JP5344563B2 - 撮像装置及びそのズーム制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行う機能(以下、プリ記録機能という)を備えた撮像装置に関する。
デジタルカメラやビデオカメラ等の撮像装置におけるズーム倍率の高倍率化に伴い、広角端及び望遠端のうち一方から他方にズーム動作を行う際又は所望のズーム倍率を得るまでに要する時間が長くなっている。該時間を短くするにはズーム速度を高速化することが効果的であるが、ズーム速度を高速化することによってAE、AF及びAWB処理の追従が遅れ、露出、ピント及びカラーバランスが良好でない画像データが記録される可能性が生じる。また、ズーム速度の高速化により、ズーム動作音が大きくなって該動作音が画像データとともに記録されてしまったり、消費電力が増大したりするという問題も生じる。
特許文献1には、記録待機状態でのズーム速度を記録開始操作後(記録状態)におけるズーム速度よりも高くする撮像装置が開示されている。記録待機状態では、撮影構図を決定する等、撮像記録のための種々の準備を迅速に行う必要があるために、AE、AF及びAWB処理の追従が多少遅れても、記録される画像データには影響を及ぼさない。また、記録待機状態であれば、ズーム動作音が記録されてしまう問題も生じない。このため、記録待機状態では、ズーム速度を高くして、素早く所望のズーム倍率が得られるようにしている。一方、記録状態においては、良好な画像データの記録を優先するために、ズーム速度を記録待機状態よりも低くしている。
ところで、撮像装置には、いわゆる撮り逃しを防止することを目的として、記録開始操作に応じて、該記録開始操作前(すなわち記録待機状態)において取得した画像データを含めた画像データの記録を行うことができるプリ記録機能を有するものがある。これは、記録開始操作前においてバッファメモリに蓄積した所定時間分の画像データを、記録開始操作後に取得した画像データに追加して記録することで、記録開始操作が遅れて撮り逃した画像データを記録することを可能とする機能である。
特開平5−45553号公報
しかしながら、プリ記録機能を用いる場合に、特許文献1にて開示されているように記録待機状態で記録状態よりもズーム速度を高くする制御を行うと、記録待機状態にて取得された画像データの露出、ピント及びカラーバランスが良好でなくなるおそれがある。また、ズーム動作音が記録されてしまうおそれもある。
さらに、記録開始操作時にズーム動作を行っていた場合に、記録開始操作の前後においてズーム速度が急激に変化する場合があり、違和感のある画像データが記録されてしまう。
本発明は、プリ記録機能を使用するか否かに応じて、良好な画像データの記録とズーム速度の高速化のいずれかを優先することができるようにした撮像装置及びそのズーム制御方法を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置であって、撮像光学系のズーム動作におけるズーム速度を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態での前記ズーム速度を、前記記録開始操作後の前記ズーム速度と同じ、かつ、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態でのズーム速度よりも低く設定することを特徴とする
本発明の他の一側面としての撮像装置は、記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置であって、撮像光学系のズーム動作におけるズーム速度を制御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態での前記ズーム速度を、前記記録開始操作後の前記ズーム速度よりも高く、かつ、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態でのズーム速度よりも低く設定し、前記制御手段は、前記記録開始操作時に前記撮像光学系のズーム動作が行われていた場合は、前記ズーム速度を前記記録待機状態でのズーム速度から前記記録開始操作後のズーム速度まで徐々に低くすることを特徴とする。
また、本発明の他の一側面としてのズーム制御方法は、記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置のズーム制御方法であって、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態において、撮像光学系のズーム動作を第1のズーム速度で制御するステップと、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態において、前記ズーム動作を前記第1のズーム速度よりも低く、かつ、前記記録開始操作後のズーム速度と同じ第2のズーム速度で制御するステップとを有することを特徴とする
本発明の他の一側面としてのズーム制御方法は、記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置のズーム制御方法であって、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態において、撮像光学系のズーム動作を第1のズーム速度で制御するステップと、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態において、前記ズーム動作を前記第1のズーム速度よりも低く、かつ、前記記録開始操作後のズーム速度よりも高い第2のズーム速度で制御するステップとを有し、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録開始操作時において、前記撮像光学系のズーム動作が行われていた場合は、前記第2のズーム速度を前記記録待機状態でのズーム速度から前記記録開始操作後のズーム速度まで徐々に低くすることを特徴とする。
本発明によれば、プリ記録機能が使用されない場合には記録待機状態での高速ズームを可能とし、プリ記録機能が使用される場合には記録待機状態での高速ズームを行わずに良好な画像データの取得やズーム動作音の記録回避を可能とする。これにより、プリ記録機能が使用されるか否かに応じて、記録待機状態でのズーム速度の高速化と、良好な画質を有し、不要なズーム動作音を伴わない画像データの記録のうちいずれかを自動的に優先する撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1であるデジタルカメラ又はビデオカメラとしての撮像装置の構成を示している。
図1において撮像装置は、撮像光学系としてのレンズ部1と、撮像素子6と、信号処理部7と、ズーム制御セクション12とにより構成される。
レンズ部1は、被写体側から順に配置された第1レンズユニット(フォーカスレンズ)2、第2レンズユニット(バリエータ)3、第3レンズユニット(コンペンセータ)4及び第4レンズユニット(リレーレンズ)5を含む。各レンズユニットは、1枚又は複数枚のレンズエレメントにより構成されている。ズーム動作(以下、ズーミングともいう)により変倍を行う場合は、第2レンズユニット3を光軸方向に移動させる。また、このとき、第3レンズユニット4を第2レンズユニット2との所定の位置関係を持つように光軸方向に移動させることにより、変倍に伴うピントずれを補正することができる。レンズ部1は、被写体からの光によって被写体像を形成する。該被写体像は、撮像素子6にて光電変換される。
撮像素子6は、TG/AFE8内に設けられたTG回路で生成された駆動パルスにより駆動され、被写体像を光電変換してアナログ信号に変換する。撮像素子6としては、CCDセンサやCMOSセンサ等を用いることができる。撮像素子6にて生成されたアナログ信号は、信号処理部7に入力される。
信号処理部7は、TG/AFE8と画像処理部9とを含む。TG/AFE8のAFE回路は、撮像素子6から出力されたアナログ信号について、相関二重サンプリング(CDS)回路にて基準レベルと信号レベルとの差分をとることにより、各画素における信号レベルをアナログ電圧値として出力する。出力されたアナログ電圧値は、AFE回路内のA/DコンバータによりA/D変換され、該変換されたデジタル信号は画像処理部9に入力される。
画像処理部9は、入力されたデジタル信号に対してガンマ補正処理やアパーチャ補正処理等のデジタル画像処理を施す。該処理を経て生成された画像データは、記録部11にて半導体メモリ等の記録媒体に記録されたり、表示部10に表示されたりする。
ズーム制御セクション12は、ズーミングに関する検出部、制御部及び駆動部を含む。具体的には、ズーム制御セクション12は、ユーザーによる操作が可能な撮像モード選択部14により、通常撮像モードとプリ記録撮像モードのうちいずれが選択されたかを検出する撮像モード検出部13を有する。通常撮像モードは、後述するプリ記録機能を使用しない撮像モードであり、プリ記録撮像モードは、プリ記録機能を使用する撮像モードである。
また、ズーム制御セクション12は、ズーム操作部16がユーザーにより操作されたか否か、及び該操作がテレ方向及びワイド方向のうちいずれかを検出するズーム操作検出部15を有する。さらに、ズーム制御セクション12は、ユーザーによる操作が可能な記録開始操作部18にて記録開始操作が行われたか否かを検出する記録開始操作検出部17を有する。
ここで、記録開始操作検出部17により記録開始操作が検出される前の状態を記録待機状態(又は記録待機時)といい、記録開始操作が検出されて記録開始操作後に取得される画像データの記録が開始された状態を記録状態(又は記録時)という。
プリ記録機能は、記録待機状態での記録開始操作(記録開始操作検出部17による記録開始操作の検出)に応じて、該記録開始操作前、つまりは記録待機状態にて取得した画像データと該記録開始操作後に取得された画像データの記録を行う機能である。記録待機状態でも、画像処理部9で生成された(取得された)所定時間分の画像データが該画像処理部9内に設けられた不図示のバッファメモリに蓄積される。プリ記録機能を使用する場合は、記録開始操作後に取得された画像データに加えて、このバッファメモリに蓄積された、記録開始操作前に取得された画像データも記録部11にて記録媒体に記録される。
ズーム制御セクション12内のズーム制御方法記憶部19には、撮像モード検出部13及び記録開始操作検出部17による検出結果に対して適切なズーム速度が設定されるようにズーム速度を制御するズーム制御コンピュータプログラムが予め格納されている。ズーム速度は、第2レンズユニット3の移動速度である。
制御手段としてのズーム制御部20は、撮像モード検出部13及び記録開始操作検出部17による検出結果に応じて、上記ズーム制御コンピュータプログラムに従ってズーム速度を決定する。ズーム操作検出部15によりズーム操作部16の操作が検出された場合は、ズーム制御部20は、決定したズーム速度が得られるように、ズーム速度制御部21を通じてレンズ駆動部22を制御する。これにより、レンズ駆動部22は、ズーム制御部20にて決定されたズーム速度で第2レンズユニット3を移動させる。
本実施例において、ズーム制御部20が決定するズーム速度は、通常撮像モードとプリ記録撮像モードとで異なる。通常撮像モードでのズーム速度の設定を図2に、プリ記録撮像モードでのズーム速度の設定を図3に示す。
通常撮像モードでは、図2に示すように、記録待機状態でのズーム速度(以下、記録待機時用ズーム速度という)が、記録開始操作後(記録状態)でのズーム速度(以下、記録時用ズーム速度という)よりも高く(速く)設定される。このため、記録待機時には記録時よりも高速でズーミングを行うことができる。
これにより、高速ズームに対してAE、AF及びAWB処理の追従が多少遅れても、素早くユーザー所望のズーム倍率(画角)を設定することができる。また、記録時には、記録待機時よりも低速でズーミングが行われるので、AE、AF及びAWB処理の追従が遅れることがなく、露出、ピント及びカラーバランスが安定した良好な画像データを得ることができる。また、ズーミングにおける第2及び第3レンズユニット3,4の移動により発生する騒音(ズーム動作音)も小さく、該騒音が音声として記録されることはほとんどない。
一方、プリ記録撮像モードでは、記録開始操作前の画像データも記録されるので、図3に示すように、記録待機時用ズーム速度を記録時用ズーム速度と同じ低い速度に設定する。言い換えれば、プリ記録機能が使用される場合の記録待機状態でのズーム速度(第2のズーム速度)を、プリ記録機能が使用されない場合の記録待機状態でのズーム速度(第1のズーム速度)よりも低くする。
これにより、いつ記録開始操作が行われても、露出、ピント及びカラーバランスが良好な記録開始操作前の画像データと記録開始操作後の画像データが記録される。また、記録開始操作前の画像データとともにズーム動作音が音声として記録されたり、記録開始操作前の高速ズームにより消費電力が増大したりすることを回避できる。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、ズーム制御部20におけるズーム速度の決定処理(ズーム制御方法)について説明する。
まず、ステップ(図ではSと略記する)101では、ズーム制御部20は、撮像モード検出部13を通じて、撮像モードが通常撮像モードかプリ記録撮像モード(図にはプリRECモードと記す)かを判定する。
通常撮像モードである場合は、ズーム制御部20は、ステップ102に進み、記録開始操作検出部17を通じて記録開始操作が行われたか否かを検出する。記録開始操作が行われていない場合は、ズーム制御部20は、ステップ104に進み、図2に示した記録待機時用ズーム速度を設定する。また、通常撮像モードであり、かつ記録開始操作が行われた場合は、図2に示す記録時用ズーム速度を設定する。
一方、ステップ101において、撮像モードがプリ記録撮像モードであった場合は、ズーム制御部20は、ステップ103に進み、記録開始操作が行われたかを検出することなく、図3に示す記録時用ズーム速度を設定する。
この後、ズーム制御部20は、ステップ105にて、ズーム速度の変更が必要か否か、すなわち撮像モードが通常撮像モードとプリ記録撮像モードとの間で切り替えられたか否かや記録開始操作が行われたか否かを検出する。そして、ズーム速度の変更が必要であれば、ステップ106にて、ズーム速度を変更する。
以上説明したように、本実施例によれば、通常撮像モードでは記録待機状態での高速ズームを可能とし、プリ記録撮像モードでは記録待機状態での高速ズームを行わずに良好な画像データの取得やズーム動作音の記録回避を可能とする。これにより、プリ記録機能が使用されるか否かに応じて、記録待機状態でのズーム速度の高速化と、良好な画質を有し、不要なズーム動作音を伴わない画像データの記録のうちいずれかを自動的に優先する撮像装置を実現することができる。
次に、本発明の実施例2である撮像装置について説明する。本実施例の撮像装置の構成は、実施例1の撮像装置の構成と基本的に同じである。このため、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付し、ここでは本実施例におけるズーム速度の決定処理について説明する。
本実施例における通常撮像モードでのズーム速度の設定を図5に、プリ記録撮像モードでのズーム速度の設定を図6に示す。これらの図に示すように、本実施例では、ズーム速度を段階的に設定することが可能である。具体的には、8段階のズーム速度Lv1〜Lv8(数字が大きいほど高速)を設定可能である。ただし、ズーム速度を設定可能な段階数は8段階でなくてもよい。
通常撮像モードにおける記録待機時では、AE、AF及びAWB処理の追従は遅れてしまうが、素早くズーム倍率の設定が行えるLv7のズーム速度が設定される。また、記録時においては、ズーム倍率の設定に多少の時間を要するが、AE、AF及びAWBの追従性が良く、特にピントずれが発生しにくいLv3のズーム速度が設定される。
一方、プリ記録撮像モードでは、記録待機時に取得された画像データも記録される。このため、ズーミングによるズーム倍率の設定を迅速に行え、かつ記録待機時に取得される画像データをある程度良好な画質の画像データとすることを考慮して、記録待機時におけるズーム速度がLv5に設定される。また、記録時のズーム速度は、記録待機時に取得された画像データの画質を最優先して、通常撮像時と同じLv3に設定される。
ここで、プリ記録撮像モードでのズーム速度を図7のように設定した場合、ズーミングを行っている最中に記録開始操作が行われると、該記録開始操作の前後で急激にズーム速度が変化する。通常撮像モードでは、記録待機時に取得される画像データを記録しないため、記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へと急激にズーム速度を変化させても、記録される画像データには問題が生じない。しかし、プリ記録撮像モードにおいてズーミング中にズーム速度が急激に変化すると、違和感のある画像データが記録されてしまう。
そこで、プリ記録撮像モードにおいては、記録開始操作時にズーミングが行われていた場合は、図6に示すように、記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へと徐々にズーム速度を変化させる。これにより、ズーム速度の急激な変化に起因した違和感のある画像データが記録されることを回避できる。
また、図6において、記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へとズーム速度が変化している途中でズーミングが停止された場合には、図7に示すように直ちに記録時用ズーム速度を設定する。
次に、図8に示すフローチャートを用いて、ズーム制御部20におけるズーム速度の決定処理(ズーム制御方法)について説明する。
まず、ステップ201では、ズーム制御部20は、撮像モード検出部13を通じて、撮像モードが通常撮像モードかプリ記録撮像モード(図にはプリRECモードと記す)かを判定する。
通常撮像モードである場合は、ズーム制御部20は、ステップ202に進み、記録開始操作検出部17を通じて記録開始操作が行われたか否かを検出する。記録開始操作が行われていない場合は、ズーム制御部20は、ステップ203に進み、図5に示した記録待機時用ズーム速度Lv7を設定する。また、通常撮像モードであり、かつ記録開始操作が行われた場合は、ステップ204に進み、図5に示す記録時用ズーム速度Lv3を設定する。
一方、ステップ201において、撮像モードがプリ記録撮像モードであった場合は、ズーム制御部20は、ステップ205に進み、ズーム操作検出部15を通じてズーミング中か否かを判定する。ズーミング中でない場合は、ステップ206に進み、記録開始操作が行われたか否かを検出する。記録開始操作が行われていない場合は、ズーム制御部20は、ステップ207に進み、図7に示した記録待機時用ズーム速度Lv5を設定する。また、記録開始操作が行われた場合は、ズーム制御部20は、ステップ204に進み、図7に示した記録時用ズーム速度Lv3を設定する。
撮像モードがプリ記録撮像モードであり、ズーミング中である場合は、ズーム制御部20は、ステップ208に進み、記録開始操作が行われたか否かを検出する。記録開始操作が行われていない場合は、ズーム制御部20は、ステップ207に進み、図6に示した記録待機時用ズーム速度Lv5を設定する。また、記録開始操作が行われた場合は、ズーム制御部20は、ステップ209に進み、図6に示したように、ズーム速度を記録待機時用ズーム速度Lv5から記録時用ズーム速度Lv3に徐々に低くする。
なお、ステップ209においてズーム速度を徐々に低くしている間にズーミングが停止された場合は、図7に示すように、ズーム速度を一度に記録時用ズーム速度Lv3まで下げる。
この後、ズーム制御部20は、実施例1と同様に、ステップ210にて、ズーム速度の変更が必要か否かに応じて、ズーム速度を変更する。
以上説明したように、本実施例では、プリ記録撮像モードにおいて記録開始操作時にズーミングが行われている場合には、ズーム速度を記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度に徐々に低下させる。これにより、実施例1にて説明した効果に加えて、記録開始操作の前後でのズーム速度の急激な変化による違和感のある画像データが記録されることを回避することができる。
次に、本発明の実施例3である撮像装置について説明する。本実施例の撮像装置の構成は、実施例1の撮像装置の構成と基本的に同じである。このため、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付し、ここでは本実施例におけるズーム速度の決定処理について説明する。
本実施例の撮像装置では、複数のズーム速度レベルを選択することができる。例えば、高速ズーム、中速ズーム及び低速ズームの3つズーム速度レベルの設定が可能である。この場合、ズーム操作部16の操作量を検出し、該操作量が大きいほど高速側のズーム速度レベルが選択されるようにしてもよいし、不図示のズーム速度レベル設定スイッチによってズーム速度レベルの選択を可能としてもよい。また、ズーム速度レベルが無段階に選択できるようにしてもよい。
本実施例において、プリ記録撮像モードにおいてズーミング中に記録開始操作が行われた場合、図9に示すようにズーム速度を設定する。記録待機時においては、高速ズームの場合はズーム速度Lv8を、中速ズームの場合はズーム速度Lv6を、低速ズームの場合はズーム速度Lv4を設定する。
また、記録時においては、高速ズームの場合はズーム速度Lv6を、中速ズームの場合はズーム速度Lv4.5を、低速ズームの場合はズーム速度Lv3を設定する。
プリ記録撮像モードにおいてズーミング中に記録開始操作が行われたときに、高速ズーム、中速ズーム及び低速ズームとも同じ変化率でズーム速度を記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度に低下させることも可能である。しかし、このようにすると、高速ズーム、中速ズーム及び低速ズームで、ズーム速度の変化に伴って画像データの違和感が異なる可能性がある。例えば、高速ズームにおいては、記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度にLv2分の減速を行うのに対し、中速ズームではLv1.5分、低速ズームではLv1分だけ減速する。このため、高速ズームにおいて、中速ズーム及び低速ズームと同じ変化率でズーム速度を低下させた場合、中速ズーム及び低速ズームに比べて画像データの違和感が大きい。
このため、本実施例では、図9に示すように、高速ズームにおける記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へのズーム速度の変化率を、中速ズームにおける記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へのズーム速度の変化率よりも小さくする。また、中速ズームにおける記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へのズーム速度の変化率を、低速ズームにおける記録待機時用ズーム速度から記録時用ズーム速度へのズーム速度の変化率よりも小さくする。
このように、記録開始操作時のズーム速度が高いほど、ズーム速度を記録待機状態でのズーム速度から記録開始操作後のズーム速度まで低下させる変化率を小さくする。言い換えれば、本実施例では、記録開始操作時にズーミングが行われている場合において、該記録開始操作時のズーム速度に応じて、該ズーム速度を記録待機状態でのズーム速度から記録開始操作後のズーム速度まで低下させる変化率を変更する。
これにより、高速ズームでは、ズーム速度を記録待機時ズーム速度から記録時用ズーム速度へと滑らかに変化させて画像データの違和感を小さくすることができる。また、低速ズームでは、ズーム速度を記録待機時ズーム速度から記録時用ズーム速度へと画像データに違和感が生じない範囲内である程度急に変化させる。これにより、ズーム速度を、可能な限り素早く高画質な画像データの記録が可能な記録時用ズーム速度へと低下させることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明の実施例1である撮像装置の構成を示すブロック図。 実施例1における通常撮像モードでのズーム速度の設定を示す図。 実施例1におけるプリ記録撮像モードでのズーム速度の設定を示す図。 実施例1におけるズーム速度決定処理を示すフローチャート。 本発明の実施例2である撮像装置における通常撮像モードでのズーム速度の設定を示す図。 実施例2におけるプリ記録撮像モードでのズーム速度の設定を示す図。 実施例2におけるプリ記録撮像モードでの別のズーム速度の設定を示す図。 実施例2におけるズーム速度決定処理を示すフローチャート。 実施例3におけるプリ記録撮像モードでのズーム速度の設定を示す図。
符号の説明
1 レンズ部
2 第1レンズユニット
3 第2レンズユニット
4 第3レンズユニット
5 第4レンズユニット
6 撮像素子
12 ズーム制御セクション

Claims (5)

  1. 記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置であって、
    撮像光学系のズーム動作におけるズーム速度を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態での前記ズーム速度を、前記記録開始操作後の前記ズーム速度と同じ、かつ、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態でのズーム速度よりも低く設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置であって、
    撮像光学系のズーム動作におけるズーム速度を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態での前記ズーム速度を、前記記録開始操作後の前記ズーム速度よりも高く、かつ、前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態でのズーム速度よりも低く設定し、
    前記制御手段は、前記記録開始操作時に前記撮像光学系のズーム動作が行われていた場合は、前記ズーム速度を前記記録待機状態でのズーム速度から前記記録開始操作後のズーム速度まで徐々に低くすることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録開始操作時に前記ズーム動作が行われている場合において、該記録開始操作時の前記ズーム速度に応じて、該ズーム速度を前記記録待機状態でのズーム速度から前記記録開始操作後のズーム速度まで低下させる変化率を変更することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置のズーム制御方法であって、
    前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態において、撮像光学系のズーム動作を第1のズーム速度で制御するステップと、
    前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態において、前記ズーム動作を前記第1のズーム速度よりも低く、かつ、前記記録開始操作後のズーム速度と同じ第2のズーム速度で制御するステップとを有することを特徴とする撮像装置のズーム制御方法。
  5. 記録待機状態での記録開始操作に応じて、該記録待機状態にて取得した画像データを含む画像データの記録を行うプリ記録機能を有する撮像装置のズーム制御方法であって、
    前記プリ記録機能が使用されない場合の前記記録待機状態において、撮像光学系のズーム動作を第1のズーム速度で制御するステップと、
    前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録待機状態において、前記ズーム動作を前記第1のズーム速度よりも低く、かつ、前記記録開始操作後のズーム速度よりも高い第2のズーム速度で制御するステップとを有し、
    前記プリ記録機能が使用される場合の前記記録開始操作時において、前記撮像光学系のズーム動作が行われていた場合は、前記第2のズーム速度を前記記録待機状態でのズーム速度から前記記録開始操作後のズーム速度まで徐々に低くすることを特徴とする撮像装置のズーム制御方法。
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