a,105a,106aと、これらの電線接続部104a,105a,106aの一端から垂直上方に延出する帯状板部104b,105b,106bと、帯状板部104b,105b,106bの上端から水平方向に延出する固定接点部104c,105c,106cと、を一体形成している。
電線接続部104a,105a,106aは、圧接刃により電線の外被を切断して電線導体に導通接続する圧接部である。
帯状板部104b,105b,106bは、スイッチケース103の電線配索部111と接点切替部112との間の隔壁113に沿って垂直上方に延びるように設けられている。
固定接点部104c,105c,106cは、図13に示すように、各帯状板部104b,105b,106bの上端部から接点切替部112に延出するように設けられている。各固定接点部104c,105c,106cは、スライダ108の可動接片109が摺接する接点部で、接点切替部112の長手方向(図13では、矢印X1方向)に一列に並んで配列されている。また、各固定接点部104c,105c,106cは、図14に示すように、下方(接点切替部112の内方)に向かって凸の球面状接点部Fcを有している。
それぞれの電線接続端子104,105,106は、帯状板部104b,105b,106bを隔壁113に設けられている係止溝113aに係合させて、スイッチケース103に固定されている。
スライダ108は、図14に示すように、前述の固定接点部104c,105c,106cの配列方向(図14の矢印X2方向)に沿って摺動可能に、接点切替部112内に装着されている。
スライダ108は、図14に示すように、その内部に、摺動時に節度を付与するためのボール121と、該ボール121を接点切替部112の底部の波形のカム面123に押圧するスプリング125と、上記の可動接片109と、を収容している。スライダ108の摺動時には、スプリング125の付勢力に抗してボール121がカム面123を乗り越えてカム面123の谷部に落ちる動作が、節度感を付与する。
可動接片109は、図14に示すように、スプリング125により固定接点部104c,105c,106c側に付勢されている。可動接片109は、スライダ108の移動位置に応じて、隣接する2つの球面状接点部Fcを短絡接続する。
特開2002−218635号公報 特開2006−62640号公報
ところが、上記のスライドスイッチ101は、図12及び図13に示すように、電線配索部111と接点切替部112とが平面状に並べて配置されているため、平面視での寸法が大きくなり、設置時に大きな設置スペースが必要となるという問題があった。
また、電線接続端子104,105,106や、スイッチケース103等の部品が大型化し、スイッチの重量化を招くという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、設置スペースを低減させると同時に、部品の小型化により軽量化を図ることができるスライドスイッチを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)複数の電線を整列収容する電線配索部が備えられたスイッチケースと、前記電線配索部の電線に導通接続される電線接続部と該電線接続部に一体形成された固定接点部とを備えて前記スイッチケースに固定される複数の電線接続端子と、前記スイッチケース上の複数の前記固定接点部の配列方向に沿って摺動可能に前記スイッチケースに支持されるスライダと、前記スライダの摺動に伴って短絡接続する固定接点部が変わるように前記スライダに装備される可動接片と、を備えたスライドスイッチであって、
前記電線接続端子は、前記電線配索部に収容されている電線の上を前記固定接点部が覆う形態で前記電線配索部に固定され、
前記スライダは、前記可動接片が前記固定接点部の上に重なるように、前記電線配索部の上に摺動可能に支持されていることを特徴とするスライドスイッチ。
(2)前記可動接片が前記電線接続端子に圧接されている電線に接触しないように、前記可動接片の摺動位置を設定していることを特徴とする上記(1)に記載のスライドスイッチ。
(3)前記電線配索部が電線を整列収容する電線収容溝を備えると共に、該電線収容溝は、溝の深さが前記電線の外径よりも大きく設定され、前記電線を溝内に没した状態に収容し、
前記可動接片は、前記電線収容溝を画成する溝形壁の上端面によって、前記電線側への移動が規制されることを特徴とする上記(2)に記載のスライドスイッチ。
(4)前記電線接続端子は、電線の長手方向に離間して対向配置される一対の電線接続部と、これらの一対の電線接続部の上端部を連結する前記固定接点部とで、側面視コ字状を呈することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか一つに記載のスライドスイッチ。
上記(1)の構成によれば、電線接続端子の固定接点部は、スイッチケースの電線配索部に収容されている電線の上に配置され、更に、固定接点部の上にスライダ上の可動接片が重なる。即ち、ワイヤハーネスの複数の電線が圧接される電線配索部と、スライダの摺動により接続切り替えをする接点切替部とが上下に重なって配置された形態に構成されているため、平面視での寸法が縮減される。従って、設置スペースを低減させることができる。
また、電線配索部と接点切替部とを上下に重ねて配置したことで、電線接続端子等の部品の小型化を図ることができ、部品の小型化によりスライドスイッチの小型化・軽量化を図ることができる。
また、スライドスイッチが小型化されることによって、当該スライドスイッチを組み付けるワイヤハーネスの配索性を向上させることができる。
上記(2)の構成によれば、スライド操作時にスライダ上の可動接片が電線に接触しないため、可動接片の擦れによる電線外被の摩滅を防止することができ、スライドスイッチの動作信頼性及び耐久性を向上させることができる。
上記(3)の構成によれば、可動接片の移動位置は、電線収容溝を画成する溝形壁の上端面によって、電線収容溝内の電線に接触しない位置に確実に位置規制することができる。また、電線を位置決めする電線収容溝を画成する溝形壁が、可動接片の移動位置の規制にも兼用される構造で、可動接片の移動位置の規制のために専用のガイド機構等が不要なため、スイッチケースの構造の複雑化を防止することもできる。
上記(4)の構成によれば、電線接続端子は、例えば、固定接点部の両端に位置する一対の電線接続部を電線収容溝の溝形壁間に嵌合させることで、簡単に安定した姿勢で電線収容溝に固定することができ、電線接続端子のスイッチケースへの固定作業を簡単にすることができ、スライドスイッチの組立性を向上させることができる。
本発明によるスライドスイッチによれば、ワイヤハーネスの複数の電線が圧接される電線配索部と、スライダの摺動により接続切り替えをする接点切替部とが上下に重なって配置された形態に構成されているため、平面視での寸法が縮減される。従って、設置スペースを低減させることができる。
また、電線配索部と接点切替部とを上下に重ねて配置したことで、電線接続端子等の部品の小型化を図ることができ、部品の小型化によりスライドスイッチの小型化・軽量化を図ることができる。
また、スライドスイッチが小型化されることによって、当該スライドスイッチを組み付けるワイヤハーネスの配索性を向上させることができる。
本発明に係るスライドスイッチが組み込まれる車載用照明具の一実施形態の正面側からの斜視図である。 図1に示した車載用照明具の裏面図である。 図2に示したスライドスイッチのB−B断面図である。 図3のC−C矢視図である。 図4に示したスイッチケースの電線配索部の平面図である。 図5に示した電線配索部に収容されるワイヤハーネスの複数の電線とこれらの電線に接続される電線接続端子の斜視図である。 図2に示したスライドスイッチに使用されているスライダ組立体の平面図である。 図7のD−D断面図である。 図7に示したスライダ組立体の分解斜視図である。 図2に示したスライドスイッチにおいて、スライダの可動接片によって短絡接続される固定接点部をスライダの移動位置毎に示した平面図である。 従来のスライドスイッチの外観斜視図である。 図11に示したスライドスイッチの電線配索部の分解斜視図である。 図11のスライドスイッチの配索部カバー及び接点部カバーを取り外した状態の平面図である。 図13のA−A断面図である。
以下、本発明に係るスライドスイッチの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るスライドスイッチが組み込まれる車載用照明具の一実施形態の正面側からの斜視図、図2は図1に示した車載用照明具の裏面図、図3は図2に示したスライドスイッチのB−B断面図である。
図1及び図2に示した車載用照明具1は、車両の天井部に装着される室内灯である。この車載用照明具1の正面側(室内側)は、図1に示すように、内装用壁材のランプ装着窓に取り付けられる意匠枠であるベゼル3の内側に、プッシュスイッチ用の押下操作部4、投光用レンズ5、スライド操作用ノブ7を配置した意匠構造になっている。
押下操作部4及び投光用レンズ5は、車載用照明具1の正面の左右に対称的に配置されている。また、スライド操作用ノブ7は、車載用照明具1の正面の一側縁寄りに配置されている。
車載用照明具1の裏面側は、図2に示すように、左右対称に、照明機能部載置部8が設けられ、また、スライド操作用ノブ7の装備位置に対応して、スイッチ載置部9が設けられている。
左右のそれぞれの照明機能部載置部8には、ワイヤハーネスを構成する4本(複数本)の電線11a,11b,11c,11dに取り付けられた照明機能部13が装着される。
照明機能部13は、図2に示すように、照明機能部載置部8に着脱可能な機能部枠体14上に、車載用照明具1の正面側に配置された押下操作部4に対応するプッシュスイッチ15と、投光用レンズ5に光を照射するためのバルブ(ランプ)16と、を備えている。
スイッチ載置部9には、図2に示すように、一対の照明機能部13間でワイヤハーネスを構成する4本の電線11a,11b,11c,11dに組み付けられたスライドスイッチ21が装着される。
スライドスイッチ21は、図3及び図4に示すように、前述の4本の電線11a,11b,11c,11dを整列収容する電線配索部22が備えられたスイッチケース23と、スイッチケース23に固定される3個の電線接続端子24,25,26と、スイッチケース23に摺動可能に支持されるスライダ27と、スライダ27に装備される可動接片28と、を備えている。
スイッチケース23は、上記の電線配索部22を有した第1ケース部材31と、上記のスライダ27を収容して前記第1ケース部材31の上に連結される第2ケース部材33とを備えている。
第1ケース部材31の電線配索部22は、図4及び図5に示すように、上方を開放した空間で、各電線11a,11b,11c,11dの挿通位置に配置された電線収容溝35に各電線を収容することにより、各電線11a,11b,11c,11dを整列収容する。
本実施形態の場合、各電線収容溝35は、溝の深さが電線11a,11b,11c,11dの外径よりも大きく設定され、電線11a,11b,11c,11dを溝内に完全に没した状態に収容する。
第2ケース部材33は、図3に示すように、電線配索部22の上に、スライダ27を摺動可能に収容するスライダ収容空間37を画成する。第2ケース部材33の内底部(図3では、上部の内壁面)には、スライダ27の摺動時に節度感を付与するための波形のカム面38が形成されている。
スライダ27の具体的な構成、及び節度感を付与するための構成については、後で詳述する。
本実施形態の場合、3個の電線接続端子24,25,26は、同一構造である。各電線接続端子24,25,26は、電線配索部22に収容される電線に導通接続される電線接続部41と、該電線接続部41に一体形成された固定接点部43と、を備えている。本実施形態の場合、電線接続部41は、圧接刃により電線の外被を切断して電線導体に導通接続する圧接部である。
また、本実施形態の場合、各電線接続端子24,25,26は、図3及び図6に示すように、電線の長手方向に離間して対向配置される一対の電線接続部41と、これらの一対の電線接続部41の上端部を連結する固定接点部43とで、側面視コ字状を呈している。
本実施形態の場合、電線配索部22内には、図5に示すように、電線の挿通方向(図中の矢印X3方向)に位置をずらして、各電線接続端子24,25,26を設置する設置位置P1,P2,P3が設定されている。そのため、これらの設置位置P1,P2,P3に設置された3個の電線接続端子24,25,26は、側面視では、図3に示すように、電線の長さ方向(挿通方向)に沿って位置をずらして配列された状態になる。
本実施形態の場合、各電線接続端子24,25,26の設置位置P1,P2,P3の両端(電線挿通方向の両端)には、各電線接続端子24,25,26の一対の電線接続部41を電線の長さ方向から挟むように、溝形壁36が立設されている。各溝形壁36は、本来は、電線収容溝35を画成する壁部材である。しかし、上記の各設置位置P1,P2,P3を挟むように設けられた溝形壁36は、電線接続端子24,25,26が嵌合する隙間を画成していて、該隙間に挿入された電線接続端子24,25,26を電線配索部22に固定する端子係止部として機能する。
即ち、本実施形態では、各電線接続端子24,25,26は、電線収容溝35を形成している溝形壁36によって、電線配索部22に固定されている。
そして、各電線接続端子24,25,26の固定接点部43は、各電線接続端子24,25,26の設置位置P1,P2,P3に固定配列されている。
本実施形態の場合、電線接続端子24,25,26は、電線配索部22上に各電線11a,11b,11c,11dを整列収容させた後に、上記の設置位置P1,P2,P3に各電線接続端子24,25,26を押し込むことで、図3に示すように、電線配索部22に収容されている電線11a,11b,11c,11dの上を固定接点部43が覆う形態で、電線配索部22に固定される。
次に、スライダ27の具体的な構成、及び節度感を付与するための構成について説明する。
スライダ27は、図7に示すように、第2ケース部材33内に収容されるスライダ本体51と、該スライダ本体51の側面に一体形成されて第2ケース部材33の外部に突出するスライド操作部52とを備えている。
スライダ本体51は、図3に示すように、電線配索部22における固定接点部43の配列方向(図3の矢印X4方向)に沿って摺動可能に、第2ケース部材33のスライダ収容空間37に、収容・支持される。スライダ本体51の内部構造については、後で詳述する。
スライド操作部52は、第2ケース部材33内のスライダ本体51を移動操作するための取っ手で、図2に示すように、スイッチケース23の外部に突出して設けられている。このスライド操作部52は、スライドスイッチ21を車載用照明具1のスイッチ載置部9に組み付けた際に、車載用照明具1側のスライド操作用ノブ7に連結され、該スライド操作用ノブ7と一体に摺動可能になる。
次に、スライダ本体51の内部構造について説明する。
スライダ本体51は、図8及び図9に示すように、その内部に、摺動時に節度を付与するためのボール61と、該ボール61を第2ケース部材33の内底部の波形のカム面38に押圧するスプリング63と、上記の可動接片28と、を収容している。
可動接片28は、図8及び図9に示すように、電線配索部22に固定された3個の固定接点部43の内の隣接する2つに接触可能な長方形状の接点接触板部71と、この接点接触板部71の両端に延設された係止板部73とを備えて、側面視コ字状を呈している。
接点接触板部71の両端の係止板部73は、接点接触板部71と直交する方向に延出していて、先端側に係合部74が打ち出し形成されている。
可動接片28は、両端の係止板部73をスライダ本体51内に挿入し、接点接触板部71の裏面にスプリング63が当接するように、スライダ本体51に装着される。可動接片28は、スプリング63の付勢力で、固定接点部43に押圧接触させられる。
可動接片28は、両端の係止板部73がスライダ本体51内に挿入されると、図8に示すように、係合部74がスライダ本体51内の対向壁54に突設された係止部55に係合して、スライダ本体51に対して抜け止めされる。更に詳しく説明すると、本実施形態の場合、係止部55は、スライドスイッチ21の摺動時に可動接片28が電線の外被に接触しないように、接点接触板部71の固定接点部43側(電線側)への移動(最大突出量)を規制する。
更に、本実施形態では、図3に示したように、可動接片28は、各電線を没した状態に収容している電線収容溝35を画成する溝形壁36の上端面36aに当接して、上端面36aによって電線側への移動が規制される。
図8に示した係止部55と係合部74の係合によって可動接片28の位置を規制する第1の機構と、図3に示した溝形壁36の上端面36aによって可動接片28の位置を規制する第2の機構とは、いずれも、可動接片28が電線接続端子24,25,26に圧接されている電線に接触しないように、可動接片28の摺動位置を設定する手段である。
本実施形態のスライドスイッチ21は、上記の第1の機構及び第2の機構によって、図3に示すように、電線配索部22に整列収容される各電線11a,11b,11c,11dと可動接片28との間には、所定の隙間Sを確保することができ、スライダ27の摺動時に電線11a,11b,11c,11dに可動接片28が接触することを確実に防止することができる。
スライダ27は、スライダ本体51内にボール61及びスプリング63及び接点接触板部71を組み付けた図8のスライダ組立体に仕上げた後、図3に示すように、第2ケース部材33のスライダ収容空間37に組み付けられる。
そして、図3に示すように、スライダ組立体が組み付けられた第2ケース部材33は、可動接片28が固定接点部43に押圧される向きで、第1ケース部材31の上に連結される。
第1ケース部材31の上に第2ケース部材33を連結した図3の状態では、ワイヤハーネスの複数の電線11a,11b,11c,11dが圧接された電線配索部22の上に、スライダ27の摺動により接続切り替えをする接点切替部が重なった形態となっている。
言い換えると、スライダ27は、可動接片28が固定接点部43の上に重なるように、電線配索部22の上に摺動可能に支持されている。
図3に示した組立状態のスライドスイッチ21では、スライダ27の摺動時には、スプリング63の付勢力に抗してボール61がカム面38を乗り越えてカム面38の谷部に落ちる動作が、節度感を付与する。
以上に説明したスライドスイッチ21では、スライダ27の摺動に伴う可動接片28の移動によって、可動接片28により短絡接続される一対の固定接点部43が変わる。
図10はスライダ27の摺動に伴って短絡接続する一対の固定接点部43が変わる状態を示したものである。図10(a)は、スライダ27が図中の左端に位置しているときの接続状態で、可動接片28によって電線接続端子24と電線接続端子25とが短絡接続されている。図10(b)はスライダ27が図中の左端から右側に1節度分だけ摺動移動したときの接続状態で、可動接片28によって電線接続端子25と電線接続端子26とが短絡接続されている。図10(c)はスライダ27が図中の右端に摺動移動したときの接続状態で、可動接片28は、電線接続端子26にのみ接続されている。
以上に説明した一実施形態のスライドスイッチ21の場合、図3に示したように、電線接続端子24,25,26の固定接点部43は、スイッチケース23の電線配索部22に収容されている電線11a,11b,11c,11dの上に配置され、更に、固定接点部43の上にスライダ27上の可動接片28が重なる。
即ち、一実施形態のスライドスイッチ21の場合、ワイヤハーネスの複数の電線11a,11b,11c,11dが圧接される電線配索部22と、スライダ27の摺動により接続切り替えをする接点切替部とが上下に重なって配置された形態に構成されているため、電線配索部と接点切替部とが平面的に並ぶ従来のスライドスイッチと比較すると、平面視での寸法が縮減される。従って、設置スペースを低減させることができる。
また、電線配索部22と接点切替部とを上下に重ねて配置したことで、電線接続端子24,25,26等の部品の小型化を図ることができ、部品の小型化によりスライドスイッチの小型化・軽量化を図ることができる。
また、スライドスイッチが小型化されることによって、当該スライドスイッチを組み付けるワイヤハーネスの配索性を向上させることができる。
更に、以上に説明した一実施形態のスライドスイッチ21の場合、可動接片28が電線接続端子24,25,26に圧接されている電線に接触しないように、可動接片28の摺動位置を設定している
そのため、可動接片28の擦れによる電線外被の摩滅を防止することができ、スライドスイッチの動作信頼性及び耐久性を向上させることができる。
更に、以上に説明した一実施形態のスライドスイッチ21の場合、電線配索部22が電線を整列収容する電線収容溝35を備えると共に、該電線収容溝35は、溝の深さが電線の外径よりも大きく設定され、電線を溝内に没した状態に収容している。また、可動接片28は、電線収容溝35を画成する溝形壁36の上端面36aによって、電線側への移動が規制される。
そのため、可動接片28の移動位置は、電線収容溝35内の電線に接触しない位置に確実に位置規制することができる。また、電線収容溝35を画成する溝形壁36の上端面36aが、可動接片28の移動位置の規制にも兼用される構造で、可動接片28の移動位置の規制のために専用のガイド機構等が不要なため、スイッチケース23の構造の複雑化を防止することもできる。
更に、以上に説明した一実施形態のスライドスイッチ21の場合、電線接続端子24,25,26は、電線の長手方向に離間して対向配置される一対の電線接続部41,41と、これらの一対の電線接続部41,41の上端部を連結する固定接点部43とで、側面視コ字状を呈する。
そのため、電線接続端子24,25,26は、図3に示すように、固定接点部43の両端に位置する一対の電線接続部41,41を電線収容溝35の溝形壁36間に嵌合させることで、簡単に安定した姿勢で電線収容溝35に固定することができ、電線接続端子24,25,26のスイッチケース23への固定作業を簡単にすることができる。
また、以上に説明した一実施形態のスライドスイッチ21の場合、複数の電線接続端子24,25,26が、いずれも同一構造で済むため、電線接続端子の多種化を防止して、コスト低減を図ることができる。
なお、上記の一実施形態では、可動接片28が電線接続端子24,25,26に圧接されている電線11a,11b,11c,11dに接触しないように、可動接片28の摺動位置を設定する手段として、スライダ27側の係止部55と可動接片28側の係合部74の係合によって可動接片28の位置を規制する第1の機構と、電線配索部22の溝形壁36の上端面36aによって可動接片28の位置を規制する第2の機構とを装備した。しかし、いずれか一方の機構のみでも、電線接続端子に圧接されている電線に可動接片が接触しないように、可動接片の摺動位置を規制することが可能である。
更に、本発明のスライドスイッチは、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。また、前述した実施形態において例示した各部の材質,形状,寸法,形態,数量,配置箇所等は、本発明の目的を達成できるものであれば、任意であり、前述した各実施形態に限定されない。
1 車載用照明具
11a,11b,11c,11d 電線
21 スライドスイッチ
22 電線配索部
23 スイッチケース
24,25,26 電線接続端子
27 スライダ
28 可動接片
31 第1ケース部材
33 第2ケース部材
35 電線収容溝
36 溝形壁
36a 上端面
37 スライダ収容空間
38 カム面
41 電線接続部
43 固定接点部
51 スライダ本体
52 スライド操作部
54 対向壁
55 係止部
61 ボール
63 スプリング
71 接点接触板部
73 係止板部
74 係合部

Claims (4)

  1. 複数の電線を整列収容する電線配索部が備えられたスイッチケースと、前記電線配索部の電線に導通接続される電線接続部と該電線接続部に一体形成された固定接点部とを備えて前記スイッチケースに固定される複数の電線接続端子と、前記スイッチケース上の複数の前記固定接点部の配列方向に沿って摺動可能に前記スイッチケースに支持されるスライダと、前記スライダの摺動に伴って短絡接続する固定接点部が変わるように前記スライダに装備される可動接片と、を備えたスライドスイッチであって、
    前記電線接続端子は、前記電線配索部に収容されている電線の上を前記固定接点部が覆う形態で前記電線配索部に固定され、
    前記スライダは、前記可動接片が前記固定接点部の上に重なるように、前記電線配索部の上に摺動可能に支持されていることを特徴とするスライドスイッチ。
  2. 前記可動接片が前記電線接続端子に圧接されている電線に接触しないように、前記可動接片の摺動位置を設定していることを特徴とする請求項1に記載のスライドスイッチ。
  3. 前記電線配索部が電線を整列収容する電線収容溝を備えると共に、該電線収容溝は、溝の深さが前記電線の外径よりも大きく設定され、前記電線を溝内に没した状態に収容し、
    前記可動接片は、前記電線収容溝を画成する溝形壁の上端面によって、前記電線側への移動が規制されることを特徴とする請求項2に記載のスライドスイッチ。
  4. 前記電線接続端子は、電線の長手方向に離間して対向配置される一対の電線接続部と、これらの一対の電線接続部の上端部を連結する前記固定接点部とで、側面視コ字状を呈することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のスライドスイッチ。
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