JP5223119B2 - エアバッグ装置付きステアリングホイール - Google Patents
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Description
また、筒状壁部の段差面は、加飾部材の内壁部が当接されることにより、同加飾部材の前方への動きを規制する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記加飾部材における前記挿通孔の周りの一部には、他部よりも幅が狭く、かつ前記内壁部の前記ボトムヒンジ部に対応する箇所を含む幅狭部が形成され、前記内壁部の前記ボトムヒンジ部に対応する箇所が、前記ステアリングホイールの回転軸線に交差する面上に形成される一方、同箇所の両端部分が、同面に交差する別の面上に形成された連結部を介して、前記通常ヒンジ部に対応する箇所に繋がっていることを要旨とする。
上記の構成によれば、幅狭部は、加飾部材における挿通孔周りの他部よりも幅が狭く、強度が低い。これに伴い、幅狭部に含まれ、かつ内壁部のボトムヒンジ部に対応する箇所も強度が低い。しかし、内壁部のボトムヒンジ部に対応する上記箇所がステアリングホイールの回転軸線に交差する面上に形成されているのに対し、同箇所の両端部分が、同面に交差する別の面上に形成された連結部を介して、通常ヒンジ部に対応する箇所に繋がっている。このように、内壁部のボトムヒンジ部に対応する箇所と連結部とが異なる面上に形成されていることから、内壁部のボトムヒンジ部に対応する箇所の剛性は、その箇所と連結部とが同一の面上に形成されている場合よりも高くなる。
従って、前突等により前傾しようとする運転者の前方へ向かう押圧力が、膨張展開したエアバッグ、及びボトムヒンジ部を支点として開いた扉部を通じて、内壁部のボトムヒンジ部に対応する箇所に伝わっても、幅狭部が破断しにくい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記加飾部材は、前記バッグカバーの前記ステアリングホイールへの固定後に、同バッグカバーの後方から、前記筒状壁部の前記段差面よりも後側部分に装着されるものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、加飾部材の少なくとも後側の面に形成されたメッキの層が金属光沢を発する。そのため、ステアリングホイールがよりスポーティなものとなる。
上記の断面形状を有することにより、平板状をなすものに比べ幅狭部の剛性が高くなり、請求項5に記載の発明の効果がより一層得られやすくなる。
図1及び図2の少なくとも一方に示すように、車両の運転席よりも前方(図2の右方)には、回転軸線Lを中心として回転するステアリングシャフト(操舵軸)11が、運転席側(図2の左側)ほど高くなるように傾斜した状態で配設されている。ステアリングシャフト11の後端部には、本実施形態のステアリングホイール13が一体回転可能に取付けられている。ステアリングホイール13は、リム部(ハンドル部、リング部と呼ばれることもある)14、パッド部15及びスポーク部16を備えている。リム部14は、上記ステアリングシャフト11を中心とした略円環状をなしている(図1参照)。ステアリングシャフト11が上記のように傾斜していることから、リム部14もまた下側ほど運転席に近づくように傾斜している(図2参照)。
また、加飾部材60がバッグカバー40に装着された上記状態では、図4及び図9に示すように、加飾部材60が、筒状壁部41の外側面に交差(直交)する段差面52よりも後側に位置する。すなわち、後方からステアリングホイール13を見た場合、加飾部材60における挿通孔61の内壁部62が段差面52上に重なる。そのため、ステアリングホイール13の構成部材のうち、筒状壁部41の外側であって、加飾部材60よりも前方に位置するもの(例えばホーンスイッチ機構34)が、上記の段差面52上に重なる内壁部62によって隠される。この隠されるものの中には、段差面52も含まれる。こうしてバッグカバー40の一部が加飾部材60によって隠される分、同バッグカバー40において運転者側から視認される部分が小さくなる。このことは、ステアリングホイール13をスポーティなデザインとするうえで有効である。
前突等により車両に対し前方から衝撃が加わると、慣性により運転者が前傾しようとする。エアバッグ装置30では、インフレータ32から膨張用ガスがエアバッグ31に供給される。この膨張用ガスにより、エアバッグ31が後側(運転者側)へ向けて膨張する。この膨張するエアバッグ31により、バッグカバー40、特に蓋部42に押圧力が加わり、同蓋部42が破断予定部43において第1扉部44、第2扉部45及び第3扉部46に破断される。図9において二点鎖線で示すように、破断された第1扉部44はボトムヒンジ部47を支点として上側へ開く。また、破断された第2扉部45は通常ヒンジ部48を支点として左下側へ開く。破断された第3扉部46は通常ヒンジ部49を支点として右下側へ開く。
(1)第1扉部44のヒンジ部を、筒状壁部41の同第1扉部44との境界部41Aよりも前側に設けられたボトムヒンジ部47によって構成するとともに、加飾部材60の内壁部62においてボトムヒンジ部47に対応する箇所62Aを、同ボトムヒンジ部47よりも前側に設けている(図4及び図9)。
・蓋部42における破断予定部43の形成箇所を変更することで、同蓋部42を、前記実施形態とは異なる数・形状の扉部に破断させるようにしてもよい。
・幅狭部66の断面形状を、U字状とは異なるものに変更してもよい。
・前記実施形態では、筒状壁部41の外側面の周りにフランジ部51を設け、その後側の面を段差面52としたが、筒状壁部41に、厚みの小さな薄肉部分と、それよりも前側に位置し、かつ厚みの大きな肉厚部分とを設ける。そして、肉厚部分の薄肉部分との境界面を段差面52としてもよい。
Claims (6)
- 膨張用ガスにより、運転者側である後側へ向けて膨張するエアバッグと、
前記エアバッグを取り囲み、かつ自身の外側面に、同外側面に交差する段差面を有する筒状壁部、及び前記筒状壁部を後側から塞ぐ蓋部を備えるバッグカバーと、
挿通孔を有し、かつ同挿通孔の内壁部において、前記筒状壁部の前記段差面よりも後側部分を取り囲み、さらに自身の少なくとも後側の面に装飾の施された加飾部材と
を備え、膨張する前記エアバッグにより前記蓋部を複数の扉部に破断させ、ヒンジ部を支点として各扉部を開かせるようにしたエアバッグ装置付きステアリングホイールであって、
前記蓋部は、上側の扉部と下側の扉部に仕切られ、
前記下側の扉部の前記ヒンジ部は、前記筒状壁部の同扉部との境界部近傍に設けられた通常ヒンジ部により構成されるとともに、前記内壁部の前記通常ヒンジ部に対応する箇所が、同通常ヒンジ部の前側近傍に設けられており、
前記上側の扉部の前記ヒンジ部は、前記筒状壁部の同扉部との境界部よりも前側に設けられたボトムヒンジ部により構成されるとともに、前記内壁部の前記ボトムヒンジ部に対応する箇所が、同ボトムヒンジ部よりも前側に設けられていることを特徴とするエアバッグ装置付きステアリングホイール。 - 前記加飾部材における前記挿通孔の周りの一部には、他部よりも幅が狭く、かつ前記内壁部の前記ボトムヒンジ部に対応する箇所を含む幅狭部が形成され、
前記内壁部の前記ボトムヒンジ部に対応する箇所が、前記ステアリングホイールの回転軸線に交差する面上に形成される一方、同箇所の両端部分が、同面に交差する別の面上に形成された連結部を介して、前記通常ヒンジ部に対応する箇所に繋がっている請求項1に記載のエアバッグ装置付きステアリングホイール。 - 前記加飾部材は、前記バッグカバーの前記ステアリングホイールへの固定後に、同バッグカバーの後方から、前記筒状壁部の前記段差面よりも後側部分に装着されるものである請求項1又は2に記載のエアバッグ装置付きステアリングホイール。
- 前記加飾部材の少なくとも主要部が硬質の合成樹脂により形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアバッグ装置付きステアリングホイール。
- 前記加飾部材の少なくとも後側の面にメッキが施されている請求項4に記載のエアバッグ装置付きステアリングホイール。
- 前記幅狭部はU字状の断面を有する請求項2に記載のエアバッグ装置付きステアリングホイール。
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