JP5348007B2 - フレキシブルプリント配線板の製造方法 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5348007B2
JP5348007B2 JP2010032289A JP2010032289A JP5348007B2 JP 5348007 B2 JP5348007 B2 JP 5348007B2 JP 2010032289 A JP2010032289 A JP 2010032289A JP 2010032289 A JP2010032289 A JP 2010032289A JP 5348007 B2 JP5348007 B2 JP 5348007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
metal layer
base metal
layer
flexible printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010032289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011171423A (ja
Inventor
良雄 岡
直太 上西
辰珠 朴
澄人 上原
航 野口
佳世 岡口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2010032289A priority Critical patent/JP5348007B2/ja
Publication of JP2011171423A publication Critical patent/JP2011171423A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5348007B2 publication Critical patent/JP5348007B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Description

本発明は、フレキシブルプリント配線板の製造方法に関する。
従来、フレキシブルプリント配線板の形成には、サブトラクティブ法が広く用いられている。しかし近年、電子機器の小型化、高密度実装化、高性能化(高速化)に伴い、配線板自体の高密度化、即ち配線パターンの高精細化の要求が強く、サブトラクティブ法では対応できなくなってきているのが現状である。そのため更なる高精細な配線パターンを形成することができるセミアディティブ法が用いられることが一般的となってきている。
セミアディティブ法を用いたフレキシブルプリント配線板の形成では、絶縁基板上にスパッタ法等で薄い下地金属層を形成する工程、次に下地金属層の表面にレジスト層を積層する工程、次にレジスト層にめっき用のレジストパターンを形成する工程、次に電解めっきで配線パターンを形成する工程、次にレジストパターンを除去する工程、次にエッチングで下地金属層の不要な部分を除去する工程を備えるものが一般的である。
更にめっき用のレジストパターンを形成する工程は、レジスト層を露光、現像した後、レジスト層を水洗し、その後乾燥、熱硬化させるものが一般的である。
このようなレジストパターンを形成する工程において、特にアルカリ現像型のレジスト層を用いる場合、レジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に残渣(いわゆるすそ引き)が発生することで、電解めっき時のめっき付着性が低下し、配線パターンの剥離が生じ易いという問題があった。
従ってレジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣の抑制、除去が課題となっている。
フレキシブルプリント配線板の製造工程におけるレジストの剥離に関する従来技術として、例えば下記特許文献1がある。
特開2008−71915号公報
上記特許文献1は、レジストの剥離方法に関する発明で、酸化剤を含む溶液で剥離する剥離工程等を備えることで、基板の表面に存在するレジストの剥離性能を向上させることができるレジスト剥離方法に関する技術が開示されている。
しかしながら、あくまでレジスト自体の除去を目的としたものであり、レジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣の抑制、除去を目的とするものではなかった。
また従来、プラズマ処理を用いて下地金属層上に発生する残渣の除去を行うものがあるが、プロセス数が多くなることで処理時間がかかり、製造効率が悪いという問題があった。
そこで本発明は上記従来における問題点を解決し、簡易な構成でレジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣を効率的、効果的に抑制、除去できるフレキシブルプリント配線板の製造方法の提供を課題とする。
本発明のフレキシブルプリント配線板の製造方法は、絶縁基板上に配線回路を形成するフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、絶縁基板上に下地金属層を形成する下地金属層形成工程と、該下地金属層形成工程で形成された下地金属層の表面に、アルカリ現像型のレジスト層を積層するレジスト層積層工程と、該レジスト層積層工程で積層されたレジスト層に、アルカリ現像液を用いてレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、該レジストパターン形成工程により形成されたレジストパターンの溝に露出された下地金属層上に、電解めっきによって配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記レジスト層を除去するレジスト層除去工程と、該レジスト層除去工程によって露出された下地金属層を除去する下地金属層除去工程とからなり、且つ前記レジストパターン形成工程には、少なくとも前記アルカリ現像液を用いた現像処理の後に、前記レジストパターンの溝を、水洗水で水洗する水洗処理と、酸電解水で洗浄する酸電解水処理とを組み合わせて備えており、前記酸電解水は、次亜塩素酸を主成分とする水溶液からなると共に、該水溶液における前記次亜塩素酸の有効塩素濃度が、5ppm〜500ppmであることを第1の特徴としている。
上記本発明の第1の特徴によれば、絶縁基板上に配線回路を形成するフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、絶縁基板上に下地金属層を形成する下地金属層形成工程と、該下地金属層形成工程で形成された下地金属層の表面に、アルカリ現像型のレジスト層を積層するレジスト層積層工程と、該レジスト層積層工程で積層されたレジスト層に、アルカリ現像液を用いてレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、該レジストパターン形成工程により形成されたレジストパターンの溝に露出された下地金属層上に、電解めっきによって配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記レジスト層を除去するレジスト層除去工程と、該レジスト層除去工程によって露出された下地金属層を除去する下地金属層除去工程とからなり、且つ前記レジストパターン形成工程には、少なくとも前記アルカリ現像液を用いた現像処理の後に、前記レジストパターンの溝を、水洗水で水洗する水洗処理と、酸電解水で洗浄する酸電解水処理とを組み合わせて備えており、前記酸電解水は、次亜塩素酸を主成分とする水溶液からなると共に、該水溶液における前記次亜塩素酸の有効塩素濃度が、5ppm〜500ppmであることから、下地金属層形成工程により、絶縁基板上に下地金属層を形成することができる。またレジスト層積層工程により、下地金属層の表面に、アルカリ現像型のレジスト層を積層することができる。またレジストパターン形成工程により、アルカリ現像液を用いてレジストパターンを形成することができる。また配線パターン形成工程により、レジストパターンの溝に露出された下地金属層上に、電解めっきによって配線パターンを形成することができる。またレジスト層除去工程により、レジスト層を除去することができる。また下地金属層除去工程により、レジスト層除去工程によって露出された下地金属層を除去することができる
更にレジストパターン形成工程において、アルカリ現像液を用いた現像処理の後に、レジストパターンの溝を、水洗水で水洗する水洗処理と、酸電解水で洗浄する酸電解水処理とを組み合わせて備えていることで、レジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣(主として現像液のアルカリ成分の残留によるものと、レジスト再付着によるものとで形成される。以下、前者を現像残渣とし、後者をレジスト残渣とする。)を効率的、効果的に抑制、除去することができる。よって残渣の発生に伴う、電解めっき時のめっき付着性の低下を防止することができる。従って良好な配線回路を形成でき、高い信頼性、生産性を得ることが可能なフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる
また酸電解水は、次亜塩素酸を主成分とする水溶液からなると共に、該水溶液における前記次亜塩素酸の有効塩素濃度が、5ppm〜500ppmであることから、レジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣の抑制、除去、特に有機物であるレジスト残渣を効果的に分解することができる。よって下地金属層上に発生する残渣の抑制、除去を一段と効率的、効果的に行うことができる。従って一段と高い信頼性、生産性を得ることが可能なフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
また本発明のフレキシブルプリント配線板の製造方法は、上記本発明の第1の特徴に加えて、前記酸電解水処理は、前記レジストパターンの溝を前記酸電解水に浸漬させて洗浄するディップ処理、又は前記レジストパターンの溝に前記酸電解水を分散噴射させて洗浄するシャワー処理からなることを第2の特徴としている。
上記本発明の第2の特徴によれば、上記本発明の第1の特徴による作用効果に加えて、前記酸電解水処理は、前記レジストパターンの溝を前記酸電解水に浸漬させて洗浄するディップ処理、又は前記レジストパターンの溝に前記酸電解水を分散噴射させて洗浄するシャワー処理からなることから、下地金属層上に発生する残渣を簡易な構成で効率的、効果的に抑制、除去することができる。
また本発明のフレキシブルプリント配線板の製造方法は、上記本発明の第1又は第2の特徴に加えて、前記絶縁基板は、ポリイミドからなることを第3の特徴としている。
上記本発明の第3の特徴によれば、上記本発明の第1又は第2の特徴による作用効果に加えて、前記絶縁基板は、ポリイミドからなることから、レジストパターン形成工程において、レジストパターンの溝を水洗水で水洗する水洗工程のみでは、水切りが不十分となり、下地金属層上に残渣が残留し易いポリイミドからなる絶縁基板においても、下地金属層上に発生する残渣を効率的、効果的に抑制、除去することができる。よって残渣の発生に伴う、電解めっき時のめっき付着性の低下を防止することができる。
従ってポリイミドからなる絶縁基板を用いる場合であっても、良好な配線回路を形成でき、高い信頼性、生産性を得ることが可能なフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
本発明のフレキシブルプリント配線板の製造方法によれば、簡易な構成でレジスト層の露光、現像後に、下地金属層上に発生する残渣(いわゆるすそ引き)を効率的、効果的に抑制、除去することができる。
本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の製造工程を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の製造工程を示す断面図である。 本発明の実施形態に係るフレキシブルプリント配線板の製造工程におけるレジストパターン形成工程の要部を示す断面図である。
以下の図1〜図3を参照して、本発明に係るフレキシブルプリント配線板の製造方法を説明し、本発明の理解に供する。しかし、以下の説明は本発明の特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。
本発明に係るフレキシブルプリント配線板1の製造方法は、絶縁基板上に配線回路を形成するフレキシブルプリント配線板の製造方法であり、下地金属層形成工程100と、レジスト層積層工程200と、レジストパターン形成工程300と、配線パターン形成工程400と、レジスト層除去工程500と、下地金属層除去工程600とから構成される。
まず前記下地金属層形成工程100は、絶縁基板上に下地金属層を形成する工程である。
より具体的には、図1に示すように、絶縁基板10上にスパッタ法で下地金属層11を形成する。
なお絶縁基板10としては、ポリイミドを用いることができる。勿論、ポリイミドに限るものではなく、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等、フレキシブルプリント配線板を形成する絶縁基板として通常用いられるものであれば如何なるものであってもよいが、ポリイミドを用いることが望ましい。
また下地金属層11としては、銅、ニッケル、銀等、セミアディティブ法を用いたフレキシブルプリント配線板の形成において、下地金属層を構成する金属として通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。しかし、銅を用いることが望ましい。
また本実施形態においては、スパッタ法により下地金属層11を形成する構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。例えば無電解めっき法、イオンプレーティング法、蒸着法等により下地金属層11を形成する構成とすることができる。
次に前記レジスト層積層工程200は、下地金属層形成工程100で形成された下地金属層11の表面に、レジスト層を積層する工程である。
より具体的には、図1に示すように、下地金属層11の表面にアルカリ現像型のレジスト層20を積層する。
レジスト層20としては、市販のネガ型のアクリル系ドライフィルムレジスト(セミアディティブ法用)を用いることができる。例えば旭化成イーマテリアルズのドライフィルムレジスト「サンフォートTM」、日立化成「フォテックTM」、ニチゴー・モートン「ALPHOTM」等を用いることができる。
またレジスト層20の厚みは、20μm〜30μm程度とすることが望ましい。
次に前記レジストパターン形成工程300は、レジスト層積層工程200で積層されたレジスト層20に、レジストパターンを形成する工程である。
より具体的には、まず図1最下段の黒矢印で示すように、パターンマスク30を介してレジスト層20の表面を紫外線で露光処理する。その後、アルカリ現像液を用いた現像処理を行い、レジスト層20の不要な部分を除去する。これにより、図2に示すように、レジスト層20に、配線パターンを形成したい部分となる溝31aが形成される。
その後、図示しない水洗処理装置を用いて、水洗水により溝31aを水洗する水洗処理を行う。
その後、図示しない酸電解水処理装置を用いて、酸電解水により溝31aを洗浄する酸電解水処理を行う。より具体的には、下地金属層11、レジスト層20が積層された基板10を酸電解水に浸漬させるディップ処理により溝31aを洗浄する。
その後、再び図示しない水洗処理装置を用いて、水洗水により溝31aを水洗する水洗処理を行う。
その後、図示しない乾燥処理装置を用いて、レジスト層20の乾燥処理を行う。
以上により、図2に示すように、レジスト層20に、配線パターンを形成したい部分を溝31aとするレジストパターン31が形成される。
なおアルカリ現像液としては、炭酸ナトリウム水溶液を用いることができる。
また水洗水としては、水道水、イオン交換水等、フレキシブルプリント配線板の製造工程において通常用いられるものであれば如何なるものであってもよい。
また酸電解水としては、次亜塩素酸を主成分とする水溶液を用いることができる。更に水溶液における次亜塩素酸の有効塩素濃度は、5ppm〜500ppmであることが望ましく、より好適には20ppm〜100ppmであることが望ましい。
またディップ処理における処理時間は、5秒〜500秒であることが望ましく、より好適には15秒〜200秒であることが望ましい。
このように水洗水を用いた水洗処理と、酸電解水を用いた酸電解水処理とを組み合わせて、溝31aを水洗、洗浄することで、溝31aに露出された下地金属層11上に発生する残渣を効率的、効果的に抑制、除去することができる。
つまり図3に示すように、レジスト層20としてアルカリ現像型のレジスト層を用いた場合、アルカリ現像液による現像処理後に、溝31aに露出された下地金属層11上に残渣Pが発生する。この残渣Pは、主として現像液のアルカリ成分の残留によるもの(現像残渣)と、レジスト再付着によるもの(レジスト残渣)とで形成されている。
よって水洗処理と組み合わせて、次亜塩素酸を主成分とする水溶液を用いる酸電解水処理を備えることで、アルカリ成分の中和除去と、有機物であるレジスト残渣の分解除去を効率的、効果的に行うことができる。また同時に、溝31aに露出された下地金属層11上に発生する酸化膜を効率的、効果的に除去することができる。
従って残渣や酸化膜の発生に伴う、電解めっき時のめっき付着性の低下を防止することができ、良好な配線回路を形成することができる。従って高い信頼性、生産性を得ることが可能なフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
また酸電解水処理を水洗処理と組み合わせるだけの簡易な構成であるので、製造効率の良いフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
更に絶縁基板10にポリイミドを用いる場合、水洗処理や水切りに制約が多いことから、水洗の圧力や水切りが不十分となり、水洗工程のみでは溝31aに露出された下地金属層11上に残渣が残留し易いところ、酸電解水処理を水洗処理と組み合わせて備えることで、残渣を効率的、効果的に抑制、除去することができる。従って絶縁基板10にポリイミドを用いる場合であっても、良好な配線回路を形成することができ、高い信頼性、生産性を得ることが可能なフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
次に前記配線パターン形成工程400は、レジストパターン形成工程300により形成されたレジストパターン31の溝31aに露出された下地金属層11上に、配線パターンを形成する工程である。
より具体的には、図2に示すように、溝31aに露出された下地金属層11上に、電解銅めっきによって配線パターン40を形成する。
次に前記レジスト層除去工程500は、レジスト層20を除去する工程である。
より具体的には、図2に示すように、下地金属層11の表面に積層されているレジスト層20を除去する。
次に下地金属層除去工程600は、レジスト層除去工程500によって露出された下地金属層11を除去する工程である。
より具体的には、図2に示すように、配線パターン40が形成されていない下地金属層11をエッチングにより除去する。これにより、配線パターン40間が絶縁される。
以上の工程を経ることで、フレキシブルプリント配線板1が製造される。
なお本実施形態においては、酸電解水処理を、下地金属層11、レジスト層20が積層された基板10を酸電解水に浸漬させるディップ処理により行う構成としたが、必ずしもこのような構成に限るものではない。
例えば溝31aに酸電解水を分散噴射させることで、溝31aを洗浄するシャワー処理とすることができる。
このような構成とすることで、ディップ処理を用いる場合に比べ、処理時間を短縮させることができると共に、酸電解水の使用量を減少させることができる。よって一段と製造効率の良いフレキシブルプリント配線板の製造方法とすることができる。
なおこの場合、シャワーの圧力は、0.01MPa〜1.0MPaとすることが望ましく、より好適には0.02MPa〜0.50MPaとすることが望ましい。
またシャワー処理における処理時間は、5秒〜200秒であることが望ましく、より好適には15秒〜100秒であることが望ましい。
ネガ型アクリル系ドライフィルムレジスト(厚み25μm)を用い、露光(露光量90mJ/cm)、現像(濃度0.1mol/lの炭酸ナトリウム水溶液を用いて40秒)、水洗処理(水洗水を用いて80秒)を同一条件で行った後、各処理による残渣処理を行い、以下の基準で回路剥離面評価と走査型電子顕微鏡を用いてのSEM評価を行った。その結果を表1に示す。
(回路剥離面評価)
・プラズマ処理
30mW/cm
処理時間:10分
・UV処理
20mW/cm
処理時間:30秒、1分、2分
・酸電解水処理(ディップ)
電解水の有効塩素濃度:50ppm
処理時間:10秒、20秒、1分、5分
・酸電解水処理(シャワー)
電解水の有効塩素濃度:50ppm
シャワーの圧力:0.2MPa
処理時間:10秒、20秒、40秒
絶縁基板面が露出したものを○、絶縁基板面が露出しなかったものを×として評価した。
(SEM評価)
・プラズマ処理
30mW/cm
処理時間:10分
・UV処理
20mW/cm
処理時間:30秒、1分、2分
・酸電解水処理(ディップ)
電解水の有効塩素濃度:50ppm
処理時間:10秒、20秒、1分、5分
・酸電解水処理(シャワー)
電解水の有効塩素濃度:50ppm
シャワーの圧力:0.2MPa
処理時間:10秒、20秒、40秒
残渣の幅(図3におけるQ)が0.5μm以下のものを○、残渣の幅(図3におけるQ)が0.5μm〜1.0μmのものを△、残渣の幅(図3におけるQ)が1.0μm以上のものを×として評価した。
Figure 0005348007
表1の結果より、酸電解水処理を用いることで、プラズマ処理、UV処理よりも短時間で絶縁基板面を露出させることができると共に、プラズマ同等の回路底形状を形成できることがわかる。
本発明は携帯電話機やハードディスク装置等の電子機器に用いられるフレキシブルプリント配線板の製造方法として利用することができる。
1 フレキシブルプリント配線板
10 絶縁基板
11 下地金属層
20 レジスト層
30 パターンマスク
31 レジストパターン
31a 溝
40 配線パターン
100 下地金属層形成工程
200 レジスト層積層工程
300 レジストパターン形成工程
400 配線パターン形成工程
500 レジスト層除去工程
600 下地金属層除去工程
P 残渣
Q 残渣の幅

Claims (3)

  1. 絶縁基板上に配線回路を形成するフレキシブルプリント配線板の製造方法であって、絶縁基板上に下地金属層を形成する下地金属層形成工程と、該下地金属層形成工程で形成された下地金属層の表面に、アルカリ現像型のレジスト層を積層するレジスト層積層工程と、該レジスト層積層工程で積層されたレジスト層に、アルカリ現像液を用いてレジストパターンを形成するレジストパターン形成工程と、該レジストパターン形成工程により形成されたレジストパターンの溝に露出された下地金属層上に、電解めっきによって配線パターンを形成する配線パターン形成工程と、前記レジスト層を除去するレジスト層除去工程と、該レジスト層除去工程によって露出された下地金属層を除去する下地金属層除去工程とからなり、且つ前記レジストパターン形成工程には、少なくとも前記アルカリ現像液を用いた現像処理の後に、前記レジストパターンの溝を、水洗水で水洗する水洗処理と、酸電解水で洗浄する酸電解水処理とを組み合わせて備えており、前記酸電解水は、次亜塩素酸を主成分とする水溶液からなると共に、該水溶液における前記次亜塩素酸の有効塩素濃度が、5ppm〜500ppmであることを特徴とするフレキシブルプリント配線板の製造方法。
  2. 前記酸電解水処理は、前記レジストパターンの溝を前記酸電解水に浸漬させて洗浄するディップ処理、又は前記レジストパターンの溝に前記酸電解水を分散噴射させて洗浄するシャワー処理からなることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。
  3. 前記絶縁基板は、ポリイミドからなることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブルプリント配線板の製造方法。
JP2010032289A 2010-02-17 2010-02-17 フレキシブルプリント配線板の製造方法 Active JP5348007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010032289A JP5348007B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 フレキシブルプリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010032289A JP5348007B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 フレキシブルプリント配線板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011171423A JP2011171423A (ja) 2011-09-01
JP5348007B2 true JP5348007B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=44685245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010032289A Active JP5348007B2 (ja) 2010-02-17 2010-02-17 フレキシブルプリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5348007B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016035992A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 住友電工プリントサーキット株式会社 プリント配線板の製造方法及びプリント配線板
US11140784B2 (en) 2017-05-16 2021-10-05 Sumitomo Electric Printed Circuits, Inc. Printed wiring board and manufacturing method thereof
CN113950871A (zh) * 2019-07-04 2022-01-18 住友电气工业株式会社 印刷布线板及其制造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1187865A (ja) * 1997-09-09 1999-03-30 Ngk Spark Plug Co Ltd プリント配線板およびその製造方法
JP4136084B2 (ja) * 1998-06-29 2008-08-20 イビデン株式会社 プリント配線板
TW552836B (en) * 2001-07-13 2003-09-11 Jipukomu Kabushiki Kaisha Method for treating surface of copper articles
WO2007072727A1 (ja) * 2005-12-20 2007-06-28 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. 配線基板の残渣除去用組成物および洗浄方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011171423A (ja) 2011-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3594894B2 (ja) ビアフィリングめっき方法
TWI541835B (zh) 配線電路基板之製造方法
JP2005322868A (ja) プリント回路基板の電解金メッキ方法
JP2009124098A (ja) 電気部材及びそれを用いた印刷回路基板の製造方法
CN101365300A (zh) 电路板导电线路的制作方法
JP5348007B2 (ja) フレキシブルプリント配線板の製造方法
WO2022039062A1 (ja) プリント配線板の製造方法
JP6065357B2 (ja) プリント配線板の製造方法
CN102548231B (zh) 电路板制作方法
JP2011166028A (ja) Cof基板の製造方法
KR100797708B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
CN106550546B (zh) 一种低耗铜的印制线路板成型方法
JP2011181640A (ja) 配線導体の形成方法
KR101170753B1 (ko) 연성회로기판의 제조 방법
JP2624068B2 (ja) プリント配線板の製造法
JP2016039158A (ja) 配線基板の製造方法
JP2009267001A (ja) 配線基板の製造方法
JP2008088521A (ja) 深さの異なるビアへのめっき充填方法
JP2858564B2 (ja) 印刷配線板の製造方法
JP2002368380A (ja) 両面可撓性回路基板の製造法
JP2003298205A (ja) プリント配線板の製造方法
JP2019117331A (ja) 樹脂マスク剥離用洗浄剤組成物
WO2024029431A1 (ja) プリント配線板の製造方法
JP2009267080A (ja) 配線基板の製造方法
JP2017215384A (ja) レジスト残渣除去剤及びこれを利用した導体パターン形成方法並びに基板製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5348007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250