JP5338421B2 - 燃焼排ガスの処理方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、都市ごみ廃棄物焼却炉、産業廃棄物焼却炉、発電ボイラ、炭化炉、民間工場等の燃焼施設において発生する塩化水素及び硫黄酸化物を含むガスを処理する方法及び装置に関するものである。
特開平9−99215には、塩化水素や硫黄酸化物を含む排ガスに消石灰を添加して集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理方法が記載されている。集塵機で集塵された飛灰は、セメント、キレート剤、リン酸等の重金属固定剤でPb等の重金属を不溶化処理された後、埋立処分される。
特開平11−101416、特表平9−507654、特開2000−218128には、燃焼排ガスに炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどの粉末を添加して塩化水素及び硫黄酸化物を除去することが記載されている。
特開平10−323644、特開平11−165036には、燃焼排ガスに消石灰と炭酸ナトリウムなどのアルカリ金属化合物を吹き込んだ後、集塵機で集塵することが記載されているが、消石灰及びアルカリ金属化合物の添加量をどのように制御するかについての記載はない。
特開平9−99215 特開平10−323644 特開平11−165036 特開平11−101416 特表平9−507654 特開2000−218128
消石灰は、硫黄酸化物との反応が遅く、硫黄酸化物の少ない都市ごみ焼却炉にような排ガスは処理できるが、例えば硫黄酸化物の発生が多く、変動が激しい産業廃棄物焼却炉や民間工場の排ガスは、比表面積を増加させた高反応消石灰を用いても、硫黄酸化物を安定的に処理することができない。
アルカリ金属化合物は、消石灰に比べて価格が高いと共に、飛灰の重金属処理においては、AsやFの溶出が多くなる。
特開平10−323644及び特開平11−165036には、消石灰とアルカリ金属化合物を集塵機に投入する方法が示されているが、それらの添加量をどのように制御するかについての記載はなく、硫黄酸化物及び塩化水素濃度の変動が激しい燃焼施設からの燃焼排ガスを安定的に処理することはできない。
本発明は、硫黄酸化物及び塩化水素濃度の変動が激しい産業廃棄物燃焼施設や民間工場の燃焼施設においても、安定的に塩化水素及び硫黄酸化物の処理が可能となり、更には飛灰の重金属も併せて安定的に処理することが可能となる燃焼排ガスの処理方法及び装置を提供することを目的とする。
請求項1の燃焼排ガスの処理方法は、硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰と、粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理方法において、消石灰添加前のガス又は集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定し、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御すると共に、アルカリ金属化合物添加前のガス又は集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定し、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御することを特徴とするものである。
請求項2の燃焼排ガスの処理方法は、硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰と、粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理方法において、消石灰を添加してから第1の集塵機で集塵し、該第1の集塵機からのガスにアルカリ金属化合物を添加した後、第2の集塵機で集塵するようにした燃焼排ガスの処理方法であって、消石灰添加前のガスもしくは第1又は第2の集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定し、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御すると共に、アルカリ金属化合物添加前のガス又は第2の集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定し、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御することを特徴とするものである。
請求項3の燃焼排ガスの処理方法は、請求項1又は2において、アルカリ金属化合物が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及び天然ソーダの少なくとも1種であることを特徴とするものである。
請求項4の燃焼排ガスの処理装置は、硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰添加手段によって消石灰を添加すると共に、アルカリ金属化合物添加手段によって粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理装置において、消石灰添加前のガス又は集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定する塩化水素濃度測定手段と、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御する消石灰添加量制御手段を備えると共に、アルカリ金属化合物添加前のガス又は集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定する硫黄酸化物濃度測定手段と、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御するアルカリ金属化合物添加量制御手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項5の燃焼排ガスの処理装置は、硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰添加手段によって消石灰を添加すると共に、アルカリ金属化合物添加手段によって粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理装置において、消石灰添加手段によって消石灰を添加してから第1の集塵機で集塵し、該第1の集塵機からのガスにアルカリ金属化合物添加手段によってアルカリ金属化合物を添加した後、第2の集塵機で集塵するようにした燃焼排ガスの処理装置であって、消石灰添加前のガスもしくは第1又は第2の集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定する塩化水素濃度測定手段と、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御する消石灰添加量制御手段を備えると共に、アルカリ金属化合物添加前のガス又は第2の集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定する硫黄酸化物濃度測定手段と、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御するアルカリ金属化合物添加量制御手段を備えたことを特徴とするものである。
本発明は、消石灰が塩化水素とは効率良く反応するが硫黄酸化物との反応が遅いことに着目し、消石灰では処理しきれない硫黄酸化物を、硫黄酸化物との反応が速い微粉アルカリ金属化合物で処理するようにしたものである。すなわち、塩化水素の処理は消石灰を主に活用し、硫黄酸化物の処理は微粉のアルカリ金属化合物を活用する。
本発明では、ガス中の塩化水素濃度に基づいて消石灰の添加量を制御し、硫黄酸化物濃度に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御するため、塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度が激しく変動しても燃焼排ガスを安定して処理することが可能である。
本発明では、燃焼排ガスにアルカリ金属化合物だけでなく消石灰を添加するので、最終処分場におけるPb、Cd、F、As等重金属の安定処理が可能となる。
本発明の第1の実施の形態を示すフロー図である。 本発明の第2の実施の形態を示すフロー図である。 本発明の第3の実施の形態を示すフロー図である。 本発明の第4の実施の形態を示すフロー図である。 本発明の第5の実施の形態を示すフロー図である。 比較例1のフロー図である。 比較例2のフロー図である。 比較例3のフロー図である。 比較例4のフロー図である。 比較例5のフロー図である。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。 塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度経時変化を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明についてさらに詳細に説明する。第1図〜第5図はそれぞれ本発明の実施の形態に係る燃焼排ガスの処理方法及び装置を示すフロー図である。
<第1図〜第5図のフロー>
第1図及び第2図では、硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスがダクト(煙道)1、バグフィルタ2、ダクト3の順に流れる。第1図では、ダクト1に消石灰の添加機4とアルカリ金属化合物の添加機5とが設けられている。ダクト3には、塩化水素濃度を測定する塩化水素濃度測定装置6と、硫黄酸化物濃度を測定する硫黄酸化物濃度測定装置7とが設けられている。
塩化水素濃度測定装置6からの信号が消石灰添加制御装置8に入力され、この消石灰添加制御装置8によって消石灰添加機4からの消石灰添加量が制御される。硫黄酸化物濃度測定装置7からの信号はアルカリ金属化合物添加制御装置9に入力され、このアルカリ金属化合物添加制御装置9によってアルカリ金属化合物添加機5からのアルカリ金属化合物添加量が制御される。
第2図では、ダクト1に塩化水素濃度測定装置6、硫黄酸化物濃度測定装置7、消石灰添加機4及びアルカリ金属化合物添加機5が設置されている。各測定装置6,7は各添加機4,5よりも上流側に配置されている。各測定装置6,7からの信号に基づいて制御装置8,9が添加機4,5からの消石灰添加量及びアルカリ金属化合物添加量を制御する。
第3図〜第5図では、燃焼排ガスがダクト11、第1のバグフィルタ12、ダクト13、第2のバグフィルタ14及びダクト15の順に流れる。
第3図では、ダクト11に消石灰添加機4が設置され、ダクト13にアルカリ金属化合物添加機5が設置されている。ダクト15に塩化水素濃度測定装置6及び硫黄酸化物濃度測定装置7が設置され、これらの信号が制御装置8,9に入力され、消石灰添加機4及びアルカリ金属化合物添加機5が制御される。
第4図では、ダクト13に、アルカリ金属化合物添加機5が設置されると共に、それよりも上流側に塩化水素濃度測定装置6が設置されている。その他の構成は第3図と同じである。
第5図では、ダクト11に、消石灰添加機4よりも上流側に塩化水素濃度測定装置6及び硫黄酸化物濃度測定装置7が設置されている。その他の構成は第3図と同じである。
なお、第1図〜第5図において、ダクト3又は15からの処理ガスを処理するために、脱硝設備やダイオキシン分解設備(例えば触媒塔)などが設置されてもよい。
このように、バグフィルタの後段に脱硝、ダイオキシン分解の触媒塔などが設置されている場合には、ガス温度を露点以上とするための再加熱を不要とする為に、バグフィルタ2又は14からの流出ガス温度を200〜230℃に調整してもよい。
<燃焼施設>
燃焼施設としては、都市ごみ廃棄物焼却炉、産業廃棄物焼却炉、発電ボイラ、炭化炉、民間工場等が例示される。特に産業廃棄物焼却炉においては、収集するごみ質により、発生する塩化水素や硫黄酸化物濃度が変わるため、塩化水素濃度、硫黄酸化物共に濃度の変動が激しく、本発明を適用すると効果的である。
各種燃焼施設からのガスは、例えば廃熱ボイラやガス冷却塔(空気予熱用熱交換器等を含む)を経て130〜250℃特に150〜200℃程度にまで降温されてから、各図のフローに従って処理されるのが好ましい。
<消石灰>
消石灰としては、比表面積が高い例えばBET比表面積が30m/g以上とりわけ35m/g以上のものが好適である。高比表面積の消石灰は、酸性ガスとの反応性が高く、より効率的で安定した処理が可能となる。ただし、消石灰の比表面積は上記以外であってもよい。また消石灰の添加位置は、集塵機前排ガスに添加してもよいしガス冷却塔の減温水に添加し、スラリーとして噴霧してもよい。スラリーとして用いる場合には、1〜20%のスラリーとして用いるのが好ましい。
<アルカリ金属化合物>
アルカリ金属化合物としては、Na、K等のアルカリ金属を含有した、アルカリ性の物質が用いられる。アルカリ金属化合物としては、具体的には炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、天然ソーダ等が例示される。アルカリ金属化合物としては、酸性ガスとの反応性が高い粒子径が30μm未満、特に5〜20μmの微粉が好適である。アルカリ金属化合物は、粒径を調整した剤を適用しても良いし、粉砕設備を設け、粒径の粗いアルカリ金属化合物を現地で粉砕しながら添加しても良い。
<塩化水素、硫黄酸化物の濃度測定装置>
本発明においては、消石灰の添加量は塩化水素濃度に応じて制御され、アルカリ金属化合物の添加量は硫黄酸化物濃度に応じて制御される。塩化水素濃度並びに硫黄酸化物濃度の測定装置としては、各種のものを用いることができる。例えば、塩化水素濃度は、イオン電極法、レーザーによる単一吸収線吸収分光法等で測定可能であり、硫黄酸化物は、非分散型赤外線吸収法、紫外線蛍光法等で測定が可能である。
<消石灰及びアルカリ金属化合物の添加量>
第2図及び第5図のように、消石灰及びアルカリ金属化合物添加前の塩化水素又は硫黄酸化物濃度に応じて消石灰及びアルカリ金属化合物を添加する場合、消石灰を、塩化水素濃度測定装置の検出HCl濃度に応じて、Ca/Clのモル比が0.5〜2特に0.7〜1.3となるよう添加すると共に、アルカリ金属化合物を、硫黄酸化物濃度に応じて、Na/SもしくはK/Sのモル比が1〜4特に1.6〜3.2となるよう添加することにより、塩化水素及び硫黄酸化物を安定して除去することが可能である。
第1,3,4図のように、バグフィルタ通過後の塩化水素濃度及び硫黄酸化物濃度に応じて消石灰及びアルカリ金属化合物の添加を制御する場合には、バグフィルタ通過後の塩化水素濃度に応じてPID制御装置等のフィードバック制御により消石灰の添加量を調整し、バグフィルタ通過後の硫黄酸化物濃度に応じて同様にPID制御装置等のフィードバック制御によりアルカリ金属化合物の添加量を調整することにより、塩化水素及び硫黄酸化物を安定して処理することが可能である。
<飛灰処理>
各バグフィルタ2,12,14で集塵された飛灰は重金属溶出防止処理が施されるのが好ましい。
ごみが多種多様な産業廃棄物焼却炉においては、アルカリ金属化合物単独で処理した場合、Pb、As、Fの処理が困難となることがある。本発明においては酸性ガス処理剤としてアルカリ金属化合物だけでなく、消石灰を添加するので、捕集した飛灰に重金属固定剤を添加した場合に、重金属溶出防止効果が高いものとなる。
重金属固定剤としては、各種の有機キレート剤、例えばピペラジンジチオカルバミン酸塩、ジエチルジチオカルバミン酸塩、ジメチルジチオカルバミン酸塩、ジブチルジチオカルバミン酸塩等が好適である。また、処分場における重金属の長期固定化のために、クロロピロモルファイトやヒドロキシピロモルファイトを形成し鉱物の形態で固定するリン酸化合物系の重金属固定剤も好適である。
リン酸化合物としては、水溶性のリン酸化合物であれば良く、例えば、正リン酸(オルソリン酸)、ポリリン酸、メタリン酸、次リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、ピロリン酸、過リン酸、第一リン酸ソーダ、第二リン酸ソーダ、第三リン酸ソーダ、第一リン酸カリウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸カリウム、第一リン酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、第一リン酸マグネシウム、第二リン酸マグネシウム、第一リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウム、過燐酸石灰、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、亜リン酸ナトリウム、亜リン酸カリウム、次亜リン酸ナトリウム、次亜リン酸カリウムなどが挙げられ、特に正リン酸、第一リン酸塩、第二リン酸塩、第三リン酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ピロリン酸塩は良好な重金属固定効果を示す。また、酸度の高い正リン酸等は配管や混練機への腐食の懸念があるため、リン酸塩の水溶液や水酸化ナトリウム等のアルカリ剤を混合し、pHを3以上にして適用する方法も有効である。
飛灰中のアルカリ残分が多い場合、安価な塩化アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、塩酸、硫酸バンド等の中和剤を併用しても良い。また、六価クロム、砒素、セレン、水銀等が溶出する場合には、これらの剤に加え、鉄系化合物の添加が有効である。鉄系化合物としては、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、ポリ硫酸鉄、鉄粉などが上げられ、塩化第一鉄が最も好ましい。
更に飛灰の固化処理を行う際には、焼き石膏、ポルトランドセメント、早強セメント、ジェットセメント、高炉セメント、アルミナセメント等のセメント類を添加しても良い。
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。説明の便宜上、まず比較例を説明する。なお、以下の比較例及び実施例において用いた消石灰の平均粒径は6μm、BET比表面積は43m/gである。
[比較例1(第6図)]
<原ガスの性状>
第6図の通り、バグフィルタ2を1基設置してある産業廃棄物焼却施設の排ガス処理装置において、ガス冷却塔後、バグフィルタ2前で消石灰及びアルカリ金属化合物を添加していない排ガスの塩化水素濃度を連続測定(京都電子工業株式会社製イオン電極式,HL-22)すると共に、硫黄酸化物濃度を連続測定(株式会社島津製作所製非分散赤外線吸収法,SOA-7000)した。本測定値の1時間平均値(酸素換算)を第11図に示す。
<消石灰添加試験>
バグフィルタ2後の排ガスの塩化水素濃度を連続測定装置(京都電子工業株式会社製イオン電極式、HL-36N)で測定し、本測定値信号をPID制御装置(株式会社山武製 デジタル指示調節計SDC)に入力し、HClの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と消石灰の切出装置の回転数を連動(フィードバック制御)させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間のバグフィルタ2後の塩化水素濃度並びに硫黄酸化物濃度の測定値の連続データを第12図に示し、測定値の平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。この際、採取された飛灰に各種重金属固定剤を添加し、環境庁告示13号試験において評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[比較例2(第7図)]
比較例1と同施設の排ガス処理装置において、第7図の通り、バグフィルタ2後の排ガスの硫黄酸化物濃度を連続測定装置(株式会社島津製作所製 非分散赤外線吸収法、NSA-3080)で測定し、本測定値信号を同PID制御装置に入力し、SOxの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と消石灰の切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を第13図に示し、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[比較例3(第8図)]
比較例1と同施設の排ガス処理装置において、第8図の通り、バグフィルタ2後の排ガスの塩化水素濃度を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を同PID制御装置に入力し、HClの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と平均粒子径9μmの炭酸水素ナトリウムの切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を第14図に示し、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[比較例4(第9図)]
比較例1と同施設の排ガス処理装置において、第9図の通り、バグフィルタ2後の排ガスの硫黄酸化物濃度を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を同PID制御装置に入力し、SOxの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と平均粒子径8μmの炭酸水素ナトリウムの切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を第15図に示し、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[比較例5(第10図)]
比較例1と同施設の排ガス処理装置において、第10図の通り、バグフィルタ2後の排ガスの塩化水素濃度を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を同PID制御装置に入力し、HClの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と平均粒子径8μmの炭酸水素ナトリウムの切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。また、バグフィルタ2後の排ガスの硫黄酸化物を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を別系統の同形式PID制御装置に入力し、SOxの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と消石灰の切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を第16図に示し、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[実施例1(第1図)]
比較例1と同施設の排ガス処理装置において、第1図の通り、バグフィルタ2後の排ガスの塩化水素濃度を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を同PID制御装置に入力し、HClの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と消石灰の切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。また、バグフィルタ2後の排ガスの硫黄酸化物を同連続測定装置で測定し、本測定値信号を別系統の同形式PID制御装置に入力し、SOxの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と平均粒子径8μmの炭酸水素ナトリウムの切出装置の回転数を連動させ、バグフィルタ2前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を図17に、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
[実施例2(第3図)]
<原ガスの性状>
第3図の通り、2基のバグフィルタ12,14(以下、前段バグフィルタ12、後段バグフィルタ14と称す)が設置されている産業廃棄物焼却施設の排ガス処理装置において、ガス冷却塔後、バグフィルタ12前で消石灰を添加していない排ガスの塩化水素濃度並びに硫黄酸化物濃度の1時間平均値(酸素換算)を本施設の代表例として第18図に示す。
<消石灰及び炭酸水素ナトリウムの添加試験>
本施設において、後段バグフィルタ14の排ガスの塩化水素濃度を連続測定装置で測定し、本測定値信号をPID制御装置に入力し、HClの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と消石灰の切出装置の回転数を連動させ、前段バグフィルタ12前の煙道排ガスに噴霧した。また、後段バグフィルタ14後の排ガスの硫黄酸化物を連続測定装置で測定し、本測定値信号を別系統のPID制御装置に入力し、SOxの制御目標値を30ppmとして演算出力された信号と平均粒子径8μmの炭酸水素ナトリウムの切出装置の回転数を連動させ、前段バグフィルタ12後かつ後段バグフィルタ14前の煙道排ガスに噴霧した。本期間の各酸性ガスの1時間平均値(酸素換算)を第19図に、平均並びに最大値(1時間平均)を表1に示す。また、比較例1と同様に評価した重金属溶出試験結果を表2に示す。
Figure 0005338421
Figure 0005338421
[考察]
比較例1
消石灰をHCl連動で噴霧した場合、SOxの処理が不十分である。なお、集塵灰の重金属処理は、キレートでも無機リン酸(中和剤として硫酸ハ゛ント゛使用)でも安定した処理が可能である。
比較例2
消石灰をSOx連動で噴霧した場合、HClもSOxも処理が不十分である。なお、集塵灰の重金属処理は、キレートでも無機リン酸でも安定した処理が可能である。
比較例3
炭酸水素ナトリウムをHCl連動で噴霧した場合、SOxの処理が不十分となる時間帯が発生する。また、集塵灰の重金属処理では、キレートで処理した場合、AsとFの溶出量が増加し、リン酸で処理した場合PbとAsの溶出量が増加した。
比較例4
炭酸水素ナトリウムをSOx連動で噴霧した場合、HClの処理が不十分となる時間帯が発生する。また、集塵灰の重金属処理は同様に、キレートで処理した場合、AsとFの溶出量が増加し、リン酸で処理した場合PbとAsの溶出量が増加した。
比較例5
炭酸水素ナトリウムをHCl連動で噴霧し、消石灰をSOx連動で噴霧した場合、HClは安定して処理することができるが、SOxの処理が不十分となる時間帯が発生した。また、集塵灰の重金属処理はキレートでも無機リン酸でも安定した処理が可能であった。
実施例1
消石灰をHCl連動で噴霧し、炭酸水素ナトリウムをSOx連動で噴霧した場合、HCl、SOx共に安定した処理が可能となった。本集塵灰をキレートで処理した場合、As、Fの安定した固定効果が得られた。また、リン酸で処理した場合にも、Pb、Asの安定した処理が可能となった。更に、鉄系化合物を添加することによりほぼ完全な重金属固定処理が可能となった。
実施例2
バグフィルタが2基設置されている施設において、消石灰をHCl濃度に連動させて前段バグフィルタ12の上流側に噴霧し、炭酸水素ナトリウムをSOx濃度に連動させて後段バグフィルタ14の前に噴霧した場合にも、HCl、SOx共に安定した処理が可能であった。同様に本集塵灰をキレート、リン酸並びにリン酸と鉄系化合物の併用で処理した結果、同様に安定した重金属処理結果を得ることができた。
2,12,14 バグフィルタ
4 消石灰添加機
5 アルカリ金属化合物添加機
6 塩化水素濃度測定装置
7 硫黄酸化物濃度測定装置
8,9 制御装置

Claims (5)

  1. 硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰と、粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理方法において、
    消石灰添加前のガス又は集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定し、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御すると共に、
    アルカリ金属化合物添加前のガス又は集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定し、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御することを特徴とする燃焼排ガスの処理方法。
  2. 硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰と、粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理方法において、
    消石灰を添加してから第1の集塵機で集塵し、該第1の集塵機からのガスにアルカリ金属化合物を添加した後、第2の集塵機で集塵するようにした燃焼排ガスの処理方法であって、
    消石灰添加前のガスもしくは第1又は第2の集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定し、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御すると共に、
    アルカリ金属化合物添加前のガス又は第2の集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定し、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御することを特徴とする燃焼排ガスの処理方法。
  3. 請求項1又は2において、アルカリ金属化合物が、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム、及び天然ソーダの少なくとも1種であることを特徴とする燃焼排ガスの処理方法。
  4. 硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰添加手段によって消石灰を添加すると共に、アルカリ金属化合物添加手段によって粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理装置において、
    消石灰添加前のガス又は集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定する塩化水素濃度測定手段と、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御する消石灰添加量制御手段を備えると共に、
    アルカリ金属化合物添加前のガス又は集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定する硫黄酸化物濃度測定手段と、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御するアルカリ金属化合物添加量制御手段を備えたことを特徴とする燃焼排ガスの処理装置。
  5. 硫黄酸化物及び塩化水素を含む燃焼排ガスに消石灰添加手段によって消石灰を添加すると共に、アルカリ金属化合物添加手段によって粉末状のアルカリ金属化合物を添加した後、集塵機で集塵する燃焼排ガスの処理装置において、
    消石灰添加手段によって消石灰を添加してから第1の集塵機で集塵し、該第1の集塵機からのガスにアルカリ金属化合物添加手段によってアルカリ金属化合物を添加した後、第2の集塵機で集塵するようにした燃焼排ガスの処理装置であって、
    消石灰添加前のガスもしくは第1又は第2の集塵機からのガス中の塩化水素濃度を測定する塩化水素濃度測定手段と、この測定値に基づいて消石灰の添加量を制御する消石灰添加量制御手段を備えると共に、
    アルカリ金属化合物添加前のガス又は第2の集塵機からのガス中の硫黄酸化物濃度を測定する硫黄酸化物濃度測定手段と、この測定値に基づいてアルカリ金属化合物の添加量を制御するアルカリ金属化合物添加量制御手段を備えたことを特徴とする燃焼排ガスの処理装置。
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