JPH06113191A - ビデオ・カメラおよびその測光方法 - Google Patents

ビデオ・カメラおよびその測光方法

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JPH06113191A
JPH06113191A JP4281064A JP28106492A JPH06113191A JP H06113191 A JPH06113191 A JP H06113191A JP 4281064 A JP4281064 A JP 4281064A JP 28106492 A JP28106492 A JP 28106492A JP H06113191 A JPH06113191 A JP H06113191A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
signal
value
transfer path
photometric
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Application number
JP4281064A
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English (en)
Inventor
Juichi Fukada
重一 深田
Kiyotaka Kaneko
清隆 金子
Minoru Arai
実 荒井
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06113191A publication Critical patent/JPH06113191A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低輝度の被写体であっても一般的な精度のA
/D変換器18で映像信号に基づいて測光できるようにす
る。 【構成】 測光する被写体が低輝度のときには第1の時
刻においてCCDのすべてのフォトダイオードに蓄積さ
れる信号電荷を垂直転送路にシフトさせる。第2の時刻
において,垂直方向に隣接するフォトダイオードに蓄積
される信号電荷が混合される。混合された信号電荷は転
送電極に転送パルスが与えられ水平転送路を介して映像
信号として出力される。YL 合成回路14が,固体電子撮
像素子から出力される映像信号から輝度信号成分を抽出
し,この抽出された輝度信号成分を積分手段15,16が水
平走査期間内において定められた測光期間にわたって積
分してその積分信号を出力し,ディジタル積分データに
変換し,垂直走査期間内において定められた測光期間に
わたって加算し,この加算された値から測光値を算定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】この発明は,固体電子撮像素子から得られ
る映像信号を用いて被写体の測光を行い,露光条件を定
めるビデオ・カメラ(スチル/ムービ・ビデオ・カメラ
およびスチル・ビデオ・カメラを含む)およびその測光
方法に関する。
【0002】
【背景技術】自動露光(いわゆるAE)機能をもつカメ
ラにおいては,露光条件を定めるために測光が必要であ
る。測光のために種々の方式がある。その1つはカメラ
の前面に測光素子を配置するものである。この方式は構
成が簡単であるが,測光領域が撮影領域と一致しないと
いう本質的な問題を内包している。とくにズーム・レン
ズを用いて視野を変更する場合にこの問題は顕著に現わ
れる。この問題を解決するためには撮像系のズーム・レ
ンズに連動して測光素子の測光領域を変更する必要があ
り,そのために大がかりな機構が必要となる。
【0003】測光素子を撮像光学系内に組込み,測光領
域を撮像領域と一致させる方式(いわゆるTTL測光)
もある。この方式では撮像光学系内にビーム・スプリッ
タ,光路変更素子等が必要であり,光学系の大型化と感
度の低下を招く。また,ミラーを用いた場合には耐久
性,信頼性の点で問題がある。
【0004】そこで,固体電子撮像素子(CCD等)を
備え,被写体像を表わす映像信号を得るビデオ・カメラ
においては,固体電子撮像素子から出力される映像信号
を適当な測光領域にわたって積分することにより測光値
を求める方式が考えられている。この方式によると,撮
像領域と測光領域が完全に一致し,しかも大型化を招く
余分な光学系を必要としないという利点がある。また,
固体電子撮像素子から得られる映像信号の電気的な処理
により,平均的な測光,部分的な測光,分割測光等のバ
リエーションが可能であり,様々な撮影環境に対応した
露光条件の設定が可能となって応用範囲が広がる。
【0005】出願人は,固体電子撮像素子から出力され
る映像信号に基づいて測光値を求める方式について発明
し,出願した(出願日平成4年7月14日,整理番号92
026)。
【0006】この先願発明について少し詳しく説明する
と次のようになる。固体電子撮像素子が露光され,被写
体像を表わす映像信号が固体電子撮像素子から出力され
る。輝度信号抽出回路によって映像信号から輝度信号成
分が抽出され,水平走査期間内において定められた測光
期間にわたって積分される。積分値は1水平走査期間ご
とにアナログ/ディジタル変換回路においてディジタル
積分データに変換される。ディジタル積分データが垂直
走査期間内において加算され,この加算データから測光
値が算定される。
【0007】
【発明の開示】この発明は,先願発明のさらに改良を加
えるもので,高精度でない一般的なアナログ/ディジタ
ル変換回路を用いて,固体電子撮像素子から出力される
映像信号に基づいて低輝度の被写体の測光値を求めるこ
とができるようにすることを目的とする。
【0008】第1の発明においては間引き読出し可能な
固体電子撮像素子が用いられる。低輝度の被写体の測光
のときはすべての光電変換素子の信号電荷が読出され垂
直転送路画素混合が行なわれる。
【0009】すなわち第1の発明は,水平方向および垂
直方向に多数配列された光電変換素子および上記光電変
換素子に隣接して垂直方向に配置された垂直転送路を含
む間引き読出し可能な固体電子撮像素子を備えたビデオ
・カメラにおいて,被写体を予備撮影し,上記光電変換
素子のうち周期的に間引いて選択した光電変換素子に蓄
積された信号電荷を上記垂直転送路にシフトさせ,上記
垂直転送路にシフトさせた信号電荷を映像信号として上
記固体電子撮像素子から出力し,出力される映像信号か
ら輝度信号成分を抽出し,抽出した輝度信号成分を水平
走査線の定められた測光期間にわたって積分して第1の
積分値を得,得られた第1の積分値をディジタル変換し
て第1の積分データを得,垂直走査期間内において定め
られた測光期間内にわたって第1の積分データを加算し
て第1の加算データを得,第1の加算データに関する値
があらかじめ定められたしきい値以上かどうかを判定
し,上記しきい値以上と判定されたときは上記第1の加
算データに基づいて測光値を算定し,上記しきい値より
低い値と判定されたときは再び被写体を予備撮影してす
べての上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記垂
直転送路にシフトさせ,垂直方向に隣接する所要複数の
上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記垂直転送
路において混合し,上記固体電子撮像素子からの映像信
号出力,輝度信号成分の上記抽出処理,上記積分処理を
行なって第2の積分値を得,得られた第2の積分値をデ
ィジタル変換して第2の積分データを得,垂直走査期間
内において定められた測光期間内にわたって第2の積分
データを加算して第2の加算データを得,この第2の加
算データに基づいて測光値を算定することを特徴とす
る。
【0010】第1の発明はビデオ・カメラも提供してい
る。
【0011】第1の発明は,水平方向および垂直方向に
多数配列された光電変換素子および上記光電変換素子に
隣接して垂直方向に配置された垂直転送路を含む間引き
読出し可能な固体電子撮像素子を備えたビデオ・カメラ
において,上記光電変換素子のうち周期的に間引いて選
択された上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記
垂直転送路にシフトさせるためのフィールド・シフト・
パルスを発生するフィールド・シフト・パルス発生手
段,上記垂直転送路にシフトされた信号電荷を映像信号
として上記固体電子撮像素子から出力させるための転送
パルスを発生する転送パルス発生手段,上記固体電子撮
像素子から出力する映像信号から輝度信号成分を抽出す
る輝度信号成分抽出手段,上記輝度信号成分抽出手段に
よって抽出された輝度信号成分を水平走査期間内におい
て定められた測光期間にわたって積分し,積分値を表わ
す信号を出力する積分手段,上記積分手段から出力され
る積分信号をディジタル積分データに変換するアナログ
/ディジタル変換手段,上記アナログ/ディジタル変換
手段によって変換されたディジタル積分データを垂直走
査期間内において定められた測光期間内にわたって加算
する加算手段,上記加算手段によって得られる加算デー
タに関する値があらかじめ定められたしきい値以下かど
うかを判定する判定手段,上記加算手段によって得られ
た加算データから測光値を算定する測光値算定手段,な
らびに上記判定手段によって加算データに関する値があ
らかじめ定められたしきい値以下と判定されたときにす
べての上記光電変換素子に蓄積された信号電荷をシフト
させるようにフィールド・シフト・パルス発生手段を制
御し,垂直方向に隣接する所要複数の上記光電変換素子
に蓄積された信号電荷を上記垂直転送路において混合す
るよう上記垂直転送パルス発生手段を制御する手段を備
えていることを特徴とする。
【0012】上記固体電子撮像素子として高画素の固体
電子撮像素子を用いたときには,第1の積分値を得るた
めに,垂直方向において8行に1行の割合で上記光電変
換素子を選択して光電変換素子に蓄積された信号電荷が
垂直転送路にシフトされる。
【0013】また,上記光電変換素子を第1フィールド
用の光電変換素子と,第2フィールド用の光電変換素子
とに分けたときには,第1の積分値を得るために,第1
フィールド用の光電変換素子を選択して光電変換素子に
蓄積された信号電荷が垂直転送路にシフトされ,第2の
積分値を得るために第1フィールド用の光電変換素子と
第2フィールド用の光電変換素子に蓄積された信号電荷
が垂直転送路にシフトされる。
【0014】被写体が低輝度ならばしきい値より低い値
と判定される。しきい値より低い値と判定されるとすべ
ての光電変換素子に蓄積された信号電荷が転送路にシフ
トされ,垂直方向に隣接する光電変換素子に蓄積された
信号電荷が転送路において混合される。混合された信号
電荷が映像信号として固体電子撮像素子から読出され
る。
【0015】1水平走査線から得られる輝度信号成分の
積分量が多くなるので,低輝度の被写体であっても一般
的な精度をもつアナログ/ディジタル変換回路を用い
て,映像信号に基づく測光が可能となる。
【0016】第2の発明においてはすべての光電変換素
子に蓄積された信号電荷が読出され,低輝度の被写体の
測光のときには信号電荷が画素混合される。
【0017】すなわち第2の発明は,水平方向および垂
直方向に多数配列された光電変換素子および上記光電変
換素子に蓄積された信号電荷を転送する転送路を含む固
体電子撮像素子を備えたビデオ・カメラにおいて,被写
体を予備撮影し,上記光電変換素子に蓄積された信号電
荷を上記転送路にシフトさせ,上記転送路にシフトさせ
た信号電荷を映像信号として1水平走査線ごとに上記固
体電子撮像素子から独立に出力し,この出力される映像
信号から輝度信号成分を抽出し,抽出した輝度信号成分
を水平走査線の定められた測光期間にわたって1水平走
査線ごとに積分して第1の積分値を得,得られた第1の
積分値をディジタル変換して第1の積分データを得,垂
直走査期間内において定められた測光期間内にわたって
第1の積分データを加算して第1の加算データを得,第
1の加算データに関する値があらかじめ定められたしき
い値以上かどうかを判定し,しきい値以上と判定された
ときは上記第1の加算データから測光値を算定し,上記
しきい値より低い値と判定されたときは再び被写体を予
備撮影して上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上
記転送路にシフトさせ,垂直方向に隣接する上記光電変
換素子に蓄積された信号電荷を上記転送路において混合
し,混合された信号電荷に基づく上記固体電子撮像素子
からの映像信号出力,輝度信号成分の上記抽出処理,上
記積分処理を行ない第2の積分値を得,得られた第2の
積分値をディジタル変換して第2の積分データを得,垂
直走査期間内において定められた測光期間内にわたって
第2の積分データを加算して第2の加算データを得,こ
の第2の加算データから測光値を算定することを特徴と
する。
【0018】第2の発明においてはビデオ・カメラも提
供している。
【0019】第2の発明は,水平方向および垂直方向に
多数配列された光電変換素子および上記光電変換素子に
蓄積された信号電荷を転送する転送路を含む固体電子撮
像素子を備えたビデオ・カメラにおいて,上記光電変換
素子に蓄積された信号電荷を上記転送路にシフトさせる
ためのフィールド・シフト・パルスを発生するフィール
ド・シフト・パルス発生手段,上記転送路にシフトされ
た信号電荷を映像信号として上記固体電子撮像素子から
独立に出力させるための転送パルスを発生する転送パル
ス発生手段,上記固体電子撮像素子から出力する映像信
号から輝度信号成分を抽出する輝度信号成分抽出手段,
上記輝度信号成分抽出手段によって抽出された輝度信号
成分を水平走査期間内において定められた測光期間にわ
たって1水平走査線ごとに積分し,積分値を表わす信号
を出力する積分手段,上記積分手段から出力される積分
信号を1水平走査線ごとにディジタル積分データに変換
するアナログ/ディジタル変換手段,上記アナログ/デ
ィジタル変換手段によって変換されたディジタル積分デ
ータを垂直走査期間内において定められた測光期間内に
わたって加算する加算手段,上記加算手段によって得ら
れる加算データに関する値があらかじめ定められたしき
い値以上かどうかを判定する判定手段,上記加算手段に
よって得られた加算データから測光値を算定する測光値
算定手段,ならびに上記判定手段によって加算データに
関する値があらかじめ定められたしきい値以下と判定さ
れたときに垂直方向に隣接する所要複数の上記光電変換
素子に蓄積された信号電荷を上記垂直転送路において混
合するよう上記垂直転送パルス発生手段を制御する手段
を備えていることを特徴とする。
【0020】上記において,第1の加算データに関する
値が上記しきい値より低い値と判定されたときに露光条
件の変更を行ない再び上記固体電子撮像素子から映像信
号を読出して輝度信号成分の抽出を行ない上記第1の積
分値,上記第1の積分データおよび上記第1の加算デー
タを得,露光条件の変更が不可能なときに上記第2の積
分値,上記第2の積分データおよび上記第2の加算デー
タを得て測光値を算定することが好ましい。
【0021】信号電荷の混合は垂直転送路において行な
ってもよいし,水平転送路において行なってもよい。
【0022】被写体が低輝度ならばしきい値より低い値
と判定される。しきい値より低い値と判定されるとすべ
ての光電変換素子に蓄積された信号電荷が転送路にシフ
トされ,垂直方向に隣接する光電変換素子に蓄積された
信号電荷が転送路において混合される。混合された信号
電荷が映像信号として固体電子撮像素子から読出され
る。
【0023】この発明においても,1水平走査線から得
られる輝度信号成分の積分量が多くなるので,低輝度の
被写体であっても一般的な精度をもつアナログ/ディジ
タル変換回路を用いて,映像信号に基づく測光が可能と
なる。
【0024】輝度信号成分は厳密な輝度信号でなくと
も,G(緑)信号のように輝度信号とみなせるものであ
ればよい。また,第1フィールドは奇数または偶数フィ
ールドのいずれでもよく,第2フィールドは第1フィー
ルドと異なればよい。
【0025】
【実施例】以下,この発明をディジタル・スチル・カメ
ラに適用した実施例について,図面を参照しながら詳細
を説明する。
【0026】図1は,この発明の実施例のディジタル・
スチル・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【0027】クロック信号発生回路(以下,CGとい
う)1は,クロック信号CLK,CCD4の水平転送路
を駆動するための水平転送パルスH,不要電荷掃出しの
ための基板抜きパルスSUB,Aフィールド垂直転送パ
ルスVAおよびBフィールド垂直転送パルスVBを発生
する。さらに,CG1はフィールド・インデックス信号
FI,ストロボ発光のためのXタイミング信号XTMお
よび水平同期信号HDを発生する。
【0028】クロック信号CLKは,同期信号発生回路
(以下,SSGという)2に与えられ,SSG2はこの
クロック信号CLKに基づいて水平同期信号HDおよび
垂直同期信号VDを発生し,CG1に与える。
【0029】水平転送パルスHはCCD(固体電子撮像
素子)4に与えられ,基板抜きパルスSUBおよびAフ
ィールド垂直転送パルスVAはVドライバ5を介して,
Bフィールド垂直転送パルスVBはVドライバ6を介し
て,それぞれCCD4に与えられる。
【0030】フィールド・インデックス信号FI,Xタ
イミング信号XTMおよび水平同期信号HDは,CPU
3に与えられる。このCPU3からCG1には露光条件
が設定されたことを示すシャッタのイネーブル信号TS
ENおよびCCD4における露光を開始するための電子
シャッタ制御信号TS1が与えられる。
【0031】CCD4では,基板抜きパルスSUB,A
フィールド垂直転送パルスVA,Bフィールド垂直転送
パルスVBおよび水平転送パルスHによって,インター
レース撮影が行われ,AフィールドとBフィールドの映
像信号(GRGBの色順次信号)が1フィールド期間ご
とに交互に生成されて,順次読み出される。CCD4の
駆動(撮像および映像信号の読出し)は,少なくとも撮
影時と,それに先だつ測光処理において行われる。
【0032】CCD4から出力されるAフィールドおよ
びBフィールドの映像信号は,二重相関サンプリング回
路(CDS)7を通して色分離回路8に与えられ,被写
体像を表わす3原色,G(緑),R(赤)およびB
(青)の色信号に分離される。
【0033】この色信号G,R,Bはゲイン・コントロ
ール回路(以下,GCAという)9で色バランスの調整
が行われた後,ガンマ補正回路10で階調補正が行われ
て,クランプおよびリサンプリング回路11に入力する。
【0034】クランプおよびリサンプリング回路11は,
3つの色信号R,G,Bをクランプし,かつリサンプリ
ングによってGRGB…の色順次信号に再変換する。こ
の色順次信号はゲイン・コントロールおよびブランキン
グ回路12に入力する。ゲイン・コントロールおよびブラ
ンキング回路12は,色順次信号を記録のために適当なレ
ベルに増幅するとともにこれにブランキング信号を加え
る。回路12の出力信号は続いてA/D変換器13でディジ
タル画像データに変換される。
【0035】後に詳述するように撮影に先だち,測光処
理および測光値に基づく露光制御(アイリスおよびシャ
ッタ速度の制御)が行われる。この測光処理はGCA9
の出力信号に基づいて行われる。このような測光処理お
よび露光制御の後に撮影が行われる。そして,撮影によ
りCCD4から得られる映像信号が上述した回路10,1
1,12および13を経てディジタル画像データとなり,画
像データ処理回路(図示略)でY/C分離,データ圧縮
等の加工が加えられたのち,メモリ・カード等の記録媒
体に記録されることになる。
【0036】測光処理のために,YL 合成回路14,ゲー
ト回路15,積分回路16および増幅回路17が設けられてい
る。これら回路の具体的な電気的構成の一例が図2に示
されている。CPU3はゲート回路15を制御するウイン
ドウ信号WINDおよび積分回路16をリセットするリセ
ット信号HLRSTを出力する。これらの信号WIND
およびHLRSTのタイミングについては後述する。ま
たこの実施例ではCPU3はA/D変換器18を内蔵して
いる。
【0037】ゲイン・コントロール回路9から出力され
る色信号R,GおよびBはYL 合成回路14で加算され,
相対的に低周波の輝度信号YL (以下単に輝度信号YL
という)が生成される。この輝度信号YL は,所要の水
平走査期間においてウインドウ信号WINDが与えられ
ている期間ゲート回路15を通過する。積分回路16はリセ
ット信号HLRSTが与えられたときにリセットされ,
その後ゲート回路15から入力する輝度信号YL を積分す
る。積分回路16の積分信号は増幅回路17で増幅されたの
ち,積分回路16がリセットされる直前にCPU3のA/
D変換器18によってディジタル積分データに変換され,
CPU3に取込まれる。積分回路16および増幅回路17の
基準分圧V1,V2はこれに適当なオフセットを与える
ものである。
【0038】ビデオ・カメラにおける測光は撮影領域の
平均的な測光を行なうAV測光と撮影領域の部分的な測
光を行なうSP測光とが可能である。
【0039】図3は,CCDの撮影領域内に設定された
測光領域を示すものである。AV測光領域は撮影領域の
ほぼ全域にわたるが,SP測光領域は,主要被写体が存
在する確率の高い撮影領域の中央部に設定される。もち
ろん,SP測光領域を撮影領域内の任意の場所に任意の
広さに設定可能であるのはいうまでもない。Aフィール
ドにおいてAV測光が,BフィールドにおいてSP測光
が行なわれる。
【0040】図4はCCD4の模式図,図5は図4に示
すIII−III線に沿う断面図である。
【0041】CCD4には垂直方向および水平方向に多
数配列されたフォトダイオード(光電変換素子)21,フ
ォトダイオード21に隣接して配置され,電圧を与えるこ
とにより垂直転送路24を形成する転送電極23A,23B.
23Cおよび23Dならびに水平転送路30が設けられてい
る。第(2n+2)行のフォトダイオードが第1フィー
ルド用のフォトダイオードであり,第(2n+1)行の
フォトダイオードが第2フィールド用のフォトダイオー
ドである。またフォトダイオード21と転送電極23Aおよ
び23Cとの間にはフィールド・シフト・パルスから与え
られることによってフォトダイオード21に蓄積された信
号電荷を垂直転送路に転送するトランスファ・ゲート22
が設けられている。さらに水平方向および垂直方向にお
いて信号電荷が混在するのを防止するために垂直転送路
23とフォトダイオード21との間にはチャネル・ストッパ
24が形成されている。
【0042】図4および図5に示すようにCCD4はn
型基板27上に形成され,Pウェル26を介してフォトダイ
オード21,トランスファゲート22,垂直転送路24および
チャネル・ストッパ25が形成されている。
【0043】図4および図5に示すCCD4は被写体輝
度の大きさに応じてトランスファ・ゲート21に与えられ
るフィールド・シフト・パルスの数が異なる。すなわ
ち,一般的な輝度(Ev =10程度)を有する被写体を撮
影する場合には第(2n+2)(nは0以上の整数)行
のトランスファ・ゲート22にフィールド・シフト・パル
スφFS1 が与えられ,低輝度の被写体を撮影する場合
には第(2n+1)行のトランスファ・ゲート22および
第(2n+2)行のトランスファ・ゲート22にフィール
ド・シフト・パルスφFS2 が与えられる。
【0044】図6は一般的な輝度を有する被写体を撮影
する場合のCCDにおける信号電荷の転送動作を表わす
タイム・チャートである。
【0045】撮影によってCCD4が露光されるとフォ
トダイオード21に信号電荷が蓄積される。
【0046】一般的な輝度を有する被写体を撮影する場
合は,第(2n+2)行のトランスファ・ゲート22にの
みフィールド・シフト・パルスφFS1 が与えられる。
第(2n+1)行のトランスファ・ゲート22にはフィー
ルド・シフト・パルスφFS2 は与えられない。第(2
n+2)行のトランスファ・ゲート22にフィールド・シ
フト・パルスφFS1 が与えられることにより第(2n
+2)行の第1フィールド用のフォトダイオードに蓄積
された信号電荷が垂直転送路24にシフトされる。
【0047】垂直転送路24にシフトされた信号電荷は,
転送電極23A,23B,23Cおよび23Dに垂直転送パルス
φV1,φV2,φV3およびφV4が与えられること
によりそれぞれ独立して水平転送路30の方向に転送され
る。水平転送路30には1ライン分のフォトダイオード21
に蓄積された信号電荷ずつ与えられ,水平転送路30から
出力される。
【0048】一般的な輝度を有する被写体を撮影する場
合における信号電荷の転送方式は通常のインターライン
転送方式とほぼ同様なためこれ以上の説明は避けること
とする。
【0049】図7は低輝度の被写体を撮影する場合のC
CDにおける信号電荷の転送動作を表わすタイム・チャ
ートである。
【0050】低輝度の被写体を撮影する場合は,第(2
n+1)行のトランスファ・ゲート22にフィールド・シ
フト・パルスφFS1 が与えられ,第(2n+2)行の
トランスファ・ゲート22にフィールド・シフト・パルス
φFS2 が与えられる。フィールド・シフト・パルスφ
FS1 とφFS2 とは同期して出力される。フィールド
・シフト・パルスφFS1 およびφFS2 とがトランス
ファ・ゲート22に与えられることによりすべてのフォト
ダイオード21に蓄積された信号電荷が垂直転送路24にシ
フトされることとなる。
【0051】垂直転送路24にシフトされた信号電荷は,
垂直方向に隣接するフォトダイオード21に蓄積された信
号電荷が垂直転送路24において混合される。すなわち第
(2n+1)行のフォトダイオード21に蓄積された信号
電荷と第(2n+2)行のフォトダイオード21に蓄積さ
れた信号電荷とが垂直転送路23において混合される。
【0052】このように混合された信号電荷は垂直転送
路23から水平転送路30に,混合された2ライン分のフォ
トダイオード21に蓄積された信号電荷ずつ与えられ水平
転送路30から出力される。2ライン分のフォトダイオー
ド21に蓄積された信号電荷が混合されて1ライン分の信
号電荷量として読出されるので,一般的な輝度を有する
被写体の撮影時に比べ,信号電荷量が多く得られる。
【0053】図8は信号電荷の転送の様子を示すポテン
シャル図である。
【0054】低輝度の被写体を撮影する場合のCCDの
動作を図6および図7を参照して具体的に説明する。
【0055】定められた露出条件(シャッタ速度,絞
り)においてCCD4が露光され,フォトダイオード21
に信号電荷が蓄積される。シャッタ速度によって定めら
れる時間が経過すると時刻t0 においてフィールド・シ
フト・パルスφFS1 およびφFS2 が出力されトラン
スファ・ゲート22に与えられる。時刻t1 において,転
送電極23Aおよび23Cに電圧が与えられ,フォトダイオ
ード21に蓄積されているすべてのハッチングで示すよう
に信号電荷が垂直転送路23にシフトされ,転送電極23A
および23C下に蓄積される。時刻t2 において転送電極
23Bにも転送パルスが与えられる。すると転送電極23A
および23Cに生じていた電位井戸が1つにつながり信号
電荷が混合(画素混合)される。
【0056】時刻t3 において転送電極23Aに与えられ
る転送パルスφV1がLレベルにされる。時刻t4 にお
いて転送電極23Dにも転送パルスφV4が与えられ,時
刻t5 においては転送電極23Bに与えられる転送パルス
φV2がLレベルとされる。このようにして信号電荷が
転送される。
【0057】時刻t6 においては転送電極23Aに転送パ
ルスφV1が与えられ,時刻t7 においては転送電極23
Cに与えられている転送パルスφV3がLレベルとさ
れ,時刻t8 においては転送電極23Bに転送パルスφV
2が与えられる。さらに時刻t9 においては転送電極23
Dに与えられている転送パルスφV4がLレベルとさ
れ,時刻t10において転送電極23Cにも転送パルスφV
3が与えられる。これにより垂直方向に隣接するフォト
ダイオード21に蓄積される信号電荷が水平転送路30に与
えられる。水平転送路30に水平転送パルスφH1および
φH2が与えられ,水平転送路30から映像信号として読
出される。
【0058】以下時刻t3 〜t10における動作が繰返さ
れ,水平転送路30に信号電荷がシフトされすべてのフォ
トダイオード21に蓄積された信号電荷が出力される。
【0059】図9はCCDから出力される映像信号に基
づいて測光を行なう場合のタイム・チャートである。こ
のタイム・チャートは,1水平走査期間において,輝度
信号YL の積分,その積分信号のA/D変換,積分回路
のリセットおよび積分データの加算処理を行うことがで
きる。
【0060】水平同期信号の立下りから所定期間後(た
とえば16μs後)に所定のパルス幅(たとえば40μ
s)のウインドウ信号WINDがゲート回路15に与えら
れる。このウインドウ信号WINDが与えられている
間,ゲート回路15は入力する輝度信号YL を通過させ,
この輝度信号YL は積分回路16に入力する。
【0061】積分回路16は先行するフィールドにおいて
既にリセットされており,ゲート回路15を通過して入力
する輝度信号YL を積分する。ウインドウ信号WIND
がLレベルになって輝度信号YL の積分回路16への入力
が停止すると,積分回路16の積分出力はそのまま保持さ
れるとともにこの積分回路16の積分出力がCPU3に内
蔵されたA/D変換器18によってディジタル・データに
変換される。この後,積分回路16は,CPU3から与え
られる水平ライン・リセット信号HLRSTによってリ
セットされ次の積分動作に備える。
【0062】CPU3に付属したメモリ(たとえばRA
M)の積分データ記憶領域は所定の水平同期信号HDに
同期してクリアされている。A/D変換器18によってデ
ィジタル・データに変換された積分値はこの積分データ
記憶領域に先のデータ(第1番目の場合にはクリアされ
ているので零である)に加算されて記憶される。
【0063】以上のようにして,測光領域内における1
本の水平走査ラインにそう積分回路16による輝度信号Y
L の積分と,この積分により得られた積分信号のA/D
変換,積分回路16のリセットおよびメモリへの積分デー
タの加算とが,水平走査期間毎に繰返して行われる。そ
して,この繰返しは,測光領域内の全域に渡って行われ
る。
【0064】図10はCPU3が行う測光処理の全体的な
動作を示すものである。
【0065】CPU3は測光処理を開始するにあたって
露光条件の初期設定を行い,この初期露光条件が実現さ
れるようにアイリスおよび電子シャッタの少なくともい
ずれか一方を制御する(ステップ41)。初期露光条件と
しては,統計的に最もありうる露光条件,たとえば露光
量Ev =10(絞りF4,シャッタ速度1/60秒,または
絞りF2,シャッタ速度1/125 秒)が好ましい。
【0066】積分する水平走査線の混合ライン数(画素
混合を行なう垂直方向のフォトダイオード21の行数をい
い,画素混合を行なわなければ混合ライン数は1であり
画素混合を行なえば積算ライン数は2である)として1
がセットされる(ステップ42)。混合ライン数が1かど
うかが判断され,混合ライン数が1ならば(ステップ43
でYES)上述のようにフィールド・シフト・パルスφ
FS1 のみがトランスファ・ゲート22に与えられフォト
ダイオード21に蓄積された信号電荷がシフトされて読出
される(ステップ44)。
【0067】測光領域内の水平走査期間になると,上述
したようにウインドウ信号WINDが出力され1水平走
査期間における測光期間の間積分回路16に積分動作が行
なわれる(ステップ44)すると,積分回路16に積分され
た輝度信号成分がA/D変換器18に与えられディジタル
・データに変換される(ステップ47)。輝度信号成分が
ディジタル・データに変換されることにより,リセット
信号HLRSTが出力され積分回路16がリセットされる
(ステップ48)。
【0068】1フィールドすべてのデータが得られたか
どうかが,たとえば水平走査線の数によって判断される
(ステップ49)。1フィールドすべてのデータが得られ
ていなければステップ46からステップ49までの処理が繰
返される。
【0069】1フィールドすべてについて,積分回路16
からの積分データが得られると輝度値演算が行なわれる
(ステップ50)。輝度値演算によって,得られたデータ
のフィールドの位置に対応して適当な重み付けが行なわ
れて1フィールドの輝度データとされる。さらにこの輝
度データから1水平走査線に対する輝度データが算出さ
れる。
【0070】1水平走査線に対する輝度データがあらか
じめ定められた規定範囲内かどうかが判断される(ステ
ップ51)。規定範囲内に入っていれば,一般的な輝度の
被写体と考えられるので,測光処理は終了する(ステッ
プ51でYES)。規定範囲内に入っていなければ,一般
的には低輝度の被写体と考えられる。このため露光条件
が変更される。露光条件の変更のためにシャッタ速度が
変えられ,シャッタ速度が遅くなるよう設定される(ス
テップ52,53)。シャッタ速度の変更により再びステッ
プ43から51までの処理が行なわれる。
【0071】シャッタ速度がすでに最も低速に設定され
ているときには混合ライン数が2にセットされる(ステ
ップ54,55)。混合ライン数が2にセットされていると
測光可能な範囲外であると判断されて処理は終了する
(ステップ56)。
【0072】混合ライン数が2にセットされていなけれ
ば,混合ライン数が2にセットされる(ステップ54,5
5)。
【0073】混合ライン数が2にセットされると,ステ
ップ43においてNOとなり上述のように垂直方向におい
て隣接するフォトダイオード21に蓄積される信号電荷が
垂直転送路23において混合されてCCD4から読出され
る(ステップ45)。その後は画素混合しないときの処理
と同じであり,A/D変換,リセット,輝度値演算など
が行なわれる。1ライン分の積算値として得られる積分
量は画素混合により増えることとなるので,低輝度の被
写体でも信頼できるディジタル積分データが得られ,測
光可能となる。
【0074】高画素のCCDを用いたときには,一般的
な輝度の被写体を測光する場合,8行おきのトランスフ
ァ・ゲートにフィールド・シフト・パルスを与えフォト
ダイオードに蓄積された信号電荷を読み出し,低輝度の
被写体を測光する場合すべてのトランスファ・ゲートに
フィールド・シフト・パルスを与えすべてのフォトダイ
オードに蓄積された信号電荷を読み出す。垂直方向に8
個のフォトダイオードに蓄積された信号電荷を垂直転送
路において混合するように垂直転送路に転送パルスが与
えられる。
【0075】図11および図12は他の実施例を示すもの
で,図11は信号電荷の読出しを表わすタイム・チャー
ト,図12は図11のタイム・チャートにおける垂直転送路
からの信号電荷読出しのポテンシャル図である。
【0076】この実施例においては一般的な輝度をもつ
被写体および低輝度の被写体のいずれにおいてもCCD
4に与えられるフィールド・シフト・パルスはフィール
ド・シフト・パルスφFS1 のみである。一般的な輝度
をもつ被写体の測光においては画素混合が行なわれない
が,低輝度の被写体の測光においては,垂直方向に隣接
するフォトダイオード21に蓄積された信号電荷が水平転
送路30において混合される。
【0077】以下図11および図12を参照して具体的に述
べる。
【0078】時刻t10においてトランスファ・ゲート22
にフィールド・シフト・パルスφFS1 が与えられフォ
トダイオード21に蓄積された信号電荷が垂直転送路23に
シフトされ,時刻t11においては転送電極23Cに転送パ
ルスφV3が与えられており,転送電極23C下に電位井
戸ができ信号電荷が蓄積される。
【0079】時刻t12においては転送電極23Dにも転送
パルスφV4が与えられ,時刻t13においては転送電極
23Aおよび23Dに転送パルスφV1およびφV4が与え
られ転送電極23Cに与えられていた転送パルスφV3は
Lレベルとされる。
【0080】時刻t14において転送電極23Bに転送パル
スφV2が与えられ,転送電極23Dに与えられていた転
送パルスφV4はLレベルとされる。時刻t15において
転送電極23Cに転送パルスφV3が与えられ,転送電極
23Aに与えられていた転送パルスφV1はLレベルとさ
れる。
【0081】時刻t16において転送電極23Dにも転送パ
ルスφV4が与えられ,転送電極23Bに与えられていた
転送パルスφV2がLレベルとされる。これにより画素
混合が行なわれる。時刻t17において転送電極23Aに転
送パルスφV1が与えられ,転送電極23Cに与えられて
いた転送パルスφV3がLレベルとされる。さらに時刻
18において転送電極23Bに転送パルスφV2が与えら
れ,転送電極23Dに与えられていた転送パルスφV4が
Lレベルとされ信号電荷が水平転送路30に与えられる。
【0082】図13は水平転送路の断面図,図14は水平転
送パルスφH1およびφH2の信号波形を表わしてい
る。水平転送パルスφH1とφH2とは逆位相になって
いる。
【0083】水平転送路30に水平転送パルスφH1およ
びφH2が与えられ,水平転送路30から映像信号として
読出される。
【0084】以下時刻t12〜t18における動作が繰返さ
れ,水平転送路30に信号電荷がシフトされ第(2n+
2)行のフォトダイオード21に蓄積された信号電荷が出
力される。
【0085】このようにして信号電荷が水平転送路から
読出され,測光処理に用いられるのは先の実施例と同様
である。この実施例においても1ライン分の積分量は増
加するので,低輝度の被写体の測光が可能となる。
【0086】さらにAフィールドにおいてCCDに信号
電荷の蓄積積分を行ない,Bフィールドにおいてデータ
の演算を行なって測光値を得る場合に一般的な被写体輝
度の測光のときにはフレーム読出しを行ない、低輝度の
測光のときには画素混合をして読み出すようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例によるディジタル・スチル・
ビデオ・カメラの電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1のディジタル・スチル・ビデオ・カメラに
おける測光のために必要な回路部分のより具体的な電気
的構成を示す回路図である。
【図3】測光領域を示している。
【図4】CCDの模式図である。
【図5】図4のIII−III線に沿う断面図である。
【図6】画素混合を行なわないときの垂直転送路の信号
電荷の転送のタイム・チャートである。
【図7】画素混合を行なうときの垂直転送路の信号電荷
の転送のタイム・チャートである。
【図8】図7に示すタイム・チャートに対応したポテン
シャル図である。
【図9】測光処理のタイム・チャートである。
【図10】CPUによる測光処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図11】水平転送路において画素混合を行なうときの
タイム・チャートである。
【図12】図11に示すタイム・チャートに対応するポテ
ンシャル図である。
【図13】水平転送路での信号電荷の転送の様子を示し
ている。
【図14】水平転送パルスの信号波形である。
【符号の説明】
3 CPU 4 CCD 14 YL 合成回路 15 ゲート回路 16 積分回路 21 フォトダイオード 23 垂直転送路 30 水平転送路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向および垂直方向に多数配列され
    た光電変換素子および上記光電変換素子に隣接して垂直
    方向に配置された垂直転送路を含む間引き読出し可能な
    固体電子撮像素子を備えたビデオ・カメラにおいて, 被写体を予備撮影し,上記光電変換素子のうち周期的に
    間引いて選択した光電変換素子に蓄積された信号電荷を
    上記垂直転送路にシフトさせ, 上記垂直転送路にシフトさせた信号電荷を映像信号とし
    て上記固体電子撮像素子から出力し,出力される映像信
    号から輝度信号成分を抽出し, 抽出した輝度信号成分を水平走査線の定められた測光期
    間にわたって積分して第1の積分値を得, 得られた第1の積分値をディジタル変換して第1の積分
    データを得, 垂直走査期間内において定められた測光期間内にわたっ
    て第1の積分データを加算して第1の加算データを得, 第1の加算データに関する値があらかじめ定められたし
    きい値以上かどうかを判定し, 上記しきい値以上と判定されたときは上記第1の加算デ
    ータに基づいて測光値を算定し, 上記しきい値より低い値と判定されたときは再び被写体
    を予備撮影してすべての上記光電変換素子に蓄積された
    信号電荷を上記垂直転送路にシフトさせ,垂直方向に隣
    接する所要複数の上記光電変換素子に蓄積された信号電
    荷を上記垂直転送路において混合し,上記固体電子撮像
    素子からの映像信号出力,輝度信号成分の上記抽出処
    理,上記積分処理を行なって第2の積分値を得, 得られた第2の積分値をディジタル変換して第2の積分
    データを得, 垂直走査期間内において定められた測光期間内にわたっ
    て第2の積分データを加算して第2の加算データを得,
    この第2の加算データに基づいて測光値を算定する, ビデオ・カメラの測光方法。
  2. 【請求項2】 上記固体電子撮像素子として高画素の固
    体電子撮像素子を用い,第1の積分値を得るために,垂
    直方向において8行に1行の割合で上記光電変換素子を
    選択して光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直転送
    路にシフトさせるものである,請求項1に記載のビデオ
    ・カメラの測光方法。
  3. 【請求項3】 上記光電変換素子を第1フィールド用の
    光電変換素子と,第2フィールド用の光電変換素子とに
    分け,第1の積分値を得るために,第1フィールド用の
    光電変換素子を選択して光電変換素子に蓄積された信号
    電荷を垂直転送路にシフトさせ,第2の積分値を得るた
    めに第1フィールド用の光電変換素子と第2フィールド
    用の光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直転送路に
    シフトさせるものである,請求項1に記載のビデオ・カ
    メラの測光方法。
  4. 【請求項4】 水平方向および垂直方向に多数配列され
    た光電変換素子および上記光電変換素子に蓄積された信
    号電荷を転送する転送路を含む固体電子撮像素子を備え
    たビデオ・カメラにおいて, 被写体を予備撮影し,上記光電変換素子に蓄積された信
    号電荷を上記転送路にシフトさせ, 上記転送路にシフトさせた信号電荷を映像信号として1
    水平走査線ごとに上記固体電子撮像素子から独立に出力
    し,この出力される映像信号から輝度信号成分を抽出
    し, 抽出した輝度信号成分を水平走査線の定められた測光期
    間にわたって1水平走査線ごとに積分して第1の積分値
    を得, 得られた第1の積分値をディジタル変換して第1の積分
    データを得, 垂直走査期間内において定められた測光期間内にわたっ
    て第1の積分データを加算して第1の加算データを得, 第1の加算データに関する値があらかじめ定められたし
    きい値以上かどうかを判定し, しきい値以上と判定されたときは上記第1の加算データ
    から測光値を算定し, しきい値より低い値と判定されたときは再び被写体を予
    備撮影して上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上
    記転送路にシフトさせ,垂直方向に隣接する上記光電変
    換素子に蓄積された信号電荷を上記転送路において混合
    し,混合された信号電荷に基づく上記固体電子撮像素子
    からの映像信号出力,輝度信号成分の上記抽出処理,上
    記積分処理を行ない第2の積分値を得, 得られた第2の積分値をディジタル変換して第2の積分
    データを得, 垂直走査期間内において定められた測光期間内にわたっ
    て第2の積分データを加算して第2の加算データを得,
    この第2の加算データから測光値を算定する, ビデオ・カメラの測光方法。
  5. 【請求項5】 第1の加算データに関する値が上記しき
    い値より低い値と判定されたときに露光条件の変更を行
    ない,再び上記固体電子撮像素子から映像信号を読出し
    て輝度信号成分の抽出を行ない,上記第1の積分値,上
    記第1の積分データおよび上記第1の加算データを得,
    露光条件の変更が不可能なときに上記第2の積分値,上
    記第2の積分データおよび上記第2の加算データを得て
    測光値を算定する請求項1または4に記載のビデオ・カ
    メラの測光方法。
  6. 【請求項6】 垂直転送路において上記信号電荷の混合
    を行なう請求項4に記載のビデオ・カメラの測光方法。
  7. 【請求項7】 水平転送路において上記信号電荷の混合
    を行なう請求項4に記載のビデオ・カメラの測光方法。
  8. 【請求項8】 水平方向および垂直方向に多数配列され
    た光電変換素子および上記光電変換素子に隣接して垂直
    方向に配置された垂直転送路を含む間引き読出し可能な
    固体電子撮像素子を備えたビデオ・カメラにおいて, 上記光電変換素子のうち周期的に間引いて選択された上
    記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記垂直転送路
    にシフトさせるためのフィールド・シフト・パルスを発
    生するフィールド・シフト・パルス発生手段, 上記垂直転送路にシフトされた信号電荷を映像信号とし
    て上記固体電子撮像素子から出力させるための転送パル
    スを発生する転送パルス発生手段, 上記固体電子撮像素子から出力する映像信号から輝度信
    号成分を抽出する輝度信号成分抽出手段, 上記輝度信号成分抽出手段によって抽出された輝度信号
    成分を水平走査期間内において定められた測光期間にわ
    たって積分し,積分値を表わす信号を出力する積分手
    段, 上記積分手段から出力される積分信号をディジタル積分
    データに変換するアナログ/ディジタル変換手段, 上記アナログ/ディジタル変換手段によって変換された
    ディジタル積分データを垂直走査期間内において定めら
    れた測光期間内にわたって加算する加算手段, 上記加算手段によって得られる加算データに関する値が
    あらかじめ定められたしきい値以下かどうかを判定する
    判定手段, 上記加算手段によって得られた加算データから測光値を
    算定する測光値算定手段,ならびに上記判定手段によっ
    て加算データに関する値があらかじめ定められたしきい
    値以下と判定されたときにすべての上記光電変換素子に
    蓄積された信号電荷をシフトさせるようにフィールド・
    シフト・パルス発生手段を制御し,垂直方向に隣接する
    所要複数の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上
    記垂直転送路において混合するよう上記垂直転送パルス
    発生手段を制御する手段, を備えたビデオ・カメラ。
  9. 【請求項9】 上記フィールド・シフト・パルス発生手
    段が, 上記固体電子撮像素子として高画素の固体電子撮像素子
    を用い,第1の積分値を得るために,垂直方向において
    8行に1行の割合で上記光電変換素子を選択して光電変
    換素子に蓄積された信号電荷を垂直転送路にシフトさせ
    るものである,請求項8に記載のビデオ・カメラ。
  10. 【請求項10】 上記フィールド・シフト・パルス発生
    手段が, 上記光電変換素子を第1フィールド用の光電変換素子
    と,第2フィールド用の光電変換素子とに分け,第1の
    積分値を得るために,第1フィールド用の光電変換素子
    を選択して光電変換素子に蓄積された信号電荷を垂直転
    送路にシフトさせ,第2の積分値を得るために第1フィ
    ールド用の光電変換素子と第2フィールド用の光電変換
    素子に蓄積された信号電荷を垂直転送路にシフトさせる
    ものである,請求項8に記載のビデオ・カメラ。
  11. 【請求項11】 上記制御手段が上記第1の加算値に関
    する値が上記しきい値より低い値と判定されたときは露
    光条件の変更を行ない,露光条件の変更が不可能なとき
    にすべての上記光電変換素子に蓄積された信号電荷をシ
    フトさせるようにフィールド・シフト・パルス発生手段
    を制御し,垂直方向に隣接する所要複数の上記光電変換
    素子に蓄積された信号電荷を上記垂直転送路において混
    合するよう上記垂直転送パルス発生手段を制御するもの
    である,請求項8に記載のビデオ・カメラ。
  12. 【請求項12】 水平方向および垂直方向に多数配列さ
    れた光電変換素子および上記光電変換素子に蓄積された
    信号電荷を転送する転送路を含む固体電子撮像素子を備
    えたビデオ・カメラにおいて, 上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記転送路に
    シフトさせるためのフィールド・シフト・パルスを発生
    するフィールド・シフト・パルス発生手段, 上記転送路にシフトされた信号電荷を映像信号として上
    記固体電子撮像素子から独立に出力させるための転送パ
    ルスを発生する転送パルス発生手段, 上記固体電子撮像素子から出力する映像信号から輝度信
    号成分を抽出する輝度信号成分抽出手段, 上記輝度信号成分抽出手段によって抽出された輝度信号
    成分を水平走査期間内において定められた測光期間にわ
    たって1水平走査線ごとに積分し,積分値を表わす信号
    を出力する積分手段, 上記積分手段から出力される積分信号を1水平走査線ご
    とにディジタル積分データに変換するアナログ/ディジ
    タル変換手段, 上記アナログ/ディジタル変換手段によって変換された
    ディジタル積分データを垂直走査期間内において定めら
    れた測光期間内にわたって加算する加算手段, 上記加算手段によって得られる加算データに関する値が
    あらかじめ定められたしきい値以上かどうかを判定する
    判定手段, 上記加算手段によって得られた加算データから測光値を
    算定する測光値算定手段,ならびに上記判定手段によっ
    て加算データに関する値があらかじめ定められたしきい
    値以下と判定されたときに垂直方向に隣接する所要複数
    の上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記垂直転
    送路において混合するよう上記垂直転送パルス発生手段
    を制御する手段, を備えたビデオ・カメラ。
  13. 【請求項13】 上記制御手段が, 上記第1の加算値に関する値が上記しきい値より低い値
    と判定されたときは露光条件の変更を行ない,露光条件
    の変更が不可能なときに垂直方向に隣接する所要複数の
    上記光電変換素子に蓄積された信号電荷を上記転送路に
    おいて混合するよう上記垂直転送パルス発生手段を制御
    するものである,請求項12に記載のビデオ・カメラ。
  14. 【請求項14】 垂直転送路において上記信号電荷の混
    合を行なう請求項12に記載のビデオ・カメラ。
  15. 【請求項15】 水平転送路において上記信号電荷の混
    合を行なう請求項12に記載のビデオ・カメラ。
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