JP2009194470A - デジタルカメラ装置、シェーディング補正装置および方法 - Google Patents

デジタルカメラ装置、シェーディング補正装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光学条件に応じた適正なシェーディング補正を行うことができ、回路構成や制御の複雑化および必要なメモリ容量の増大を抑えることのできるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 デジタルカメラ1は、制御部11の内部にメモリ部13を備えており、そのメモリ部には、レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルが記憶されている。制御部7で、撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出すると、シェーディング補正制御部7では、参照テーブルと補正値テーブルを用いてレンズ位置から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シェーディング補正機能を備えたデジタルカメラに関する。
一般に、レンズを使用してデジタルカメラで画像を撮像すると、画像の中心点から周辺に離れるほど光量が低下する周辺光量落ち現象(シェーディング現象ともいう)がみられる。このようなシェーディング現象に対して、補正テーブルを用いてシェーディング補正を行うデジタルカメラが知られている。この補正テーブルには、撮像素子の各画素に対応する補正値のデータが含まれている。撮像素子の画素数が増加すると、この補正テーブルのデータサイズが大きくなる。
従来、撮影時の光学条件(ズームや絞りなど)の変化に応じたシェーディング補正を行う方法が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。この従来のデジタルカメラでは、光学条件に応じた複数の補正テーブルがメモリに記憶されており、撮影時の光学条件が変わった場合には、その光学条件に対応する補正テーブルをメモリから読み出して、シェーディング補正が行われる。
特開2001−275029号公報 特開2002−290829号公報
しかしながら、従来のシェーディング補正方法では、光学条件に応じた複数の補正テーブルを記憶するために、大容量のメモリが必要になるという問題があった。また、複数の補正テーブルの中から光学条件に応じた補正テーブルを選択する必要があるので、回路構成や制御が複雑化するという問題があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、光学条件に応じた適正なシェーディング補正を行うことができ、かつ、回路構成や制御の複雑化および必要なメモリ容量の増大を抑えることのできるデジタルカメラを提供することを目的とする。
本発明のデジタルカメラは、撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出する検出手段と、前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとを記憶する記憶手段と、前記参照テーブルと前記補正値テーブルに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う補正手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、参照テーブルと補正値テーブルを用いて、撮影時のレンズ位置から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、レンズ位置と倍率との対応を示す小容量のデータであり、また、補正値テーブルは、倍率と補正値との対応を示す小容量のデータである。そのため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、撮影時のレンズ位置を検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。このレンズ位置は、撮影時の光学条件に対応しているので、光学条件に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
また、本発明のデジタルカメラでは、前記検出手段は、オートフォーカス機能付きレンズのレンズ位置を制御するための制御パルスを検出するパルス検出手段を含み、前記参照テーブルは、前記制御パルスに対応する倍率を示すものであり、前記補正手段は、検出された前記制御パルスから前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う構成を有している。
この構成により、オートフォーカス機能付きレンズのレンズ位置を制御するときの制御パルスから補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、制御パルスと倍率との対応を示すだけの小容量のデータであるため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、オートフォーカス制御時の制御パルスを検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。この制御パルスは、撮影時の焦点距離に対応しているので、焦点距離に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
また、本発明のデジタルカメラでは、前記検出手段は、マクロ切替え機能付きレンズのレンズ切替えを示す検出用電圧を検出する電圧検出手段を含み、前記参照テーブルは、前記検出用電圧に対応する倍率を示すものであり、前記補正手段は、検出された前記検出量電圧から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行うことを特徴とする構成を有している。
この構成により、マクロ切替え機能付きレンズのレンズ切替えを行うときに検出される検出用電圧から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、検出用電圧と倍率との対応を示すだけの小容量のデータであるため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、マクロ切替え時に検出用電圧を検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。この検出用電圧は、マクロ撮影を行っているか否か(レンズ位置が無限端であるかマクロ端であるか)に対応しているので、マクロ撮影であるか否かに応じた適正なシェーディング補正が行われる。
また、本発明のデジタルカメラでは、前記倍率Mと前記補正値Aとの対応関係は、倍率1倍のときの像高H(%)における基準補正値をAbとすると、
A=Ab×{1+(M−1)×H/100}で示される構成を有している。
この構成により、倍率1倍のときの基準補正値のデータを用いて、他の倍率(例えば、倍率1.5倍、倍率2倍など)のときの補正値を算出することができる。したがって、補正値テーブルは、倍率1倍のときの基準補正値のデータ(小容量のデータ)だけあれば足りるので、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。
本発明のシェーディング補正装置は、撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出する検出手段と、前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとを記憶する記憶手段と、前記参照テーブルと前記補正値テーブルに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う補正手段と、を備えた構成を有している。
この構成により、参照テーブルと補正値テーブルを用いて、撮影時のレンズ位置から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。これにより、上記と同様、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済み、複雑な回路構成や制御を要せず、光学条件に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
本発明のシェーディング補正方法は、撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出し、前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う構成を有している。
この方法により、参照テーブルと補正値テーブルを用いて、撮影時のレンズ位置から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。これにより、上記と同様、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済み、複雑な回路構成や制御を要せず、光学条件に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
本発明は、参照テーブルと補正値テーブルに基づいて、光学条件に応じたレンズ位置から補正値を決定し、その補正値を用いてシェーディング補正を行うことにより、光学条件に応じた適正なシェーディング補正を行うことができ、回路構成や制御の複雑化および必要なメモリ容量の増大を抑えることができるという効果を有するデジタルカメラを提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態のデジタルカメラについて、図面を用いて説明する。本実施の形態のデジタルカメラは、いわゆるシェーディング補正機能を備えている。この場合、デジタルカメラが、シェーディング補正装置を内蔵しているともいえる。本実施の形態では、オートフォーカス機能やマクロ切替え機能を備えたレンズを用いたデジタルカメラ等の場合を例示する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態のデジタルカメラを図1〜図8を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は、オートフォーカス機能付きレンズ2(単にレンズ2ともいう)と、そのレンズ2の光軸上の位置を調整して焦点距離を制御するフォーカス制御回路3を備えている。
このデジタルカメラ1は、撮像素子であるCMOS4と、相関二重サンプリング処理を行うCDS回路5と、アナログデジタル変換処理を行うAD回路6と、シェーディング補正処理を行うシェーディング補正制御部7を備えている。また、デジタルカメラ1は、ホワイトバランス調整処理を行うホワイトバランス調整部8と、RGB信号からY信号を生成するY信号処理部9と、RGB信号からC信号(U信号とV信号)を生成するC信号処理部10とを備えている。ここでは、このシェーディング補正制御部7が、本発明の補正手段に相当する。
また、デジタルカメラ1は、フォーカス制御回路3やシェーディング補正制御部7などの動作を制御するための制御部11を備えている。この制御部11は、フォーカス制御回路3へ出力する制御パルス(後述する)のパルス数をカウントするパルスカウント部12と、シェーディング補正に用いられる補正用テーブルと参照テーブル(後述する)を記憶するメモリ部13を備えている。ここでは、このパルスカウント部12が、本発明のパルス検出手段(または検出手段)に相当する。また、メモリ部13が、本発明の記憶手段に相当する。
図2は、SIDM方式のフォーカス制御回路3の一例を示す図である。図2に示すように、フォーカス制御回路3は、一対のPchトランジスタ14とNchトランジスタ15とレベルシフタ16を備えている。また、フォーカス制御回路3には、抵抗器17とピエゾ18が設けられている。
図3は、フォーカス制御回路3のピエゾ18に入力される制御パルスの波形の一例を示す図である。このフォーカス制御回路3では、図3に示すように位相の異なるパルス波形を入力端子Aと入力端子Bから入力すると、出力端子Aと出力端子Bからの出力波形がピエゾ18に入力され、ピエゾ18が駆動される。ピエゾ18にはレンズ2が取り付けられており、ピエゾ18に入力されるパルス数によってレンズ位置が定められる。
図4は、オートフォーカス機能付きレンズ2の鏡筒内におけるレンズ位置を模式的に表した図である。レンズ位置は、撮影時の光学条件(焦点距離)に応じて、無限端からマクロ端までの間で調整可能である。図4の例では、無限端側のレンズ位置が実線で示されており、マクロ端側のレンズ位置が破線で示されている。例えば、レンズ2が無限端からマクロ端に移動するのに、パルス数3000の制御パルスが必要である。
図5は、メモリ部13に記憶される補正値テーブルの一例を示す図である。図5の例では、補正値テーブルには、倍率1倍のときの像高0〜100%での補正値(補正ゲインともいう)のデータと、倍率1.5倍のときの像高0〜100%での補正値のデータと、倍率2倍のときの像高0〜100%での補正値のデータが含まれている。図6は、この倍率1倍、1.5倍、2倍における像高と補正値の関係を示したグラフである。
この場合、倍率Aと補正値Mとの対応関係は、下記の式1で表すことができる。
A=Ab×{1+(M−1)×H/100} (式1)
このとき、Abは、倍率1倍のときの像高Hにおける補正値(基準補正値ともいう)である。
上記のように、倍率と補正値との対応関係が式1によって定められる。したがって、補正値テーブルに、倍率1倍のときの像高0〜100%での補正値(基準補正値)が記憶されていれば、他の倍率(1.5倍、2倍)の補正値を式1により算出することができる。
図7は、メモリ部13に記憶される参照テーブルの一例を示す図である。図7に示すように、参照テーブルには、フォーカス制御回路3に入力される制御パルスに対応する倍率のデータが含まれている。図7の例では、制御パルスのパルス数が0〜1000のときに対応する倍率は1倍であり、制御パルスのパルス数が1000〜2000のときに対応する倍率は1.5倍であり、制御パルスのパルス数が2000〜3000のときに対応する倍率は2倍である。
このようにして、フォーカス制御回路3に入力する制御パルスのパルス数によってレンズ位置が定まり、そのレンズ位置に最適なシェーディング補正カーブを与える倍率を決定することができる。すなわち、本実施の形態のデジタルカメラ1では、制御パルスのパルス数と倍率の対応を示す参照テーブルを制御部11の内部に持ち合わせており、この参照テーブルを用いることによって、フォーカス制御回路3に入力する制御パルスのパルス数からシェーディング補正のための補正値を決定することができる。
以上のように構成された第1の実施の形態のデジタルカメラ1について、図8を用いてその動作を説明する。ここでは、オートフォーカス制御時のシェーディング補正の動作について説明する。
図8は、第1の実施の形態のデジタルカメラ1におけるシェーディング補正処理の流れを示すフロー図である。図8に示すように、このデジタルカメラ1でオートフォーカス制御が開始されると(S10)、制御部11のパルスカウント部12において、フォーカス制御回路3へ入力される制御パルスが検出されて、そのパルス数がカウントされる(S11)。
そして、シェーディング補正制御部7は、制御部11のメモリ部13から補正値テーブルと参照テーブルを読み出す(S12)。その後、シェーディング補正制御部7では、制御パルスのパルス数から倍率が決定され(S13)、その倍率から補正値が決定され(S14)、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる(S15)。
このような本発明の第1の実施の形態のデジタルカメラ1によれば、参照テーブルと補正値テーブルに基づいて、光学条件に応じたレンズ位置から補正値を決定し、その補正値を用いてシェーディング補正を行うことにより、光学条件に応じた適正なシェーディング補正を行うことができ、回路構成や制御の複雑化および必要なメモリ容量の増大を抑えることができる。
すなわち本実施の形態では、参照テーブルと補正値テーブルを用いて、撮影時のレンズ位置から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、レンズ位置と倍率との対応を示す小容量のデータであり、また、補正値テーブルは、倍率と補正値との対応を示す小容量のデータである。そのため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、撮影時のレンズ位置を検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。このレンズ位置は、撮影時の光学条件に対応しているので、光学条件に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
具体的には、オートフォーカス機能付きレンズ2のレンズ位置を制御するときの制御パルスから補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、制御パルスと倍率との対応を示すだけの小容量のデータであるため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、オートフォーカス制御時の制御パルスを検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。この制御パルスは、撮影時の焦点距離に対応しているので、焦点距離に応じた適正なシェーディング補正が行われる。
この場合、倍率1倍のときの基準補正値のデータを用いて、他の倍率(例えば、倍率1.5倍、倍率2倍など)のときの補正値を算出することができる。したがって、補正値テーブルは、倍率1倍のときの基準補正値のデータ(小容量のデータ)だけあれば足りるので、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。
以上のように、本実施の形態では、デジタルカメラ1が焦点距離を自己判断し、その焦点距離に応じて補正カーブを可変させる。したがって、焦点距離を可変したときに、回路構成および制御を複雑にすることなく、適切なシェーディング補正が可能となり、良質な映像信号を得ることができる。また、従来に比べて、焦点距離と補正カーブとの相関性が明瞭になり、良質な映像信号を得ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態のデジタルカメラを図9〜図13を用いて説明する。ここでは、第2の実施の形態のデジタルカメラが、第1の実施の形態と相違する点を中心に説明する。つまり、ここで特に言及しない限り、第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態と同様である。
図9は、第2の実施の形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図9に示すように、デジタルカメラ20は、マクロ切替え機能付きレンズ21と、そのレンズ21の位置を検出するためのレンズ位置検出回路22を備えている。
また、デジタルカメラ20は、シェーディング補正制御部7などの動作を制御するための制御部23を備えている。この制御部23は、レンズ位置検出回路22から出力される出力信号(後述する)の電圧を判定する電圧判定部24と、シェーディング補正に用いられる補正用テーブルと参照テーブル(後述する)を記憶するメモリ部25を備えている。ここでは、この電圧判定部24が、本発明の電圧検出手段(または検出手段)に相当する。また、メモリ部25が、本発明の記憶手段に相当する。
図10は、マクロ切替え機能付きレンズ21の鏡筒内におけるレンズ位置を模式的に示した図である。このレンズ21は、ユーザがマクロレバー26を手動で操作することにより、無限端側とマクロ端側を切り替えることができるように構成されている。図10(a)には、レンズ21を無限端側に切り替えた状態が示されており、図10(b)には、レンズ21をマクロ端側に切り替えた状態が示されている。
レンズ21の鏡筒内には、端子Aに接続された接点27と、端子Bに接続された接点28が設けられている。また、マクロレバー26の先端には、端子Cに接続された接点29が設けられている。そして、図10(a)に示すように、レンズ21が無限端側に切り替えられた場合には、マクロレバー26の接点29(端子Cに接続された接点29)が、端子Bに接続された接点28に接続される。また、図10(b)に示すように、レンズ21がマクロ端側に切り替えられた場合には、マクロレバー26の接点29(端子Cに接続された接点29)が、端子Aに接続された接点27に接続される。これらの端子A、B、Cは、レンズ位置検出回路22に設けられている。
図11は、レンズ位置検出回路22の一例を示す図である。レンズ位置検出回路22は、レンズ21の鏡筒内の接点27、28やマクロレバー26の接点29に接続された三つの端子A、B、Cを備えている。端子A、Bは入力端子であり、端子Aには、所定の基準電圧V(例えば1.8V)が供給されており、端子Bは、グランド(すなわち0V)に接続されている。端子Cは、出力端子であり、レンズ位置に応じた電圧の出力信号が出力される。
例えば、図10(a)に示すように、レンズ位置が無限端にある場合には、マクロレバー26の接点29(端子Cに接続された接点29)と端子Bに接続された接点28とが接続され、端子Bから入力された電圧(0V)の出力信号が、端子Cから制御部23へ出力される。また、図10(b)に示すように、レンズ位置がマクロ端側にある場合には、マクロレバー26の接点29(端子Cに接続された接点29)と端子Aに接続された接点27とが接続され、端子Aから入力された電圧(1.8V)の出力信号が、端子Cから制御部23へ出力される。
そして、制御部23の電圧判定部24では、端子Cからの出力信号の電圧(検出用電圧ともいう)が0Vであるか、1.8Vであるかを判定することにより、レンズ位置が無限端にあるか、マクロ端にあるかを判断することができる。
図12は、制御部23のメモリ部25に記憶される参照テーブルの一例を示す図である。図12に示すように、参照テーブルには、レンズ位置検出回路22からの出力信号の電圧(検出用電圧)に対応する倍率のデータが含まれている。図12の例では、検出用電圧が0Vのときに対応する倍率は1倍であり、検出用電圧が1.8Vのときに対応する倍率は2倍である。
このようにして、レンズ位置に応じてレンズ位置検出回路22からの出力信号の電圧が切り替えられ、そのレンズ位置に最適なシェーディング補正カーブを与える倍率を決定することができる。すなわち、本実施の形態のデジタルカメラ20では、検出用電圧と倍率の対応を示す参照テーブルを制御部23の内部に持ち合わせており、この参照テーブルを用いることによって、レンズ位置検出回路22から出力された出力信号の電圧からシェーディング補正のための補正値を決定することができる。
以上のように構成された第2の実施の形態のデジタルカメラ20について、図13を用いてその動作を説明する。ここでは、マクロを手動で切り替えた時のシェーディング補正の動作について説明する。
図13は、第2の実施の形態のデジタルカメラ20におけるシェーディング補正処理の流れを示すフロー図である。図13に示すように、このデジタルカメラ20でマクロ切替えが行われると(S20)、制御部23の電圧判定部24において、レンズ位置検出回路22から出力された出力信号の電圧(検出用電圧)が検出されて、その電圧値が判定される(S21)。
そして、シェーディング補正制御部7は、制御部23のメモリ部25から補正値テーブルと参照テーブルを読み出す(S22)。その後、シェーディング補正制御部7では、検出量電圧から倍率が決定され(S23)、その倍率から補正値が決定され(S24)、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる(S25)。
このような本発明の第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
本実施の形態では、マクロ切替え機能付きレンズ21のレンズ切替えを行うときに検出される検出用電圧から補正値が決定され、その補正値を用いてシェーディング補正が行われる。この場合、参照テーブルは、検出用電圧と倍率との対応を示すだけの小容量のデータであるため、従来に比べて必要なメモリの容量が少なくて済む。また、マクロ切替え時に検出用電圧を検出すれば良いので、複雑な回路構成や制御を要しない。この検出用電圧は、マクロ撮影を行っているか否か(レンズ位置が無限端であるかマクロ端であるか)に対応しているので、マクロ撮影であるか否かに応じた適正なシェーディング補正が行われる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、以上の説明では、制御パルスのパルス数に対応する倍率が3種類(1倍、1.5倍、2倍)である場合を例示したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、倍率は2種類以下であってもよく、また、4種類以上であってもよい。
また、以上の説明では、制御パルス(または検出用電圧)から倍率を決定し、倍率から補正値を決定する場合を例示したが、制御パルス(または検出用電圧)から補正値を直接決定してもよい。
以上のように、本発明にかかるデジタルカメラは、光学条件に応じた適正なシェーディング補正を行うことができ、回路構成や制御の複雑化および必要なメモリ容量の増大を抑えることができるという効果を有し、オートフォーカス機能やマクロ切替え機能を備えたデジタルカメラ等として有用である。
第1の実施の形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図 フォーカス制御回路の一例を示す図 ピエゾに入力される制御パルスの一例を示す図 オートフォーカス機能付きレンズのレンズ位置の一例を示す図 補正値テーブルの一例を示す図 倍率1倍、1.5倍、2倍における像高と補正値の関係を示すグラフ 第1の実施の形態の参照テーブルの一例を示す図 第1の実施の形態におけるシェーディング補正の流れを示すフロー図 第2の実施の形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図 (a)マクロ切替え機能付きレンズを無限端側に切り替えた状態を示す図 (b)マクロ切替え機能付きレンズをマクロ端側に切り替えた状態を示す図 レンズ位置検出回路の一例を示す図 第2の実施の形態の参照テーブルの一例を示す図 第2の実施の形態におけるシェーディング補正の流れを示すフロー図
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 レンズ
3 フォーカス制御回路
7 シェーディング補正制御部
11 制御部
12 パルスカウント部
13 メモリ部
20 デジタルカメラ
21 レンズ
22 レンズ位置検出回路
23 制御部
24 電圧判定部
25 メモリ部

Claims (6)

  1. 撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出する検出手段と、
    前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとを記憶する記憶手段と、
    前記参照テーブルと前記補正値テーブルに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う補正手段と、
    を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記検出手段は、オートフォーカス機能付きレンズのレンズ位置を制御するための制御パルスを検出するパルス検出手段を含み、
    前記参照テーブルは、前記制御パルスに対応する倍率を示すものであり、
    前記補正手段は、検出された前記制御パルスから前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行うことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
  3. 前記検出手段は、マクロ切替え機能付きレンズのレンズ切替えを示す検出用電圧を検出する電圧検出手段を含み、
    前記参照テーブルは、前記検出用電圧に対応する倍率を示すものであり、
    前記補正手段は、検出された前記検出量電圧から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行うことを特徴とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデジタルカメラ。
  4. 前記倍率Mと前記補正値Aとの対応関係は、
    倍率1倍のときの像高H(%)における基準補正値をAbとすると、
    A=Ab×{1+(M−1)×H/100}
    で示されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  5. 撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出する検出手段と、
    前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとを記憶する記憶手段と、
    前記参照テーブルと前記補正値テーブルに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、前記補正値を用いてシェーディング補正を行う補正手段と、
    を備えたことを特徴とするシェーディング補正装置。
  6. 撮影時の光学条件に応じたレンズ位置の変化を検出し、
    前記レンズ位置に対応する倍率を示す参照テーブルと、前記倍率に対応するシェーディング補正用の補正値を示す補正値テーブルとに基づいて、検出された前記レンズ位置から前記補正値を決定し、
    前記補正値を用いてシェーディング補正を行うことを特徴とするシェーディング補正方法。
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