JP5337989B2 - 円板体供給装置 - Google Patents

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本発明は、円盤状の円板体を案内した後、横向きに弾き出した円板体を複数の出口から選択的に供給するようにした円板体供給装置に関する。
詳しくは、横向きに弾き出した円板体をそのまま横方向に案内した後出口から供給し、若しくは横向きに弾き出した円板体を下方に案内した後、出口から供給して選択的に供給する円板体供給装置に関する。
更に詳しくは、円板体を案内した後、横向きに弾き出した円板体を複数の出口から選択的に供給できる小型の円板体供給装置に関する。
第一の従来技術として、コイン送り出し機構と、送り出されたコインを上方へ案内する案内枠と、案内枠の上端部においてコインを外部に放出する放出機構と、放出したコインを転がして送る傾斜通路を備え、該傾斜通路の途中に複数のコイン分岐経路に通じる出口を設け、これらの出口を選択的に開閉するシャッタ機構を設けた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
第二の従来技術として、バラ積み状態で貯留したボウル内のディスクを送出口から一個宛ずつ送り出すディスク送り出し装置と、送り出されたディスクを一列に並べて誘導するガイド通路と、この先端部に設けられ、ディスクをガイド通路の外へ放出口から弾き出す弾き出し機構と、この放出口と連絡させて、放出されたディスクを前記放出口からの距離が異なる複数の出口から選択的に払い出す案内通路とを設けたディスク案内装置であって、各々前記放出口からの距離が異なる出口を有し、各出口に向かってディスクを夫々転動させる複数の並置した通路と、前記放出口の直近に配設され、前記複数の通路のいずれかにディスクを選択的に振り分け案内する通路選択手段を備えるディスク送り出し装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
第三の従来技術として、ディスクを一列に整列して誘導するガイド通路と、前記ガイド通路の出口からディスクを該ディスクの周方向に放出させるディスクの放出手段と、放出されたディスクが案内される放出通路と、前記放出通路に放出されたディスクを検知する検知手段と、前記放出通路からディスクが振り分け排出される振分通路と、前記振分通路に設けられたディスクの振分手段とから構成されて成るディスク案内装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2005-284687(図1−図7、段落番号0004−0045) 特開2007-172272 (図1−図17、段落番号0005−0076) 特開2008- 33723 (図1−図14、段落番号0004−0053)
第一の従来技術においては、コインが傾斜通路を転動する過程において分岐経路における所定の出口を開口することにより所定の位置にコインを落下させることができる。
この装置においては、コインが転動する課程でコインを所定の出口に落下させることから、装置が横方向に大型化し、好ましくない。
換言すれば、横方向に点在する複数の出口にそれぞれ連なる通路を連接するので、下向きの通路が横方向に並列し、装置が大型化する。
第二の従来技術においては、ディスクを横方向に弾き出した後、選択切替手段により切り替えるものである。
この第二の従来技術においては、ディスクを弾き出した直後に所定の通路にディスクを振り分けするのでディスクが転動途中で飛び上がることによる問題を防止できるが、横方向に払出した後複数経路にメダルを振り分けるので、第一の従来技術同様に横方向に大きくなる問題がある。
第三の従来技術においては、横向きに払い出したディスクが自重で落下する途上において振分手段によって振分けた後、左右に振り分けるようにしている。
この第三の従来技術は、ディスクを選択的に左右に振り分けることができるが、落下するディスクを振分手段により振分けるので案内装置の高さが必要以上に高くなってしまう、換言すればデッドスペースが大きいとう問題がある。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものである。
本発明の第1の目的は、二方向以上に振分できる小型の円板体供給装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、デッドスペースが可及的に小さい三方向以上に振分できる小型の円板体供給装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、小型の円板体供給装置に適した振分体を提供することである。
本発明は、垂立するガイドベースに沿って形成した筒型の案内通路により円板体の周面どうしを接触させて案内した後、前記案内通路の頂部に配置した弾き装置により振分通路に弾き出し、その後異なる位置に配置された複数の出口から排出する円板体供給装置において、前記振分通路の延長上に位置する横向き通路及び前記振分通路から前記案内通路に沿って下向きに延在する下向き通路を設け、前記振分通路において前記横向き通路へ案内する側壁を構成する横向き通路形成位置、及び前記横向き通路を横断する逸らせ位置に選択的に位置する振分体を配置し、前記振分体には前記横向き通路形成位置において前記横向き通路の下壁を構成する下ガイドレールが一体に形成されていることを特徴とする円板体供給装置である。
この構成において、案内通路を押し上げられた円板体は、案内通路の頂部において弾き装置によって振分通路に向かって弾き出される。
弾き装置によって弾かれた円板体は弾かれた直後に振分体によって横向き通路又は下向き通路に案内される。
横向き通路に案内される円板体は、振分体の下端部に一体に形成された下ガイドレール上を転がって下向き通路に落下することなく第1の出口から払い出される。
換言すれば、円板体が横向き通路に案内される場合、下ガイドレールによって下向き通路への落下口が塞がれるので円板体は下向き通路に落下することなく横向き通路へ案内される。
また、振分体が配置される真下、換言すれば下ガイドレールの真下に下向き通路を配置できるので、装置を小型にできる利点がある。
振分体が下向き通路への案内位置に移動された場合、弾き装置により弾かれた円板体は振分体により案内されて下向き通路に案内される。
この下向き通路において、第3の従来技術に示されるように通路を複数に区分けできる。
これにより、一つの弾き出し装置によって弾き出された円板体を複数の出口から払い出すことができる。
この円板体供給装置がメダルゲーム機に使用された場合、円板体供給装置が共用でき、製造原価を低減できる利点がある。
また、下ガイドレールが振分体に一体に形成され、横向き通路へ円板体を案内する場合には、下向き通路への落下口がこの下ガイドレールにより塞がれるので確実にコインを横向き通路に案内できる利点がある。
さらに、振分体と下ガイドレールとを一体化することで移動用のアクチュエータを共用化でき、コスト面においても優れている。
本発明において、前記ガイドベースにおける前記案内通路の反対側に前記下向き通路が配置されていることが好ましい。
この構成により、案内通路と下向き通路とは背中合わせに配置される。
結果として、ガイドベースを共用化できるので、コスト低減及び設置空間を極小化することができる。
換言すれば、円板体供給装置を小型化することができる利点がある。
本発明において、垂立するガイドベースに沿って形成した筒型の案内通路により円板体の周面どうしを接触させて案内した後、前記案内通路の頂部に配置した弾き装置により振分通路に弾き出し、その後異なる位置に配置された複数の出口から排出する円板体供給装置において、前記ガイドベースの前記案内通路の反対側の面に沿って設けられた下向き通路、前記案内通路及び前記下向き通路の頂部に接続された振分通路、前記振分通路の延長線上に配置された横向き通路、及び
軸を支点に揺動可能に設けた断面L形の振分体を有し、前記振分体は前記下向き通路の上方の前記振分通路を横断する逸らせ位置及び前記振分通路に隣接する前記横向き通路へ案内する側壁及び下ガイドレールを構成する横向き通路形成位置に選択的に位置されることを特徴とする円板体供給装置であることが好ましい。
この構成において、案内通路を押し上げられた円板体は、案内通路の頂部において弾き装置によって振分通路に向かって弾き出される。
弾き装置によって弾き出された円板体は直後に振分体によって横向き通路又は下向き通路に案内される。
振分体が横向き通路への側壁を構成する横向き通路形成位置にある場合、その振分体下部の下ガイドレールによって下向き通路への落下口が閉止され、横向きに弾き出された円板体は振分体に一体に形成された下ガイドレール上を転がり、かつ振分体よって側壁が形成された案内通路を転動し、かつ、下向き通路に落下することなく横向き通路を転動して第1の出口から払いだされる。
換言すれば、下ガイドレールが存在するので、横向き通路に案内される場合、当該下ガイドレールによって下向き通路への落下口が閉止されるので、円板体が下向き通路へ落下することはない。
振分体が逸らせ位置にある場合、弾き装置によって弾き出された円板体は、振分通路を横断して位置する振分体によって弾き出し方向と異なる方向へ逸らされて下向き通路に案内される。
下向き通路を落下する円板体は、下向き通路に連通し、適宜選択された複数の出口の内の位置の出口から払い出される。
この構成において、振分体が配置される真下に下向き通路が配置されるので、装置を小型にできる利点がある。
振分体が逸らせ位置に移動された場合、弾き装置により弾かれた円板体は振分体により案内されて下向き通路に案内される。
これにより、一つの弾き装置によって弾いた円板体を複数の出口から選択的に払い出すことができる利点がある。
この円板体供給装置をメダルゲーム機に使用した場合、円板体供給装置を共用でき、製造原価を低減できる利点がある。
また、下ガイドレールが振分体に一体に形成され、かつ、横向き通路への案内位置に位置する場合、下向き通路への落下口がこの下ガイドレールにより塞がれるので、確実にコインを横向き通路に案内できる利点がある。
さらに、振分体と下ガイドレールとを一体化することで移動用のアクチュエータを共用化でき、コスト面においても優れている。
本発明において、垂立するガイドベースに沿って形成した筒型の案内通路により円板体の周面どうしを接触させて案内した後、前記案内通路の頂部に配置した弾き装置により振分通路に弾き出し、その後異なる位置に配置された複数の出口から排出する円板体供給装置において、前記振分通路の延長上に位置する横向き通路及び前記振分通路から前記案内通路に沿って下向きに延在する下向き通路を設け、前記振分通路の真下であって、かつ前記案内通路に沿って設けられた下向き通路、及び支軸を支点に揺動可能に設けた断面L形の振分体を有し、前記振分体は前記下向き通路の上方の前記横向き通路を横断する逸らせ位置及び前記振分通路へ案内する前記横向き通路への側壁及び下ガイドレールを構成する通路形成位置に選択的に位置されることを特徴とする円板体供給装置であることが好ましい。
この構成において、案内通路を押し上げられた円板体は、案内通路の頂部において弾き装置によって振分通路に向かって弾き出される。
弾き装置によって弾き出された円板体は弾かれた直後に振分体によって横向き通路又は下向き通路に案内される。
振分体が横向き通路への側壁を構成する横向き通路形成位置に位置する場合、その下ガイドレールによって下向き通路の入口が閉止され、横向きに弾き出された円板体は振分体によって形成された通路を案内され、かつ、一体に形成された下ガイドレール上を転がって下向き通路に落下することなく一の出口から払いだされる。
換言すれば、下ガイドレールが存在するので、横向き通路に案内される場合、当該下ガイドレールによって下向き通路に円板体が落下することはない。
振分体が逸らせ位置にある場合、弾き装置によって弾き出された円板体は、振分体によって弾き出し方向と異なる方向へ逸らされて横向き通路の真下であって、かつ前記案内通路に沿って設けられた下向き通路に案内される。
前記下向き通路を落下する円板体は、下向き通路に構成された複数の出口のうち選択された出口から払い出される。
振分体が配置される真下に下向き通路が配置され、かつ下向き通路は案内通路の側方に隣接配置されるので、装置を小型にできる利点がある。
この構成より、一つの弾き出し装置によって複数の出口から選択的に円板体を払い出すことができる。
例えば、この円板体供給装置をメダルゲーム機に使用した場合、当該複数の出口において円板体供給装置を共用でき、製造原価を低減できる利点がある。
また、下ガイドレールが振分体に一体に形成されているので下向き通路への落下口がこの下ガイドレールにより塞がれるので確実にコインを横向き通路に案内できる利点がある。
さらに、振分体と下ガイドレールとを一体化することで移動用のアクチュエータを共用化でき、コスト面においても優れている。
さらにまた、案内通路と下向き通路が並置されているので、内部の円板体の移動を視認できるようにすることにより、例えばメダルゲーム機におけるメダルの移動を可視化でき、顧客の興味向上につなげることができる利点がある。
垂立するガイドベースに沿って形成した筒型の案内通路により円板体の周面どうしを接触させて案内した後、前記案内通路の頂部に配置した弾き装置により振分通路に弾き出し、その後異なる位置に配置された複数の出口から排出する円板体供給装置において、前記振分通路の延長上に位置する横向き通路及び前記振分通路から前記案内通路に沿って下向きに延在する下向き通路を設け、前記振分通路の真下であって、かつ前記案内通路に沿って設けられた下向き通路、及び支軸を支点に揺動可能に設けた断面L形の振分体を有し、前記振分体は前記下向き通路の上方の前記横向き通路を横断する逸らせ位置及び前記振分通路へ案内する前記横向き通路への側壁及び下ガイドレールを構成する通路形成位置に選択的に位置されることを特徴とする円板体供給装置である。
図1〜図15を参照して実施例1を説明する。
実施例1は、下向き通路116を案内通路154の裏面側に配置した例である。
下向き通路116を案内通路154の裏面側に配置することにより、案内装置106を狭幅化することができる利点がある。
円板体供給装置100は、円板体102を案内し、複数の出口のうち一つを選択して一つずつ払い出す機能を有する。
円板体供給装置100は、例えばメダルゲーム機に内蔵され、一つの円板体供給装置100からメダルゲーム機内の複数のメダル出口へ選択的に所定数のメダルを供給する機能を有する。
円板体102は、総括的には薄い円板形の物体を指し、具体的にはコイン、代用コイン(トークン)、我が国のメダルゲームに使用されるメダル等を含む概念である。
円板体供給装置100は、大まかには円板体送り出し装置104、案内装置106、弾き装置108、振分装置112、横向き通路114、下向き通路116、分配装置118、第1分岐通路122及び第2分岐通路124を含んでいる。
まず円板体送り出し装置104が図3を参照して説明される。
円板体送り出し装置104は、バラ積みされた円板体102を一つずつ区分けした後、強制的に送り出す機能を有する。
具体的には、縦向き筒形のコインボウル132と、当該コインボウル132の底部の円形の底孔134に配置した回転ディスク136、回転ディスク136の複数の通孔138に落下した円板体102がスライドするベース140、ベース140を支持する台形のフレーム142及び回転ディスク136によって一つずつ区分けされた円板体102を一つずつ強制的に送り出す第2回転体144を含んでいる。
円板体送り出し装置104としては、例えば本出願人の出願に係る特公昭63−36040の硬貨投出装置を使用することが好ましい。
回転ディスク136は、図2に示す電気モータ146によって減速機148を介して所定の速度で回転される。
回転ディスク136の回転により、その上に位置する円板体102が攪拌され、各通孔138に落下し、ベース140上に支持される。
回転ディスク136の下面には、公知の押し出し突条(図示せず)が形成され、ベース140に支えられた円板体102を当該突条によって押動して、連れ回りさせる。
ベース140にはコインボウル134の底孔134と同径の円形孔(図示せず)が形成されているので、押動される円板体102は当該円形孔の内周面に案内されつつ連れ回りされ、当該円形孔の内周面の切り欠きから回転ディスク136の周方向へ送り出される。
第2回転体144は、星形に形成され、回転ディスク136に隣接配置され、回転ディスク136と一対一の回転比で連動回転される。
第2回転体144は、回転ディスク136によって送り出された円板体102を窪み150に受入れ、ベース140上の側方に配置された弧状ガイド152に沿わせつつ案内通路154へ強制的に一枚ずつ送り出す。
次に案内装置106が図1、4及び5を参照して説明される。
案内装置106は、第2回転体144によって一枚ずつ強制的に送り出された円板体102を一列に整列し、下位の円板体102の上端部周縁で上位の円板体102の端部周縁を押動させて垂立方向へ案内する機能を有する。
案内装置106は、断面矩形の案内通路154を構成し、ベース140上を弧状ガイド152に沿わせて送られる斜め上向き通路に連なる弧状部106R及び弧状部106Rに連なる垂立部106Vを含んでいる。
案内通路154は、ガイドベース156及びガイドベース156の前面側に密接して円板体102の直径よりも僅かに大きな間隔で平行に配置した円板体102の厚みよりも僅かに厚い左右のスペーサ158R、158L及び、スペーサ158R、158Lの反ガイドベース156側に密接して円板体102の直径よりも小さい間隔で配置した左右のサポータ162R、162Lによって構成される。
弧状部106Rは、ベース140に沿った斜め上向き通路から垂直上方に方向転換させるよう大きな曲率で湾曲している。
したがって、弧状部106Rの弧状案内通路154Rは、湾曲している。
垂立部106Vは、弧状部106Rの上端から垂直上方に所定長延在している。
垂立部106Vに相対するガイドベース156は、縦長矩形の板状体であり、縦長の右端部を表側から裏側に直角に折曲させて右フランジ164を形成し、横断面をL形にすることで縦長方向の撓みを防止すると共に下向き通路116の一側面を構成するようになっている。
垂立部106Vの垂立案内通路154Vは垂直上方に延びている。
垂立案内通路154Vは、ガイドベース156に沿って垂立している。
垂立案内通路154Vは、その上端部において僅かに反横向き通路114側に偏倚形成されている。
図5に示すように左スペーサ158L及び右スペーサ158Rが右側に傾斜した後、再度垂立し、上端部において右スペーサ158Rが僅かに横向き通路114側に湾曲した湾曲部161し、左スペーサ158Lの上端の右側先端160と湾曲部161の先端162で画定された開口が垂立案内通路154Vの出口154Eである。
換言すれば、垂立案内通路154Vは反横向き通路114側に傾斜する傾斜通路154S、第2垂立通路154V2及び横向き通路114側に傾斜する横向き通路側傾斜部154S2により構成される。
このように反横向き通路114側に案内通路154を偏倚させることにより、弾き装置108及び振分装置112が配置される垂立部106Vの上端部を可及的に小型化するためである。
図4に示すように、傾斜通路154S、第2垂立通路154V2及び傾斜部154S2の反ガイドベース156側は板状のガイドプレート166によって覆われている。
次に弾き装置108が図5及び図10を参照して説明される。
弾き装置108は、出口154Eに達した円板体102を横向きに弾き出す機能を有する。
弾き装置108は、左スペーサ158Lの右側先端160との間で円板体102を弾性的に挟んで円板体102の直径部が通過した直後に当該弾性により弾き出す弾き体168を含んでいる。
弾き体168は、弾きローラ170を採用することが好ましい。
円板体102に対する摩擦抵抗を低減させ、弾き出し方向を安定させると共に弾性力を低減させ、耐久性及び騒音等の低減を図ることができるからである。
弾き装置108は、図10に示すように弾きベース172、固定軸174、レバー176、スプリング178及びストッパ180により構成される。
弾きベース172は正面視大凡L形であって、その縦壁182の中間から横向き水平に固定軸174が突出している。
固定軸174に断面チャンネル形のレバー176の一端が回転自在に支持され、レバー176の他端には横向き水平にローラ軸184が固定され、ローラ軸184のガイドベース156側の先端に弾きローラ170が回転自在に支持されている。
レバー176には、弾きベース172の上端部を折り曲げた係止部186に一端を係止したスプリング178の他端を係止することにより、円板体102の弾き出しのための回転力を付与している。
レバー176の自由端に相対して弾きローラ170のストッパ180が配置されている。
ストッパ180は軟性樹脂にて形成した円盤形であって、弾きベース172の水平部を折り曲げた部位188に固定してある。
レバー176の自由端下端部がこのストッパ180に当接して所定位置で停止される。この位置がスタンバイ位置SBPである。
弾きベース172はガイドベース156の裏面上端部にスクリュウ(図示せず)等によって固定される。
これにより弾きローラ170は、ガイドベース156に形成された弧状長孔190を通り抜けて出口154Eの近傍の円板体102の通路に位置する。
レバー176の先端がストッパ180に係止された弾きローラ170のスタンバイ位置SBPにおいて、弾きローラ170と右側先端160との間隔は円板体102の直径よりも小さい間隔に設定されている。
円板体102を弾きローラ170と右側先端160との間で挟んで横向きに弾き出すためである。
この構成により、円板体102が後位の円板体102によって下端周面を押されて順次垂立案内通路154Vを押し上げられ、出口154Eに達すると、円板体102の周面の一部は右側先端160によって案内されるので、弾きローラ170は図5に示すようにスプリング178の弾発力に抗してレバー176を反時計方向に回動させる。
円板体102の直径部が右側先端160と弾きローラ170との間を通過した直後に、レバー176はスプリング178によって時計方向へ回動される。
これにより円板体102は弾きローラ170によって横方向に位置する振分通路192へ弾き出される。
円板体102を弾いた後、レバー176はストッパ180に当接して回動を停止され、スタンバイ位置SBPに保持される。
次に振分装置112が図4、5及び7を参照して説明される。
振分装置112は、弾き装置108によって横向きに弾き出された円板体102を横向き通路114又は下向き通路116に案内する機能を有する。
振分装置112は、振分通路192、振分体194、及び振分体移動装置196を含んでいる。
まず振分通路192を説明する。
振分通路192は弾き装置108によって弾かれた円板体102がガイドベース156に沿って移動する通路である。
振分通路192は、ガイドベース156とガイドプレート166及びガイドベース156と平行にガイドプレート166の左側に配置された振分ガイドプレート198によって形成された垂立する平板状の空間であって、垂立案内通路154Vの出口154Eに連通し、横方向(図5において左側方)に延在する通路である。
振分通路192の一側面はガイドベース156の側面によって構成され、相対する側面はガイドプレート166及びガイドベース156に下端部を固定され、円板体102の厚みよりも僅かに大きな間隔でガイドベース156に対し平行に配置された振分ガイドプレート198によって構成される。
図5に示すように振分通路192の下壁200は、出口154E側から左スペーサ158Lの上端部158T、後述の下ガイドレール222及びその下流に位置するレール224によって画定される。
レール224は振分ガイドプレート198のガイドベース156側に固定したプレート226の上端部を横向きに折り曲げることにより構成され、水平な水平部224Hとその横向き通路114側において前下がりに傾斜する傾斜部224Sを有する。
振分ガイドプレート198は、断面が横向き凹形であって、上端部はガイドベース156の上端部に固定されている。
次に振分体194を説明する。
振分体194は、弾き装置108によって横向きに弾き出された円板体102を横向き通路114又は下向き通路116に案内するための機能を有する。
振分体194は、板状体であって、その弾き装置108から遠い一端の上下端部から同一軸線上において突出するピボット軸208A、208Uを有する。
ピボット軸208A、208Uは、軸受206A、206Uにそれぞれ回転自在に支持されている。
軸受206A、206Uは、後述の移動装置ベース232から横向き水平方向に上下関係に所定の間隔で突出し、ベースプレート156に形成された開口216を通ってベースプレート156の裏側に突出している。
振分体194は、その回動によってガイドベース156に形成された大凡矩形の開口216に対し進退可能である。
図8(B)に示すように振分体194はその回転軸に対し直角方向の断面が飛行機の主翼断面のように、弧状に形成され、ピボット軸208A、208Uの反対側に位置する振分体先端214は先尖り形状に形成される。
振分体194の案内通路154側の凸形状の表面217は円板体102をガイドベース156の表面側に沿って横向き通路114に案内する機能を有し、その裏側の凹形状の裏面218は円板体102をガイドベース156の裏面側に案内する。
振分体先端214は、左スペーサ158Lの近傍に配置される。
振分体194は、その回転軸に平行な断面はL形に形成され、表面217に対し直角をなす下ガイドレール222が形成されている。
換言すれば、振分体194はその下端に横向きに突出する下ガイドレール222を有し、回転軸線に平行な縦断面はL形を呈する。
下ガイドレール222は、図5等に示すように左スペーサ158Lの上端部158T側の端部からレール224の水平部224Hの端部を結ぶ仮想線に沿うよう前下がりに傾斜して形成され、円板体102が転動できるようにしている。
換言すれば、下ガイドレール222は、左スペーサ158Lの上端部158T側から前下がりに傾斜し、左スペーサ158L側の端部、換言すれは、振分体先端214の側方端部は上端部158Tの端部よりも下位に位置している。
下ガイドレール222の前下がり端部、換言すればピボット軸208Uの側方端部は水平部224Hの端部の上方に位置している。
図4に示すように、下ガイドレール222の側端部222Sは振分ガイドプレート198に形成された長孔224に横方向にスライド移動可能に挿入されている。
下ガイドレール222の側端部222Sの弾き装置108側の端部222Tは振分ガイドプレート198の外側において弾き装置108側に突出し、振分ガイドプレート198の外表面によって振分体194が後述の横向き通路形成位置SPを継続するよう移動を停止される。
これにより、下ガイドレール222の側端部222Sが振分ガイドプレート198の内面よりも振分通路192内に位置することを防止し、振分通路192において下ガイドレール222がその幅方向全体に位置するよう規制している。
次に横向き通路形成位置SPを説明する。
端部222Tが振分体194が振分ガイドプレート198の外側に係止された位置が横向き通路形成位置SPである。
図8(B)に示すように、この状態において振分体先端214はガイドベース156の表面よりも開口216内に窪んだ位置において静止され、表面217の中央部は僅かに振分通路192に突出した位置にある。
換言すれば、振分体194の表面217は振分通路192の側壁を構成する。
振分体194が横向き通路形成位置SPに位置する場合、出口154Eと横向き通路114とは振分通路192を介して直線的に連通され、前下がりに傾斜する円板体102の転動通路が形成される。
また下ガイドレール222は、振分通路192の下面を構成し、下向き通路116への落下口228を塞ぐ。
振分体194が横向き通路形成位置SPから時計方向に回動され、振分体先端214部の表面217が振分イドプレート198の内面に当接して静止した位置が逸らせ位置UPである(図9(B)参照)。
振分体194が逸らせ位置UPに位置した場合、振分体先端214はガイドプレート166の内面よりも後退した位置に位置し、裏面218は振分通路192を横断し、下ガイドレール222は落下口228の上方から外れ、落下口228が開口する。
これにより、振分通路192に弾き出された円板体102は裏面218によって横方向に案内されてガイドベース156の裏面側へ逸らされる。
また、円板体102は振分体194との摺接によって横向きの慣性力が減少させられ、重力により落下口228へ落下し、下向き通路116へ案内される。
次に振分体移動装置196が図7を参照して説明される。
振分体移動装置196は、振分体194を選択的に横向き通路形成位置SP又は逸らせ位置UPに位置させる機能を有する。
振分体移動装置196は、移動装置ベース232、電磁アクチュエータ234及びリンク機構236を含んでいる。
まず移動装置ベース232が説明される。
移動装置ベース232は電磁アクチュエータ234及びリンク機構236を取り付けるための板金製プレートである。
移動装置ベース232は、振分ガイドプレート198にあてがう移動垂立部232V、移動垂立部232Vの上端部から水平方向に折り曲げられたリンク取付部232L及びリンク取付部232Lの側方において水平方向に折り曲げられたアクチュエータ取付部232Aが形成されている。
移動垂立部232Vが振分ガイドプレート198の縦向き側壁にスクリュウ240により固定される。
次に電磁アクチュエータ234を説明する。
電磁アクチュエータ234は、ソレノイド234Sと鉄心234Aとを含み、ソレノイド234Sが励磁された場合、鉄心234Aがソレノイド234S内に吸引され、消磁された場合、復帰手段238によって引き出される。
本実施例は、電磁アクチュエータ234は、振分体194を横向き通路形成位置SPに移動させる機能を有する。
しかし、電磁アクチュエータ234は振分体194を逸らせ位置UPに移動させるようにすることができる。
次にリンク機構236が図7を参照して説明される。
リンク機構236は、鉄心234Aの移動を振分体194の揺動運動に変換する機能を有する。
リンク機構236は、リンク取付部232Lに垂立固定された固定軸242に回転自在に軸支されたほぼ円形のリンク板244、リンク板244の周方向に突出する第1リンクレバ246、第2リンクレバ248及び第3リンクレバ252、及び鉄心234Aと第1リンクレバ246とを連結する第1コンロッド254、振分体194の上端から突出する被動軸256と第3リンクレバ252とを連結する第2コンロッド258、及び、振分ガイドプレート198に一端を係止し、他端を第2リンクレバ248に係止した復帰手段238を含んでいる。
次に復帰手段238を説明する。
復帰手段238は、電磁アクチュエータ234の励磁によって横向き通路形成位置SP移動された振分体194を逸らせ位置UPに移動させる機能を有する。
なお、電磁アクチュエータ234の励磁によって逸らせ位置UPに移動させる場合、復帰手段238は振分体194を横向き通路形成位置SPに復帰させる。
本実施例において復帰手段238は、一端を振分ガイドプレート198に掛止され、他端を第2リンクレバ248に掛止されたスプリング259であり、図7においてリンク板244に時計方向の所定の回転力を付与する。
本実施例において復帰手段238はスプリング259であるが、各種弾性体又は付勢手段に変更することができる。
この構成により、通常状態においてリンク板244はスプリング258により時計方向に回動され、第2コンロッド258及び被動軸256を介して振分体194を逸らせ位置UPに移動させる(図7に示す位置)。
ソレノイド234Sが励磁された場合、鉄心234Aがソレノイド234S内に引き入れられるので、第1コンロッド254、第1リンクレバ246を介してリンク板244が固定軸回りに反時計方向に回転される。
これにより、第2コンロッド258及び被動軸256を介して振分体194を逸らせ位置UPから横向き通路形成位置SPに回動させる(図8(B)の位置)。
次に位置センサ260が図7を参照して説明される。
位置センサ260は、振分体194の位置、換言すれば振分体194が逸らせ位置UP又は横向き通路形成位置SPに位置するかを検知する機能を有する。
位置センサ260は作用片262及びセンサ264を含んでいる。
リンク板244からその半径方向に延在する作用片262の先端は下向きに折り曲げられ、振分体194が横向き通路形成位置SPに位置する場合、アクチュエータ取付部232Aに固定されたセンサ264に相対して検知信号が出力される。
センサ264は、光学式、磁気式等適宜選択できる。
本実施例においては、センサ264として光透過形センサを用い、作用片262によって投射光が遮られた場合、センサ264が検知信号を出力して逸らせ位置UPに位置することを検知し、遮らない場合検知信号が出力されないので横向き通路形成位置SPに位置するとして検知する。
この構成により、ソレノイド234Sが消磁されている場合、リンク板244はスプリング259によって第2リンクレバ248を介して時計方向に回転され、振分体194の先端部が振分ガイドプレート198の裏面に当接されて回転が停止されて図に示す逸らせ位置UPに保持される。
これにより、作用片262がセンサ264に相対するので、センサ264の投射光が遮断され、センサ264は検知信号を出力するので、この検知信号により逸らせ位置UPに振分体194が位置することを間接的に確認する。
ソレノイド234Sが励磁された場合、鉄心234Aの移動によって第1コンロッド254及び第1リンクレバ246を介してリンク板244を図7において反時計方向に回動させる。
これより、振分体194は第2コンロッド258及び被動軸256を介して図9(B)における逸らせ位置UPから反時計方向に回転され、端部222Tが振分ガイドプレート198の外面に当接して係止された横向き通路形成位置SPにおいて静止され、その位置に保持される。
次に横向き通路114を説明する。
横向き通路114は、図8(B)に示すように振分装置112によって振分通路192から横向き通路114に案内された円板体102を所定の位置まで転動させて案内する機能を有する。
横向き通路114は、断面チャンネル形に形成された棒状の横向き通路体264の左右の側壁264L、264Rを振分ガイドプレート198及びガイドベース156の延長上に、かつ底壁は傾斜部224Sの延長上に位置させることにより構成される。
横向き通路体264がガイドベース156に固定された状態において、横向き通路114は通路内の円板体102が自重で転動できるように前下がりに傾斜している。
横向き通路体264の先端が円板体102の第1出口266である。
次に下向き通路116が図10を参照して説明される。
下向き通路116は、振分体194によって振分通路192からガイドベース156の裏側へ案内された円板体102を第1出口266と異なる第2出口又は第3出口に案内する機能を有する。
下向き通路116は、振分体194を挟んで振分通路192の反対側に配置され、ガイドベース156の裏面側において垂立する断面矩形の通路である。
下向き通路116は、ガイドベース156、つなぎ部カバ272及び下向き通路カバ274により構成される。
つなぎ部カバ272は断面チャンネル形であって、上端部の垂立部272V及びその下部に連なる傾斜部272Sにより構成される。
垂立部272Vは、振分体194の側方に位置し、ガイドベース156の裏面との間に円板体102の厚さの三倍程度の厚みを有し、自然落下可能に円板体102の直径よりも僅かに大きな幅を有する上下方向に延在する振分部下向き通路116Vを構成する。
振分部下向き通路116Vにおける振分194の側方が落下口228である。
傾斜部272Sは、振分部下向き通路116Vから落下する円板体102を案内通路154の真後ろに位置する裏面下向き通路116Bに案内する傾斜部下向き通路116Sを構成する。
傾斜部下向き通路116Sも振分部下向き通路116Vと同様の厚みおよび幅を有する。
傾斜部下向き通路116Sの底壁を構成する傾斜壁272Wはガイドベース156を裏側に折り曲げて形成してある。
振分部下向き通路116V、傾斜部下向き通路116S及び裏面下向き通路116Bに相対するガイドベース156側の側壁は、本実施例では異なる板金製側壁部材276をガイドベース156の裏面に密着させることにより構成されている。
壁部材276の上端部は、開口216内に入り込むよう外上向きに折り曲げることにより、振分体194によって案内される円板体102が確実に振分部下向き通路116Vに案内されるように構成される。
壁部材276の下向き通路116に相対する部位の一部を凹形に切り込みを入れ、裏面下向き通路116B側に折り曲げることにより下向き傾斜突起部278を構成してある。
次に下向き通路カバ274が図10、11を参照して説明される。
下向き通路カバ274は、水平断面がチクランク形の縦長のプレートであって、壁部材276との間に円板体102の厚さの五倍程度の厚みを有し、円板体102が自然落下可能に円板体102の直径よりも僅かに大きな幅を有する上下方向に延在する裏面下向き通路116Bを構成する。
下向き通路カバ274からも下向き傾斜突起部278に対し互い違いになるよう下向き傾斜突起部282を構成してある。
下向き傾斜突起部278と282の先端間は円板体102の厚さの2倍よりも僅かに広く設定される。
この構成により、振分体194によって振分部下向き通路116Vに案内された円板体102は、振分体194との摺接によって横方向の慣性力が減殺されてその自重によって鉛直方向に落下し、又はつなぎ部カバ272の垂立壁272S1に衝突して横方向への慣性力を滅殺され、自重により落下する。
これにより、円板体102は傾斜壁272W上に落下し、横向き下方に跳ね返り、裏面下向き通路116Bを自然落下する。
この落下途中で円板体102は下向き傾斜突起278、282に衝突することによって落下速度を減速されつつ落下する。
なお、下向き傾斜突起部278と282の先端間は円板体102の厚さの2倍よりも僅かに大きいので円板体102が2枚並列状態で落下してもコインジャムを生じることがない。
分配装置118が図12を参照して説明される、
分配装置118は、下向き通路116を落下する円板体102を第1分岐通路122若しくは第2分岐通路124に案内する機能を有する。
分配装置118は裏面下向き通路116B内に配置された上向き振分体284を有する。
上向き振分体284は、下端部が下向き通路116の厚み方向においてほぼ中央に配置され、下端部から横向きに水平に突出する支軸286が下向き通路カバ274及びフランジ164に揺動可能に支持されている。
上向き振分体284の上端部は先とがりに形成され、上向き振分体284が反時計方向に回動された場合、下向き通路カバ274の内面に密に接触する第1案内位置GP1に位置し(図12において実線示)、時計方向に回動された場合、壁部材276の内面に密接する第2案内位置GP2に位置される(図12において鎖線示)。
上向き振分体284が第1案内位置GP1に位置する場合、円板体102は第1分岐通路122に案内され、第2案内位置GP2に位置する場合、第2分岐通路124に案内される。
上向き振分体284は、振分体移動装置196と同様構造の上向き振分体移動装置288により選択的に第1案内位置GP1又は第2案内位置GP2に移動される。
次に第1分岐通路122が図12を参照して説明される。
第1分岐通路122は、下向き通路116の厚み方向における中央であって、上向き振分体284のすぐ下側に配置した垂立板状の隔壁290によって画定され、円板体102の厚みの3倍程度の厚み及び円板体102の直径よりも僅かに大きい幅を有する。
第1分岐通路122にも、円板体102の落下速度を制御するため下向き傾斜突起部278と282を配置することが好ましい。
この構成により、円板体102は第1分岐通路122を落下速度を制御されつつ自重により落下する。
第1分岐通路122の下端には横向きの第1弧状ガイド292が形成され、この第1弧状ガイド292に連続して第2横向き通路294が構成される。
次に第2横向き通路294が図13を参照して説明される。
第2横向き通路294は、第1分岐通路122を落下した円板体102を第1分岐通路122に対し横方向の第2出口296に転動させつつ案内する機能を有する。
第2横向き通路294は、横向き通路体264と同様の構成の前下がりの第2横向き通路体298によって構成されるが、長さは横向き通路体264よりも短い。
第2横向き通路体298はガイドベース156に固定され、その下端部が第2出口296である。
この構成により、第1分岐通路122を落下した円板体102は第1弧状ガイド292によって第2横向き通路294案内され、当該第2横向き通路294を転動して第2出口296から、例えばゲーム機内の所定位置に飛び出す。
次に第2分岐通路124が図12を参照して説明される。
第2分岐通路124は、隔壁290によって第1分岐通路122と区画され、第1分岐通路122と並行して配置され、円板体102の厚みの3倍程度の厚み及び円板体102の直径よりも僅かに大きい幅を有する。
第2分岐通路124にも、円板体102の落下速度を制御するため下向き傾斜突起部278と282を配置することが好ましい。
この構成により、円板体102は第2分岐通路124を自重により落下する。
第2分岐通路124の下端には横向きの第2弧状ガイド300が形成され、この第2弧状ガイド300に連続して第3横向き通路302が構成される。
第3横向き通路302は、第2分岐通路124を落下した円板体102を第2分岐通路124に対し横方向の第3出口304に転動させつつ案内する機能を有する。
第3横向き通路302は、第2横向き通路294と同様の構成及び長さの前下がりの下向き通路である。
第3横向き通路302はガイドベース156に固定された第2横向き通路体298と同様構成の第3横向き通路体306によって構成される。
この構成により、第2分岐通路124を落下した円板体102は第2弧状ガイド300によって第3横向き通路302案内され、当該第3横向き通路302を転動して第3出口304から、例えばゲーム機内の所定位置に飛び出す。
次に弾き出し検知装置310が図10を参照して説明される。
弾き出し検知装置310は、弾き装置108によって弾き出された円板体102を検知する機能を有する。
弾き出し検知装置310は、弾き装置108と振分体194との間の振分通路192に相対して配置されている。
本実施例において弾き出し検知装置310は振分通路192を挟んで対向した投光部と受光部とよりなる透過形光センサ312によって構成されている。
この構成により、弾き装置108によって弾き出された円板体102は振分体194に達する直前に光センサ312の光軸を所定時間遮断するので、光センサ312はこの遮断を検知して通過信号を出力する。
なお光センサ312の投光は、開口
次に実施例1の作用を説明する。
通常状態において、ソレノイド234Sは消磁されているので、スプリング259によってリンク板244は図7に示す位置に回動され、振分体194は逸らせ位置UPに位置される。
また、上向き振分体284はソレノイド(図示せず)が励磁されず、第1案内位置GP1に保持される。
換言すれば、振分通路192は振分部下向き通路116V、傾斜部下向き通路116S、裏面下向き通路116B、第1分岐通路122及び第2横向通路294に連なっている。
この状態で円板体102の払出指令が出力された場合、電気モータ146が回転され、回転ディスク136が回転して円板体102を一つずつ送り出す。
円板体102は第2回転体144の窪み150に受け入れられ弧状ガイド152との共同によって案内通路154に順次押し込まれる。
案内通路154において、円板体102は前位の円板体102の後端を押して一列になって弧状部106Rにおいて斜め上向き方向から垂直上方に指向された後、垂立部106Vの垂立案内通路154Vに案内されつつ垂直上方に順次押し上げられる。
押し上げられた円板体102は、傾斜通路154Sにおいて図5に示すようにガイドベース156に対して右側に偏倚された後、第2垂立通路154V2を垂立方向に押し上げられた後、湾曲通路154S2においてガイドベース156に対して僅かに左方向へ指向されて出口154Eに達する。
出口154Eにおいて、円板体102は下側周面を固定の先端160によって案内されるので、弾きローラ170をスプリング178の弾発力に抗して図において時計方向へ回動させる。
円板体102の直径部が右側先端160とローラ170との間を通過した直後に、ローラ170はスプリング178の弾発力によって急速に図5において反時計方向に回動される。
これにより、円板体102は横方向の振分通路192に弾き出される。
弾き装置108によって横向きに弾き出された円板体102は光センサ312を通過して振分体194の裏面218に案内されて開口216を通ってガイドベース156の裏面側に案内され、裏面218との摺接によって横方向の慣性力を大幅に減少されて重力により落下して落下口228から落下する。
落下した円板体102は傾斜壁272Wによって右フランジ164側に案内された後裏面下向き通路116Bを落下する。
裏面下向き通路116Bにおいて、円板体102はその表裏面に対して突出する下向き傾斜突起278及び282に衝突しつつ落下するので落下速度を制御されつつ落下する。
そして、第1案内位置GP1に位置する上向き振分体284によって第1分岐通路122に案内され、第1分岐通路122の下端の第1弧状ガイド292によって横方向に案内され、第2横向き分岐通路294を転動して第2出口296からゲーム機の所定の位置に払い出される。
センサ312からの検知信号を計数することにより、第2出口296から払い出された円板体102の数を計数できるので、光センサ312からの信号が所定の払出数になった場合、電気モータ146の回転が停止される。
次に第3出口から円板体102を払い出すケースを説明する。
この場合、上向き振分体284が第2案内位置GP2へ移動され、第1分岐通路122の入口が閉止され、第2分岐通路124と下向き通路116とが連通した状態になる。
これにより、裏面下向き通路116Bを落下する円板体102は、上向き振分体284によって第2分岐通路124に案内されて第2分岐通路124の下端の第2弧状ガイド300によって第3横向き通路302に案内され、第3横向き通路302を転動して第3出口304からゲーム機の所定の位置に払い出される。
次に第1出口266から払い出すケースを説明する。
この場合、ソレノイド234Sが励磁され、鉄心234Aが図7の位置から反時計方向へ下ガイドレール222の端部222Tが振分ガイドプレート198の表面に係止されるまで回動される。
これにより、振分体194は図8(B)に示す横向き通路形成位置SPに位置され、開口216は振分体194の表面217によって閉止され、振分通路192と横向き通路114とが連通され、振分通路192の下面は下ガイドレール222によって閉止される。
これにより、弾き装置108によって弾き出された円板体102は下ガイドレール222及びレール224上を転がって横向き通路114に案内される。
このように、振分体194に下ガイドレール222を構成することにより、円板体102を確実に横向き通路114に案内することができる。
次に図16に示す実施例2を説明する。
実施例2は、上向き振分体284を振分体194の直下に近接配置した例である。
このように振分体194の直下に配置した場合、円板体102は振分体194によってガイドベース156の裏側に案内された後、重力による加速度を得つつ落下する。
したがって、振分体194の直下においては加速初期であるから円板体102の落下速度が小さいこと、及び弾き装置108からの距離が比較的短いことから、上向き振分体284の位置の切り替えをセンサ312の円板体102の検知信号に基づいて行っても振り分けミスを生じることがない利点を有する。
また実施例2においては、下向き通路を案内通路154に対して横方向に並列配置してある。
これにより、案内装置106の幅は増加するが、下向き通路において円板体102がジャムした場合のメンテナンス性が向上し、また、下向き通路の構成部材の少なくとも一部を透明にして円板体102の落下様子を可視化することによりゲーム性を高めることができる利点がある。
図1は、実施例1の円板体供給装置の正面上部からの斜視図である。 図2は、実施例1の円板体供給装置の背面上部からの斜視図である。 図3は、実施例1の円板体送り出し装置の正面上部からの斜視図である。 図4は、実施例1の円板体供給装置の振分装置部の正面上部からの斜視図である。 図5は、実施例1の円板体供給装置の振分装置部のガイドプレート及び振分ガイドプレートを除去した正面図である。 図6は、実施例1の円板体供給装置の振分装置の背面斜視図である。 図7は、実施例1の円板体供給装置の振分体移動装置の平面図である。 図8は、実施例1の円板体供給装置の弾き装置及び振分装置の正面図及びX―X断面図である。 図9は、実施例1の円板体供給装置の弾き装置及び振分装置の正面図及びY―Y断面図である。 図10は、実施例1の円板体供給装置の弾き装置及び振分装置の背面斜視図である。 図11は、実施例1の円板体供給装置の案内装置の一部縦断面図である。 図12は、実施例1の円板体供給装置の分配装置の一部縦断面図である。 図13は、実施例1の円板体供給装置の第2横向き通路及び第3横向き通路の説明斜視図である。 図14は、実施例1の円板体供給装置の弾き装置及び振分装置の説明斜視図である。 図15は、実施例1の円板体供給装置の弾き装置及び振分装置の説明斜視図である。 図16は、実施例2の円板体供給装置の弾き装置、振分装置及び分配装置の説明斜視図である。
SP 横向き通路形成位置
UP 逸らせ位置
102 円板体
108 弾き装置
114 横向き通路
116 下向き通路
154 案内通路
156 ガイドベース
192 振分通路
194 振分体
208A、208U 支軸(ピボット軸)
217 側壁(振分体の表面)
222 下ガイドレール
266,296,304 出口

Claims (1)

  1. 垂立するガイドベース(156)に沿って形成した筒型の案内通路(154)により円板体(102)の周面どうしを接触させて案内した後、前記案内通路(154)の頂部に配置した弾き装置(108)により振分通路(192)に弾き出し、その後異なる位置に配置された複数の出口(266,296,304)から排出する円板体供給装置において、
    前記振分通路(192)の延長上に位置する横向き通路(114)及び前記振分通路(192)から前記案内通路(154)に沿って下向きに延在する下向き通路(116)を設け、
    前記振分通路(192)において前記横向き通路(114)へ案内する側壁を構成する横向き通路形成位置(SP)、及び前記横向き通路(114)を横断する逸らせ位置(UP)に選択的に位置する振分体(194)を配置し、
    前記振分体(194)には前記横向き通路形成位置(SP)において前記横向き通路(114)の下壁を構成する下ガイドレール(222)が一体に形成されていることを特徴とする円板体供給装置。
JP2009028317A 2009-02-10 2009-02-10 円板体供給装置 Active JP5337989B2 (ja)

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