JP5343430B2 - 水着 - Google Patents
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Description
(1) 中空部を有する合成繊維マルチフィラメントを50重量%以上含有してなる編地を縫製してなる水着であって、該編地は中空率15%以上、35%以下の合成繊維マルチフィラメントを含有する編地の少なくとも片面を平滑加工し、さらに、少なくとも表面平滑加工がされている面に撥水加工がされてなり、該合成繊維マルチフィラメントの少なくとも一部が偏平率1.2以上、3.0以下であることを特徴とする水着。
(2) ポリウレタン弾性糸が交編されていることを特徴とする上記(1)に記載の水着。
(3) 該編地の伸長率が、タテ、ヨコとも80%以上であり、かつ、目付が140g/m 2 以上、250g/m 2 以下であることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の水着。
偏平率が1.2未満の場合は表面平滑効果が少なく、本発明の目的である流水抵抗の軽減効果が得られ難く、好ましくない。一方、偏平率が3.0を越えると、偏平部分とそれ以外の部分で光沢差などが発生し、編地表面品位が悪化したり、さらには中空糸の割れが発生しやすくなり好ましくない。
(測定方法)
(1)偏平率
編地のタテ方向とヨコ方向に垂直に切断し、マルチフィラメントの断面写真を走査型顕微鏡で拡大観察し、400倍に拡大して写真撮影した後、その写真をさらにコピー機で2倍に拡大した。その拡大した断面について、編物表面にあるマルチフィラメントにおいて、最大外径と最小外径を計測し、下記式に当てはめ平均した。尚、写真撮影する個所はタテ、ヨコ各5箇所ずつであり、タテ、ヨコ各5箇所において、編物表面にあるマルチフィラメントを任意に選択し、その最大外径、最小外径を計測した。
(2)流水抵抗性
直径15cmで長さ24cmの筒型プラスチック製ロールの一方の円型面の中心部に高性能トルクモーターを取り付け、このロールの中心線(一方向の円型面の中心と他方の円型面の中心とを結ぶ線)を軸にして回転できるようにしたサンプル設置部を作製した。このサンプル設置部を幅と長さが50cm、深さが25cmの箱型プラスチック製水槽の中に、サンプル設置部のロールの中心線が水平方向に向くように固定し、また筒型プラスチック製ロールに指定した回転数に対するトルクモーターの回転時間(秒)をデジタル表示できるようにした。次に、水槽の中に水を入れ、筒型プラスチック製ロールの直径方向に1/2まで水につかるようにすると同時に、このロールの回転数を100m泳いだと想定し212回転に設定した。また、この時のロールの回転する表面速度を2m/秒と設定した。これは、100m自由型のトップスイマーが100mを50秒で泳ぐ速度に相当する。サンプルを取り付ける前のこの条件を理想体とした。サンプルとして、タテ20cm×ヨコ39cmにカットし、平滑加工が行われているウエア着用時に表になる面を外側にし、タテ方向を2cm重ね合わせて両面テープで接着プレスを行い筒状のサンプルを作製した。サンプルをあらかじめ水中に浸漬させた後、タテ、ヨコとも20%伸長させてプラスチック製筒型ロールに取り付けた。サンプルを取り付ける前の条件を理想体とするのに対し、ロールにサンプルを取り付けた水中で212回転する時間を計り、5個の平均を求めた。生地表面の平滑性に優れる編地の流水抵抗性は、この回転時間が50秒近くになり、平滑性の悪い編地の流水抵抗は、50秒以上の大きな数値となる。
(3)伸長率
JIS L1018「ニット生地試験方法」(1999)に従って定速伸長法のグラブ法で行った。タテ、ヨコ各N=5において、1.5kg荷重での伸長率を求めた。
(4)目付
JIS L1018「ニット生地試験方法」(1999)に従って1m2当たりの質量を求めた。
(実施例1)
5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2重量%、ポリエチレングリコールを1重量%含む改質ポリエステル繊維であるカチオン可染ポリエステル44デシテックス12フィラメントで、中空率が30重量%であるマルチフィラメントとオペロンテックス社製ポリウレタン弾性糸("ライクラ"登録商標)55デシテックス254Bを使用し、32ゲージのシングルトリコット編機2枚筬でフロント筬にカチオン可染中空ポリエステル糸、バック筬にポリウレタン弾性糸を配してハーフ組織で編成した。混率は、カチオン可染ポリエステルが78重量%、ポリウレタン弾性糸が22重量%であった。編成後、通常のカチオン可染ポリエステルとポリウレタン弾性糸との交編編地の染色方法に基づき黒色に染色した。
(実施例2)
5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2重量%、ポリエチレングリコールを1重量%含む改質ポリエステル繊維であるカチオン可染ポリエステル33デシテックス24フィラメントで、中空率が20重量%であるマルチフィラメントとオペロンテックス社製ポリウレタン弾性糸("ライクラ"登録商標)55デシテックス254Bを使用し、32ゲージのシングルトリコット編機2枚筬でフロント筬にカチオン可染中空ポリエステル糸、バック筬にポリウレタン弾性糸を配してハーフ組織で編成した。混率は、カチオン可染ポリエステルが74重量%、ポリウレタン弾性糸が26重量%であった。実施例1と同様の条件で、染色加工と撥水加工、カレンダー加工を実施し、目付85g/m2の編地を得た。編地の1.5kg荷重時の伸長率は、タテ93%、ヨコ89%であった。偏平率は、1.5、流水抵抗は50.58秒であった
(比較例1)
5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2重量%、ポリエチレングリコールを1重量%含む改質ポリエステル繊維であるカチオン可染ポリエステル56テックス24フィラメント(中空ではない)とオペロンテックス社製ポリウレタン弾性糸("ライクラ"登録商標)55デシテックス254Bを使用し、32ゲージで、実施例1と同様に編成、撥水加工、平滑カレンダー加工を実施し、目付232g/m2の編地を得た。編地の1.5kg荷重時の伸長率は、タテ121、ヨコ94%であった。偏平率は、1.0、流水抵抗は52.01秒であった。
(比較例2)
5−ナトリウムスルホイソフタル酸を2重量%、ポリエチレングリコールを1重量%含む改質ポリエステル繊維であるカチオン可染ポリエステル44テックス24フィラメント(中空ではない)とオペロンテックス社製ポリウレタン弾性糸("ライクラ"登録商標)55デシテックス254Bを使用し、32ゲージで、実施例2と同様に編成、撥水加工、平滑カレンダー加工を実施し、目付225g/m2の編地を得た。編地の1.5kg荷重時の伸長率は、タテ135、ヨコ96%であった。偏平率は、1.0、流水抵抗は51.56秒であった。
Claims (3)
- 中空部を有する合成繊維マルチフィラメントを50重量%以上含有してなる編地を縫製してなる水着であって、該編地は中空率15%以上、35%以下の合成繊維マルチフィラメントを含有する編地の少なくとも片面を平滑加工し、さらに、少なくとも表面平滑加工がされている面に撥水加工がされてなり、該合成繊維マルチフィラメントの少なくとも一部が偏平率1.2以上、3.0以下であることを特徴とする水着。
偏平率=(繊維断面最大外径)/(繊維断面最小外径) - ポリウレタン弾性糸が交編されていることを特徴とする請求項1に記載の水着。
- 該編地の伸長率が、タテ、ヨコとも80%以上であり、かつ、目付が140g/m2以上、250g/m2以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の水着。
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