JP5345657B2 - カメラの自動焦点調節方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明はカメラの自動焦点調節方法及び装置に係り、特に被写体のコントラストが最大になるようにフォーカスレンズのレンズ位置を自動的に調節(以下、「コントラストAF」という)するカメラの自動焦点調節方法及び装置に関する。
デジタルカメラなどで主流となっているコントラストAFは、撮影光学系のうち焦点調節に作用するフォーカスレンズを焦点調節範囲にわたって移動させながら撮像を行うとともに、その出力画像信号から高周波成分を抽出して合焦のための評価値を逐次算出し、この評価値が最大になるところ(コントラストが最大になるところ)にフォーカスレンズを移動させて合焦させるようにしている。
しかしながら、コントラストAFは、例えば、被写体が暗いためにコントラストが少ない場合には、フォーカスレンズを焦点調節範囲にわたって移動させながら得られる合焦用の評価値は全体的に小さくなるという問題がある。
そこで、従来、画像信号から高周波成分を抽出するためのハイパスフィルタ(HPF)であって、それぞれカットオフ周波数が異なる複数のHPFを設け、絞り機構の絞り量が小さい場合(即ち、被写体が暗い場合)には、カットオフ周波数の低いHPFを選択し、これにより評価値を大きくするようにしたオートフォーカスビデオカメラが提案されている(特許文献1)。
特開平7−162731号公報
コントラストAFでは、被写体が暗すぎたり、明るすぎるためにコントラストが少ない場合には、フォーカスレンズを焦点調節範囲にわたって移動させたときに得られる評価値は、はっきりした山の形にならず、評価値が最大になるフォーカスレンズのレンズ位置を正確に求めることができないという問題がある。
また、特許文献1に記載のように被写体が暗いときに、カットオフ周波数の低いHPFを選択し、これにより評価値を大きくする場合には、評価値が全体に大きくなるが、フォーカスレンズの移動位置の変化に対して評価値の変化が少なく、この場合も評価値が最大になるフォーカスレンズのレンズ位置を正確に求めることができないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被写体が暗すぎたり、明るすぎる場合にコントラストAFの信頼性を向上させることができ、ピンぼけ画像の発生率を低減することができるカメラの自動焦点調節方法及び装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の一の態様に係る自動焦点調節方法は、
(a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定されたフォーカス用の露出条件で撮像された画像信号を取得する工程と、
(b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
(c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
(d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記露出条件の設定をプラス方向又はマイナス方向に露光補正した後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
(e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
(f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
を含むことを特徴としている。
即ち、前記工程(a) 及び(b) でのAFサーチ時に算出された評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が低いと判別された場合には、自動焦点調整は行わずに、撮像手段における露出条件の設定を変更した後、再度、AFサーチを行い、自動焦点調節の信頼性が高くなるまで露出条件の設定変更を繰り返す。そして、自動焦点調節の信頼性が高いと判別されたときの評価値に基づいて自動焦点調節を行うようにしている。
ここで、自動焦点調節の信頼性が高いか低いかの判別は、例えば、撮影レンズの各移動位置ごとに算出された評価値のうちの最大値と最小値との差が、所定の閾値以上あるか否かによって行うことが考えられる。最大値と最小値との差が所定の閾値以上ある場合には、各評価値によって描かれる山がはっきりし、そのピーク位置を正確に求めることができるからである。
本発明の他の態様に係るカメラの自動焦点調節方法は、
(a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定された画素混合方式で画素混合された画像信号を取得する工程と、
(b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
(c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
(d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記画素混合方式の設定を変更させた後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
(e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
(f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
を含むことを特徴としている。
自動焦点調節の信頼性が低いと判別された場合に、一の態様に係る発明が露出条件の設定を変更しているのに対し、他の態様に係る発明は、画素混合方式の設定を変更する点で、請求項1に係る発明と相違する。尚、画素混合方式としては、2画素混合、4画素混合などがあり、評価値が低い程、混合する画素数の多い画素混合方式を設定する。また、1画素の画像信号を取得する設定(実際には画素を混合しない場合)も、ここでは画素混合方式の設定の一態様とする。
本発明の更に他の態様に係るカメラの自動焦点調節方法は、
(a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定されたフォーカス用の露出条件で撮像され、且つ予め設定された画素混合方式で画素混合された画像信号を取得する工程と、
(b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
(c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
(d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記露出条件の設定をプラス方向又はマイナス方向に露光補正し又は画素混合方式の設定を変更させた後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
(e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
(f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
を含むことを特徴としている。
即ち、上記態様に係る発明は、自動焦点調節の信頼性が低いと判別された場合には、露出条件の設定、又は画素混合方式の設定を変更させた後、再度AFサーチを行い、自動焦点調節の信頼性が高いと判別されたときの評価値に基づいて自動焦点調節を行うようにしている。
本発明の更に他の態様に係るカメラの自動焦点調節方法において、前記工程(d) は、最初に前記露出条件の設定を変更し、該露出条件の設定の変更が上限又は下限に達すると、その後、前記画素混合方式の設定を変更することを特徴としている。
本発明の更に他の態様に係るカメラの自動焦点調節方法において、前記工程(d) は、最初に前記画素混合方式の設定を変更し、該画素混合方式の設定の変更が上限又は下限に達すると、その後、前記露出条件の設定を変更することを特徴としている。
上記前者の態様に係る発明では、自動焦点調節の信頼性が低いと判別された場合には、最初に露出条件の設定を変更し、露出条件の設定の変更のみでは自動焦点調節の信頼性が高くならない場合には、続いて画素混合方式の設定を変更させてAFサーチを行うようにしている。逆に、後者の態様に係る発明では、自動焦点調節の信頼性が低いと判別された場合には、最初に画素混合方式の設定を変更し、画素混合方式の設定の変更のみでは自動焦点調節の信頼性が高くならない場合には、続いて露出条件の設定を変更させてAFサーチを行うようにしている。
本発明の更に他の態様に係る発明は、撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに撮像手段から出力される画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出し、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した前記評価値とに基づいて評価値がピークとなる移動位置を求め、この求めた移動位置に撮影レンズを移動させるカメラの自動焦点調節装置において、前記撮影レンズの各移動位置ごとに算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する判別手段と、前記判別手段によって自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記撮像手段から画像信号を取得する際のフォーカス用の露出条件の設定を、予め設定されたフォーカス用の露出条件からプラス方向又はマイナス方向に露光補正し、及び/又は画素混合方式の設定を、予め設定された画素混合方式から変更させ、前記判別手段によって自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、現在の露出条件及び画素混合方式を維持する手段と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、AFサーチによりコントラストAFの信頼性が低いと判別された場合には、撮像手段における露出条件の設定を変更したり、又は画素混合方式の設定を変更した後、再度、AFサーチを行うようにしたため、被写体が暗すぎたり、明るすぎる場合であっても良好な評価値を得ることができる。これにより、コントラストAFの信頼性を向上させることができ、ピンぼけ画像の発生率を低減することができる。
図1は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法が適用されたデジタルカメラの実施の形態を示すブロック図である。 図2は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第1の実施の形態を示すフローチャートである。 図3はAFサーチを説明するために用いた図である。 図4はAFサーチ時に取り込んだAF評価値を示すグラフである。 図5は図2中のAFサーチの他の例を示すフローチャートである。 図6は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第2の実施の形態を示すフローチャートである。 図7は図6中のAFサーチを示すフローチャートである。 図8は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第3の実施の形態を示すフローチャートである。 図9は画素混合方式を説明するために用いた図である。 図10は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第4の実施の形態を示すフローチャートである。 図11は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第5の実施の形態を示すフローチャートである。 図12は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第6の実施の形態を示すフローチャートである。 図13は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第7の実施の形態を示すフローチャートである。 図14は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第8の実施の形態を示すフローチャートである。
以下添付図面に従って本発明に係るカメラの自動焦点調節方法及び装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法が適用されたデジタルカメラの実施の形態を示すブロック図である。
このデジタルカメラ10は、撮像した画像をメモリカード54に記録するもので、カメラ全体の動作は、中央処理装置(CPU)40によって統括制御される。
デジタルカメラ10には、シャッタボタンや、撮影モード、再生モード等を設定するモードダイヤルを含む操作部38が設けられており、この操作部38での操作に応じた信号はCPU40に入力する。
被写体を示す画像光は、撮影レンズ12、絞り14を介してCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサ等の撮像素子16の受光面に結像される。撮影レンズ12は、CPU40によって制御されるレンズ駆動部36によって駆動され、フォーカス制御等が行われる。絞り14は、例えば、5枚の絞り羽根からなり、CPU40によって制御される絞り駆動部34によって駆動され、例えば、絞り値F2.8 〜F11まで1AV 刻みで5段階に絞り制御される。
また、CPU40は、絞り駆動部34を介して絞り14を制御するとともに、撮像素子制御部32を介して撮像素子16での電荷蓄積時間(シャッタスピード)や、後述する画素混合の制御等を行う。
撮像素子16に蓄積された信号電荷は、撮像素子制御部32から加えられる読み出し信号に基づいて信号電荷に応じた電圧信号として読み出される。撮像素子16から読み出された電圧信号は、アナログ信号処理部18に加えられ、ここで各画素ごとのR、G、B信号がサンプリングホールドされ、増幅されたのちA/D変換器20に加えられる。A/D変換器20は、順次入力するR、G、B信号をデジタルのR、G、B信号に変換して画像入力コントローラ22に出力する。
デジタル信号処理部24は、画像入力コントローラ22を介して入力するデジタルの画像信号に対して、オフセット処理、ホワイトバランス補正及び感度補正を含むゲイン・コントロール処理、ガンマ補正処理、YC処理等の所定の信号処理を行う。
デジタル信号処理部24で処理された画像データは、VRAM50に入力する。VRAM50には、それぞれが1駒分の画像を表す画像データを記憶するA領域とB領域とが含まれている。VRAM50において1駒分の画像を表す画像データがA領域とB領域とで交互に書き換えられる。VRAM50のA領域及びB領域のうち、画像データが書き換えられている方の領域以外の領域から、書き込まれている画像データが読み出される。VRAM50から読み出された画像データはビデオ・エンコーダ28においてエンコーディングされ、カメラ背面に設けられている液晶モニタ30に出力され、これにより被写体像が液晶モニタ30の表示画面上に表示される。
また、操作部38のシャッタボタンの第1段階の押下(半押し)があると、AE動作及びAF動作が開始する。即ち、A/D変換器20から出力される画像データがAF検出部42並びにAE検出部44に取り込まれる。AF検出部42では、画像データ(例えば、撮像素子16の中央領域(フォーカス領域)のG信号)を使用し、1次元水平方向に連続するG信号からハイパスフィルタ(HPF)を介して高周波成分を抽出し、この高周波成分を積算した値(AF評価値)をCPU40に出力する。AE検出部44では、画面全体のG信号を積算し、又は画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをしたG信号を積算し、その積算値をCPU40に出力する。
CPU40は、AF検出部42から入力するAF評価値に基づいてそのAF評価値が最大になるレンズ位置にレンズ駆動部36を介して撮影レンズ12を移動させるとともに、AE検出部44から入力する積算値より被写体の明るさ(撮影Ev値)を算出し、この撮影Ev値に基づいて絞り14の絞り値及び撮像素子16の電子シャッタ(シャッタスピード)を所定のプログラム線図にしたがって決定し、その決定した絞り値に基づいて絞り駆動部34を介して絞り14を制御するとともに、決定したシャッタスピードに基づいて撮像素子制御部32を介して撮像素子16での電荷蓄積時間を制御する。
AE動作及びAF動作が終了し、シャッタボタンの第2段階の押下(全押し)があると、その押下に応答してA/D変換器20から出力される1駒分の画像データが画像入力コントローラ22からメモリ(SDRAM) 48に入力し、一時的に記憶される。
画像データは、メモリ48から読み出され、デジタル信号処理部24において輝度データ及び色差データの生成処理(YC処理)を含む所定の信号処理が行われる。YC処理された画像データ(YCデータ)は、デジタル信号処理部24から読み出され、再びメモリ48に記憶される。続いて、YCデータは圧縮伸長処理部26に出力され、JPEG (joint photgraphic experts group)などの所定の圧縮処理が実行される。圧縮されたYCデータは、再びメモリ48に出力されて記憶されたのち、メディア・コントローラ52によって読み出され、メモリカード54に記録される。
次に、上記構成のデジタルカメラ10の自動焦点調節方法について説明する。
[第1の実施の形態]
図2は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第1の実施の形態を示すフローチャートである。
図2において、操作部38のシャッタボタンの半押しがあると、まず、CPU40は、フォーカス用のAE制御を行う(ステップS10)。即ち、AE検出部44から入力する積算値よりEv値を算出し、このEv値に基づいて絞り14及び撮像素子16での電荷蓄積時間(フォーカス露出)を制御する。尚、フォーカス用のAE制御では、より多くの高周波信号を得るために、一般的にはフォーカス露出は撮影露出よりもオーバー露光制御されている場合が多い。
続いて、CPU40はAFサーチを行う(ステップS12)。
図3に示すようにAFサーチは、至近から無限遠までの焦点調節範囲にわたって撮影レンズ12を移動させ、撮影レンズ12が所定量移動するごとに算出されるAF評価値をAF検出部42から取り込む。
次に、上記のようにして取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別する(ステップS14)。この判別は、例えば、取り込んだAF評価値のうちの最大値top と最小値min との差を求め、この差(top-min) が所定の閾値th未満の場合には、AFの信頼性が低いと判別する。
図4はAFサーチ時に取り込んだAF評価値を示すグラフである。いま、図4(A)に示すように、AF評価値の最大値top と最小値min との差が大きい場合には、AF評価値の山をきれいに描くことができ、このAF評価値が最大になるレンズ位置(即ち、自動焦点位置)の決定を正確に行うことができる。従って、この場合には、AFの信頼性は高いと言ってよい。
これに対し、図4(B)に示すAF評価値の場合は、AF評価値が全体的に小さく、AFによって焦点位置を決定するのは難しい状態にある。このようなAF評価値の特性は、被写体が暗い場合によく見受けられる。
また、図4(C)に示すAF評価値の場合は、AF評価値が全体的に大きく、AF評価値が頭打ち状態になり、やはりAFによって焦点位置を決定するのは難しい状態にある。このようなAF評価値の特性は、被写体が明るい場合によく見受けられる。
図2に戻って、ステップS14において、AFの信頼性が高いと判別されると、ステップS16に進み、ここで自動焦点位置を決定する。この自動焦点位置は、図3に示したようにAFサーチで取得したAF評価値に基づいてそのAF評価値が最大となる撮影レンズ12のレンズ位置を算出することによって決定する。そして、この決定した自動焦点位置に撮影レンズを移動(合焦動作)させることにより自動焦点調節を行う。
一方、ステップS14において、AFの信頼性が低いと判別されると、AF評価値の最大値top が、所定の下限値th-min未満か否かを判別する(ステップS18)。そして、AF評価値の最大値top が下限値th-min未満と判別されると、続いて、現在のフォーカス露出が上限(最も暗いときのフォーカス露出)か否かを判別する(ステップS20)。
現在のフォーカス露出が上限でない場合には、現在のフォーカス露出をプラス方向に露出補正(例えば、+1EVだけオーバー露光補正)し(ステップS22)、ステップS12に戻る。
一方、ステップS20において、現在のフォーカス露出が上限であると判別された場合には、ステップS24に進み、ここで、撮影レンズ12を予め設定したレンズ位置(コントラストAFが不能のときの固定焦点位置)に移動させる。
また、前記ステップS18において、AF評価値の最大値top が下限値th-minよりも大
きいと判別されると、続いて、AF評価値の最大値top が、所定の上限値th-maxよりも大きいか否かを判別する(ステップS26)。そして、AF評価値の最大値top が上限値th-maxよりも大きいと判別されると、続いて、現在のフォーカス露出が下限(最も明るいときのフォーカス露出)か否かを判別する(ステップS28)。
現在のフォーカス露出が下限でない場合には、現在のフォーカス露出をマイナス方向に露出補正(例えば、−1EVだけアンダー露光補正)し(ステップS30)、ステップS12に戻る。
一方、ステップS28において、現在のフォーカス露出が下限であると判別された場合には、ステップS24に進み、ここで、撮影レンズ12を予め設定したレンズ位置に移動させる。
上記のようにAFの信頼性が低いと判別されると、フォーカス露出(AFサーチ時の露出条件)を変更し、再度AFサーチを行うようにしたため、被写体が暗すぎたり、明るすぎる場合であっても良好な評価値を得ることができ、コントラストAFの信頼性を向上させることができる。
また、図2のステップS12のAFサーチは、図3に示したように常に同じAFサーチ(サーチ範囲、サーチステップが共に同じAFサーチ)を行うサーチ方法に限らず、図5に示すようにラフサーチと詳細サーチとを組み合わせたサーチ方法を適用することも可能である。
即ち、図5において、AFサーチ時にはサーチカウンタが0か否かを判別し(ステップS40)、サーチカウンタが0の場合には、ラフサーチを実行する(ステップS42)。尚、サーチカウンタは、AFサーチの開始前に0が初期値として与えられているものとする。
ラフサーチでは、至近から無限遠までの焦点調節範囲にわたって移動させる撮影レンズ12のサーチステップを粗くし、各サーチステップごとにAF評価値を取得する。
ラフサーチが終了すると、サーチカウンタを1だけインクリメントし(ステップS44)、ステップS40に戻る。
ラフサーチ後にサーチカウンタが1になると、ステップS40からステップS46に進む。ステップS46では、ステップS42でのラフサーチの結果から詳細サーチのサーチ範囲を決定する。即ち、ラフサーチで取得したAF評価値のうちの最大値が得られたレンズ位置を中心にした所定の範囲を詳細サーチのサーチ範囲として決定する。
続いて、前記決定したサーチ範囲を詳細サーチする。即ち、詳細サーチでは、ラフサーチよりもサーチステップを細かくして前記決定したサーチ範囲をサーチし、各サーチステップごとにAF評価値を取得する。
上記のようにしてラフサーチを詳細サーチとを組み合わせることにより、AFサーチの時間の短縮化を図ることができる。また、ラフサーチの結果からAFの信頼性を判別し、信頼性が高いときのみ詳細サーチを行うようにしてもよい。
[第2の実施の形態]
図6は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第2の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図6において、図2に示した第1の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図6に示す第2の実施の形態は、図2に示した第1の実施の形態とは主としてAFサーチの内容が異なる。
即ち、図2に示した第1の実施の形態では、ステップS12のAFサーチは、詳細サーチのみ(ラフサーチなし)、又は図5に示したようにラフサーチを行ってから詳細サーチを行うようにしているが、図6に示すステップS12′のAFサーチは、図7に示すように1回のステップS12′内では、ラフサーチ、又はラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチのいずれかのサーチのみを行う。そして、いずれかのサーチが終了すると、サーチカウンタを1だけインクリメントする(ステップS44′)。尚、図7に示すAFサーチにおいて、図5に示したAFサーチの処理と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6において、ステップS14では、ステップS12′でAFサーチで取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別するが、最初の1回のみラフサーチで取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別する。AFの信頼性が低いためにフォーカス露出を補正し、その後、ステップS12′で再度AFサーチを行う場合には、このAFサーチはラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチのみが行われる。
図6のステップS14において、AFの信頼性が高いと判別されると、サーチカウンタが1か否かを判別する(ステップS50)。サーチカウンタ=1の場合には、ステップS12′でのAFサーチでは、ラフサーチのみが行われているため、この場合には、ラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチを実施し(ステップS52)、ステップS16に移行する。一方、サーチカウンタ≠1の場合には、ステップS12′のAFサーチでは詳細サーチが既に実施されているため、詳細サーチを省略してステップS16に移行する。
[第3の実施の形態]
図8は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第3の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図8において、図2に示した第1の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
前記第1の実施の形態では、AFの信頼性が低いと判別され、かつAF評価値の最大値top が所定の範囲外(top <th-min、top >th-max)のときには、フォーカス露出を補正したのち、再度AFサーチするようにしたが、第2の実施の形態では、上記の場合にフォーカス露出を補正せずに、画素混合方式を変更する点で相違する。
ここで、第3の実施の形態に適用される画素混合方式について説明する。
図9は画素混合方式を示す図であり、図9(A)はGの2画素混合を示し、図9(B)はGの4画素混合を示している。
画素混合方式は、撮像素子16の垂直方向に隣接する、同じ色の複数の画素(この実施の形態では、Gの画素)の画像信号を混合し、これにより1画素の画像信号よりも信号レベルの大きい画像信号を得るための処理であり、画素の混合数が多いほど、大きな画像信号を生成することができる。
図8のステップS18において、AF評価値の最大値top が下限値th-min未満と判別さ
れると、現在の画素混合の混合数が上限(デジタルカメラ10による画素混合可能な混合数のうちの最大のもの)か否かを判別する(ステップS100)。
現在の混合数が上限でない場合には、現在の混合数よりも次に混合数の大きな混合数になるように混合数を増加し(ステップS110)、ステップS12に戻る。
いま、Gの1画素、Gの2画素混合、Gの4画素混合の3通りの画素混合方式がある場合において、現在の画素混合方式が2画素混合のときには4画素混合方式に設定する。尚、この実施の形態では、Gの1画素(実際には画素を混合しない場合)も、ここでは画素混合方式の設定の1態様とする。
同様に、ステップS26において、AF評価値の最大値top が上限値th-maxよりも大きいと判別されると、現在の画素混合の混合数が下限(この実施の形態では、1画素)か否かを判別する(ステップS120)。
現在の混合数が下限でない場合には、現在の混合数よりも次に混合数の小さい混合数になるように混合数を減少させ(ステップS130)、ステップS12に戻る。
いま、Gの1画素、Gの2画素混合、Gの4画素混合の3通りの画素混合方式がある場合において、現在の画素混合方式が2画素混合のときには4画素混合方式に設定する。
上記のようにAFの信頼性が低いと判別されると、画素混合数を変更し、再度AFサーチを行うようにしたため、被写体が暗すぎたり、明るすぎる場合であっても適正な信号レベルの画像信号を取り込むことができ、これにより良好な評価値を得ることができる。
[第4の実施の形態]
図10は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第4の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図10において、図8に示した第3の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10に示す第4の実施の形態は、図8に示した第3の実施の形態とは主としてステップS12′におけるAFサーチの内容が異なる。このステップS12′におけるAFサーチは、図7に示したAFサーチが実施される。
ステップS14では、ステップS12′でAFサーチで取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別するが、最初の1回のみラフサーチで取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別する。AFの信頼性が低いために画素混合数を増減し、その後、ステップS12′で再度AFサーチを行う場合には、このAFサーチはラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチのみが行われる。
図10のステップS14において、AFの信頼性が高いと判別されると、サーチカウンタが1か否かを判別する(ステップS150)。サーチカウンタ=1の場合には、ステップS12′でのAFサーチでは、ラフサーチのみが行われているため、この場合には、ラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチを実施し(ステップS152)、ステップS16に移行する。一方、サーチカウンタ≠1の場合には、ステップS12′のAFサーチでは詳細サーチが既に実施されているため、詳細サーチを省略してステップS16に移行する。
[第5の実施の形態]
図11は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第5の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図11において、図2及び図8に示した第1、第3の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図11に示す第5の実施の形態は、AFの信頼性が低いと判別され、かつAF評価値の最大値top が所定の範囲外(top <th-min、top >th-max)の場合には、第1の実施の形態と同様に、まず、フォーカス露出を補正したのち再度AFサーチし、このフォーカス露出の補正のみではAFの信頼性が得られない場合には、その後、第3の実施の形態と同様に画素混合方式を変更する点で、第1、第3の実施の形態と相違する。
即ち、図11のステップS20’において、現在のフォーカス露出が上限であると判別された場合には、第1の実施の形態のように、直ちに撮影レンズ12を固定焦点位置に移動させずに、ステップS100に進み、ここで画素混合する混合数が上限か否かを判別する。現在の混合数が上限でない場合には、現在の混合数よりも次に混合数の大きな混合数になるように混合数を増加し(ステップS110)、再びAFサーチを行う(ステップS12)。このステップS112のAFサーチでは、ステップS12のAFサーチと同じ処理が実施される。
同様に、図11のステップS28’において、現在のフォーカス露出が下限であると判別された場合には、第1の実施の形態のように、直ちに撮影レンズ12を固定焦点位置に移動させずに、ステップS120に進み、ここで画素混合する混合数が下限か否かを判別する。現在の混合数が下限でない場合には、現在の混合数よりも次に混合数の小さい混合数になるように混合数を減少させ(ステップS130)、再びAFサーチを行う(ステップS112)。
次に、ステップS112で取り込んだAF評価値に基づいてAFの信頼性が高いか低いかを判別する(ステップS114)。この判別は、ステップS14での判別と同様に、取り込んだAF評価値のうちの最大値top と最小値min との差を求め、この差(top-min) が所定の閾値th未満の場合には、AFの信頼性が低いと判別する。
ステップS114でAFの信頼性が低いと判別されると、続いてAF評価値の最大値top が、所定の下限値th-min未満か否かを判別する(ステップS116)。そして、AF評価値の最大値top が下限値th-min未満と判別されると、ステップS100に戻り、ここで画素混合する混合数が上限か否かが判別される。
一方、ステップS116において、AF評価値の最大値top が下限値th-minよりも大きいと判別されると、続いて、AF評価値の最大値top が、所定の上限値th-maxよりも大きいか否かを判別する(ステップS118)。そして、AF評価値の最大値top が上限値th-maxよりも大きいと判別されると、ステップS120に戻り、ここで画素混合する混合数が下限か否かが判別される。
[第6の実施の形態]
図12は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第6の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図12において、図11に示した第5の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12に示す第6の実施の形態は、図11に示した第5の実施の形態とは主としてステップS12′、ステップS112′におけるAFサーチの内容が異なる。このステップS12′、112′におけるAFサーチは、図7に示したAFサーチが実施される。
図12のステップS14、ステップS114において、AFの信頼性が高いと判別されると、サーチカウンタが1か否かを判別する(ステップS150)。サーチカウンタ=1の場合には、AFサーチはラフサーチのみが行われているため、この場合には、ラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチを実施し(ステップS152)、ステップS16に移行する。一方、サーチカウンタ≠1の場合には、ステップS12′又はステップS112′のAFサーチでは詳細サーチが既に実施されているため、詳細サーチを省略してステップS16に移行する。
[第7の実施の形態]
図13は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第7の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図13において、図11に示した第5の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13に示す第7の実施の形態は、図11に示した第5の実施の形態とは逆に、AFの信頼性が低いと判別され、かつAF評価値の最大値top が所定の範囲外(top <th-min、top >th-max)の場合には、まず、画素混合方式を変更したのち再度AFサーチし、この画素混合方式の変更のみではAFの信頼性が得られない場合には、その後、フォーカス露出を変更する点(即ち、フォーカス露出の変更と画素混合方式の変更との順序が逆になっている点)で、第5の実施の形態と相違する。
即ち、図13のステップS100’において、現在の画素混合の混合数が上限であると判別されると、ステップS20に進み、ここでフォーカス露出が上限か否かを判別する。同様に、ステップS120’において、現在の画素混合の混合数が下限であると判別された場合には、ステップS28に進み、ここでフォーカス露出が下限か否かを判別する。
[第8の実施の形態]
図14は本発明に係るカメラの自動焦点調節方法の第8の実施の形態を示すフローチャートである。尚、図14において、図13に示した第7の実施の形態と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14に示す第8の実施の形態は、図13に示した第7の実施の形態とは主としてステップS12′、ステップS112′におけるAFサーチの内容が異なる。このステップS12′、112′におけるAFサーチは、図7に示したAFサーチが実施される。
図14のステップS14、ステップS114において、AFの信頼性が高いと判別されると、サーチカウンタが1か否かを判別する(ステップS150)。サーチカウンタ=1の場合には、AFサーチはラフサーチのみが行われているため、この場合には、ラフサーチ結果により限定されたサーチ範囲内の詳細サーチを実施し(ステップS152)、ステップS16に移行する。一方、サーチカウンタ≠1の場合には、ステップS12′又はステップS112′のAFサーチでは詳細サーチが既に実施されているため、詳細サーチを省略してステップS16に移行する。
10…デジタルカメラ、12…撮影レンズ、14…絞り、16…撮像素子、24…デジタル信号処理部、32…撮像素子制御部、34…絞り駆動部、36…レンズ駆動部、38…操作部、40…CPU、42…AF検出部、44…AE検出部、48…メモリ

Claims (6)

  1. (a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定されたフォーカス用の露出条件で撮像された画像信号を取得する工程と、
    (b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
    (c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
    (d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記露出条件の設定をプラス方向又はマイナス方向に露光補正した後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
    (e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
    (f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
    を含むことを特徴とするカメラの自動焦点調節方法。
  2. (a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定された画素混合方式で画素混合された画像信号を取得する工程と、
    (b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
    (c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
    (d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記画素混合方式の設定を変更させた後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
    (e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
    (f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
    を含むことを特徴とするカメラの自動焦点調節方法。
  3. (a) 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに被写体を撮像する撮像手段から画像信号を取得する工程であって、予め設定されたフォーカス用の露出条件で撮像され、且つ予め設定された画素混合方式で画素混合された画像信号を取得する工程と、
    (b) 前記撮影レンズの各移動位置ごとに取得した画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出する工程と、
    (c) 前記算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する工程と、
    (d) 前記自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記露出条件の設定をプラス方向又はマイナス方向に露光補正し又は画素混合方式の設定を変更させた後、前記工程(a) 及び(b) を繰り返し実行させる工程と、
    (e) 前記自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した評価値とに基づいて当該評価値がピークとなる移動位置を求める工程と、
    (f) 前記求めた移動位置に撮影レンズを移動させる工程と、
    を含むことを特徴とするカメラの自動焦点調節方法。
  4. 前記工程(d) は、最初に前記露出条件の設定を変更し、該露出条件の設定の変更が上限又は下限に達すると、その後、前記画素混合方式の設定を変更することを特徴とする請求項3に記載のカメラの自動焦点調節方法。
  5. 前記工程(d) は、最初に前記画素混合方式の設定を変更し、該画素混合方式の設定の変更が上限又は下限に達すると、その後、前記露出条件の設定を変更することを特徴とする請求項3に記載のカメラの自動焦点調節方法。
  6. 撮影レンズを焦点調節範囲にわたって移動させ、該撮影レンズが所定量移動するごとに撮像手段から出力される画像信号に基づいて被写体のコントラスト成分に応じた評価値を算出し、前記撮影レンズの移動位置と各移動位置ごとに算出した前記評価値とに基づいて評価値がピークとなる移動位置を求め、この求めた移動位置に撮影レンズを移動させるカメラの自動焦点調節装置において、
    前記撮影レンズの各移動位置ごとに算出した評価値に基づいて自動焦点調節の信頼性が高いか低いかを判別する判別手段と、前記判別手段によって自動焦点調節の信頼性が低いと判別されると、前記撮像手段から画像信号を取得する際のフォーカス用の露出条件の設定を、予め設定されたフォーカス用の露出条件からプラス方向又はマイナス方向に露光補正し、及び/又は画素混合方式の設定を、予め設定された画素混合方式から変更させ、前記判別手段によって自動焦点調節の信頼性が高いと判別されると、現在の露出条件及び画素混合方式を維持する手段と、を備えたことを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
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