JP5342149B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係り、特に被検体の近傍に配置されるRFコイ
ルのケーブル捌き手段を改良した磁気共鳴イメージング装置に関する。
磁気共鳴イメージング装置は、被検体内から生じる磁気共鳴信号(以下、MR信号とい
う。)を用いた画像診断装置であり、解剖学的診断情報のみならず生化学的情報や機能診
断情報など多くの診断情報を得ることができるため、今日の画像診断の分野では不可欠の
ものとなっている。この磁気共鳴イメージング装置では、静磁場中に置かれた生体組織の
原子核スピンを、そのラーモア周波数をもつ高周波信号で励起し、この励起に伴って発生
するMR信号に基づいてMRI画像データ(以下、単に画像データという。)を再構成し
ている。
磁気共鳴イメージング装置によって高画質の画像データを生成するためには、生体から
の微弱なMR信号を効率よく検出する必要がある。このMR信号の検出に使用されるのが
高周波コイル(以下、RFコイルという。)であり、RFコイルには鞍型、ソレノイド型
、スロットレゾネータ型、バードケイジ型など各種のものが普及していて、使用する周波
数帯域、診断対象部位、磁石の種類によって最適な形状のものが選択されるようになって
いる。
ところで、生体からの微弱なMR信号を効率よく検出するためには、RFコイルを被検
体により近づけて設置することが望ましい。しかしながら、RFコイルは信号ケーブルに
よって磁気共鳴イメージング装置本体に設けられている送受信部と電気的に接続されてお
り、この信号ケーブルに磁気共鳴イメージング装置から発生するRF波が照射された場合
、誘導電流が発生し、この誘導電流に起因する発熱によって、検査中の被検体に熱傷を生
ずる可能性がある。このような不都合を排除するために、RFコイルに接続された信号ケ
ーブルを、被検体に対して常に所定距離だけ離して配設できるように、天板の上面にガイ
ド溝を有する支持部を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。これ
により、信号ケーブルの被検体への接触を防止し、安全性が確保できる。
特開2007−68984号公報
ところで、特許文献1に記載されているように、ガイド溝にRFコイルに接続された信
号ケーブルを配設することにより、信号ケーブルが被検体に接触することを防止して安全
性は高められるものの、天板に対するRFコイルの取り付け位置を変更した場合には、信
号ケーブルにたるみを生じたり、信号ケーブルが交差したりすることによって、状態が変
わってしまい、再構成される画像の画質が変化したり、交差した部分で発熱したりすると
いう新たな問題を生ずるものであった。
そこで、図7に示すように、寝台の天板上に敷かれるマット(被検体はこのマットに寝
た状態で検査を受ける)600に溝610を形成したケーブル捌き機構を用いて、RFコ
イルの信号ケーブル620をこの溝610の周辺に沿わせて敷設することによって、信号
ケーブル620にたるみを生じたり交差したりすること防止する試みもなされていた。し
かしながら、このようなケーブル捌き機構を用いる場合は、セッティングが面倒で時間も
かかるため、医療スタッフの負担が増加するという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、寝台の天板上に載置され、静磁場空間中に置かれた被検体からのMR信号を、前記被検体の近傍に配置されるRFコイルによって検出し、このRFコイルによって検出したMR信号に基づいて、前記被検体のMRI画像データを生成する磁気共鳴イメージング装置において、前記RFコイルは前記天板の所定接続ポートにコネクタを介して接続される所定長さのケーブルを有し、前記ケーブルは、当該ケーブルの被覆材料を形状記憶材料で形成した形状記憶手段によって、前記RFコイルの取り付け位置と前記接続ポートとの間の距離に応じて所定の形状を呈するようにされることを特徴とする
以上説明した通り、本発明によれば、ケーブルをケーブル捌き機構の溝に沿って敷設するような面倒な手間から開放されるので医療スタッフの負担を軽減できるとともに、RFコイルと接続ポートとの間を接続するケーブルが接触したり絡まったりすることも防止され、再構成される画像の画質を低下させるようなことも防止できる。
以下、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施例について、図1ないし図6を参
照して詳細に説明する。なお、これらの図において、同一部分には同一符号を付して示し
てある。
図1は、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の一実施例の全体構成を示すブロック
図である。
磁気共鳴イメージング装置100は、磁場を発生させる静磁場発生部1および勾配磁場
発生部2と、後述するRFコイル31を介してRFパルスの照射とMR信号の受信を行う
送受信部3と、画像再構成による画像データの生成とその保存を行う演算・記憶部4と、
被検体150を載置する天板5を支持し、この天板5を所定の撮影位置へ移動させるため
の移動機構部10を備えた寝台(図示せず)と、被検体150の撮影部位に近づけてRF
コイル31を配置するために、天板5に設けたRFコイル支持体6と、種々のデータやコ
マンドを入力するための入力部7と、演算・記憶部4にて生成された画像データを表示す
る表示部8と、上述の各ユニットを制御する制御部9を備えている。
静磁場発生部1は、例えば、超電導磁石である主磁石11と、この主磁石11に電流を
供給する静磁場電源12を有し、被検体150の周囲に強力な静磁場を形成する。また、
勾配磁場発生部2は、互いに直交するX、YおよびZ軸方向の勾配磁場を形成するための
勾配磁場コイル21と、これらの勾配磁場コイル21に電流を供給する勾配磁場電源22
を備えている。
勾配磁場電源22には制御部9によって勾配磁場制御信号が供給され、被検体150が
置かれた空間の符号化が行われる。すなわち、勾配磁場電源22からX、Y、Z軸の勾配
コイルに供給されるパルス電流を、上述の勾配磁場制御信号に基づいて制御することによ
り、X、Y、Z軸方向の勾配磁場は合成され、互いに直交するスライス選択勾配磁場、位
相エンコード勾配磁場および読み出し(周波数エンコード)勾配磁場を任意の方向に設定
することが可能となる。そして、各方向の勾配磁場は、主磁石11による静磁場に重畳さ
れて被検体150に加えられる。
なお、主磁石11や勾配磁場コイル21は架台(ガントリー)内に収納されて、静磁場
および傾斜磁場を形成する。そして架台には、この静磁場および傾斜磁場の形成領域に通
じるように開口部が形成されており、ここに寝台の天板5が移動機構部10によって挿入
される。すなわち、天板5に載置された被検体150が、静磁場および傾斜磁場の形成領
域に位置づけられる。
送受信部3は、上述の静磁場および傾斜磁場の形成領域に置かれた被検体150にRF
パルスを照射するとともに、被検体150からのMR信号を検出するためのRFコイル3
1と、RFコイル31に接続された送信器32および受信器33を備えている。なお、R
Fコイル31は、天板5に設けたRFコイル支持体6に支持させて、被検体150の任意
の撮影部位に近づけて配置される。
送信器32は、図示しない基準信号発生部、変調器および電力増幅器などを備えており
、主磁石11の静磁場強度によって決定される磁気共鳴周波数(ラーモア周波数)と同じ
周波数を有した基準信号を選択励起波形で変調し、得られた高周波電流をRFコイル31
に供給して被検体150にRFパルスを照射する。
一方受信部33は、RFコイル31によって検出されたMR信号に対して、中間周波数
、位相検波、更にはフィルタリングなどの信号処理を行った後、A/D変換を行う。
演算・記憶部4は、高速演算回路41と記憶回路42を有し、記憶回路42はMR信号
を保存するMR信号記憶回路421と、画像データを保存する画像データ記憶回路422
を備えている。そして、MR信号記憶回路421には、受信器33によって中間周波変換
、位相検波、更にはA/D変換されたMR信号が保存され、画像データ記憶回路422に
は、高速演算回路41によって生成された画像データが保存される。一方、高速演算回路
41は、MR信号記憶回路421に一旦保存されたMR信号に対して2次元フーリエ変換
による再構成処理を行い、実空間の画像データを生成する。
天板5に設けたRFコイル支持体6の所定位置には、接続ポート61が備えられている
。そして、RFコイル支持体6の適宜の位置に設置されるRFコイル31は、RFコイル
31の信号ケーブル35(図2参照)を介して接続ポート61に接続される。また、接続
ポート61は、送信器32および受信器33にケーブルを介して接続されている。
天板5は図示しない寝台上にスライド可能に設置されており、その長手方向に被検体1
50が寝かせて載置される。そして、被検体150の体軸方向の任意の位置に天板5を移
動することによって、被検体150に対する撮影位置を設定する。すなわち、天板5は、
主磁石11などが収納された架台(ガントリー)の開口部に対して挿入可能に構成され、
移動機構部10によって体軸方向に移動することによって、被検体150の任意の撮影部
位に近づけて配置したRFコイル31を、勾配磁場領域の略中央に位置づける。
入力部7は、操作卓上にスイッチやキーボード、マウスなどの各種入力デバイスおよび
表示パネルを備えてり、医療スタッフである操作者によって、各種被検体情報や撮影開始
指示信号などの入力、撮影方式およびパルスシーケンスなどの撮影条件の設定、更には、
天板5の移動に対する指示信号などが入力される。
表示部8は、図示しない表示用画像データ記憶回路、変換回路、モニタなどを備えてい
る。そしてこの表示用画像データ記憶回路に、演算・記憶部4の画像データ記憶回路42
2に保存された画像データが、制御部9を介して供給される。この表示用画像データ記憶
回路に供給された画像データは、同様に入力部7から入力される被検体情報などの付帯情
報と合成され、更に、前記変換回路においてテレビフォーマット変換とD/A変換が行わ
れ、その後CRT或いは液晶などで構成されるモニタに表示される。
制御部9は、主制御回路91とシーケンス制御回路92および移動機構制御回路93を
備えている。主制御回路91は、図示しないCPUと記憶回路を備え、磁気共鳴イメージ
ング装置100を統括して制御する機能を有している。
主制御回路91の記憶回路には、入力部7において設定された上述の撮影条件や表示条
件などに関する情報が保存される。そして、主制御回路91のCPUは、入力部7におい
て設定された上述の情報に基づき、シーケンス制御回路92に対しパルスシーケンス情報
(例えば、勾配磁場コイル21やRFコイル31に印加する高周波電流の大きさ、印加時
間、印加タイミングなどに関する情報)を供給する。
シーケンス制御回路92も図示しないCPUと記憶回路を備えている。そして、主制御
回路91からシーケンス制御回路92へ供給されたパルスシーケンス情報をここの記憶回
路に一旦保存した後、このパルスシーケンスに従って勾配磁場電源22、送信器32およ
び受信器33を制御する。
移動機構制御回路93も図示しないCPUと記憶回路を備えている。そして、入力部7
から主制御回路91を介して供給された被検体150の体軸方向に対する移動指示信号に
基づいて天板5を所定距離だけ移動するための制御信号を生成して移動機構部10へ供給
する。すなわち、この制御信号を受けて移動機構部10は、被検体150の撮影位置(R
Fコイル3の位置)が静磁場および勾配磁場の領域内に配置されるように天板5を移動さ
せる。
次に、本発明の実施形態における特徴的な構成である、RFコイル31を接続ポート6
1に接続するためのケーブル捌き手段について説明する。
図2は、RFコイル31を接続ポート61に接続するための信号ケーブルに関する基本
的な考え方を説明するために示したもので、寝台の天板5に載置された被検体150を横
方向から見た図である。すなわち、被検体150の所望の撮影部位に近づけて、RFコイ
ル31をRFコイル支持体6に配置することになり、RFコイル31の信号ケーブル35
はRFコイル支持体6に設けられている接続ポート61に接続される。なお、RFコイル
31は天板5に直接設置しても良く、接続ポート61も天板5に設けられていても良い。
また、信号ケーブル35を1本の線で示しているが、これは図が複雑になるのを避けるた
めに簡略化したためであって、実際にはそれぞれ信号の授受などに必要な数の芯線を備え
ていることは言うまでもなく、以下に説明する幾つかの実施例についても同様である。
ここで、図2(a)は、RFコイル31を被検体150の胸部近くに配置した様子を示
しており、この場合は、RFコイル31から接続ポート61までの距離は長くなる。一方
。図2(b)は、RFコイル31を被検体150の腰部近くに配置した様子を示しており
、この場合は、RFコイル31から接続ポート61までの距離はかなり短くなる。従って
、RFコイル31の信号ケーブル35の長さが一定であると(通常は一定である)、例え
ば被検体150の頭部に配置したRFコイル31を接続ポート61に接続できるように信
号ケーブル35の長さを設定しておいたとすると、RFコイル31を被検体150の頭部
に配置したとき信号ケーブル35は、RFコイル31から接続ポート61まで直線状に張
られた状態となり、たるみを生じたり交差したりすることはない。しかし、このRFコイ
ル31を被検体150の腰部に配置したときは、RFコイル31から接続ポート61まで
の距離が短いために、従来のままであれば、信号ケーブル35はたるんでしまい、屈曲し
て交差したり接触したりすることになる。
そこで本発明では、RFコイル31の信号ケーブル35を、一端を固定して他端を引っ
張ったときに略直線状の最大の長さになるとともに、引っ張る力を除去したときには、予
め記憶させた形状に縮んで最小の長さになるように形成する。勿論、最小の長さに縮んだ
状態では信号ケーブル35自体が交差したり接触したりすることのない形状に加工する。
このような信号ケーブル35は、例えば特開平9−235329号公報に記載されている
ような形状記憶高分子材料を、導体の被覆材料として用いて、所望の形状を記憶させるこ
とによって実現される。
この形状を記憶させたケーブルとしては、電話器や家庭用電気機器に使用されているカ
ールコードが良く知られているが、カールコードは螺旋状に巻かれているため、縮んだ状
態ではコード自体が互いに接触することとなり、これをRFコイル31用の信号ケーブル
35として使用すると、接触部分で発熱したり画像の質を低下させたりするおそれがある
ために、RFコイル31用の信号ケーブル35としての使用には不適であった。そこで、
本発明では、信号ケーブル35として、力が加わらない状態では、ケーブル自体が接触す
ることなく縮んだ状態の最小の長さとなる形状を記憶させ、引っ張るに従って直線状に伸
びて最大の長さになるようにしたものを使用するものである。
その一例を図3に示してある。図3は、RFコイル31と信号ケーブル35およびコネ
クタ36の接続された状態を示した平面図であり、信号ケーブル35の一端はRFコイル
31に結合されており、他端は接続ポート61に接続するためのコネクタ36に結合され
ている。
ここで、図3(a)は、所定形状を記憶させた信号ケーブル35の定常状態を示したも
のである。すなわち、信号ケーブル35に力が加わっていない定常状態では、信号ケーブ
ル35は縮んだ状態を呈して最小の長さとなり、かつこの状態ではケーブル自体が接触し
たり絡まったりすることのない形状を記憶させたものとなっている。そこで、図3(a)
に矢印を付して示したように、コネクタ36を固定した状態でRFコイル31を引っ張っ
たり、引っ張る力を緩めたりすると、信号ケーブル35の形は徐々に変化する。そして、
信号ケーブル35が最も引っ張られた状態では、図3(b)に示すように、直線状の最大
長さに伸びることになる。
従って、固定された位置にある接続ポート61に対して、RFコイル31の設置位置を
適宜変更しても(すなわち、RFコイル31と接続ポート61の間の距離が適宜変わって
も)、距離に応じて信号ケーブル35は一義的に定まる形状に変化する。よって、信号ケ
ーブル35をケーブル捌き機構の溝に沿って敷設するような手間が不要となるので医療ス
タッフの負担を軽減できるとともに、RFコイル31と接続ポート61との間を接続する
信号ケーブル35が接触したり絡まったりすることが防止できる。
次に、固定された位置にある接続ポート61に対して、RFコイル31の設置位置を適
宜変更しても(すなわち、RFコイル31と接続ポート61の間の距離が適宜変わっても
)、この間を接続する信号ケーブル35が接触したり絡まったりすることを防止できるケ
ーブル裁き手段の実施例2について図4を参照して説明する。なお、図4は図3と同様の
平面図であり、同一部分には同一符号を付して示してある。
図4は、2つのガイド部材37a、37bを設けることによって、信号ケーブル35が
接触したり絡まったりすることを防止するようにしたものである。ここで図4(a)は、
接続ポート61にコネクタ36を接続した状態で、RFコイル31を接続ポート61から
離れた位置に設置した様子を示したものであり、図4(b)はRFコイル31を接続ポー
ト61に近い位置に設置した場合を示したものである。なお、図4(b)に示す矢印は、
RFコイル31の設置位置が適宜変えられることを表したものである。
この実施例2では、RFコイル31に接続ポート61側へ延びるように第1のガイド部
材37aを設けるとともに、逆に、接続ポート61にRFコイル31側へ延びるように第
2のガイド部材37bを設け、RFコイル31と接続ポート61とを接続する信号ケーブ
ル35を、両ガイド部材37a、37bの先端部分の間を横切るように通すようにしたも
のである。
従って、図4(a)に示すように、RFコイル31を接続ポート61から離れた位置に
設置した場合は、信号ケーブル35は略直線方向へ伸びる。一方、図4(b)に示すよう
に、RFコイル31を接続ポート61に近い位置に設置した場合は、信号ケーブル35は
第1のガイド部材37aの先端部分と第2のガイド部材37bの先端部分とによって屈曲
されて、たるみが出来ないように余分な長さを吸収することになる。そしてこの状態では
、信号ケーブル35は両ガイド部材37a、37bに沿って屈曲するので、たるみが生じ
ることがなく屈曲した信号ケーブル35が相互に接触することはない。
なお、第1のガイド部材37aおよび第2のガイド部材37bを、天板5の上面に設け
る場合は、信号ケーブル35も天板5の上面を這って、両ガイド部材37a、37bの先
端部分の間を横切るように通すことになるので、これらの上にマットを敷いて、マットの
上に被検体を寝かせることになる。或いは、被検体を寝かせるマットを中空のものとし、
このマット内に第1のガイド部材37aおよび第2のガイド部材37bを配置させ、そこ
に信号ケーブル35を這わせるようにしても良い。さらに、第1のガイド部材37aおよ
び第2のガイド部材37bを、天板5の下面に設けるようにするとともに、信号ケーブル
35も天板5の下面を這って、両ガイド部材37a、37bの先端部分の間を横切るよう
に通すようにすることも可能である。
この実施例2の場合に使用する信号ケーブル35としては、図3で説明したような、引
っ張る力を加えないときには、予め記憶させた形状に縮んで最小の長さになるように形成
したものであっても良いし、または形状記憶させていない一般的なケーブルであっても良
い。
さて、図4に示した実施例2では、RFコイル31と接続ポート61とを1本の信号ケ
ーブル35で接続するように示したが、この信号ケーブル35は1本だけに限られるもの
ではなく、複数本ある場合もある。そこで、RFコイル31と接続ポート61とを接続す
る信号ケーブル35が2本ある場合を図5に示してあるので、次に図5について説明する
。なお、図5(a)は図4(a)に、図5(b)は図4(b)にそれぞれ対応した図であ
る。
すなわち、図5には2本の信号ケーブル351、352が示されており、信号ケーブル
351、352毎に2つのガイド部材37a1、37b1と、ガイド部材37a2、37
b2が設けられている。そして、一方の信号ケーブル351は、ガイド部材37a1と、
ガイド部材37b1の先端部分の間を横切るように通され、他方の信号ケーブル352は
、ガイド部材37a2と、ガイド部材37b2の先端部分の間を横切るように通されてい
る。なお、一方の信号ケーブル351は接続コネクタ361によって接続ポート61に接
続され、他方の信号ケーブル352は接続コネクタ362によって接続ポート61に接続
されており、これらは対称的な位置に配置されている。従ってこの場合も、図4に示した
ものと同様に、各信号ケーブル351、352はそれぞれのガイド部材37a1、37b
1またはガイド部材37a2、37b2に沿って屈曲するので、たるみが生じることがな
く屈曲した信号ケーブル351、352が相互に接触することもない。
次に、図6を参照して実施例3について説明する。
実施例3は、信号ケーブル35を屈曲自在のケーブルガイド350に収納することによ
って、固定された位置にある接続ポート61に対して、RFコイル31の設置位置を適宜
変更しても、この間を接続する信号ケーブル35が接触したり絡まったりしないようにし
たものである。なお、図6はケーブルガイド350の一例を示したもので、図6(a)は
ケーブルガイド350の平面図であり、図6(b)は側面図である。
すなわち、ケーブルガイド350は非導電体で形成され、断面がコの字状をした第1の
パーツ350aと、平板状の第2のパーツ350bと連結用の軸350cと蓋部材(図示
せず)とから構成されている。そして、このケーブルガイド350は、断面がコの字状を
した第1のパーツ350aの上面と下面にそれぞれ平板状の第2のパーツ350bを当て
て、軸350cで互いに回転可能に連結して帯状に形成したものであり、帯状のケーブル
ガイド350が軸350cによって自由に屈曲することができる。そして、このケーブル
ガイド350は、RFコイル31と接続ポート61との間を接続する信号ケーブル35の
長さと略同じ長さであれば良い。
このように形成されたケーブルガイド350の一端は、RFコイル31側に固定される
ものであり、他端は接続ポート61側に固定される。そして、RFコイル31に接続され
た信号ケーブル35が、このケーブルガイド350の開放されている側面側から内部に納
められる。さらに、第1のパーツ350aの開放されている側面に、適宜図示しない蓋部
材を嵌め込むことによって、信号ケーブル35がケーブルガイド350からはみ出さない
ようにされる。
従ってケーブルガイド350は、RFコイル31が接続ポート61から最も離れた位置
に配置された場合にほぼ直線状態となり、RFコイル31が接続ポート61側に近づいて
配置されるに従って途中で折り返すように所定の曲率を維持した状態となって信号ケーブ
ル35をガイドすることになる。よって、信号ケーブル35がたるんだり絡まったりする
ことはなく、相互に接触することもない。
以上詳述したように、本発明によれば、RFコイルと接続ポートとの間を接続する信号
ケーブルを、ケーブル捌き機構の溝に沿って敷設するような面倒な手間から開放されるの
で医療スタッフの負担を軽減できるとともに、信号ケーブルが被検体に接触したり絡まっ
たりすることも防止され、再構成される画像の画質を低下させるようなことも防止できる
磁気共鳴イメージング装置が提供される。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の一実施例の全体構成を示すブロック図である。 RFコイルを接続ポートに接続するための信号ケーブルについて、その基本的な考え方を説明するために示した説明図である。 本発明で使用される信号ケーブルの一例を示した平面図である。(実施例1) ケーブル捌き手段の実施例を示した平面図である。(実施例2) ケーブル捌き手段の他の態様を示した平面図である。 ケーブル捌き手段の他の実施例を示した平面図である。(実施例3) 従来のケーブル捌き機構を示した平面図である。
符号の説明
5 天板
6 RFコイル支持体
31 RFコイル
35 信号ケーブル
36 コネクタ
37a,37b ガイド部材
61 接続ポート
150 被検体

Claims (5)

  1. 寝台の天板上に載置され、静磁場空間中に置かれた被検体からのMR信号を、前記被検体の近傍に配置されるRFコイルによって検出し、このRFコイルによって検出したMR信号に基づいて、前記被検体のMRI画像データを生成する磁気共鳴イメージング装置において、
    前記RFコイルは前記天板の所定接続ポートにコネクタを介して接続される所定長さのケーブルを有し、
    前記ケーブルは、当該ケーブルの被覆材料を形状記憶材料で形成した形状記憶手段によって、前記RFコイルの取り付け位置と前記接続ポートとの間の距離に応じて所定の形状を呈するようにされることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記形状記憶手段は、前記RFコイル側に固定され前記接続ポート側へ向けて延出する第1のガイド部材と、前記接続ポート近傍に固定され前記RFコイル側に延出する第2のガイド部材とから成り、前記ケーブルを、前記第1のガイド部材の先端部と、前記第2のガイド部材の先端部との間を横切るように通して、前記RFコイルと前記接続ポートとの間に接続することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記形状記憶手段は、前記ケーブルに係合させたキャタピラ状の屈曲自在のケーブルガイド部材であることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 記RFコイルが複数のケーブルを有するものである場合、前記形状記憶手段によって前記各ケーブルは相互に接触または交差しないようにされていることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記寝台の天板上に前記被検体を載置する中空のマット部材が載置され、この中空のマット部材の中に前記ケーブルおよび前記形状記憶手段を配置することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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