JP5339861B2 - 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法 - Google Patents

消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5339861B2
JP5339861B2 JP2008291079A JP2008291079A JP5339861B2 JP 5339861 B2 JP5339861 B2 JP 5339861B2 JP 2008291079 A JP2008291079 A JP 2008291079A JP 2008291079 A JP2008291079 A JP 2008291079A JP 5339861 B2 JP5339861 B2 JP 5339861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
lubricating oil
less
group
oil composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008291079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010116493A (ja
Inventor
修 黒澤
幸治 別府
一幸 竹脇
晋 高木
明成 板垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Eneos Corp
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
JXTG Nippon Oil and Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd, JXTG Nippon Oil and Energy Corp filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP2008291079A priority Critical patent/JP5339861B2/ja
Publication of JP2010116493A publication Critical patent/JP2010116493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5339861B2 publication Critical patent/JP5339861B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Description

本発明は、消泡性に優れた潤滑油組成物、および特定の物性を有するパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを消泡剤として使用した潤滑油の消泡方法に関するものである。
自動変速機や金属ベルト式の無段変速機においては、泡立ち防止性に乏しい潤滑油が充填されるとブリーザから潤滑油が泡の状態で外部に漏れるという問題がある。そのため潤滑油に消泡剤を添加して泡立ちを防止している。上記変速機は高温になるため、熱に対して安定であるオルガノポリシロキサン等の有機シリコーン系消泡剤が好適に用いられている(例えば、特許文献1〜6)。
特開昭62−124193号公報 特開平1−153792号公報 特開平1−95193号公報 特開平8−127787号公報 特開平8−24512号公報 特開平11−209778号公報
しかし、特許文献1〜6に開示された有機シリコーン系消泡剤は、酸に対して不安定であるため、潤滑油の劣化に伴い生成する酸性成分によりその効果が小さくなり、変速機油が無交換で使用されるのにも関わらず、僅か数万kmの走行で消泡性能が消失してしまう。
従来の変速機は、変速機油の消泡性が消失しても、ブリーザから潤滑油が漏れないよう設計されていたが、最近の変速機は燃費向上を目的に多段化や小型化の傾向にあり、構造的にブリーザからの潤滑油の漏れを防止するのが難しくなってきている。従って、長期に亘り消泡性を維持できる技術が必要となっている。特に前輪駆動式の自動変速機においては、その構造から、特に長期に亘って消泡効果を維持することが強く求められている。
本発明の課題は、以上のような事情に鑑み、熱及び酸に対し安定であり、消泡性能を長期間維持可能な消泡剤を含有する潤滑油組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、特定の物性を有するパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンが熱及び酸に対し安定であり、消泡性能を長期間維持可能な消泡剤として有効であることを見出し、以下の本発明を完成するに至った。
第1の本発明は、鉱油系基油及び/又は合成系基油からなる潤滑油基油に、下記一般式(I)で示される25℃における粘度が1,000mm/s以上100,000mm/s以下であり、25℃における比重が0.98以上1.25以下であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを、組成物全量基準で0.0003質量%以上1質量%以下含有することを特徴とする、消泡性に優れた潤滑油組成物である。
Figure 0005339861
[式(I)中、Rは各々独立に水酸基又はメチル基、Rは下記一般式(II)で示される一価の有機基、Rは各々独立にR、R、水酸基又は炭素数1〜6のアルコキシ基であり、xは5〜1,000、yは1〜500の整数である。]
Figure 0005339861
[式(II)中、Rは炭素数1〜6の二価炭化水素基であり、aは0≦a≦13を満たす整数である。]
第1の本発明の潤滑油組成物は、自動変速機に好適に使用される。本発明の潤滑油組成物は、構造的にブリーザからの潤滑油の漏れを防止するのが難しいとされる変速機において、その効果を特に発揮することができ、具体的には、前輪駆動式の自動変速機、6段変速以上の自動変速機、金属ベルト式無段変速機において好適に使用される。
第2の本発明は、上記パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを消泡剤として使用する、潤滑油の消泡方法である。
上記パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンは、熱及び酸に対し安定であり、消泡効果及びその持続性に優れる。従って、本発明の第一の態様にかかる潤滑油組成物は、熱及び劣化によって酸性成分が生成した場合においても潤滑油の初期性能を長期に亘って維持することが可能である。また、本発明の第二の態様にかかる方法によれば、潤滑油に長期に亘って消泡効果を付与することができる。
以下、本発明にかかる潤滑油組成物について詳述する。本発明にかかる潤滑油組成物は、鉱油系基油及び/又は合成系基油からなる潤滑油基油と、消泡剤として機能する特定のパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンとを含んでいる。
(消泡剤)
本発明にかかる潤滑油組成物に含有される消泡剤は、下記一般式(I)で示される25℃における粘度が1,000mm/s以上100,000mm/s以下、25℃における比重が0.98以上1.25以下であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンである。
Figure 0005339861
式(I)において、Rは各々独立に水酸基またはメチル基である。
式(I)において、Rは下記一般式(II)で示されるパーフルオロアルキル基である。
Figure 0005339861
式(II)において、Rは炭素数1〜6の二価炭化水素基であり、アルキレン基、アルケニレン基等が挙げられ、例えばメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンテン基、ヘキセン基等が挙げられる。また、aは0≦a≦13、好ましくは0≦a≦7、より好ましくは0≦a≦5を満たす整数である。aの値が大きすぎると、潤滑油との相溶性が悪くなり、分離等の問題を起こす可能性がある。
よって、上記Rとしては、例えば、
−CCF
−C
−C13
−C17
−C1327
等が挙げられる。
式(I)において、Rは各々独立に、R又はRと同様の基、水酸基又は炭素数1〜6のアルコキシ基である。具体的には前記のR及びRとして例示した基や、アルコキシ基として、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。
なお、良好な消泡性を発揮させる観点から、式(I)において、Rとしてメチル基を、Rとしてメチル基を用いたパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンとすることが好ましい。また、安全性の観点から、Rはaが0〜5であることが好ましい。
なお、式(I)中のxは5〜1,000、好ましくは50〜800の整数であり、yは1〜500、好ましくは20〜300の整数である。xやyの値が小さすぎると、潤滑油組成物の消泡性が劣り、一方でxやyの値が大きすぎると、潤滑油との相溶性が悪くなり、分離等の問題を起こす可能性がある。
このパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンのオストワルド粘度計により測定した25℃における粘度は、消泡性、作業性の面から1,000mm/s以上100,000mm/s以下であり、好ましくは3,000mm/s以上50,000mm/s以下、より好ましくは5,000mm/s以上20,000mm/s以下である。25℃における粘度が小さすぎると消泡性能が劣り、大きすぎるとパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンのハンドリング性及び潤滑油への分散性が悪くなる。
また、このパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの浮きばかり法により測定した25℃における比重は、潤滑油に対する分散性及び潤滑油の貯蔵安定性の面から0.98以上1.25以下、好ましくは0.99以上1.20以下、より好ましくは1.00以上1.15以下である。25℃における比重が小さすぎると消泡性が劣り、大きすぎると潤滑油との比重差が大きくなり、潤滑油に対する分散性及び潤滑油の貯蔵安定性が悪くなる。
また、このパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンは、1種単独で用いても、2種以上の混合物を用いてもよい。
ここで、上記パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの製造法としては、公知の一般的な方法を挙げることができるが、例えば、パーフルオロアルキル基を含有しない環状オルガノシロキサンと、パーフルオロアルキル基を含有する環状オルガノシロキサンと、末端停止剤として、式:X−Si(R−O1/2(式中、Rは上記式(I)のものと同じであり、Xは水酸基、メチル基、水素原子、若しくは上記一般式(II)で表される有機基を表す。)で表される単位で分子鎖両末端が封鎖されたシロキサンオリゴマーとを、所望の割合で混合し、酸触媒又はアルカリ触媒の存在下で平衡化反応に供する方法がある。
上記酸触媒としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸等が挙げられる。また、上記アルカリ触媒としてはアルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、アルコキシド又はシリコネート等が挙げられ、具体的には、水酸化カリウム、カリウムシリコネート等である。
本発明の潤滑油組成物に使用されるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンは、必要に応じて溶媒に溶解又は分散させた状態で使用することができる。ここで溶媒としては、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンが溶解又は分散する溶媒であれば特に限定されず、例えばトルエン、キシレン、ヘキサン、クロロホルム、2−ブタノン、4−メチル−2−ペンタノン(MIBK)、ジメチルアセトアミド、ヘキサフルオロメタキシレン(HFMX)等、場合に応じて好適なものを使用することができる。
パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを溶媒に希釈して使用する場合、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの含有量は通常、消泡剤全量基準で1質量%以上90質量%以下であることが好ましく、より好ましくは5質量%以上50質量%以下、更に好ましくは10質量%以上30質量%以下である。含有量が少なすぎると潤滑油中に溶媒が多量に添加されることによる様々な不具合が起こるおそれがあり、多すぎると消泡剤としての粘度を下げる、又は潤滑油中への分散性を高めるという溶媒添加の主目的を満足できないおそれがある。
本発明の潤滑油組成物は、潤滑油全量を基準として、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの含有量として0.0003質量%以上であることが好ましく、より好ましくは0.0005質量%以上、更に好ましくは0.001質量%以上含有又は分散させることが望ましい。パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの含有量が少なすぎると、消泡効果の持続性が期待できないおそれがある。また、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの含有量として1質量%以下であることが好ましく、より好ましくは0.1質量%以下、更に好ましくは0.05質量%以下、特に好ましくは0.01質量%以下である。含有量が多すぎると、潤滑油として使用した場合に潤滑面の摩耗が著しく、貯蔵安定性にも劣る場合がある。
パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンは、公知の方法で潤滑油基油に分散させることができる。
(潤滑油基油)
本発明にかかる潤滑油組成物に用いられる潤滑油基油としては、特に制限はなく、通常の潤滑油に使用される鉱油系基油及び/又は合成系基油が使用できる。
鉱油系基油としては、具体的には、原油を常圧蒸留して得られる常圧残油を減圧蒸留して得られた潤滑油留分を、溶剤脱れき、溶剤抽出、水素化分解、溶剤脱ろう、水素化精製等の処理を1つ以上行って精製したもの、あるいはワックス異性化鉱油、フィッシャートロプシュプロセス等により製造されるGTL WAX(ガストゥリキッドワックス)を異性化する手法で製造される潤滑油基油等が例示できる。
合成系基油としては、具体的には、ポリブテン又はその水素化物;1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー等のポリ−α−オレフィン又はその水素化物;ジトリデシルグルタレート、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ−2−エチルヘキシルセバケート等のジエステル;トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール−2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネート等のポリオールエステル;マレイン酸ジブチル等のジカルボン酸類と炭素数2〜30のα−オレフィンとの共重合体;アルキルナフタレン、アルキルベンゼン、芳香族エステル等の芳香族系合成油又はこれらの混合物等が例示できる。
本発明では、潤滑油基油として、鉱油系基油、合成系基油、油脂又はこれらの中から選ばれる2種以上の潤滑油の任意混合物等が使用できる。例えば、1種以上の鉱油系基油、1種以上の合成系基油、1種以上の鉱油系基油と1種以上の合成系基油との混合油等を挙げることができる。
潤滑油基油の動粘度は特に制限はないが、その100℃での動粘度は、2mm/s以上50mm/s以下であることが好ましく、より好ましくは、2.5mm/s以上40mm/s以下、特に好ましくは2.7mm/s以上35mm/s以下である。潤滑油基油の100℃での動粘度が大きすぎると、低温粘度特性が悪化し、一方、その動粘度が小さすぎると、潤滑箇所での油膜形成が不十分であるため潤滑性に劣り、また潤滑油基油の蒸発損失が大きくなる場合がある。
潤滑油基油の粘度指数は特に制限はないが、低温から高温まで優れた粘度特性が得られるようにその値は好ましくは80以上であり、より好ましくは90以上であり、更に好ましくは100以上である。粘度指数の上限については特に制限はなく、通常200以下、好ましくは160以下のものを使用することができる。
鉱油系基油の全芳香族分は、特に制限はないが、好ましくは40質量%以下であり、より好ましくは30質量%以下である。全芳香族分は0質量%でも良いが、添加剤の溶解性の点で1質量%以上であることが好ましく、5質量%以上であることがより好ましい。基油に含まれる全芳香族分が多すぎると、酸化安定性が劣る場合がある。
なお、上記全芳香族分とは、ASTM D2549に準拠して測定した芳香族留分(aromatic fraction)含有量を意味する。通常この芳香族留分には、アルキルベンゼン、アルキルナフタレンの他、アントラセン、フェナントレン、これらのアルキル化物、ベンゼン環が四環以上縮合した化合物、及びピリジン類、キノリン類、フェノール類、ナフトール類等のヘテロ芳香族を有する化合物等が含まれる。
また、鉱油系基油中の硫黄分は、特に制限はないが、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である。
潤滑油基油のNOACK蒸発量に特に制限はないが、通常50質量%以下、好ましくは25質量%以下、更に好ましくは20質量%以下、特に好ましくは16質量%以下であり、好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上である。上記範囲の潤滑油基油を用いることで好適な潤滑特性を有する潤滑油組成物を得ることができる。なお、ここでいうNOACK蒸発量とは、ASTM D5800に準拠して測定されたものである。
(その他添加剤)
本発明の潤滑油組成物は、上記潤滑油基油に、前記パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを含有させることで、消泡性能及びその維持性能を発揮することができるが、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンの溶解性、分散性を高め、消泡性能及びその維持性能を高めるだけでなく、潤滑油に必要な性能を更に付与するために、潤滑油に一般的に使用されている任意の添加剤を添加することができる。このような添加剤としては、例えば、無灰分散剤、金属系清浄剤、酸化防止剤、摩耗防止剤(又は極圧剤)、摩擦調整剤、粘度指数向上剤、腐食防止剤、防錆剤、抗乳化剤、金属不活性化剤、本発明の必須成分であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサン以外の消泡剤、及び着色剤等の添加剤等を挙げることができる。
無灰分散剤としては、潤滑油に用いられる任意の無灰分散剤を用いることができるが、例えば、炭素数40〜400の直鎖若しくは分枝状のアルキル基又はアルケニル基を分子中に少なくとも1個有する含窒素化合物又はその誘導体が挙げられる。ここでいう含窒素化合物としては、例えばコハク酸イミド、ベンジルアミン、ポリアミン、マンニッヒ塩基等が挙げられ、その誘導体としては、これら含窒素化合物にホウ酸、ホウ酸塩等のホウ素化合物、(チオ)リン酸、(チオ)リン酸塩等のリン化合物、有機酸、ヒドロキシ(ポリ)オキシアルキレンカーボネート等を作用させた誘導体等が挙げられる。本発明においては、これらの中から任意に選ばれる1種類あるいは2種類以上を配合することができる。
このアルキル基又はアルケニル基の炭素数は40〜400、好ましくは60〜350である。アルキル基又はアルケニル基の炭素数が小さすぎると化合物の潤滑油基油に対する溶解性が低下し、一方、アルキル基又はアルケニル基の炭素数が大きすぎると、潤滑油組成物の低温流動性が悪化する場合がある。このアルキル基又はアルケニル基は、直鎖状でも分枝状でもよいが、好ましいものとしては、具体的には、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン等のオレフィンのオリゴマーやエチレンとプロピレンのコオリゴマーから誘導される分枝状アルキル基や分枝状アルケニル基等が挙げられる。
本発明において、無灰分散剤を配合する場合の含有量は、特に制限はないが、通常組成物全量基準で0.1質量%以上10質量%以下、好ましくは0.5質量%以上4質量%以下、更に好ましくは1質量%以上3質量%以下である。無灰分散剤の含有量が少なすぎる場合、硫酸中和速度が十分でないおそれがあり、また、多すぎる場合、含有量に見合う効果が得られないばかりか、ピストンリング溝の清浄性が悪化するおそれがある。
金属系清浄剤としては、特に制限はなく、公知のアルカリ金属又はアルカリ土類金属スルホネート系清浄剤、アルカリ金属又はアルカリ土類金属フェネート系清浄剤、アルカリ金属又はアルカリ土類金属サリシレート系清浄剤、アルカリ金属又はアルカリ土類金属ナフテネート系清浄剤、アルカリ金属又はアルカリ土類金属ホスホネート系清浄剤及びこれらの2種以上の混合物(コンプレックスタイプも含む)等が挙げられる。
ここでいうアルカリ金属としては、ナトリウム、カリウム等が挙げられ、アルカリ土類金属としては、カルシウム、マグネシウム、バリウム等が挙げられ、アルカリ土類金属であることが好ましく、カルシウム又はマグネシウムであることが特に好ましい。なお、これら金属系清浄剤の全塩基価及び添加量は要求される潤滑油の性能に応じて任意に選択することができる。
なお、上記金属系清浄剤には、中性の金属系清浄剤だけでなく、(過)塩基性金属系清浄剤も含まれるが、本発明においては、炭酸カルシウム及び/又はホウ酸カルシウムを有する(過)塩基性金属系清浄剤であることが好ましい。
金属系清浄剤の塩基価は、特に制限はないが、通常0mgKOH/g以上500mgKOH/g以下であることが好ましく、より好ましくは150mgKOH/g以上450mgKOH/g以下、特に好ましくは200mgKOH/g以上400mgKOH/g以下である。なお、ここでいう塩基価とは、JIS K2501「石油製品及び潤滑油−中和価試験法」の7.に準拠して測定される過塩素酸法による塩基価を意味する。
本発明において、金属系清浄剤の含有量は特に制限はないが、組成物全量基準で、通常、金属換算量としての含有量は、好ましくは0.001質量%以上5質量%以下、より好ましくは0.01質量%以上0.5質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以上0.3質量%以下である。
酸化防止剤としては、フェノール系、アミン系等の無灰酸化防止剤等あるいは金属系酸化防止剤が挙げられる。これらの含有量は、組成物全量基準で、通常0.1質量%以上5質量%以下、好ましくは0.5質量%以上2質量%以下である。
摩耗防止剤(又は極圧剤)としては、潤滑油に用いられる任意の摩耗防止剤が使用できる。例えば、硫黄系、リン系、硫黄−リン系の極圧剤等が使用でき、具体的には、亜リン酸エステル類、チオ亜リン酸エステル類、ジチオ亜リン酸エステル類、トリチオ亜リン酸エステル類、リン酸エステル類、チオリン酸エステル類、ジチオリン酸エステル類、トリチオリン酸エステル類、これらのアミン塩、これらの金属塩、これらの誘導体、ジチオカーバメート、ジサルファイド類、ポリサルファイド類、硫化オレフィン類、硫化油脂類等が挙げられる。
本発明の潤滑油組成物において、これらの摩耗防止剤(又は極圧剤)を使用する場合、その含有量は、特に制限はないが、組成物全量基準で、通常0.01質量%以上5質量%以下である。
摩擦調整剤としては、脂肪酸エステル系、脂肪族アミン系、脂肪族イミド系、脂肪酸アミド系、脂肪酸金属塩等の無灰摩擦調整剤、モリブデンジチオカーバメート、モリブデンジチオホスフェート等の金属系摩擦調整剤等が挙げられる。これらの含有量は、組成物全量基準で、通常0.01質量%以上5質量%以下である。
粘度指数向上剤としては、ポリメタクリレート系粘度指数向上剤、オレフィン共重合体系粘度指数向上剤、スチレン−ジエン共重合体系粘度指数向上剤、スチレン−無水マレイン酸エステル共重合体系粘度指数向上剤又はポリアルキルスチレン系粘度指数向上剤等が挙げられる。これら粘度指数向上剤の重量平均分子量は、通常800〜1,000,000、好ましくは10,000〜900,000である。また、粘度指数向上剤の含有量は、組成物全量基準で、通常0.1質量%以上20質量%以下である。
腐食防止剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、トリルトリアゾール系、チアジアゾール系、又はイミダゾール系化合物等が挙げられる。
防錆剤としては、例えば、石油スルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、ジノニルナフタレンスルホネート、アルケニルコハク酸エステル、又は多価アルコールエステル等が挙げられる。
抗乳化剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、又はポリオキシエチレンアルキルナフチルエーテル等のポリアルキレングリコール系非イオン系界面活性剤等が挙げられる。
金属不活性化剤としては、例えば、イミダゾリン、ピリミジン誘導体、アルキルチアジアゾール、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール又はその誘導体、1,3,4−チアジアゾールポリスルフィド、1,3,4−チアジアゾリル−2,5−ビスジアルキルジチオカーバメート、2−(アルキルジチオ)ベンゾイミダゾール、又はβ−(o−カルボキシベンジルチオ)プロピオンニトリル等が挙げられる。
本発明においては、パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンとその他の消泡剤を併用することも可能である。本発明の必須成分であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサン以外の消泡剤としては、例えば、シリコーンオイル、アルケニルコハク酸誘導体、ポリヒドロキシ脂肪族アルコールと長鎖脂肪酸のエステル、メチルサリシレートとo−ヒドロキシベンジルアルコール、アルミニウムステアレート、オレイン酸カリウム、N−ジアルキル−アリルアミンニトロアミノアルカノール、イソアミルオクチルホスフェートの芳香族アミン塩、アルキルアルキレンジホスフェート、チオエーテルの金属誘導体、ジスルフィドの金属誘導体、脂肪族炭化水素のフッ素化合物、トリエチルシラン、ジクロロシラン、アルキルフェニルポリエチレングリコールエーテルスルフィド、フルオロアルキルエーテル等が挙げられる。
これらの添加剤を本発明の潤滑油組成物に含有させる場合には、その含有量は組成物全量基準で、腐食防止剤、防錆剤、抗乳化剤ではそれぞれ通常0.005質量%以上5質量%以下、金属不活性化剤では通常0.005質量%以上1質量%以下、消泡剤では通常0.0005質量%以上1質量%以下の範囲から選ばれる。
本発明の潤滑油組成物は、消泡性及びその持続性に優れるため、このような消泡性が要求される用途、例えば、二輪車用、四輪車用、船舶用、発電用等のガソリンエンジン油、ディーゼルエンジン油、ガスエンジン油、自動変速機、手動変速機、終減速機、ギヤ等の駆動系用潤滑油、湿式ブレーキ油、油圧作動油、タービン油、圧縮機油、軸受け油、冷凍機油等の潤滑油としても好適に使用することができる。
本発明の潤滑油組成物の100℃における動粘度は、特に制限はなく、通常3mm/s以上50mm/s以下であり、好ましくは5.0mm/s以上21.3mm/s以下、より好ましくは5.0mm/s以上16.3mm/s以下である。
本発明の潤滑油組成物及び消泡方法によれば、消泡性に優れるとともに、熱及び酸に対する安定性が高いパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを消泡剤として使用することで、高温条件及び劣化過程で酸性成分を生成しやすい潤滑油やその他流体に対し、消泡性及びその持続性を発揮できるため、潤滑油又はその他流体の初期の諸性能を長期にわたり維持させることが可能となる。
以下、本発明の内容を実施例及び比較例によって更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
(実施例1〜8、比較例1〜9)
基油に、ATF添加剤パッケージを添加した系に、消泡剤A〜Mを配合して、表1および2に示す組成を有する潤滑油組成物を調製した(実施例1〜8、比較例1〜9)。各添加剤の添加量は組成物全量基準である。
得られた組成物について、新油および劣化油の消泡性能をホモジナイザーによる高速撹拌法により評価した。劣化油は、下記の2つの方法により得た。
(1)JIS K2514に準拠したISOT(内燃機関用潤滑油酸化安定度試験)
温度:165℃、劣化時間:144h
(2)JASO M348に準拠したSAE No.2試験
ホモジナイザーを用いた高速撹拌法による泡立ち防止性は、250mlのメスシリンダーに評価油を150ml採取し、120℃にて空気を吹き込みながら20,000rpmで撹拌したときの油面上昇により評価した。本評価法においては、油面上昇が250ml以下であれば、消泡性能を有していると判断した。結果をそれぞれ表1、2に示す。
Figure 0005339861
Figure 0005339861
表1、2から分かるように、本発明にかかる潤滑油組成物(実施例1〜8)は、新油時において有機シリコーン系消泡剤を配合した潤滑油組成物(比較例6〜9)と同等以上の消泡性能を有するとともに、劣化油においてもその消泡性能を維持できることがわかった。一方、有機シリコーン系消泡剤は、新油時には消泡性能を有するものの、劣化後において消泡性能が著しく悪化した(比較例6〜9)。パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを用いた場合であっても、その添加量が少なすぎる場合(比較例1)、あるいは粘度が本発明の範囲から外れる場合(比較例2、3)には、新油時および劣化後の消泡性能が劣っていた。また、比重が本発明の範囲から外れる場合(比較例4、5)には、新油時には本発明の組成物と同等であるが、やはり劣化後の消泡性能が劣っていた。
以上、現時点において、最も実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う潤滑油組成物、潤滑油の消泡方法もまた本発明の技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。

Claims (8)

  1. 100℃での動粘度が2mm /s以上35mm /s以下である鉱油系基油及び/又は合成系基油からなる潤滑油基油に、下記一般式(I)で示されるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンであって、25℃における粘度が1,000mm/s以上100,000mm/s以下であり、25℃における比重が0.98以上1.10以下であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを、組成物全量基準で0.0003質量%以上1質量%以下含有することを特徴とする、潤滑油組成物。
    Figure 0005339861
    [式(I)中、Rは各々独立に水酸基又はメチル基、Rは下記一般式(II)で示される一価の有機基、Rは各々独立にR、R、水酸基又は炭素数1〜6のアルコキシ基であり、xは5〜1,000、yは1〜500の整数である。]
    Figure 0005339861
    [式(II)中、Rは炭素数1〜6の二価炭化水素基であり、aは0≦a≦13を満たす整数である。]
  2. 前記式(I)中、xが50〜800の整数であり、yが20〜300の整数であり、
    前記式(II)中、aが0≦a≦7を満たす整数である、
    請求項1に記載の潤滑油組成物。
  3. 組成物全量基準で、
    0.1質量%以上10質量%以下の無灰分散剤、
    金属換算量として0.001質量%以上5質量%以下の金属系清浄剤、
    0.1質量%以上5質量%以下の酸化防止剤、
    0.01質量%以上5質量%以下の摩耗防止剤、
    0.01質量%以上5質量%以下の摩擦調整剤、
    0.1質量%以上20質量%以下の粘度指数向上剤、
    0.005質量%以上5質量%以下の腐食防止剤、
    0.005質量%以上5質量%以下の防錆剤、
    0.005質量%以上5質量%以下の抗乳化剤、
    0.005質量%以上1質量%以下の金属不活性化剤、及び、
    0.0005質量%以上1質量%以下の、前記パーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサン以外の消泡剤
    からなる群から選ばれる1種以上の添加剤を含有する、
    請求項1又は2に記載の潤滑油組成物。
  4. 自動変速機に使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
  5. 前輪駆動式自動変速機に使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
  6. 6段変速以上の自動変速機に使用されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
  7. 金属ベルト式無段変速機に使用されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の潤滑油組成物。
  8. 下記一般式(I)で示されるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンであって、25℃における粘度が1,000mm/s以上100,000mm/s以下であり、25℃における比重が0.98以上1.10以下であるパーフルオロアルキル変性オルガノポリシロキサンを消泡剤として使用することを特徴とする、100℃での動粘度が2mm /s以上35mm /s以下である鉱油系基油及び/又は合成系基油からなる潤滑油基油を含有する潤滑油の消泡方法。
    Figure 0005339861
    [式(I)中、Rは各々独立に水酸基又はメチル基、Rは下記一般式(II)で示される一価の有機基、Rは各々独立にR、R、水酸基又は炭素数1〜6のアルコキシ基であり、xは5〜1,000、yは1〜500の整数である。]
    Figure 0005339861
    [式(II)中、Rは炭素数1〜6の二価炭化水素基であり、aは0≦a≦13を満たす整数である。]
JP2008291079A 2008-11-13 2008-11-13 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法 Active JP5339861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291079A JP5339861B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008291079A JP5339861B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010116493A JP2010116493A (ja) 2010-05-27
JP5339861B2 true JP5339861B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=42304343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008291079A Active JP5339861B2 (ja) 2008-11-13 2008-11-13 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5339861B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5397671B2 (ja) * 2008-12-05 2014-01-22 東燃ゼネラル石油株式会社 消泡剤組成物、潤滑油組成物および潤滑油組成物の製造方法
JP5829900B2 (ja) * 2011-11-30 2015-12-09 昭和シェル石油株式会社 油類又は油類組成物の引火点向上方法及び引火点が向上された油性組成物
CN103666653B (zh) * 2012-09-20 2016-06-15 中国石油化工股份有限公司 发动机油组合物及其用途
JP6057978B2 (ja) * 2014-12-15 2017-01-11 本田技研工業株式会社 自動変速機油の劣化判定装置
JP2017206656A (ja) * 2016-05-20 2017-11-24 東燃ゼネラル石油株式会社 消泡剤を含有する潤滑油組成物
CN110290848B (zh) * 2017-02-22 2022-04-22 Jxtg能源株式会社 消泡剂和润滑油组合物
JP7104576B2 (ja) * 2018-07-03 2022-07-21 Eneos株式会社 潤滑油組成物

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2543919B2 (ja) * 1987-12-11 1996-10-16 出光興産株式会社 冷凍機油組成物
AU710294B2 (en) * 1995-09-12 1999-09-16 Lubrizol Corporation, The Lubrication fluids for reduced air entrainment and improved gear protection
JPH1046174A (ja) * 1996-05-16 1998-02-17 Nippon San Sekiyu Kk 冷凍機油組成物
JP2000087069A (ja) * 1998-09-08 2000-03-28 Idemitsu Kosan Co Ltd 潤滑油組成物
JP4220599B2 (ja) * 1998-09-10 2009-02-04 出光興産株式会社 潤滑油組成物
JP2008074933A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Japan Energy Corp 潤滑油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010116493A (ja) 2010-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6716360B2 (ja) 内燃機関用潤滑油組成物
JP5339861B2 (ja) 消泡性に優れた潤滑油組成物及び潤滑油の消泡方法
US20150232782A1 (en) Lubricant compositions
KR101890604B1 (ko) 크로스헤드형 디젤 기관용 시스템 오일 조성물
JP6043791B2 (ja) 内燃機関用潤滑油組成物
JP2011140573A (ja) 潤滑油組成物
WO2013118363A1 (ja) 内燃機関用潤滑油組成物
JP2011140572A (ja) 潤滑油組成物
WO2011027730A1 (ja) 潤滑油組成物
WO1996001302A1 (fr) Composition d'huile de moteur
KR20040077911A (ko) 향상된 마모 성능을 갖는 내연 기관용 윤활유 조성물
JP5504137B2 (ja) エンジン油組成物
JP2011132340A (ja) クロスヘッド型ディーゼル機関用システム潤滑油組成物
JP2017066220A (ja) 潤滑油組成物
JP5815223B2 (ja) エンジン油組成物
JP5815809B2 (ja) 潤滑油組成物
KR102506181B1 (ko) 윤활제 조성물
JPWO2014156325A1 (ja) 潤滑油組成物
US20200115651A1 (en) Ether-Based Lubricant Compositions, Methods and Uses
JP7312717B2 (ja) 潤滑油組成物
KR102151399B1 (ko) 자동변속기용 윤활유 조성물
JP5048959B2 (ja) 消泡剤および潤滑油組成物
JP7282907B2 (ja) 潤滑油組成物およびそれを用いた潤滑剤
WO2022250017A1 (ja) 内燃機関用潤滑油組成物
JP2014133902A (ja) 潤滑油組成物

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20101101

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101104

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5339861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250