JP5348200B2 - 通信管理装置および車載無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されて集中制御型無線通信機能およびアドホック無線通信機能の少なくとも一方を備える車載無線通信装置との通信を管理する技術に関する。
車車間通信が可能な通信範囲内を走行している複数の車両で車群を形成して、この車群を形成する車両の中から所定の方法を用いて代表車両(以下、親車両という)を決定し、親車両が、車群を形成する他車両から車車間通信により収集した情報を、情報収集センタへ送信するという技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。これにより、複数の車両が自車両に関する情報をそれぞれ個別に情報収集センタへ送信するよりも、車両情報収集システム全体の通信コストを削減することができる。
特開2008−27011号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、車群を形成する車両と通信することができない車両(以下、車群間通信不能車両という)が、上記車群により形成される通信範囲内で走行していたとしても、情報収集センタは、この車群間通信不能車両に関する情報を収集することができない。つまり、情報収集対象領域内を走行する車両に関する情報を情報収集センタが十分に収集することができないという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、情報収集対象領域内を走行する車両に関する情報の収集において、収集すべき情報の欠落を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の通信管理装置は、車両に搭載されて、集中制御型無線通信機能とアドホック無線通信機能とを備える第1車載無線通信装置と、車両に搭載されて、集中制御型無線通信機能を備えるとともにアドホック無線通信機能を備えていない第2車載無線通信装置と、集中制御型無線通信機能により第1車載無線通信装置および第2車載無線通信装置との間で通信可能に構成され、第1車載無線通信装置および第2車載無線通信装置との間の無線通信を管理する通信管理装置とを備えた無線通信システムで使用される通信管理装置である。
また、第1車載無線通信装置は、アドホック無線通信機能により、他の車両に搭載されてアドホック無線通信機能を備えた車載無線通信装置との間で、少なくとも、当該車載無線通信装置が搭載されている車両である自車両を識別するための識別情報を含む車両情報を互いに送受信するとともに、自車両の車両情報と、アドホック無線通信機能により他車両から受信した車両情報とを集中制御型無線通信機能により通信管理装置へ送信するように構成され、第2車載無線通信装置は、自車両の車両情報を、集中制御型無線通信機能により通信管理装置へ送信するように構成されている。
そして、請求項1に記載の通信管理装置では、第1通信許可設定手段が、通信管理装置へ車両情報を送信した第1車載無線通信装置および第2車載無線通信装置のうち、通信管理装置へ送信する車両情報として自車両の車両情報のみを送信した装置を、通信管理装置との間での無線通信を許可する通信許可装置として設定する。
すなわち、集中制御型無線通信機能とアドホック無線通信機能を備えていても他車両との間でアドホック無線通信がなかった車載無線通信装置と、集中制御型無線通信機能を備えているがアドホック無線通信機能を備えていない車載無線通信装置とが、通信許可装置として設定される。
さらに、請求項1に記載の通信管理装置では、第2通信許可設定手段が、通信許可装置として設定されなかった第1車載無線通信装置のうち、通信許可装置から送信した車両情報とは異なる車両についての車両情報を送信した装置を、通信許可装置として設定する。
したがって、本発明の通信管理装置は、第1車載無線通信装置を搭載する車両の車両情報と、第2車載無線通信装置を搭載する車両の車両情報と、集中制御型無線通信機能を備えていないが第1車載無線通信装置との間でアドホック無線通信を行うことができる無線通信装置(以下、第3車載無線通信装置という)を搭載する車両の車両情報とを収集することができる。
つまり、本発明の通信管理装置は、第1車載無線通信装置を搭載した車両とアドホック無線通信を行うことができる車両だけではなく、アドホック無線通信機能を備えておらず他車両の車載無線通信装置と車群を形成することができない車載無線通信装置(すなわち、第2車載無線通信装置)を搭載した車両の車両情報も収集することができるため、集中制御型無線通信機能により通信管理装置と通信可能な領域(以下、集中制御型無線通信領域ともいう)内を走行する車両の車両情報の収集において、収集すべき車両情報の欠落を抑制することができる。
また、請求項1に記載の通信管理装置において、請求項2に記載のように、第2通信許可設定手段は、通信許可装置から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、最も多くの車両の車両情報を送信した装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
これにより、本発明の通信管理装置は、最も多くの車両の車両情報を送信した車載無線通信装置(以下、最多情報送信装置という)と異なる車両情報を送信していない車載無線通信装置を通信許可装置に設定する必要がなくなる。そして、最多情報送信装置が送信する車両情報の数が多くなるほど、通信許可装置に設定する必要がない車載無線通信装置の数が増える可能性が高まり、無線通信を行う車載無線通信装置の数を低減することができる。したがって、本発明の通信管理装置は、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、請求項1に記載の通信管理装置において、請求項3に記載のように、第2通信許可設定手段は、通信許可装置から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
なお、各車載無線通信装置の周波数帯域幅は、集中制御型無線通信の無線通信品質と通信情報量とに基づいて算出することができる。すなわち、無線通信品質が高いほど単位帯域幅で送信することができる情報量が多くなるために周波数帯域幅が小さくなり、集中制御型無線通信による通信情報量が多いほど周波数帯域幅が大きくなるという傾向に基づいて周波数帯域幅を算出することができる。
これにより、本発明の通信管理装置は、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、請求項1に記載の通信管理装置において、請求項4に記載のように、第2通信許可設定手段は、通信許可装置から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、搭載されている車両の移動速度が最も小さい装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
これにより、通信許可装置として設定した第1車載無線通信装置を搭載する車両が、短時間で集中制御型無線通信領域から外れてしまい、この第1車載無線通信装置を搭載する自車両の車両情報だけではなく、この第1車載無線通信装置がアドホック無線通信により取得した他車両の車両情報も、通信許可装置として設定してから短時間で取得できなくなってしまうという状況の発生を抑制することができる。移動速度が小さいほど、集中制御型無線通信領域内に存在する時間が長くなる可能性が高くなると考えられるからである。
また、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項5に記載のように、非重複領域抽出手段が、第1通信許可設定手段および第2通信許可設定手段により設定された通信許可装置のそれぞれについて、アドホック無線通信機能により通信可能な領域であるアドホック無線通信領域を推定し、アドホック無線通信領域と、集中制御型無線通信機能により通信管理装置と通信可能な領域である集中制御型無線通信領域とで重複していない領域を抽出し、第3通信許可設定手段が、通信許可装置として設定されなかった第1車載無線通信装置のうち、アドホック無線通信領域が、非重複領域抽出手段により抽出された領域である非アドホック無線通信領域と重複する装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置では、通信許可装置を搭載している車両が移動することによりアドホック無線通信領域が変化して、これまでに通信許可装置がアドホック無線通信を行うことができた車載無線通信装置と無線通信することができなくなった場合であっても、非重複領域抽出手段が、この無線通信することができなくなった車載無線通信装置が存在している領域を、アドホック無線通信領域と集中制御型無線通信領域とで重複していない領域(非アドホック無線通信領域)として抽出し、さらに、第3通信許可設定手段が、非アドホック無線通信領域と重複する装置を、新たに通信許可装置として設定する。これにより、本発明の通信管理装置によれば、通信許可装置を設定した後の車両移動に伴うアドホック無線通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、請求項5に記載の通信管理装置において、請求項6に記載のように、第3通信許可設定手段は、アドホック無線通信領域と非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、最も多くの車両についての車両情報を送信した装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、請求項2に記載の通信管理装置と同様の効果を奏することができる。
また、請求項5に記載の通信管理装置において、請求項7に記載のように、第3通信許可設定手段は、アドホック無線通信領域と非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、請求項3に記載の通信管理装置と同様の効果を奏することができる。
また、請求項5に記載の通信管理装置において、請求項8に記載のように、第3通信許可設定手段は、アドホック無線通信領域と非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、自車両の移動速度が最も小さい装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、請求項4に記載の通信管理装置と同様の効果を奏することができる。
また、請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項9に記載のように、非重複領域抽出手段は、通信許可装置が次に車両情報を送信する時点における非アドホック無線通信領域を抽出するようにしてもよい。
なお通信管理装置は、通信許可装置が次に車両情報を送信する時点における非アドホック無線通信領域を抽出するために、通信許可装置の送信タイミングと移動速度を示す情報を、例えば車両情報を受信することにより予め取得しておく必要がある。
このように構成された通信管理装置によれば、通信許可装置を搭載している車両が移動することによりアドホック無線通信領域が変化しても、通信許可装置が車両情報を送信する時点における非アドホック無線通信領域に基づいて新たに通信許可装置を設定することができる。これにより、本発明の通信管理装置によれば、通信許可装置を設定した後の車両移動に伴うアドホック無線通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項10に記載のように、非重複領域抽出手段は、第1通信許可設定手段により通信許可装置が設定された時点から予め設定された更新時間が経過すると非アドホック無線通信領域を抽出するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、通信許可装置を搭載している車両が移動することによりアドホック無線通信領域が変化しても、更新時間が経過すると、この時点における非アドホック無線通信領域に基づいて新たに通信許可装置を設定することができる。これにより、本発明の通信管理装置によれば、通信許可装置を設定した後の車両移動に伴うアドホック無線通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項11に記載のように、非重複領域抽出手段は、集中制御型無線通信機能による通信を停止する旨の通信停止通知情報を通信許可装置から受信したときに、通信許可装置のうち、通信停止通知情報を送信した通信許可装置を除外して非アドホック無線通信領域を抽出するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、集中制御型無線通信機能による通信を通信許可装置が停止することによって通信許可装置のアドホック無線通信領域が変化しても、通信許可装置の通信停止を考慮して新たに通信許可装置を設定することができる。これにより、本発明の通信管理装置によれば、通信許可装置の通信停止によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、請求項1〜請求項11の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項12に記載のように、禁止手段が、通信管理装置に車両情報を送信した車載無線通信装置の数が予め設定された設定判定数未満である場合に、第1通信許可設定手段の動作を禁止し、第4通信許可設定手段が、禁止手段が第1通信許可設定手段の動作を禁止した場合に、通信管理装置へ車両情報を送信した車載無線通信装置の全てを、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、通信管理装置に車両情報を送信する車載無線通信装置が少なく通信許可装置の数を減らしても通信リソースの削減効果が低い場合であっても通信許可装置を設定する処理を行ってしまうという状況の発生を抑制することができる。
また、請求項1〜請求項12の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項13に記載のように、第5通信許可設定手段が、第1通信許可設定手段により通信許可装置が設定された時点から予め設定された初期化時間が経過すると、通信管理装置に車両情報を送信した車載無線通信装置の全てを、通信許可装置として設定し、再設定手段が、第5通信許可設定手段が通信許可装置の設定を行った後に、第1通信許可設定手段および第2通信許可設定手段を再度動作させるようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、通信許可装置を搭載している車両が移動することによりアドホック無線通信領域が変化しても、初期化時間が経過すると、改めて集中制御型無線通信機能を有する全ての車載無線通信装置から車両情報を受信して、この車両情報に基づいて通信許可装置を再設定することができる。これにより、本発明の通信管理装置によれば、通信許可装置を設定した後の車両移動に伴うアドホック無線通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の通信管理装置において、請求項14に記載のように、第6通信許可設定手段が、通信許可装置として設定されなかった車載無線通信装置のうち、集中制御型無線通信機能により通信管理装置と通信可能な領域である集中制御型無線通信領域の境界付近に位置する装置を、通信許可装置として設定するようにしてもよい。
このように構成された通信管理装置によれば、集中制御型無線通信領域の境界付近を走行中の車両に搭載された車載無線通信装置が、当該通信管理装置の集中制御型無線通信領域を外れて、当該通信管理装置とは別の隣の通信管理装置による集中制御型無線通信領域内に進入しても、この隣の通信管理装置に車両情報を送信することができる。これにより、この隣の通信管理装置が、新たに集中制御型無線通信領域内に進入した車両の車両情報を収集できないという状況の発生を抑制することができる。
また、請求項15に記載の車載無線通信装置は、請求項1〜請求項14の何れか1項に記載の無線通信システムにおいて、第1車載無線通信装置または第2車載無線通信装置として使用される車載無線通信装置であって、送信設定処理が、通信許可装置として設定された旨を示す許可通知情報を通信管理装置から受信すると、通信管理装置への車両情報の送信を許可するとともに、通信許可装置として設定されていない旨を示す非許可通知情報を通信管理装置から受信すると、通信管理装置への車両情報の送信を禁止する。
このように構成された車載無線通信装置は、請求項1〜請求項14の何れか1項に記載の無線通信システムを構成する装置であり、請求項1〜請求項14に記載の通信管理装置と同様の効果を奏する。
また、請求項16に記載の車載無線通信装置は、請求項11に記載の無線通信システムにおいて、第1車載無線通信装置または第2車載無線通信装置として使用される車載無線通信装置であって、通信停止通知手段が、集中制御型無線通信機能による通信を停止する場合に、通信停止通知情報を通信管理装置へ送信する。
このように構成された車載無線通信装置は、請求項11に記載の無線通信システムを構成する装置であり、請求項11に記載の通信管理装置と同様の効果を奏する。
無線通信システム1の構成の概要を示す説明図である。 車載装置3,4,5の構成を示すブロック図である。 リソース管理サーバ6の構成を示すブロック図である。 親車両決定処理を示すフローチャートである。 親車両更新処理を示すフローチャートである。 電源停止時更新処理を示すフローチャートである。 許可情報送信処理を示すフローチャートである。 車両送信処理を示すフローチャートである。 親車両決定前後の集中制御型無線通信領域R1内の車両の状態を示す図である。 車両情報取得可能領域を示す図である。 第2実施形態の親車両更新処理を示すフローチャートである。 別の実施形態におけるリソース管理サーバ6の配置を示す図である。 別の実施形態における車両情報取得可能領域を示す図である。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態を図面とともに説明する。
図1は、無線通信システム1の構成の概要を示す説明図である。図2は、車載装置3,4,5の構成を示すブロック図である。図3は、リソース管理サーバ6の構成を示すブロック図である。
本実施形態の無線通信システム1は、図1に示すように、集中制御型無線通信(本実施形態では、携帯電話通信)を行うための集中制御型無線通信システム基地局2(以下、基地局2という)と、車両に搭載されて基地局2や他の車両との間で無線通信を行う車載装置3,4,5と、基地局2と有線ネットワークNWを介して接続されたリソース管理サーバ6とから構成されている。
図2に示すように、車載装置3は、車速センサ11、位置検出器12、車車間通信機13、集中制御型無線通信機14、および制御部15を備える。つまり車載装置3は、車車間通信と集中制御型無線通信の両方を行うことができる。
また車載装置4は、車速センサ11、位置検出器12、車車間通信機13、および制御部15を備える。つまり車載装置4は、車車間通信および集中制御型無線通信のうち車車間通信のみを行うことができる。
また車載装置5は、車速センサ11、位置検出器12、集中制御型無線通信機14、および制御部15を備える。つまり車載装置5は、車車間通信および集中制御型無線通信のうち集中制御型無線通信のみを行うことができる。
これのうち車速センサ11は、当該車速センサ11が搭載されている車両の速度を検出する。そして、車速センサ11の検出結果は制御部15に入力する。
また位置検出器12は、GPS衛星からの衛星信号を受信するGPS受信機、車輪の回転から自車の走行距離を検出する距離センサおよび方位センサ等のセンサ類の複数により構成され、これらセンサ類から得られる信号に基づき、自車の位置および進行方位を検出する。そして、位置検出器12による検出結果は制御部15に入力する。
また車車間通信機13は、他の車両に搭載された車車間通信機13との間でアドホック無線通信を行う。この車車間通信では、少なくとも、当該車載装置を搭載する車両(以下、自車両ともいう)を識別するための識別情報と、自車両の位置を示す車両位置情報と、自車両の移動速度を示す移動速度情報とから構成される車両情報を、他車両との間で送受信する。
また集中制御型無線通信機14は、基地局2を介して、リソース管理サーバ6との間で集中制御型無線通信を行う。なお、この集中制御型無線通信機14は、少なくとも、自車両の車両情報と、車車間通信により他車両から受信した車両情報(以下、他車両の車両情報ともいう)とから構成される自他車両情報をリソース管理サーバ6へ送信する。
また制御部15は、CPU21、ROM22およびRAM23を備え、ROM22が記憶するプログラムに基づく処理をCPU21が実行することにより、通信機13,14を制御する。
なお図1では、基地局2による集中制御型無線通信領域R1内に車載装置3,4,5がそれぞれ1台存在している場合を示しているが、通信領域R1内に車載装置3,4,5がそれぞれ複数台存在していてもよい。
さらにリソース管理サーバ6は、図3に示すように、基地局有線通信部31と制御部32を備える。これらのうち基地局有線通信部31は、有線ネットワークNWを介して基地局2との間で有線通信を行う。また制御部32は、CPU41、ROM42およびRAM43を備え、ROM42が記憶するプログラムに基づく処理をCPU41が実行することにより、基地局有線通信部31を制御する。
このように構成された無線通信システム1において、リソース管理サーバ6は、後述する親車両決定処理と親車両更新処理と電源停止時更新処理と許可情報送信処理を実行する。また、車載装置3,5(すなわち、集中制御型無線通信機14を備える車載装置)は、後述する車両送信処理を実行する。
まず、リソース管理サーバ6のCPU41が実行する親車両決定処理の手順を図4を用いて説明する。図4は親車両決定処理を示すフローチャートである。この親車両決定処理は、リソース管理サーバ6が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この親車両決定処理が実行されると、CPU41は、まずS10にて、親車両(後述)が決定されたか否かを示す親決定フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、親決定フラグF1がセットされている場合には(S10:YES)、親車両決定処理を一旦終了する。一方、親決定フラグF1がセットされていない場合には(S10:NO)、S20にて、集中制御型無線通信領域R1内に位置する全ての車載装置3,5から自他車両情報を受信する。なお、後述の車両送信処理で説明するように(図8を参照)、リソース管理サーバ6が親車両を決定していない状態では、集中制御型無線通信領域R1内の全ての車載装置3,5が自他車両情報を送信するように構成されている。
そしてS30にて、車載装置3,5が搭載された車両を広域無線搭載車両として、集中制御型無線通信領域R1内に位置する広域無線搭載車両の数を、S20で受信した自他車両情報に基づいて検出し、S40にて、検出した広域無線搭載車両数が予め設定された親車両決定判定値以上であるか否かを判断する。ここで、広域無線搭載車両数が親車両決定判定値以上である場合には(S40:YES)、S50にて、S20で受信した自他車両情報のうち、自車両の車両情報のみが含まれる自他車両情報を選択し、S60にて、S50で選択した自他車両情報を送信した車両を親車両として決定する。さらにS70にて、S20で受信した自他車両情報の中から、親車両から受信した自他車両情報に含まれない車両情報を選択する。
その後S80にて、S70にて選択された車両情報があるか否かを判断する。ここで、選択された車両情報がない場合には(S80:NO)、S150に移行する。一方、選択された車両情報がある場合には(S80:YES)、S90にて、S70にて選択された車両情報に対応する車両の中で、車両情報の数が最大となる自他車両情報を送信した車両を選択する。なお、S90で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS100にて、S90で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S100:YES)、S140にて、選択された車両を親車両として決定し、S70に移行して上述の処理を繰り返す。一方、選択された車両が1台でない場合には(S100:NO)、S110にて、S90で選択された複数台の車両のうち、集中制御型無線通信の無線通信品質と送信情報量とから、自他車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅を算出し、周波数帯域幅が最小となる車両を選択する。なお、無線通信品質が高いほど単位帯域幅で送信することができる情報量が多くなるために周波数帯域幅が小さくなり、送信情報量が多いほど周波数帯域幅が大きくなる。また、S110で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS120にて、S110で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S120:YES)、S140にて、選択された車両を親車両として決定し、S70に移行して上述の処理を繰り返す。一方、選択された車両が1台でない場合には(S120:NO)、S130にて、S110で選択された複数台の車両のうち、移動速度が最小となる車両を親車両として決定し、S70に移行して上述の処理を繰り返す。
そしてS150に移行すると、S60,S130,S140における親車両の決定に基づいて、S20で自他車両情報を受信した車両がそれぞれ親車両であるか否かを示す親車両リストを作成し、S170に移行する。
またS40にて、広域無線搭載車両数が親車両決定判定値未満である場合には(S40:NO)、S160にて、S20で自他車両情報を受信した車両の全てが親車両と設定される親車両リストを作成し、S170に移行する。
そしてS170に移行すると、S150またはS160で作成した親車両リストに基づいて、S20で自他車両情報を受信した全車両の中で、親車両と決定された車両に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を許可する送信許可情報を送信するとともに、親車両と決定されなかった車両(以下、非親車両ともいう)に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を禁止する送信禁止情報を送信し、S180にて、親決定フラグF1をセットし、親車両決定処理を一旦終了する。
次に、リソース管理サーバ6のCPU41が実行する親車両更新処理の手順を図5を用いて説明する。図5は親車両更新処理を示すフローチャートである。この親車両更新処理は、リソース管理サーバ6が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この親車両更新処理が実行されると、CPU41は、まずS210にて、親決定フラグF1がセットされているか否かを判断する。ここで、親決定フラグF1がセットされていない場合には(S210:NO)、親車両更新処理を一旦終了する。一方、親決定フラグF1がセットされている場合には(S210:YES)、S220にて、親車両による車車間通信領域(図9(b)の領域R11,R12を参照)を計算し、S230にて、基地局2による集中制御型無線通信領域R1内において、親車両の車車間通信領域ではない領域(以下、非車車間通信領域という)を抽出する。
そしてS240にて、S230での抽出結果に基づいて、非車車間通信領域があるか否かを判断する。ここで、非車車間通信領域がない場合には(S240:NO)、親車両更新処理を一旦終了する。一方、非車車間通信領域がある場合には(S240:YES)、S250にて、非車車間通信領域付近に位置する非親車両の車車間通信領域を計算し、さらにS260にて、S230で抽出された非車車間通信領域と、S250で算出された非親車両の車車間通信領域とに重複があるか否かを判断する。
ここで、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がない場合には(S260:NO)、親車両更新処理を一旦終了する。一方、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がある場合には(S260:YES)、S270にて、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がある非親車両の中で、車両情報の数が最大となる自他車両情報を送信した車両を選択する。なお、S270で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS280にて、S270で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S280:YES)、S320にて、選択された車両を親車両として決定し、S330に移行する。一方、選択された車両が1台でない場合には(S280:NO)、S290にて、S270で選択された複数台の車両のうち、集中制御型無線通信の無線通信品質と送信情報量とから、自他車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅を算出し、周波数帯域幅が最小となる車両を選択する。なお、S290で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS300にて、S290で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S300:YES)、S320にて、選択された車両を親車両として決定し、S330に移行する。一方、選択された車両が1台でない場合には(S300:NO)、S310にて、S290で選択された複数台の車両のうち、移動速度が最小となる車両を親車両として決定し、S330に移行する。
そしてS330に移行すると、S310,S320における親車両の決定に基づいて、親車両リストを作成する。
その後S340にて、S330で作成した親車両リストに基づいて、S20で自他車両情報を受信した全車両の中で、親車両と決定された車両に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を許可する送信許可情報を送信するとともに、親車両と決定されなかった車両(非親車両)に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を禁止する送信禁止情報を送信し、親車両更新処理を一旦終了する。
次に、リソース管理サーバ6のCPU41が実行する電源停止時更新処理の手順を図6を用いて説明する。図6は電源停止時更新処理を示すフローチャートである。この電源停止時更新処理は、リソース管理サーバ6が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この電源停止時更新処理が実行されると、CPU41は、まずS410にて、搭載されている車載装置への電源供給が停止されることを示す電源停止情報を親車両から受信したか否かを判断する。ここで、電源停止情報を親車両から受信していない場合には(S410:NO)、電源停止時更新処理を一旦終了する。一方、電源停止情報を親車両から受信した場合には(S410:YES)、S420にて、電源停止情報を送信した親車両(以下、電源停止親車両という)の車車間通信領域を計算し、S430にて、基地局2による集中制御型無線通信領域R1内において、電源停止親車両のために車車間通信領域でなくなる領域(非車車間通信領域)を抽出する。
そしてS440にて、S430での抽出結果に基づいて、非車車間通信領域があるか否かを判断する。ここで、非車車間通信領域がない場合には(S440:NO)、電源停止時更新処理を一旦終了する。一方、非車車間通信領域がある場合には(S440:YES)、S450にて、非車車間通信領域付近に位置する非親車両の車車間通信領域を計算し、さらにS460にて、S430で抽出された非車車間通信領域と、S450で算出された非親車両の車車間通信領域とに重複があるか否かを判断する。
ここで、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がない場合には(S460:NO)、電源停止時更新処理を一旦終了する。一方、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がある場合には(S460:YES)、S470にて、非車車間通信領域と車車間通信領域とに重複がある非親車両の中で、車両情報の数が最大となる自他車両情報を送信した車両を選択する。なお、S470で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS480にて、S470で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S480:YES)、S520にて、選択された車両を親車両として決定し、S530に移行する。一方、選択された車両が1台でない場合には(S480:NO)、S490にて、S470で選択された複数台の車両のうち、集中制御型無線通信の無線通信品質と送信情報量とから、自他車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅を算出し、周波数帯域幅が最小となる車両を選択する。なお、S490で選択される車両は、1台とは限らず、複数台の場合もある。
そしてS500にて、S490で選択された車両が1台であるか否かを判断する。ここで、選択された車両が1台である場合には(S500:YES)、S520にて、選択された車両を親車両として決定し、S530に移行する。一方、選択された車両が1台でない場合には(S500:NO)、S510にて、S490で選択された複数台の車両のうち、移動速度が最小となる車両を親車両として決定し、S530に移行する。
そしてS530に移行すると、S510,S520における親車両の決定に基づいて、親車両リストを作成する。
その後S540にて、S530で作成した親車両リストに基づいて、S20で自他車両情報を受信した全車両の中で、親車両と決定された車両に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を許可する送信許可情報を送信するとともに、親車両と決定されなかった車両(非親車両)に対しては、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信を禁止する送信禁止情報を送信し、電源停止時更新処理を一旦終了する。
次に、リソース管理サーバ6のCPU41が実行する許可情報送信処理の手順を図7を用いて説明する。図7は許可情報送信処理を示すフローチャートである。この許可情報送信処理は、リソース管理サーバ6が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この許可情報送信処理が実行されると、CPU41は、まずS610にて、親決定フラグF1がセットされた時点から予め設定された初期化時間が経過したか否かを判断する。ここで、初期化時間が経過していない場合には(S610:NO)、S640に移行する。
一方、初期化時間が経過した場合には(S610:YES)、S620にて、親車両リストに記載されている全車両へ送信許可情報を送信し、さらにS630にて、親決定フラグF1をクリアして、S640に移行する。
そしてS640に移行すると、集中制御型無線通信領域R1の境界付近に非親車両が存在しているか否かを判断する。ここで、集中制御型無線通信領域R1の境界付近に位置する非親車両が存在しない場合には(S640:NO)、許可情報送信処理を一旦終了する。一方、集中制御型無線通信領域R1の境界付近に非親車両が存在している場合には(S640:YES)、この非親車両に対して送信許可情報を送信し、許可情報送信処理を一旦終了する。
次に、車載装置3,5のCPU21が実行する車両送信処理の手順を図8を用いて説明する。図8は車両送信処理を示すフローチャートである。この車両送信処理は、車載装置3,5が起動している間に繰り返し実行される処理である。
この車両送信処理が実行されると、CPU21は、まずS710にて、リソース管理サーバ6から送信許可情報を受信したか否かを判断する。ここで、送信許可情報を受信した場合には(S710:YES)、S720にて、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信が許可されたか否かを示す送信許可フラグF11をセットして、S750に移行する。なお、車載装置3,5の電源投入時には送信許可フラグF11はクリアされている。
一方、送信許可情報を受信していない場合には(S710:NO)、S730にて、リソース管理サーバ6から送信禁止情報を受信したか否かを判断する。ここで、送信禁止情報を受信した場合には(S730:YES)、S740にて、リソース管理サーバ6への自他車両情報の送信が禁止されたか否かを示す送信禁止フラグF12をセットして、S750に移行する。一方、送信禁止情報を受信していない場合には(S730:NO)、S750に移行する。なお、車載装置3,5の電源投入時には送信禁止フラグF12はクリアされている。
そしてS750に移行すると、車載装置3,5の電源投入時であるか否かを判断する。ここで、電源投入時である場合には(S750:YES)、S760にて、自他車両情報をリソース管理サーバ6へ送信し、車両送信処理を一旦終了する。一方、電源投入時でない場合には(S750:NO)、S770にて、送信許可フラグF11がセットされているか否かを判断する。ここで、送信許可フラグF11がセットされている場合には(S770:YES)、S790に移行する。一方、送信許可フラグF11がセットされていない場合には(S770:NO)、S780にて、送信禁止フラグF12がセットされているか否かを判断する。
ここで、送信禁止フラグF12がセットされている場合には(S780:YES)、車両送信処理を一旦終了する。一方、送信禁止フラグF12がセットされている場合には(S780:YES)、S790に移行する。
そしてS790に移行すると、送信タイミングが到来したか否かを判断する。なお、本実施形態では、車載装置3,5は、予め設定された送信周期(本実施形態では例えば100ms)が経過する毎に、自他車両情報をリソース管理サーバ6へ送信するように構成されている。
ここで、送信タイミングが到来した場合には(S790:YES)、S760にて、自他車両情報をリソース管理サーバ6へ送信し、車両送信処理を一旦終了する。送信タイミングが到来していない場合には(S790:NO)、S800にて、車載装置3,5への電源供給が停止されるか否かを判断する。ここで、電源供給が停止されない場合には(S800:NO)、車両送信処理を一旦終了する。一方、電源供給が停止される場合には(S800:YES)、S810にて、電源停止情報をリソース管理サーバ6へ送信し、車両送信処理を一旦終了する。
次に、このように構成された無線通信システム1においてリソース管理サーバ6が親車両を決定する方法を図9を用いて説明する。図9は、親車両の決定前と決定後における集中制御型無線通信領域R1内の車両の状態を示す図である。
図9(a)に示すように、集中制御型無線通信領域R1内に10台の車両V1〜V10が存在している。これらのうち、車両V1,V2,V3,V4には、車載装置3(すなわち、車車間通信機13と集中制御型無線通信機14を備える車載装置)が搭載されている。また車両V5には、車載装置5(すなわち、集中制御型無線通信機14を備える車載装置)が搭載されている。また、車両V6,V7,V8,V9,V10には、車載装置4(すなわち、車車間通信機13を備える車載装置)が搭載されている。
そして、車両V1の車車間通信領域R11内には、車両V4,V6,V7,V8が存在している。また、車両V2の車車間通信領域R12内には、車両V3,V9,V10が存在している。また、車両V3の車車間通信領域R13内には、車両V2,V9,V10が存在している。また、車両V4の車車間通信領域R13内には、車両V5,V8が存在している。
まず、集中制御型無線通信機能を有する車両V1,V2,V3,V4,V5は、自他車両情報をリソース管理サーバ6へ送信する。なお、車両V1が送信した自他車両情報には、車両V1,V4,V6,V7,V8の車両情報が含まれている。また、車両V2と車両V3が送信した自他車両情報には、車両V2,V3,V9,V10の車両情報が含まれている。また、車両V4が送信した自他車両情報には、車両V4,V5,V8の車両情報が含まれている。また、車両V5が送信した自他車両情報には、車両V5の車両情報が含まれている。
そしてリソース管理サーバ6は、受信した自他車両情報のうち自車両の車両情報のみが含まれる自他車両情報を送信する車両である車両V5を親車両として決定する。
またリソース管理サーバ6は、親車両V5の自他車両情報に含まれていない車両情報を送信した車両として、車両V1,V2,V3,V4を選択する。ここで選択された車両は1台ではないので、リソース管理サーバ6は、車両V1,V2,V3,V4の中で、車両情報の数が最大となる自他車両情報を送信した車両である車両V1を親車両として決定する。
なお、この時点で、親車両V1,V5からの自他車両情報に含まれる車両情報は、車両V1,V4,V5,V6,V7,V8に対応するものであり、車両V1〜V10の全てを含んでいないため、さらに親車両を決定する処理を行う。
そしてリソース管理サーバ6は、親車両V1,V5の自他車両情報に含まれていない車両情報を送信した車両として、車両V2,V3を選択する。ここで選択された車両は1台ではないので、リソース管理サーバ6は、車両V2,V3の中で、車両情報の数が最大となる自他車両情報を送信した車両を選択する。しかし、車両V2と車両V3とで、自他車両情報に含まれる車両情報の数は同じである。
このためリソース管理サーバ6は、車両V2,V3のうち、周波数帯域幅が最小となる車両として車両V2を選択し、この車両V2を親車両として決定する。
なお、この時点で、図9(b)に示すように、親車両V1,V2,V5からの自他車両情報に含まれる車両情報は、車両V1〜V10の全てを含むため、親車両を決定する処理を終了する。
このように構成された無線通信システム1は、車両に搭載されて、集中制御型無線通信機能とアドホック無線通信機能とを備える車載装置3と、車両に搭載されて、集中制御型無線通信機能を備えるとともにアドホック無線通信機能を備えていない車載装置5と、集中制御型無線通信機能により車載装置3および車載装置5との間で通信可能に構成され、車載装置3および車載装置5との間の無線通信を管理するリソース管理サーバ6とを備えている。
また車載装置3は、アドホック無線通信機能により、他の車両に搭載されてアドホック無線通信機能を備えた車載装置との間で、少なくとも、当該車載装置が搭載されている車両である自車両を識別するための識別情報を含む車両情報を互いに送受信するとともに、自車両の車両情報と、アドホック無線通信機能により他車両から受信した車両情報とを集中制御型無線通信機能によりリソース管理サーバ6へ送信するように構成され、車載装置5は、自車両の車両情報を、集中制御型無線通信機能によりリソース管理サーバ6へ送信するように構成されている。
そしてリソース管理サーバ6では、リソース管理サーバ6へ自他車両情報を送信した車載装置3および車載装置5のうち、自車両の車両情報のみを送信した装置を、リソース管理サーバ6との間での無線通信を許可する親車両として設定する(S50,S60)。
さらにリソース管理サーバ6では、親車両として設定されなかった車載装置3のうち、親車両から送信した自他車両情報とは異なる車両についての車両情報を送信した装置を、親車両として設定する(S70〜S140)。
したがってリソース管理サーバ6は、車載装置3を搭載する車両の車両情報と、車載装置5を搭載する車両の車両情報と、集中制御型無線通信機能を備えていないが車載装置3との間でアドホック無線通信を行うことができる車載装置4を搭載する車両の車両情報とを収集することができる。
つまりリソース管理サーバ6は、車載装置3を搭載した車両とアドホック無線通信を行うことができる車両だけではなく、アドホック無線通信機能を備えておらず他車両の車載無線通信装置と車群を形成することができない車載装置(すなわち、車載装置5)を搭載した車両の車両情報も収集することができるため、集中制御型無線通信機能によりリソース管理サーバ6と通信可能な領域(集中制御型無線通信領域R1)内を走行する車両の車両情報の収集において、収集すべき車両情報の欠落を抑制することができる。
さらに、集中制御型無線通信機能を備える車載装置を搭載する車両は、その車車間通信領域外に存在する車両についての車両情報をリソース管理サーバ6を介して取得することができる。例えば図10に示すように、集中制御型無線通信領域R1内に5台の車両V21〜V25が存在し、車両V21が集中制御型無線通信機能とアドホック無線通信機能を備え、車両V22,V25が集中制御型無線通信機能を備え、車両V23,V24がアドホック無線通信機能を備えている場合に、車両V21は、自身の車車間通信領域R21内に存在する車両V23,V24の車両情報だけではなく、自身の車車間通信領域R21外に存在する車両V22,V25の車両情報も取得することができ、車両情報取得可能領域(図10の領域R30を参照)を拡大することができる。
また、親車両から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した車載装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、最も多くの車両の車両情報を送信した装置を、親車両として設定する(S90,S140)。
これによりリソース管理サーバ6は、最も多くの車両の車両情報を送信した車載装置(以下、最多情報送信装置という)と異なる車両情報を送信していない車載無線通信装置を親車両に設定する必要がなくなる。そして、最多情報送信装置が送信する車両情報の数が多くなるほど、親車両に設定する必要がない車載装置の数が増える可能性が高まり、リソース管理サーバ6と無線通信を行う車載装置の数を低減することができる。したがって、リソース管理サーバ6は、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、親車両から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した車載装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、親車両として設定する(S110,S140)。
これによりリソース管理サーバ6は、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、親車両から送信した車両情報とは異なる車両の車両情報を送信した車載装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、搭載されている車両の移動速度が最も小さい装置を、親車両として設定する(S130)。
これにより、親車両として設定した車載装置3を搭載する車両が、短時間で集中制御型無線通信領域R1から外れてしまい、この車載装置3を搭載する自車両の車両情報だけではなく、この車載装置3がアドホック無線通信により取得した他車両の車両情報も、親車両として設定してから短時間で取得できなくなってしまうという状況の発生を抑制することができる。移動速度が小さいほど、短時間で集中制御型無線通信領域R1内に存在する時間が長くなる可能性が高くなると考えられるからである。
また、親車両決定処理(図4を参照)で設定された親車両のそれぞれについて、親車両による車車間通信領域を推定し、基地局2による集中制御型無線通信領域R1内において、親車両の車車間通信領域ではない領域(非車車間通信領域)を抽出し(S220,S230)、親車両として設定されなかった車載装置3のうち、車車間通信領域が、抽出された非車車間通信領域と重複する装置を、親車両として設定する(S240〜S320)。
これにより、親車両を設定した後の車両移動に伴う車車間通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
また、車車間通信領域と非車車間通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、最も多くの車両の車両情報を送信した装置を、親車両として設定する(S270,S320)。これにより、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、車車間通信領域と非車車間通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、親車両として設定する(S290,S320)。これにより、リソース管理サーバ6は、収集すべき車両情報の欠落を抑制しながら、集中制御型無線通信のための通信リソースを削減することができる。
また、車車間通信領域と非車車間通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の車載装置の中から、搭載されている車両の移動速度が最も小さい装置を、親車両として設定する(S310)。これにより、親車両として設定した車載装置3を搭載する車両が、短時間で集中制御型無線通信領域R1から外れてしまい、この車載装置3を搭載する自車両の車両情報だけではなく、この車載装置3がアドホック無線通信により取得した他車両の車両情報も、親車両として設定してから短時間で取得できなくなってしまうという状況の発生を抑制することができる。
またリソース管理サーバ6は、電源停止情報を親車両から受信したときに、親車両のうち、電源停止情報を送信した親車両を除外して非車車間通信領域を抽出する(S410〜S430)。これにより、集中制御型無線通信機能による通信を親車両が停止することによって親車両の車車間通信領域が変化しても、親車両の通信停止を考慮して新たに親車両を設定することができるため、親車両の通信停止によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
またリソース管理サーバ6は、集中制御型無線通信領域R1内に位置する広域無線搭載車両の数が予め設定された親車両決定判定値未満である場合に、集中制御型無線通信領域R1内に位置する広域無線搭載車両の全てを、親車両として設定する(S40,S160)。これにより、リソース管理サーバ6に自他車両情報を送信する車載装置が少なく親車両の数を減らしても通信リソースの削減効果が低い場合であっても親車両を設定する処理を行ってしまうという状況の発生を抑制することができる。
またリソース管理サーバ6は、親車両が設定された時点から予め設定された初期化時間が経過すると、リソース管理サーバ6に自他車両情報を送信した車載装置の全てを、親車両として設定し(S610,S620)、その後に親車両決定処理を再度実行させる(S630,S10)。このため、親車両が移動することにより車車間通信領域が変化しても、初期化時間が経過すると、改めて集中制御型無線通信機能を有する全ての車載装置から車両情報を受信して、この車両情報に基づいて親車両を再設定することができる。これにより、親車両を設定した後の車両移動に伴う車車間通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
またリソース管理サーバ6は、親車両として設定されなかった車載装置のうち、集中制御型無線通信領域R1の境界付近に位置する装置を、親車両として設定する(S640,S650)。これにより、集中制御型無線通信領域R1の境界付近を走行中の車両に搭載された車載装置が、集中制御型無線通信領域R1を外れて、リソース管理サーバ6とは別の隣のリソース管理サーバによる集中制御型無線通信領域内に進入しても、この隣のリソース管理サーバに車両情報を送信することができる。このため、この隣のリソース管理サーバが、新たに集中制御型無線通信領域内に進入した車両の車両情報を収集できないという状況の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、車載装置3は本発明における第1車載無線通信装置、車載装置5は本発明における第2車載無線通信装置、リソース管理サーバ6は本発明における通信管理装置、S50,S60の処理は本発明における第1通信許可設定手段、S70〜S140は本発明における第2通信許可設定手段、親車両は本発明における通信許可装置である。
また、S220,S230の処理は本発明における非重複領域抽出手段、S240〜S320の処理は本発明における第3通信許可設定手段、S40の処理は本発明における禁止手段、S160の処理は本発明における第4通信許可設定手段、S610,S620の処理は本発明における第5通信許可設定手段、S630,S10の処理は本発明における再設定手段、S640,S650の処理は本発明における第6通信許可設定手段、S710〜S740の処理は本発明における送信設定手段、S800,S810は本発明における通信停止通知手段である。
また、電源停止情報は本発明における通信停止通知情報、親車両決定判定値は本発明における設定判定数、送信許可情報は本発明における許可通知情報、送信禁止情報は本発明における非許可通知情報である。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態について図面とともに説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態における無線通信システム1は、親車両更新処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。図11は、第2実施形態の親車両更新処理を示すフローチャートである。
図11に示すように、第2実施形態の親車両更新処理は、S220の処理が省略されてS212,S214の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、S210にて、親決定フラグF1がセットされている場合には(S210:YES)、S212にて、親決定フラグF1がセットされた時点から予め設定された更新時間が経過したか否かを判断する。ここで、更新時間が経過していない場合には(S212:NO)、親車両更新処理を一旦終了する。
一方、更新時間が経過した場合には(S212:YES)、S214にて、親車両の次送信時における車車間通信領域を計算し、S230に移行する。なお、親車両は、予め設定された送信周期(本実施形態では例えば100ms)が経過する毎に、自他車両情報を送信するように構成されている。このため、上記の「次送信時」とは、自他車両情報を前回受信してから送信周期経過後である。
このように構成された無線通信システム1のリソース管理サーバ6は、更新時間が経過すると、親車両が次に車両情報を送信する時点における非車車間通信領域を抽出する(S212,S214,S230)。これにより、親車両を搭載している車両が移動することにより車車間通信領域が変化しても、親車両が車両情報を送信する時点における非車車間通信領域に基づいて新たに親車両を設定することができるため、親車両を設定した後の車両移動に伴う車車間通信領域の変化によって、収集すべき車両情報が欠落してしまうのを抑制することができる。
以上説明した実施形態において、S212,S214,S230の処理は本発明における非重複領域抽出手段である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、基地局2とリソース管理サーバ6とが別々の場所に設置されているものを示した(図10を参照)。しかし、図12に示すように、基地局2内にリソース管理サーバ6を設置するようにしてもよい。
また上記実施形態においては、車載装置の車両情報取得可能領域(図10の領域R30を参照)が1つの基地局2による集中制御型無線通信領域R1内に含まれているものを示した。しかし、図13に示すように、リソース管理サーバ6に接続された複数の基地局2による集中制御型無線通信領域内に車載装置の車両情報取得可能領域R30が含まれるようにしてもよい。
1…無線通信システム、2…基地局、3,4,5…車載装置、6…リソース管理サーバ、11…車速センサ、12…位置検出器、13…車車間通信機、14…集中制御型無線通信機、15…制御部、21…CPU、22…ROM、23…RAM、31…基地局有線通信部、32…制御部、41…CPU、42…ROM、43…RAM

Claims (16)

  1. 車両に搭載されて、集中制御型無線通信機能とアドホック無線通信機能とを備える第1車載無線通信装置と、
    車両に搭載されて、前記集中制御型無線通信機能を備えるとともに前記アドホック無線通信機能を備えていない第2車載無線通信装置と、
    前記集中制御型無線通信機能により前記第1車載無線通信装置および前記第2車載無線通信装置との間で通信可能に構成され、前記第1車載無線通信装置および前記第2車載無線通信装置との間の無線通信を管理する通信管理装置とを備え、
    前記第1車載無線通信装置は、前記アドホック無線通信機能により、他の車両に搭載されて前記アドホック無線通信機能を備えた車載無線通信装置との間で、少なくとも、当該車載無線通信装置が搭載されている車両である自車両を識別するための識別情報を含む車両情報を互いに送受信するとともに、自車両の前記車両情報と、前記アドホック無線通信機能により他車両から受信した前記車両情報とを前記集中制御型無線通信機能により前記通信管理装置へ送信するように構成され、
    前記第2車載無線通信装置は、自車両の前記車両情報を、前記集中制御型無線通信機能により前記通信管理装置へ送信するように構成された
    無線通信システムで使用される前記通信管理装置であって、
    前記通信管理装置へ前記車両情報を送信した前記第1車載無線通信装置および前記第2車載無線通信装置のうち、前記通信管理装置へ送信する前記車両情報として自車両の前記車両情報のみを送信した装置を、前記通信管理装置との間での無線通信を許可する通信許可装置として設定する第1通信許可設定手段と、
    前記通信許可装置として設定されなかった前記第1車載無線通信装置のうち、前記通信許可装置から送信した前記車両情報とは異なる車両についての前記車両情報を送信した装置を、前記通信許可装置として設定する第2通信許可設定手段とを備える
    ことを特徴とする通信管理装置。
  2. 前記第2通信許可設定手段は、
    前記通信許可装置から送信した前記車両情報とは異なる車両の前記車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、最も多くの車両の前記車両情報を送信した装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
  3. 前記第2通信許可設定手段は、
    前記通信許可装置から送信した前記車両情報とは異なる車両の前記車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、前記車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
  4. 前記第2通信許可設定手段は、
    前記通信許可装置から送信した前記車両情報とは異なる車両の前記車両情報を送信した装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、搭載されている車両の移動速度が最も小さい装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信管理装置。
  5. 前記第1通信許可設定手段および前記第2通信許可設定手段により設定された前記通信許可装置のそれぞれについて、前記アドホック無線通信機能により通信可能な領域であるアドホック無線通信領域を推定し、前記アドホック無線通信領域と、前記集中制御型無線通信機能により前記通信管理装置と通信可能な領域である集中制御型無線通信領域とで重複していない領域を抽出する非重複領域抽出手段と、
    前記通信許可装置として設定されなかった前記第1車載無線通信装置のうち、前記アドホック無線通信領域が、前記非重複領域抽出手段により抽出された領域である非アドホック無線通信領域と重複する装置を、前記通信許可装置として設定する第3通信許可設定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の通信管理装置。
  6. 前記第3通信許可設定手段は、
    前記アドホック無線通信領域と前記非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、最も多くの車両についての前記車両情報を送信した装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信管理装置。
  7. 前記第3通信許可設定手段は、
    前記アドホック無線通信領域と前記非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、前記車両情報の送信のために必要な周波数帯域幅が最も小さい装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信管理装置。
  8. 前記第3通信許可設定手段は、
    前記アドホック無線通信領域と前記非アドホック無線通信領域とが重複する装置が複数存在する場合に、これら複数の装置の中から、自車両の移動速度が最も小さい装置を、前記通信許可装置として設定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信管理装置。
  9. 前記非重複領域抽出手段は、
    前記通信許可装置が次に前記車両情報を送信する時点における前記非アドホック無線通信領域を抽出する
    ことを特徴とする請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置。
  10. 前記非重複領域抽出手段は、
    前記第1通信許可設定手段により前記通信許可装置が設定された時点から予め設定された更新時間が経過すると前記非アドホック無線通信領域を抽出する
    ことを特徴とする請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置。
  11. 前記非重複領域抽出手段は、
    前記集中制御型無線通信機能による通信を停止する旨の通信停止通知情報を前記通信許可装置から受信したときに、前記通信許可装置のうち、前記通信停止通知情報を送信した前記通信許可装置を除外して前記非アドホック無線通信領域を抽出する
    ことを特徴とする請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の通信管理装置。
  12. 前記通信管理装置に前記車両情報を送信した車載無線通信装置の数が予め設定された設定判定数未満である場合に、前記第1通信許可設定手段の動作を禁止する禁止手段と、
    前記禁止手段が前記第1通信許可設定手段の動作を禁止した場合に、前記通信管理装置へ前記車両情報を送信した車載無線通信装置の全てを、前記通信許可装置として設定する第4通信許可設定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項に記載の通信管理装置。
  13. 前記第1通信許可設定手段により前記通信許可装置が設定された時点から予め設定された初期化時間が経過すると、前記通信管理装置に前記車両情報を送信した車載無線通信装置の全てを、前記通信許可装置として設定する第5通信許可設定手段と、
    前記第5通信許可設定手段が前記通信許可装置の設定を行った後に、前記第1通信許可設定手段および前記第2通信許可設定手段を再度動作させる再設定手段とを備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項12の何れか1項に記載の通信管理装置。
  14. 前記通信許可装置として設定されなかった前記車載無線通信装置のうち、前記集中制御型無線通信機能により前記通信管理装置と通信可能な領域である集中制御型無線通信領域の境界付近に位置する装置を、前記通信許可装置として設定する第6通信許可設定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項13の何れか1項に記載の通信管理装置。
  15. 請求項1〜請求項14の何れか1項に記載の無線通信システムにおいて、前記第1車載無線通信装置または前記第2車載無線通信装置として使用される車載無線通信装置であって、
    前記通信許可装置として設定された旨を示す許可通知情報を前記通信管理装置から受信すると、前記通信管理装置への前記車両情報の送信を許可するとともに、前記通信許可装置として設定されていない旨を示す非許可通知情報を前記通信管理装置から受信すると、前記通信管理装置への前記車両情報の送信を禁止する送信設定手段を備える
    ことを特徴とする車載無線通信装置。
  16. 請求項11に記載の無線通信システムにおいて、前記第1車載無線通信装置または前記第2車載無線通信装置として使用される車載無線通信装置であって、
    前記集中制御型無線通信機能による通信を停止する場合に、前記通信停止通知情報を前記通信管理装置へ送信する通信停止通知手段を備える
    ことを特徴とする車載無線通信装置。
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