JP5342013B2 - 空間的変動及び温度変動に対して低い感受性を有する検出回路と検出方法 - Google Patents

空間的変動及び温度変動に対して低い感受性を有する検出回路と検出方法 Download PDF

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Description

本開示に基づく実施形態は、検出増幅器に関する。
半導体メモリは、様々な電子デバイスで使われることが一般的になってきている。例えば、不揮発性半導体メモリは、パーソナルナビゲーション装置、携帯電話、デジタルカメラ、パーソナルデジタルアシスタント、モバイルコンピュータ、非モバイルコンピュータ、及び他の装置に使用されている。電気的消去・再書込み可能型読取専用メモリ(EEPROM)とフラッシュメモリは、最も普及している不揮発性半導体メモリである。
EEPROMとフラッシュメモリはいずれも、半導体基板内のチャネル領域上に配置され、そのチャネル領域から絶縁されているフローティングゲートを採用している。フローティングゲートとチャネル領域は、ソース領域とドレイン領域の間に配置されている。フローティングゲートの上に、そのフローティングゲートから絶縁されている制御ゲートが設けられている。トランジスタの閾値電圧(VTH)は、フローティングゲートに保持されている電荷量によって制御される。即ち、そのソースとドレインの間の導通を可能にすべくトランジスタをオンするために制御ゲートに印加すべき電圧の最小量は、そのフローティングゲート上の電荷量レベルにより制御される。
EEPROM又はフラッシュメモリデバイスには、NAND構造と称される構造を有するものがある。NAND構造では、メモリセルがNANDストリングとしてグループ化されており、各NANDストリングがビット線に対応している。NANDフラッシュメモリデバイスのようなEEPROM又はフラッシュメモリデバイスにプログラミングを行う場合、典型的には、ビットラインが接地されるとともに、制御ゲートにプログラム電圧が加えられる。チャネルからの電子がフローティングゲートへ注入される。フローティングゲートに電子が蓄積されると、フローティングゲートが負値に帯電し、メモリセルの閾値電圧が上昇し、メモリセルがプログラム状態となる。2、4、8又は16の異なるプログラム状態が設けられていてもよく、それぞれが異なる閾値電圧レベル又は分布によって特徴付けられている。1つのプログラム状態が他のものと間違われないようにするために、各状態の閾値電圧分布を狭くすることが望まれる。プログラミングに関するさらなる情報は、「Source Side Self Boosting Technique for Non-Volatile Memory」と題した米国特許第6,859,397号、「Detecting Over Programmed Memory」と題した米国特許第6,917,542号、及び「Programming Non-volatile Memory」と題した米国特許第6,888,758号に開示されている。これらの3つの特許は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
メモリ素子のプログラム状態は、メモリ素子のゲートに印加される読出し電圧に応答してメモリ素子を流れる電流値によって検出される。読出し電圧が閾値電圧よりも高いと、メモリセルがターンオンし、十分な電流を導通させる。メモリセルの検出は、検出増幅器(S/A)と称される回路によって実行されてもよい。S/Aの機能は、メモリセルの閾値電圧(電圧検出又は電流検出のいずれかによって)を検出する。一例では、S/Aは、メモリセルが特定の「限界電流」よりも大きな電流を導通させているか否かを判定する。その場合、読出し電圧に応答してメモリセルがターンオンしており、閾値電圧が読出し電圧よりも低いことが示唆されている。
メモリアレイは、数千、又は数万もの検出増幅器を備えていることがある。しかしながら、検出増幅器の物理的な相違によって、検出レベルに僅かな相違が生じる。異なるS/Aにおける検出レベルの変動は、様々なプログラム状態の電圧分布を狭くすることを困難にする。
さらに、S/Aにおける検出素子(例えば、トランジスタ)の特性もまた、温度に依存する。典型的には、温度補償の構造が採用されることがある。温度補償は、一般的に全体を基準として適用される。しかしながら、考慮されてない局所的な温度変動が存在し得る。この局所的温度変動はまた、様々なプログラム状態における幅の広い電圧分布という問題を招くことがある。
上記議論は、S/A間の変動が引き起こし得る問題の一例に過ぎないことに留意されたい。したがって、これらS/Aの問題は、メモリアレイに限定されないことが理解できるであろう。
S/Aの検出素子内の局所的変動(空間及び温度)を低下又は排除する検出回路及び方法が開示される。一つの実施形態では、S/A内の検出トランジスタが、検出キャパシタに対して充電及び検出の双方を行うために用いられる。この技術は、検出増幅器間の変動によって生じる問題を低下又は除外することができる。
1つの実施形態は、検出装置とその検出装置に接続される検出トランジスタを備える検出回路である。検出トランジスタと検出装置に接続される第1スイッチは、検出装置を検出トランジスタの閾値電圧の関数である第1電圧に充電する。1つ以上の第2スイッチは、検出装置を対象素子に接続させて検出装置の第1電圧を変更するとともに、変更された第1電圧が検出トランジスタに印加される検出フェーズで対象素子と検出装置を非接続にする。対象素子の状態は、変更された第1電圧が検出トランジスタに印加されたことに応答して検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて決定される。
1つの実施形態は、不揮発性記憶素子と検出増幅器を備えるメモリアレイである。不揮発性記憶素子のグループは、ビット線に関連している。検出増幅器は、ビット線の状態を検出する。個々の検出増幅器は、検出装置とその検出装置に接続される検出トランジスタを含む。検出トランジスタと検出装置に接続される第1スイッチは、検出装置を検出トランジスタの閾値電圧の関数である第1電圧に充電する。1つ以上の第2スイッチは、検出装置をビット線に接続させて検出装置の第1電圧を変更するとともに、変更された第1電圧が検出トランジスタに印加される検出フェーズでビット線と検出装置を非接続にする。ビット線の状態は、変更された第1電圧が検出トランジスタに印加されたことに応答して検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて決定される。
1つの実施形態は、検出方法である。その方法は、検出装置を検出トランジスタの閾値電圧の関数である第1電圧に充電する工程と、検出装置を対象素子に接続させて検出装置の第1電圧を変更する工程と、変更された第1電圧を検出トランジスタに印加する工程と、第2電圧が検出トランジスタに印加されたことに応答して検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて対象素子の状態を決定する工程と、を備える。
図1は、1つの実施形態の電圧調整器のブロック図である。 図2は、図1の1つの実施形態の電圧調整器の回路図である。 図3は、図2の1つの実施形態の電圧調整器に入力される信号のタイミング図である。 図4Aは、NANDストリングの平面図である。 図4Bは、NANDストリングの等価回路図である。 図4Cは、不揮発性記憶システムのブロック図である。 図4Dは、1つの実施形態のメモリアレイを示すブロック図である。 図4Eは、1つの実施形態の検出ブロックを示すブロック図である。
図1は、対象素子10に接続されている検出モジュール480の1つの実施形態のブロック図である。一般的に、検出モジュール480は、調整回路102、検出装置104、検出回路106、及びラッチ108を含む。検出モジュール480の基本的な動作は次の通りである。検出回路106は、電圧VDD_CHGに基づいて検出装置104に対して信号を生成する。例えば、検出回路106は、検出装置104をある程度の電圧レベルにまで充電するために用いられる。1つの実施形態では、検出装置104は、キャパシタとして実装される。
信号が検出装置104に対して生成されているときに、対象素子10は、調整回路102によって予備的に調整されてもよい。1つの実施形態では、対象素子10はフラッシュメモリアレイ内のメモリセルであり、調整回路102はビット線予備充電回路である。その例では、ビット線予備充電回路は、ビット線を所定電圧にまで充電する。
次に、検出装置104が対象素子10に接続され、検出装置104の信号が変化する。1つの実施形態では、検出装置104は、「調整時間」と称される期間、対象素子10に接続される。対象素子10がメモリセルの場合、メモリセルに対応するビット線の伝導電流が、メモリセルのプログラム状態に依存する。さらに、ビット線の検出状態の詳細は以下に説明される。伝導電流(Icond)は、以下の数式に基づいて検出装置104を放電する。

cond=Cdv/dt 数式1
上記数式では、Cが検出装置104の容量であり、dvは検出装置104を介した電圧変化であり、dtは調整時間であり、Icondは対象素子10からの電流である。
調整時間が終了すると、検出装置104は、検出装置104の信号を検出する検出回路106に接続される。より具体的には、検出回路106は、検出装置104の信号が所定レベルよりも上か下かを判定している。具体例では、検出回路106は、検出トランジスタを有している。その検出トランジスタは、検出装置104からの電圧が検出トランジスタのゲートに印加されるのに応答して、ターンオンし、又は、ターンオンしない。
検出回路106は、ラッチ108に接続されている。ラッチ108は、検出回路106で検出された状態に基づいて値を保存する。特定の実施形態では、ラッチ108は、検出回路106内の検出トランジスタがターンオンしたか否かに基づいて第1状態又は第2状態のいずれかを有する。
検出トランジスタがターンオンすると、対象素子10からの電流が「限界電流」よりも大きかったことが理解される。検出トランジスタがターンオンしないと、対象素子10からの電流が限界電流よりも小さかったことが理解される。検出装置104が放電される期間を変更することにより、限界電流の大きさも変更可能である。例えば、短い調整時間は高い限界電流に一致する(数式1参照)。
検出回路106は、1つ以上の検出トランジスタを含んでいる。検出トランジスタは、検出装置104をある程度の電圧にまで充電することと、検出装置104が対象素子10に接続された後に検出装置104の電圧を決定することの双方に関連する。同じトランジスタが検出装置104の充電と検出に利用されるので、検出トランジスタの閾値電圧の変動性は因子ではない。このことは、局所的温度変動と同様に、検出増幅器間の物理的変動から生じる問題を低下又は除外するかもしれない。
図2は、ビット線36とメモリセル10に接続される検出モジュール480の1つの実施形態の回路図である。検出モジュール480は、接続されるビット線36を介してメモリセル10の伝導電流を検出する。検出モジュール480は、予備充電回路102、検出装置104、検出回路106、及びラッチ108を有する。図2の回路は、図1の検出モジュール480の一態様である。予備充電回路102は、図1の調整回路102の一態様である。集積回路の環境下では、検出装置104は、トランジスタとともに典型的に実装されるキャパシタであってもよい。このため、図2では、検出装置104がキャパシタとして図示されている。検出装置104は、所定の容量、例えば30fFを有している。この所定の容量は、最適な電流決定のために選択されてもよい。
予備充電回路102が有効になると、ビット線の電圧が、検出にとって最適な所定のドレイン電圧になる。同時に、メモリセル10の制御ゲートは、考慮下の既知のメモリ状態において所定の閾値電圧になる。これにより、メモリセルの閾値電圧に依存して、メモリセル10内に十分なソース・ドレイン伝導電流を流すことができる。伝導電流は、結合されるビット線36から検出されてもよい。伝導電流の大きさは、メモリセル10にプログラムされた電荷と、メモリセル10のソースとドレインの間に僅かな電圧差があると仮定してゲートに印加される読出し電圧と、の関数である。
検出回路106は、検出装置104に接続されているPMOS検出トランジスタ287を有する。特に、pチャネル検出トランジスタ287は、VDD_CHGに接続されるソースと、検出装置104に接続されるゲートと、を有する。スイッチングトランジスタ288は、信号HLLに応答して、検出トランジスタ287のゲートとドレインを接続する。これにより、検出トランジスタ287はトランジスタに接続されるダイオードとなり、検出装置104をVDD_CHG−(VTPSEN+VOVX)に予備充電する。電圧VTPSENは、検出トランジスタ287の閾値電圧であり、電圧VOVXは検出トランジスタ287の過駆動電圧である。検出装置104は、ビット線36が予備充電されるときと同じ期間で予備充電することができる。検出装置104と予備充電回路102の間にあるトランジスタ289は、検出装置104が予備充電回路102から非接続となるように、予備充電期間においてオフとなっている。したがって、予備充電回路102もビット線36も、予備充電期間に検出装置104に影響を与えない。
予備充電期間が終了すると、検出装置104がビット線36に接続され、メモリセル10のプログラム状態の検出を実行する。トランジスタ288がオフとなり、検出トランジスタ287のソースの電圧まで検出装置104を充電することを中止する。さらに、予備充電回路102内のトランジスタ289がターンオンして検出装置104を予備充電回路102に接続する。同時に、検出装置104がビット線36に接続するように、トランジスタ291,293,282がオンとなり、トランジスタ295がオフとなる。
検出トランジスタ287は、電流レベルの弁別器又は比較器として動作する。検出トランジスタ287は、伝導電流が所定の限界電流値IDEMARCよりも高いか低いかを判定する。ラッチ108は、電流レベルの判定に基づいてある状態に設定される。特に、トランジスタ211と212の間の端子が、ラッチ108内の「INV」と付された端子に接続されている。信号STBは、トランジスタ211をターンオンさせてラッチ108に値を記憶させるストローブ信号である。ラッチ108内の端子INV(ラッチ108内の端子LATも同様)における値は、ストローブ信号STBがアサートされたときに検出トランジスタ287が導通しているか否かに依存する。特に、端子INVは、ストローブ信号STBが印加中に、検出トランジスタ287が導通していると昇圧され、検出トランジスタ287がオフしていると降圧される。
検出モジュール480は、マルチパス検出モジュールである。すなわち、検出モジュール480は、多数のパス内のメモリセル10のプログラム状態を検出するために設計されている。メモリアレイ内の各ビット線36に1つの検出モジュール480が設けられていてもよいことに留意されたい。各検出モジュール480は、各ビット線36上の選択されたメモリセル10のプログラム状態を検出するために用いられてもよい。したがって、何千(又は何万)の検出モジュール480が同時に動作してもよい。これは、とても多くのビット線36が同時に電流を導通させており、「ソース線バイアス」を生じさせ得ることを意味する。ソース線バイアスは、ビット線36に接続されている共通のソース線の非ゼロ抵抗を介して流れるビット線伝導電流によるものである。
ソース線バイアスの影響を最小化する1つの技術は、最も大きな伝導電流を有するメモリセル10が強い伝導電流を有していることの指示を記憶するとともに、それらのメモリセル10のビット線36を断線させることである。次に、第2のパスが形成され、ビット線が断線されていないメモリセルのプログラム状態を検出する。限界電流がより小さくなるように、第2の検出は、第1の調整時間よりも長い調整時間を利用してもよい。
図2の回路では、マルチパス検出が印加される実施形態において、信号LATはトランジスタ291に印加され、信号INVはトランジスタ295に印加される。信号INVがハイであると、接続されているビット線36を接地電圧にまで降圧させる。ソースとドレイン間に電圧差がないので、制御電圧に関わらず、メモリセル10を伝導電流が流れることが阻害される。信号LATがローであると、予備充電回路102内のトランジスタに印加される残りの信号の状態に関わらず、検出装置104をビット線36から非接続とする。検出モジュール480がマルチパス検出モジュールであることは必須ではないことに留意されたい。
検出モジュール480の1つの特徴は、ビット線間の結合を避けるために、検出中にビット線36に対して継続的な電圧供給を導入したことである。そのような結合を避けることにより、奇数と偶数のビット線の双方の同時検出が可能になる。このような同時検出は、全ビット線(ABL)検出と称される。すなわち、ビット線間の結合が回避されるので、奇数と偶数のビット線が同時に検出可能となる。ビット線36に対する継続的な電圧供給は、ビット線電圧クランプトランジスタ293によって実行される。ビット線電圧クランプトランジスタ293は、ビット線36に対して直列に接続されるトランジスタ293とともにダイオードクランプのように動作する。トランジスタ293のゲートには、継続電圧BLCが印加される。継続電圧BLCは、閾値電圧Vよりも大きな所望のビット線電圧VBLに等しい。このように、トランジスタ293はビット線36を検出装置104から分離し、所望のVBL=0.5〜0.7Vのような、ビット線36に対して継続電圧レベルに設定する。一般的に、ビット線電圧レベルは、長い予備充電時間が避けられるのに十分に低いレベルであって、かつ、接地ノイズ及び他の要素を避けるのに十分に高いレベルに設定される。検出モジュール480がビット線36に継続電圧供給を提供するために、トランジスタ293を有することは必要とされない。1つの実施形態では、全てのビット線を検出するよりも、奇数ビット線又は偶数ビット線のいずれかを検出することで実行される。
ソース線バイアス、マルチパス検出、及びABL検出の詳細は、米国特許7,196,931号に述べられており、あらゆる目的において参照として組み込まれている。
1つの実施形態では、対応した数の検出モジュール480によって実行されているメモリセルのページがある。ページ制御部(図2には示されない)は、制御信号とタイミング信号を各検出モジュール480に提供する。1つの実施形態では、ページ制御部は、図4Cに示される制御回路520のステートマシン522の一部として実装される。他の実施形態では、ページ制御部は、読出し/書込み回路530の一部である。ページ制御部は、所定数のパス(j=1〜N)まで各マルチパス検出モジュール480を繰り返させる。ページ制御部はまた、調整時間を制御することによって、各パスにおいて所定の限界電流値を命令してもよい。
図2の端子はそれぞれ、その端子に印加される信号を示している。図2では、2つの異なる印加電圧が印加されることに留意されたい。1つの電圧はVDD_SAである。他の電圧はVDD_CHGである。VDD_SAは、予備充電回路102とラッチ108の上側レールとして用いられる。特に、VDD_CHGは、検出回路106の上側レールとして用いられる。VDD_SAは、固定電圧である。しかしながら、図3のタイミング図に示されるように、VDD_CHGは変化する。特に、検出装置104が充電されているとき、VDD_CHGは、VDD_SA+VTOに等しい。しかしながら、検出装置104が検出トランジスタ287によって検出されていると、VDD_CHGは、VDD_SAに等しい。検出装置104は、おおよそVDD_SAから検出トランジスタ287の閾値電圧と過駆動電圧の合計を引いた値までした充電されないことに留意されたい。しかしながら、検出装置104をVDD_SAに充電することは望ましい。したがって、電圧VTOは、検出トランジスタ287の閾値電圧とほぼ等しくてもよい。電圧VTOは、過駆動電圧を考慮して閾値電圧よりも僅かに大きくてもよい。しかしながら、過駆動電圧が閾値電圧の関数のみであってもよいことに留意されたい。VTOの正確な値が重要ではないことに留意されたい。換言すれば、検出装置104が正確にVDD_SAに充電されることは必要ではない。
図2と図3(A)〜図3(I)のタイミング図を参照して、検出モジュール480の動作及びタイミングを記述する。図3(A)〜図3(I)は、フェーズ(1)〜(6)に区分される。
フェーズ(1)
最初に、リセット信号RST(図3(A))が検出回路106のトランジスタ212及びラッチ108のトランジスタ213に印加される。これにより、ラッチ108の状態が知られた状態にリセットされる。特に、端子LATは「ハイ」にリセットされ、端子INVは「ロー」にリセットされる。特に、トランジスタ212はグラウンドに落とされ、これにより、信号INVはローとなる。同時に、トランジスタ213はVDD_CHGとなり、これにより、補足的な信号LATがハイになる。
フェーズ(2)
フェーズ2は、予備充電回路102を用いてビット線を予備充電し、検出回路106を用いて検出装置104を予備充電する。
予備充電回路102は、イネーブル信号BLS(図3(B))を介してビット線36に接続されている。クランプトランジスタ293は、BLC(図3(C))によって有効にされる。このとき、トランジスタ215は信号BLX(図3(D))によってターンオンする。さらに、リセット信号によってLAT(図3(H))がハイに設定され、INV(図3(H))がローに設定されることで、トランジスタ291がターンオンし、トランジスタ295がオフとなる。この結果、ビット線36は電圧VDD_SAに基づいて充電される。1つの実施形態では、予備充電回路102がビット線36を所定期間予備充電する。これにより、ビット線36の伝導電流を検出するのに最適な電圧がビット線36に提供される。ビット線36は、ビット線昇圧293によって設定された所望のビット線電圧にまで昇圧される。昇圧速度は、ビット線36の伝導電流に依存する。伝導電流が小さいほど、昇圧は速い。
検出装置104もまた、予備充電フェーズにおいて充電される。しかしながら、検出装置104の充電は、ビット線36の充電とは異なる素子を用いて行われる。特に、検出回路106内の素子は、予備充電回路102内の素子とは異なり、検出装置104を充電するために用いられる。検出回路106内のトランジスタ288は、信号HLL(図3(E))によってターンオンされ、これにより、検出装置104に電圧が生成される。この結果、検出装置104は、以下の電圧に充電される。
VDD_SA+VTO−(Vthx+Vovx) 数式2
数式2では、Vthxが検出トランジスタ287の閾値電圧であり、Vovxが検出トランジスタ287の過駆動電圧である。上述したように、VDD_SA+VTOは、検出トランジスタ287のソースに印加される充電電圧である。過駆動電圧は、閾値電圧よりもずっと小さい。さらに、1つの検出トランジスタから次のトランジスタへのVovxの変化は、閾値電圧の変化よりもずっと小さい。ビット線36が予備充電されるのと同じ期間、検出装置104が予備充電される必要がないことに留意されたい。
フェーズ(3)
フェーズ(3)は、信号HLL(検出装置104を予備充電するために用いられる)が停止される回復期間である。
フェーズ(4)
フェーズ(4)は検出フェーズである。検出フェーズの間、検出装置104はビット線36に接続され、所定の期間(調整時間)、検出装置104を放電する。トランジスタ289は、信号XXL(図3(F))によってターンオンされ、ビット線36を検出装置104に接続する。信号XXLがアクティブである期間の長さが調整時間を定義する。このとき、検出装置104の電圧が検出トランジスタ287のゲートに印加されていることに留意されたい。しかしながら、検出トランジスタ287の状態(導通であるか否か)はまだテストされていない。
調整時間TSENの間、導通電流ICONDによって検出装置104が放電されると、検出装置104の電圧VSENは、数式3によって求められる。ここで、CSENは検出装置104の容量である。
SEN=VDD_SA+VTO−(Vthx+Vovx)−ICONDSEN/CSEN 数式3
フェーズ4の間、充電電圧VDD_CHGは、VDD_SAに向けて低下する(図3(G1))。充電電圧VDD_CHGは、調整時間の間に、VDD_SAに達してもよく、達しなくてもよい。
フェーズ(5)
フェーズ5は、充電電圧VDD_CHGがVDD_SAに低下するのを許容する最適な期間である。充電電圧VDD_CHGが調整時間(フェーズ4)の間にVDD_SAと同等の大きさに低下すると、この回復時間は必要ない。
フェーズ(6)
フェーズ6の間、検出トランジスタ287の状態がテストされ、ラッチ108にラッチされる。検出回路106は、直列に接続される2つのp−トランジスタ287,211を有する。2つのp−トランジスタ287,211は、信号INVを記憶している端子に対するプルアップとして動作する。p−トランジスタ211は、ローになる読出しストローブ信号STBによって有効にされる。
検出装置104の電圧VSENは、検出トランジスタ287のゲート・ソース間電圧を決定する(2つの電圧は異なることに留意)。したがって、電圧VSENによって、検出トランジスタ287がターンオンするか否かが決定される。検出トランジスタ287がターンオンする場合、次の関係が認められる。
VDD_SA−VSEN>Vthx 数式4
数式4は、検出トランジスタ287がターンオンするための状態を単に示している。このときまでに充電電圧VDD_CHGがVDD_SAに低下されることを思い出して頂きたい。数式4は以下のようになる。
(Vthx+Vovx)+ICELLSEN/CSEN−VTO>Vthx 数式5
数式5の関係は、数式3と4の組合せによる。検出トランジスタ287の閾値電圧が数式5から取り除かれ、以下のように書換えられる。
CELLSEN/CSEN>(Vovx−VTO) 数式6
数式6は、セル伝導電流に関して書換えられる。セル伝導電流は、検出トランジスタ287に導通を生じさせる(限界電流IDEMARCとも称される)。
DEMARC>(Vovx−VTO)CSEN/TSEN 数式7
したがって、限界電流IDEMARCは、検出トランジスタ287の閾値電圧Vthxの関数ではない。過駆動電圧Vovxは小さく、1つの検出トランジスタから次のトランジスタの間でとても小さな変化を有する。さらに、検出は完全にVthxから独立しているので、Vthxによって増加するかもしれない温度変化はキャンセルされる。
検出回路106の出力は、フェーズ6において、ラッチ回路108によってラッチされる。ラッチ回路108は、トランジスタ235,237とともにトランジスタ213,231,225,233によって、セット/リセットラッチとして形成されている。p−トランジスタ213は信号RSTによって制御されており、n−トランジスタ225は信号STBによって制御されている。上述したように、トランジスタ211は、ストローブ信号STB(図3(H1))によってターンオンされ、同時に、トランジスタ225は補足STBnによってターンオンされる。このフェーズにおいて検出トランジスタ287がターンオンする場合において、ラッチ信号STBがローをストロブすると、出力信号INVがハイになり、ラッチ108(図3(I1))によってラッチされる。一方、検出トランジスタ287がこのフェーズにおいてターンオンしないと、ラッチは不変化を維持し、INVがローのままである(図3(I2))。
他の実施形態では、ビット線36の伝導電流ICONDを利用して検出キャパシタ104を放電するよりも、検出キャパシタ104はビット線36の電荷共有に基づいて放電される。例えば、ビット線36が、0.7Vのような予め決定された電圧に充電される。次に、読出し電圧がメモリセル10のゲートに印加され、ビット線36に関連する他のメモリセルのゲートに読出しパス電圧が印加される。メモリセル10の閾値電圧が読出し電圧よりも小さいと、メモリセル10がターンオンする。読出しパス電圧は、閾値電圧に関わらず、残りのメモリセルを導通させる。
メモリセル10がターンオンすると、伝導電流ICONDが大きくなり、ビット線36が例えば0.3Vの小さな電圧に放電される。メモリセル10がターンオンしないと、ビット線電圧が約0.7Vのままである。したがって、比較的に高い又は比較的に低い電圧がビット線36に築かれる。しかしながら、この電圧がビット線36に築かれるとき、検出キャパシタ104はビット線36に接続されていない。
ビット線36に電圧が与えられた後は、ビット線36がロー電圧であればトランジスタ282がターンオンし、ビット線36がハイ電圧であればトランジスタ282がターンオンしないように、電圧がトランジスタ282のゲートに印加される。例えば、約0.4Vにトランジスタ282の閾値を加えた電圧がトランジスタ282のゲートに印加される。トランジスタ282がターンオンすると、キャパシタ104とビット線36の間で電荷共有が発生し、これにより、検出キャパシタ104の電圧を効果的に低下させる。トランジスタ282がターンオンしなければ、検出キャパシタ104の電圧は影響を受けない。
1つの実施形態では、検出モジュール480は、NAND構造を用いるフラッシュメモリシステム内で用いられる。NAND構造は、2つの選択ゲートの間に直列に接続された複数のトランジスタを備えている。直列に接続されたトランジスタと選択ゲートは、NANDストリングと呼ばれる。図4Aは、1つのNANDストリングを示す平面図である。図4Bは、その等価回路である。図4Aと図4Bに示すNANDストリングは、第1(又はドレイン側)選択ゲート420と第2(又はソース側)選択ゲート422の間に挟まれている、直列に接続されている4つのトランジスタ400、402、404及び406を有する。選択ゲート420は、ビットラインコンタクト426を介してNANDストリングをビットラインに接続している。選択ゲート422は、NANDストリングをソースライン428に接続している。選択ゲート420は、選択ラインSGDに適切な電圧を印加することによって制御される。選択ゲート422は、選択ラインSGSに適切な電圧を加えることによって制御される。トランジスタ400、402、404、及び406の夫々は、制御ゲートとフローティングゲートを備えている。例えば、トランジスタ400は、制御ゲート400CGとフローティングゲート400FGを備えている。トランジスタ402は、制御ゲート402CGとフローティングゲート402FGを備えている。トランジスタ404は、制御ゲート404CGとフローティングゲート404FGを備えている。トランジスタ406は、制御ゲート406CGとフローティングゲート406FGを備えている。制御ゲート400CGはワードラインWL3に接続されており、制御ゲート402CGはワードラインWL2に接続されており、制御ゲート404CGはワードラインWL1に接続されており、制御ゲート406CGはワードラインWL0に接続されている。
図4Aと図4Bは、NANDストリング内の4個のメモリセルを示しているが、4個のトランジスタの使用は単に一例として提示されている点に留意されたい。NANDストリングは、4個よりも少ない、或いは、4個よりも多いメモリセルを有していてよい。例えば、NANDストリングによっては8個、16個、32個、64個、128個などの数のメモリセルを有していてよい。本明細書の説明は、いかなる特定個数のメモリセルを有するNANDストリングにも限定されない。
NAND構造を用いたフラッシュメモリシステムの一般的なアーキテクチャは、いくつかのNANDストリングを含んでいる。各NANDストリングは、選択ラインSGSによって制御されるソース選択ゲートによってソースラインに接続され、選択ラインSGDによって制御されるドレイン選択ゲートによって関連するビット線に接続される。各ビット線とそのビット線にビットコンタクトを介して接続されるNANDストリングは、メモリセルのアレイの列を備える。ビット線は、複数のNANDストリングで供給される。典型的には、ワード線に対して垂直な方向にNANDストリングの上端を走っており、1つ以上の検出増幅器に接続されている。
各メモリセルは、データ(アナログデータまたはデジタルデータ)を記憶することが可能である。1ビットのデジタルデータを記憶する場合には、このメモリセルの可能な閾値電圧の範囲は2つの範囲に分割され、これらの範囲に論理データ「1」と「0」が割り当てられる。NANDタイプのフラッシュメモリの一例では、この閾値電圧は、メモリセルが消去された後では負の値となり、論理「1」と定義される。プログラム操作後の閾値電圧は、正の値となり、論理「0」と定義される。閾値電圧が負の状態で制御ゲートに0ボルトを印加することによって読み出しが試みられた場合、メモリセルはオンとなり、論理「1」が記憶されていることを示す。閾値電圧が正の状態で制御ゲートに0ボルトを印加することによって読み出しが試みられた場合、メモリセルはオンにならず、論理「0」が記憶されていることを示す。
複数のレベルのデータを記憶する場合、可能な閾値電圧の範囲は、このデータのレベルの数に分割される。例えば、4つのレベルの情報を記憶する場合(2ビットのデータ)、4つの閾値電圧範囲が存在し、これらがデータ値「11」、「10」、「01」、「00」に割り当てられる。NANDタイプのメモリの一例では、消去動作の後の閾値電圧は負の値となり、論理「11」と定義される。3つの異なる正の閾値電圧は「10」、「01」、「00」という状態に対して用いられる。8つのレベルの情報(又は状態)を記憶する場合(3ビットのデータ)、8つの閾値電圧範囲が存在し、これらがデータ値「000」、「001」、「010」、「011」「100」、「101」、「110」、「111」に割り当てられる。
メモリセルにプログラムされるデータとセルの閾値電圧レベルの間の具体的な関係は、セルに採用されるデータ符号化方式によって決まる。例えば、両方ともその全体を参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許第6,222,762号及び米国特許出願公開公報第2004/0255090号は、マルチステートフラッシュメモリセルのための様々なデータ符号化方式を説明している。一実施形態においては、フローティングゲートの閾値電圧が誤ってその近傍の物理状態にシフトした場合に1つのビットだけが影響を受けるように、グレイコード割当を用いてデータ値が閾値電圧範囲に割り当てられる。いくつかの実施形態では、異なるワードラインに対してデータ符号化技法が変更され得ることがある。データ符号化技法は、時間に依存して変更され得ることがある。また、ランダムなワードラインのデータビットは、データパターン感度を低減し、メモリセルのウェアを均一にするために、反転されるか、あるいは、ランダム化されることがある。
NANDタイプのフラッシュメモリおよびそれらの動作に関連する例は、以下の米国出願/特許出願に記載されている。米国特許第5,570,315号、米国特許第5,774,397号、米国特許第6,046,935号、米国特許第6,456,528号、米国特許公開US2003/0002348号。これらの引用文献は、その全体を参照することにより本明細書に援用される。本願の議論は、他のタイプの不揮発性メモリと同様にNANDはもちろんのこと、フラッシュメモリの他のタイプにも適用可能である。
NANDフラッシュメモリに加えて、不揮発性記憶装置の他のタイプもまた用いることができる。例えば、基本的に(フローティングゲートの代わりに)窒化物層内に電荷をトラッピングするメモリセルである、いわゆるTANOS構造(TaN−Al−SiN−SiOの積層から構成される構造)にも本発明は適用できる。フラッシュEEPROMに有用な他のタイプのメモリセルが、伝導性のフローティングゲートに代えて、非伝導性の誘電材料を採用し、不揮発な方法で電荷を蓄積する。他のメモリセルが、Chanらによる記事、「A True Single-Transistor Oxide-Nitride-Oxide EEPROM Device」、IEEE ELECTRON DEVICE Letters、EDL−8巻、第3号、1987年3月の93から95ページに説明されている。酸化ケイ素、窒化ケイ素、及び酸化ケイ素(「ONO」)から形成される三層の誘電体が、メモリセルチャネル上で半導電性基板の表面と導電性制御ゲートとの間に挟まれている。セルは、セルチャネルから窒化物の中に電子を注入することにより書込みが行われ、窒化物内において電子が制限領域内にトラッピングされ蓄積される。この蓄積された電荷は、次に、検出可能な方法で、セルのチャネルの一部の閾値電圧を変更する。セルは、窒化物中にホットホールを注入することによって消去される。Nozakiら、「A 1-Mb EEPROM with MONOS Memory Cell for Semiconductor Disk Application」、IEEE Journal of Solid-State Circuits、第26巻、第4号、1991年4月、497から501ページに、分離した選択トランジスタを形成するためにドーピングされたポリシリコンゲートがメモリセルチャネルの一部に拡がっている分割ゲート構成における同様のセルが説明されている。前記2つの記事は、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。参照することにより本明細書に組み込まれるWilliam D. Brown及びJoe E. Brewerによって編集された「Nonvolatile Semiconductor Memory Technology」、IEEE出版1998年の第1.2項にも、誘電電荷トラップ装置に適用可能である書き込み技法が説明されている。他のタイプのメモリ素子も使用できる。
図4Cは、1つ以上のメモリダイ又はチップ512を有するメモリデバイス510を示している。メモリダイ512は、メモリセル500の(2次元又は3次元の)アレイ、制御回路520、及び、読出し/書込み回路530Aと530Bを備えている。一実施形態では、様々な周辺回路によるメモリアレイ500へのアクセスはアレイの両側で対称的に実装されており、これにより、各側のアクセスライン及び回路の密度が半分に低減される。他の実施形態では、種々の周辺回路が、アレイの片側に非対象の形で実装されていてもよい。読出し/書込み回路530A及び530Bは、複数の検出ブロック300を有しており、それらの検出ブロック300によって、1ページのメモリセルを並列に読み出し又は書き込みすることができる。メモリアレイ500は、行デコーダ540Aと540Bを介したワードラインと、列デコーダ542Aと542Bを介したビットラインによってアドレス指定される。典型的な実施形態では、コントローラ544は、1つ以上のメモリダイ512のような同一のメモリデバイス510(例えば、取り外し可能なストレージカード又はパッケージ)内に実装される。命令、及び、データは、ライン532を介してホストとコントローラ544の間で転送され、また、ライン534を介してコントローラと1つ以上のメモリダイ512の間で転送される。1つの実装は、複数のチップ512を有することができる。
制御回路520は、読出し/書込み回路530Aと530Bと協働して、メモリアレイ500に対してメモリ動作を実行する。制御回路520は、ステートマシン522、オンチップアドレスデコーダ524、及び電力制御モジュール526を有している。ステートマシン522は、メモリ動作のチップレベルの制御を提供する。オンチップアドレスデコーダ524は、ホスト又はメモリコントローラによって用いられるアドレスと、デコーダ540A、540B、542A及び542Bによって用いられるハードウェアアドレスの間のアドレスインタフェーズを提供する。電力制御モジュール526は、メモリ動作においてワードライン及びビットラインに供給される電力及び電圧を制御する。1つの実施形態では、電力制御モジュール526は、供給電圧よりも大きな電圧を生成可能な1つ以上のチャージポンプを有する。
一実施形態では、制御回路520、電力制御回路526、デコーダ回路524、ステートマシン回路522、デコーダ回路542A、デコーダ回路542B、デコーダ回路540A、デコーダ回路540B、読出し/書込み回路530A、読出し/書込み回路530B、及び/又はコントローラ544の1つ又は任意の組合せは、1つ以上の管理回路と称することができる。
図4Dは、メモリセルアレイ500の例示的な構造を示す。一実施形態においては、メモリセルのアレイは、メモリセル群のM個のブロックに分割される。フラッシュEEPROMシステムに一般的であるように、ブロックは消去の単位である。すなわち、各ブロックは共に消去される最小数のメモリセルを含む。各ブロックは、通常、複数のページに分割される。ページは書き込みの単位である。通常、1つ又は複数ページのデータが1列のメモリセルに記憶される。1つのページは、1つ又は複数のセクタを記憶できる。1つのセクタは、ユーザデータとオーバヘッドデータを含む。オーバヘッドデータは、通常、セクタのユーザデータから算出される誤り訂正符号(Error Correction Code:ECC)を含む。コントローラ(後述)の一部が、データがアレイに書き込まれているときにECCを計算し、データがアレイから読み出されているときにECCのチェックも行う。代わりに、ECC及び/又は他のオーバヘッドデータはそれらが関係するユーザデータとは異なるページに記憶され、または異なるブロックに記憶されることがある。ユーザデータのセクタは通常、磁気ディスクドライブ内のセクタサイズに相当する512バイトである。例えば8ページから32、64、128、或いはそれ以上のページまでの多数のページが1ブロックを形成する。異なるサイズのブロック及び異なる配置も採用することができる。
別の実施形態では、ビットラインは偶数のビットラインと奇数のビットラインに分けられる。奇数/偶数ビットラインアーキテクチャでは、共通ワードラインに沿っており奇数ビットラインに接続されたメモリセル群は、同時に書き込みが行われる。これに対し、共通ワードラインに沿っており偶数ビットラインに接続されたメモリセル群は、奇数ビットラインに接続されたメモリセル群の書き込みとは別のタイミングで同時に書き込みが行われる。
図4Dは、メモリアレイ500の第iブロックの詳細を示している。第iブロックは、X+1ビットラインとX+1NANDストリングを含んでいる。第iブロックはまた、64本のデータワードライン(WL0−WL63)、2本のダミーワードライン(WL_d0、WL_d1)、ドレイン側選択ライン(SGD)、及び、ソース側選択ライン(SGS)も含んでいる。各NANDストリングの一端は、(選択ラインSGDに接続されている)ドレイン選択ゲートを介して対応するビットラインに接続されており、他端は、(選択ラインSGSに接続されている)ソース選択ゲートを介してソースラインに接続されている。64本のデータワードラインと2本のダミーワードラインが存在するので、各NANDストリングは、64個のデータメモリセルと2個のダミーメモリセルを含んでいる。他の実施形態では、NANDストリングは、64個より多い、或いは少ないデータメモリセルと2個のダミーメモリセルを有していてもよい。データメモリセルは、ユーザ又はシステムのデータを記憶することができる。ダミーメモリセルは、通常、ユーザ又はシステムのデータを記憶するのには用いられない。幾つかの実施形態は、ダミーメモリセルを有していない。
図4Eは、検出モジュール480と呼ばれるコア部と共通部490に分割された個々の検出ブロック300のブロック図である。一実施形態では、各ビットラインに対して個別のセンスモジュール480を用意し、一組の複数検出モジュール480に対して一つの共通部490を用意してもよい。一例として、1個の検出ブロックは、1個の共通部490と8個の検出モジュール480を有している。グループ内の各検出モジュールは、データバス472を介して協働する共通部と通信する。さらなる詳細としては、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる米国特許出願公開公報2006/0140007号を参照されたい。
検出モジュール480は、接続されたビットライン内の伝導電流が予め決められた閾値レベルより高いか低いかを判定する検出電気回路470を備えている。幾つかの実施形態では、検出モジュール480は、検出増幅器と一般に呼ばれる回路を有する。検出モジュール480は、さらに、接続されたビットラインに電圧状態を設定するために用いられるビットラインラッチ482を有している。例えば、ビットラインラッチ482内で予め決められた状態がラッチされることによって、接続されたビットラインを、書き込み禁止を指定する状態(例えば、Vdd)に引き上げる(プル)する。
共通部490は、プロセッサ492、1組のデータラッチ494、及び、1組のデータラッチ494とデータバス420の間を接続するI/Oインタフェーズ496を備えている。プロセッサ492は計算を実行する。例えば、その機能の1つは、センスされたメモリセル内に記憶されているデータを特定し、特定されたデータを一組のデータラッチ内に記憶することである。1組のデータラッチ494は、読み出し動作において、プロセッサ492によって特定されたデータビット群を記憶するために用いられる。一組のデータラッチ494は、書き込み動作において、データバス420から取り込んだデータビット群を記憶するためにも用いられる。取り込まれるデータビット群は、メモリ内に書き込む予定のライトデータ(書き込みデータ)を表す。I/Oインタフェーズ496は、データラッチ494とデータバス420の間のインタフェーズを提供する。
読み出し又は検出中には、システムの動作はステートマシン522の制御下にあり、ステートマシン522はアドレス指定されたセルへの種々の制御ゲート電圧の供給を制御する。メモリに用意された様々なメモリ状態に対応する様々な既定制御ゲート電圧のステップを進む毎に、検出モジュール480はこれらの電圧の1つに遷移し、バス472を介して検出モジュール480からプロセッサ492に出力が提供される。その時点で、プロセッサ492は、検出モジュールの遷移イベントと、ステートマシンから入力ライン493を介して加えられた制御ゲート電圧についての情報によって、結果としてのメモリ状態を特定する。それから、プロセッサは、メモリ状態に対するバイナリ符号化を計算し、得られたデータビット群をデータラッチ494に格納する。コア部の別の実施形態では、ビットラインラッチ482は、検出モジュール480の出力をラッチするラッチ、及び、上記のようなビットラインラッチの二つの役割を持つ。
当然のことながら、いくつかの実装形態では複数のプロセッサ492を有することができる。一実施形態では、各プロセッサ492は出力ライン(図4Eには示されていない)を有し、各出力ラインは共にワイヤードOR’d(配線論理和)接続される。いくつかの実施形態では、出力ラインは、ワイヤードORラインに接続される前段階で反転される。この構成は、ワイヤードORの結果を受け取るステートマシンが、書き込まれる全てのビットがいつ所望のレベルに到達したかを判断できるので、書き込み処理の完了時点を判定する書き込み検証処理における素早い判定を可能にする。例えば、各ビットがその所望のレベルに到達すると、そのビット用の論理「0」がワイヤードORラインに送られる(又はデータ「1」が反転される)。全てのビットがデータ「0」を出力すると(又はデータ「1」が反転されると)、ステートマシンは書き込み処理の完了を知る。各プロセッサが8個のセンスモジュールと通信する実施形態では、(いくつかの実施形態において)ステートマシンはワイヤードORラインを8回読み出す必要があってもよいし、あるいは、協働するビットラインの結果を蓄積するための論理をプロセッサ492に追加し、ステートマシンがワイヤードORラインを一度だけ読み出せば良いようにしてもよい。
書き込み又は検証処理の間、書き込まれるべきデータはデータバス420から1組のデータラッチ494内に記憶される。ステートマシン制御下の書き込み動作は、アドレス指定されるメモリセルの制御ゲートに加えられる一連の(値の増加を伴う)書き込み電圧パルスを伴う。各書き込みパルスに続いて検証処理が実行され、メモリセルが所望の状態に書き込まれたかどうかを判定する。プロセッサ492は、所望のメモリ状態に対する検証メモリ状態を監視する。その2つが一致したとき、プロセッサ492は、書き込み禁止を指定する状態にビットラインを引き上げる(プルする)ようにビットラインラッチ482を設定する。これにより、たとえ書込みパルスがその制御ゲートに影響しても、ビットラインに接続したセルがさらに書込みされないようにすることができる。他の実施形態では、プロセッサが最初にビットラインラッチ482をロードし、検出回路が検証処理中にそれに禁止値を設定する。
データラッチスタック494は、検出モジュールに対応するデータラッチのスタックを有する。一実施形態では、センスモジュール480毎に3個から5個の(或いはその他の数の)データラッチが存在する。一実施形態では、ラッチは夫々1ビットである。いくつかの実装形態では、(必須ではないが)データラッチはシフトレジスタとして実装され、内部に記憶されたパラレルデータをデータバス420用にシリアルデータに変換したり、その逆を行ったりする。好適な一実施形態では、m個のメモリセルの読出し/書込みブロックに対応する全てのデータラッチを相互にリンクしてブロックシフトレジスタを構成し、シリアル転送によってデータのブロックを入力または出力できるようにする。特に、読出し/書込みモジュールの一群のデータラッチのそれぞれが、データバスへ或いはデータバスからデータを順に転送するように読出し/書込みモジュールのバンクを構成し、一群のデータラッチがあたかも読出し/書込みブロック全体のシフトレジスタの一部であるかのようにしてもよい。
読み出し動作や検出増幅器についてのさらなる情報は次の文献に記載されている。(1)米国特許第7,196,931号、「Non-Volatile Memory And Method With Reduced Source Line Bias Errors」(2)米国特許第7,023,736号「Non-Volatile Memory And Method with Improved Sensing」(3)米国特許出願公開2005/0169082号、(4)米国特許第7,196,928号、「Compensating for Coupling During Read Operations of Non-Volatile Memory」、(5)米国特許出願公開2006/0158947号、「Reference Sense Amplifier For Non-Volatile Memory」、2006年7月20日公開。これら5個の特許文献の全ては、その全体を参照することにより本明細書に組み込まれる。
上記本発明の詳細な説明は、説明のための例示にすぎない。上記本発明の詳細な説明は、詳細に開示した範囲に限定するものではない。本明細書が開示する技術は、様々に変形、変更し得る。上記説明した実施形態は、本発明の原理とその具体的な適用例をよく説明するために選ばれたものであり、当業者は、具体的な事例に則して本発明を様々に変更し得る。本発明の技術的範囲は、添付された特許請求の範囲によって定まるものである。

Claims (14)

  1. 検出装置(104)と、
    前記検出装置に接続されており、閾値電圧を有する検出トランジスタ(287)と、
    前記検出トランジスタと前記検出装置に接続されている第1スイッチ(288)と、
    前記検出装置と対象素子(10)に接続されている1つ以上の第2スイッチ(282、293、291、289)と、を備えており、
    前記第1スイッチは、前記検出装置を前記検出トランジスタの前記閾値電圧の関数である第1電圧に充電させ、
    前記1つ以上の前記第2スイッチは、前記検出装置を前記対象素子に接続させて前記検出装置の前記第1電圧を変更し、
    前記1つ以上の前記第2スイッチは、前記変更された前記第1電圧が前記検出トランジスタに印加されるフェーズにおいて、前記検出装置と前記対象素子を非接続にし、
    前記対象素子(10)の状態は、前記変更された前記第1電圧が前記検出トランジスタに印加されるのに応答して前記検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて決定される検出回路。
  2. 前記対象素子は、ビット線に関連する不揮発性記憶素子であり、
    前記第1スイッチが前記検出装置を前記第1電圧に充電するときに、ビット線を予備充電する予備充電回路をさらに備える請求項1に記載の検出回路。
  3. 前記1つ以上の前記第2スイッチは、前記検出装置が前記第1電圧に充電されるときに、前記検出装置と前記予備充電回路を非接続にする請求項2に記載の検出回路。
  4. 供給電圧として第2電圧が前記予備充電回路に印加され、
    前記検出装置が前記第1電圧に充電されるときに、第3電圧が前記検出トランジスタに供給され、
    前記第3電圧は前記第2電圧よりも大きい請求項2又は3に記載の検出回路。
  5. 記フェーズでは前記第3電圧と前記第2電圧が等しくなるように、前記フェーズに先立って前記第3電圧を前記第2電圧にまで減少させる請求項4に記載の検出回路。
  6. 前記検出装置を充電するときに前記第3電圧が前記第2電圧とオフセット電圧の合計に等しく、前記変更された前記第1電圧が前記検出トランジスタに供給されるときに前記第3電圧が前記第2電圧に等しい請求項4又は5に記載の検出回路。
  7. 前記オフセット電圧は、前記検出トランジスタのターンオン電圧とほぼ同等である請求項6に記載の検出回路。
  8. 前記検出トランジスタは、ゲート、ソース、及びドレインを有しており、
    前記検出装置は、前記検出トランジスタのゲートに接続されており、
    前記検出トランジスタのソースは、充電電圧に接続されており、
    前記第1スイッチは、前記検出装置を充電する経路を提供するために、前記ゲートを前記ドレインに接続させる請求項1〜7のいずれか一項に記載の検出回路。
  9. 検出装置(104)を検出トランジスタ(287)の閾値電圧の関数である第1電圧に充電する工程と、
    前記検出装置(104)を対象素子(10)に接続させて前記検出装置の前記第1電圧を変更する工程と、
    前記変更された前記第1電圧を検出トランジスタ(287)に供給する工程と、
    前記変更された前記第1電圧が前記検出トランジスタに印加されるのに応答して前記検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて、前記対象素子の状態を決定する工程と、を備える検出方法。
  10. 前記検出装置を前記第1電圧に充電するときに、ビット線を予備充電する工程をさらに備えており、
    前記対象素子が不揮発性記憶素子であり、
    前記ビット線が前記不揮発性記憶素子に関連する請求項9に記載の検出方法。
  11. 検出装置を第1電圧に充電する工程が、検出トランジスタのゲートとドレインを接続することを有しており、
    前記検出装置が前記検出トランジスタのゲートに接続され、
    前記検出トランジスタのソースが充電電圧に接続される請求項9又は10に記載の検出方法。
  12. 前記変更された第1電圧を前記検出トランジスタに供給するのに先立って、前記充電電圧を供給電圧に減少させる工程をさらに備えている請求項11に記載の検出方法。
  13. 検出装置を対象素子に接続させる工程は、前記検出装置の電圧を放電させる期間、前記対象素子からの信号を前記検出装置に接続させることを有する請求項9〜12のいずれか一項に記載の検出方法。
  14. 検出装置(104)を検出トランジスタ(287)の閾値電圧の関数である第1電圧に充電する手段と、
    前記検出装置(104)を対象素子(10)に接続させて前記検出装置の前記第1電圧を変更する手段と、
    前記変更された前記第1電圧を検出トランジスタ(287)に供給する手段と、
    前記変更された前記第1電圧が前記検出トランジスタに印加されるのに応答して前記検出トランジスタがターンオンするか否かに基づいて、前記対象素子の状態を決定する手段と、を備える検出装置。
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