JP5347916B2 - エアバッグ装置用カバー - Google Patents

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本発明は、車両等の乗り物に衝撃が加わった場合にエアバッグによって乗員を保護するエアバッグ装置を覆うカバーに関し、より詳しくは、エアバッグにより破断されるティアライン(破断予定部)とエンブレム等の装飾部材とが設けられたエアバッグ装置用カバーに関するものである。
車両等の乗り物では、前突等により前方から衝撃が加わった場合に、その衝撃から運転者を保護する必要があることから、操舵装置の一部を構成するステアリングホイールとして、その中央部分にエアバッグ装置を組込んだものが採用されている。
また、このエアバッグ装置用のカバーが種々提案されている。このエアバッグ装置用カバーは、エアバッグ装置のエアバッグを運転者側から覆うカバー本体部と、固定部によりカバー本体部に運転者側から固定される樹脂製の装飾部材とを備えている。装飾部材は、ステアリングホイールの意匠性向上を目的として用いられている。
カバー本体部には、同カバー本体部を複数の領域に仕切り、エアバッグの膨張圧により破断されて、前記領域に対応した複数の扉部を形成するティアライン(破断予定部)が設けられている。このティアラインは、通常、カバー本体部の反運転者側に設けられた溝によって構成される。この溝により、ティアラインではカバー本体部が他の箇所よりも薄肉状となり、破断されやすくなる。
上記エアバッグ装置用カバーでは、ティアラインは、カバー本体部において正面視で(運転者側から見た状態で)、装飾部材と重ならない箇所に設けられている。具体的には、ティアラインは装飾部材の周りを迂回させられている。これは、ティアラインが、カバー本体部において正面視で装飾部材と重なる箇所に設けられると、エアバッグの膨張圧がティアラインだけでなく装飾部材に加わった場合、同装飾部材がティアラインに沿って破断するとは限らず、すなわち破断箇所が安定せず、エアバッグを意図した態様で膨張展開させることが難しいからである。
ティアラインを装飾部材と重ならない箇所に設けると、装飾部材の破断がなくなるため、上記の不具合を解消できる。反面、意匠性向上等のために装飾部材を大型化したいという要望があった場合、その要望に応えることが難しい。
そこで、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されたエアバッグ装置用カバーでは、ティアラインを、カバー本体部において正面視で装飾部材と重なる箇所に設けるとともに、装飾部材側にもティアラインを設けている。装飾部材側のティアラインを、カバー本体部のティアラインと対応する箇所に設けることで、エアバッグの膨張時に、装飾部材をカバー本体部の扉部に対応する箇所で破断させるようにしている。
実開平1−123563号公報 特開2001−163156号公報
ところが、上述した特許文献1及び特許文献2に記載されたエアバッグ装置用カバーでは、たしかに装飾部材の大型化と、エアバッグの展開性能確保とを両立できるものの、外観品質(意匠性)の低下という新たな問題が生ずる。
すなわち、ティアライン形成のために溝を装飾部材に設けると、そのティアラインでは、装飾部材の肉厚が変化することとなり、樹脂成形後の収縮差に起因して装飾部材の運転者側の表面に「ひけ」と呼ばれる凹み(窪み)が生ずるおそれがある。このひけにより装飾部材の外観が損なわれる。特に、表面にメッキが施された装飾部材の場合には、このひけが一層目立つ。メッキにより装飾部材の表面が鏡面となり、その鏡面に写された像がひけにより歪むからである。また、ティアラインの端末部が装飾部材の外側面で開口することとなるため、これが運転者側から見えて装飾部材の外観が損なわれる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、外観品質を低下させずに、エアバッグの展開性能を確保しつつ装飾部材の大型化に対応することができるエアバッグ装置用カバーを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、エアバッグ装置のエアバッグを乗員側から覆うカバー本体部と、固定部により前記カバー本体部に乗員側から固定される装飾部材とを備え、前記エアバッグの膨張圧が作用することにより破断されるティアラインが設けられたエアバッグ装置用カバーであって、前記ティアラインは、前記カバー本体部にのみ設けられて同カバー本体部を複数の領域に仕切り、前記エアバッグの膨張圧により破断されて、前記領域に対応した複数の扉部を形成するものであり、前記ティアラインの前記カバー本体部における位置が、正面視で前記装飾部材と重なる箇所に設定され、さらに、前記固定部による前記装飾部材の前記カバー本体部に対する固定は、正面視で同装飾部材と重なる領域のうちの1つに対してのみ行われており、前記カバー本体部において、正面視で前記装飾部材と重なる領域のうち前記装飾部材が固定される領域とは異なる領域の少なくとも1つには被係合部が設けられる一方、前記装飾部材において、前記被係合部に対応する箇所には、前記ティアラインの破断前には前記被係合部に係合され、かつ前記ティアラインが破断されて前記扉部が開くときには前記被係合部から外れる係合部が設けられており、前記被係合部は、前記カバー本体部に貫設された孔部により構成されるものであり、前記係合部は、前記装飾部材から突出する突起により構成されるものであり、前記突起と前記孔部との係合により、前記ティアラインの破断前に前記装飾部材が前記カバー本体部から浮き上がることが抑制されていることを要旨とする。
上記の構成によれば、乗り物に衝撃が加わらない通常時には、エアバッグは膨張せず、カバー本体部によって乗員側から覆われている。また、装飾部材が、ティアラインによって仕切られた複数の領域のうち2つ以上の領域に跨ってカバー本体部に配置されていて、エアバッグ装置用カバーの意匠性を高めている。装飾部材の上記配置により、ティアラインが正面視で装飾部材と重なっている。このため、装飾部材を正面視でティアラインに重ならせない場合には、ティアラインとの関係で使用できる装飾部材の大きさが大きく制約を受けるが、請求項1に記載の発明では、使用できる装飾部材の大きさが制約を受けにくくなる。正面視でティアラインに重ならせない場合に使用できなかった大きな装飾部材であっても、使用が可能となる。
また、ティアラインはカバー本体部にのみ設けられていて、装飾部材には設けられていない。そのため、ティアラインに起因する「ひけ」が装飾部材の表面に生ずるおそれがない。また、ティアラインの端末部が装飾部材の外側面で開口することがなく、この開口部分が乗員側から見えることもない。
乗り物に対し衝撃が加わり、その衝撃に応じてエアバッグが膨張展開すると、エアバッグの膨張圧がエアバッグ装置用カバーに作用する。この膨張圧により、ティアラインに沿ってカバー本体部が破断され、同カバー本体部には、上記領域に対応した複数の扉部が形成される。各扉部は、カバー本体部との接続部分を支点(ヒンジ)として開く。この際、装飾部材は、カバー本体部において、同装飾部材と重なる複数の領域のうちの1つに対してのみ固定されていて、他の領域には固定されていない。そのため、装飾部材が固定された領域に対応する扉部は、その装飾部材を伴って開く。表現を変えると、装飾部材は、上記のように開く扉部の1つに追従して移動する。装飾部材が複数の領域にわたって固定されている場合には、エアバッグの高い膨張圧が加わることで装飾部材が破断されるが、装飾部材が1つの領域に対してのみ固定されている請求項1に記載の発明では、高い膨張圧が加わって装飾部材が破断する現象が起こりにくい。従って、複数の扉部を常に同様にして開かせて、それらの扉部の間に開口を生じさせ、この開口を通じてエアバッグを意図した態様で膨張展開させることが可能となる。
また、ティアラインが破断される前、すなわちエアバッグの非膨張時には、装飾部材の係合部がカバー本体部の被係合部に係合している。この係合により、装飾部材において、被係合部の設けられた領域に対応する箇所がカバー本体部に係止されている。このため、装飾部材の上記箇所はカバー本体部との固定箇所から遠ざかっているが、同カバー本体部に接近又は当接した状態に保持され、余程大きな力が加わらない限り、カバー本体部から浮き上がることが起こりにくい。
これに対し、エアバッグが膨張展開すると、上述したようにティアラインに沿ってカバー本体部が破断され、カバー本体部に複数の扉部が形成される。この段階では、装飾部材の係合部はカバー本体部の被係合部に係合し続ける。装飾部材の固定された扉部が、その装飾部材を伴って開く。表現を変えると、装飾部材(係合部を含む)が、上記のように開く扉部に追従して移動する。この移動の途中で、装飾部材の係合部がカバー本体部の被係合部から外れる。従って、扉部の開放時に係合部が被係合部に係合し続けると、その扉部の開放の妨げとなるが、請求項に記載の発明では、そのような現象が起こらず、扉部は予定したとおりにスムーズに開く。
さらに、装飾部材の突起がカバー本体部の孔部に入り込むことにより、係合部の被係合部との係合がなされ、装飾部材において、被係合部に対応する箇所がカバー本体部に係止される。このときには、突起において孔部内に入り込んだ部分は、カバー本体部によって覆われた状態となり、乗員側からは見えにくい。そのため、突起を設けたことが原因で、エアバッグ装置用カバーの外観が低下することが起こりにくい。
また、上記突起が孔部から抜け出ることにより、係合部が被係合部から外れ、装飾部材のカバー本体部との上記係止が解除される。
上記突起及び孔部としては、例えば請求項に記載の発明の構成を採用することができる。すなわち、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記カバー本体部には、その乗員側の一般面から前方へ凹んだ段差凹部が設けられ、前記段差凹部には、前記装飾部材が、その外側面を同段差凹部の内側壁に接近させられた状態で配置されており、前記孔部は前記段差凹部の前記内側壁の一部に設けられ、前記突起は前記装飾部材の前記外側面の一部に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、ティアラインが破断される前、すなわちエアバッグの非膨張時には、段差凹部に配置された装飾部材の外側面がその段差凹部の内側壁に接近している。段差凹部の内側壁と装飾部材の外側面との間の隙間は僅かである。そのため、乗員側からは、装飾部材の外側面から突出している突起のうち、段差凹部の内側壁の孔部に入り込んでいない部分も見えにくい。
本発明のエアバッグ装置用カバーによれば、外観品質を低下させずに、エアバッグの展開性能を確保しつつ装飾部材の大型化に対応することができる。
本発明のエアバッグ装置用カバーが適用されたステアリングホイールを示す正面図。 図1のステアリングホイールを右側方から見た状態を示す側面図。 図1のX−X線に沿ったステアリングホイールの断面構造を拡大して示す断面図。 図1におけるエアバッグ装置用カバーを拡大して示す正面図。 (A)は図3のY部を拡大して示す部分断面図、(B)は同(A)の段差凹部に装飾部材を固定する前の状態を示す部分断面図。 図4のZ部を拡大して示す正面図。 ティアラインに沿ってカバー本体部が破断されて、図3の上下両扉部がエアバッグの膨張圧によって開かれる様子を二点鎖線で示す部分拡大断面図。
以下、本発明のエアバッグ装置用カバーを、車両に搭載されるエアバッグ装置付きステアリングホイールに適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両の運転席よりも前方(図2の右方)には、回転軸線Lを中心として回転するステアリングシャフト(操舵軸)11が、運転席側(図2の左側)ほど高くなるように傾斜した状態で配設されている。ステアリングシャフト11の後端部には、本実施形態のステアリングホイール12が一体回転可能に取付けられている。ステアリングホイール12は、リム部(ハンドル部、リング部と呼ばれることもある)13、パッド部14及びスポーク部15を備えている。リム部13は、運転者によって把持されて操舵される部材であり、上記ステアリングシャフト11を中心とした略円環状をなしている(図1参照)。ステアリングシャフト11が上記のように傾斜していることから、リム部13もまた下側ほど運転席に近づくように傾斜している(図2参照)。
パッド部14は、リム部13によって囲まれた空間に配置されている。パッド部14の前側部分はロアカバー16によって構成されている(図2参照)。スポーク部15は、リム部13及びパッド部14を連結するものであり、複数本(ここでは4本)設けられている。
なお、本実施形態では、ステアリングホイール12の各部について説明する際には、ステアリングシャフト11の回転軸線Lを基準とする。この回転軸線Lに沿う方向をステアリングホイール12の「前後方向」といい、回転軸線Lに直交する面に沿う方向のうち、ステアリングホイール12の起立する方向を「上下方向」というものとする。従って、ステアリングホイール12の前後方向及び上下方向は、車両の前後方向(水平方向)及び上下方向(鉛直方向)に対し若干傾いていることとなる。
また、リム部13における周方向の位置を特定するために、本実施形態では、車両が直進しているときの状態、すなわち中立状態を基準に、「上」、「下」、「左」、「右」を規定するものとする。
図3に示すように、上記パッド部14の内部には、前突等の衝撃から運転者(乗員)をエアバッグ22によって保護するようにしたエアバッグ装置20が配設されている。エアバッグ装置20は、バッグホルダ21と、このバッグホルダ21に対しそれぞれ組付けられたエアバッグ22及びインフレータ23とを備えている。
インフレータ23は前後方向に高さの低い円柱状をなしており、その内部には、膨張用ガスを発生するガス発生剤(図示略)が収容されている。インフレータ23は、その外周面から突出するフランジ部24において、バッグホルダ21に締結されている。なお、インフレータ23としては、上記ガス発生剤を用いたタイプに代えて、高圧ガスの充填された高圧ガスボンベの隔壁を火薬等によって破断して膨張用ガスを噴出させるタイプが用いられてもよい。
エアバッグ22は可撓性を有する布帛等からなり、折り畳まれた状態でインフレータ23の後側に配置されている。エアバッグ22は、自身の前端に開口を有しており、その開口の周縁部に配置されたリングプレート25によって、インフレータ23とともにバッグホルダ21に共締めされている。
図1、図3及び図4の少なくとも1つに示すように、エアバッグ装置20はエアバッグ装置用カバー30によって覆われている。エアバッグ装置用カバー30は、折り畳まれた状態の上記エアバッグ22を取り囲み、かつ上記バッグホルダ21に係止された筒状壁部31と、その筒状壁部31を後ろ側(運転者)側から塞ぐことにより、エアバッグ22を後ろ側から覆うカバー本体部32と、カバー本体部32に取付けられた装飾部材50とを備えている。筒状壁部31は、上記回転軸線Lに略平行となっている。カバー本体部32は、上記筒状壁部31を塞ぐのに必要な大きさよりも上下方向及び左右方向へ大きく形成されている。カバー本体部32において、筒状壁部31よりも左側部分及び右側部分には、各種スイッチS1,S2を配置するための孔33及び切欠き39が設けられている。これらの筒状壁部31及びカバー本体部32は、軟質樹脂等の軟質材料によって一体に形成されている。
カバー本体部32には、エアバッグ22の膨張圧が作用することにより破断される破断予定部であるティアライン34が設けられている。ティアライン34は、カバー本体部32に対し、その前側から断面V字状等の溝を設けることによって形成されている。ティアライン34では、カバー本体部32の他の箇所よりも厚みが小さく、強度が低くなっており、エアバッグ22の膨張圧により、カバー本体部32がこのティアライン34に沿って破断されるようになっている。
ティアライン34は、カバー本体部32の中心部を挟んで左右方向に互いに相対向する箇所において略上下方向へ延びる2本の縦ライン部35と、略水平方向へ延びて両縦ライン部35を繋ぐ横ライン部36とによって構成されていて、運転者側から見た正面視で略H字状をなしている。カバー本体部32において、エアバッグ22の後方となる箇所は、このティアライン34により上下一対の領域に仕切られている。これらの領域を区別するために、ここでは、横ライン部36よりも上側に位置するものを「上側の領域37」といい、同横ライン部36よりも下側に位置するものを「下側の領域38」というものとする。このティアライン34に沿ってカバー本体部32が破断されると、同カバー本体部32には、前記上側の領域37に対応した上側の扉部41と、前記下側の領域38に対応した下側の扉部42とが形成される。ティアライン34の破断により形成された上側の扉部41は、上記両縦ライン部35の上端部間を自身のヒンジ部43として上側へ開くことが可能である。下側の扉部42は、上記両縦ライン部35の下端部間を自身のヒンジ部44として下側へ開くことが可能である。
図5(A)は図3のY部を拡大して示し、図5(B)は、同図5(A)の段差凹部45に装飾部材50が固定される前の状態を示している。これらの図5(A),(B)及び図6の少なくとも1つに示すように、カバー本体部32の略中央部分であって、上記ティアライン34の横ライン部36を挟んで上下両領域37,38に跨る箇所には、正面視で横長の略楕円形状をなす段差凹部45が設けられている。段差凹部45は、カバー本体部32の後ろ側(乗員側)の一般面46から前方へ凹んでいる。この段差凹部45の内底部47において、上記上側の領域37に属する複数箇所には、ピン挿通孔48があけられている。同内底部47において、下側の領域38に属する箇所には、こうしたピン挿通孔48はあけられていない。
装飾部材50は、エアバッグ装置用カバー30のカバー本体部32、ひいてはステアリングホイール12の外観品質(意匠性)を向上させるためのものであって、カバー本体部32とは別部材によって構成されている。装飾部材50は、前記段差凹部45に対応して略楕円形の外形形状をなすリング部51と、そのリング部51内に配置された標章部52とを備えている。標章部52は、エンブレム、マーク等を表すものであり、リング部51に対し複数箇所で繋がっている。これらのリング部51及び標章部52の主要部は、硬質樹脂によって形成されている。リング部51及び標章部52の各々について、少なくとも後ろ側の面はメッキ層53によって被覆されていて、金属光沢を発している。本実施形態では、メッキ層53は、リング部51及び標章部52の後ろ側の面にとどまらず、側面にも形成されている。
リング部51及び標章部52において、前記ピン挿通孔48に対応する複数箇所からは、固定部としての溶着ピン54が前方へ向けて突出している。そして、各溶着ピン54が対応するピン挿通孔48に後ろ側から挿通され、リング部51及び標章部52が段差凹部45の内底部47に接触させられている。この状態では、リング部51及び標章部52は、ティアライン34の横ライン部36を挟んだ上下両領域37,38に跨っている。表現を変えると、横ライン部36のカバー本体部32における位置が、正面視で装飾部材50(リング部51及び標章部52)と重なる箇所に設定されている。また、リング部51の外周側の側面(外側面51S)が段差凹部45の内側壁45Sに接近していて、両者の間の隙間は僅かとなっている。
各溶着ピン54において、上記ピン挿通孔48への挿通により段差凹部45から前方へ露出する部分は、超音波溶着法、振動溶着法等の溶着法によって溶着、すなわち溶融され、押し潰されて偏平となっている。この溶着により、装飾部材50はカバー本体部32にかしめ固定されている。上述したように、複数のピン挿通孔48がいずれも上側の領域37に設けられていることから、装飾部材50は溶着ピン54を通じて、正面視で同装飾部材50と重なる領域37,38のうちの1つである上側の領域37に対してのみ固定されている。装飾部材50は下側の領域38に対しては固定されておらず、フリーな状態となっている。
なお、上記カバー本体部32とは異なり、装飾部材50にはティアライン34が設けられていない。
カバー本体部32において、正面視で装飾部材50と重なる領域37,38のうち、溶着ピン54によって装飾部材50が固定される上側の領域37とは異なる領域、すなわち下側の領域38には被係合部が設けられている。被係合部は、ここでは、段差凹部45の内側壁45Sの最下部に設けられた孔部49によって構成されている。
装飾部材50において、孔部49に対応する箇所には、ティアライン34の破断前には孔部49に係合され、かつティアライン34が破断されて扉部41,42が開くときには孔部49から外れる係合部が設けられている。係合部は、装飾部材50のリング部51において、外周側の外側面51Sの最下部から下方へ突出する突起55によって構成されている。
突起55が孔部49に係合された状態では、こうした係合がなされない場合に比べ、装飾部材50はカバー本体部32に対しより強固に係止されていることとなる。
上記のようにして、本実施形態のステアリングホイール12が構成されている。このステアリングホイール12では、図3及び図4の少なくとも一方に示すように、前突等により、車両に対し前方から衝撃が加わらない通常時には、インフレータ23からエアバッグ22に膨張用ガスが供給されず、エアバッグ22は折り畳まれた状態で、カバー本体部32によって後ろ側から覆われ続ける。
また、装飾部材50は、エアバッグ装置用カバー30の意匠性を高めている。この装飾部材50が、ティアライン34によって仕切られた上下2つの領域37,38の両者に跨っていることから、ティアライン34の横ライン部36が正面視で装飾部材50と重なっている。このため、装飾部材50を正面視でティアライン34に重ならせない場合には、ティアライン34との関係で装飾部材50の大きさや位置が大きく制約を受けるが、本実施形態では、そういった制約を受けにくくなり、ティアライン34の位置を気にせずに装飾部材50の大きさや位置を決定することが可能となる。正面視でティアライン34に重ならせない場合に使用できなかった大きな装飾部材50であっても、使用が可能となる。また、正面視でティアライン34に重ならせない場合にできなかった配置であっても、本実施形態では配置が可能となる。
また、このときには、装飾部材50の突起55がカバー本体部32の孔部49に入り込むことにより、係合部の被係合部との係合がなされ、装飾部材50において、孔部49の設けられた下側の領域38に対応する箇所(装飾部材50の下部)がカバー本体部32に係止される。この状態では、突起55において孔部49内に入り込んだ部分は、カバー本体部32によって覆われた状態となり、後ろ側(運転者側)からは見えにくい。
特に、本実施形態では、装飾部材50におけるリング部51の外周側の外側面51Sが段差凹部45の内側壁45Sに接近していて、外側面51Sと内側壁45Sとの間の隙間が僅かである。そのため、後ろ側(運転者側)からは、装飾部材50の外側面51Sから突出している突起55のうち、段差凹部45の内側壁45Sの孔部49に入り込んでいない部分も見えにくい。
そのため、突起55を設けたことが原因で、エアバッグ装置用カバー30の外観が低下することが起こりにくい。
また、装飾部材50の上記下部は、カバー本体部32との固定箇所である溶着ピン54から遠ざかっているが、上記突起55の孔部49との係合により、同カバー本体部32に接近又は当接した状態に保持される。余程大きな力が加わらない限り、カバー本体部32から浮き上がることが起こりにくい。従って、例えば、乗員が興味本位で、装飾部材50をカバー本体部32から剥がそうとしても、装飾部材50はカバー本体部32から浮き上がりにくい。
また、本実施形態では、ティアライン34がカバー本体部32に設けられているに過ぎず、装飾部材50には設けられていない。そのため、ティアライン34に起因する「ひけ」が装飾部材50の表面に生じ、装飾部材50の外観が損なわれるおそれがない。これは、ティアライン34形成のために仮に装飾部材50に溝が設けられると、そのティアライン34では、装飾部材50の肉厚が変化することとなり、樹脂成形後の収縮差に起因して装飾部材50の後ろ側の表面に「ひけ」が生ずるおそれがあるのに対し、本実施形態では、ティアライン34に起因して肉厚の変化する箇所がないからである。この点において、本実施形態は、装飾部材にもティアラインが設けられる特許文献1及び特許文献2と大きく異なる。
上記の効果は、装飾部材50の表面にメッキ層53が形成された本実施形態では、特に有効である。すなわち、表面にメッキが施された装飾部材50では、ひけがあると目立つ。これは、メッキにより装飾部材50の表面が鏡面となり、その鏡面に写された像がひけにより歪むからである。この点、装飾部材50にティアライン34に起因するひけが生じにくい本実施形態では、装飾部材50の表面の鏡面に写された像が歪むことが起こりにくい。
また、本実施形態では、特許文献1及び特許文献2とは異なり、ティアライン34の端末部が装飾部材50の側面で開口することがなく、この開口部分が運転者側から見えることがない。
前突等により車両に対し前方から衝撃が加わると、その衝撃に応じてインフレータ23から膨張用ガスがエアバッグ22に供給される。この膨張用ガスによりエアバッグ22が膨張展開すると、そのエアバッグ22の膨張圧がエアバッグ装置用カバー30に作用する。この膨張圧によりカバー本体部32がティアライン34に沿って破断し、同カバー本体部32には、ティアライン34によって仕切られていた領域37,38に対応した上下一対の扉部41,42が形成される。この段階では、装飾部材50の突起55は段差凹部45の孔部49に入り込み(係合し)続ける。
上下の各扉部41,42は、ヒンジ部43,44を支点として、上下方向について互いに反対方向へ開く。この際、装飾部材50は、上下一対の扉部41,42のうちの1つである上側の扉部41に対してのみ固定されていて、下側の扉部42には固定されていない。そのため、装飾部材50が固定された上側の扉部41は、図7において二点鎖線で示すように、その装飾部材50を伴って上側へ開く。表現を変えると、装飾部材50(突起55を含む)は、上記のように開く上側の扉部41に追従して上方へ移動する。この移動の途中で突起55が孔部49から抜け出ることにより、装飾部材50のカバー本体部32との上記係合が解除される。
従って、扉部41,42の開放時に突起55が孔部49に係合し続けると、それらの扉部41,42の開動作の妨げとなるが、本実施形態では、そのような現象が起こらず、上下両扉部41,42は、エアバッグ22の膨張展開に伴い、予定したとおりにスムーズに開く。突起55は、エアバッグ22の膨張展開を阻害する要因とはなりにくい。
また、仮に、装飾部材50が上側の扉部41に対しても下側の扉部42に対しても固定されている場合には、エアバッグ22の高い膨張圧が加わって装飾部材50が破断されるが、装飾部材50が1つの扉部(上側の扉部41)に対してのみ固定されている本実施形態では、高い膨張圧によって装飾部材50が破断される現象が起こりにくい。従って、上側の扉部41はヒンジ部43を支点として上側へ開き、下側の扉部42はヒンジ部44を支点として下側へ開く。
上下の各扉部41,42が上記のように開くことで、それらの間に開口が生ずる。この開口を通じてエアバッグ22が後方へ向けて意図した態様で膨張展開する。前突の衝撃により前傾しようとする運転者とステアリングホイール12との間に、膨張展開したエアバッグ22が介在することとなり、運転者の前傾が拘束されて、衝撃から保護される。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)エアバッグ22の膨張圧が作用することにより破断されるティアライン34を、カバー本体部32にのみ設けて、同カバー本体部32の中央部近傍を上下2つの領域37,38に仕切る。このティアライン34のカバー本体部32における位置を、正面視で装飾部材50と重なる箇所に設定する。さらに、装飾部材50を、正面視で装飾部材50と重なる領域37,38のうちの1つである上側の領域37に対してのみ固定するようにしている(図3及び図6参照)。
そのため、装飾部材50にティアライン34を設けなくても、エアバッグ22の展開性能を確保しつつ装飾部材50の大型化に対応することができる。これに伴い、装飾部材50及びティアライン34の設計の自由度を増すことができる。装飾部材50にティアライン34が不要となるため、その分、装飾部材50の製造コストを低く抑えることができる。
また、装飾部材50にティアライン34を設けることによる不具合である外観品質の低下も解消することができる。
(2)主要部が樹脂により形成され、かつ少なくとも後ろ側の表面にメッキ層53が形成されたものを装飾部材50としている(図6参照)。そのため、上記(1)の効果中、外観品質の低下を抑制する効果がより一層有効となる。
(3)カバー本体部32において、正面視で装飾部材50と重なる領域37,38のうち、溶着ピン54によって装飾部材50が固定される領域(上側の領域37)とは異なる領域(下側の領域38)に被係合部を設ける。装飾部材50において、被係合部に対応する箇所に係合部を設けている(図6参照)。そのため、エアバッグ22が膨張展開しない通常時には、装飾部材50をカバー本体部32に接近又は当接した状態に保持し、装飾部材50がカバー本体部32から浮き上がるのを抑制することができる。
(4)上記(3)中の被係合部として、カバー本体部32に孔部49を設ける一方、係合部として、装飾部材50から突起55を突出させ、この突起55を孔部49に入り込ませている(図5(A)及び図6参照)。このため、突起55の孔部49内に入り込んだ部分を見えにくくし、突起55を設けたことによるエアバッグ装置用カバー30の外観低下を抑制することができる。
(5)カバー本体部32に段差凹部45を設け、装飾部材50の外側面(リング部51の外側面51S)を同段差凹部45の内側壁45Sに接近させた状態で、同装飾部材50を段差凹部45内に配置する。孔部49を内側壁45Sに設け、突起55を外側面51Sに設けている(図5(A),(B)及び図6参照)。そのため、運転者側からは、装飾部材50の外側面51Sから突出している突起55のうち、孔部49に入り込んでいない部分をも見えにくくし、エアバッグ装置用カバー30の外観低下をより一層抑制することができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
<カバー本体部32について>
・ティアライン34は、カバー本体部32を縦方向、横方向等、任意の方向に破断するものであればよく、この条件を満たす範囲で、ティアライン34を、上記実施形態とは異なる形状、例えば略T字状等に変更してもよい。
・ティアライン34は、必ずしも溝のような連続したものでなくてもよく、1つ1つが線状又はドット状をなす凹部を、全体として線状をなすように断続的に設けたものであってもよい。
・ティアライン34の断面形状を略V字状とは異なるもの、例えば略U字状、略矩形状等に変更してもよい。
・ティアライン34は、カバー本体部32を3つ以上の領域に仕切り、エアバッグ22の膨張圧によって破断して、同領域と同数の扉部を形成するものであってもよい。この場合であっても、ティアライン34のカバー本体部32における位置を、正面視で装飾部材50と重なる箇所に設定する。
・装飾部材50において、正面視でティアライン34が重なる箇所は、リング部51のみであってもよい。
・カバー本体部32がティアライン34によって上下2つの領域37,38に仕切られる前記実施形態において、下側の領域38を、溶着ピン54によって装飾部材50が固定される領域とし、上側の領域37を、係合部の被係合部との係合によって装飾部材50が係止される領域としてもよい。
<装飾部材50について>
・装飾部材50として、前記実施形態とは異なる形態を有するもの、例えば、表面にマークが刻設された飾り板を用いてもよい。
・装飾部材50を複数の部品によって構成してもよい。例えば、装飾部材50は、リング部51と標章部52とが互いに独立しているものであってもよい。
・メッキ層53に代えて、装飾部材50の表面に塗膜を形成してもよい。
・カバー本体部32に段差凹部45を設けず、そのカバー本体部32の一般面46に装飾部材50を配置及び固定してもよい。
・上述した溶着ピン54とは異なる構成の固定部を装飾部材50に設け、この固定部によって装飾部材50をカバー本体部32に固定するようにしてもよい。また、装飾部材50及びカバー本体部32とは別部材を固定部として用い、この別部材によって装飾部材50をカバー本体部32に固定するようにしてもよい。
・カバー本体部32がティアライン34によって3つ以上の領域に仕切られる場合には、装飾部材50を、正面視で2つ以上の領域に跨らせる。この場合には、固定部(溶着ピン54)による装飾部材50のカバー本体部32に対する固定を、正面視で同装飾部材50と重なる領域のうちの1つに対してのみ行う。
<被係合部及び係合部について>
・前記実施形態とは逆に、装飾部材50に孔部49を設けて、これを係合部とする。また、カバー本体部32に突起55を設けて、これを被係合部としてもよい。
・突起55を孔部49に入り込ませる態様とは異なる態様の被係合部及び係合部によって、装飾部材50をカバー本体部32に係合させるようにしてもよい。
・係合部と被係合部との組み合わせを複数設けてもよい。ただし、係合部を目立たないようにする観点からは、こうした係合部と被係合部との組み合わせの数は少ない方が望ましい。
・カバー本体部32がティアライン34によって3つ以上の領域に仕切られる場合には、カバー本体部32において、正面視で装飾部材50と重なる領域のうち同装飾部材50が固定される領域とは異なる領域の少なくとも1つに被係合部を設ける。そして、装飾部材50において、上記被係合部に対応する箇所に係合部を設ける。
・溶着ピン54による固定だけで、装飾部材50をカバー本体部32(段差凹部45)から浮き上がらないようにすることができる場合には、被係合部及び係合部を省略してもよい。
<その他>
・本発明のエアバッグ装置用カバーは、車両に限らず、航空機、船舶等の他の乗り物における操舵装置のステアリングホイールに適用することもできる。この場合、車両には、自家用車に限らず各種産業車両も含まれる。
・本発明は、運転席の乗員(運転者)を衝撃から保護するエアバッグ装置が設けられたステアリングホイールに限らず、助手席のエアバッグ装置用のカバーや、サイドエアバッグ装置用のカバー等にも適用可能である。
20…エアバッグ装置、22…エアバッグ、30…エアバッグ装置用カバー、32…カバー本体部、34…ティアライン、37,38…領域、41,42…扉部、45…段差凹部、45S…内側壁、46…一般面、49…孔部(被係合部)、50…装飾部材、51S…外側面、54…溶着ピン(固定部)、55…突起(係合部)。

Claims (2)

  1. エアバッグ装置のエアバッグを乗員側から覆うカバー本体部と、固定部により前記カバー本体部に乗員側から固定される装飾部材とを備え、前記エアバッグの膨張圧が作用することにより破断されるティアラインが設けられたエアバッグ装置用カバーであって、
    前記ティアラインは、前記カバー本体部にのみ設けられて同カバー本体部を複数の領域に仕切り、前記エアバッグの膨張圧により破断されて、前記領域に対応した複数の扉部を形成するものであり、
    前記ティアラインの前記カバー本体部における位置が、正面視で前記装飾部材と重なる箇所に設定され、
    さらに、前記固定部による前記装飾部材の前記カバー本体部に対する固定は、正面視で同装飾部材と重なる領域のうちの1つに対してのみ行われており、
    前記カバー本体部において、正面視で前記装飾部材と重なる領域のうち前記装飾部材が固定される領域とは異なる領域の少なくとも1つには被係合部が設けられる一方、
    前記装飾部材において、前記被係合部に対応する箇所には、前記ティアラインの破断前には前記被係合部に係合され、かつ前記ティアラインが破断されて前記扉部が開くときには前記被係合部から外れる係合部が設けられており、
    前記被係合部は、前記カバー本体部に貫設された孔部により構成されるものであり、
    前記係合部は、前記装飾部材から突出する突起により構成されるものであり、
    前記突起と前記孔部との係合により、前記ティアラインの破断前に前記装飾部材が前記カバー本体部から浮き上がることが抑制されていることを特徴とするエアバッグ装置用カバー。
  2. 前記カバー本体部には、その乗員側の一般面から前方へ凹んだ段差凹部が設けられ、
    前記段差凹部には、前記装飾部材が、その外側面を同段差凹部の内側壁に接近させられた状態で配置されており、
    前記孔部は前記段差凹部の前記内側壁の一部に設けられ、前記突起は前記装飾部材の前記外側面の一部に設けられている請求項に記載のエアバッグ装置用カバー。
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