JP5336865B2 - 掘削バケットおよびその製造方法 - Google Patents
掘削バケットおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5336865B2 JP5336865B2 JP2009008461A JP2009008461A JP5336865B2 JP 5336865 B2 JP5336865 B2 JP 5336865B2 JP 2009008461 A JP2009008461 A JP 2009008461A JP 2009008461 A JP2009008461 A JP 2009008461A JP 5336865 B2 JP5336865 B2 JP 5336865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- weld overlay
- bottom plate
- excavation
- sand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Shovels (AREA)
Description
湾曲形状の底板とその底板の両側に固着される側板とによって形成される土砂収容部を有し、この土砂収容部に掘削した土砂を収容するように構成される掘削バケットにおいて、
前記底板の外面側に、硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れ方向と交差する方向に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設け、
前記側板の互いに向き合う内面側に、硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れ方向と交差する方向に設けることを特徴とするものである。
湾曲形状の底板とその底板の両側に固着される側板とによって形成される土砂収容部を有し、この土砂収容部に掘削した土砂を収容するように構成される掘削バケットの製造方法であって、
第1の平板、第2の平板および第3の平板の各平板の一側の板面に硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを互いに平行に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設ける工程と、
前記第1の平板の一側の板面が外面となるように互いに隣接する溶接肉盛ビードの間を折り曲げて各溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で前記底板の外面に重ね合わせ可能な第1の溶接肉盛プレートを形成する工程と、
前記第1の溶接肉盛プレートを前記底板の外面に接合する工程と、
前記第2の平板および第3の平板のそれぞれの一側の板面上に、複数条の溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で前記側板の内面に重ね合わせ可能な第2の溶接肉盛プレートおよび第3の溶接肉盛プレートを形成する工程と、
前記第2の溶接肉盛プレートおよび第3の溶接肉盛プレートを側板の内面に接合する工程と
を含むことを特徴とするものである。
第1の平板、第2の平板および第3の平板の各平板の一側の板面に硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを互いに平行に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設ける工程と、
前記第1の平板の一側の板面が外面となるように互いに隣接する溶接肉盛ビードの間を折り曲げて各溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置可能な湾曲形状の底板を形成する工程と、
前記第2の平板および第3の平板を、前記底板と共に土砂収容部を形成する一対の側板とし、各側板の互いに向き合う内面側に溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で各側板を前記底板の両側に配置する工程と、
前記底板の両側に一対の側板を接合する工程と
を含むことを特徴とするものである。
また、側板の互いに向き合う内面側に、硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードが、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れ方向と交差する方向に設けられているので、側板の内面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
掘削時、図4中記号B矢印方向に流れる土砂によって、各サイドエッジ18の互いに向き合う内面が摩耗してしまうのを防止するために、各サイドエッジ18の内面にサイドエッジ用溶接肉盛プレート32が固着されている。
掘削時、図4中記号C矢印方向に流れる土砂によって、各側板16の互いに向き合う内面が摩耗してしまうのを防止するために、各側板16の内面に側板用溶接肉盛プレート33が固着されている。
図5(b)に示されるように、複数条の溶接肉盛ビード41は、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に形成されている。
図5(a)(b)に示されるように、この底板用溶接肉盛プレート31においては、屈曲板40の外側板面と、互いに隣接する溶接肉盛ビード41とによって、掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に延びる溝部42が形成されている。
図6(a)に示されるように、複数条の溶接肉盛ビード51は、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れQB方向と交差する方向に形成されている。
図6(a)(b)に示されるように、このサイドエッジ用溶接肉盛プレート32においては、平板50の板面と、互いに隣接する溶接肉盛ビード51とによって、掘削時の土砂の流れQB方向と交差する方向に延びる溝部52が形成されている。
なお、図示による詳細説明は省略するが、このサイドエッジ用溶接肉盛プレート32と同様のサイドエッジ用溶接肉盛プレートをサイドエッジ18の外面に固着する態様もあり得る。
図6(a)に示されるように、複数条の溶接肉盛ビード61は、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れQC方向と交差する方向に形成されている。
図6(a)(b)に示されるように、この側板用溶接肉盛プレート33においては、平板60の板面と、互いに隣接する溶接肉盛ビード61とによって、掘削時の土砂の流れQC方向と交差する方向に延びる溝部62が形成されている。
なお、図示による詳細説明は省略するが、この側板用溶接肉盛プレート33と同様の側板用溶接肉盛プレートを側板16の外面に固着する態様もあり得る。
図6(a)(b)に示されるように、サイドエッジ用溶接肉盛プレート32の複数条の溶接肉盛ビード51および側板用溶接肉盛プレート33の複数条の溶接肉盛ビード61のそれぞれについても同様に等間隔で配置されている。これにより、掘削時、図6(c)に示されるように、サイドエッジ用溶接肉盛プレート32の各溝部52に土砂Sをムラなく滞留させることができるとともに、図6(d)に示されるように、側板用溶接肉盛プレート33の各溝部62に土砂Sをムラなく滞留させることができる。
さらに、溶接肉盛ビード41の高さ方向の表面部にも、図中記号R'矢印で示されるように丸味を付して溶接肉盛ビード41の断面全体にわたって丸味をもたせることにより、土砂が抵抗なく流れ、より掘削抵抗を低減することができる。
溶接肉盛ビード41の高さをt、互いに隣接する溶接肉盛ビード41の間の距離をd、溶接肉盛ビード41の幅をHとすると、dはHと同じ大きさか、Hより大きくするのが良い。ただし、土砂の溝部42への滞留を確実にするために、d≦t/tan5°の関係に設定されている。dがt/tan5°を超えて大きくなると、溝部42への土砂の滞留が不確実になるためである。
これにより、掘削抵抗を低減しつつ土砂の流れをとらえ、溝部42に土砂を確実に滞留させることができる。
次いで、図9に示されるように、予め準備しておいた3枚の底板用溶接肉盛プレート31を掘削バケット本体7aにおける底板15の屈曲部の外面に溶接接合する。
このとき、底板用溶接肉盛プレート31に複数の孔43を設けておいても良い。その孔43の内周と底板15とをプラグ溶接44にて接合することにより、より強固に底板用溶接肉盛プレート31を底板15の屈曲部の外面に溶接接合することができる。
また、図10に示されるように、予め準備しておいたサイドエッジ用溶接肉盛プレート32を掘削バケット本体7aにおける各サイドエッジ18の内面に溶接接合するとともに、予め準備しておいた側板用溶接肉盛プレート33を掘削バケット本体7aにおける各側板16の内面に溶接接合する。
このとき、底板用溶接肉盛プレート32,33に複数の孔53,63を設けておいても良い。
孔53の内周とサイドエッジ18とをプラグ溶接54にて接合することにより、より強固に底板用溶接肉盛プレート32をサイドエッジ18の内面に溶接接合することができる。
また、孔63の内周と側板16とをプラグ溶接64にて溶接接合することにより、より強固に底板用溶接肉盛プレート33を側板16の内面に溶接接合することができる。
そして、図11に示されるように、各アダプタ21に掘削爪22を、各サイドエッジ18にサイドカッタ19をそれぞれ装着することで掘削バケット7を得ることができる。
次いで、図12(b)〜(c)に示されるように、この平板70を例えばロールベンダ等の曲げ加工機71を用いて折り曲げる。この際、平板70の一側の板面が外面となるように曲げ方向を定め、また、底板15の屈曲部の外面に重ね合わせ可能となるように曲げ角度や曲げ量を定めて、互いに隣接する溶接肉盛ビード41の間を折り曲げる。これにより、平板70が折り曲げられてなる屈曲板40と、この屈曲板40の外側板面に形成された複数条の溶接肉盛ビード41とより構成される底板用溶接肉盛プレート31を得ることができる。
なお、互いに隣接する溶接肉盛ビード41の間を折り曲げるようにしているため、曲げ加工の際に溶接肉盛ビード41が割れるようなことはない。
第1硬質材料は、炭化チタン、炭化バナジウムおよび炭化クロムのうち少なくとも1つを含有するものである。
第2硬質材料は、炭化モリブデンおよび炭化タングステンのうち少なくとも1つを含有するものである。
例えば、図5(c)に示されるように、底板15の外面側における掘削時の土砂の流れQAを、底板用溶接肉盛プレート31の各溶接肉盛ビード41によってとらえて溝部42に土砂Sを滞留させることができ、この滞留土砂Sそれ自体を底板15の保護ライニングとして機能させることができる。この溝部42の滞留土砂Sと底板用溶接肉盛プレート31の各溶接肉盛ビード41とにより底板15の外面側が保護されるので、底板15の外面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
また、図6(c)に示されるように、サイドエッジ18の内面側における掘削時の土砂の流れQBを、サイドエッジ用溶接肉盛プレート32の各溶接肉盛ビード51によってとらえて溝部52に土砂Sを滞留させることができ、この滞留土砂Sそれ自体をサイドエッジ18の保護ライニングとして機能させることができる。この溝部52の滞留土砂Sとサイドエッジ用溶接肉盛プレート32の各溶接肉盛ビード51とによりサイドエッジ18の内面側が保護されるので、サイドエッジ18の内面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
また、図6(d)に示されるように、側板16の内面側における掘削時の土砂の流れQCを、側板用溶接肉盛プレート33の各溶接肉盛ビード61によってとらえて溝部62に土砂Sを滞留させることができ、この滞留土砂Sそれ自体を側板16の保護ライニングとして機能させることができる。この溝部62の滞留土砂Sと側板用溶接肉盛プレート33の各溶接肉盛ビード61とにより側板16の内面側が保護されるので、側板16の内面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
なお、使用が進むにつれて溶接肉盛ビード41,51,61が摩り減っても、溶接肉盛プレート31,32,33を交換するだけで、初期の性能を回復することができ、メンテナンスが容易であるという利点がある。
また、掘削時の土砂の流れQB方向と交差する方向に延び、互いに平行で等間隔な複数条の溶接肉盛ビード51が、各サイドエッジ18Aの内面に直接的に形成され、サイドエッジ18Aの内面と、互いに隣接する溶接肉盛ビード51とによって、掘削時の土砂の流れQB方向と交差する方向に延びる溝部52Aが形成されている。なお、該溶接肉盛ビード51と同様の溶接肉盛ビードをサイドエッジ18Aの外面に直接的に形成する態様もあり得る。
また、掘削時の土砂の流れQC方向と交差する方向に延び、互いに平行で等間隔な複数条の溶接肉盛ビード61が、各側板16Aの内面に直接的に形成され、側板16Aの内面と、互いに隣接する溶接肉盛ビード61とによって、掘削時の土砂の流れQC方向と交差する方向に延びる溝部62Aが形成されている。なお、該溶接肉盛ビード61と同様の溶接肉盛ビードを側板16Aの外面に直接的に形成する態様もあり得る。
そして、図17に示されるように、各アダプタ21に掘削爪22を、各サイドエッジ18Aにサイドカッタ19をそれぞれ装着することで掘削バケット80を得ることができる。
次いで、この平板85を例えばロールベンダ等の曲げ加工機71を用いて折り曲げる。この際、平板85の一側の板面が外面となるように曲げ方向を定め、また、所期の形状の土砂収容部17が形成されるように曲げ角度や曲げ量を定めて、互いに隣接する溶接肉盛ビード41の間を折り曲げることにより、各溶接肉盛ビード41を掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に配置可能な湾曲形状の底板15Aを得ることができる。
なお、互いに隣接する溶接肉盛ビード41の間を折り曲げるようにしているから、曲げ加工の際に溶接肉盛ビード41が割れるようなことはない。
例えば、底板15Aの外面側における掘削時の土砂の流れQAを、底板15Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード41によってとらえて溝部42Aに土砂を滞留させることができ、この滞留土砂それ自体を底板15Aの保護ライニングとして機能させることができる。この溝部42Aの滞留土砂と底板16Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード41とにより底板15Aの外面側が保護されるので、底板15Aの外面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
また、サイドエッジ18Aの内面側における掘削時の土砂の流れQBを、サイドエッジ18Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード51によってとらえて溝部52Aに土砂を滞留させることができ、この滞留土砂それ自体をサイドエッジ18Aの保護ライニングとして機能させることができる。この溝部52Aの滞留土砂とサイドエッジ18Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード51とによりサイドエッジ18Aの内面側が保護されるので、サイドエッジ18Aの内面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
また、側板16Aの内面側における掘削時の土砂の流れQCを、側板16Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード61によってとらえて溝部62Aに土砂を滞留させることができ、この滞留土砂それ自体を側板16Aの保護ライニングとして機能させることができる。この溝部62Aの滞留土砂と側板16Aに直接的に形成されている各溶接肉盛ビード61とにより側板16Aの内面側が保護されるので、側板16Aの内面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
本発明の趣旨に沿えば、各溶接肉盛ビード41が掘削時の土砂の流れQA方向と交差する方向に配置されていればよい。
したがって、例えば、図19(a)に示されるように、掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に対し左側に傾斜配置される複数条の溶接肉盛ビード41Aを有してなる底板用溶接肉盛プレート31Aや、同図(b)に示されるように、掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に対し右側に傾斜配置される複数条の溶接肉盛ビード41Bを有してなる底板用溶接肉盛プレート31Bなどを採用することができる。
この図19(c)に示される底板用溶接肉盛プレート31Cにおいては、複数条の溶接肉盛ビード41Cのそれぞれが、掘削時の土砂の流れQA方向と直交する方向に対し交互に左右に傾けたジグザグ形状に形成されている。この底板用溶接肉盛プレート31Cを採用すれば、ならし作業時の土砂の流れQDをとらえて互いに隣接する溶接肉盛ビード41Cの間に土砂を滞留させることができるので、この滞留土砂と各溶接肉盛ビード41Cとによりならし作業の実施による底板15の外面側の摩耗を確実に防ぐことができる。
なお、この底板用溶接肉盛プレート31Cを採用することで得られる作用効果と同様の作用効果は、図19(d)に示されるように、底板15の屈曲部の外面側に、図19(a)に示される構成の底板用溶接肉盛プレート31Aと、図19(b)に示される構成の底板用溶接肉盛プレート31Bとを左右方向に交互に組み合わせて配置することによっても得ることができる。
15,15A 底板
16,16A 側板
17 土砂収容部
31 底板用溶接肉盛プレート
32 サイドエッジ用溶接肉盛プレート
33 側板用溶接肉盛プレート
41,51,61 溶接肉盛ビード
42,52,52 溝部
70,85 平板
78 耐摩耗粒子
Claims (8)
- 湾曲形状の底板とその底板の両側に固着される側板とによって形成される土砂収容部を有し、この土砂収容部に掘削した土砂を収容するように構成される掘削バケットにおいて、
前記底板の外面側に、硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れ方向と交差する方向に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設け、
前記側板の互いに向き合う内面側に、硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを、互いに平行で、かつ掘削時の土砂の流れ方向と交差する方向に設けることを特徴とする掘削バケット。 - 前記溶接肉盛ビードが、掘削時の土砂の流れ方向と直交するように配置されている請求項1に記載の掘削バケット。
- 前記溶接肉盛ビード間に設けた溝部の幅が、前記溶接肉盛ビードの幅と同じ幅に形成されている請求項1または2に記載の掘削バケット。
- 前記溶接肉盛ビードが、等間隔で配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の掘削バケット。
- 各溶接肉盛ビードの幅方向の縁部に丸味が付されている請求項1〜4のいずれかに記載の掘削バケット。
- 各溶接肉盛ビードの高さ方向の表面部に丸味が付されている請求項5に記載の掘削バケット。
- 湾曲形状の底板とその底板の両側に固着される側板とによって形成される土砂収容部を有し、この土砂収容部に掘削した土砂を収容するように構成される掘削バケットの製造方法であって、
第1の平板、第2の平板および第3の平板の各平板の一側の板面に硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを互いに平行に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設ける工程と、
前記第1の平板の一側の板面が外面となるように互いに隣接する溶接肉盛ビードの間を折り曲げて各溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で前記底板の外面に重ね合わせ可能な第1の溶接肉盛プレートを形成する工程と、
前記第1の溶接肉盛プレートを前記底板の外面に接合する工程と、
前記第2の平板および第3の平板のそれぞれの一側の板面上に、複数条の溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で前記側板の内面に重ね合わせ可能な第2の溶接肉盛プレートおよび第3の溶接肉盛プレートを形成する工程と、
前記第2の溶接肉盛プレートおよび第3の溶接肉盛プレートを側板の内面に接合する工程と
を含むことを特徴とする掘削バケットの製造方法。 - 第1の平板、第2の平板および第3の平板の各平板の一側の板面に硬質粒子を含む複数条の溶接肉盛ビードを互いに平行に形成し、前記溶接肉盛りビード間に土砂を滞留させる溝部を設ける工程と、
前記第1の平板の一側の板面が外面となるように互いに隣接する溶接肉盛ビードの間を折り曲げて各溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置可能な湾曲形状の底板を形成する工程と、
前記第2の平板および第3の平板を、前記底板と共に土砂収容部を形成する一対の側板とし、各側板の互いに向き合う内面側に溶接肉盛ビードを掘削時の土砂の流れ方向と直交する方向に配置させた状態で各側板を前記底板の両側に配置する工程と、
前記底板の両側に一対の側板を接合する工程と
を含むことを特徴とする掘削バケットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009008461A JP5336865B2 (ja) | 2009-01-19 | 2009-01-19 | 掘削バケットおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009008461A JP5336865B2 (ja) | 2009-01-19 | 2009-01-19 | 掘削バケットおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010163832A JP2010163832A (ja) | 2010-07-29 |
JP5336865B2 true JP5336865B2 (ja) | 2013-11-06 |
Family
ID=42580201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009008461A Expired - Fee Related JP5336865B2 (ja) | 2009-01-19 | 2009-01-19 | 掘削バケットおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5336865B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9863119B2 (en) | 2015-11-09 | 2018-01-09 | Caterpillar Inc. | Wear member |
US10246849B2 (en) | 2016-09-23 | 2019-04-02 | Caterpillar Underground Mining Pty Ltd | Implement system with bucket having torsional support, and machine having same |
WO2021045951A1 (en) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | Caterpillar Inc. | Integrally cast hinge assembly and method of manufacturing a machine bucket |
WO2021045949A1 (en) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | Caterpillar Inc. | Integrally cast hinge assembly and method of manufacturing a machine bucket |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102357758B (zh) * | 2011-09-22 | 2014-02-19 | 徐州华恒机器人系统有限公司 | 高精度铲斗液压组对工装 |
EP2770114B1 (en) | 2013-02-25 | 2023-08-16 | Liebherr-Mining Equipment Colmar SAS | Excavator bucket and earth moving machine |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0714440Y2 (ja) * | 1991-03-22 | 1995-04-10 | 博 小野寺 | ショベル系掘削機のバケット構造 |
JP2668055B2 (ja) * | 1992-08-28 | 1997-10-27 | 株式会社日立製作所 | ショベルの製造法 |
JPH07310332A (ja) * | 1994-05-19 | 1995-11-28 | Ikuji Kawahara | 重機アタッチメント用摩耗板 |
-
2009
- 2009-01-19 JP JP2009008461A patent/JP5336865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9863119B2 (en) | 2015-11-09 | 2018-01-09 | Caterpillar Inc. | Wear member |
US10246849B2 (en) | 2016-09-23 | 2019-04-02 | Caterpillar Underground Mining Pty Ltd | Implement system with bucket having torsional support, and machine having same |
WO2021045951A1 (en) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | Caterpillar Inc. | Integrally cast hinge assembly and method of manufacturing a machine bucket |
WO2021045949A1 (en) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | Caterpillar Inc. | Integrally cast hinge assembly and method of manufacturing a machine bucket |
US11346075B2 (en) | 2019-09-04 | 2022-05-31 | Caterpillar Inc. | Bucket with cast hinge assembly |
US11434620B2 (en) | 2019-09-04 | 2022-09-06 | Caterpillar Inc. | Bucket with cast hinge |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010163832A (ja) | 2010-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5336865B2 (ja) | 掘削バケットおよびその製造方法 | |
US7559162B2 (en) | Lip assembly including side portions with projections | |
EP3283698B1 (en) | Lip for machine bucket | |
JP2004068593A (ja) | 掘削器具用コーナツースアダプタ構造 | |
US20190177954A1 (en) | Implement cutting edge with brazed white cast iron teeth | |
CN107923157B (zh) | 用于作业工具的边缘保护的护罩套管 | |
RU2680620C1 (ru) | Сменный режущий элемент землеройного орудия | |
CN108625427B (zh) | 用于具有对称斗齿安装构件的机具系统的铲斗 | |
US20040060208A1 (en) | Excavator teeth, apparatus and methods | |
JP6594063B2 (ja) | 掘削バケット | |
AU2019406813B9 (en) | Wear member and wear assembly | |
JP2002294739A (ja) | 掘削バケットの修理方法 | |
JP2014070430A (ja) | 掘削バケットおよびそれを備えた掘削機械 | |
KR20010110087A (ko) | 건설기계의 굴삭 버킷 | |
JP2001303607A (ja) | 掘削バケット | |
JP2006342664A (ja) | 掘削兼用整地・整形用バケット | |
JP3822450B2 (ja) | 掘削バケット | |
JP6123601B2 (ja) | 排土板 | |
CN105658878A (zh) | 推土铲组件 | |
JP2023050417A (ja) | バケット | |
JP5616849B2 (ja) | アタッチメント連結枠 | |
MXPA02006744A (es) | Dientes para excavadoras, aparatos y metodos. | |
US20080236852A1 (en) | Grader blade extension | |
CA2583035A1 (en) | Grader blade extension |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121102 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130124 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130730 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130802 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5336865 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |