JP5337985B2 - 液状物充填包装体用組み立て容器 - Google Patents

液状物充填包装体用組み立て容器 Download PDF

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Description

【0001】
関連出願の記載
本出願は、2008年3月4日に出願された日本特許出願2008−53120号および日本特許出願2008−53125号(先の出願番号:特願2007−205148号)を基礎出願として、優先権主張する出願である。
【技術分野】
【0002】
本発明は、非自立型液状物充填包装体用組み立て容器に関する。とくに、軟質の積層フィルムを用いて形成される、逆止機能をもつ液体注出ノズル、すなわちフィルム状逆止ノズルを有する非自立型液状物充填包装体を収納し、これを装着、脱着可能に懸吊保持するための自立型組み立て容器に関する。
【背景技術】
【000
液体やゼリー状、粘稠状の飲食物、粒状物を含むことのあるドレッシングおよび液体調味料、酒類、油その他の液状物を、繰り返し注出することが可能な包装容器として、特開2004−175439号公報および特開2005−59958号公報には、軟質の積層フィルムからなる袋本体と、その側部もしくは頂部に突出するように設けられた液体注出ノズル、即ちフィルム状逆止ノズルとで構成されるフレキシブル包装袋が開示されている。このフレキシブル包装袋によれば、液状の被包装物の注出は、その注出量に応じた軟質積層フィルムからなる包装袋の潰れ変形によって果たされ、その注出に伴う注出ノズルからの包装袋内への外気の取り込み(逆流)がないため、袋内被包装物の酸化、風味低下、汚損等のおそれを阻止することができる。しかも、逆止機能をもつ前記注出ノズルは、包装袋を傾動させて被包装物を注出した後、元の起立姿勢に復帰させることにより、注出が速やかに停止してノズル先端の注ぎ出口が密閉状態となり、注出ノズルからの外気の袋内に侵入するのを確実に阻止することができるため、被包装物を最後まで新鮮状態に保持することができる。
【0004】
上記特開2004−175439号公報および特開2005−59958号公報に記載されている包装袋は、軟質積層フィルムによって構成され、それ自体には自立性も定型性もないため、液状の被包装物を充填包装した液状物充填包装体を、搬送、保管、陳列、使用等する場合には、それを、紙製あるいは樹脂製の自立性のある箱体等に、複数個所での固定もしくは固着して収納する必要がある。しかも、この液状物充填包装体を箱体等に収納する場合、注出ノズルのもつ逆止機能を効果的に発揮させるためには、注出ノズルを目的の位置に精度良く収納し、しかも、箱体等の内側にしっかりと固定することが必要となる。しかしながら、これらの収納作業は、多くの工程を必要とし、これを機械化するには、精度やコスト面に問題点があり、実用化に至っていないのが実情である。
【0005】
そこで、発明者らは、上記液状物充填包装体の箱体等への収納作業を、需要者自身に行ってもらうことにより、低コスト化を実現し、この液状物充填包装体の使い勝手を向上させるための検討を行った。その結果、発明者らは、液状物充填包装体を懸吊保持し、注出ノズルの逆止機能を効果的に発揮させることができると共に、需要者が接着剤等を使用することなく、手早く簡単に組み立てられ、しかもその組み立て容器からの液状物充填包装体の取付、取外しが簡単で、リサイクル使用が可能な容器を開発することができた。
【発明の開示】
【000
本発明は、筒状の容器内に、逆止機能をもつ液体注出ノズルを突設してなるフレキシブル包装袋内に液状の被包装物を液中シール充填してなる非自立型液状物充填包装体を、懸吊保持した状態で収納できるようにした液状物充填包装体のための自立型組み立て容器であって、幅方向両端部の下部近傍に、その一方には組み立て用係止穴が設けられると共に、他方には係止穴に掛け止める係止片が設けられ、かつ、組み立て状態において筒状となって、前記液状物充填包装体の胴部を取り囲む部位となる略方形の胴部シートと、該胴部シートの上部には、筒状組み立て体の内部に、前記液状物充填包装体を懸吊保持するための懸吊保持機構と前記液体注出ノズル部を挟みつけて注出流量を調整するための流調用可動ストッパーと、を設けてなり、筒状に組み立て可能な自立型容器であることを特徴とする。
【0007】
また、本発明においては、
)前記逆止機能をもつ液体注出ノズルは、ベースフィルム層と、それを挟んで積層したシーラント層とを具える軟質の積層フィルムを重ね合わせて、その周縁部をヒートシールすることにより内部に注出通路を形成してなるものであって、液状物充填包装体内の被包装物を注出するときに、外気の侵入を阻止する機能を有すること、
)前記懸吊保持機構は、筒状に組み立てられる胴部シートの上縁部に設けられた複数対のピン孔および係止ピンからなるもの、もしくは胴部シート上縁に着脱可能に取付けられた懸吊用クリップのいずれかであること。
)前記胴部シートは、筒状に組み立てたときに、その上部が2つに折り畳まれた状態で互いに相接して開閉可能な板状の重畳上部を形造るものであり、その重畳上部に設けられるピン孔には、係止ピンを着脱可能に取り付け、かつこの係止ピンに前記液状物充填包装体の上部横シール部に設けられた懸吊孔を介して、該液状物充填包装体を着脱可能に懸吊保持できるようにしてなるものであること、
)前記胴部シートは、中央部と両側縁部に窓孔用切欠きが設けられ、筒状に組み立てたときに、その上部が2つに折り畳まれた状態で互いに相接して開閉可能な板状の重畳上部を形造るものであり、その重畳上部とともに、前記液状物充填包装体の上部横シール部を挟持する懸吊用クリップによって、該液状物充填包装体を筒状に組み立てられた容器内に着脱可能に懸吊保持できるようにしてなるものであること、
)前記胴部シートの重畳上部は、それを形造る互いに相接する胴部シートの少なくとも一方の内表面に、粘着性シートを貼り付けてなること、
)前記胴部シートは、筒状に組み立てて容器としたときに、その下端部に胴部シートと一体の、もしくは着脱可能な別体の底板を有すること、
)前記底板は、胴部シートの一部として一体に形成された連設シート、もしくは胴部シートの底縁部に沿って形成された底板挿し込みスリットに嵌め入れる挿し込み片を、外周縁に複数個設けてなる独立シートによって形成されていること、
)前記流調用可動ストッパーは、液状物充填包装体を収納して懸吊保持した組み立て状態の容器において、液体注出ノズルが位置する部分の前記胴部シートの上部に、軸支ピンを介して着脱可能に、かつ回動可能に軸支された、スイング形式ストッパーであること、
)前記流調用可動ストッパーは、液状物充填包装体を収納して懸吊保持した組み立て状態の容器において、逆止機能のある液体注出ノズルが位置する部分の、前記胴部シート上部外表面に設けられたガイドに沿って、該筒状胴部の上部を挟みつけるように上下方向または左右方向に移動可能に設けられた、スライド形式ストッパーであること、
10)前記流調用可動ストッパーは、その回動または移動によって、前記注出ノズルから注出される被包装物の吐出流量の調整を可能にするものであると共に、ストッパー機能を有するものであること、
11)前記ピン孔には、液状物充填包装体の上部シール部に設けた複数個の懸吊孔に挿通させるための、複数個の係止ピンが着脱可能に取付けられること、
12)前記懸吊用クリップは、液状物充填包装体の上部シール部を、組立状態における容器の上端部に挟み付けるように着脱可能に取付けられること、
13)前記胴部シートは、腹部から上端縁にかけての、幅方向両端相当部分のいずれか少なくとも一方に、窓孔用切欠きが設けられていること、
14)前記胴部シートは、剛性および可撓性を有する硬質資材によって形成され、かつ自立型容器を形造るものであること、
15)前記胴部シートの組み立てによって形成された容器内に懸吊保持された液状物充填包装体の、前記液体注出ノズル下の近傍部分に、フレキシブル包装袋の液体注出ノズル側の側縁部を挟持する液体流出補助具を取り付けたこと、
16)前記液体流出補助具は、容器内に懸吊保持した液状物充填包装体の一側部を挟み付けるように、容器内に弾力的に内向きに突設された、一対の挟持片によって構成されていること、
17)前記液状物充填包装体は、軟質積層フィルムからなる袋本体の側部に、重なり合うプラスチックフィルム相互間に液状物が介在するときに、逆止機能を生ずる液体注出ノズルを突設してなる非自立型フレキシブル包装袋内に、液状あるいは粘稠状の被包装物を液中シール充填してなる包装体からなるものであること、
のような構成にすることが、より好ましい解決手段が与えられる。
【0008】
本発明の液状物充填包装体用自立型組み立て容器は、主として射出成形やプレス成形によって成形された可撓性のあるプラスチック製の略方形の胴部シートを、簡単に筒状の組み立て容器とすることができ、しかも、繰返し使用することができる。とくに、この液状物充填包装体用組み立て容器は、需要者自身が組み立てて筒状の容器とし、この容器の開閉可能な上部から、非自立型液状物充填包装体を収納(懸吊保持)することができるので、該包装体の取付け作業が簡素化できると共に、製品のコストを削減することができる。また、本発明の組み立て容器は、上部が開閉可能にした板状体からなると共に、中腹部以下が、筒状体形状を形造る容器であり、自立性および定型性を持たない軟質積層フィルムを用いたフレキシブル包装袋、即ち液状物充填包装体を収納し、これを懸吊保持して使用状態に供するのに好適である。
【0009】
しかも、本発明によれば、容器の上部に液体注出ノズルを挟みつけてなる流調用可動ストッパーが設けられているため、その流調用可動ストッパーを回動または移動させることにより、被包装物の注出量を簡単に調整することができる。なお、この流調用可動ストッパーは、ストッパーとしての機能を有し、かつ液状物充填包装体内の被包装物を流量制御が可能に適量づつ注出するのに効果があると共に、被包装物を注出した後の、液体注出ノズル、即ちフィルムまたは逆止ノズルからの外気の逆流(袋内侵入)を防ぎ、内容物の酸化、汚染等を完全に防止して、長期に亘って安全な食品を提供することができるようになる。
【0010】
また、本発明では、非自立型の液状物充填包装体を、係止ピンまたは懸吊用クリップによって組み立て容器内に懸吊保持して収納できるため、液状物充填包装体を誰でも簡単に取替えることができる。
【0011】
さらに、本発明の組み立て容器は、剛性および可撓性を有する硬質のプラスチックや金属等の硬質資材によって構成されるため、繰返し使用することができると共に、流通過程ではシート状物の形態で提供することができ嵩張らない。しかも、被包装物を注出した後に廃棄されるものは、液状物充填包装体の空袋のみであり、ゴミの減容化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012
【図1】 状物充填包装体の一例を示す斜視図である。
【図2】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器を形成するための胴部シートの一例を示す図である。
【図3】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の容器本体を例示する図である。
【図4】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の懸吊保持方法を示す図である。
【図5】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器を形成するための胴部シートおよび底板の一例を示す図である。
【図6】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の組み立て方法を示す図である。
【図7】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の懸吊保持方法を示す図である。
【図8】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の流調用可動ストッパーの実施形態を示す図である。
【図9】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の流調用可動ストッパーの他の実施形態を示す図である。
【図10】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の流調用可動ストッパーの他の実施形態を示す図である。
【図11】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の他の実施形態を示す図である。
【図12】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の液体流出補助具の一例を示す図である。
【図13】 発明の液状物充填包装体用組み立て容器の他の実施形態を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013
以下にこの発明の実施形態を図面を用いて説明する。
まず、液状物充填包装体について説明する。図1は、本発明を適用する対象物である、非自立型のフレキシブル包装袋内に液状物を液中シール方法により充填(液中シール充填)した液状物充填包装体10の一例を示す斜視図である。この液状物充填包装体10は、軟質の積層フィルムをヒートシールして形成される袋本体2と、この袋本体2の一側部の上部に突設した注出ノズル1からなるフレキシブル包装袋内に、例えば、醤油などの液体、油や固形物含有ドレッシングやマヨネーズ等の粘稠物等からなる被包装物を充填したものである。従って、これは自立性、定形性のない非自立型包装袋である。それ故に、この液状物充填包装体から被包装物を注出するためには、どしても、本発明に係る自立型の組み立て容器が必要となるのである。
【0014】
上記袋本体2と上記注出ノズル1とはともに、少なくともベースフィルム層とシーラント層とを有する軟質の積層フィルムからなり、一体に成形されるか、あるいは、別体の注出ノズル1を袋本体2の一側辺上部に、ヒートシール、高周波シールまたはインパルスシール等によって融着させることにより製造することができる。以下は、袋本体2と注出ノズル1とを融着接合させる場合について説明する。なお、袋本体2および注出ノズル1の融着部は、図に斜線を施して示す。
【0015】
注出ノズル1は、袋本体2への被包装物の充填包装と同時に、または被包装物の充填包装に先だって、たとえば、その袋本体2側部の、シーラント層相互の融着部で、袋本体2の内表面に、ノズル1の基端部外表面のシーラント層を、好ましくはヒートシールによって融着接合させることで、包装袋の一部とされ、袋本体2の上端部分から側方へ突出させたものである。
【0016】
自立性のないフレキシブル包装袋は、その袋内に被包装物を、好ましくは抜気下で充填包装(液中シール充填)することにより、膨満形態からなる液状物充填包装体10となる。そして、液状物充填包装体10内に充填包装した被包装物は、注出ノズル1の、図1に示すところでは、上側の融着部5のノッチ3から、ノズル1の先端部分を、たとえば手指によって引裂き除去して開封し、次いで、その液状物充填包装体10を、好ましくはそれを収納保持する本発明の容器とともに傾動させることにより注出することができる。これにより、液状物充填包装体10のノズル1の先端注ぎ口が、袋内被包装物の水頭圧によって表裏側に十分に開放される(重なり合う積層フィルム相互に生じる隙間)ことになり、必要な注出が行われることになる。
【0017】
被包装物をこのようにして注出する場合、軟質積層フィルムからなる袋本体2、すなわちフレキシブル包装袋そのものは、被包装物の注出に伴って、液体注出ノズルの注ぎ口から外気を吸い込むことなく、注出体積に相当する量だけ収縮ないしは潰れ変形して密着状態となる。
【0018】
液状物充填包装体10の傾動によって所要量の被包装物を注出した後は、液状物充填包装体10を元の起立姿勢に復帰させると、注出は停止する。この注出の停止により、被包装物に濡れた注出ノズル内は、液状被包装物によって濡れた状態(液膜)であり、フィルム間間隙に液膜が介在することで相互に密着した状態となる。即ち、注出の停止と同時に、該液体注出ノズル1の表裏のフィルムの幅方向、いいかえれば上下方向の全体にわたって、該注出ノズル1の先端部の注ぎ口を密閉し、液状物充填包装体10内への外気の侵入を確実に阻止する(逆止作用)。
【0019】
従って、この注出ノズル1を具える液状物充填包装体10では、袋内被包装物は、その注出前はもちろん、注出中および注出後においても、外気との接触が阻止されるので、袋内被包装物の酸化や汚損等が防止できる。
【0020】
ところで、こうした逆止機能を有するフィルム状逆止ノズル、またはフィルム弁とも言うべきこの液体注出ノズル1の表裏のフィルムにおけるこのような逆止作用は、液状物充填包装体10の起立復帰によって、該注出ノズル1が水頭圧の作用から解放されて、製造時の形状に復帰することに加え、該注出ノズル1内の被包装物が装本体2内へ戻る際に、被包装物によって濡れた状態となって毛細管作用によって表裏フィルムの内表面が密着することによって生ずる。このことは、袋本体2についても同様であって、注出に伴う潰れ変形によって減圧雰囲気に晒され、この袋本体を構成している積層フィルム内表面どうしが相互に吸着(密着)された状態となって、外気の吸い込み、侵入を阻止する逆止機能を生じる。すなわち、この注出ノズル1のフィルムどうしの密着は、上記の毛細管作用に併せて、液状物充填包装体10からの被包装物の注出に伴って、収縮ないしは潰れ変形された袋本体2が、それに固有の弾性復元力に基いて、その内部を減圧傾向とする場合により確実となる。
【0021】
かくしてここでは、注出ノズル1に対する特別の操作等なしに、液状物充填包装体10の起立復帰と併せて、それの先端注ぎ口を自動的に密着封止させることができ、注出ノズル1にすぐれた逆止機能を発揮させることができる。要するに、この液体注出ノズルは、重なり合う2枚の軟質積層フィルムを、ノズル基端部となる部分を除く外周縁部分を相互に融着し、中央部分に注出通路として形成してなるものであって、袋本体を傾動させて被包装物を注出した際に、該被包装物が通過することによって、前記注出通路内が濡れた状態となる積層フィルムの内表面どうしが、該注出通路内表面に被包装物が滞留することによる相互の密着作用によって、外気の侵入を阻止する逆止機能を生ずるフィルム状の逆止弁と言得るものである。
【0022】
なお、このような逆止機能つき注出ノズル1は、熱可塑性の、一軸もしくは二軸延伸ベースフィルム層と、それを挟んで積層したシーラント層とを、たとえば押出しラミネート、ドライラミネートまたは共押し出しにより積層し、表裏のそれぞれの側の積層フィルム、たとえば表裏2枚の積層フィルム、または中央部で表裏に折返してなる一枚の積層フィルムを、一方のシーラント層の相互の対向姿勢で、基端辺を除く周辺部分で相互に融着させて楔形等にしたものである。なお、ベースフィルム層を挟んで積層したそれぞれのシーラント層の融着温度は、たとえば、材質の変更、同一材料のそれぞれのシーラント層の押出しラミネート条件の変更等によって相互に異ならせて、注出ノズル1内表面のシーラント層の融点を、ノズル1外表面のシーラント層の融点よりも少なくとも5℃以上高くすることが好ましい。
【0023】
また、この注出ノズル1は、高い水蒸気不透過性、ガスバリア性等を付与すると共に、注出ノズル1先端部分の、手指による直線的な引裂き除去を円滑かつ容易にし、しかも引裂き疵を、毛羽立ち等のない十分平滑なものとすることにより、その逆止機能をより十分に発揮させることができる。そのため、ベースフィルム層は、一軸もしくは二軸延伸の、ポリエチレンテレフタレート層、エチレンビニルアルコール共重合体層、ナイロン層、ポリエステル層、ポリプロピレン層等のほか、それらのいずれかに所要の蒸着層を設けたものによって形成することが好ましい。また、シーラント層としては、無延伸の各種のPE層、PP層、メタロセン触媒ポリエチレン層等のオレフィン系樹脂層、エチレン酢酸ビニル共重合体層、エチレンアクリル酸エチル共重合体層、アイオノマー層、エチレンビニルアセテート共重合体層、エチレンビニルアルコール共重合体層等によって形成することが好ましい。
【0024】
このような逆止機能つき注出ノズル1を有するフレキシブル包装袋内に被包装物を液中シール充填してなる液状物充填包装体10は、袋本体2が、軟質のプラスチック積層フィルムによって構成され、それ自体には自立性も定型性もないため、使用にあたっては、液状物充填包装体10を保持容器に収納することが必要になる。そこで、本発明では、このような液状物充填包装体10を収納すると共に、これを懸吊保持し、かつ該液状物充填包装体10内の被包装物を、必要としてその胴部を加圧して、前記注出ノズル1から流量調整下に吐出させるディスペンサー機能を併せもつ、組み立て可能で、再利用可能な容器について検討した。
【0025】
図2は、本発明に適合するディスペンサー機能を有する組み立て容器20を形成するための胴部シート21の一例を示す概略図である。この胴部シート21は、硬質で可撓性のある熱可塑性樹脂等を射出成形もしくは打抜き成形したものからなり、展開状態において幅方向中央を境にして左側胴部シート21Lと右側胴部シート21Rとが、ほぼ同じ方形である。
【0026】
この胴部シート21を使って、液状物充填包装体10を収納し、懸吊保持するために使う組み立て容器20の組立て方法について説明する。まず、胴部シート21の中程の部分を、幅方向に丸め、図3に示すように、その幅方向両端部の下部近傍に設けられた係止穴28と折返し係止片29、即ち、右側胴部シート21Rに設けた係止穴28に、左側胴部シート21Lに設けた折返し係止片29を引掛けて係止することにより、筒状体からなる容器本体を形成する。
【0027】
続いて、この筒状に曲成された容器本体の上部を、この胴部シート21の幅方向のほぼ中央部から折り畳み、左右胴部シート21L、21Rの上部を、開閉自在(接合、離反)に重ねて、図4に示すように、板状体形状のための重畳上部42が形成される。なお、この板状体を呈する上部は、重畳上部42の左右胴部シート21L、21Rを、対面させたときに対応するそれぞれの位置に設けられた係止ピン孔30aおよびピン孔30d、ピン孔30bおよびピン孔30cに、それぞれ係止ピン43、44を挿通することにより形成され、前記液状物充填包装体10を収納できるように、上部が開口するようになっている。
【0028】
本発明の液状物充填包装体用組み立て容器20は、中腹部〜下部が筒状形状で、上部が板状体形状からなる。これは、軟質フィルムからなる液状物充填包装体10を懸吊保持した姿に近い形状にするためである。つまり、包装体10の中腹部〜下部は、液状の被包装物を充填した状態で、これを懸吊すると、膨満して丸みを帯びた形状となるのに対し、液状物充填包装体10の上部は板状形状となるからである。
【0029】
また、本発明では、胴部シート21の幅方向の中央部および幅方向両端部の少なくともいずれか一方に、窓孔用切欠きを設けておくことが好ましい。図2では、胴部シート21の中央部に後部側上窓孔用切欠き40が設けられると共に、胴部シート21の幅方向両端部に前部側窓孔用切欠き41a、41bが設けられている。これは、これらの切欠き40、41a、41bによって、上記のように組み立て容器20を組み立てる際に、胴部シート21を幅方向に曲成したり、折り畳みやすくする上で有効である。しかも、組み立て容器20上部を大きく開口できるため、液状物充填包装体10を組み立て容器20内に収納しやすく、また、切欠き40、41a、41bは、そこから液状物充填包装体10内の被包装物の残量を目視により視認することもできる他、さらに、この組み立て容器20の胴部を加圧することで、内部の液状物充填包装体10の加圧を導いて、内容物の注出を図る(ディスペンサ機能)上で、これらの切欠き40、41a、41bが有効に作用することになり、円滑な注出を確保することができる。
【0030】
次に、上記のようにして組み立てられた組み立て容器20に、液状物充填包装体10を懸吊保持する方法を例示する。まず、組み立て容器20上部の板状体部分を構成する重畳上部42を形成する胴部シート21、すなわち左右胴部シート21L、21Rのうちのいずれか一方を、係止ピン43、44から取り外し、組み立て容器20上部を開口する。即ち、このとき、係止ピン43、44は、胴部シート21のピン孔30aと30b、または30cと30d(ここでは、ピン孔30aと30b)に挿通されたままの状態にある。そして、液状物充填包装体10を組み立て容器20内部に収納し、ピン孔30a、30bに挿通されている係止ピン43、44に、液状物充填包装体10の上側横シール部52に予め形成しておいた懸吊穴7、8を引掛け、さらに、ピン孔30cと30dを挿通することにより重畳上部42を作る。これにより、液状物充填包装体10が、組み立て容器20内部に懸吊、保持されることになる。
【0031】
なお、本発明の組み立て容器20は、図4のように底板22を設けず、胴部シート21のみから形造ったとしても、胴部シート21が後述するように強度に優れた資材から攻勢されるため、組み立て容器20として自立し、液状物充填包装体10をその内部にしっかりと懸吊保持することができる。
【0032】
次に、本発明の液状物充填包装体用組み立て容器20について説明する。
この組み立て容器20は、図5に示すように胴部シート21および、このシート21に支持片23を介して連接された底板22を有する1枚のシートから形成されている。この胴部シート21および底板22を使って液状物充填包装体10を収納し、懸吊保持するために使う組み立て容器20を組み立てる方法は、まず、図6に示すように、支持片23介して、底板22を、胴部シート21側に折り曲げ、胴部シート21を底板22の側縁に沿って曲成し、かつ該底板22の両側に設けた挿し込み片24、25を、該胴部シート21下部に設けられた挿し込みスリット26、27にそれぞれ挿し込む。このとき、底板22は、その中央部を弧状に折り曲げ、山型にすることが好ましく、これにより、組み立て容器20の底部分の強度を向上させることができる。これにより、まず組み立て容器20の底部が形成される。
【0033】
なお、本発明においては、図5に示すように、胴部シート21と底板22とを支持片23を介して連接させることの他、支持片23を設けず、底板22を胴部シート21とは別体とし、挿し込みスリット26、27と挿し込み片24、25との嵌合のみによって底部を組み立てるなど、底板22を着脱可能にしてもよい。
【0034】
また、胴部シート21と底板22とを溶着や溶接等することにより一体化して底部を形成してもよい。この場合、胴部シート21の挿し込みスリット26、27および底板22の挿し込み片24、25を設ける必要がなく、胴部シート21および底板22の形状を簡素化させることが可能となり、製造コストを低減することができる。
【0035】
そして、上記のようにして組み立て容器20の底部を形造った後、胴部シート21の中程の部分を、幅方向に丸め、その幅方向両端部の下部近傍に設けられた係止穴28と折返し係止片29、即ち、右側胴部シート21Rに設けた係止穴28に、左側胴部シート21Lを設けた折返し係止片29を引掛けて係止することにより、有底筒状の容器本体を成形できる。
【0036】
本発明では、折返し係止片29の幅方向上外側の位置に、底板22を下から支えるための底部折返し保持片31を設けることが好ましい。この底部折返し保持片31は、上述したようにして、底板22を胴部シート21に挿し込んで組み立て容器20の底部分を形成する際に、胴部シート21の側に折り起し、底板22の下方に位置するようにする。これにより、組み立て容器20の底部は、この底部折返し保持片31によって保持されることになり、液状物充填包装体10の荷重がかかっても、たとえそれが衝撃的にかかったとしても、組み立て容器20の底部部分の強度を著しく向上させることができる。
【0037】
続いて、図7に示すように、この筒状に曲成された容器本体の上部を、この胴部シート21の幅方向のほぼ中央部から折り畳み、左右胴部シート21L、21Rの上部を、開閉自在(接合、離反)に重ねて、板状体形状のための重畳上部42が形成される。
【0038】
そして、この図7に示す組み立て容器20では、板状体を呈する重畳上部42を、上方から挟みつけるようにして懸吊用クリップ51が取り付けられる。この懸吊用クリップ51は、重畳上部42と、その重畳上部42間に配設された液状物充填包装体10の上部横シール部52とを、上方から押し込んで一緒に挟みつけ、液状物充填包装体10を、組み立て容器20内部に懸吊保持するために用いられるものである。
【0039】
液状物充填包装体10をこの懸吊用クリップ51を用いて組み立て容器20内部に懸吊保持する方法としては、例えば、液状物充填包装体10の上部シール部52の一部を、注出ノズル1上端辺よりも長さ方向に突設するように幅広に形成しておき、まず、この液状物充填包装体10を、組み立て容器20内に、その上部シール部52が、重畳上部42上端から突出するように配置する。そして、図7に示すように、重畳上部42から突設した上部シール部52部分を、組み立て容器20外装側に折り曲げた後、重畳上部と共に上方から懸吊用クリップ51で挟みつけることにより、液状物充填包装体10が組み立て容器20内部にしっかりと懸吊保持されることになる。
【0040】
この懸吊用クリップ51は、重畳上部42および液状物充填包装体10の上部シール部52を挟持できる機能を有するものであればよく、プラスチック製あるいは金属製の嵌込式やスプリング式の懸吊用クリップなど、あらゆる懸吊用クリップを用いることができる。この懸吊用クリップ51を用いることにより、図2のように左右胴部シート21L、21Rにピン孔30a〜30dを設ける必要がなく、懸吊用クリップ51の着脱だけで簡単に、液状物充填包装体10を取付けおよび取外しすることができる。
【0041】
なお、この懸吊用クリップ51を用いる場合、重畳上部42を形成する左側胴部シート21Lおよび右側胴部シート21Rの上端部の、少なくとも一方の内表面に、図5に示すようにシリコンシート、ウレタンゴムシート、ブチルゴムシート等のゴム系あるいは発泡シートなどからなる密着シート50を貼り付けることが好ましい。これは、液状物充填包装体10を、懸吊用クリップ51によって重畳上部42間に挟持し、組み立て容器20内に懸吊保持した際に、この密着シートが、液状物充填包装体10に密着し、該液状物充填包装体10が、重畳上部42間から抜け落ちるのを効果的に防ぐことができるからである。
【0042】
さらに、この密着シート50は、図2および図5に示すように左側胴部シート21Lおよび右側胴部シート21Rのノズル部47の、少なくとも一方の内表面に貼り付けることが好ましい。これは、液体注出ノズル1を構成するフィルムへの皺等の発生を抑制し、液体注出ノズル1の逆止機能を効果的に発揮するためである。即ち、液体注出ノズル1の逆止機能は、液体注出ノズル1を構成するフィルム間の隙間に存在する液状被包装物が残留して毛細管現象によって発揮されるものであるため、フィルムに対する被包装物の濡れ性の高さと共に、フィルム同士の隙間が小さく、密着性が高いもの、すなわち、フィルムに皺等が発生することがなく、フラット性の高いものほど、効果的に逆止機能を発揮できるからである。
【0043】
次に、本発明の液状物充填包装体用組み立て容器20の実施形態について説明する。この液状物充填包装体用組み立て容器20では、図8に示すように、組み立て容器20上部の液状物充填包装体10の注出ノズル1が位置する側に、注出ノズル1を締め付けるようにして吐出量を調整すると共に、ストッパーとしての機能を有する流調用可動ストッパー45が設けられている。
【0044】
図8に示した流調用可動ストッパー45は、係止ピン44を軸支ピンとして回動可能に軸支され、組み立て容器20の重畳上部42をその上方から挟み付け、重畳上部42の間に存在する注出ノズル1を締め付けるように構成されているスイング形式のものである。
流調用可動ストッパー45としては、図8に示した回動可能なスイング形式によるものの他、図9および図10に示すように、重畳上部42の液体注出ノズル1が位置する部分の少なくとも一方の外表面に設けられた、例えば、組み立て容器20側もしくは流調用可動ストッパー45側に互いに嵌まり合う、凹凸のいずれか一方を設けることとなるガイド53a、53bに沿って、重畳上部42を挟みつけるように、上下方向または左右方向に移動可能に嵌着した形態の、スライド形式のストッパーを用いてもよい。この例示するスライド形式ストッパーによる流調用可動ストッパー45は、1つの液状物充填包装体用組み立て容器20に2つのガイド53aおよび53bを形成することによって、上下方向および左右方向に移動させることもできる。
【0045】
図8〜図10のいずれの形式の流調用可動ストッパー45を用いた場合も、回動角度あるいは移動位置を変化させることにより、注出ノズル1の液体流路幅が変化することになり、注出ノズル1からの被包装物の注出量を調整することができる。また、被包装物を使用しない時には、この流調用可動ストッパー45を、注出ノズル1を完全に締め付けるように位置させることにより、組み立て容器20が倒れたり、胴部に加圧力が不可避にかかるなどしても、被包装物が漏れ出すおそれがない。なお、流調用可動ストッパー45は、注出ノズル1の一部または全体を覆うように設ける。
【0046】
前記流調用可動ストッパー45は、重畳上部42を挟みつけるためのスリット46を有し、そのスリット46幅は、挟み込む組み立て容器20の重畳上部42と重畳上部42の間に存在する吐出ノズル1のフィルム厚みと、前記密着シート50を使う場合は、その厚みとの合計に0〜1.0mm加えた大きさにすることが好ましい。これは、スリット46幅が、重畳上部42、吐出ノズル1および密着シート50の合計厚みよりも小さい場合、スリット46が重畳上部42に入らず、一方、スリット46幅が大きすぎると、たとえ密着シート50の厚みを調整しても、重畳上部42を締め付けることができず、注出ノズル1からの吐出量を調整することができなくなるからである。
【0047】
なお、図9および図10の、上下方向あるいは左右方向に移動可能な流調用可動ストッパー45を用いる場合、スリット46の内壁面に凹部または凸部を設け、該凹部または凸部を、ガイド53a、53bに設けられた凸部または凹部に嵌着させることにより、流調用可動ストッパー45を所望の位置に固定させることができる。
【0048】
流調用可動ストッパー45は、アクリル、塩化ビニル、ポリカーボネート、ABS樹脂などによって形成することが好ましい。
【0049】
また、図11の本発明の液状物充填包装体用組み立て容器20では、懸吊用クリップ51によって、容器上部の板状体部分を構成する重畳上部42(左右胴部シート21L、21R)と、その重畳上部42間に配設された液状物充填包装体10の上部シール部52とを、上方から押し込んで一緒に挟みつけ、液状物充填包装体10を、組み立て容器20内部に懸吊保持すると共に、液状物充填包装体10の注出ノズル1が位置する側に、注出ノズル1を締め付けるようにして吐出量を調整すると共に、ストッパーとしての機能を有する流調用可動ストッパー45が設けられている。
【0050】
そして、図4および図7〜11のいずれの液状物充填包装体用組み立て容器20においても、上記のようにして液状物充填包装体10を、組み立て容器20内に懸吊保持したまま、その組み立て容器20を傾動させるか、あるいは組み立て容器20の胴部を手で押圧することにより、注出ノズル1から被包装物を注出させることができる。これは、組み立て容器20の傾動あるいは押圧によって、液状物充填包装体10のノズル1に被包装物の水頭圧がかかり、ノズル1が表裏側に十分に開放されることになるためである。
【0051】
なお、胴部シート21は、強度に優れると共に、組み立て容器20としたときにしっかりと自立することのできる資材によって形成されることが好ましく、例えば、剛性および可撓性があって、弾性範囲内で変形・復元する、腰の強い性質を有する樹脂製材料あるいは金属材料などを用いることが好ましい。
とくに、樹脂製材料としては、熱可塑性樹脂のポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ABS樹脂またはポリスチレンなどや、熱硬化性樹脂のエポキシ樹脂、フェノール樹脂またはポリウレタン樹脂などを用いることが好ましく、金属材料としては、例えば、ステンレス鋼の薄板や、アルミニウムまたはアルミニウム合金の薄板などを用いることが好ましい。
【0052】
このように液状物充填包装体用組み立て容器20を、剛性および可撓性を有する資材によって形成する理由は、液状物充填包装体用組み立て容器20を変形および復元させることが出来るため、液状物充填包装体用組み立て容器20上部を大きく開口することが可能となり、液状物充填包装体10を液状物充填包装体用組み立て容器20内に懸吊あるいは取り外し易く、さらには液状物充填包装体用組み立て容器20に収納される液状物充填包装体10の袋本体2部を、液状物充填包装体用組み立て容器20外側から手で調整しながら押圧して注出ノズル1先端を開口し、被包装物を注出することができるからである。
【0053】
さらに、本発明の液状物充填包装体用組み立て容器20は、前記プラスチック製材料や金属製材料の他、厚紙やダンボール、樹脂含浸紙などの紙製材料によって形成してもよい。
【0054】
また、これらの胴部シート21および底板22の厚みは、0.3〜3.0mmであることが好ましい。これは、厚みが0.3mmより薄い場合、液状物充填包装体10を吊り下げ、保持するための十分な強度が得られず、3.0mm超では、シートを、柔軟に変形させることができないため、組み立てづらく、また容器20の上部を大きく広げることができず、液状物充填包装体10を収納しづらいためである。
【0055】
なお、胴部シート21については、上部と下部の厚みを変えることが好ましく、上部の厚みを薄くすることで、液状物充填包装体用組み立て容器20上部を柔軟に変形して広げやすくすると共に、下部の厚みは厚くすることで、該組み立て容器20を持ち上げる場合に握っても変形が少なく、しっかりと持つことができるようになる。
【0056】
さらに、胴部シート21および底板22は、透明、半透明または不透明のいずれを用いてもよく、透明あるいは半透明のシートを用いた場合には、容器20の外側から、被包装物の残量を把握することができる。
【0057】
また、本発明では、胴部シート21に前部側窓孔用切欠き41a、41bを形成し、該胴部シート21を曲成して成形した状態の液状物充填包装体用組み立て容器20のノズル部47は、常にハの字状(逆三角形状)に開いた状態になり、流調用可動ストッパー45による重畳上部42の締め付けが容易であると共に、注出ノズル1の広がりが容易で被包装物が注出し易くなる。
【0058】
さらに、本発明では、左右胴部シート21L、21Rの各幅方向のほぼ中央位置、すなわち組み立て容器20を持ち上げる際に手で握る位置に、窪みや滑り止めシートを貼り付けてもよい。この窪みを設けた場合、組み立て容器20を手で持つ時の手がかりとなり、液状物充填包装体10を手で直接押して被包装物を注出ノズル1から吐出させることができる。
【0059】
また、滑り止めシートは、シリコンシート、ウレタンゴムシート、ブチルゴムシートなどのゴム系などからなり、組み立て容器20が手から滑り落ちるのを抑えると共に、手で持つ位置の目印となる。
【0060】
胴部シート21の上部に形成される係止ピン取付ピン孔30a、30b、30c、30dは、φ4〜6mm程度の円形であり、そのピン孔30a、30b、30c、30dには、係止ピン43、44を挿通しやすくするため、十字状の切り込みを形成することが好ましい。
【0061】
また、本発明では、組み立て容器20に液状物充填包装体10を収納する際、液状物充填包装体10の注出ノズル1下に位置する縦シール部9またはその近傍に、粘着テープまたは図12に例示するような液体注出補助具48を取り付けることが好ましい。これにより、液状物充填包装体用組み立て容器20を傾動させた際に、液状物充填包装体10がずり落ちるのを抑制できると共に、液状物充填包装体10を構成するフィルムに皺が発生するのを抑制することができる。これは、フィルムに多数の皺が多数発生すると、その中に被包装物が取り込まれてしまい、被包装物の注出量が減少してしまうためである。なお、液体注出補助具48は、筒状胴部21内に内向きに、湾曲状(図12)または屈曲状の、弾力的に突設された凸部を有する、一対の挟持片からなり、この挟持片を、左側胴部シート24Lおよび右側胴部シート24R上の、上記液状物充填包装体10の縦シール部9が位置する部分近傍に、前記凸部同士が接するように設ける。これにより、液状物充填包装体10が、その縦シール部9近傍において、液体注出補助具48の一対の挟持片(凸部)によって挟持、固定されることになり、被包装物の注出が進んで液状物充填包装体10が縮小したような場合でも、ずれ落ちたり、フィルムに皺が発生するのを効果的に抑制することができる。
【0062】
また、本発明では、図13に示すように、液状物充填包装体用組み立て容器20の上部にプラスチック製、金属製等からなる取っ手部49を設けてもよい。これにより、液状物充填包装体用組み立て容器20を簡単に持ち運びできると共に、該取っ手部49を把持しながら傾動させることにより、被包装物を液状物充填包装体10の注出ノズル1から吐出させることができる。
【産業上の利用可能性】
【0063
本発明は、逆止機能をもつ非自立型のフレキシブル包装袋内に、飲食品の他、医薬品、化粧品等の被包装物を、複数回にわたって注出することが必要とされるような液状物充填包装体を、懸吊保持するための自立型包装容器として有用である他、逆止機能をもつ注出ノズルを有しない一般のフレキシブル包装袋を懸吊、保持するための容器としても好適に利用することができる

Claims (18)

  1. 筒状の容器内に、逆止機能をもつ液体注出ノズルを突設してなるフレキシブル包装袋内に液状の被包装物を液中シール充填してなる非自立型液状物充填包装体を、懸吊保持した状態で収納できるようにした液状物充填包装体のための自立型組み立て容器であって、
    幅方向両端部の下部近傍に、その一方には組み立て用係止穴が設けられると共に、他方には係止穴に掛け止める係止片が設けられ、かつ、組み立て状態において筒状となって、前記液状物充填包装体の胴部を取り囲む部位となる略方形の胴部シートと、
    該胴部シートの上部には、筒状組み立て体の内部に、前記液状物充填包装体を懸吊保持するための懸吊保持機構と前記液体注出ノズル部を挟みつけて注出流量を調整するための流調用可動ストッパーと、
    を設けてなり、筒状に組み立て可能な自立型容器であることを特徴とする液状物充填包装体用組み立て容器。
  2. 前記逆止機能をもつ液体注出ノズルは、ベースフィルム層と、それを挟んで積層したシーラント層とを具える軟質の積層フィルムを重ね合わせて、その周縁部をヒートシールすることにより内部に注出通路を形成してなるものであって、液状物充填包装体内の被包装物を注出するときに、外気の侵入を阻止する機能を有することを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  3. 前記懸吊保持機構は、筒状に組み立てられる胴部シートの上縁部に設けられた複数対のピン孔および係止ピンからなるもの、もしくは胴部シート上縁に着脱可能に取付けられた懸吊用クリップのいずれかであることを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  4. 前記胴部シートは、筒状に組み立てたときに、その上部が2つに折り畳まれた状態で互いに相接して開閉可能な板状の重畳上部を形造るものであり、その重畳上部に設けられるピン孔には、係止ピンを着脱可能に取り付け、かつこの係止ピンに前記液状物充填包装体の上部横シール部に設けられた懸吊孔を介して、該液状物充填包装体を着脱可能に懸吊保持できるようにしてなるものであることを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  5. 前記胴部シートは、中央部と両側縁部に窓孔用切欠きが設けられ、筒状に組み立てたときに、その上部が2つに折り畳まれた状態で互いに相接して開閉可能な板状の重畳上部を形造るものであり、その重畳上部とともに、前記液状物充填包装体の上部横シール部を挟持する懸吊用クリップによって、該液状物充填包装体を筒状に組み立てられた容器内に着脱可能に懸吊保持できるようにしてなるものであることを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  6. 前記胴部シートの重畳上部は、それを形造る互いに相接する胴部シートの少なくとも一方の内表面に、粘着性シートを貼り付けてなることを特徴とする請求項4またはに記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  7. 前記胴部シートは、筒状に組み立てて容器にしたときに、その下端部に胴部シートと一体の、もしくは着脱可能な別体の底板を有することを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  8. 前記底板は、胴部シートの一部として一体に形成された連設シート、もしくは胴部シートの底縁部に沿って形成された底板挿し込みスリットに嵌め入れる挿し込み片を、外周縁に複数個設けてなる独立シートによって形成されていることを特徴とする請求項7に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  9. 前記流調用可動ストッパーは、液状物充填包装体を収納して懸吊保持した組み立て状態の容器において、液体注出ノズルが位置する部分の前記胴部シートの上部に、軸支ピンを介して着脱可能に、かつ回動可能に軸支された、スイング形式ストッパーであることを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  10. 前記流調用可動ストッパーは、液状物充填包装体を収納して懸吊保持した組み立て状態の容器において、逆止機能のある液体注出ノズルが位置する部分の、前記胴部シート上部外表面に設けられたガイドに沿って、該筒状胴部の上部を挟みつけるように上下方向または左右方向に移動可能に設けられた、スライド形式ストッパーであることを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  11. 前記流調用可動ストッパーは、その回動または移動によって、前記注出ノズルから注出される被包装物の吐出流量の調整を可能にするものであると共に、ストッパー機能を有するものであることを特徴とする請求項1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  12. 前記ピン孔には、液状物充填包装体の上部シール部に設けた複数個の懸吊孔に挿通させるための、複数個の係止ピンが着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項3に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  13. 前記懸吊用クリップは、液状物充填包装体の上部シール部を、組立状態における容器の上端部に挟み付けるように着脱可能に取付けられることを特徴とする請求項3に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  14. 前記胴部シートは、腹部から上端縁にかけての、幅方向両端相当部分のいずれか少なくとも一方に、窓孔用切欠きが設けられていることを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  15. 前記胴部シートは、剛性および可撓性を有する硬質資材によって形成され、かつ自立型容器を形造るものであることを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  16. 前記胴部シートの組み立てによって形成された容器内に懸吊保持された液状物充填包装体の、前記液体注出ノズル下の近傍部分に、フレキシブル包装袋の液体注出ノズル側の側縁部を挟持する液体流出補助具を取り付けたことを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
  17. 前記液体流出補助具は、容器内に懸吊保持した液状物充填包装体の一側部を挟み付けるように、容器内に弾力的に内向きに突設された、一対の挟持片によって構成されていることを特徴とする請求に記載の液状物充填包装体用組み立て容器
  18. 前記液状物充填包装体は、軟質積層フィルムからなる袋本体の側部に、重なり合うプラスチックフィルム相互間に液状物が介在するときに、逆止機能を生ずる液体注出ノズルを突設してなる非自立型フレキシブル包装袋内に、液状あるいは粘稠状の被包装物を液中シール充填してなる包装体からなるものであることを特徴とする請求1に記載の液状物充填包装体用組み立て容器。
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