以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の第1の側面の情報提供装置は、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースからウェブページを特定するウェブページ特定情報とユーザを特定するユーザ特定情報とをキーとして読み出された履歴を参照して、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する判定手段(例えば、図3の判定部81)と、前記判定手段において前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合、予め定められた第1の演算により第1の価格を算出する価格算出手段(例えば、図3の区間価格計算部83)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第1の価格を割り算することで、前記第1の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第1の相当数を算出する相当数算出手段(例えば、図3の基礎物品相当数計算部85)と、前記第1の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第1の相当数分に相当することを表示させる第1の表示データを生成する生成手段(例えば、図3の表示データ生成部86)と、前記第1の表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信手段(例えば、図3のWebサーバ機能61)とを備え、前記価格算出手段は、前記判定手段において前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合、予め定められた第2の演算により第2の価格を算出し、前記相当数算出手段は、前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第2の価格を割り算することで、前記第2の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第2の相当数を算出し、前記生成手段は、前記第2の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第2の相当数分に相当することを表示させる第2の表示データを生成し、前記送信手段は、前記第2の表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの前記端末装置に送信する。
本発明の第1の側面の情報提供方法は、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースからウェブページを特定するウェブページ特定情報とユーザを特定するユーザ特定情報とをキーとして読み出された履歴を参照して、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する判定ステップ(例えば、図5のステップS13の手続き)と、前記判定ステップにおいて前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合、予め定められた第1の演算により第1の価格を算出する価格算出ステップ(例えば、図5のステップS20の手続き)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第1の価格を割り算することで、前記第1の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第1の相当数を算出する相当数算出ステップ(例えば、図5のステップS23の手続き)と、前記第1の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第1の相当数分に相当することを表示させる第1の表示データを生成する生成ステップ(例えば、図5のステップS24の手続き)と、前記第1の表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信ステップ(例えば、図5のステップS25の手続き)とを含み、前記価格算出ステップにおいて、前記判定ステップにおいて前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合、予め定められた第2の演算により第2の価格が算出され、前記相当数算出ステップにおいて、前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第2の価格を割り算することで、前記第2の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第2の相当数が算出され、前記生成ステップにおいて、前記第2の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第2の相当数分に相当することを表示させる第2の表示データが生成され、前記送信ステップにおいて、前記第2の表示データが含まれる前記ウェブページのデータが前記ユーザの前記端末装置に送信される。
本発明の第1の側面のプログラムは、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースからウェブページを特定するウェブページ特定情報とユーザを特定するユーザ特定情報とをキーとして読み出された履歴を参照して、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する判定ステップ(例えば、図5のステップS13の手続き)と、前記判定ステップにおいて前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合、予め定められた第1の演算により第1の価格を算出する価格算出ステップ(例えば、図5のステップS20の手続き)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第1の価格を割り算することで、前記第1の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第1の相当数を算出する相当数算出ステップ(例えば、図5のステップS23の手続き)と、前記第1の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第1の相当数分に相当することを表示させる第1の表示データを生成する生成ステップ(例えば、図5のステップS24の手続き)と、前記第1の表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信ステップ(例えば、図5のステップS25の手続き)とを含み、前記価格算出ステップにおいて、前記判定ステップにおいて前記ウェブページが前記ユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合、予め定められた第2の演算により第2の価格が算出され、前記相当数算出ステップにおいて、前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記第2の価格を割り算することで、前記第2の価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である第2の相当数が算出され、前記生成ステップにおいて、前記第2の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記第2の相当数分に相当することを表示させる第2の表示データが生成され、前記送信ステップにおいて、前記第2の表示データが含まれる前記ウェブページのデータが前記ユーザの前記端末装置に送信される処理をコンピュータに実行させる。
本発明の第2の側面の情報提供装置は、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースから所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって閲覧された回数を取得する回数取得手段(例えば、図10の閲覧回数処理部161)と、仮に設定された前記商品の使用見込み回数であって、閲覧の回数が増える毎に増加する使用見込み回数で、前記商品の価格を割り算することにより得られる、前記商品の1回の使用に応じた使用当たり価格を算出する価格算出手段(例えば、図10の使用当たり価格計算部163)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記使用当たり価格を割り算することで、前記使用当たり価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である相当数を算出する相当数算出手段(例えば、図10の基礎物品相当数計算部164)と、前記使用見込み回数だけ前記商品が使用されると仮定した場合、1回の使用当たりの前記商品の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記相当数分に相当することを表示させる表示データを生成する生成手段(例えば、図10の表示データ生成部165)と、前記表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信手段(例えば、図10のWebサーバ機能61)とを備える。
本発明の第2の側面の情報提供方法は、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースから所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって閲覧された回数を取得する回数取得ステップ(例えば、図11のステップS72の手続き)と、仮に設定された前記商品の使用見込み回数であって、閲覧の回数が増える毎に増加する使用見込み回数で、前記商品の価格を割り算することにより得られる、前記商品の1回の使用に応じた使用当たり価格を算出する価格算出ステップ(例えば、図11のステップS75の手続き)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記使用当たり価格を割り算することで、前記使用当たり価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である相当数を算出する相当数算出ステップ(例えば、図11のステップS77の手続き)と、前記使用見込み回数だけ前記商品が使用されると仮定した場合、1回の使用当たりの前記商品の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記相当数分に相当することを表示させる表示データを生成する生成ステップ(例えば、図11のステップS78の手続き)と、前記表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信ステップ(例えば、図11のステップS79の手続き)とを含む。
本発明の第2の側面のプログラムは、ウェブページの閲覧の履歴が格納されている閲覧履歴データベースから所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって閲覧された回数を取得する回数取得ステップ(例えば、図11のステップS72の手続き)と、仮に設定された前記商品の使用見込み回数であって、閲覧の回数が増える毎に増加する使用見込み回数で、前記商品の価格を割り算することにより得られる、前記商品の1回の使用に応じた使用当たり価格を算出する価格算出ステップ(例えば、図11のステップS75の手続き)と、前記商品に対応して価値の基準を表す日常利用商品/サービス及びその価格が予め決められており、当該価値の基準を表す日常利用商品/サービスの価格で前記使用当たり価格を割り算することで、前記使用当たり価格に前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスが相当する数である相当数を算出する相当数算出ステップ(例えば、図11のステップS77の手続き)と、前記使用見込み回数だけ前記商品が使用されると仮定した場合、1回の使用当たりの前記商品の価格が前記価値の基準を表す日常利用商品/サービスの前記相当数分に相当することを表示させる表示データを生成する生成ステップ(例えば、図11のステップS78の手続き)と、前記表示データが含まれる前記ウェブページのデータを前記ユーザの端末装置に送信する送信ステップ(例えば、図11のステップS79の手続き)とを含む処理をコンピュータに実行させる。
図1は、本発明の一実施の形態の情報提供システムの構成を示す図である。情報提供システムは、サーバ11、インターネット12、およびユーザ端末装置13−1乃至13−3からなる。サーバ11は、情報提供装置の一例であり、専用サーバ、パーソナルコンピュータ、または仮想サーバなどからなる。サーバ11は、専用サーバ、パーソナルコンピュータ、または仮想サーバなどの組み合わせからなるシステムであっても良い。
サーバ11は、インターネット12を介して、ユーザ端末装置13−1乃至13−3のそれぞれに、商品を販売するためのウェブページのデータを提供する。言い換えれば、サーバ11は、インターネット12を介して、ユーザ端末装置13−1乃至13−3のそれぞれに、商品の販売に関する情報をユーザに提示するためのウェブページのデータを提供する。
また、サーバ11がデータを提供するウェブページにおいて、販売しようとする商品の価格が、他の物品の相当する数で表される。
ここで、ウェブページにおいて販売しようとする商品の価格を、相当する数で表す基準となる物品を基礎物品と称する。基礎物品には、コーヒーやハンバーガーなど、日常的に繰り返し購入される物品または身近な物品が採用される。なお、基礎物品には、コーヒーの提供やタクシーの運賃など、日常的に受けるサービスを含めるようにしてもよい。図1の情報提供システムにおいて、基礎物品は、商品毎に、予め決められている。
さらに、販売しようとする商品の価格を表す基礎物品の数を基礎物品相当数と称する。
すなわち、サーバ11は、インターネット12を介して、ユーザ端末装置13−1乃至13−3のそれぞれに、販売しようとする商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数で表されるウェブページのデータを提供する。
インターネット12は、ネットワークの一例であり、有線または無線の汎用回線または専用回線や、有線または無線の複数のネットワーク、例えば、LAN(Local Area Network)またはWAN(Wide Area Network)などからなる。
ユーザ端末装置13−1乃至13−3は、それぞれ、ユーザの操作に応じて、インターネット12を介してサーバ11からウェブページのデータを取得して、ウェブページをそれぞれのユーザに提示する。
以下、ユーザ端末装置13−1乃至13−3を個々に区別する必要がない場合、単に、ユーザ端末装置13と称する。
図2は、サーバ11のハードウェアの構成例を示すブロック図である。
サーバ11において、CPU(Central Processing Unit)31,ROM(Read Only Memory)32,RAM(Random Access Memory)33は、バス34により相互に接続されている。
バス34には、さらに、入出力インタフェース35が接続されている。入出力インタフェース35には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部36、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部37、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる記憶部38、ネットワークインタフェースなどよりなる通信部39、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア41を駆動するドライブ40が接続されている。
以上のように構成されるサーバ11(コンピュータ)では、CPU31が、例えば、記憶部38に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース35及びバス34を介して、RAM33にロードして実行することにより、後述する一連の処理が行われる。
サーバ11(CPU31)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア41に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット12、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア41をドライブ40に装着することにより、入出力インタフェース35を介して、記憶部38に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部39で受信し、記憶部38に記憶することで、コンピュータにインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM32や記憶部38にあらかじめ記憶しておくことで、コンピュータにあらかじめインストールしておくことができる。
図3は、プログラムを実行するサーバ11において実現される機能の構成の例を示すブロック図である。すなわち、サーバ11がプログラムを実行すると、Webサーバ機能61、ページデータ生成部62、認証部63、相当数表示制御部64、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67が実現される。
Webサーバ機能61は、例えば、Apache HTTP Serverなどの、いわゆるWebサーバプログラムを実行することにより実現され、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に規定される手順に基づいて、テキストまたは画像などの各種のオブジェクトが含まれるHTML(Hypertext Markup Language)方式またはXML(Extensible Markup Language)方式などのウェブページのデータを提供する。
ページデータ生成部62は、Webサーバ機能61によって提供される、ウェブページのデータを生成する。
認証部63は、ユーザのユーザIDおよびパスワードを照合して、ユーザが正当であるか否かを認証する。
相当数表示制御部64は、商品に対応して予め決められている基礎物品の価格から基礎物品相当数を算出し、商品の価格が基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データを生成して、ページデータ生成部62に供給する。ページデータ生成部62は、この表示データが相当数表示制御部64から供給された場合、ウェブページのデータに表示データを含める。
より詳しく説明すると、相当数表示制御部64は、商品の耐用年数のうちのある長さの区間(期間)について、その区間(期間)の長さに応じた商品の価格を計算し、その区間についての商品の価格と基礎物品の価格とから基礎物品相当数を算出する。
例えば、商品の本来の価格が10万円であり、その商品の耐用年数が10年であるとすると、購入した商品を10年間使用することが可能であると予測できる。すなわち、その商品を購入すれば10年間使い続けることができると期待できるので、その商品を購入することは、10年間中のそれぞれの1年間においてその商品を使用することについて、1万円ずつ支払ったことと同等であると考えることもできる。同様に、商品の耐用年数の期間の中の所定の長さの区間を考えると、商品の価格に、耐用年数に対するその区間の長さの比率を乗じることで、その商品にその区間について支払う価格を考えることができる。
ここで、商品の耐用年数は、商品を使用することが可能である(使用に耐える)と予測される期間である使用可能期間の一例である。
相当数表示制御部64には、判定部81、区間数計算部82、区間価格計算部83、区間長計算部84、基礎物品相当数計算部85、表示データ生成部86、および閲覧回数記録制御部87が含まれる。
判定部81は、閲覧履歴データベース67を参照して、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する。区間数計算部82は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数に応じて、区間数を計算する。ここで、区間数は、商品の耐用年数の期間より短い第1の区間(例えば、1年間)以下の所定の長さの区間で、第1の区間を分割したときに得られる区間の数である。例えば、区間数計算部82は、ウェブページの閲覧された回数に予め定めた関数を適用することにより、区間数を計算する。
区間価格計算部83は、耐用年数の第1の区間あたりの商品の価格を区間数で割り算することで、区間に応じた商品の価格である区間価格を計算する。
区間長計算部84は、第1の区間を区間数で割り算することで、区間の長さである区間長さを計算する。基礎物品相当数計算部85は、区間価格を基礎物品の価格で割り算することで、区間価格を基礎物品の相当する数(区間価格が基礎物品何個分に相当するかを表す数)で表す基礎物品相当数を算出する。
表示データ生成部86は、区間価格が基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データを生成する。閲覧回数記録制御部87は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数を閲覧履歴データベース67から読み出す。また、閲覧回数記録制御部87は、所定のウェブページが所定のユーザによって閲覧された回数を更新して、その回数を閲覧履歴データベース67に記録させる。
ユーザデータベース65は、それぞれのユーザに関するデータを格納する。すなわち、ユーザデータベース65は、ユーザの、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、それぞれのユーザを特定するユーザID、およびログインするためのパスワードなどをユーザ毎に記録する。
商品データベース66は、商品に関するデータを格納する。より詳しく説明すれば、商品データベース66は、商品を特定する商品ID、商品の価格(以下、商品価格とも称する)、商品の耐用年数、商品の耐用年数の第1の区間、商品に対応する基礎物品の名前(以下、基礎物品名とも称する)、基礎物品の価格(以下、基礎物品価格とも称する)、基礎物品の画像(以下、基礎物品画像とも称する)などを格納する。
図4は、商品データベース66に記録されているデータの例を示す図である。図4に示される例において、商品データベース66には、ウェブページを特定するページID、そのウェブページに掲載されている商品の名前である商品名、その商品を製造するメーカ名、その商品を特定する商品ID、その商品の商品価格、その商品の耐用年数、その商品に対応付けられている基礎物品の名前である基礎物品名、基礎物品の価格である基礎物品価格、および基礎物品画像(または基礎物品画像が格納されているファイル名)などが格納されている。すなわち、例えば、商品データベース66には、aaaであるページID、xビジョンである商品名、panyであるメーカ名、dddである商品ID、100,000円である商品価格、10年である耐用年数、コーヒーである基礎物品名、300円である基礎物品価格、gggである基礎物品画像のファイル名が格納されている。これにより、aaaであるページIDで特定されるウェブページに掲載されている、dddである商品IDで特定される商品である、pany製のxビジョンの価格と耐用年数が、それぞれ、100,000円および10年であり、この商品に対応する基礎物品は、300円のコーヒーであることがわかる。
同様に、例えば、商品データベース66には、cccであるページID、バッグである商品名、バトンであるメーカ名、fffである商品ID、30,000円である商品価格、8年である耐用年数、ハンバーガーである基礎物品名、200円である基礎物品価格、hhhである基礎物品画像のファイル名が格納されている。これにより、cccであるページIDで特定されるウェブページに掲載されている、fffである商品IDで特定される商品である、バトン製のバッグの価格と耐用年数が、それぞれ、30,000円および8年であり、この商品に対応する基礎物品は、200円のハンバーガーであることがわかる。
図3に戻り、閲覧履歴データベース67は、ウェブページおよびユーザ毎に、ウェブページが閲覧された履歴を格納する。より詳細には、閲覧履歴データベース67は、ウェブページを特定するページID、ウェブページを閲覧したユーザを特定するユーザID、ウェブページを閲覧した日時、ウェブページが閲覧された回数、ウェブページに掲載されている商品を特定する商品ID、例えば1年間である計算期間、および商品IDで特定される商品の計算期間当たりの価格(以下、期間単価と称する)などを格納する。
なお、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67は、それぞれ、オペーレーティングシステムによって提供されるファイルシステム上に直接構築されるものであっても、データベース管理システムを用いて構築されるものであってもよい。また、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67のうち、いずれかを組み合わせて、1つのデータベースとするようにしてもよい。
次に、認証部63によって正当なユーザであると認証されて、ログインしているユーザに対して、商品を販売するウェブページを提供するサーバ11の処理について説明する。
図5は、ウェブページの提供の処理の例を説明するフローチャートである。ステップS11において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、ユーザのユーザ端末装置13からの所定の商品を販売するウェブページのリクエストを受信し、そのリクエストを受け付ける。Webサーバ機能61は、相当数表示制御部64に商品を販売するウェブページがリクエストされた旨を通知する。ステップS12において、相当数表示制御部64の閲覧回数記録制御部87は、リクエストされたウェブページのページIDおよびログインしているユーザのユーザIDをキーとして、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を閲覧履歴データベース67から読み出す。
ステップS13において、相当数表示制御部64の判定部81は、閲覧履歴データベース67から読み出された閲覧された回数を参照して、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かを判定する。すなわち、ステップS13において、判定部81は、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する。
ステップS13において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがないと判定された場合(ウェブページがユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合)、そのユーザがリクエストされたウェブページを初めて閲覧するので、手続きはステップS14に進み、区間価格計算部83は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページを特定するページIDおよび商品IDをキーとして、そのウェブページに掲載される商品の価格と耐用年数とを読み出す。
なお、リクエストされたウェブページに複数の商品が掲載される場合には、それぞれの商品の価格と耐用年数とが読み出されて、複数の商品のそれぞれについて、以下の処理が実行される。
ステップS15において、区間価格計算部83は、耐用年数を第1の区間で割って得られる数で商品の価格を割り算することで、耐用年数の第1の区間(ここでは、1年)当たりの商品の価格である期間単価を計算する。ステップS16において、区間価格計算部83は、リクエストされたウェブページを特定するページIDと商品IDと期間単価とを対応付けて、閲覧履歴データベース67に格納する。ステップS17において、区間数計算部82は、区間数を1にして、手続きはステップS20に進む。
一方、ステップS13において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあると判定された場合(ウェブページがユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合)、手続きはステップS18に進み、区間価格計算部83は、閲覧履歴データベース67から、リクエストされたウェブページを特定するページIDと商品IDとに対応する期間単価を読み出す。
ステップS19において、区間数計算部82は、ウェブページが閲覧された回数に所定の関数を適用して、1より多い区間数を計算して、手続きはステップS20に進む。例えば、区間数計算部82は、ウェブページが閲覧された回数に1を加算することで、区間数を計算する。また、例えば、区間数計算部82は、予め定められた配列(1,2,4,12,26,52,365,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を区間数とする。
ステップS20において、区間価格計算部83は、期間単価を区間数で割り算して得られた値を区間価格とする。ステップS21において、区間長計算部84は、第1の区間(1年間)を区間数で割り算して得られた値を区間長さとする。例えば、区間数が、それぞれ、1,2,3,4,5である場合、区間長さは、それぞれ、1年間、半年間(1/2年間)、4月間(1/3年)、3月間(1/4年間)、2.4月(1/5年間)とされる。例えば、区間数が、それぞれ、1,2,4,12,26,52,365である場合、区間長さは、それぞれ、1年間、半年間(1/2年間)、3月間(1/4年間)、1月間(1/12年間)、2週間(1/26年間)、1週間(1/52年間)、1日(1/365年間)とされる。
ステップS22において、基礎物品相当数計算部85は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページで販売される商品の商品IDに対応する、基礎物品の名前と基礎物品の価格とを読み出す。ステップS23において、基礎物品相当数計算部85は、ステップS20で求められた区間価格を基礎物品の価格で割り算して得られた値を基礎物品相当数とする。
ステップS24において、表示データ生成部86は、区間長さ当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することを表示するためのデータを生成する。表示するためのデータは、例えば基礎物品名、基礎物品価格、区間長さ、基礎物品相当数、及び基礎物品画像(または基礎物品画像が格納されているファイル名)を含む。表示データ生成部86は、生成したデータをページデータ生成部62に供給する。ページデータ生成部62は、本来のウェブページのデータに、相当数表示制御部64の表示データ生成部86から供給されたデータを含める。ページデータ生成部62は、区間長さ当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することを表示するためのデータを含む、ウェブページのデータをWebサーバ機能61に供給する。
ステップS25において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、リクエストされたウェブページのデータを、インターネット12を介して、リクエストしてきたユーザのユーザ端末装置13宛てに送信する。
ステップS26において、閲覧回数記録制御部87は、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を1だけインクリメントする。ステップS27において、閲覧回数記録制御部87は、ページIDとユーザIDとに対応付けて、インクリメントされた閲覧された回数を閲覧履歴データベース67に格納して、ウェブページの提供の処理は終了する。
例えば、図4に例示されている、dddである商品IDで特定される、pany製のxビジョンが掲載されているウェブページが初めてユーザに閲覧された場合、区間数が1とされ、区間価格が10,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされるので、その基礎物品相当数は、33.3杯とされる。従って、図6に示されるように、100,000円である商品価格と共に、1年間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および33.3杯である基礎物品相当数、並びに33.3杯分の基礎物品の画像(図6中のコーヒーカップの画像)が、pany製のxビジョンが掲載されているウェブページP1に表示されることになる。
さらに、ユーザが同じウェブページを再度閲覧すると、例えば、区間数が2とされるので、区間価格が5,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされるので、その基礎物品相当数は、16.7杯とされる。従って、図7に示されるように、100,000円である商品価格と共に、半年間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および16.7杯である基礎物品相当数、並びに16.7杯分の基礎物品の画像(図7中のコーヒーカップの画像)が、pany製のxビジョンが掲載されているウェブページP2に表示されることになる。
例えば、図6または図7に示されるウェブページが繰り返し閲覧される場合、ステップS19において、区間数計算部82が、予め定められた配列(1,2,4,12,26,52,365,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を区間数とするとき、ウェブページが3回目に閲覧されたときには、3月間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および8.3杯である基礎物品相当数、並びに8.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが4回目に閲覧されたときには、1月間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および2.8杯である基礎物品相当数、並びに2.8杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが5回目に閲覧されたときには、2週間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および1.3杯である基礎物品相当数、並びに1.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。なお、端数分のコーヒーカップの画像として、一杯分のコーヒーカップの画像に対して端数分の割合だけ切り取った画像が、表示データ生成部において得られる。
また同様に、このウェブページが6回目に閲覧されたときには、1週間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および0.6杯である基礎物品相当数、並びに0.6杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが7回目に閲覧されたときには、1日間である区間長さ、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および0.1杯である基礎物品相当数、並びに0.1杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。
このように、閲覧した商品の価格の計算単位を変化させて表示することができる。また、繰り返し閲覧した商品の価格の計算単位を変化させて表示することにより、ユーザに商品の価値を実感させやすくすることができる。
何度も何度も、商品を販売するウェブページを閲覧しているユーザは、その商品等の購入を迷っていると考えられる。そこで、商品の購入を迷っているユーザに対して、基礎物品相当数を徐々に小さくすることで、そのユーザに「意外と安い」と実感させることができる。
なお、ステップS13において、相当数表示制御部64の判定部81は、1月間、1週間、または1日間など、過去の所定の期間において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かを判定するようにしてもよい。
図8は、プログラムを実行するサーバ11において実現される機能の構成の他の例を示すブロック図である。すなわち、サーバ11がプログラムを実行すると、Webサーバ機能61、ページデータ生成部62、認証部63、相当数表示制御部101、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67が実現される。図8に示される、Webサーバ機能61、ページデータ生成部62、認証部63、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67は、それぞれ、図3に示される場合と同様なので、その説明は省略する。
相当数表示制御部101は、商品の耐用年数のうちのある長さの区間(期間)において1回商品を使用したと仮定して、その1回当たりの使用に応じた商品の価格を計算し、その1回当たりの使用に応じた商品の価格と基礎物品の価格とから基礎物品相当数を算出する。
例えば、商品の本来の価格が10万円であり、商品の耐用年数が10年であるとすると、購入した商品を10年間使用することが可能であると予測できる。すなわち、その商品を購入すれば10年間使い続けることができると期待できるので、その商品を購入することは、10年間中のそれぞれの1年において1回ずつその商品を使用する場合には、その1回の使用に1万円ずつ支払うことであると考えても良い。同様に、商品の耐用年数の期間の中の使用間隔を考えて、商品の価格に、耐用年数に対するその使用間隔の比率を乗じることで、その使用間隔毎のその商品の1回当たりの使用について支払う価格を考えることができる。
相当数表示制御部101には、判定部121、使用回数計算部122、使用当たり価格計算部123、使用間隔計算部124、基礎物品相当数計算部125、表示データ生成部126、および閲覧回数記録制御部127が含まれる。
判定部121は、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する。使用回数計算部122は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数に応じて、仮定の使用見込み回数を計算する。使用当たり価格計算部123は、耐用年数の第1の区間(本実施形態では、1年間)あたりの商品の価格を、仮定した使用見込み回数で割り算することで、使用見込み回数に応じた商品の価格である使用当たり価格を計算する。
使用間隔計算部124は、第1の区間(本実施形態では、1年間)を使用見込み回数で割り算することで、使用間隔を計算する。基礎物品相当数計算部125は、使用当たり価格を基礎物品の価格で割り算することで、基礎物品相当数を算出する。表示データ生成部126は、使用間隔と、使用当たり価格が基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データを生成する。閲覧回数記録制御部127は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数を求めて、その回数を閲覧履歴データベース67に記録させる。
図9は、ウェブページの提供の処理の他の例を説明するフローチャートである。ステップS41において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、ユーザのユーザ端末装置13からの所定の商品を販売するウェブページのリクエストを受信し、そのリクエストを受け付ける。Webサーバ機能61は、相当数表示制御部101に商品を販売するウェブページがリクエストされた旨を通知する。ステップS42において、相当数表示制御部101の閲覧回数記録制御部127は、リクエストされたウェブページのページIDおよびログインしているユーザのユーザIDをキーとして、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を閲覧履歴データベース67から読み出す。
ステップS43において、相当数表示制御部101の判定部121は、閲覧履歴データベース67から読み出した閲覧された回数を参照して、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かを判定する。すなわち、ステップS43において、判定部121は、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定する。
ステップS43において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがないと判定された場合(ウェブページがユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合)、手続きはステップS44に進み、使用当たり価格計算部123は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページを特定するページIDおよび商品IDをキーとして、そのウェブページの商品の価格と耐用年数とを読み出す。
なお、リクエストされたウェブページに複数の商品が掲載される場合には、それぞれの商品の価格と耐用年数とが読み出されて、複数の商品のそれぞれについて、以下の処理が実行される。
ステップS45において、使用当たり価格計算部123は、耐用年数を第1の区間で割って得られる数で商品の価格を割り算することで、耐用年数の第1の区間(本実施形態では、1年)当たりの商品の価格である期間単価を計算する。ステップS46において、使用当たり価格計算部123は、リクエストされたウェブページを特定するページIDと商品IDと期間単価とを対応付けて、閲覧履歴データベース67に格納する。ステップS47において、使用回数計算部122は、使用見込み回数を1にして、手続きはステップS50に進む。
一方、ステップS43において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあると判定された場合(ウェブページがユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合)、手続きはステップS48に進み、使用当たり価格計算部123は、閲覧履歴データベース67から、リクエストされたウェブページを特定するページIDと商品IDとに対応する期間単価を読み出す。
ステップS49において、使用回数計算部122は、ウェブページが閲覧された回数に所定の関数を適用して、1より多い使用見込み回数を計算して、手続きはステップS50に進む。例えば、使用回数計算部122は、ウェブページが閲覧された回数に1を加算することで、使用見込み回数を計算する。また、例えば、使用回数計算部122は、予め定められた配列(1,2,12,26,52,104,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を使用見込み回数とする。
ステップS50において、使用当たり価格計算部123は、期間単価を使用見込み回数で割り算して得られる値を使用当たり価格とする。ステップS51において、使用間隔計算部124は、第1の区間(本実施形態では、1年間)を使用見込み回数で割り算して得られる値を使用間隔とする。例えば、使用見込み回数が、それぞれ、1,2,12,26,52,104である場合、使用間隔は、それぞれ、1年間、半年間、1月間、2週間、1週間、1/2週間とされる。
ステップS52において、基礎物品相当数計算部125は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページで販売される商品の商品IDに対応する、基礎物品の名前と基礎物品の価格とを読み出す。ステップS53において、基礎物品相当数計算部125は、ステップS50で求められた使用当たり価格を基礎物品の価格で割り算して得られる値を基礎物品相当数とする。
ステップS54において、表示データ生成部126は、使用間隔と、1回の使用当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することを表示するためのデータを生成する。表示データ生成部126は、生成したデータをページデータ生成部62に供給する。ページデータ生成部62は、本来のウェブページのデータに、相当数表示制御部101の表示データ生成部126から供給されたデータを含める。ページデータ生成部62は、使用間隔と、1回の使用当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することとを表示するためのデータを含む、ウェブページのデータをWebサーバ機能61に供給する。
ステップS55において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、リクエストされたウェブページのデータを、インターネット12を介して、リクエストしてきたユーザのユーザ端末装置13宛てに送信する。
ステップS56において、閲覧回数記録制御部127は、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を1だけインクリメントする。ステップS57において、閲覧回数記録制御部127は、ページIDとユーザIDとに対応付けて、インクリメントされた閲覧された回数を閲覧履歴データベース67に格納して、ウェブページの提供の処理は終了する。
例えば、図4に例示されている、eeeである商品IDで特定される、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページが初めてユーザに閲覧された場合、使用見込み回数が1とされ、使用間隔が1年とされ、使用当たり価格が10,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされるので、その基礎物品相当数は、33.3杯とされる。従って、100,000円である商品価格と共に、1年間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である1回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および33.3杯である基礎物品相当数、並びに33.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページに表示されることになる。
さらに、ユーザが同じウェブページを再度閲覧すると、例えば、使用見込み回数が2とされるので、使用間隔が1年とされ、使用当たり価格が5,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされるので、その基礎物品相当数は、16.7杯とされる。従って、100,000円である商品価格と共に、半年間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である2回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および16.7杯である基礎物品相当数、並びに16.7杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページに表示されることになる。
例えば、このウェブページが繰り返し閲覧される場合、ステップS49において、使用回数計算部122が、予め定められた配列(1,2,12,26,52,104,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を使用見込み回数とするとき、ウェブページが3回目に閲覧されたときには、1月間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である12回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および2.8杯である基礎物品相当数、並びに2.8杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが4回目に閲覧されたときには、2週間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である26回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および1.3杯である基礎物品相当数、並びに1.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが5回目に閲覧されたときには、1週間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である52回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および0.6杯である基礎物品相当数、並びに0.6杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。
また同様に、このウェブページが6回目に閲覧されたときには、1/2週間である使用間隔(もしくは、1年間に使用される回数である104回)、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および0.3杯である基礎物品相当数、並びに0.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。
このように、所定の使用間隔毎の使用した場合について、基礎物品相当数が表示されることになるので、ユーザが1回の使用についての価値をイメージしやすくなる。
なお、ステップS43において、相当数表示制御部101の判定部121は、1月間、1週間、または1日間など、過去の所定の期間において、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かを判定するようにしてもよい。
図10は、プログラムを実行するサーバ11において実現される機能の構成のさらに他の例を示すブロック図である。すなわち、サーバ11がプログラムを実行すると、Webサーバ機能61、ページデータ生成部62、認証部63、相当数表示制御部141、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67が実現される。図10に示される、Webサーバ機能61、ページデータ生成部62、認証部63、ユーザデータベース65、商品データベース66、および閲覧履歴データベース67は、それぞれ、図3に示される場合と同様なので、その説明は省略する。
相当数表示制御部141は、商品の使用見込み回数を仮定して、その1回当たりの使用に応じた商品の価格を計算し、その1回当たりの使用に応じた商品の価格と基礎物品の価格とから基礎物品相当数を算出する。
例えば、本来の価格が10万円である商品を購入して、その商品を10回使用する場合には、その商品の1回の使用に1万円ずつ支払ったと考えることもできる。同様に、商品の使用見込み回数を考えると、商品の価格を使用見込み回数で割り算することで、その商品の1回当たりの使用について支払う価格を考えることができる。
相当数表示制御部141には、閲覧回数処理部161、使用回数計算部162、使用当たり価格計算部163、基礎物品相当数計算部164、および表示データ生成部165が含まれる。
閲覧回数処理部161は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数を求めて、その回数を閲覧履歴データベース67に記録させる。
使用回数計算部162は、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数に応じて、仮定の使用見込み回数を計算する。使用当たり価格計算部163は、商品の価格を仮定した使用見込み回数で割り算することで、1回の使用当たりの商品の価格である使用当たり価格を計算する。
基礎物品相当数計算部164は、使用当たり価格を基礎物品の価格で割り算することで、基礎物品相当数を算出する。表示データ生成部165は、使用見込み回数と、1回の使用当たり価格が基礎物品の基礎物品相当数分に相当することを表示させる表示データを生成する。
図11は、ウェブページの提供の処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。ステップS71において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、ユーザのユーザ端末装置13からの所定の商品を販売するウェブページのリクエストを受信し、そのリクエストを受け付ける。Webサーバ機能61は、相当数表示制御部141に商品を販売するウェブページがリクエストされた旨を通知する。ステップS72において、相当数表示制御部141の閲覧回数処理部161は、リクエストされたウェブページのページIDおよびログインしているユーザのユーザIDをキーとして、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を閲覧履歴データベース67から読み出す。
なお、ステップS72において、閲覧回数処理部161は、1月間、1週間、または1日間など、過去の所定の期間毎に、閲覧履歴データベース67に格納されているウェブページがユーザに閲覧された回数をリセットする(0にする)ようにして、過去の所定の期間においてウェブページがユーザによって閲覧された回数を取得するようにしてもよい。
ステップS73において、使用回数計算部162は、ウェブページが閲覧された回数に所定の関数を適用して、使用見込み回数を計算する。例えば、使用回数計算部162は、予め定められた配列(1,2,5,10,20,50,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を使用見込み回数とする。
ステップS74において、使用当たり価格計算部163は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページを特定するページIDおよび商品IDをキーとして、そのウェブページの商品の商品IDに対応する価格を読み出す。
なお、リクエストされたウェブページに複数の商品が掲載される場合には、それぞれの商品の価格が読み出されて、複数の商品のそれぞれについて、以下の処理が実行される。
ステップS75において、使用当たり価格計算部163は、商品の価格を使用見込み回数で割り算して得られる値を使用当たり価格とする。
ステップS76において、基礎物品相当数計算部164は、商品データベース66から、リクエストされたウェブページで販売される商品の商品IDに対応する、基礎物品の名前と基礎物品の価格とを読み出す。ステップS77において、基礎物品相当数計算部164は、ステップS75で求められた使用当たり価格を基礎物品の価格で割り算して得られる値を基礎物品相当数とする。
ステップS78において、表示データ生成部165は、使用見込み回数と、1回の使用当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することとを表示するためのデータを生成する。表示データ生成部165は、生成したデータをページデータ生成部62に供給する。ページデータ生成部62は、本来のウェブページのデータに、相当数表示制御部141の表示データ生成部165から供給されたデータを含める。ページデータ生成部62は、使用見込み回数と、1回の使用当たりの商品の価格が、基礎物品の基礎物品相当数分に相当することとを表示するためのデータを含む、ウェブページのデータをWebサーバ機能61に供給する。
ステップS79において、Webサーバ機能61は、ネットワークインタフェースである通信部39を制御して、リクエストされたウェブページのデータを、インターネット12を介して、リクエストしてきたユーザのユーザ端末装置13宛てに送信する。
ステップS80において、閲覧回数処理部161は、リクエストされたウェブページがユーザに閲覧された回数を1だけインクリメントする。ステップS81において、閲覧回数処理部161は、ページIDとユーザIDとに対応付けて、インクリメントされた閲覧された回数を閲覧履歴データベース67に格納して、ウェブページの提供の処理は終了する。
例えば、図4に例示されている、eeeである商品IDで特定される、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページが初めてユーザに閲覧された場合、使用見込み回数が1とされ、1回の使用当たり価格が100,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされる。従って、その基礎物品相当数は、333.3杯とされるので、100,000円である商品価格と共に、1回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および333.3杯である基礎物品相当数、並びに333.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページに表示されることになる。
さらに、ユーザが同じウェブページを再度閲覧すると、例えば、使用見込み回数が2とされるので、1回の使用当たり価格が50,000円とされ、300円のコーヒーが基礎物品とされるので、その基礎物品相当数は、166.7杯とされる。従って、100,000円である商品価格と共に、2回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および166.7杯である基礎物品相当数、並びに166.7杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が、ガネル製のドレスが掲載されているウェブページに表示されることになる。
例えば、このウェブページが繰り返し閲覧される場合、ステップS73において、使用回数計算部162が、予め定められた配列(1,2,5,10,20,50,・・・)から、ウェブページが閲覧された回数と同じ要素番号の要素を抽出して、抽出された要素を使用見込み回数とするとき、ウェブページが3回目に閲覧されたときには、5回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および66.7杯である基礎物品相当数、並びに66.7杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが4回目に閲覧されたときには、10回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および33.3杯である基礎物品相当数、並びに33.3杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示され、ウェブページが5回目に閲覧されたときには、20回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および16.7杯である基礎物品相当数、並びに16.7杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。
また同様に、このウェブページが6回目に閲覧されたときには、50回である使用見込み回数、300円である基礎物品価格、コーヒーである基礎物品名、および6.7杯である基礎物品相当数、並びに6.7杯分の基礎物品の画像(コーヒーカップの画像)が表示される。
このように、所定の回数だけ使用した場合について、基礎物品相当数が表示されることになるので、ユーザが1回の使用についての価値をイメージしやすくなる。
なお、閲覧履歴データベース67に、所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧された回数が記録され、これを参照して、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かが判定されると説明したが、これに限らず、いわゆるクッキーを利用して、そのユーザがリクエストされたウェブページを閲覧したことがあるか否かが判定されるようにしてもよい。
以上のように、商品に対応して予め決められている基礎物品の価格で商品の価格を割り算するようにした場合には、閲覧した商品の価格の計算単位を変化させて表示することができる。また、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって過去に閲覧されたか否かを判定し、ウェブページがユーザによって過去に閲覧されていないと判定された場合、商品を使用することが可能であると予測される使用可能期間に対する使用可能期間より短い第1の区間の割合(=第1の区間/使用可能期間)と、商品の価格とを乗算することにより得られる、第1の区間に応じた第1の区間価格(=(第1の区間/使用可能期間)×商品の価格)を算出し、商品に対応して予め決められている基礎物品の価格で第1の区間価格を割り算することで、第1の区間価格を基礎物品の相当する数で表す第1の基礎物品相当数を算出し、第1の区間当たりの商品の価格が第1の基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データが含まれるウェブページのデータをユーザの端末装置に送信し、ウェブページがユーザによって過去に閲覧されたと判定された場合、使用可能期間と、第1の区間より短い第2の区間との割合で、商品の価格を割り算することにより得られる、第2の区間に応じた第2の区間価格を算出し、基礎物品の価格で第2の区間価格を割り算することで、第2の区間価格を基礎物品の相当する数で表す第2の基礎物品相当数を算出し、第2の区間当たりの商品の価格が第2の基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データが含まれるウェブページのデータをユーザの端末装置に送信するようにした場合には、繰り返し閲覧した商品の価格の計算単位を変化させて表示することにより、ユーザに商品の価値を実感させやすくすることができる。
さらに、所定の商品を販売するための所定のウェブページが所定のユーザによって閲覧された回数を取得し、仮に求める商品の使用見込み回数であって、閲覧の回数が増える毎に増加する使用見込み回数で、商品の価格を割り算することにより得られる、商品の1回の使用に応じた使用当たり価格を算出し、商品に対応して予め決められている基礎物品の価格で使用当たり価格を割り算することで、使用当たり価格を基礎物品の相当する数で表す基礎物品相当数を算出し、使用見込み回数だけ商品が使用されると仮定した場合、1回の使用当たりの商品の価格が基礎物品相当数の基礎物品に相当することを表示させる表示データが含まれるウェブページのデータをユーザの端末装置に送信するようにした場合には、繰り返し閲覧した商品の価格の計算単位を変化させて表示することにより、ユーザに商品の価値を実感させやすくすることができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。