JP5346300B2 - 高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識 - Google Patents

高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識 Download PDF

Info

Publication number
JP5346300B2
JP5346300B2 JP2009548202A JP2009548202A JP5346300B2 JP 5346300 B2 JP5346300 B2 JP 5346300B2 JP 2009548202 A JP2009548202 A JP 2009548202A JP 2009548202 A JP2009548202 A JP 2009548202A JP 5346300 B2 JP5346300 B2 JP 5346300B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
congestion
base station
radio base
channel
high speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009548202A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010518685A (ja
Inventor
ルンディン、エリック イェイエル
コルベット、エディ
デ・ブール、ティアート
カールソン、パトリック
クオン、ワイクォック
キム、ソンテ
Original Assignee
テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) filed Critical テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル)
Publication of JP2010518685A publication Critical patent/JP2010518685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5346300B2 publication Critical patent/JP5346300B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/52Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on load
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/20Control channels or signalling for resource management
    • H04W72/29Control channels or signalling for resource management between an access point and the access point controlling device
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/04Interfaces between hierarchically different network devices
    • H04W92/12Interfaces between hierarchically different network devices between access points and access point controllers

Description

本願は、2007年2月5日に出願された「高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識」と題する、米国特許仮出願第60/888,259号明細書の利益及び優先権を主張し、その全体を本明細書に参照として組み入れる。
本発明は電気通信に関し、特に、高速パケットアクセスチャネル上の負荷及び/又は輻輳の判定に関する。
典型的な携帯電話無線システムにおいて、(移動局及び移動ユーザ機器ユニット(UE:user equipment unit)とも知られる)移動端末は、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)を介して互いに通信し、及び/又は1つ以上のコアネットワークと通信する。ユーザ機器ユニット(UEs)は、移動電話(“セルラー”電話)、及び携帯終端器を備えたラップトップなどの移動局であってよく、従って、例えば、無線アクセスネットワークとの間で音声及び/又はデータ通信を行う携帯型、小型機器、手持ち型機器、コンピュータ内蔵型、若しくは車載型の移動機器であってもよい。
無線アクセスネットワーク(RAN)は、セルエリアに分割された地理的エリアをカバーし、各セルエリアには、基地局によって、例えば、無線基地局又は(UTRANの専門用語では)「NodeB」によって、サービスが提供される(無線基地局及びNodeBのような語は、本明細書で交換可能に用いられる)。セルとは、基地局側の無線基地局機器により無線のカバレージが提供される地理的エリアである。各セルは一意の識別性(unique identity)によって識別され、この一意の識別性はセルにおいてブロードキャストされる。基地局は、エアインタフェース(例えば、無線周波数)を介して基地局の範囲内のユーザ機器(UE)ユニットと通信する。無線アクセスネットワークにおいては、幾つかの基地局が、(例えば、有線又はマイクロ波によって)無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)と典型的に接続されている。基地局コントローラ(BSC:base station controller)と称されることもある無線ネットワークコントローラは、自身に接続された複数の基地局の様々な動作を管理し、調整する。無線ネットワークコントローラは、典型的に1つ以上のコアネットワークに接続されている。
ユニバーサル移動通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)は、第3世代移動通信システムであって、GSM(Global System for Mobile Communications)から進化したものであり、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)のアクセス技術に基づいて、改善された移動通信サービスを提供することを目的としている。UMTSの無線アクセスネットワークは、多くの場合「UTRAN」と呼ばれる。
先進的な技術として、様々なサービスは、より高いデータレート、及びより大きな容量を要求する。UMTSは、マルチメディア無線サービスをサポートするために設計されたが、幾つかの例において、最大データレートが、要求されたサービスの品質を満たすために十分ではないことが判明している。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:Third Generation Partnership Project)として知られるフォーラムにおいて、通信サプライヤは、第3世代ネットワーク及び特にUTRANについての規格を提案し合意しており、拡張されるデータ速度及び無線容量について調査をしている。フォーラムの作業の1つの結果が、ダウンリンクのための高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)であり、これは3GPP WCDMA仕様Release5において導入された。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)に関しては、一般的に、例えば、3GPP TS 25.435 V7.1.0(2006-06-16)、3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;UTRAN Iub Interface User Plane Protocols for Common Transport Channel Data Stream(Release7)を参照されたい。これは、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)について論じており、その全体を本明細書に参照として組み入れる。さらに、フォーラムによって作成され、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、又は本明細書に記載する構想と何らかの関連があることから、3GPP TS 25.321 V7.1.0(2006-06-23)、3rd Generation Partnership project;Technical Specification Group Radio Access Network;Medium Access Control(MAC)protocol specification(Release7);3GPP TS 25.331 V7.1.0(2006-06-23)、3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;Radio Resource Control(RRC);Protocol Specification(Release7);3GPP TS 25.425 V7.1.0(2006-06-16)、3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;UTRAN Iur interface user plane protocols for Common Transport Channel data stream(Release7)、及び、3GPP TS 25.433 V7.1.0(2006-06-20)、3rd Generation Partnership project;Technical Specification Group Radio Access Network;UTRAN Iub interface NodeB Application Part(NBAP)signaling(Release7)を、本明細書に参照として組み入れる。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)は、例えば、無線リソースの調整及び管理の役割の幾つかを、無線ネットワークコントローラ(RNC)からの基地局(RBSに移譲することによって、高速のデータ速度を実現する。これら役割は、以下のうちの1つ以上、すなわち、共有チャネルでの送信、高次変調、リンク適応、無線チャネルに従ったスケジューリング、及び、ソフト合成(soft combining)によるハイブリッドARQ、のうちの1つ以上を含む。高速リンク適応の見地から、リンク適応は、移動端末(例えば、ユーザ機器ユニット(UE))からのチャネル品質インジケータに基づいて、最善の変調及びコード体系を選択することによって行なわれる。高速スケジューリングについては、ユーザの選択がNodeBにおいて行なわれるが、このNodeBはリンク品質情報にアクセスすることができ、従って適切なユーザを選択することが可能である。NodeBからのハイブリッドARQは、高速再送信、及び誤ったリンク適応の決定の迅速な回復を可能にする再送の仕組みを、基地局内に有することを含む。短いTTIとして、2ミリ秒(ms)のTTIが送信のために用いられる。
第1の移譲された役割、すなわち共有チャネルでの送信に従って、HSDPAは、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH:high-speed downlink shared channel)上での、(送信時間間隔(TTI:transmission time interval)とも呼ばれる)時間多重された間隔における、無線を介した移動端末への送信のために、ユーザ情報を多重化する。3つの新しい物理チャネルが、HS−DSCH送信を可能にするためにHSDPAに伴って導入される。高速共有制御チャネル(HS−SCCH:high-speed shared control channel)は、移動機器に、いつHSDPAデータが移動機器のためにスケジューリングされるのか、かつ、どのように移動機器がHSDPAデータを受信し符号化することが可能なのか、について報知するダウンリンク制御チャネルである。高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH:high-speed dedicated physical control channel)は、ダウンリンクチャネルの品質を報告し、再送信を要求するために、携帯により用いられるアップリンク制御チャネルである。高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS−PDSCH:high-speed physical downlink shared channel)は、HS−DSCHユーザデータを伝達するダウンリンク物理チャネルである。幾つかのHS−PDSCHは、1つの携帯電話に各伝送ごとに割り当てられる。各HS−PDSCHは、異なるOVSFチャネライゼーションコードを有する。
HSDPAは、送信時間間隔(TTI)において全HS−DSCH帯域幅に渡ってユーザ情報を多重化することにより、例えば高速スケジューラとして機能する、無線基地局での高速チャネル(HSC:high-speed channel)コントローラを特徴としている。HSDPAコントローラは、一般にHSDPAスケジューラとも呼ばれる。HSDPAは符号多重化を利用するので、幾つかのユーザを、同時にスケジューリングすることが可能である。
高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)に続いて、3GPP WCDMA仕様Release6では、アップリンクにおいて、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High Speed Uplink Packet Access)が、その拡張個別チャネル(E−DCH:Enhanced Dedicated Channel)と共に導入された。拡張は、短い送信時間間隔(TTI)の使用、携帯端末とNodeBとの間の(ソフト合成による)高速ハイブリッドARQ(HARQ)、NodeBからの移動端末の送信レートのスケジューリング、を含む。さらに、E−DCHは、アップリンクにおける個別チャネルに特徴的な特性の大部分を保持している。
従って、現在のWCDMAは、共通チャネルHSDPAと拡張アップリンク(HSUPA)とを通して、高速パケットアクセス(HSPA:high speed packet access)を提供する。その初期段階において、HSDPAの典型的な実装、及び拡張UL(Enhanced UL)は、双方向/バックグラウンドトラフィックをサポートし、例えば、HSDPA及びEULは、個別チャネルが要求したリソースを通常の(例えば、HSPA以前の)個別チャネル(DCH:dedicated channel)が消費した後に残るいずれかのリソースのみの割り当てを行うものであった。EULについてのダウンリンク制御チャネルは、HSDPA電力グループに含まれる、すなわち、DCHが所属する非HSDPAグループには含まれない。
一般的に、WCDMAのために、無線ネットワークコントローラは、接続許可及びリソース割り当て、並びに許可された接続のためのスケジューリング機能を実行する。しかし、HSDPAの登場、及び後のEULの登場により、以前は無線ネットワークコントローラによって行なわた(HSDPA及びEULについての)幾つかの機能を、NodeBに行なわせることがより適当であった。従って、リソース割り当てと、HSPDA及びEULにおいてそれぞれ共有する接続についてのスケジューリングとを実行するために、NodeBに、HSDPAについてのスケジューラ、及びEULについてのスケジューラが提供された。従って、少なくともHSDPA及びEULが含まれる場合には、基本的に、2層の(two tier)割り当て及びスケジューリングがある。すなわち、接続のために無線ネットワークコントローラにより一般的に実行される上層、並びに、HSDPA及びEULを用いた接続のためにNodeBにより実行される下層である。NodeBにより実行される下層の割り当て及びスケジューリングは、数ミリ秒のタイムフレームにおいて行なわれ、一方、無線ネットワークコントローラにより実行される上層の割り当て及びスケジューリングは、より長い時間的視点で(例えば、数秒)行なわれる。
NodeBにより実行される、下層の割り当て及びスケジューリングは、当初、無線アクセスネットワークコントローラにより実行される上層の割り当て及びスケジューリングに重大な影響を与えなかった。このように影響を与えなかったことの原因は、少なくとも部分的には、NodeBのスケジューラが、無線ネットワークコントローラの流入制御機能により既に許可された保証型ビットレート(GBR:guaranteed bit rate)トラフィックによる使用後に残された電力(又はノイズ増加)リソースを利用するために、トラフィックをローカルに適応させたという上述の事実に起因している。すなわち、HSDPA及びEULについては、非GBRトラフィックは、GBRトラフィックの使用後に残された、残りの電力を利用する。
HSDPA及びEULは進化し続けている。例えば、第3GPP技術仕様書(3GPP Technical Specification)は、DCH、及びそれぞれ拡張アップリンク(Enhanced Uplink)を備えるHSDPAのアップリンク及びダウンリンク電力消費を報告するための幾つかの基本的な可能性を導入した。例えば、3GPP TS 25.433 V7.3.0 2006-12)、3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network;UTRAN Iub interface NodeB Application Part(NBAP)signaling(Release7)Section8.2.9及びSection9.1.21を参照されたい。これを本明細書に参照として組み入れる。このような報告を利用して、無線ネットワークコントローラ(RNC)は、DCHが電力の過負荷状況に遭った状況と、高い電力消費が重いHSDPA又は拡張アップリンク・トラフィックに起因する状況と、を区別することが可能である。3GPP技術仕様書は、さらに、優先度クラスごとの要求された電力を(無線基地局からの無線ネットワークコントローラ(RNC)に)報告するための幾つかの基本的な可能性を紹介した。
従来の方法では、3GPPはNodeBの役割に目を向け、CRNCは、NodeBリソースのための制御ノードとして捉えられてきた。この制御は、NodeBリソースについての測定、又は、NodeBリソースのモデルをCRNCに提供することによって回復される。高速(HS)共有チャネルの導入前も、このことは既に、例えばNodeBのハードウェア(HW)リソースを制御するためには問題であった。3GPPにより導入された簡単な線形標準モデル(クレジット及び消費の法則)は、(構造に従った、及びNodeBのアルゴリズムに従った)利用可能なHWの正確なモデルを提供することが不可能である。共有チャネルの導入後には、このチャネルが残りのリソースのみを用いることをNodeBは許可するものとされ、従ってCRNCからの厳しいリソース制御が無い(いずれにせよゆっくり過ぎるであろう)。HSはますます個別チャネルの代替手段となっていることからすると、中央位置(CRNC)において、個別チャネル及び共有チャネル双方のためのNodeBリソースを制御する必要性が明らかになっている。
「NodeBリソースモデル」は、「監査応答」(Audit Response)として知られる機能に関連して、無線ネットワークコントローラに提供された。監査応答は、RNCに対して、NodeBの状態についての情報を提供する。監査応答は、CRNCへの静的なNodeBリソースモデルを含み、NodeBが変更(例えば、ライセンス又はハードウェアの不具合)についてCRNCに報知する場合に報告されるものであるが、それによって、CRNCはNodeBからの監査を要求することになる。監査応答の手続きは非常に遅く不正確なため、適切な輻輳検出の方法を提供することが出来ない。さらに、幾つかの世代の拡張NodeBの回路基板が製造されており、技術的な進化により異なるリソース消費モデルが与えられるため、現在のNodeB統合リソースモデルは、ますます不正確になっている。
NodeBのリソースをモデル化し決定するCRNCの現在のアプローチは、将来的に確実な方法ではない。上記のように非常に遅く不正確であり、ベンダが適切なリソース制御の決定を行なうことが可能ではない。
今日まで、規格は、NodeB共有チャネルの動作を測定するための幾つかの解決策を提供してきた。CRNCが個別チャネル(R99)と共有チャネルとの間でDL電力リソースと提供されるビットレート測定とのバランスを取ることを可能にする要求電力測定は存在する。UL共有チャネル上での同様の電力測定のためのプロビジョニング(すなわち、E−DCH上のGBRスケジュール・サービスを保証するための要求ヘッドルーム)は存在せず、UL又はDLにおいて共有チャネルにマッピングされる非GBRサービスの状況を監視する適切な方法もない。また、電力は唯一の限定的なリソースではないので、ユーザを満足させるためにNodeBが要求するリソースの種類についての情報(例えば、コード、HW)が欠けている。
ここで、例えば、無線ネットワークコントローラ(RBC)と無線基地局(RBS)との間の時間的視点の相違に鑑みると、これらノードが上で要約した自身の役割を実行するためには、根本的な問題がある。根本的な問題とは、RBSからRNCへの既存の報告が、無線ネットワークコントローラによる良好なリソース処理及び優先度決定を可能にするためには十分ではない(例えば、十分に速くない、及び/又は十分に正確ではない)ということである。根本的な問題は、以下の4つの例示的な複雑なシナリオによって示される。
第1のシナリオ:リソースがHSDPA上での双方向/バックグラウンドトラフィックのために予約される場合、既存の解決策では、その予約が無線基地局より履行され得ない場合について報告をすることができない。現在の規格は、現在の一連の測定において完全な情報を提供しないので、このような不能が生じる。「優先度クラスごとの要求電力」(“required power per priority class”)と「全非HS電力」(total non-HS power)とを合算し、「全キャリア電力(“total carrier power”)」(Pwr_used)からこれを引くと、各「最大セル電力容量(“maximum cell power capability”)」(Pwr_avail)は、Pwr_non_interactive評価値となる。この値は、要求された情報を与えず、例えば、HSDPA上にマッピングされた非保証型のユーザの被害について報知しない。まず、Pwr_non_interactiveは、DL EUL電力をも含む。次に、Pwr_usedがPwr_availと等しく、かつPwr_non_interactiveが予約された電力レベル未満である場合に、無線ネットワークコントローラ(RNC)は、双方向/バックグラウンドトラフィックがさらにリソースを用いた可能性があるのかについて知り得ない、すなわち、DCH又は保証型トラフィックを削除することから本当に利益を得られるほどのより多くデータを、双方向/バックグラウンドトラフィックがバッファに有しているのかについて知り得ない。この知識は、RBSにおいてのみ利用可能である。
第2のシナリオ:HDSPAチャネルは一般に2種類のリソース、すなわち、チャネライゼーションコードと電力を利用する。チャネライゼーションコードが限られる可能性がある場合には、レートを上げるためにコードごとに電力量を増やすことが可能である。又は、電力が限られる場合には、採用されたチャネライゼーションコードの数を増やすことによって、レートを上げてもよい。しかし、(より多くの)チャネライゼーションコードが利用可能ではない可能性もあるので、チャネライゼーションコードの数を増やすことは常に可能ではない。さらに、HS−PDSCHコードの数を増やすことが可能であったとしても、幾つかの状況において、このような増加は、HS−SCCHコードを利用する可能性が制限され、又は欠けている場合には有益ではないだろう。既存の解決策によっては、RNCはこれらの状況を区別できず、RNCは、優先度クラスごとに利用された電力、又は要求された電力の報告を受信することのみ可能である。RNCは、HSDPAの過負荷の状況を解消可能とするために、コード数をいつ増やす必要があるのかについて知り得ない。換言すれば、RNCは、何が任意の被害を引き起こしているのかについて知り得ない。
第3のシナリオ:既存の解決策は、リソースがEUL上での双方向/バックグラウンドトラフィックのために予約されることもあるということを考慮しておらず、従って、既存の解決策は、予約がRBSによって履行されえない場合についての報告のための仕組みを提供しない。現在の規格は、E−DCH上のスケジューリングされたGBRユーザのために必要とされる、要求されたアップリンク電力の標識を提供しない。total_received_powerと、total_nonEUL_received_powerとの間の差異を抽出することによっては、要求された情報が与えられない。total_received_powerがtotal_nonEUL_received_powerと等しい場合には、より多くのリソースを利用できた可能性がある双方向E−DCHスケジュール・トラフィックが存在するのかについて知り得ない。すなわち、双方向/バックグランド・トラフィックがバッファにより多くのデータを有しており、従ってDCH又は保証型トラフィックを削除することから利益が得られるのかについて知り得ない。この知識は、RBSにおいてのみ利用可能である。
第5のシナリオ:既存の解決策によれば、無線ネットワークコントローラ(RNC)は、どのサービス/ユーザが被害を受けているのか、例えば、どのサービス/ユーザが、自身のサービスの品質(QoS:quality of service)の要件を満たせないのかを無線ネットワークコントローラ(RNC)が知るための、無線基地局からの適切な情報を有していない。従って、無線ネットワークコントローラ(RNC)は、DCHトラフィックとEDCHトラフィックとの間の負荷のバランスをとることに関して賢明な決定を行なうことが決して出来ないだろう。例えば、サービスの品質(QoS)が満たされないことから被害を受けている、優先度が低いDCH上のユーザを、システムから除外することは無駄かもしれない。しかし、QoSの問題を持っているが優先度の高いE−DCHユーザであり、かつ、より優先度が低いDCHユーザも存在する場合には、RNCは、代わりにDCHユーザを除外するべきである。
従って、本発明に求められこと及びその目的は、高速パケットアクセスチャネルのための正確で効果的なリソース制御を可能にするために、リソース評価を改善し、かつ無線基地局から無線ネットワークコントローラ(RNC)へと報告するための、1つ以上の装置、方法、技術、及び/又はシステムである。
無線アクセスネットワークは、無線ネットワークコントローラと無線基地局とを含んでいる。無線ネットワークコントローラは、流入制御を行い、セルのリソースを割り振るように構成されている。無線基地局は、高速パケットアクセスチャネル上の負荷/輻輳を判定し、無線ネットワークコントローラへの送信のために負荷/輻輳の標識(indication)を生成するように構成されている。
本技術の非限定的な観点によれば、無線基地局は、高速ダウンリンクパケットアクセス共有チャネル、高速アップリンクパケットアクセスチャネル、又は、高速ダウンリンクパケットアクセス共有チャネル及び高速アップリンクパケットアクセスチャネル双方、の負荷/輻輳(例えば、過負荷の輻輳)を判定し報告するように構成されている。さらに、他の例示的な観点によれば、負荷/輻輳は、無線基地局によってセルについて報告されうる、又は、無線基地局によってローカル・セルグループについて報告されうる。
幾つかの例示的な実施形態及び態様において、無線ネットワークコントローラと無線基地局の少なくとも1つは、保証型サービスをサポートするためにチャネルのための少なくとも幾らかのリソースを割り当てるように構成されている、かつ、非保証型サービスをサポートするために少なくとも幾らかのリソースを割り当てるように構成されている。
異なる実装、又は組み合わされた実装において、無線基地局は、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについてのチャネル上での負荷/輻輳を判定し報告するように構成されてもよい。保証型サービスと非保証型サービスの一方又は双方は、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、負荷/輻輳を報告する複数の優先度レベルを有することが可能であり、任意に、優先度レベル又は優先度クラスに基づいてもよい。優先度レベル/クラスの例は、割り当て/保存の優先度であり、これは共有チャネル又は非共有チャネルに適用され得る。
本技術の1つの観点によれば、チャネルがHS−DPAチャネルである例示的な実施形態及び態様において、無線基地局は、チャネルについての利用されたダウンリンク電力を測定することによって、負荷/輻輳を判定し報告するように構成されてもよい。利用されたダウンリンク電力の測定は、保証型サービス、非保証型サービス、又は双方のためであってもよい。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、利用されたダウンリンク電力の測定は、任意に、スケジューリング優先度クラスに基づいてもよい。
本発明の他の観点、及び、チャネルがダウンリンクチャネルである別の実施形態及び態様によれば、無線基地局は、高速パケットアクセスアップリンクチャネルのアップリンク制御チャネルによってダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告するように構成されている。例えば、高速パケットアクセスアップリンクチャネルは、E−DCHであってもよく、E−DCHについてのダウンリンクにおいて用いられる制御チャネルは、E−HICH、E−RGCH、及び、E−AGCHチャネルであってもよい。さらに、チャネルのための少なくとも幾らかのリソースが、保証型サービスをサポートするために割り当てられ、少なくとも幾らかのリソースが非保証型サービスをサポートするために割り当てられる実装において、無線基地局は、保証型サービス、非保証型サービス、又は双方のために、高速アップリンクパケットアクセスチャネルのアップリンク制御チャネルによりダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告するように構成されてもよい。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、高速パケットアクセスアップリンクチャネルのアップリンク制御チャネルによりダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告することは、任意に、優先度クラスに基づいてもよい。
本技術の他の非限定的な観点によれば、チャネルが高速アップリンクパケットアクセスチャネルである例示的な実施形態及び態様において、無線基地局は、チャネルについての受信されたアップリンク電力を測定することによって、負荷/輻輳を判定し報告するように構成されてもよい。受信されたアップリンク電力を測定することは、保証型サービス、非保証型サービス、又は双方のためであってもよい。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、受信されたアップリンク電力の測定は、任意に、優先度クラスに基づいてもよい。
本技術の他の非限定的な観点によれば、無線ネットワークコントローラと無線基地局の少なくとも1つは、非保証型サービスについて予約されるリソースレベルを設定するように構成されている。本観点の幾つかの例示的な実装において、非保証型サービスのユーザは、リソースの予約されたリソースレベルまでリソースを用いることが許可される。しかし、予約されたリソースレベルと、非保証型サービスのユーザにより利用される、予約されたリソースの実際のレベルと、の間に予約されたリソースの差分量が存在する場合には、無線基地局は、セルの他のユーザに、予約されたリソースの差分量の少なくとも幾らかを用いることを許可するように構成されている。このような他のユーザは、例えば、保証型サービス(DCH)のユーザ又は非高速サービスのユーザであってもよい。
本技術の1つの非限定的な観点によれば、無線基地局はさらに、輻輳の重大度のインジケータ(indicator)を含む輻輳報告を生成するように構成されている。例示的な実装において、重大度のインジケータは、割り当て/保存の優先度レベルの見地から表される。
本技術の1つの非限定的な観点によれば、無線基地局はさらに、負荷/輻輳の原因を示すように構成されている。例えば、示される輻輳の原因は、(1)非共有個別チャネル(例えば、DCH)についての電力及び/又はノイズの増加、(2)高速パケットアクセスチャネルについてのチャネライゼーションコードの問題(例えば、チャネライゼーションコードの不足)、及び/又は、(3)例えばNodeBで生じる、ハードウェアの問題、のうちの少なくとも1つであってもよい。
本技術の他の非限定的な観点によれば、無線基地局はさらに、負荷/輻輳に対処するために推奨されるアクションを生成するように構成されている。推奨されるアクションは、(1)非共有個別チャネル(例えば、DCH)についての電力及び/又はノイズの増加を低減すること、及び、(2)高速パケットアクセスチャネルのためのコードを追加すること(例えば、共有物理パケットチャネル(HS−DPSCH)及び/又は共有物理シグナリングチャネル(HS−SCCH)のためのコードを追加すること)、のうちの少なくとも1つを含む。
本発明の上述した及び別の目的、特徴、効果は、添付図面に示す好適な実施形態についての以下のより具体的な記載から明らかとなるであろう。添付図面において、参照符号は異なる図面を通して同一の部分を指す。図面は必ずしも正確な縮尺ではなく、その代わりに本発明の原理を示すことに重きが置かれている。
例示的な無線アクセスネットワーク(RAN)の代表的な部分の概略図である。 無線基地局の例示的な実施形態を示す概略図である。 高速パケットアクセスチャネル上の保証型サービスの提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局の選択された観点を示す概略図である。 セルにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 セルにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 セルにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 セルにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 セルグループにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 セルグループにおいて検出される、高速パケットアクセスチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 利用されるダウンリンク電力に基づいて判定される輻輳に基づき、高速パケットアクセスダウンリンクチャネルについての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための、無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 高速アップリンクパケットアクセスチャネルのためのアップリンク制御チャネルにより消費された、利用されるダウンリンク電力に基づき判定される輻輳についての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための、無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 高速アップリンクパケットアクセスチャネルのための受信されたダウンリンク電力に基づき判定される輻輳についての輻輳メッセージの生成及び送信を説明するための、無線アクセスネットワークの部分を示す概略図である。 高速パケットアクセスチャネル上の非保証型サービスのための予約されたリソースレベルの提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局の選択された観点を示す概略図である。 非保証型サービスの予約リソースレベルの運用について具体的に表す、高速パケットアクセスチャネルのリソースの割り当てを示す概略図である。 高速パケットアクセスチャネル上の輻輳の原因の標識の提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局の選択された観点を示す概略図である。 輻輳の原因の検出の例示的なシナリオを示す概略図である。 高速パケットアクセスチャネル上での輻輳に対処するための推奨策の提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局の選択された観点を示す概略図である。 NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージの例を示す概略図である。 NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージの他の例を示す概略図である。
以下の記載では、限定ではなく説明を目的とし、本発明が一貫して理解されるように、特別な構造、インタフェース、技術のような個別の詳細について説明する。しかし、本発明がこれら個別の詳細から外れた他の実施形態において実施されてもよいことが当業者には明らかであろう。すなわち、当業者は、明示的に記載されない、又は本明細書で示されないとしても、本発明の原則を具現し本発明の技術思想及び範囲に含まれる様々な構成を案出することが可能である。幾つかの例において、公知の装置、回路及び方法の詳細な記載は、不必要な詳細情報で本発明の記載を不明確にしないために省略される。本発明の原則、観点及び実施形態、ならびに、その個別の例を記載する本明細書の全ての記述は、その構造的均等物及び機能的均等物の双方を含むものとする。さらに、このような均等物は、現在公知の均等物と、将来的に開発される均等物、すなわち、構造に関係なく同じ機能を行なう、開発される任意の装置と、の双方を含むものとする。
従って、例えば、本明細書のブロック図が本技術の原則を具現する例示的な電気回路の構想的視点を表しうることが当業者には分かるであろう。同様に、当然のことながら、いずれのフローチャート、状態偏移図、擬似コード等も、コンピュータ読取りが可能な媒体に実体的に表され、従って、このようなコンピュータ又はプロセッサが明示的に示されようとされまいと、コンピュータ又はプロセッサによって実行されてもよい様々な工程を表している。
「プロセッサ」又は「コントローラ」と称される、又は記載される機能ブロックを含む様々な構成要素の機能は、個別ハードウェア、及び、適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することが可能なハードウェアの使用を通して提供されてもよい。プロセッサにより提供される場合には、機能は、1つの個別プロセッサ、1つの共有プロセッサ、又は複数の個別プロセッサによって提供されてもよく、この機能の幾つかは、共有されてもよく、又は分散されてもよい。さらに、「プロセッサ」又は「コントローラ」という語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行することが可能なハードウェアを排他的に指すと解釈されるものではなく、限定せずに、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)ハードウェア、ソフトウェアを格納する読出し専用メモリ(ROM:read only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、及び不揮発性メモリを含んでもよい。
本明細書で記載される技術は、有利に、図1に図示されるような通信システムの例示的な、非限定的な文脈において示される。図1の例示的な通信システムは、1つ以上の外部(例えば、コア)ネットワーク22に接続された無線アクセスネットワーク20を示している。外部ネットワーク22は、例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN:Public Switched Telephone Network)及び/又は総合デジタル通信網サービス(ISDN:Integrated Services Digital Network)のようなコネクション型ネットワーク、及び/又は、(例えば)インターネットのようなコネクションレス型外部コアネットワークを含んでもよい。1つ以上の外部ネットワークは、例えば、移動交換センタ(MSC:Mobile Switching Center)ノード、及び、ゲートウェイGRPSサポートノード(GGSN)と連携して稼動するGPSR(Serving General Packet Radio Service)サポートノード(SGSN)のような、図示されないサービングノードを有する。
各コアネットワークサービスノードは、適切なインタフェースを介して無線アクセスネットワーク(RAN)20に接続する。図1に示される特別な非限定的な例において、無線アクセスネットワーク(RAN)20は、UMTS地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:UMTS Terrestrial Radio Access Network)であり、外部ネットワークと接するインタフェースは、luインタフェースを介するものである。無線アクセスネットワーク(RAN)20は、1つ以上の無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)26と、1つ以上の無線基地局(RBS:radio base station)28と、を含んでいる。
簡略化するために、図1の無線アクセスネットワーク(RAN)20は、2つのRNCノード、特にRNC26及びRNC26のみ備えるものとして示されている。各RNC26は、lubインタフェースを介して1つ以上の基地局(BS)28に接続されている。例えば、簡略化するために、2つの基地局ノードは、各RNC26に接続されて示されている。この点において、RNC26は、基地局281−1及び基地局281−2にサービスを提供し、一方、RNC26は、基地局282−1及び基地局282−2にサービスを提供する。当然のことながら、異なるメンバの基地局が各RNCによりサービスを提供されてもよく、このRNCは、同じメンバの基地局にサービスを提供する必要はない。さらに、図1は、RNCがlurインタフェースを介してUTRAN24内の1つ以上の別のRNCに接続されうることを示している。さらに、当業者は、基地局が、技術的に無線基地局、nodeB、又はB−nodeとも称されることがあることが分かるであろう(本明細書では、これらの語全てが交互に用いられる)。
図示されている実施形態において、簡略化するために、各基地局28は1つのセルにサービスを提供するものとして示される。基地局281−2について、例えば、セルは円で表される。しかし、当業者には、基地局が、無線インタフェースを通じて1つ以上のセルのために通信する役目を果たしてもよいことが分かるであろう。例えば、2つのセルは、同じ基地局側にあるリソースを利用してもよい。さらに、各セルは1つ以上のセクタに分割され、各セクタは1つ以上のセル/キャリアを有する。NodeBのセルは、ローカルな「セルグループ」において関連付けられることが可能であり、このことは例えば、リソース(典型的にハードウェアリソース)を、NodeBによりサービスを提供される複数のセルが共有しうるという事実を示している。すなわちこれは、幾つかの状況において、輻輳がNodeBセルのローカルグループにも当てはまることを意味する。
図1に示されるように、移動端末(MT:mobile terminal)30は、無線インタフェース32を介して、1つ以上のセル、又は1つ以上の基地局(BS)28と通信する。異なる実装において、移動端末(MT)30は、例えば、無線端末、移動局又はMS、ユーザ機器ユニット、ハンドセット、又は遠隔装置のような異なる名称により理解されることもある。各移動端末(MT)は、携帯電話、携帯ラップトップ、ポケットベル、電子手帳又は別の比較可能な移動機器、SIP電話、マイクロソフト・ネットミーティング、Push−to−talkクライアント等の実時間アプリケーションが備わった固定コンピュータ及びラップトップのような、多種多様な装置又は電化製品のいずれかであってもよい。好適には、少なくとも無線アクセスネットワーク(RAN)20のUTRAN実装のために、無線アクセスは、CDMA拡散コードを用いて割り当てられた個別の無線チャネルによる広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)に基づく。当然のことながら、別のアクセス方法が採用されてもよい。
図1はさらに、簡略化した形態において、異なる種類のチャネルが、制御データ及びユーザデータの送信のために、基地局28のうちの1つと移動端末(MT)30との間に存在してもよいことを示している。例えば、下り方向又はダウンリンク方向には、幾つかの種類のブロードキャストチャネル、1つ以上の制御チャネル、1つ以上の共通トラフィックチャネル(CCH:common traffic channel)、個別トラフィックチャネル(DPCH:dedicated traffic channel)、及び、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH:high-speed downlink shared channel)が存在する。図1には示されていないが、ダウンリンク個別物理チャネル(DPCH:downlink dedicated physical channel)は、個別物理データチャネル(DPDCH: Dedicated Physical Data Channel)及び個別物理制御チャネル(DPCCH:Dedicated Physical Control Channel)双方を担う。図1は、高速物理ダウンリンク共有チャネル(HS−PDSCH:high-speed physical downlink shared channel)、高速共有制御チャネル(HS−SCCH:high-speed shared control channel)、及び、高速個別物理制御チャネル(HS−DPCCH:high-speed dedicated physical control channel)を含むものとして、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)を示している。逆方向又はアップリンク方向については、図1は、E−DCHチャネル、及び、E−DCHのためのダウンリンクにおいて用いられるアップリンク制御チャネルE−HICH、E−RGCH及びE−AGCHを示している。
従って、無線アクセスネットワーク20は、少なくとも1つの無線ネットワークコントローラ26と、少なくとも1つの無線基地局28と、を含む。無線ネットワークコントローラ26は、流入制御を行い、セルのリソースを割り当てるように構成されている。この目的のために、無線ネットワークコントローラ(RNC)26は、セル内の接続についての流入制御及びリソース割り当てを行なう接続許可コントローラ(connection admission controller)36を有するものとして示されている。さらに、無線ネットワークコントローラ(RNC26)は、HSDPA及びEULをサポートするためにセルを構成する。それに従い、各TTI送信において必要な電力及びコード量を割り当てるのは、無線基地局(RBS)28である。高速ダウンリンクパケットアクセス機能が提供された基地局は、典型的に、高速ダウンリンクパケットアクセスコントローラ、例えば、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)の割り当て及び利用を統制するHSDPAスケジューラ又は同様のチャネル管理プログラム、及び、シグナリングのために利用される高速共有制御チャネル(HS−SCCH)を有する。HSDPAコントローラは、一般にHSDPAスケジューラとも呼ばれる。この目的のために、図1は、HSDPAスケジューラ/コントローラ40を含む無線基地局(RBS)28を示している。さらに、無線基地局(RBS)28は、EULスケジューラ/コントローラ42を含む。
HSDPAスケジューラ/コントローラ40は、好適には、無線基地局(RBS)28のMAC−hsエンティティ50に含まれ、一方、EULスケジューラ/コントローラ42は、好適には、無線基地局(RBS)28のMAC−hsエンティティ52に含まれる。MAC−hsエンティティ50は、移動端末(MT)30において対応するMAC−hsエンティティ54を有し、同様に、MAC−hsエンティティ52は、移動端末(MT)30において対応するMAC−hsエンティティ56を有する。
本明細書に記載される技術の異なる観点によれば、無線基地局(RBS)28は、高速パケットアクセスチャネル上の負荷/輻輳を判定し、無線ネットワークコントローラへの送信のために負荷/輻輳の標識を生成するように構成されている。従って、例示的な実装によって、図1は、1つ以上の輻輳アナライザを含むものとして無線基地局28を示している。例えば、無線基地局(RBS)28は、HSDPA輻輳アナライザ/リポータ60とEUL輻輳アナライザ/リポータ62の双方を有する。図1に示される例示的な実装において、HSDPA輻輳アナライザ/リポータ60はMAC−hsエンティティ50に含まれ、EUL輻輳アナライザ/リポータ62は、MAC−hsエンティティ52に含まれる。
当然のことながら、本明細書に記載される1つ以上の実施形態及び実装、及び本明細書により含まれる別の実施形態及び実装において、このMAC−hsエンティティ50及びMAC−hsエンティティ52は、コントローラ又はプロセッサによって、これらの語が既に拡張的に解説されたように実装されてもよい。さらに、図1に示す例でMAC−hsエンティティ50を含むものとして示される、HSDPAスケジューラ/コントローラ40及びHSDPA輻輳アナライザ/リポータ60は、コントローラ又はプロセッサとして(これらの語が既に拡張的に解説されたように)、別々に提供されてもよい。同様に、図1に示す例でMAC−hsエンティティ52を含むものとして示される、EULスケジューラ/コントローラ42及びEUL輻輳アナライザ/リポータ62は、コントローラ又はプロセッサとして(これらの語が既に拡張的に解説されたように)、別々に提供されてもよい。
図2は、より詳細に、無線基地局(RBS)28の例示的な、非限定的な実装を示している。図2の無線基地局(RBS)28の詳細は、無線基地局(RBS)28が例えばセル1からセルJの複数のセルにサービスを提供するものとして示される、という事実を含む。図2に示す特別な例において、各セルにサービスを提供するリソース及び構造が、各セルについての構造、機能及びリソースのための対応する破線の枠により描かれて、別々に示されている。便宜上及び簡潔さのために、図2は、セル1についての例示的な構造及び機能のみを示す。しかし、当然のことながら、同様の構造及び機能が別のセルのために提供される。さらに、1つ以上の構造及び機能は、所望の際には、複数のセルによって共有されてもよい。
図2の無線基地局(RBS)28はさらに、RNCインタフェース70と、無線インタフェース32を通じてダウンリンク上でHSDPAを送信することが少なくとも可能な少なくとも1つの送受信機72のような送受信機と、無線インタフェース32を通じてアップリンク上でEULを受信することが少なくとも可能な少なくとも1つの送受信機74のような送受信機と、を含む。HSDPAとの関連では送受信機72は、HSDPA電力コントローラ76であり、EULとの関連ではEUL送受信機74は、EUL電力コントローラ77及びチャネルモニタ78である。
図2の無線基地局(RBS)28によりサービスを提供される各セルは、図1に示すとおり、HSDPAスケジューラ/コントローラ40及びHSDPA輻輳アナライザ/リポータ60を備えたMAC−hsエンティティ50のようなMAC−hsエンティティへアクセスし、同様に、EULスケジューラ/コントローラ42及びEUL輻輳アナライザ/リポータ62を備えたMAC−hsエンティティ52のようなMAC−hsエンティティへとアクセスする。
追加的な方法において、任意の例示的な実装のために、図2は、MAC−hsエンティティ50及びMAC−hsエンティティ52の例示的な、非限定的な実装をより詳細に示している。図2により反映される実装は、HSDPAチャネルとEULチャネルの一方もしくは他方、又は双方が、1つ以上の保証型サービス及び1つ以上の非保証型サービスをサポートするように構成されてもよいという任意の性能を想定する。本明細書では、非保証型ユーザは、バックグラウンドトラフィックと、双方向トラフィックとを有する。保証型ビットレート(GBR)と非GBRサービスとの区別は、無線アクセスベアラ(RAB:radio access bearer)の確立時にコアネットワークからもたらされ、サービングRNC(SRNC:Serving RNC)によって、無線ベアラ及び送信チャネル上でのGBR又は非GBR表示〔designation〕に翻訳される。その情報は、制御RNC(CRNC:Control RNC)及びnodeBにおいても利用可能である。
任意の実施形態において、本技術は、1つ以上のHSPDA及びEULが保証型サービスをサポートすることを可能にし、典型的には、そのサービスは、Speech/VoIPのようなストリーミング型及び/又は対話型である。このようなサービスは、例えば、個別チャネルへの割り当ての後に残るリソースを用いることのみによっては充足しない、又は満たされない。さらに、以下に解説するように、このような場合の更なる選択肢として、本技術は、HSDPA及び、そのそれぞれのEUL上での、双方向/バックグラウンドトラフィックのための一定量のリソースの予約も容易にする。
さらに、図2により反映される実装は、1つ以上の保証型サービス及び1つ以上の非保証型サービスが、(例えば)サービスの品質(QoS:quality of service)のクラス、又は、割り当て/保存の優先度クラスのような階層的な優先度クラスレベルを有するために構造化されているという任意の機能を想定する。割り当て/保存優先度を用いることは、輻輳報告ための基盤であってもよく、共有チャネル及び非共有チャネル双方に適用可能である。当業者には分かるように、割り当て/保存優先度は従来ではQoSと接続されていないが、QoSは割り当て/保存の優先度にマッピング可能である。
先に紹介した保証型サービス及び優先度レベルに鑑みて、図2は、例によって、MAC−hsエンティティ50がさらに、優先度付きキュー(priority queue)としても公知のパケットキュー(packet queue)Qを含むHSDPAフローコントローラ80を含むことを示している。線82で囲まれたキューQは、代表的な保証型サービス(GS)のパケットを格納し、一方、線84で囲まれたキューQは、代表的な非保証型サービス(NGS)のパケットを格納する。さらに、各サービスのために、例えば、代表的な保証型サービス(GS)82及び代表的な非保証型サービス(NGS)84それぞれのために、複数のキューQが提供され、キュー85は(各サービスについて)最高優先度付きキューを表し、キュー86は(各サービスについて)最低優先度付きキューを表す。優先度レベルは、例えば、割り当て/保存の優先(ARP:allocation/retention priority)レベルであってもよい。各サービスについて、15個の優先度レベルと同数存在してもよく、但しその場合、優先度レベル1が最高であり、優先度レベル15が最低である(優先度レベル15は「優先度なし」(“no priority”)を表す)。
図3はさらに、より詳細に、例えば高速パケットアクセスチャネル上での保証型サービスの提供を促進するというMAC−hsエンティティ50及びMAC−hsエンティティ52の観点、特に、HSDPAスケジューラ/コントローラ40及びEULスケジューラ/コントローラ42の観点を示している。特に、図3は、HSDPAスケジューラ/コントローラ40がHSDPA保証型サービスロジック87Dを含み、EULスケジューラ/コントローラ42がEUL保証型サービスロジック87Uを含むことを示している。HSDPA保証型サービスロジック87Dは、HSDPAを用いるどの接続が保証型サービスと関連付けられているのかを記録し、これらの接続に割り当てられたリソースを保護する。同様に、EUL保証型サービスロジック87Uは、EULを用いるどの接続が保証型サービスと関連付けられているのかを記録し、これらの接続に割り当てられたリソースを保護する。
ここでは、一般的にHS−DSCHの運用に関するが、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)で無線インタフェース32を介して移動端末30へと送信されるべきデータは、プロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)において、無線ネットワークコントローラ(RNC)26からRNCインタフェース70を介して取得され、HSDPAフローコントローラ80の優先度付きキューQに格納される(図2参照)。PDUは、HSDPAスケジューラ/コントローラ40に制御されて、デマルチプレクサ型機能88により、HSDPAフローコントローラ80内のキューのうちの適切な1つに分配される。幾つかの実装において、HSDPAフローコントローラ80のキューへの分配は、パケットが所属するサービスの種類に基づいており(例えば、代表的な保証型サービス(GS)82又は代表的な非保証型サービス(NGS)84)、幾つかの実装において、例えばキュー85又はキュー86のような様々なキューへの分配はさらに、優先度レベルに基づいている。PDUは、HSDPAスケジューラ/コントローラ40に制御されて、HSDPAチャネル・フォーマッタ/エンコーダ89に適用される。HSDPAチャネル・フォーマッタ/エンコーダ89において、PDUは、無線インタフェース32を介するHSDPA送受信機72による送信のためのデータフレームにフォーマット化される、又は組み立てられる。複数のPDUが、各高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)データフレームに含まれてもよい。
無線基地局28のチャネルモニタ78は、高速ダウンリンク共有チャネル(HS−DSCH)のチャネル品質(CQI:channel quality)について監視する。チャネル品質(CQI)は、移動端末(MT)30により報告される。モニタからHS−DSCHのキャリアの品質が分かると、基地局は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26に、基地局28へとさらにHS−DSCHデータフレームを送ることを承認するメッセージを(無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと)送信する。
図2に示された例示的な実装において、アップリンク上で、EULのフレームがEUL送受信機74により受信され、EULチャネル・デフォーマッタ/デコーダ90に適用される。アップリンクフレームに含まれる、シグナリングに関する情報は、信号ハンドラ91により処理される。アップリンクフレームから獲得されるユーザデータパケットは、パケットハンドラ92に適用される。パケットハンドラ92は、HSDPAフローコントローラ80と同様のキュー構造を含み、代表的な保証型サービス(GS)82に所属するキューもあれば、代表的な非保証型サービス(NGS)84に所属するキューもある。従って、幾つかの例示的な実施形態において、EULチャネル・デフォーマッタ/デコーダ90は、パケットが所属するサービスの種類に基づいて(例えば、代表的な保証型サービス(GS)82又は代表的な非保証型サービス(NGS)84))、パケットハンドラ92のキューにアップリンクデータパケットを分配し、幾つかの例の実施形態において、例えばキュー95又はキュー96のような様々なキューへの分配はさらに、優先度レベルに基づいている。この点において、HSDPAフローコントローラ80を用いた同様のやり方で、パケットハンドラ92の複数のキューQは、(各サービスについて)最高優先度付きキューを表すキュー95と、(各サービスについて)最低優先度付きキューを表すキュー96と、を含む。示されていないが、中間の優先度レベルのための複数の中間キューも提供されてもよい。
EULスケジューラ/コントローラ42に制御されて、パケットハンドラ92のキューQからのユーザデータパケットが、RNCインタフェース70に対する適用のために、マルチプレクサ97を介して適切な順番及びタイミングで抽出される。RNCインタフェース70から、パケットがlubインタフェースを通じて無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと適用される。
MAC−hsエンティティ50及びMAC−hsエンティティ52は、別の構造及び/又は機能を含むことも可能である。例えば、MAC−hsエンティティ52は、ダウンリンク上に適用されることも可能なEULのための制御信号を生成するための、EUL DL制御情報ロジックユニット98を含むことが可能である。
無線局(RBS)28は、高速パケットアクセスチャネル上で輻輳に遭った場合に、自律的なスケジューラ・アクションを行なうことが可能であるが、幾つかの点において、無線基地局(RBS)28は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26が再構成すること、例えば、高速パケットアクセスチャネルについての接続及びリソースを再構成することを報知する/要求する必要がある。無線ネットワークコントローラが再構成することを報知する/要求する基本的な方法は、以下のことを提供する。
1 輻輳の開始時よりも前に開始されることもある、「周期的な」負荷情報
2 負荷情報を提供する、輻輳の発生時での輻輳の標識(indication)
3 輻輳の原因の標識、及び/又は、輻輳を軽減するために提案され又は推奨されるアクションも提供する、輻輳の発生時での輻輳の標識
選択肢3は、要求された情報を少なくともシグナリングにより提供するが、例えば図11を参照しながらさらに補足して論じる。
輻輳は、NBAPにおいて転送されるパラメータ、又はローカルに格納されるパラメータに基づき、複数の方法で検出されうる。負荷及び輻輳のインジケータ(indicator)は、典型的に、スケジューラ・アルゴリズムに依存し、これはベンダ固有である。従って、輻輳検出アルゴリズムは、一般的にベンダ固有である。
輻輳はセルごとに、例えば送信(TX)電力、又は、例えば送信リンクなどのセルグループごとに、例えば1つのNodeBのメイン−リモート構成におけいて起きる可能性がある。これらエンティティごとに報告することが望ましいこともある。さらに、輻輳は、アップリンク及びダウンリンクにおいて別々に起きる可能性があり、無線ネットワークコントローラ(RNC)により行なわれる再構成のアクションは、典型的に、輻輳の原因によって異なる。従って、本明細書で以下に説明するように、4つの異なるグループについての輻輳報告があり得る。
負荷状況は絶え間なく変化するので、既存の輻輳がまだ解消されない一方で、新しい輻輳イベントが加わることもある。例は以下のとおりである。
・HSDPA対話型トラフィックについてのダウンリンク電力の輻輳が存在し、後に、アップリンク・ノイズ増加が大きくなりすぎて、EUL対話型トラフィックの要求に対してサービスを提供できない。
・最初に、HSDPA双方向トラフィックが、運用者により大きさが定められた最小容量を満たさない。後に、負荷が増加し、対話型トラフィックに十分なサービスを提供することも出来ない。
従って、少なくとも幾つかの状況において、1つ以上の同時イベントを識別する必要があり得る。
先に示したように、MAC−hsエンティティ50は、HADPA輻輳アナライザ/レポータ60を含み、MAC−hsエンティティ52は、EUL輻輳アナライザ/レポータ62を含む。任意の特徴として、無線基地局(RBS)28は、無線基地局(RBS)28によりサービスを提供される(例えば、セル1からセルJの)様々なセルのHSDPA輻輳アナライザ/リポータ60からの報告をまとめるHSDPAダウンリンク・リポータ100、及び/又は、無線基地局(RBS)28によりサービスを提供される様々なセルのEUL輻輳アナライザ/リポータ62からの報告をまとめるEULアップリンク・レポータ102をさらに含んでもよい。
本技術の非限定的な観点によれば、無線基地局は、高速パケットアクセスチャネルの負荷/輻輳(例えば、過負荷の輻輳)を判定し報告するように構成されている。図4Aにてメッセージ4A−1によって示されるように、無線基地局(RBS)28(4A)は、(例えば、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60を介して)高速ダウンリンク共有チャネルの負荷/輻輳を検出し報告することが可能である。図4Bにてメッセージ4B−1によって示されるように、無線基地局(RBS)28(4B)は、(例えば、EUL輻輳アナライザ/レポータ62を介して)高速アップリンク共有チャネルの負荷/輻輳を検出し報告することが可能である。図4Cにてメッセージ4C−1によって示されるように、無線基地局(RBS)28(4C)は、(例えば、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60及びEUL輻輳アナライザ/レポータ62を介して)、高速ダウンリンク共有チャネルの負荷/輻輳、及び、高速アップリンク共有チャネルの負荷/輻輳を検出し報告することが可能である。従って、無線基地局は、(図4Cに示すように)、高速ダウンリンク共有チャネル、又は、高速アップリンクパケットアクセスチャネル、又は、高速ダウンリンク共有チャネル及び高速アップリンクパケットアクセスチャネル双方、の負荷/輻輳を判定し報告するように構成されている。
図4Dは、無線基地局がnodeB内で進行中の多重的な輻輳状況を判定し報告するように構成されている例示的な実施形態を示している。例えば、図4Dのメッセージ4D−1は、第1の輻輳状況の報告を示し、一方、図4Dのメッセージ4D−kは、k番目の輻輳状況の報告を示す。多重的な輻輳状況は、別々に始まり、収束する可能性がある。図4Dにおける多重的な輻輳状況は、たまたま高速ダウンリンク共有チャネルの負荷/輻輳として示されているが(例えば、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60を介する)、当然のことながら、多重的な輻輳状況は、高速アップリンク共有チャネル上の多重的な輻輳(例えば、EUL輻輳アナライザ/レポータ62を介する)、又は、高速ダウンリンク共有チャネル及び高速アップリンク共有チャネル上での輻輳が組み合わさった状況を含む可能性がある。本明細書で以下に説明するように、無線ネットワークコントローラ(RNC/CRNC)は、リソースを再割り当てするための正しい一連のアクションを行なうために、組み合わさった輻輳原因を利用することが可能である。
図4A〜図4Dに示す例示的な実施形態は、本明細書で記載する他の実施形態と組み合わせることが可能であり、かかる他の実施形態とは、輻輳状況の原因又は改善方法を示す、又は記載する様々な実施形態を含むものであるが、それに限定されるものではない。
図4A〜図4Dに示す例示的な実施形態において、無線基地局(RBS)は、無線基地局によってサービスを提供される(1つの)セルのための高速パケットアクセスチャネルの負荷/輻輳を検出し報告する。一方、図5A〜図5Cに示す例示的な実施形態においては、無線基地局(RBS)28は、無線基地局によってサービスを提供されるセルグループのための高速パケットアクセスチャネルの負荷/輻輳を検出し報告する。例えば、図5Aは、図2に示されるセル1からセルJの少なくとも幾つかのセルを含むローカル・セルグループについてのダウンリンクの負荷/輻輳を報告するメッセージ5A−1を示している。簡略化するために、図5Aは、セル1のためのMAC−hsエンティティ50及びHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60と、セルJのためのMAC−hsエンティティ50及びHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60と、を示す(セルのさらに存在するMAC−hsエンティティの図は省略する)。セルグループのセルからの報告の輻輳は、HSDPAダウンリンク・リポータ100(図2参照)、もしくは、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60のうちの指定された1つ、のようなユニットによって、又は、例えばRNCインタフェース70によって、組み合わされ、1つのメッセージ5A−1として、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと送信されうる。
同じように、図5Bは、図2に示されるセル1からセルJの少なくとも幾つかのセルを含むセルグループについてのアップリンクの負荷/輻輳を報告するメッセージ5B−1を示している。簡略化するために、図BAは、セル1のためのMAC−hsエンティティ52及びEUL輻輳アナライザ/レポータ62と、セルJのためのMAC−hsエンティティ52及びEUL輻輳アナライザ/レポータ62と、を示す(セルのさらに存在するMAC−hsエンティティの図は省略する)。ローカル・セルグループのセルからの報告の輻輳は、EULアップリンク・リポータ102(図2参照)、もしくは、EUL輻輳アナライザ/レポータ62のうちの指定された1つ、のようなユニットによって、又は、例えばRNCインタフェース70によって、組み合わされ、1つのメッセージ5B−1として、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと送信されうる。
当然のことながら、図4Dを参照して記載したのと基本的に同じとおりに、複数のセルグループにおける多重的な輻輳に関するメッセージが本技術に含まれ、図5A−図5Bで示す例示的な実施形態及びそれに関する変形が、本明細書に記載する他の実施形態と組み合わせることが可能であり、かかる他の実施形態とは、輻輳状況の原因又は改善方法を示す、又は記載する様々な実施形態を含むものであるが、それに限定されるものではない。
異なる実装、又は組み合わさった実装において、無線基地局28は、保証型サービス(例えば、代表的な保証型サービス(GS)82)及び/又は非保証型サービス(例えば、代表的な非保証型サービス(NGS)84)のためのチャネル上の負荷/輻輳を検出し報告するように構成されうる。保証型サービスと非保証型サービスの一方、又は双方は、複数の優先度クラス又はレベルを有することが可能なので、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについては、任意に、例えば割り当て/保存の優先度のような、優先度クラス又は優先度レベルに基づいてもよい。
従って、幾つかの実施形態において、無線基地局(RBS)は、保証型サービスと非保証型サービス双方のためのHSDPA上で、輻輳状況を検出することが可能である。輻輳状況の主な兆候は、HSDPAフローコントローラ80の優先度付きキューQにおけるMAC−d PDUの長期遅延である。遅延は、十分なリソースが不足するために、すなわち、利用可能なHSDPA電力及びコードが不足するために起こる。従って、輻輳状況を検出するために、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60は、例えば、優先度付きキューQにおけるMAC−d PDUがどのくらい遅延しているのか、RBSにおいていくつの優先度付き行列が存在するのか、かつ、各サービスがどのくらい電力を消費するのか、というような幾つかのことを監視することが可能である。輻輳状況の定義は、以下に説明するように、保証型サービスと非保証型サービスとで異なる。
保証型サービスについては(例えば、代表的な保証型サービス(GS)82)、輻輳状況は、パラメータtDeltaがパラメータcongThresholdGs未満である場合として定義される。パラメータtDeltaは、実質遅延時間と最大許容遅延との間の時間差として定義される。実質遅延時間は、MAC−d PDUが優先度付きキュー内に届いた時間から、同じMAC−d PDUが優先度付きキューから離れるまでの時間として測定される。最大許容遅延は、サービスの種類に従って決定される。パラメータcongThresholdGsは、輻輳状況がどのくらい速く保証型サービスのために検出されうるのかを制御するための、一定の閾値である。
非保証型サービスについては(例えば、代表的な非保証型サービス(NGS)84)、輻輳状況は、以下の2つの条件が満たされる場合として定義される。第1の条件は、非保証型サービスについての消費された電力が、パラメータminPowerNonGs未満であるということである。第2の条件は、パラメータmemberPqNonGsがパラメータCongThresholdNonGsと等しい、又は、パラメータCongThresholdNonGsを超えるということである。パラメータminPowerNonGsは、双方向型又はバックグランド型のような非保証型サービスについての予約された電力として定義される。パラメータmemberPqNonGsは、優先度付きキュー内に少なくとも1つのMAC−d PDUを有する場合に、HSDPAチャネル上で選択され送信されない非保証型サービスの優先度付きキューの平均の数として定義される。パラメータCongThresholdNonGsは、輻輳状況がどのくらい速く非保証型サービスのために検出されうるのかを制御する、一定の閾値である。上記の仕組みに従って一度輻輳状況が(例えば、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60によって)検出されると、無線基地局(RBS)28は、輻輳状況を解消するために適切なアクションを行なうことが可能である。
本技術の他の観点によれば、チャネルがHS−DPAチャネルである例示的な実施形態及び態様において、無線基地局は、HSDPAチャネルについての使用されたダウンリンク電力を測定することにより、負荷/輻輳を判定し報告するように構成されうる。この点について、図6は、(線6−0で示す)HSDPAチャネルについての使用されたダウンリンク電力が、HSDPA電力コントローラ76により測定され、信号又はメッセージ6−1により、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60へと報告される例示的な実施形態を示している。HSDPAチャネルについての使用されたダウンリンク電力が輻輳状況を示していることをHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60が判定した場合には、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へとメッセージ6−2を送信する。図6が、輻輳を検出するために、高速共有ダウンリンクチャネルについての使用されたダウンリンク電力を評価する簡単な場合を表す一方、当然のことながら、本技術はより複雑で洗練されたシナリオも含む。例えば、使用されたダウンリンク電力の測定は、保証型サービス(例えば、代表的な保証型サービス(GS)82)、非保証型サービス(例えば、代表的な非保証型サービス(NGS)84)のため、又は双方のためであってもよい。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、使用されたダウンリンク電力の測定は、任意に、優先度クラスに基づいてもよい。
本技術の更に別の観点、ならびに、チャネルがダウンリンクチャネルである別の例示的な実施形態及び態様によれば、無線基地局は、高速アップリンクパケットアクセスチャネルの(ダウンリンク上で提供される)制御チャネルにより、ダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告するよう構成されている。この点において、図7は、(線7−0で示す)アップリンク制御チャネルについての利用されたダウンリンク電力がHSDPA電力コントローラ76により測定され、信号又はメッセージ7−1によってHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60へと報告される、例示的な実施形態を示している。HSDPAチャネルについての利用されたダウンリンク電力が輻輳状況を示していることをHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60が判定した場合には、HSDPA輻輳アナライザ/レポータ60は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと輻輳メッセージ7−2を送信する。高速アップリンクパケットアクセスチャネルは、E−DCHチャネルであってもよく、E−DCHについてのダウンリンクにおいて用いられる制御チャネルは、E−HICHチャネル、E−RGCHチャネル、及びE−AGCHチャネルのうちの1つ以上であってもよい。さらに、チャネルのための少なくとも幾らかのリソースが保証型サービスをサポートするために割り当てられ、少なくとも幾らかのリソースが非保証型サービスをサポートするために割り当てられる実装において、無線基地局は、保証型サービスのために、非保証型サービスのために、又は双方のために、高速アップリンクパケットアクセスチャネルのアップリンク制御チャネルによりダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告するように構成されうる。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、高速アップリンクパケットアクセスチャネルのアップリンク制御チャネルによりダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定すること及び報告することは、任意に、優先度クラスに基づいてもよい。
本技術の更に別の非限定的な観点によれば、チャネルが高速アップリンクパケットアクセスチャネルである例示的な実施形態及び態様において、無線基地局は、チャネルについての受信されたアップリンク電力を測定することにより、負荷/輻輳を判定し報告するように構成されうる。この点において、図8は、(線8−0で示す)高速アップリンクパケットアクセスチャネルについての受信されたリンク電力がEUL電力コントローラ77により測定され、信号又はメッセージ8−1によって輻輳アナライザ/レポータ62へと報告される、例示的な実施形態を示している。EULチャネルについての受信されたアップリンク電力が輻輳状況を示していることをEUL輻輳アナライザ/レポータ62が判定した場合には、EUL輻輳アナライザ/レポータ62は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へと輻輳メッセージ8−2を送信する。受信されたアップリンク電力を測定することは、保証型サービス、非保証型サービス、又は双方のためであってもよい。さらに、保証型サービス及び/又は非保証型サービスについて、受信されたアップリンク電力を測定することは、任意に、優先度クラスに基づいてもよい。
典型的に、及び従来では、HSDPA及びEULのような高速パケットアクセスチャネルは、双方向トラフィック又はバックグラウンド・ドラフィックのみを、例えば、非保証型サービスをサポートする。先に述べたように、本技術の幾つかの例示的な実施形態及び実装において、高速パケットアクセスチャネル上で、代表的な保証型サービス(GS)82のような保証型サービスを有することが可能である。さらに、保証型サービスを高速パケットアクセスチャネル上で運用することが可能である場合に、非保証型サービスの少なくとも何らかの尺度が高速パケットアクセスチャネルの効果を持続しうる、又は高速パケットアクセスチャネルの効果を生かしうるという保護又は保証の、何らかの尺度を提供することが有利であることもある。従って、本技術の更に別の非限定的な観点に従って、無線ネットワークコントローラと無線基地局の少なくとも1つは、非保証型サービスについての予約されるリソースレベルを設定するために構成されている。
図9は、高速パケットアクセスチャネル上での非保証型サービスのための予約されたリソースレベルの提供に含まれる幾つかの観点を含む、基地局28(9)の選択された観点を示している。特に、図9は、HSDPAスケジューラ/コントローラ40がHSDPA保証型サービスロジック87Dに加えて、非保証型サービス予約リソースロジック110Dを含むことを示す。同様に、図9は、EULスケジューラ/コントローラ42が、EUL保証型サービスロジック87Uに加えて、非保証型サービス予約リソースロジック110Uを含むことを示す。
図10は、特に、高速パケットアクセスチャネルのための非保証型サービス予約リソースロジック110の運用機能を示している。図10において、円120は、高速パケットアクセスチャネル(HSDPA又はEUL)のために現在割り当て可能なリソースの集合を表している。円122は、1つ以上の保証型サービスに割り当て可能な、リソースの部分集合を表している。矢印124で示すように、円122の直径、及び、1つ以上の保証型サービスに割り当て可能なリソースの部分集合は動的であってもよく、例えば、保証型サービスの様々な要求に従った増大又は減少によって変化してもよい。非保証型サービスに対する保護の何らかの尺度を提供するために、非保証型サービス予約リソースロジック110は、(円126で表す)リソースの更なる部分集合が非保証型サービスのために予約されたままであることを保証する。
非保証型サービスのための予約されたリソースレベルの観点を有する幾つかの実装において、非保証型サービスのユーザは、リソースの予約されたリソースレベルまでのリソースの利用が保証されている。図10の破線の円128は、非保証型サービスのユーザにより利用された、予約されたリソースの実際に利用されたレベル(例えば、「実際レベル」(‘an actual level’)を表している。円128で示す予約されたリソースレベルは、以下の文において「ソフトな」(‘soft’)閾値を表している。すなわち、予約されたリソースレベルと、非保証型サービスのユーザにより利用された、予約されたリソースの実際に利用されたレベル(例えば、「実際レベル」)と、の間に予約されたリソースの(矢印130で示す)差分量が存在する場合には、無線基地局は、セルの他のユーザに、予約されたリソースの差分量の少なくとも幾らかを少なくとも一時的に用いることを許可するように構成されている。このような他のユーザは、例えば、保証型サービス(DCH)のユーザ、又は、非高速サービスのユーザであってもよい。
従って、図9及び図10と関連して説明したように、その観点の1つとして、本技術は、非保証型トラフィックについての予約されるリソースレベルの設定を容易にする。予約されるリソースレベルは、以下のようであってもよい。
・無線ネットワークコントローラ(RNC)26において設定され、lubインタフェースを介して無線基地局へと伝達されるパラメータ
・無線ネットワークコントローラ(RNC)26において、HSDPAにマッピングされたバックグラウンドトラフィック及び双方向トラフィックによるリソース消費に基づき計算され、lubインタフェースを介して無線基地局に通信伝達される評価値
・無線基地局において/によって設定されるパラメータ
予約されたリソースレベルを利用することが可能な非保証型ユーザがセル内に存在する場合には、これらの予約されたリソースは、実際に非保証型ユーザのために予約される。それ以外の場合には、予約されたリソースは、セル内の他のユーザも利用可能である(当該他のユーザは、DCHユーザを含んでもよく、又は含まなくてもよい)。
上記のことが、HSDPAにマッピングされた非保証型サービスにより利用されたダウンリンク電力を報告する無線基地局によって達成され、一方、非保証型サービスは、ソフトな予約閾値により示されるレベルまで満たされる、すなわち、
・非保証型サービスの報告された利用電力は、利用電力がソフトな予約閾値を越える場合には、ソフトな予約閾値まで切り捨てられる。
・非保証型サービスの報告された利用電力は、この電力がソフトな予約閾値未満である場合には、その実際に利用された電力に等しい
非保証型サービスが満たされない場合には、利用されたダウンリンク電力の代わりに、ソフトな予約閾値が示される。
測定結果(measurement)は、無線基地局によって優先度クラスごとに報告されることが可能であり、HSDPAにマッピングされたサービスについての要求された電力の1つの量を与えるために、無線ネットワークコントローラ(RNC)26において合算される。無線基地局のHSDPAスケジューラ/コントローラ40は、いつユーザが満足しているか、又は満足していないのかについて決定する。
当然のことながら、幾つかの実施形態及び実装において、ソフトな予約閾値は、非保証型サービスではない、EUL/HSDPA上の別の種類のサービスのための最小リソースを予約するために用いられてもよい。
先に述べたソフトな予約の仕組みは、電力の測定/報告に基づいている。代替案は、提供されるビットレートを用いること、例えば、提供されるビットレートを予約することであろう。HSDPA/EULユーザが満足していない場合には、無線ネットワークコントローラ(RNC)26に報告される提供ビットレートが低下する。この低下は、DCH負荷とHSDPA/EUL負荷との間で負荷の再バランス化(load rebalancing)を引き起こしうる。
本技術の1つの非限定的な観点によれば、無線基地局はさらに、負荷/輻輳の理由又は原因を示すように構成されている。図11は、高速パケットアクセスチャネル上での輻輳を処理するための推奨策の提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局28(11)の選択された観点を示している。特に、無線基地局(RBS)28(12)は、そのHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60において、HSDPA輻輳原因判定ユニット又はロジック140を含む。同様に、EUL輻輳アナライザ/レポータ62は(任意に)EUL輻輳原因判定ユニット又はロジック142を含むことが可能である。HSDPA輻輳原因判定ユニット140及び/又はEUL輻輳原因判定ユニット142により判定され報告されることが可能な輻輳の原因は、(非限定的な例としての)以下のうちの1つ以上、すなわち、(1)非共有個別チャネル(例えば、DCH)についての電力及び/又はノイズの増加、(2)高速パケットアクセスチャネルについてのチャネライゼーションコードの問題(例えば、十分なチャネライゼーションコードの不足)、及び/又は、(3)例えばNodeBでのハードウェアの問題、のうちの1つ以上を含む。
従って、図11によって例示するように、輻輳がNodeBによって検出される場合には、NodeBは、輻輳の標識をCRNCへと送信する。輻輳の標識は、輻輳の原因を示すための原因情報を提供する。このような標識は、アップリンクとダウンリンクについて別々に提供されることが可能であり、好適には別々に提供される。さらに、当然のことながら、図4Dの技術思想において、多重的な、又は異なる輻輳の原因による輻輳の多重発生が、CRNCへと報告されることも可能である。
無線ネットワークコントローラ(RNC)26によって(例えば、上記の例示的ユニット140及び/又は142のような機能によって)判定される輻輳の例示的な原因は、以下のうちの1つ以上、すなわち、(1)スケジューリング電力の不足、(2)HS−SCCHコードの不足、(3)HS−DPSCHコードの不足、(4)スケジューラ・ハードウェア[HW]の不足(例えば、ダウンリンクにおけるスケジューリングのためのハードウェアが不足している)、及び(5)全ハードウェア[HW]の不足(例えば、ダウンリンクにおけるR99のサポートのためのハードウェアが不足している、又は、アップリンクにおけるEUL及びR99のためのハードウェアが不足している)、のうちの少なくとも1つ以上を含む。
輻輳の標識は、好適には、1つの輻輳IDを輻輳イベントごとに割り当てることにより、CRNCにおいて輻輳の異なる原因を同時に「アクティブ」(“active”)にすることを可能にする。例えば、それぞれ一意的な輻輳識別子(ID)を有し、時間t1〜t4と関連付けられる4つの異なる輻輳イベントに関し、原因は、一例として以下の形で一覧化されたような、及び図12に示したようなものであってよい。
・t1:輻輳ID=x、DL原因=スケジューリング電力の不足
・t2:輻輳IC=y、DL原因=HS−DPSCHコードの不足
・t3:輻輳ID=z、UL原因=全HWの不足
・t4:輻輳ID=a、DL原因=全HWの不足
CRNCは、全てのアクティブな輻輳IDについて示される原因の組み合わせに依存してアクションを行なうことが可能である。CRNCがリソースを効果的なやり方で再割り当てできるようにするために、輻輳の標識は、輻輳状況から被害を受けている接続(又は、接続の一部)の最高ARP優先度レベル(highest ARP priority level)を示す。例えば、
・t1:輻輳ID=x、被害接続部は最高ARP=3を有する
・t2:輻輳ID=x、被害接続部は最高ARP=7を有する
・t3:輻輳ID=x、被害接続部は最高ARP=15を有する
ARPレベル15(「優先度なし」)は、輻輳状況の解消、すなわち、特別な輻輳状況が収束したことを、一定の輻輳IDによって示すために用いることが提案される。
CRNCは、特別な輻輳状況を解消するための枠組み、もしくはストラテジ、又は、可能な限り多くの輻輳の状況を解消するための総合的なアプローチの推測において、ARP優先度レベルにより示されるような原因及び/又は優先度を考慮に入れることが可能である。
最高輻輳ARPレベルの標識の補足又は代替案として、NodeBは、輻輳を解消するために縮小することが提案される特定の接続(部)を、CRNCに示してもよい。この報告は、RNSAPプロトコルにおいて定義されたRL CONGESTION INDICATIONに類似している。この2つの代替案は、フレキシブルな機能である、NodeBとCRNCとの間の割り当てが、規格及び製品の進化に対応することを可能にする。
さらに、輻輳レポートにおいて、NodeBは、RNCによるアクションの対象とすることが提案される特定のユーザを示すことが可能であり、このユーザの接続のどの部分をアクションの対象とするのかについても示すことが可能である。例えば、アクションの対象とされるユーザがマルチRAB接続を有する場合に、RBSは、RABのうちの1つの除外を示すことが可能である。
NodeBから輻輳原因の標識を受信すると、無線ネットワークコントローラ(RBC)26は、報告された輻輳を軽減するためには、より良好な状況にある。HSDPA輻輳原因判定ユニット140、又はEUL輻輳原因判定ユニット142、又は比較可能な機能を有さない実施形態又は実装において、無線ネットワークコントローラ(RNC)26は、輻輳の原因に関する自身の検出を行い、従って、推測される輻輳の原因に対して効果があると無線ネットワークコントローラ(RNC)26が見なすアクションを実施する。いずれにせよ、輻輳を軽減するためのRNCにより起動されたアクションは、1つ以上の優先度が低いユーザの品質抑制(degrading)(例えば、より低いビットレートへの移行)、又は、優先度が低いユーザの除外(dropping)を含むことが可能であり、これによってリソースが解放され、これにより輻輳が軽減される。
本技術の他の非限定的な観点によれば、無線基地局はさらに、負荷/輻輳に対処するために推奨されるアクションを生成するように構成されている。図13は、高速パケットアクセスチャネル上の輻輳に対処するための推奨策の提供に含まれる幾つかの観点を含む無線基地局28(13)の選択された観点を示している。特に、無線基地局(RBS)28(13)は、自身のHSDPA輻輳アナライザ/レポータ60において、HSDPA輻輳軽減推奨ユニット又はロジック150を含む。同様に、EUL輻輳アナライザ/レポータ62は(任意に)、EUL輻輳軽減推奨ユニット又はロジック152を含むことが可能である。HSDPA輻輳軽減推奨ユニット150及び/又はEUL輻輳軽減推奨ユニット152により提案されうる、推奨されるアクションの種類は、以下のうちの1つ以上、すなわち、非共有個別チャネル(例えば、DCH)についての電力及び/又はノイズ増加を低減すること、及び(2)高速パケットアクセスチャネルのためのコードを追加すること(例えば、共有物理パケットチャネル(HS−DPSCH)及び/又は共有物理シグナリングチャネル(HS−SCCH)のためのコードを追加すること)のうちの1つ以上を含む。
HSDPA輻輳軽減推奨ユニット150、又はEUL輻輳軽減推奨ユニット152、又は比較可能な機能を有さない実施形態及び実装において、無線ネットワークコントローラ(RNC)26は、輻輳を軽減するために自身の決定を下す。このようなRNCにより起動されたアクションは、1つ以上の優先度が低いユーザの品質抑制(例えば、より低いビットレートへの移行)、又は、優先度が低いユーザの除外を含むことが可能であり、これによってリソースが解放され、これにより輻輳が軽減される。
当然のことながら、保証型サービスロジック87、非保証型サービス予約リソースロジック110、HSDPA輻輳原因判定ユニット140、EUL輻輳原因判定ユニット142、HSDPA輻輳軽減推奨ユニット150、及び、EUL輻輳軽減推奨ユニット152のようなロジック及びユニットは、例えば、少なくとも幾つかの例示的な実施形態において、例えばプロセッサ又はコントローラによって、これらの語が既に拡大的に解説されたとおりに実装されることが可能であり、このようなプロセッサ又はコントローラは別々とされ、共有され、又は分散されてもよい。
上述の実施形態において記載した、又は本明細書に含まれる輻輳メッセージのような、無線基地局(RBS)から無線ネットワークコントローラ(RNC)へと送信される輻輳メッセージは、無線基地局(RBS)28によって、例えば、影響を受けた高速パケットアクセスチャネルについての関連するMACエンティティによって実行され又は実施されるNodeB輻輳手続き(NodeB Congestion Procedure)の一部として見なすことができる。このNodeB輻輳手続きは、リソースの輻輳が検出され、かつ、1つ以上の無線リンクに対応して1つ以上のDCHのレートがアップリンク及び/又はダウンリンクにおいて制限されることが望ましい場合に、開始され得る。このNodeB輻輳手続きは、NodeBにより送信される自立的な標識であり、これら無線リンクに影響を及ぼす、UL/DLリソース輻輳状況のいずれの変化も、制御しているRNC(CRNC)に示すために用いることも可能である。NodeB輻輳手続きは、関連するUEコンテキストのためのシグナリング・ベアラ接続を用いてもよい。
NodeB、例えば、無線基地局(RBS)28が、UL/DLリソース輻輳状況の開始を検出し、現在割り当てられているリソースの再構成を選ぶ場合には、無線基地局(RBS)28は、無線ネットワークコントローラ(RNC)26へのNODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージを準備し、送信する。輻輳イベントのための基準は、実装に固有であり、その幾つかを、本明細書において例を用いて説明した。NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージの準備及び送信のための様々な例示的な状況及びシナリオは、既に、上述の実施形態を参照しながら記載した。
無線基地局(RBS)28は、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージのその準備において、各輻輳イベントに対して、(各NodeB内で一意的な)輻輳標識ID(Congestion Indication ID)を割り当てる。無線基地局(RBS)28はさらに、輻輳が1つ以上の原因に関わるのかについて報告してもよい。この目的を果たすために、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160は、情報エレメント「UL原因」(“UL cause”)、又は「DL原因」(“DL cause”)の少なくとも1つ以上を含む。図11を参照して説明したように、例えば、無線基地局(RBS)28は、各輻輳イベントのため、及び、HSDPA及びEULのために個別に、輻輳の原因及び/又は提案されるアクション(例えば、高速共有チャネル上での輻輳を軽減するために推奨されるアクション)を報告してもよい。無線基地局(RBS)28はさらに(任意に)、輻輳が輻輳が、セル、セルグループ、又は双方に影響を及ぼすのか、について報告することが可能である。輻輳は、異なるチャネルについて、例えば、HS−DSCHについて、又はE−DCHについて、又は双方について(及び、例えば、セルごと、又はセルグループごとに)報知されてもよい。NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージの受信の際には、CRNCは、メッセージのコンテンツに従ってアクションを取ってもよく、関連するSRNCへと状況を転送してもよい。例えば、無線ネットワークコントローラ(RNC)26は、可能な場合には、報告された輻輳の原因に従ってアクションを行なうべきである。
CRNCのアクションの非限定的な例は、RLの解放、及び、RADIO LINK PREEMPTION REQUIRED INDICATIONメッセージ、又はRL CONGESTION INDICATIONメッセージの送信である。特定対象情報IE(Specific Target Information IE)が受信された場合には、CRNCはこの情報を関連するSRNCへと転送するべきである。輻輳範囲情報IE(Congestion Scope Information IE)が含まれる場合には、CRNCは、関連するリソースを低減するためのアクションを行なうべきである。
さらに、図13を参照しながら説明したように、例えば、無線基地局(RBS)28は任意に、各輻輳イベントのために、及び、HSDPA及びEULのために個別に、提案されるアクション(例えば、高速パケットアクセスチャネル上での輻輳を軽減するために推奨さえるアクション)を報告してもよい。
図14Aは、代表的なNODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160の非限定的な形式の例を示している。NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージは、GENERIC CONGESTION INDICATIONメッセージのような別の名称でも知られている。図14AのNODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージの例は、以下のフィールド又は情報エレメント(IE:information element)のうちの1つ以上(それらの幾つかは任意である)、すなわち、メッセージタイプ情報エレメント14−1、トランザクション識別子情報エレメント14−2、輻輳原因情報エレメント14−3、輻輳標識識別子情報エレメント14−4、のうちの1つ以上を含む。さらなる選択肢として、図14Aに示すように、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160’は、推奨される/提案されるアクション情報エレメント14−5を含むことが可能である。
メッセージタイプ情報エレメント14−1は、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160であるとして、メッセージを一意的に識別する。輻輳標識識別子情報エレメント14−4は、無線基地局(RBS)28により報告されるアクティブな輻輳イベントを一義的に識別する。
NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160の別の情報エレメント、及び、先に述べた情報エレメントに関しての詳細情報は、表1により記載される。NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160の情報エレメントのうち、最高輻輳優先度クラス(Highest Contested Priority Class)の情報エレメントは、輻輳を経験しているいずれかのクラスの最低値(すなわち、最高優先度)を報告する。パラメータmaxnoCongeldは、収束した輻輳の識別子の最大数を表す。先の記載から分かるように、「優先度クラス」又は「優先度レベル」は、割り当て/保存の優先度を含む。
輻輳原因情報エレメント14−3はさらに、表4及び表5によって記載され、(例えば)無線基地局(RBS)28の輻輳原因判定ユニットが輻輳状況の原因である可能性が高いと見なす輻輳原因、に対応する値を基本的に含む。輻輳原因は、各輻輳イベントについて、HSDPA(表5)及びEUL(表4)のために個別に提案され得る。
14Bに示す、任意に提案されるアクションの情報エレメント14−5は、無線基地局(RBS)28が、関連する輻輳状況を解消するために再構成に最も適したアクションと見なす、提案された推奨策に対応する値を含むことが可能である。先に述べたように、提案され又は推奨されたアクションは、各輻輳イベントのために、HSDPA及びEULのために個別に提案され得るものである。
無線基地局(RBS)28は、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージを送信することによって、UL/DLリソースの輻輳状況のいずれの変化も示すことが可能である。NodeBは、(1)最新のGENERIC CONGESTION INDICATIONメッセージ(例えば、NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160)における現在アクティブな輻輳ID(Congestion ID)IEを用い、かつ、更新された輻輳原因情報(CONGESTION Cause Information)、輻輳レベル情報(CONGESTION Level Information)、もしくは特定対象情報(Specific Target Information)を含むことによって、又は、(2)輻輳IDを終了し、次いで新しい輻輳IDを報告することによって、輻輳状態の修正を示してもよい。好適には、輻輳原因情報、輻輳レベル情報、又は、特定対象情報のうちの少なくとも1つが変更された場合には、主要な変更のみが報告されるべきである。
NodeBは、(NODE−B CONGESTION INDICATIONメッセージ160としても知られる)GENERIC CONGESTION INDICATIONメッセージを、収束した輻輳イベントの輻輳IDと、値15に設定された最高輻輳優先度レベル(Highest Congested Priority Level)IEと共に送信することによって、収束した輻輳の状態を示すものとする。NodeBは、輻輳状況の終わりを示すGENERIC CONGESTION INDICATIONメッセージ内の輻輳原因情報IEを省略してもよい。CRNCは、GENERIC CONGESTION INDICATIONメッセージの受信が検出された際には、常に応答GENERIC CONGESTION INDICATION ACKメッセージを送信するものとする。メッセージを解釈することが可能な場合には、原因IE(Cause IE)は、TRUE、そうなければFAlSEに設定されるものとする。
NodeBは、同じメッセージを繰り返してもよい。CRNCは、複数の同一のメッセージを破棄してもよい。
先の記述において、流入制御及び輻輳制御が無線ネットワークコントローラ26において処理され、無線基地局が、その時点で利用可能なリソースは何でも用いて迅速なスケジューリングを行なうことを想定した。ここで、以下では、スケジューラにおいて輻輳を検出する方法について検討するが、このような方法は、最小ビットレート、提供ビットレート及び所望ビットレート、及び不満足なユーザを利用し/検出すること、並びに、スケジューリング優先度ごとに報告される測定結果、を含む。
全てのサービスには、保証型又は非保証型であろうと、最小レベルのサポートが与えられる。保証型サービスについては、これは、関連する通信規格において現在定義されている保証型ビットレート(GBR:Guaranteed Bitrate)である。非保証型サービスについては、これは、最小ビットレート又は所望ビットレート(DBR:desired bitrate)の見地から導入されており、これを下回ると、例えばユーザごとの過負荷の程度が大きくなり過ぎているという具合に、サービスがシステムの観点から見て満足がいくものではないと見なされる。
最小ビットレート又は所望ビットレート(DBR)は、RAB(無線アクセスベアラ)ごとに定められており、RABの起動中に、無線ネットワークコントローラによって無線基地局へと送信される。代替案は、優先度クラスに基づいてDBRを提供することであり、従って、RNCは、RABの各起動の間にこの情報を送信する必要がない。
最小ビットレート又は所望ビットレート(DBR)は、実際の提供ビットレート(SBR:served bitrate)との比較により、非保証型サービスについてのQoSを評価するために用いられ得る。これは、式1を用いて提供ビットレート対所望ビットレートの比を定義することによって行なわれる。
式1: SDBR=SBR/DBR
同様の比率を、式2によって、保証型サービスについて定義することが可能である。
式2: SGBR=SBR/GBR
これらの比率を、各ユーザについて無線基地局内で測定することが可能である。
EULについては、不満足なユーザ、すなわち、より高いレートの恩恵を受けられるユーザという既存の概念が存在する。この概念は、バッファの負荷及び遅延を考慮することにより、容易にHSDPAへと拡大適用され得る。GBR又はDBRを下回るレートで伝送が行われる不満足なユーザは、過負荷の確かな兆候である。不満足なユーザについてのSDBR及びSGBRの平均値は、NBAP一般測定として利用され、これは、無線ネットワークコントローラによって購読(subscribe)されうる。
保証型サービスと非保証型サービスは基本的に異なるので、平均SDBR及び平均SGBRの測定は、別々に利用可能である必要がある。しかし、保証型及び非保証型サービスが常に異なるスケジューリング優先度に割り当てられる場合には、この2つの区別は必要ではなく、優先度ごとの報告で十分である。
従って、EUL及びHSDPAにおける過負荷の量の定量的尺度を提供する枠組みが提案される。SDBRあるいは不満足なユーザについての所望ビットレート対提供ビットレート比はRBSにおいて測定され、スケジューリング優先度ごとの平均値はNBAP一般測定として利用される。この枠組みによって、RNCは、例えば、100ミリ秒又は1秒の周期で平均SDBRを購読することができる。1を上回る値は、ユーザが良好にサービスを提供されていることを意味する。1を下回る値は、ユーザが所望レートに達していないことを意味する。保証型サービスについて、RNCは、契約を履行するために、幾らかのリソースを解放し、又は幾つかのユーザを除外する必要がある。
非保証型サービスについて、同一の概念がDCHチャネル上のユーザに拡大適用され得る。無線ネットワークコントローラは、DCH上のユーザについて同一の平均SDBRを測定し、それを、同様の優先度を有するHSDPA/EULユーザについての値と比較してもよい。その後、DCH又はHSDPA/EULユーザのいずれについて他のユーザに譲るための品質抑制又は強制割り込み(pre-empted/preemption)がなされるべきなのかの決定が行なわれ得る。
従って、本技術は、例えば、ダウンリンク負荷報告(例えば、HSDPAのような高速共有ダウンリンクチャネル上の輻輳)が可能な、及び/又は、アップリンク負荷報告(例えば、E−DCHのような高速アップリンクパケットアクセスチャネル上の輻輳)が可能な、無線基地局(RBS)28を提供する。
部分的な要約として、ダウンリンク負荷報告について、無線基地局(RBS)28は、選択的に、又は組み合わせによって、以下のうちの1つ以上を無線ネットワークコントローラ(RNC)26に報告することができる。
1)例えば、ダウンリンク電力、HS−SCCHコード、又はHS−PDSCHコードから恩恵を受けるであろうリソースの種類を含むHSDPA過負荷輻輳標識。これは、1つの信号としてセルごとに報告されうる。
2)HSDPA優先度クラスごとに、この優先度クラスの保証型サービスが輻輳しているのか、例えば、そのQoSが実現されえないのか、について示すHSDPA過負荷輻輳標識。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、例えば、保証型サービスと非保証型サービスとの区別がない場合に、1つの標識を提供することが可能である。
3)HSDPA優先度クラスごとに、この優先度クラスの非保証型サービスが輻輳しているか、例えば、そのQoSが実現されえないのか、について知らせるHSDPA過負荷輻輳標識。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、例えば、保証型サービスと非保証型サービスとの区別がない場合に、1つの標識を提供することが可能である。
4)非保証型サービスのHSDPA優先度クラスごとの、HSDPAダウンリンク利用電力測定。無線基地局は、このようなダウンリンク利用電力測定を提供することも可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために1つの標識を提供することが可能である。
5)E−DCH(E−HICH、E−RGCH、E−AGCH)についてのダウンリンクにおいて用いられるEUL制御チャネルにより消費される電力の、HSDPAダウンリンク利用電力測定。
電力測定に関し(4&5)、全キャリア電力について、3GPPにおいて現在存在するものと同じ方法で、フィルタリング長(filtration length)を設定することが可能であるものとする。
部分的な要約を続けるが、アップリンク負荷報告について、無線局(RBS)28は、選択的に、又は組み合わせによって、以下のうちの1つ以上を無線ネットワークコントローラ(RNC)に報告することが可能である。
6)EUL優先度クラスごとに、この優先度クラスの輻輳している保証型サービス、すなわち、そのQoSが実現されえないこと、を示す、EULスケジュールデータ過負荷輻輳標識。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、1つの標識を提供することが可能である。
7)EUL優先度クラスごとに、この優先度クラスの輻輳している非保証型サービス、すなわち、そのQoSが実現されえないこと、を示す、EULスケジュールデータ過負荷輻輳標識。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、1つの標識を提供することが可能である。
8)保証型サービスのEUL優先度クラスごとの、EULスケジュールデータ・アップリンク受信電力測定。受信された電力は、絶対電力、又は相対的なノイズ増加値であってもよい。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、1つの標識を提供することが可能である。
9)非保証型サービスのEUL優先度クラスごとの、EULスケジュールデータ・アップリンク受信電力測定。受信された電力は、絶対電力、又は相対的なノイズ増加値であってもよい。無線基地局はこのような輻輳標識を提供することが可能であり、優先度別クラスについてのみならず、代替的に、セル内の全てのために、1つの標識を提供することが可能である。
電力測定に関し(8&9)、全キャリア電力について、3GPPにおいて現在存在するものと同じ方法で、フィルタリング長を設定することが可能である必要がある。
本明細書で記載した様々な例示的な実施形態及び実装において、HSDPA上で非保証型(双方向型)サービス及び保証型サービス(例えば、VoIP)の双方をサポートする際、並びに、同時にDCHトラフィックをサポートする際に、本技術は、システム性能及びシステムのQoS処理を改善する。本技術は、例えば、このアクションから何も恩恵を受けられない場合にトラフィックの解放を防止することによって、無線ネットワークコントローラにおいて正しい負荷制御のアクションを行なうことを促進する。
本技術は、HSDPA上の双方向/バックグラウンドトラフィックが小さい場合に、保証型トラフィック(Speech/VoIP)の容量を失うことなく、運用者が高負荷においてHSDPA双方向/バックグラウンドトラフィックの枯渇を防止することを可能にする。
本技術は、HSPA上の双方向/バックグラウンドトラフィックが小さい場合に、HSPAにマッピングされた非保証型サービスとは別のサービスのためのリソースの利用可能性が制限されることなく、運用者が高負荷においてHSDPA双方向/バックグラウンドトラフィックの枯渇を防止すること可能にする。
従って、様々な実施形態及び実装において、本明細書に記載する技術は、例えば、HSDPAがシステムで用いられる場合に正確で効果的なリソース制御を可能にするためのリソース評価、及び、無線基地局から無線ネットワークコントローラへの報告を改善する。このような報告及びリソース制御は、HSDPA及びEUL上での保証型サービスを促進しサポートし、さらに、幾つかの実施形態において、HSDPA及びEUL上での双方向/バックグラウンドトラフィックのための効果的なリソース予約を可能にする。
さらに、様々な実施形態及び実装において、本明細書に記載する技術は、NodeBが内部リソースの輻輳の検出を示せるようにすることを目指し、かつ、CRNCに対して効果的な解消アクションを示す汎用輻輳報告の仕組みを、NodeB Application Part(NBAP)に導入する(NBAPは、RNC(無線ネットワークコントローラ)とNodeBとの間で用いられるアプリケーション・プロトコルである。NBAPは、NodeBを構成し、管理し、並びにIub及びUuインタフェース上のチャネルを起動するために用いられる)。CRNCは、接続(の一部)のレートの低減、又は、接続(の一部)の開放を、SRNCに対して要求することによって、この輻輳標識に対応することが可能である。報告は任意に、リソースの輻輳が発生した場合にどの接続(の一部)がアクションの対象とされるべきかについて、NodeBが直接的に示すことを可能にする。有利な点として、既存のRNSAPの仕組みは、すなわち、無線リンクプリエンプション要求標識(RADIO LINK PREEMPTION REQUIREDINDICATION)及びRL輻輳標識(RL CONGESTION INDICATION)は変更されず、提案した新NBAPの仕組みと良好に相互作用することが可能である。
本明細書に記載する技術において、nodeBは、自身の内部リソースを監視する役割、及び、サービス間でリソースを再割り当てするための適切なアクションをCRNCが取れるようにするために輻輳状況の詳細(例えば、原因、重大度など)を示す汎用輻輳情報を、CRNCへ提供する役割を果たす。さらに、本技術は、共有チャネル、すなわち個別チャネルのリソースがこの概念の一部であるという事実を含んでいる。別の観点は、以下のことを含んでいる。
・nodeBで進行中であり、CRNCへと報告される多重的な輻輳状況を有する能力。輻輳状況は単独で始まり、収束する可能性がある。CRNCは、リソースを再割り当てするための適切な一連のアクションを行なうために、原因の組み合わせを利用する。
・割り当て/保存の優先度レベルの見地から輻輳状況の重大度を示す能力。これは、ARP構想の新しい利用である。
・全RL上でアクションを行なう代わりに、RLが担う接続の一部においてアクションを行なうために、ARPの概念を用いる能力。これは、ARPの概念の新しい利用である。
・輻輳アクションを行なうべき接続の一部を示す、nodeBの能力(輻輳標識の任意の部分である)。
・共有チャネル上での輻輳の開始/収束を検出する方法。
以上の記載は、多くの特定性を含むが、これらは発明の範囲を限定するものとして見なされるべきではなく、単に、本発明の幾つかの現在の好適な実施形態の説明を提供するものとして見なされるべきである。従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその法的均等物によって決定されるべきである。従って、当然のことながら、本発明の範囲は、当業者には明らかであろう他の全ての実施形態を含み、従って、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲以外の何ものによっても限定されない。添付の特許請求の範囲において、単数形の要素の言及は、明示的にそのように記述されていない限り「1つ、及びただ1つ」(“one and only one”)を意味するものではなく、むしろ「1つ以上」(“one and more”)を意味するものとする。当業者には公知の上記の好適な実施形態の構成要素の構造的及び機能的均等物のすべてを、明示的に、本明細書に参照として組み入れ、本発明の特許請求の範囲に含むものとする。さらに、装置又は方法は、本発明により解決されることが求められる各課題及び全課題に対応する必要はなく、その装置又は方法は本明細書に含まれるものとする。
表1 汎用輻輳標識[FDD]
Figure 0005346300
Figure 0005346300
Figure 0005346300
表2 輻輳標識ID

セルパラメータIDは、一義的に、1つのNodeBから報告されるアクティブな輻輳イベントを識別する。セルパラメータIDは、NodeBにより割り当てられる。輻輳イベントを終了させることも可能であり、それにより、輻輳標識IDは他の輻輳イベントに再割り当てされ得る。
Figure 0005346300
表3 最高輻輳優先度レベル

最高輻輳優先度レベル(Highest Congested Priority Class)IEは、輻輳を経験しているいずれかの割り当て/保存優先度レベルの最低値(すなわち、最高優先度)を報告する。
Figure 0005346300
表4 UL原因

UL原因(UL Cause)IEは、NodeBがどのリソース不足を、報告されたアップリンク輻輳の最も重要な原因と見なすのかについてCRNCに報知する。
Figure 0005346300
表5 DL原因

DL原因(DL Cause)IEは、NodeBがどのリソース不足を、報告されたダウンリンク輻輳の最も重要な原因と見なすのかについてCRNCに報知する。
Figure 0005346300
表6 許容レート情報

許容レート情報(Allowed Rate Information)IEは、DCHのアップリンク及び/又はダウンリンクについての最高許容ビットレートに対応するTFIを示す。情報は、CRNCによってSRNCへと転送される。SRNCは、示されたTFIに対応するレートよりも低い、又は、示されたTFIに対応するレートと等しいいずれかのレートを利用することを許可される。
Figure 0005346300

表7 保証型レート情報

保証型レート情報(Guaranteed Rate Information)IEは、DCHのアップリンク及び/又はダウンリンクについての最高許容ビットレートに対応するTFIを示す。
Figure 0005346300

Claims (37)

  1. 高速共有チャネル上の負荷/輻輳を判定し、当該負荷/輻輳の標識を、前記高速共有チャネルの流入制御を行なうノードへの当該標識の送信のために生成するように構成されることを特徴とし、
    輻輳の重大度のインジケータと輻輳の原因とを前記標識に含めるようにさらに構成される無線基地局であって、
    前記輻輳の原因は、前記無線基地局のハードウェアの問題を含む、
    無線基地局(28)。
  2. 前記重大度のインジケータは、割り当て/保存の優先度レベルの見地から表される、請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記輻輳の原因は、(1)非共有個別チャネルについての電力及び/又はノイズの増加、並びに(2)前記高速共有チャネルについてのコードの不足、のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記ハードウェアの問題は、前記無線基地局(28)のスケジューラ固有のハードウェアに関する問題を含む、請求項に記載の無線基地局。
  5. 前記無線基地局(28)は、前記高速共有チャネル上の前記負荷/輻輳の多重発生を判定し報告するように構成される、請求項1に記載の無線基地局。
  6. 前記無線基地局(28)は、高速ダウンリンク共有チャネル及び高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し報告するように構成される、請求項1に記載の無線基地局。
  7. 前記無線基地局(28)は、当該無線基地局(28)によりサービスを提供されるセルのための前記高速ダウンリンク共有チャネル及び前記高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し報告するように構成される、請求項6に記載の無線基地局。
  8. 前記無線基地局(28)は、当該無線基地局(28)によりサービスを提供されるセルグループのための前記高速ダウンリンク共有チャネル及び前記高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し報告するように構成される、請求項6に記載の無線基地局。
  9. 前記無線基地局(28)は、チャネル上の負荷/輻輳を判定し報告するように構成される、請求項1に記載の無線基地局。
  10. 前記無線基地局(28)は、
    優先度クラスの基準、
    保証型サービスの基準、
    非保証型サービスの基準、
    のうち1つ以上に従って前記チャネル上の負荷/輻輳を判定し報告するように構成される、請求項9に記載の無線基地局。
  11. 前記チャネルはダウンリンクチャネルであり、前記無線基地局(28)は、高速共有アップリンクチャネルのアップリンク制御チャネルによって前記ダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し報告するように構成される、請求項1に記載の無線基地局。
  12. 前記高速共有アップリンクチャネルは、E−DCHチャネルであり、前記E−DCHのダウンリンクにおいて用いられる前記制御チャネルは、E−HICH、E−RGCH、及びE−AGCHチャネルである、請求項11に記載の無線基地局。
  13. 前記ノード(26)は、保証型サービスをサポートするために前記チャネルの少なくとも幾らかのリソースを割り当て、かつ、非保証型サービスをサポートするために少なくとも幾らかのリソースを割り当てるように構成され、前記無線基地局(28)は、保証型サービスのための前記高速共有アップリンクチャネルの前記アップリンク制御チャネルによって前記ダウンリンクチャネル上で利用される前記ダウンリンク電力を測定し報告するように構成される、請求項11に記載の無線基地局。
  14. 前記ノード(26)と前記無線基地局(28)の少なくとも1つは、特定のサービスについての予約されるリソースレベルを設定するように構成される、請求項1に記載の無線基地局。
  15. 前記特定のサービスは非保証型サービスである、請求項14に記載の無線基地局。
  16. 前記非保証型サービスのユーザは、リソースの前記予約されたリソースレベルまで前記リソースを用いることが許可されるが、前記予約されたリソースレベルと、予約されたリソースのうち前記非保証型サービスの前記ユーザにより利用されている実質的なレベルと、の間で予約されたリソースの差分量が存在する場合には、前記無線基地局(28)は、セルの他のユーザに、予約されたリソースの前記差分量の少なくとも幾らかを用いることを許可するように構成される、請求項15に記載の無線基地局。
  17. 前記他のユーザは、保証型サービスのユーザ又は非高速サービスのユーザである、請求項16に記載の無線基地局。
  18. 前記無線基地局(28)は、前記ノード(26)に対して、前記非保証型サービスにより用いられるダウンリンク電力、及び/又は、前記非保証型サービスにより用いられるビットレートを報告するように構成される、請求項16に記載の無線基地局。
  19. 流入制御を行い、及びセルのリソースを割り当てるように構成された無線ネットワークコントローラ(26)と
    請求項1〜18のいずれか1項に記載の無線基地局と、
    を含む無線アクセスネットワーク(20)。
  20. 無線アクセスネットワーク(20)を作動させる方法であって、
    セルのリソースを割り当てるために無線ネットワークコントローラ(26)において流入制御を行なうこと、
    を含み、
    無線基地局(28)において、高速共有チャネル上の負荷/輻輳を判定すること、及び、当該負荷/輻輳の標識を、前記無線ネットワークコントローラ(26)への当該標識の送信のために生成することと、
    前記負荷/輻輳を示す前記標識は、輻輳の重大度のインジケータと輻輳の原因とを含むことと、
    前記輻輳の原因は、前記無線基地局のハードウェアの問題を含むことと、
    を特徴とする方法。
  21. 割り当て/保存の優先度レベルの見地から前記輻輳の原因を表すこと、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記輻輳の原因は、(1)非共有個別チャネルの電力及び/又はノイズの増加、並びに(2)前記高速共有チャネルのコードの不足、のうちの少なくとも1つをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  23. 前記ハードウェアの問題は、前記無線基地局(28)のスケジューラ固有のハードウェアに関する問題を含む、請求項20に記載の方法。
  24. 前記高速共有チャネル上の前記負荷/輻輳の多重発生を判定し及び報告すること、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  25. 高速ダウンリンク共有チャネル及び高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し並びに報告すること、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  26. 前記無線基地局(28)によりサービスを提供されるセルのための前記高速ダウンリンク共有チャネル及び前記高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し並びに報告すること、をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記無線基地局(28)によりサービスを提供されるセルグループのための前記高速ダウンリンク共有チャネル及び前記高速アップリンク共有チャネル双方での前記負荷/輻輳を判定し及び報告すること、をさらに含む、請求項25に記載の方法。
  28. チャネル上の負荷/輻輳を判定し及び報告すること、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  29. 優先度クラスの基準、
    保証型サービスの基準、
    無保証型サービスの基準、
    のうち1つ以上に従って前記チャネル上の負荷/輻輳を判定し及び報告すること、をさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記チャネルはダウンリンクチャネルであり、高速共有アップリンクチャネルのアップリンク制御チャネルによって前記ダウンリンクチャネル上で利用されるダウンリンク電力を測定し及び報告すること、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  31. 前記高速共有アップリンクチャネルは、E−DCHチャネルであり、前記E−DCHのダウンリンクにおいて用いられる前記制御チャネルは、E−HICH、E−RGCH、及びE−AGCHチャネルである、請求項30に記載の方法。
  32. 保証型サービスをサポートするために前記チャネルの少なくとも幾らかのリソースを割り当てること、及び、非保証型サービスをサポートするために少なくとも幾らかのリソースを割り当てること、をさらに含み、保証型サービスのための前記高速共有アップリンクチャネルの前記アップリンク制御チャネルにより、前記ダウンリンクチャネル上で利用される前記ダウンリンク電力を測定し及び報告すること、をさらに含む、請求項30に記載の方法。
  33. 特定のサービスについての予約されるリソースレベルを設定すること、をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  34. 前記特定のサービスは非保証型サービスである、請求項33に記載の方法。
  35. 前記非保証型サービスのユーザに、リソースの前記予約されたリソースレベルまで前記リソースを用いることを許可すること、但し前記予約されたリソースレベルと、前記非保証型サービスの前記ユーザにより利用される予約されたリソースの実質的なレベルと、の間に予約されたリソースの差分量が存在する場合には、セルの他のユーザに、予約されたリソースの前記差分量の少なくとも幾らかを用いることを許可すること、をさらに含む、請求項34に記載の方法。
  36. 前記他のユーザは、保証型サービスのユーザ又は非高速サービスのユーザである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記非保証型サービスにより用いられるダウンリンク電力、及び/又は、前記非保証型サービスにより用いられるビットレートを報告すること、をさらに含む、請求項36に記載の方法。

JP2009548202A 2007-02-05 2008-01-31 高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識 Expired - Fee Related JP5346300B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US88825907P 2007-02-05 2007-02-05
US60/888,259 2007-02-05
US12/019,816 US8755270B2 (en) 2007-02-05 2008-01-25 Congestion/load indication for high speed packet access
US12/019,816 2008-01-25
PCT/SE2008/050125 WO2008097179A2 (en) 2007-02-05 2008-01-31 Congestion/load indication for high speed packet access

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010518685A JP2010518685A (ja) 2010-05-27
JP5346300B2 true JP5346300B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=39676058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009548202A Expired - Fee Related JP5346300B2 (ja) 2007-02-05 2008-01-31 高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8755270B2 (ja)
EP (1) EP2123069B1 (ja)
JP (1) JP5346300B2 (ja)
CN (1) CN101653025A (ja)
WO (1) WO2008097179A2 (ja)

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7907969B2 (en) * 2007-03-30 2011-03-15 Nokia Corporation Radio telecommunications network management
GB2452698B (en) * 2007-08-20 2010-02-24 Ipwireless Inc Apparatus and method for signaling in a wireless communication system
MY150961A (en) 2007-09-28 2014-03-31 Interdigital Patent Holdings Method and apparatus for high-speed transmission on rach
US8964560B2 (en) * 2007-10-11 2015-02-24 Nokia Solutions And Networks Oy Apparatus, method, computer program product and system for requesting acknowledgment of transmitted data packets
JP4937152B2 (ja) * 2008-02-01 2012-05-23 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動通信方法、移動通信システム及び無線基地局
US20110038342A1 (en) 2008-04-29 2011-02-17 Jan Lindskog Distribution of downlink e-dch power usage
CN102227150B (zh) 2008-04-30 2014-11-05 华为技术有限公司 资源处理的方法、通信系统和移动性管理网元
EP2283620B1 (en) 2008-05-20 2017-11-08 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Partitioning entity and method for partitioning capacity
US8509133B2 (en) * 2008-07-07 2013-08-13 Apple Inc. Wireless scheduling systems and methods
US8880111B2 (en) 2008-07-25 2014-11-04 Qualcomm Incorporated System and method for network management
US8032799B2 (en) * 2008-09-17 2011-10-04 International Business Machines Corporation System and method for managing server performance degradation in a virtual universe
JP5194177B2 (ja) * 2009-01-30 2013-05-08 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 連続及び非連続周波数帯域にわたる送信のための制御シグナリング
US8254930B1 (en) 2009-02-18 2012-08-28 Sprint Spectrum L.P. Method and system for changing a media session codec before handoff in a wireless network
US9374306B1 (en) 2009-03-04 2016-06-21 Sprint Spectrum L.P. Using packet-transport metrics for setting DRCLocks
JP4787890B2 (ja) * 2009-04-21 2011-10-05 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システムで使用される通信端末及び方法
US9467938B1 (en) 2009-04-29 2016-10-11 Sprint Spectrum L.P. Using DRCLocks for conducting call admission control
US8310929B1 (en) 2009-06-04 2012-11-13 Sprint Spectrum L.P. Method and system for controlling data rates based on backhaul capacity
US8972870B2 (en) * 2009-08-27 2015-03-03 International Business Machines Corporation Providing alternative representations of virtual content in a virtual universe
US8964668B2 (en) * 2009-09-25 2015-02-24 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Evolved allocation retention policy solution
US8285298B2 (en) * 2009-12-23 2012-10-09 At&T Mobility Ii Llc Chromatic scheduler for network traffic with disparate service requirements
CN101801033B (zh) * 2010-01-29 2012-11-28 杭州华三通信技术有限公司 一种ac选择方法和设备
US8335161B2 (en) 2010-02-03 2012-12-18 Bridgewater Systems Corp. Systems and methods for network congestion management using radio access network congestion indicators
US8363564B1 (en) 2010-03-25 2013-01-29 Sprint Spectrum L.P. EVDO coverage modification based on backhaul capacity
US8515434B1 (en) * 2010-04-08 2013-08-20 Sprint Spectrum L.P. Methods and devices for limiting access to femtocell radio access networks
KR20140051755A (ko) * 2010-04-30 2014-05-02 인터디지탈 패튼 홀딩스, 인크 고속 다운링크 채널용으로 복수의 무선 송수신 유닛의 데이터를 다중화하는 방법
JP2013534090A (ja) * 2010-06-07 2013-08-29 インターデイジタル パテント ホールディングス インコーポレイテッド 輻輳したネットワークにおいてサービス要求メッセージを送信するための方法および装置
CN102457920B (zh) * 2010-10-18 2016-03-30 中兴通讯股份有限公司 更新小区配置信息的方法、系统、无线网路控制器和基站
CN102006622B (zh) * 2010-11-29 2015-05-20 中兴通讯股份有限公司 基于拥塞控制的切换方法及系统
US8595374B2 (en) * 2010-12-08 2013-11-26 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for capacity dimensioning in a communication network
US8942750B2 (en) * 2011-01-07 2015-01-27 Apple Inc. Power control in a mobile device
US9253682B2 (en) * 2011-03-29 2016-02-02 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Congestion control in an HSPA system
US8787159B2 (en) * 2011-04-14 2014-07-22 Alcatel Lucent Mechanism for wireless access networks to throttle traffic during congestion
US9473279B2 (en) 2011-11-04 2016-10-18 Blackberry Limited Inter-cell interference coordination for E-PDCCH
WO2013070165A1 (en) * 2011-11-09 2013-05-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Radio network node, network control node and methods therein
CN102404829B (zh) 2011-12-07 2016-08-10 华为技术有限公司 功率控制的方法及装置
EP2823611A4 (en) * 2012-03-06 2015-06-24 Ericsson Telefon Ab L M METHOD AND NETWORK NOW FOR DETERMINING ADMISSION BASED ON A REASON FOR WHICH QUALITY OF SERVICE IS NOT REACHED
US9912597B2 (en) * 2012-03-08 2018-03-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling traffic of radio access network in a wireless communication system
WO2013137802A2 (en) * 2012-03-14 2013-09-19 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and devices for reporting in a cellular radio network
US20150163809A1 (en) * 2012-07-06 2015-06-11 Nec Corporation Base station apparatus, communication control method, and non-transitory computer readable medium storing communication control program
DE102013213473A1 (de) * 2013-07-10 2015-01-15 Robert Bosch Gmbh Schaltungsanordnung und Betriebsverfahren hierfür
US9471524B2 (en) * 2013-12-09 2016-10-18 Atmel Corporation System bus transaction queue reallocation
US9699096B2 (en) * 2013-12-26 2017-07-04 Intel Corporation Priority-based routing
US9615283B1 (en) * 2014-07-30 2017-04-04 Sprint Spectrum L.P. Dynamic management of control channel capacity
US9681451B1 (en) 2014-10-08 2017-06-13 Sprint Spectrum L.P. Reducing PDCCH interference
JP6690546B2 (ja) * 2014-11-18 2020-04-28 日本電気株式会社 通信システム、通信機器、通信方法、及び記録媒体
EP3248329B1 (en) * 2015-01-22 2020-04-01 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Reporting technique for a telecommunications network
US10588049B2 (en) * 2015-03-27 2020-03-10 Apple Inc. Optimizing applications behavior in a device for power and performance
US9843517B2 (en) * 2015-05-14 2017-12-12 Qualcomm Incorporated Dynamically adjusting network services stratum parameters based on access and/or connectivity stratum utilization and/or congestion information
US20170048732A1 (en) * 2015-08-12 2017-02-16 Corning Optical Communications Wireless Ltd. Evaluating performance of remote units on a per remote unit basis in a distributed antenna system (das)
WO2017060834A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Systems and methods for prioritization of parameters for shared radio access network observability
CN106533957A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 中国科学院计算技术研究所 片上网络的拥塞信息传输控制方法和相关装置
US10505851B1 (en) * 2017-11-29 2019-12-10 Innovium, Inc. Transmission burst control in a network device
CN112154686A (zh) * 2018-05-18 2020-12-29 上海诺基亚贝尔股份有限公司 用于执行无线通信的方法和装置
CN112770358B (zh) * 2021-01-13 2022-05-27 广州技象科技有限公司 基于业务数据的多速率模式数据发送控制方法及装置

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6160875A (en) * 1997-12-30 2000-12-12 Lg Information & Communications, Ltd. Method of managing overload of message in the communication system
US6760303B1 (en) * 2000-03-29 2004-07-06 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Channel-type switching based on cell load
US6985739B2 (en) * 2000-12-15 2006-01-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Admission and congestion control in a CDMA-based mobile radio communications system
EP1347341B2 (en) 2002-03-22 2018-01-10 Ricoh Company, Ltd. Use of a toner and developer for electrophotography, image-forming process cartridge, image-forming apparatus and image-forming process using the toner
SE0202845D0 (sv) 2002-05-13 2002-09-23 Ericsson Telefon Ab L M Measurements for radio resource management for high-speed downlink shared channel (HS-DSCH)
JP2006515736A (ja) 2003-01-10 2006-06-01 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 無線通信網用の一般化レート制御
JP4103614B2 (ja) * 2003-02-10 2008-06-18 日本電気株式会社 移動通信における異常切断原因解析システム,方法,異常切断呼調査装置およびプログラム
US20040252669A1 (en) * 2003-06-16 2004-12-16 Patrick Hosein Common rate control method based on mobile transmit power
TWM289002U (en) * 2004-04-30 2006-03-21 Interdigital Tech Corp Wireless communication for controlling transmission power of a downlink signaling channel based on enhanced uplink transmission failure statistics
KR100735346B1 (ko) 2004-05-04 2007-07-04 삼성전자주식회사 향상된 상향 링크 전용 채널에서 harq 동작을 고려한tti 변경 방법 및 장치
US20050249148A1 (en) 2004-05-07 2005-11-10 Nokia Corporation Measurement and reporting for uplink enhanced dedicated channel (E-DCH)
CN101044721B (zh) * 2004-09-10 2012-05-09 意大利电信股份公司 移动通信网络中管理无线资源的方法和系统及其相关网络
KR100922028B1 (ko) * 2004-10-27 2009-10-19 메시네트웍스, 인코포레이티드 무선 통신 네트워크에서 서비스 품질 제공 및 폭주 제어를제공하기 위한 시스템 및 방법
JP4655619B2 (ja) 2004-12-15 2011-03-23 日本電気株式会社 無線基地局装置およびそのレート制御方法
EP1718098B1 (en) * 2004-12-15 2008-07-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Support of guaranteed bit-rate traffic for uplink transmissions
US7489943B2 (en) * 2004-12-29 2009-02-10 Alcatel-Lucent Usa Inc. Scheduling calls in downlink transmissions
US7710922B2 (en) 2004-12-30 2010-05-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Flow control at cell change for high-speed downlink packet access
US7724656B2 (en) 2005-01-14 2010-05-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Uplink congestion detection and control between nodes in a radio access network
US20060182064A1 (en) 2005-02-03 2006-08-17 Autocell Laboratories, Inc. Interference counter-measures for wireless LANs
US8270298B2 (en) 2005-08-26 2012-09-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and arrangement for flow control in UMTS using information in UBS field
CA2618897A1 (en) 2005-08-26 2007-03-01 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Flow control in umts
JP2007096522A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fujitsu Ltd 無線接続方式
US7564788B2 (en) 2005-12-02 2009-07-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Flow control for low bitrate users on high-speed downlink
US8254977B2 (en) * 2006-01-27 2012-08-28 Qualcomm Incorporated Centralized medium access control algorithm for CDMA reverse link
US8103284B2 (en) * 2006-03-24 2012-01-24 Alcatel Lucent Method for reporting uplink load measurements
US8422435B2 (en) 2006-06-30 2013-04-16 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Enhancing coverage for high speed downlink packet access (HSDPA) channel
US8271043B2 (en) * 2006-08-21 2012-09-18 Qualcomm Incorporated Approach to a unified SU-MIMO/MU-MIMO operation
US9882683B2 (en) 2006-09-28 2018-01-30 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Autonomous transmission for extended coverage
US8260286B2 (en) * 2006-10-30 2012-09-04 Nokia Corporation Method, apparatus and system for testing user equipment functionality
US7630314B2 (en) * 2006-12-05 2009-12-08 Latitue Broadband, Inc. Methods and systems for dynamic bandwidth management for quality of service in IP Core and access networks
EP2127267B1 (en) 2007-02-06 2011-03-30 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Flexible radio link control packet data unit length

Also Published As

Publication number Publication date
US20080186862A1 (en) 2008-08-07
EP2123069A2 (en) 2009-11-25
US8755270B2 (en) 2014-06-17
EP2123069B1 (en) 2018-03-07
WO2008097179A3 (en) 2008-11-06
JP2010518685A (ja) 2010-05-27
CN101653025A (zh) 2010-02-17
WO2008097179A2 (en) 2008-08-14
EP2123069A4 (en) 2014-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5346300B2 (ja) 高速パケットアクセスについての輻輳/負荷の標識
JP4971444B2 (ja) 高速ダウンリンクパケットアクセス(hsdpa)チャネルのカバレージ向上
JP4295206B2 (ja) 高速共有チャネル用の無線リソース管理
JP5065479B2 (ja) セルラシステムにおける負荷制御のための負荷不安定性指標としての信号対干渉比エラー
JP4014615B2 (ja) 測定報告方法、基地局、測定の受信方法、およびコントローリング無線ネットワーク制御装置
US8045527B2 (en) Load estimation for a cell in a wireless network
US20150065188A1 (en) Transmit antenna selection in a mobile wireless device
JP4588031B2 (ja) 移動通信方法、基地局及び無線回線制御局
US20070127522A1 (en) Flow control for low bitrate users on high-speed downlink
JP2007520178A (ja) セルラー通信ネットワークにおける伝送電力を配分する方法及び装置
KR20050092874A (ko) 고속 순방향 패킷 접속 방식을 사용하는이동통신시스템에서 기지국제어기와 기지국간의 패킷데이터를 전송하기 위한 흐름 제어를 효율적으로 수행하는방법
JP4648406B2 (ja) 高速アップリンクパケット接続のノイズレベル伝送方法及びシステム
KR101623680B1 (ko) 강화된 업링크 fach를 위한 네트워크 제어 처리율
EP2922336A1 (en) Method, apparatus, and system for radio bearer control
JP2011520337A (ja) ダウンリンクe−dchの電力使用量の分配
JP4083771B2 (ja) 無線リソース管理方法、無線回線制御局及び無線基地局
KR101008301B1 (ko) 무선 통신 시스템, 무선 통신 방법 및 기지국
JP5359888B2 (ja) 通信システムと方法並びに無線制御局と基地局
JP4894556B2 (ja) 無線ネットワーク制御装置、移動通信システム及びそれらに用いる動的hsdpaコード割り当て方法
WO2010095576A1 (ja) 無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法
EP1928196A1 (en) A method for radio flow control in a mobile communication system
KR20050119966A (ko) 이동통신 시스템에서 상향 통신을 위한 단말기의 데이터측정 보고 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130816

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5346300

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees