JP5347916B2 - エアバッグ装置用カバー - Google Patents
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Description
上記突起及び孔部としては、例えば請求項2に記載の発明の構成を採用することができる。すなわち、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カバー本体部には、その乗員側の一般面から前方へ凹んだ段差凹部が設けられ、前記段差凹部には、前記装飾部材が、その外側面を同段差凹部の内側壁に接近させられた状態で配置されており、前記孔部は前記段差凹部の前記内側壁の一部に設けられ、前記突起は前記装飾部材の前記外側面の一部に設けられていることを要旨とする。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両の運転席よりも前方(図2の右方)には、回転軸線Lを中心として回転するステアリングシャフト(操舵軸)11が、運転席側(図2の左側)ほど高くなるように傾斜した状態で配設されている。ステアリングシャフト11の後端部には、本実施形態のステアリングホイール12が一体回転可能に取付けられている。ステアリングホイール12は、リム部(ハンドル部、リング部と呼ばれることもある)13、パッド部14及びスポーク部15を備えている。リム部13は、運転者によって把持されて操舵される部材であり、上記ステアリングシャフト11を中心とした略円環状をなしている(図1参照)。ステアリングシャフト11が上記のように傾斜していることから、リム部13もまた下側ほど運転席に近づくように傾斜している(図2参照)。
カバー本体部32において、正面視で装飾部材50と重なる領域37,38のうち、溶着ピン54によって装飾部材50が固定される上側の領域37とは異なる領域、すなわち下側の領域38には被係合部が設けられている。被係合部は、ここでは、段差凹部45の内側壁45Sの最下部に設けられた孔部49によって構成されている。
上記のようにして、本実施形態のステアリングホイール12が構成されている。このステアリングホイール12では、図3及び図4の少なくとも一方に示すように、前突等により、車両に対し前方から衝撃が加わらない通常時には、インフレータ23からエアバッグ22に膨張用ガスが供給されず、エアバッグ22は折り畳まれた状態で、カバー本体部32によって後ろ側から覆われ続ける。
また、装飾部材50の上記下部は、カバー本体部32との固定箇所である溶着ピン54から遠ざかっているが、上記突起55の孔部49との係合により、同カバー本体部32に接近又は当接した状態に保持される。余程大きな力が加わらない限り、カバー本体部32から浮き上がることが起こりにくい。従って、例えば、乗員が興味本位で、装飾部材50をカバー本体部32から剥がそうとしても、装飾部材50はカバー本体部32から浮き上がりにくい。
(1)エアバッグ22の膨張圧が作用することにより破断されるティアライン34を、カバー本体部32にのみ設けて、同カバー本体部32の中央部近傍を上下2つの領域37,38に仕切る。このティアライン34のカバー本体部32における位置を、正面視で装飾部材50と重なる箇所に設定する。さらに、装飾部材50を、正面視で装飾部材50と重なる領域37,38のうちの1つである上側の領域37に対してのみ固定するようにしている(図3及び図6参照)。
(2)主要部が樹脂により形成され、かつ少なくとも後ろ側の表面にメッキ層53が形成されたものを装飾部材50としている(図6参照)。そのため、上記(1)の効果中、外観品質の低下を抑制する効果がより一層有効となる。
<カバー本体部32について>
・ティアライン34は、カバー本体部32を縦方向、横方向等、任意の方向に破断するものであればよく、この条件を満たす範囲で、ティアライン34を、上記実施形態とは異なる形状、例えば略T字状等に変更してもよい。
・ティアライン34は、カバー本体部32を3つ以上の領域に仕切り、エアバッグ22の膨張圧によって破断して、同領域と同数の扉部を形成するものであってもよい。この場合であっても、ティアライン34のカバー本体部32における位置を、正面視で装飾部材50と重なる箇所に設定する。
・カバー本体部32がティアライン34によって上下2つの領域37,38に仕切られる前記実施形態において、下側の領域38を、溶着ピン54によって装飾部材50が固定される領域とし、上側の領域37を、係合部の被係合部との係合によって装飾部材50が係止される領域としてもよい。
・装飾部材50として、前記実施形態とは異なる形態を有するもの、例えば、表面にマークが刻設された飾り板を用いてもよい。
・メッキ層53に代えて、装飾部材50の表面に塗膜を形成してもよい。
・上述した溶着ピン54とは異なる構成の固定部を装飾部材50に設け、この固定部によって装飾部材50をカバー本体部32に固定するようにしてもよい。また、装飾部材50及びカバー本体部32とは別部材を固定部として用い、この別部材によって装飾部材50をカバー本体部32に固定するようにしてもよい。
・前記実施形態とは逆に、装飾部材50に孔部49を設けて、これを係合部とする。また、カバー本体部32に突起55を設けて、これを被係合部としてもよい。
・係合部と被係合部との組み合わせを複数設けてもよい。ただし、係合部を目立たないようにする観点からは、こうした係合部と被係合部との組み合わせの数は少ない方が望ましい。
・本発明のエアバッグ装置用カバーは、車両に限らず、航空機、船舶等の他の乗り物における操舵装置のステアリングホイールに適用することもできる。この場合、車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
Claims (2)
- エアバッグ装置のエアバッグを乗員側から覆うカバー本体部と、固定部により前記カバー本体部に乗員側から固定される装飾部材とを備え、前記エアバッグの膨張圧が作用することにより破断されるティアラインが設けられたエアバッグ装置用カバーであって、
前記ティアラインは、前記カバー本体部にのみ設けられて同カバー本体部を複数の領域に仕切り、前記エアバッグの膨張圧により破断されて、前記領域に対応した複数の扉部を形成するものであり、
前記ティアラインの前記カバー本体部における位置が、正面視で前記装飾部材と重なる箇所に設定され、
さらに、前記固定部による前記装飾部材の前記カバー本体部に対する固定は、正面視で同装飾部材と重なる領域のうちの1つに対してのみ行われており、
前記カバー本体部において、正面視で前記装飾部材と重なる領域のうち前記装飾部材が固定される領域とは異なる領域の少なくとも1つには被係合部が設けられる一方、
前記装飾部材において、前記被係合部に対応する箇所には、前記ティアラインの破断前には前記被係合部に係合され、かつ前記ティアラインが破断されて前記扉部が開くときには前記被係合部から外れる係合部が設けられており、
前記被係合部は、前記カバー本体部に貫設された孔部により構成されるものであり、
前記係合部は、前記装飾部材から突出する突起により構成されるものであり、
前記突起と前記孔部との係合により、前記ティアラインの破断前に前記装飾部材が前記カバー本体部から浮き上がることが抑制されていることを特徴とするエアバッグ装置用カバー。 - 前記カバー本体部には、その乗員側の一般面から前方へ凹んだ段差凹部が設けられ、
前記段差凹部には、前記装飾部材が、その外側面を同段差凹部の内側壁に接近させられた状態で配置されており、
前記孔部は前記段差凹部の前記内側壁の一部に設けられ、前記突起は前記装飾部材の前記外側面の一部に設けられている請求項1に記載のエアバッグ装置用カバー。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009259772A JP5347916B2 (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | エアバッグ装置用カバー |
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JP5347916B2 true JP5347916B2 (ja) | 2013-11-20 |
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Family Applications (1)
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