JP5337476B2 - 樋支持具 - Google Patents

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Description

本発明は、軒先等に取り付けられる横回転ロック式の樋支持具に関し、くわしくは、雨樋を支持する樋支持具本体と、横方向に回転させる横回転ロックレバーを備えたロック機構を有し、樋支持具本体に対してスライド可能に連結した取付杆とを、この横回転ロックレバーを操作して、所望の位置でロックできるようにした樋支持具に関する。
従来のこの種の樋支持具として、特許文献1等に開示されたものがある。このものは、横回転ロックレバーが、略矩形の基板の対向する2辺より垂下した一対の把持片よりなる下方把持部と、基板の対向する2つの角部近傍より上方に突き出た一対の把持片よりなる上方把持部とを備えて、いずれの把持部によってもロック/アンロックの操作が行える構造となっている。
このように、この樋支持具は2組の把持部を有しているため、操作性がきわめてよい。また、樋支持具を雨樋に取り付けた後には、雨樋がじゃまとなって下方把持部による操作がしにくくなるが、取付杆よりも高く突き出た上方把持部を、樋支持具本体の上側から指でつまんで操作できるため、樋支持具を雨樋に取り付けた後でもスライド調節がしにくくなることはない。
特許3463995号公報
しかしながら、上方把持部が取付杆より高く突出していれば、樋支持具の取付位置によっては、その上方把持部の上端が屋根先端の瓦の下端に近接して、上側から上方把持部が使いにくくなるという問題がある。また、上方把持部が突出していれば、屋根の先端等と接触しないように、樋支持具の取付位置を十分に考慮しなければならない。また、把持片だけが高く突出していると、施工前や施工作業中等に変形、破損するおそれもある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、横回転ロックレバーの操作がしやすい樋支持具を提供することにある。また、樋支持具を雨樋に取り付けた後、取付状況や位置によらず簡単に操作でき、かつ安全に操作できる樋支持具を提供することも、本発明の目的に含まれる。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の樋支持具は、取付杆と、横方向に回転させる横回転ロックレバーを有したロック機構とを、それらの間に、長孔を設けた樋支持具本体を挟み込んだ状態で該長孔を貫通する連結軸で連結して、取付杆と樋支持具本体とを相互にスライド可能とし、所望の位置で固定できるようにした樋支持具において、横回転ロックレバーは、連結軸を貫通させる孔を有した略平行四辺形状の基板と、基板の対向する長辺の辺縁より下方に向けて垂下し対向する一対の下方把持片と、基板の両鋭角角部から短辺の延長方向に相互に遠ざかるように延び、孔を中心として相互に点対称位置に配され、樋支持具本体の両側方に向けて突出した一対の側方把持片とを備えており、一対の側方把持片のそれぞれは、上記基板の長辺の、鋭角角部近傍の一部が外方に向けて立ち上がった立ち上がり片と、立ち上がり片が短辺の延長方向に沿って折曲されて外方に延びてなる略三角形状の突出片とより構成されている一方、一対の下方把持片のそれぞれには、側端縁を折曲してなる指当部が形成されており、取付杆は、樋支持具本体と重合される支持片部を備えた構造とされ、一対の側方把持片のそれぞれは、その上端の高さ位置が支持片部の上端を越えない形状とされるいることを特徴とする。
(削除)
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請求項1に記載の樋支持具によれば、横回転ロックレバーが、連結軸を貫通させる孔を有した基板の端部より下方に向けて垂下し対向する一対の下方把持片と、基板の端部より、樋支持具本体の両側方に向けて突出した一対の側方把持片とを備えているので、取付状況や位置によらず、いずれかの把持片によって簡易に操作することができる。特に、側方把持片は上方、下方いずれからの操作もできる、樋支持具本体の側方位置にあるので、利便性が高い。
また、側方把持片は、その上端が取付杆の支持片部の上端を越えない形状となっているので、側方把持片がその上方にある屋根の先端等に接触するおそれはなく、かりに近接して上方からの操作ができない場合であっても、側方に突出しているので、下方把持片と同様に下方から操作ができる。また、側方把持片は上方に高く突出していないので、作業中に変形、破損するおそれもない。
さらに、下方把持片には側端縁を折曲してなる指当部が形成されているので、指が滑ることなくわずかな力で回転操作することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の樋支持具の一例を示す分解斜視図であり、図2は、同樋支持具の実施の態様を示す斜視図である。また、図3は同樋支持具の構成部材である取付杆の説明図で、図3(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は図3(a)のA−A線の端面図である。
この樋支持具1は、軒樋用の雨樋Tを取り付けて雨樋Tを上方より吊り支持する樋支持具本体30と、軒先等に固定し、樋支持具本体30を連結、支持する取付杆2と、水平方向に回転可能な横回転ロックレバー50と、樋支持具本体30と横回転ロックレバー50の間に介され、この横回転ロックレバー50のロック操作によって上方に押圧される受板40とを上下に貫通するリベットRよりなる連結軸で連結して構成されている。
本発明(本実施形態)は、ロック機構の主たる構成部材である横回転ロックレバー50に最大の特徴を有したものであるが、説明の都合上、まず本実施形態で使用される取付杆2および樋支持具本体30の形状、構造について説明する。
取付杆2は、長板状のステンレス材、鋼材等の金属材を略L字形に折曲して形成されており、これを倒L字状にして軒先等に取り付けたときに略水平となる支持片部10と、取り付けたときに略垂直となる取付片部20とより一体的に構成されている。支持片部10の一端10aに配された、段落ち形成された連結部14は、樋支持具本体30と、上下に貫通する複数の孔を介してリベットRで連結され、取付片部20はビス等の固定具で直接、軒先等に固定される。
また、取付杆2の上面、つまり支持片部10の上面と、取付片部20の軒先等への固着面とには、複数の凸条が形成されている。具体的には、支持片部10では、その両側縁部に一端10aから他端10bに至るまで長手方向に沿った2本の支持片部凸条(側縁部)11が形成され、内部にも長手方向に沿った3本の支持片部凸条(内部)12が配列形成されており、それら支持片部凸条(側縁部)11、支持片部凸条(内部)12のうち、2本の支持片部凸条(側縁部)11は、取付片部20の両側縁部へと延びて平板状の2本の取付片部凸条(固定片)21を形成しているとともに、3本の支持片部凸条(内部)12は取付片部20の内部へと延びて下方に向かう3本の取付片部凸条(内部)22を形成している。また、取付片部20の基端縁部には両側縁部の取付片部凸条(固定片)21間をつなぐ横方向の取付片部凸条(基端縁部)24が形成されている(図1〜図3を参照)。なお、平板状の2本の取付片部凸条(固定片)21には、軒先等へ固定するための固定具用の孔21aが開設されている。
ようするに、取付杆2の上面には、側縁部から他方の側縁部までの5本の凸条と、取付片部20の基端縁部の凸条とが形成されている。そして、支持片部凸条(側縁部)11と支持片部凸条(内部)12間、および支持片部凸条(内部)12相互間には支持片部凹条13が形成され、取付片部凸条(固定片)21と取付片部凸条(内部)22間、取付片部凸条(基端縁部)24と取付片部凸条(内部)22間、および取付片部凸条(内部)22相互間には取付片部凹条23が形成されている。
なお、取付杆2は薄板材で形成され、その裏側には、図3(c)に、図3(a)のA−A線の端面図を示すように、上面の凸条11、12、21、22と、凹条13、23とに対応した凹凸面が形成されている。
このように、樋支持具1の取付杆2は、支持片部10の一端10aに位置する連結部14の開放端部を除く周縁部と、周縁部に囲まれた内部とに複数の凸条11、12、21、22、24が形成されているので、全面にわたって強度はきわめて高く、取付杆2を薄肉化しても、雨樋を支持するための強度を保持することができる。特に、軒先等よりアーム状に延びた状態となり、雨樋を吊り支持することで負荷のかかる支持片部の強度は格段に向上する。
また、図例のように、支持片部10から取付片部20まで分断することなく凸条を連成することで、取付杆2全体を全面にわたって補強することができる。そのため、取付杆2を軒先等に固定する場合に、他の板状部材で取付片部20を軒先等との間に挟み込んで支持する必要がなく、取付片部20を直接、ビス等で軒先等に固定することができる。
また、支持片部凸条(側縁部)11、支持片部凸条(内部)12間に支持片部凹条13を形成しているので、その支持片部凹条13が支持片部10の後部から前部につながる雨水流路となり得、支持片部10に落ちてきた雨水を有効に雨樋Tへと誘導することができる。雨水を支持片部10の凹条13に滞留させることなく確実に効率よく誘導するために、支持片部凹条13は一端10a側に向けて下り傾斜させることが望ましい。
さらに、取付杆2は、図3(a)、(b)に示すように、支持片部10の幅を、樋支持具本体30を支持している一端10aから、取付片部20を延設している他端10bに至るにしたがって幅広となるように形成されている。すなわち、支持片部10の他端10bの根元部分では、取付片部20と同幅となっており、一端10a側に向かって先細りの形状となっている。そのため、支持片部10の幅広部分には、本実施形態のように複数の支持片部凸条(側縁部)11、支持片部凸条(内部)12を形成することができる。
また、この取付杆2は矩形の板状体より成形されるが、支持片部10の他端10b部分が取付片部20と同幅に連成されているので、切取り廃棄する材料を最小限に抑えられる。
このような取付杆2は、その下方に配される、長孔31aを有した樋支持具本体30と連結される。
この樋支持具本体30は、長板状のステンレス材、鋼材等の金属材よりなり、スライド板本体31の前後端のそれぞれに、雨樋Tを吊り支持するための樋係止部32を備えているとともに、スライド板本体31の両側縁部には本体凸条33が形成されている。この本体凸条33は、樋支持具本体30に取付杆2を重合させたときに、支持片部10の連結部14の両側縁部に形成されている支持片部凸条(側縁部)11の裏側にできる凹部と嵌合する(後述する図6を参照)。
このように、取付杆2と樋支持具本体30とは、相互に嵌合できる程度に形状が合致した支持片部凸条(側縁部)11、本体凸条33同士を嵌合させ、重合させて連結させる構造であるため、連結を確実に行うことができ、2部材による構造であっても、強度が弱まるおそれはない。
樋支持具本体30はさらに、スライド板本体31の両本体凸条33間の凹部中央に、長手方向に沿った長孔31aが開設されており、その長孔31aの周囲部には、長孔31aを横断する方向に走る細溝31cを連続して配列した凹凸面部31bが形成されている。
また、この樋支持具本体30は、取付杆2と同様に薄板材で形成されており、スライド板本体31の下面にも、上面の凹凸面部31bの加工とともにできた複数の細溝31eよりなる凹凸面部31dが形成されており(後述の図8を参照)、その下面の複数の細溝31eのいずれかに、後述する受板40の爪部42が嵌合して相互に係止する構造となっている。
受板40は、横回転ロックレバー50によりロック操作がされたときに樋支持具本体30と係合する一方、アンロック操作がされたときに係合が解除されるように、樋支持具本体30の直下に、樋支持具本体30の下面に接するように配されている。
受板40は略矩形の金属製の平板よりなり、基板41の中央にリベット貫通用の孔43が開設されており、樋支持具本体30の長手方向に直交する方向の両辺縁部には、上方に突き出た爪部42が形成されている。上述したように、この爪部42が樋支持具本体30の下面に形成された細溝31eと係合することで、樋支持具本体30と取付杆2との連結がロックされる。また、受板40の下面には、相互に平行な2つの膨出部44が、樋支持具本体30のスライド板本体31の長手方向と直交するように形成されている。
ついで、樋支持具本体30と、支持片部20および取付片部30よりなる取付杆2と、受板40と、横回転ロックレバー50との連結構造およびロック機構について、図1、図2にくわえて、図4〜図8をさらに参照しながら説明する。
図4は、本発明の要部構成部材である横回転ロックレバー50の拡大斜視図である。なお、図4には、同部材の特徴を理解しやすくするために、図1とは異なる方向から見た斜視図を示している。また、図5(a)は横回転ロックレバー50の平面図、(b)は側面図である。図6は、樋支持具1を構成する上記4部材(取付杆2、樋支持具本体30、受板40、横回転ロックレバー50)が連結し、ロックされた状態を示した概略拡大縦断面図である。なお、図6における方向Bは、図1の方向Bと一致する。図7(a)、(b)は樋支持具の設置例を示した図である。図8はロック機構の説明図であり、図8(a)はロック状態、(b)はアンロック状態における、受板40、横回転ロックレバー50、樋支持具本体30、取付杆2(支持片部10)の位置関係を示す縦断面図である。なお図7および図8では、各部材について模式的に図示している。
横回転ロックレバー50は平板状の金属を切断、折曲してなり、リベットR貫通用の孔52を有した略矩形の基板51と、その基板51の対向する長辺51bの両辺縁より下方に垂下した一対の下方把持片54と、基板51の両鋭角角部51aから短辺51cの延長方向に相互に遠ざかるように延び、孔52を中心として相互に点対称位置に配された一対の側方把持片53とを備えている(図4および図5を参照)。
この一対の側方把持片53はいずれも、基板51の長辺51bの、鋭角角部51a近傍の一部が外方に向けて立ち上がった立ち上がり片53aと、この立ち上がり片53aが短辺51cの延長方向に沿って折曲されて外方に延びてなる略三角形状の突出片53bとより構成されている。これら2つの側方把持片53は、孔52を中心として相互に点対称となるように配されている(図4および図5を参照)。
また、基板51は、平行四辺形を変形させた略矩形形状(略平行四辺形状)であり、リベットRよりなる連結軸を回転軸として貫通させる孔52を中心として横回転が可能となっている。さらに、対向する長辺51bの、立ち上がり片53aを形成した端部とは異なる端部が、わずかに外側に突出した形状となっており、長辺51bより垂下した下方把持片54も、基板51の長辺51bの形状にともなって垂下されて、側端縁が外側に折曲して膨らんだ形状となっている。下方把持片54の、この折曲された側端縁が指当部54aを構成する。
この横回転ロックレバー50は、ロック状態では、図2および図6に示すように、一対の立ち上がり片53aが、重なり合った樋支持具本体30のスライド板本体31と、取付杆2の支持片部20とを側方より挟み込むように配されている。そして、このロック状態では、一対の突出片53bはスライド板本体31の両側縁から両側方に飛び出ている。
また、本実施形態では、樋支持具1は、ロック/アンロック状態のいずれであっても、横回転ロックレバー50の側方把持片53の上端、つまり側方把持片53の立ち上がり片53aの上端53cが、取付杆2の支持片部10の両側縁部に位置する支持片部凸条(側縁部)11の上端を超えないように配されている(図2および図6を参照)。
樋支持具1をスライド調節する場合には、下方把持片54を樋支持具1の下側より指先でつまんで回転させるか、または側方把持片53を樋支持具1の下側あるいは上側より指先で突出片53bにあてがうようにして回転させることで、ロック/アンロック操作をすることができる。つまり、この樋支持具1によれば、2通りのロック/アンロック操作ができ、操作性にすぐれている。
特に、側方把持片53は、樋支持具1の下側あるいは上側のいずれからでも操作できる位置にあるので、使い勝手がよく、樋支持具1を雨樋Tに取り付けた後にロック/アンロック操作をする場合でも、樋支持具1の上方空間の高さにあわせて、下側、上側のいずれからでも操作できるので、利便性が高い。
すなわち、例えば図7(a)のように、樋支持具1の上方で屋根Yの先端より下方に十分な空間がある場合には、側方把持片53を上側からつまんで操作すればよいし、図7(b)のように、樋支持具1が屋根Yの先端等に近接して上側からの操作ができない場合には、雨樋Tの中に手を入れて、側方把持片53を下側から操作すればよい。
なお、図7(b)のように上側からの操作ができない場合には、下方把持片54を操作してもよいが、樋支持具1を雨樋Tに取り付けた後では、下方把持片54は上方から視認しにくいため、取付作業の不慣れな者が作業する場合には、側方把持片53を操作するほうが効率よく作業できる。
また、側方把持片53の上端53cの高さ位置が支持片部10の上端を越えないので、樋支持具本体30と取付杆2の連結部24との重合部分が、屋根Yの先端等にいかに近接していたとしても、側方把持片53が屋根Yの先端等に接触するおそれはなく、そのため、側方支持片53によって樋支持具1の取付位置が制約されることはない。側方把持片53の上端53cの高さ位置が支持片部10の上端を越えないから、施工作業中等に引っ掛け等により変形、破損するおそれもない。
また、側方把持片53の上端53cが高く突出していないから、屋根からの雨水を効果的に収集させるために、樋支持具1を屋根の先端等に近接して配設することができる。特に、図3等で上述したように、本実施形態に示した取付杆2は、種々の凸条11、12、21、22、24および凹条13、23が形成された取付杆2を使用して、雨水が支持片部10の上に滞留しにくく流れやすい構造としているため、この構造と、側方把持片53が突出しない構造とがあいまって、樋支持具1を、雨水を収集しやすい高さ位置に取り付けることができる。なお、取付杆は凸条および凹条を有さないものでもよく、形状、構造は上記の取付杆2のものに限定されない。
一方、下方把持片54は、上述したように、樋支持具1を雨樋Tに取り付けた後には視認しにくくなるが、下方把持片54の位置をよく知った作業熟練者にとってはむしろ使いやすく、特に、本実施形態では、それぞれの下方把持片54の側端縁に指当部54aが形成されているので、指が滑ることなくわずかな力で回転操作することができる。
ついで、図8を参照しながらロック機構の動作について説明する。横回転ロックレバー50をアンロック状態(図8(b)を参照)からロック方向に回転操作すれば、横回転ロックレバー50の基板51が受板40の膨出部44に乗り上げ、この膨出部44の、基板41の裏面からの高さL分だけ受板40を押し上げる。それと同時に、受板40の爪部42が樋支持具本体30の下面を押し上げるとともに、爪部42が樋支持具本体30の下面に形成された凹凸面部31dの細溝31eに噛合し、樋支持具本体30が取付杆2の支持片部10に圧接して、ロック状態となる(図8(a)を参照)。
一方、ロック状態(図8(a)を参照)から横回転ロックレバー50をアンロック方向に回転操作すれば、横回転ロックレバー50の基板51が、受板40の2つの膨出部44、44間に嵌まり込むように、受板40が膨出部44の高さ分だけ落下するので、樋支持具本体30も落下して、取付杆2の支持片部10とのロックが解除されて、膨出部44の高さL分がゆるんだアンロック状態となる(図8(b)を参照)。
本発明の樋支持具の一例を示す分解斜視図である。 同樋支持具の実施の態様を示す斜視図である。 同樋支持具の構成部材である取付杆の説明図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(a)のA−A線の端面図である。 同樋支持具の要部構成部材である横回転ロックレバーの拡大斜視図である。 (a)は同樋支持具の構成部材である横回転ロックレバーの平面図、(b)は側面図である。 同樋支持具の4部材が連結し、ロックされた状態を示した概略縦断面図である。 (a)、(b)は同樋支持具の設置例を示した図である。 ロック機構の説明図であり、(a)はロック状態、(b)はアンロック状態の概略縦断面図である。
1 樋支持具
2 取付杆
T 雨樋
R リベット(連結軸、回転軸)
10 支持片部
11 凸条(側縁部)
12 凸条(内部)
13 凹条
20 取付片部
21 固定片(凸条(側縁部))
22 凸条(内部)
23 凹条
24 凸条(基端縁部)
30 樋支持具本体
31 スライド板本体
31a 長孔
33 本体凸条
40 受板
41 基板
42 爪部
43 孔
44 膨出部
50 横回転ロックレバー
51 基板
51a 鋭角角部
51b 長辺
51c 短辺
52 孔
53 側方把持片
53a 立ち上がり片
53b 突出片
54 下方把持片
54a 指当部

Claims (1)

  1. 取付杆と、横方向に回転させる横回転ロックレバーを有したロック機構とを、それらの間に、長孔を設けた樋支持具本体を挟み込んだ状態で該長孔を貫通する連結軸で連結して、該取付杆と該樋支持具本体とを相互にスライド可能とし、所望の位置で固定できるようにした樋支持具において、
    上記横回転ロックレバーは、上記連結軸を貫通させる孔を有した略平行四辺形状の基板と、該基板の対向する長辺の辺縁より下方に向けて垂下し対向する一対の下方把持片と、上記基板の両鋭角角部から短辺の延長方向に相互に遠ざかるように延び、上記孔を中心として相互に点対称位置に配され、上記樋支持具本体の両側方に向けて突出した一対の側方把持片とを備えており、
    上記一対の側方把持片のそれぞれは、上記基板の長辺の、鋭角角部近傍の一部が外方に向けて立ち上がった立ち上がり片と、該立ち上がり片が短辺の延長方向に沿って折曲されて外方に延びてなる略三角形状の突出片とより構成されている一方、上記一対の下方把持片のそれぞれには、側端縁を折曲してなる指当部が形成されており、
    上記取付杆は、上記樋支持具本体と重合される支持片部を備えた構造とされ、
    上記一対の側方把持片のそれぞれは、その上端の高さ位置が上記支持片部の上端を越えない形状とされることを特徴とする樋支持具。
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