JP5337333B2 - 架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンおよび架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョン - Google Patents

架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンおよび架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョン Download PDF

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Description

【発明の属する技術分野】
本発明は架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料、および架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料に関し、詳しくは、安定性が優れ、しかも、環境に与える影響や人体に与える影響が少ない架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料、および架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料に関する。
特開昭63−309565号公報や特開平11−140191号公報には、架橋シリコーン粒子、界面活性剤、および水から少なくともなる架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンが提案されており、また、特開2000−281903号公報には、架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンが提案されている。さらに、特開平5−9409号公報には、塗膜に艶消し性を付与するため、このサスペンジョンを水性塗料組成物に添加することが提案されており、また、特開平10−139624号公報や特開平10−175816号公報には、化粧料の使用感を向上させるため、このサスペンジョンを水性化粧料に添加することが提案されている。
これらのサスペンジョンやエマルジョンでは、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤、またはこれらの混合物からなる界面活性剤が用いられており、化粧料等へ架橋シリコーン粒子やオイルをよく分散できることから非イオン性界面活性剤が好適に用いられている。
しかし、これらのサスペンジョンやエマルジョンにおいても、それ自体の安定性や配合物への分散性を向上させつつ、環境に与える影響の少ない界面活性剤を選択することが必要であり、例えば、炭素12〜15のアルキル基を有するアルキルポリエーテルは環境への影響が懸念される化学物質として、PRTR(Pollutant Relaease and Transfer Register)の排出量等の義務付け・指定化学物質となっており、その使用が制限されるようになってきている。また、原料が牛脂等の獣脂由来の界面活性剤、特に、オレイル基やセチル基等のアルキル基を有する界面活性剤は、厚生省医薬安全局長の「ウシ等由来物を原料として製造される医薬品等の品質及び安全性確保について(平成12年12月12日付け)」の通達により、化粧品等への使用が制限されるようになってきている。
発明が解決しようとする課題
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは上記の課題を解決するため鋭意検討した結果、架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンや架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料において、界面活性剤としてエチレンオキサイドの付加モル数が18〜22であり、HLBが10以上であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートを用いれば上記の課題を解決できることを見出して本発明に到達した。
すなわち、本発明の目的は、安定性が優れ、しかも、環境に与える影響や人体に与える影響が少ない架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料、および架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料を提供することにある。
課題を解決するための手段
本発明の架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料は、(A)平均粒径0.1〜500μmの架橋シリコーン粒子、(B)エチレンオキサイドの付加モル数が18〜22であり、HLBが10以上であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(C)水および(D)一般式:
Figure 0005337333
(式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1〜10の整数である。)で示されるフェノキシエタノール類を含有することを特徴とする。
また、本発明の架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料は、(A)平均粒径0.1〜500μmの架橋シリコーン粒子、(E)オイル、(B)エチレンオキサイドの付加モル数が18〜22であり、HLBが10以上であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(C)水および(D)一般式:
Figure 0005337333
(式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1〜10の整数である。)で示されるフェノキシエタノール類を含有することを特徴とする。

はじめに、本発明の架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを詳細に説明する。
(A)架橋シリコーン粒子は本サスペンジョンの主成分であり、その平均粒径は0.1〜500μmであり、好ましくは0.1〜100μmであり、さらに好ましくは0.1〜50μmであり、持に好ましくは0.5〜50μmである。これは、平均粒径が上記範囲の下限未満である架橋シリコーン粒子を調製することが困難であるからであり、一方、平均粒径が上記範面の上限を超える架橋シリコーン粒子は、得られるサスペンジョンの安定性が低下したり、化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからである。(A)成分の形状としては、例えば、球状、偏平形状、不定形状が挙げられ、化粧料や塗料等への分散性が特に良好であることから球状であることが好ましい。また、(A)成分の性状としては、例えば、硬質ゴム状、軟質ゴム状、ゲル状が挙げられる。
このような(A)成分は非架橋のオイルを含有していてもよい。このオイルは限定されないが、25℃における粘度が100,000mm2/s以下であるものが好ましく、さらには50,000mm2/s以下であるものが好ましく、特には10,000mm2/s以下であるものが好ましい。このようなオイルとしては、例えば、シリコーンオイル、有機オイルが挙げられ、架橋シリコーン粒子に対する親和性が優れることからシリコーンオイルであることが好ましい。
このシリコーンオイルの分子構造としては、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、環状、分岐鎖状が挙げられ、特に、直鎖状、環状であることが好ましい。このようなシリコーンオイルとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルシロキサン、これらのシリコーンオイル中のメチル基の一部を、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基、フェニル基、または3,3,3−トリフルオロプロピル基等で置換したシリコーンオイル、およびこれらのシリコーンオイルの混合物が挙げられる。
また、この有機オイルとしては、例えば、流動パラフィン、イソパラフィン、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、オレイン酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、酢酸ラノリン、ステアリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、アボガド油、アルモンド油、オリブ油、カカオ油、ホホバ油、ゴマ油、サフラワー油、大豆油、ツバキ油、スクワラン、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、ヤシ油、ポリプロピレングリコールモノオレート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘキサノエート、イソステアリン酸トリグリセライド、椰子油脂肪酸トリグリセライド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテルが挙げられる。
(A)成分中、これらのオイルの含有量は限定されないが、好ましくは80重量%以下であり、特に好ましくは50重量%以下である。これは、オイルの含有量が上記範囲の上限をこえる架橋シリコーン粒子を調製することが困難であるからであり、また、上記範囲の上限を超える場合には、後記する架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンが形成される可能性がでてくるからである。
本サスペンジョン中、(A)成分の含有量は限定されないが、好ましくは25〜80重量%である。これは、(A)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるサスペンジョンは、その用途が限定される懸念があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるサスペンジョンは、その取扱作業性が低下して、化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからである。
(B)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートは本サスペンジョンの特徴的な成分であり、非イオン性界面活性剤として作用し、本サスペンジョンの安定性や化粧料や塗料等への分散性を向上させ、しかも環境に与える影響や人体に与える影響が少ない成分である。(B)成分中のエチレンオキサイドの付加モル数は18〜22である。また、(B)成分のHLBは10以上である。このような(B)成分は、例えば、花王株式会社製のレオドールTW−L120、エマゾールL−120、レオドールスーパーTW−L120として入手可能である。
本サスペジョン中、(B)成分の含有量は限定されないが、好ましくは0.001〜20重量%であり、特に好ましくは0.01〜10重量%である。これは、(B)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるサスペンジョンは安定性が低下したり、また化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるサスペンジョンは、その用途が限定される懸念があるからである。
(C)水は(A)成分の分散媒であり、例えば、純水、イオン交換水を用いることができる。
本サスペンジョンは、(A)成分、(B)成分、および(C)成分から少なくともなり、その他任意の成分として、(D)一般式:
Figure 0005337333
で示されるフェノキシエタノール類を含有してもよい。この(D)成分は(B)成分の界面活性能を向上させ、(B)成分を減量しても、(A)成分を安定性よく水中に分散でき、さらに、防腐剤としても作用する。上式中のRは水素原子またはメチル基であり、好ましくは水素原子である。また、上式中のnは1〜10の整数であり、好ましくは1〜5の整数であり、特に好ましくは1である。このような(D)成分の純度は限定されないが、好ましくは95重量%以上であり、さらに好ましくは98重量%以上であり、特に好ましくは99重量%以上である。
本サスペンジョンにおいて、(D)成分の含有量は限定されないが、(A)成分、(B)成分、および(C)成分の合計100重量部に対して0.01〜10重量部であることが好ましく、さらには、0.01〜1重量部であることが好ましく、特には、0.1〜1重量部であることが好ましい。これは、(D)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるサスペンジョンは、(B)成分の含有量を減量した場合に、サスペンジョンの安定性が低下する懸念があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるサスペンジョンは、その用途が限定される懸念があるからである。
また、本サスペンジョンには、その他任意の成分として、例えば、エタノール、i−プロパノール、t−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等のアルコール;カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の水溶性高分子;その他、防腐剤、抗菌剤、芳香剤、顔料を含有してもよい。
本サスペンジョンを調製する方法は限定されず、例えば、(B)成分、(C)成分、およびその他任意の成分からなる水溶液中に架橋性シリコーン組成物を添加して分散させた後、前記組成物を架橋する方法、また、架橋のための触媒を除く架橋性シリコーン組成物を(B)成分、(C)成分、およびその他任意の成分からなる水溶液中に添加して分散させた後、前記触媒を添加することにより、前記組成物を架橋する方法が挙げられる。後者の方法において、架橋のための触媒はポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート水溶液中に分散させた状態で添加することが好ましい。
また、本サスペンジョンを調製するために使用する架橋性シリコーン組成物としては、例えば、ヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物、有機過酸化物架橋性シリコーン組成物、紫外線架橋性シリコーン組成物が挙げられ、好ましくはヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物である。
このヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物としては、例えば、アルケニル基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、ケイ素原子結合水素原子を一分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、および白金系触媒から少なくともなる組成物が挙げられる。
また、この縮合反応架橋性シリコーン組成物としては、例えば、ケイ素原子に結合する水酸基またはアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、ケイ素原子に結合するアルコキシ基、オキシム基、アセトキシ基、アミノキシ基等の加水分解性基を一分子中に少なくとも3個有するシラン系架橋剤、および有機錫化合物、有機チタン化合物等の縮合反応触媒から少なくともなる組成物が挙げられ、特に、ケイ素原子に結合する水酸基またはアルコキシ基を一分子中に少なくとも2個有するオルガノポリシロキサン、ケイ素原子に結合するアルコキシ基を一分子中に少なくとも3個有するシラン系架橋剤、および有機錫化合物、有機チタン化合物等の縮合反応触媒から少なくともなる脱アルコール縮合反応架橋性シリコーン組成物であることが好ましい。また、この組成物には、その他任意の成分として、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等の有機官能性アルコキシシランが含有されていてもよい。
次に、本発明の架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンを詳細に説明する。
本エマルジョンは、(A)架橋シリコーン粒子、(E)オイル、(B)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、および(C)水から少なくともなり、水中に(A)成分、(E)成分が独立して分散しているエマルジョンであってもよく、また、水中に分散している(E)成分の液滴中に(A)成分が含有されているエマルジョンであってもよい。本エマルジョンとしては、特に、後者のエマルジョンであることが好ましい。
(A)架橋シリコーン粒子は本エマルジョンの主成分であり、その平均粒径は0.1〜500μmであり、好ましくは0.1〜100μmであり、より好ましくは0.1〜50μmであり、特に好ましくは0.5〜50μmである。これは、平均粒径が上記範囲の下限未満である架橋シリコーン粒子を調製することが困難であるからであり、一方、平均粒径が上記範囲の上限を超える架橋シリコーン粒子は、得られるエマルジョンの安定性が低下したり、化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからである。(A)成分の形状としては、例えば、球状、偏平形状、不定形状が挙げられ、化粧料や塗料等への分散性が特に良好であることから球状であることが好ましい。また、(A)成分の性状としては、例えば、硬質ゴム状、軟質ゴム状、ゲル状が挙げられる。
(E)オイルは本エマルジョンの主成分である。このオイルは限定されないが、25℃における粘度が100,000mm2/s以下であるものが好ましく、さらには50,000mm2/s以下であるものが好ましく、特には10,000mm2/s以下であるものが好ましい。このようなオイルとしては、例えば、シリコーンオイル、有機オイルが挙げられ、架橋シリコーン粒子に対する親和性が優れていることからシリコーンオイルであることが好ましい。このシリコーンオイルとしては前記と同様のものが例示される。また、この有機オイルとしては前記と同様のものが例示される。
本エマルジョンにおいて、水中に分散している(E)成分の液滴の粒径は限定されないが、その平均粒径が0.1〜500μmであることが好ましく、さらには、0.1〜100μmであることが好ましく、さらには0.1〜50μmであることが好ましく、特には、0.5〜50μmであることが好ましい。これは、液滴の平均粒径が上記範囲の下限未満であるエマルジョンを調製することが困難であるからであり、一方、液滴の平均粒径が上記範囲の上限を超えるエマルジョンは安定性が低下したり、化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからである。また、本エマルジョンが、水中に分散している(E)成分の液滴中に(A)成分が含有されているエマルジョンである場合には、(E)成分の液滴の粒径は、(A)成分の粒径より大きいことが必要である。
(E)成分の含有量は限定されず、(A)成分の吸油性に依存するが、(A)成分と(E)成分の合計重量に対し、好ましくは50重量%以上であり、特に好ましくは60重量%以上である。これは、(E)成分の含有量が上記範囲の下限未満であると、水中に分散している(E)成分中に(A)成分を含有することができなくなる懸念があるからである。
本エマルジョン中、(A)成分と(E)成分の含有量は限定されないが、好ましくは25〜90重量%の範囲内である。これは、(A)成分と(E)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるエマルジョンは、その用途が限定される懸念があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるエマルジョンは取扱作業性が低下して、化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからである。
(B)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートは本エマルジョンの特徴的な成分であり、非イオン性界面活性剤として作用し、本エマルジョンの安定性や化粧料や塗料等への分散性を向上させ、しかも環境に与える影響や人体に与える影響が少ない成分である。(B)成分中のエチレンオキサイドの付加モル数は18〜22である。また、(B)成分のHLBは10以上である。このような(B)成分は、例えば、花王株式会社製のレオドールTW−L120、エマゾールL−120、レオドールスーパーTW−L120として入手可能である。
本エマルジョン中、(B)成分の含有量は限定されないが、好ましくは0.001〜20重量%であり、特に好ましくは0.01〜10重量%である。これは、(B)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるエマルジョンは安定性が低下したり、また化粧料や塗料等への分散性が低下する傾向があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるエマルジョンは、その用途が限定される懸念があるからである。
(C)水は(A)成分および(E)成分の分散媒であり、例えば、純水、イオン交換水を用いることができる。
本エマルジョンは、(A)成分、(E)成分、(B)成分、および(C)成分から少なくともなり、その他任意の成分として、(D)一般式:
Figure 0005337333
で示されるフェノキシエタノール類を含有してもよい。この(D)成分は(B)成分の界面活性能を向上させ、(B)成分を減量しても、(A)成分、および(E)成分を安定性よく水中に分散させることができ、さらに防腐剤としても作用する。上式中のRは水素原子またはメチル基であり、好ましくは水素原子である。また、上式中のnは1〜10の整数であり、好ましくは1〜5の整数であり、特に好ましくは1である。このような(D)成分の純度は限定されないが、好ましくは95重量%以上であり、さらに好ましくは98重量%以上であり、特に好ましくは99重量%以上である。
本エマルジョンにおいて、(D)成分の含有量は限定されないが、(A)成分、(E)成分、(B)成分、および(C)成分の合計100重量部に対して0.01〜10重量部であることが好ましく、さらには、0.01〜1重量部であることが好ましく、特には、0.1〜1重量部であることが好ましい。これは、(D)成分の含有量が上記範囲の下限未満であるエマルジョンは、(B)成分の含有量を減量した場合に、エマルジョンの安定性が低下する懸念があるからであり、一方、上記範囲の上限を超えるエマルジョンは、その用途が限定される懸念があるからである。
また、本エマルジョンには、その他任意の成分として、例えば、エタノール、i−プロパノール、t−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等のアルコール;カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム等の水溶性高分子;その他、防腐剤、抗菌剤、芳香剤、顔料を含有してもよい。
本エマルジョンを調製する方法は限定されず、例えば、(B)成分、(C)成分、およびその他任意の成分からなる水溶液中に(E)成分を含有する架橋性シリコーン組成物を添加して分散させた後、前記組成物を架橋する方法、また、架橋のための触媒を除き、(E)成分を含有する架橋性シリコーン組成物を(B)成分、(C)成分、およびその他任意の成分からなる水溶液中に添加して分散させた後、前記触媒を添加することにより、前記組成物を架橋する方法が挙げられる。後者の方法において、架橋のための触媒はポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート水溶液中に分散させた状態で添加することが好ましい。
また、本エマルジョンを調製するために使用する架橋性シリコーン組成物としては、例えば、ヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物、有機過酸化物架橋性シリコーン組成物、紫外線架橋性シリコーン組成物が挙げられ、好ましくはヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物、縮合反応架橋性シリコーン組成物である。このヒドロシリル化反応架橋性シリコーン組成物としては、前記と同様の組成物が例示される。また、この縮合反応架橋性シリコーン組成物としては、前記と同様の組成物が例示される。
本発明の架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンや架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンは、安定性が優れ、しかも、環境に与える影響や人体に与える影響が少なく、化粧料への分散性が優れ、これら配合物への架橋シリコーン粒子の添加効果を十分に発揮することができるので、化粧料原料として有用である。
本発明の架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンおよび架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンを実施例により詳細に説明する。なお、粘度は25℃における値である。また、サスペンジョンおよびエマルジョンについて下記の通り評価した。
[サスペンジョン中の架橋シリコーン粒子の平均粒径]
サスペンジョンをレーザー回折式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所製のLA−500)により測定して、得られたメジアン径(累積分布の50%に相当する粒径:50%粒径)を架橋シリコーン粒子の平均粒径とした。
[エマルジョン中のオイル液滴の平均粒径]
エマルジョンをレーザー回折式粒度分布測定装置(株式会社堀場製作所製のLA−500)により測定して、得られたメジアン径(累積分布の50%に相当する粒径:50%粒径)をオイル液滴の平均粒径とした。
[エマルジョン中の架橋シリコーン粒子の平均粒径]
エマルジョンから水を除去して得られた架橋シリコーン粒子を含有するオイル組成物を光学顕微鏡により観察して、10個の架橋シリコーン粒子の粒径の平均値を求めた。
[サスペンジョンまたはエマルジョンの安定性]
サスペンジョンまたはエマルジョンを固形分濃度が50重量%となるように水で希釈した後、内径14mm×深さ105mmのガラス製円筒管に11.5g注ぎ込んだ。次いで、この円筒管を遠心分離機に装着し、2000rpmで2分間遠心分離した後、分離した水層の厚さを測定した。この分離した水層の厚さによりサスペンジョンまたはエマルジョンの安定性を評価した。なお、この厚さが大きいほど、安定性が乏しいことを示している。
参考例1]約20mm2/sの環状ジメチルシロキサン混合物を2.5重量%含有する、400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部、および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.31重量%)5.2重量部(前記ジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120;HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、および純水30重量部からなる水溶液中に乳化した後、純水30.9重量部で希釈して3種のシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に攪拌して、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルヘジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
参考例2]約20mm2/sの環状ジメチルシロキサン混合物を2.5重量%含有する、400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部、および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.31重量%)5.2重量部(前記ジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120;HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、および純水20重量部からなる水溶液中に乳化した後、純水30.9重量部で希釈して3種のシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に攪拌して、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
参考例3]約20mm2/sの環状ジメチルシロキサン混合物を2.5重量%含有する、400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部、および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.31重量%)5.2重量部(前記ジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120;HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、および純水15重量部からなる水溶液中に乳化した後、純水30.9重量部で希釈して3種のシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に攪拌して、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。これらの架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
[比較例1]参考例1において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−O120:HLB=15.0:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例1と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
[比較例2]参考例2において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−O120:HLB=15.0:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例2と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
[比較例3]参考例3において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−O120:HLB=15.0:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例3と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
[比較例4]参考例1において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−S120:HLB=14.9:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例1と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
[比較例5]参考例3において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−S120:HLB=14.9:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例3と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径、およびサスペンジョンの安定性を表1に示した。
Figure 0005337333

実施例1]約20mm2/sの環状ジメチルシロキサン混合物を2.5重量%含有する、400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン94.8重量部、および50mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.31重量%)5.2重量部(前記ジメチルポリシロキサン中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120:HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、式:
Figure 0005337333

で示されるフェノキシエタノール(四日市合成株式会社製社製のPHE−S;純度92〜94重量%)0.8重量部、および純水30.0重量部からなる水溶液中に乳化し、さらにエタノール7.1重量部、前記フェノキシエタノール0.8重量部、および純水18.9重量部からなる水溶液を添加してシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に攪拌して、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。この架橋シリコーン粒子の平均粒径は4.0μmであった。また、このサスペンジョンの安定性について、分離した水層の厚さは4mmであった。
実施例2]400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(ビニル基の含有量=1.18重量%)18.02重量部、55mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.48重量%)1.98重量部(前記メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)、および100mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン80重量部を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120:HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、および純水15重量部からなる水溶液中に乳化し、さらに、エタノール7.03重量部、式:
Figure 0005337333

で示されるフェノキシエタノール(四日市合成株式会社製社製のPHE−S;純度92〜94重量%)0.63重量部、および純水33.41重量部からなる水溶液を添加してシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて、水中に分散しているシリコーンオイル液滴中に架橋シリコーン粒子を含有したシリコーンオイルの水系エマルジョンを調製した。架橋シリコーン粒子の平均粒径、エマルジョン中のシリコーンオイル液滴の平均粒径、およびエマルジョンの安定性を表2に示した。
実施例3]400mm2/sの分子鎖両末端ジメチルビニルシロキシ基封鎖メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(ビニル基の含有量=1.18重量%)18.02重量部、55mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体(ケイ素原子結合水素原子の含有量=0.48重量%)1.98重量部(前記メチルビニルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体中のビニル基に対するケイ素原子結合水素原子のモル比が0.95となる量)、および100mm2/sの分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン80重量部を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120:HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.0重量部、式:
Figure 0005337333

で示されるフェノキシエタノール(四日市合成株式会社製社製のPHE−S;純度92〜94重量%)0.63重量部、および純水15重量部からなる水溶液中に乳化し、さらにエタノール7.03重量部、前記フェノキシエタノール0.63重量部、および純水33.41重量部を混合してシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、白金の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体の1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサンとイソプロピルアルコールの混合溶液1重量部を、イオン交換水27重量部および前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.3重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が0.3μmである白金触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記白金触媒の水系エマルジョン(シリコーン組成物に対して白金金属が重量単位で5ppmとなる量)を加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物をヒドロシリル化反応により架橋させて、水中に分散しているシリコーンオイル液滴中に架橋シリコーン粒子を含有したシリコーンオイルの水系エマルジョンを調製した。架橋シリコーン粒子の平均粒径、エマルジョン中のシリコーンオイル液滴の平均粒径、およびエマルジョンの安定性を表2に示した。
Figure 0005337333
参考例4]分子鎖両末端ジメチルヒドロキシシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン(ジメチルシロキサン単位の繰り返し結合数は平均11である。)84.7重量部、エチルポリシリケート10.5重量部、および3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン4.8重量部を均一に混合した後、コロイドミルにより、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−L120:HLB=16.7:エチレンオキサイドの付加モル数=20)1.5重量部、および純水28.5重量部からなる水溶液中に乳化し、さらに純水27重量部で希釈してシリコーン組成物の水系エマルジョンを調製した。
また、オクチル酸錫1重量部を、前記ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート0.2重量部、および純水8.8重量部からなる水溶液中に均一に分散させて、平均粒径が約1.0μmである錫触媒の水系エマルジョンを調製した。
次に、上記シリコーン組成物の水系エマルジョンに上記錫触媒の水系エマルジョンを加えて均一に攪拌した後、1日静置することによりシリコーン組成物を脱アルコール縮合反応により架橋させて架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。架橋シリコーン粒子の平均粒径、サスペンジョンの安定性を表3に示した。
[比較例6]参考例4において、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートの代わりにポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート(花王株式会社製のレオドールスーパーTW−S120:HLB=14.9:エチレンオキサイドの付加モル数=20)を用いた以外は実施例7と同様にして架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンを調製した。架橋シリコーン粒子の平均粒径、サスペンジョンの安定性を表3に示した。
Figure 0005337333
発明の効果
【発明の効果】
本発明の架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料、および架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料は、安定性が優れ、しかも、環境に与える影響や人体に与える影響が少ないという特徴がある。

Claims (4)

  1. (A)平均粒径0.1〜500μmの架橋シリコーン粒子 サスペンジョンの25〜80重量%である量
    (B) エチレンオキサイドの付加モル数が18〜22であり、HLBが10以上であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート サスペンジョンの0.01〜10重量%である量、
    (C)水および(D)一般式:
    【化1】
    Figure 0005337333
    (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1〜10の整数である。)で示されるフェノキシエタノール類 (A)成分、(B)成分および(C)成分の合計100重量部に対して0.1〜1重量部である量
    を含有する、架橋シリコーン粒子の水系サスペンジョンからなる化粧料原料。
  2. (A)成分が非架橋オイルを含有する架橋シリコーン粒子であることを特徴とする、請求項1記載の水系サスペンジョンからなる化粧料原料。
  3. (A)平均粒径0.1〜500μmの架橋シリコーン粒子、
    (E)オイル (A)成分と(E)成分のエマルジョン中の含有量の和が25〜90重量%の範囲内である量
    (B) エチレンオキサイドの付加モル数が18〜22であり、HLBが10以上であるポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート エマルジョンの0.01〜10重量%である量、(C)水および(D)一般式:
    【化2】
    Figure 0005337333
    (式中、Rは水素原子またはメチル基であり、nは1〜10の整数である。)で示されるフェノキシエタノール類 (A)成分、(E)成分、(B)成分および(C)成分の合計100重量部に対して0.1〜1重量部である量
    を含有する、架橋シリコーン粒子を含有するオイルの水系エマルジョンからなる化粧料原料。
  4. 水中に分散している(E)成分の液滴中に(A)成分が含有されていることを特徴とする、請求項記載の水系エマルジョンからなる化粧料原料。
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