JP5338444B2 - 車両用内装部品 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用内装部品の固定構造に関するものである。
表皮とウレタンと基材という3層で成型されたパット付き成型品(10)において、そのパット付き成型品(10)の開口部に別部品(20)を配置し、その開口部の形状が変形しないようにウレタン層に補強用剛体(4,6)を追加したものが開示されている。
特開2000-289129
しかし、従来の車両用内装部品においては、別部品とパット付き成型品が相対的にずれてしまった場合、別部品(20)とパット付き成型品(10)の開口部の面差および隙を一定に見せることができる構造とは言えなかった。
本発明の車両用内装部品は、内装パネルの開口形状を保持するように弾性部材を介さずに表皮の裏面に開口保持部材を設けて、開口を塞ぐように配された表面形成部材に表面形成部材延長部を設け、開口保持部材に表面形成部材延長部を固定したものであって、前記基材の前記開口保持部材に対応する位置に基材穴部が設けられ、前記開口保持部材は、前記基材穴部を貫通して前記表面形成部材延長部まで延びる開口保持部材延長部を有する。
本発明によれば、上記構成となり、表面形成部材が内装パネルに対して相対的にずれることを抑制しているため、表面形成部材と内装パネルとの面差および隙を一定にすることができ、見栄えが向上する。
第1の実施例における車両用内装部品を示す車両後面図。 第1の実施例における図1のI-I断面を示す断面図。 第1の実施例における車両用内装部品の成型および組付手順を示すイメージ図。 第2の実施例における図1のI-I断面相当を示す断面図。
(実施例1)
車両用内装部品100は、図1〜3に示す通り、内装パネルとしてのインストルメントパネル110と、その開口としての取付開口部115と、開口保持部材としての開口リング120と、表面形成部材としてのベンチレータ130とを備えている。
インストルメントパネル110は、車体の前部に組みつけられ、表皮としての表皮部111と、基材としての基材部112と、表皮部111と基材部112との間に配される弾性体としてのウレタン部113との3層で構成され、開口縁部としての取付開口縁部129の内側に取付開口部115が形成されている。
開口リング120は、取付開口縁部129に沿って、取付開口部115を囲うように表皮部111の取付開口縁部129の裏面、つまり車室外側に取付開口部115の形状を保持するように設けられている。また、開口リング120は、取付開口部115側の側面を第1リング側面126、この第1リング側面126と反対側でウレタン部113と接する側面を第2リング側面128とし、ウレタン部113を介さずに表皮部111から基材部112まで延設している。さらに、開口リング120には、リング下面127から基材部112側へ延び、開口保持部材延長部としての段部123が設けられている。この段部123は、基材部112にあけられた基材穴部としての基材部穴116を貫通して、基材部112の裏面と平らになるように形成されている。また、この段部123の段部下面124には、締結部材としてのボルト135が締結することができるようにリング上面125に向けて凹設したボルト用凹部121が設けられている。尚、このボルト用凹部121は開口リング120のリング上面125まで貫通することなく形成されているため、開口リング120のリング上面125を覆う表皮部111にくぼみなどを生じさせることがない。本実施例において開口リング120は樹脂で形成されているが、これに限らず、アルミなどの金属で形成してもよい。尚、この第2リング側面128の下部の表皮部111には、つまりウレタン部113と開口リング120との境界近傍には、開口リング120のほぼ全周を覆うように、表皮部111を巻き込ませることで、表皮部111の端末部を基材部112に向けて突出させてシール部としての表皮凸部114を設け、ウレタンが開口リング120と基材部112との間から漏れることを防止している。また、この表皮凸部114は、基材部112または開口リング120がずれたとしても上記効果が得られるように、基材部112に所定の弾性力をもたせている。
ベンチレータ130には、その側面から突出し、基材部112の背面つまり車室外側に沿って当接しながら、開口リング120に対応する位置まで、つまり開口リング120の第2リング側面128近傍まで沿って延びる表面形成部材延長部としての取付座131が設けられている。ベンチレータ130は、取付開口部115を塞いで、インストルメントパネル110の取付開口部115を塞いで、インストルメントパネル110の表面を形成するように配されている。取付座131は、基材部112の背面を基材部穴116を覆うように形成され、開口リング120に設けられたボルト用凹部121に対応した位置に、ボルト135が挿通できるように取付穴132があけられている。尚、ベンチレータ130は、取付座131および開口リング120とによって基材部112を挟みこんでボルト135によって締結される。このため、取付座131にはボルト135締結するために必要な締結座面部としての取付締結座面部133が取付座131に設けられている。尚、基材部穴116を貫通した段部123は、この取付座131と当接するまで延設している。
次に、図3を用いて、車両用内装部品100の成型および組付方法について説明する。尚、図3-A〜図3-Cはインストルメントパネル110の成型方法に関する部分であり、図3-Dおよび図3-Eは車両組付方法に関する部分である。
第1に、図3-Aに示す通り、表皮部111と開口リング120とをインサート成型によって、一体成型する。尚、本実施例において、表皮部111と開口リング120とは一体成型としているが、これに限らず、接着しても良い。
第2に、図3-Bに示す通り、先の工程でインサート成型した表皮部111および開口リング120と、成型した基材部112とを金型にセットする。
第3に、図3-Cに示す通り、表皮部111と基材部112との間に発砲成型によってウレタンを充填して、ウレタン部113を成形する。この際、表皮部111に表皮凸部114を設けているため、この表皮凸部114がシールとなって、ウレタンが開口リング120と基材部112との間から漏れることを防止する。尚、この工程までで、インストルメントパネル110が成型される。
第4に、図3-Dに示す通り、インストルメントパネル110の取付開口部115に、ベンチレータ130をインストルメントパネル110に形成された取付開口部115の裏面側からこの取付開口部115を塞ぐように組み付け、ベンチレータ130の取付穴132と開口リング120のボルト用凹部121とを合わせる。
第5に、図3-Eに示す通り、インストルメントパネル110の裏面側から、取付穴132およびボルト用凹部121にボルト135を挿通して締結し、インストルメントパネル110とベンチレータ130とを固定している。開口リング120とベンチレータ130とを締結しているため、取付ばらつきを抑制し、初期建て付けおよび経年劣化による面差や隙間の広がりを抑制することができる。
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例を図4と共に説明する。
第2の実施例における車両用内装部品200の構成を説明する。
車両用内装部品200は、第1の実施例と同様な部分については説明を省略し、第1の実施例と異なる部分のみの説明を行う。
車両用内装部品200は、図4に示す通り、開口保持部材としての開口リング220と、表面形成部材としてのベンチレータ230とを備えている。
開口リング220には、取付開口部215側の第1リング側面226のリング上面225側を、取付開口部215を縮小させる方向に突出した突設部としてのリング突出部222が設けられている。また、開口リング220には、基材部212より下方に延設し、弾性変形して係止可能な係止爪224が設けられている。
ベンチレータ230は、車室内側の上端233が車室内側から見てリング突出部222によって隠れ、かつ取付開口部215を塞ぐように配されている。このため、部品の分割線が車室内側から隠れ、見栄えを向上させることができる。また、ベンチレータ230には、その側面から突出した取付座231を設け、基材部212の裏面と当接しながら略平行となるように形成している。さらに、取付座231には取付穴232があけられている。この取付穴232に開口リング220の係止爪224が挿入されて、ベンチレータ230は係止されてインストルメントパネル210に固定される。
次に、本発明の効果について説明する。
取付開口部115の形状を保持するように表皮部111の裏面に開口リング120を設け、取付開口部115を塞ぐように配したベンチレータ130を開口リング120に締結しているため、開口リング120よって取付開口部115を保持し、さらに、インストルメントパネル110とベンチレータ130との相対移動が抑制されて隙および面差を抑制して面差および隙を一定に見せることができ、見栄えを向上させることができる。
基材部112の開口リング120に対応する位置に基材部穴116が設けられ、開口リング120はその基材部穴116を貫通して取付座131まで延びる段部123を有しているため、開口リング120の位置決めが容易となり、組付作業性が向上する。
開口リング120は表皮部111で巻き込まれているため、成型型にインストルメントパネル110の表皮部111と開口リング120とをセットしやすくなり、作業性を向上させている。
取付座131は、開口リング120の端部まで延ばし、取付締結座面部133を形成し、車室外側からボルト135で締結しているため、ベンチレータ130や表皮部111が車室内側から押されたとしても、インストルメントパネル110およびベンチレータ130が一体となって変形し、剛性の高い構造となっている。
開口リング120とウレタン部113との境界近傍に表皮部111から基材部112に向けて突設する表皮凸部114を設けているため、ウレタンを充填する際に、ウレタンが開口リング120と基材部112との隙間から漏れてしまうことを防止する。
開口リング220を取付開口部215を縮小させる方向に突設させたリング突出部222によってベンチレータ230の上端233を覆っているため、ベンチレータ230とインストルメントパネル210との面差および隙間が車室内側から見えず、部品表面上の分割線を減らして見栄えを向上することができる。
尚、本発明の実施例は上記のものに限らず、他の種々の態様を採用できるもので、実施例1および実施例2を適宜組み合わせてもよい。また、本実施例においてはインストルメントパネル110およびベンチレータ130に適用しているが、ドアトリムとスピーカグリルやその他車室内の内装部品に適用することができる。
車両用内装部品 100
インストルメントパネル 110
取付開口部 115
ベンチレータ 130
表皮部 111
基材部 112
ウレタン部 113
開口リング 120
表皮凸部 114

Claims (5)

  1. 表皮と基材とその間に弾性材を配して構成される内装パネルに開口が形成され、該開口を塞いで、前記内装パネルの開口縁部に前記内装パネルの表面を形成するように設けられる表面形成部材を固定する車両用内装部品であって、
    前記開口縁部にあたる前記表皮の車室外側には、前記開口の形状を保持するように、前記弾性部材を介さずに前記基材まで延びる開口保持部材を設け、
    前記表面形成部材には、前記基材の背面に当接しながら、前記開口保持部材に対応する位置まで前記基材の背面に沿って延びる表面形成部材延長部が設けられ、
    前記表面形成部材は、前記表面形成部材延長部が前記開口保持部材に固定されることによって前記内装パネルに保持され
    前記基材の前記開口保持部材に対応する位置に基材穴部が設けられ、
    前記開口保持部材は、前記基材穴部を貫通して前記表面形成部材延長部まで延びる開口保持部材延長部を有することを特徴とする車両用内装部品。
  2. 前記開口保持部は、前記表皮に巻き込まれることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
  3. 前記表面形成部材延長部は、前記開口保持部材の端部まで延ばし、締結座面部を形成し、車室外側から締結部材で締結することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用内装部品。
  4. 前記開口保持部材の前記開口部と反対側の前記弾性材との境界に面する前記基材側端部に前記基材と当接して前記弾性材の漏れを防止するシール部を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用内装部品。
  5. 前記開口保持部材の前記開口部側かつ車室内側に、前記表面形成部材を覆うように、前記パネル開口部を縮小させる方向に突設した突設部を設けることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用内装部品。
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