JP5335467B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ等の光学機器に備わるレンズ鏡筒に関する。
一般的にカメラは、撮影レンズの焦点距離が変更可能なズームカメラや、焦点距離が固定されている単焦点カメラがある。これらのカメラにおいては、カメラの非撮影時(電源オフ時)の小型化や撮影時(電源オン時)の焦点距離を変更可能にするために、撮影レンズを繰り出し及び繰り込みすることが可能なレンズ鏡筒が備えられていることが多い。
近年、これらのカメラにおいて機能を向上させつつコストを下げるような技術が求めれている。即ち、単に部品コストを下げるだけではなく、組み立て作業性を向上させて組み立て工数の削減や組み立てミスによる損品を削減するなど、全体的なコストダウンを行えるような技術開発が急務となっている。
例えば、カメラ等の撮影装置では、レンズ鏡筒の前面を外部からのゴミ等から保護するためにバリア機構を備えたものが一般的に存在し、この種のバリア機構において組み立て作業性を容易にするような技術が提案されている。例えば特許文献1では、バリアをユニット化してそのユニットを直接レンズ保持部材に取り付けることで組み立て作業性を容易にするような技術が開示されている。
図11は、特許文献1に記載されたバリアユニットを示す分解図である。
このバリアユニットは、バリア羽根102,103、ドライブリング104、及びスプリング105,106,107をベース部材101に組み付けて構成され、撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡筒109に取り付けられる。ドライブリング104は、スプリング105,106,107の付勢力を利用してバリア羽根102,103を開閉するためにベース部材1に対して回転するようになっている。
そして、バリア羽根102,103を開閉駆動するために、ドライブリング104には光軸と平行な方向へ延びる突起部104fが形成されている。また、レンズ鏡筒109の内面には、この突起部104fと係合してドライブリング104を回転駆動するための駆動レバー108が光軸方向へ摺動可能に設けられている。
このように、バリアユニットのバリア開閉の技術としては、バリア羽根102,103を開閉させるドライブリング104に突起部104fを設けて、それに駆動レバー108を当接させドライブリング104を回転駆動する機構が知られている。
特開平5‐27302号公報
しかしながら、上記公報の技術では、バリア羽根102,103の開状態から閉状態への移行時に、駆動レバー108が突起部104fから受ける力の向きはバリアユニットを組み込む方向F10と逆の方向F20になる。即ち、バリア羽根102,103を閉動作する際に加わる力の方向はバリアユニットを外す方向に作用するため、フック等の引っ掛けだけでは、バリアユニットがレンズ鏡筒109から容易に脱落する可能性があった。
この問題を回避するためには、バリアユニットをレンズ鏡筒109に対して強固に固定するためにビス止めや接着が必要となり、その結果、固定のための部品が増えるばかりか組み立て工数も増え、接着に至っては部品の損品にも直結していた。このように従来では、バリアをユニット化したコスト面の利点を活かすことができなかった。
本発明は、上記問題点に鑑み、次のようなレンズ鏡筒を提供することを目的とする。即ち、バリアユニットをレンズ保持部材に対して容易に組み込むことができるようにする。また、バリアユニットを強固に固定するためのビス止め或いは接着等の他の手段を必要としないで、作業性の向上によるコストダウンを実現する。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影レンズの前面側に設けられ、該撮影レンズの開口部を開閉自在に覆うバリアユニットと、前記バリアユニットが装着可能に構成され、前記撮影レンズを保持するレンズ保持部材とを有するレンズ鏡筒であって、前記バリアユニットは、光軸を中心とする開口部を備えるカバー部材と、前記開口部を開状態と閉状態に切り換え可能に前記カバー部材に取り付けられるバリア羽根と、前記カバー部材と回動可能に保持され、光軸方向の被写体側に伸びる回転伝達突起を有するバリア羽根駆動部材と、前記レンズ保持部材に形成され、前記バリアユニットを前記レンズ保持部材に回転して組み込むときに前記バリアユニットの回転を規制する回転規制部材とを有し、前記バリアユニットを回転して前記レンズ保持部材に組み込む方向と前記バリア羽根を開状態から閉状態にするときに前記バリア羽根駆動部材が回転する方向とを一致させる構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、バリアユニットをレンズ保持部材に対して容易に組み込むことが可能となる。また、バリア羽根を閉じる際に加わる力はバリアユニットを更に組み付ける方向になるため、バリアユニットを強固に固定するためのビス止め或いは接着等の他の手段を必要とせず、作業性の向上による組み立て時間の短縮と損品削減によるコストダウンを実現することが可能になる。
本発明のレンズ鏡筒が適用されるカメラの外観模式図である。 図1のレンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図である。 図1の1群鏡筒の構成を示す分解斜視図である。 本実施の形態におけるバリアユニットの構成を示す分解斜視図である。 レンズ保持部材にバリアユニットを組み付けた状態で被写体側から見た図である。 本実施の形態におけるバリアユニットの開状態を撮像面側から見た図である。 バリアユニットの閉状態を撮像面側から見た図である。 繰出し時のレンズ鏡筒の斜視図である。 バリアユニットと撮像素子保持部材のカム当接部との当接時のレンズ鏡筒の斜視図である。 繰り込み(沈胴)時のレンズ鏡筒の斜視図である。 従来のバリアユニットを示す分解図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
<カメラの外観>
図1は、本発明のレンズ鏡筒が適用されるカメラの外観模式図である。
図中の1はカメラ本体である。このカメラ本体1の前面には、撮影光学系の焦点距離が変更可能なレンズ鏡筒2が設けられている。レンズ鏡筒2の前面側には、カメラの電源オン/オフに従って撮影光学系の開口部を開閉自在に覆うバリア3が備えられている。
また、カメラ本体1の上面には、被写体に照明光を照射するストロボ装置を構成する発光窓部4が設けられ、カメラ本体1の前面にはファインダ窓5が設けられている。さらに、カメラ本体1の上面には撮影準備動作(焦点調節動作及び測光動作)及び撮影動作(フィルムやCCD等の撮像素子への露光)を開始させるためのレリーズボタン6が設けられている。
なお、上記図1に示したカメラの構成例は、カメラの代表的なものであり、本発明に適用されるカメラは上記の構成に限定されるものではない。
<レンズ鏡筒の構成>
次に、図1のレンズ鏡筒2の構成について、図2を参照して説明する。
図2は、図1のレンズ鏡筒2の構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態におけるレンズ鏡筒2は、1群鏡筒7、2群鏡筒8、移動カム環9、直進筒10、固定筒11、3群鏡筒12、及び撮像素子保持部材13で構成されている。
1群鏡筒7は、第1群撮影レンズを保持し、後述するバリアユニット15を備えている。2群鏡筒8は、2群撮影レンズを保持し、防振レンズ機構とシャッター・絞り機構を備えている。
また、移動カム環9は、1群鏡筒7及び2群鏡筒8を駆動するための駆動カムを内周部に備え、且つ鏡筒駆動モーターより動力を伝達されるギア部を有する。直進筒10は、移動カム環9に回転可能に保持され、1群鏡筒7及び2群鏡筒8を直進規制するためのものであり、固定筒11は、内周部に移動カム環9を駆動するための駆動カムを備えている。
また、3群鏡筒12は、第3群撮影レンズを保持し、撮像素子保持部材13は、後述するバリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cと当接するカム当接部13aを備えている。
なお、レンズ鏡筒2の構成は、本発明の特徴を満たす構成であれば上記の構成に限定されるものではない。
<1群鏡筒の構成>
次に、1群鏡筒7の構成について、図3を用いて説明する。
図3は、図1の1群鏡筒7の構成を示す分解斜視図である。
1群鏡筒7は、撮影レンズ17を保持すると共に、図1に示したバリア3を構成するバリアユニット15が装着可能なレンズ保持部材16を備えている。
具体的には、レンズ保持部材16には、レンズ17が接着によって固定されており、また撮像側には図2の移動カム環9のカム溝に嵌り込む3つのフォロアーピン18が圧入固定されている。レンズ保持部材16の被写体側には、レンズ17を覆うバリアユニット15が回転方式で取り付け可能になっている。
即ち、バリアユニット15の構成部品である後述するバリアカバー部材20の円周方向に伸びる3箇所のフック部20aが、レンズ保持部材16の外周側面に施した引掛り部16aに掛かることで、バリアユニット15が、レンズ保持部材16に固定される。つまり、引掛かり部16aは、レンズ保持部材16にフック部20aを円周方向から引掛けてバリアユニット15を回転規制するものである。
バリアユニット15には、後述する両面テープ19も取り付けられており、台紙を剥がしてキャップ14を貼り付けることで一群鏡筒7が完成となる。
このように、本実施の形態における一群鏡筒7の構成部品は、大まかにキャップ14とバリアユニット15とレンズ保持部材16だけであり、組み立て工数としては少なく、組み立て作業性としてもビス止め或いは接着等を必要としない簡単なものとなっている。
<バリアユニットの構成と組み立て>
次に、本実施の形態におけるバリアユニット15の構成と組み立てについて、図4を用いて説明する。
図4は、本実施の形態におけるバリアユニット15の構成を示す分解斜視図である。
本実施の形態におけるバリアユニット15は、バリアカバー部材20、バリア羽根21、バリア羽根駆動部材(ドライブリング)22、及びバネ23で構成されている。
バリアカバー部材20は、光軸を中心とする開口を備え、バリア羽根21は、前記カバー部材20の開口部を開状態と閉状態に切り換え可能なようにカバー部材20に取り付けられる。
バリア羽根駆動部材22は、前記カバー部材20と回動可能に保持され、光軸方向の被写体側に伸びる回転伝達突起22cを備えている。バネ23は、バリア羽根21とバリア羽根駆動部材22との間に掛けられる。
次に、バリアユニット15の組み立てについて説明する。
バリアユニット15の組み立ての基台となるのは、光軸を中心とする開口を備えるバリアカバー部材20である。まず、バリアカバー部材20の撮像面側に施された2箇所の回転軸20cにバリア羽根21の軸穴21cを合わせて撮像面側から組み込む。更にその撮像面側からバリア羽根駆動部材22を、バリアカバー部材20の外壁から光軸方向に向かって突出する3箇所の突起部20bの位相に合わせて組み込む。この時、バリアカバー部材20とバリア羽根駆動部材22の組み込み後にバリア羽根駆動部材22を撮像面側から見て時計回りに回転させる。これによって、弾性を持つ爪部22eがバリアカバー部材20のストッパー部20eを乗り越えて径方向の抜け止めとなるようにしておく。
その状態で2本のバネ23をバリア羽根21のフック部21aとバリア羽根駆動部材22のフック部22aにそれぞれ掛けると、バネ力でバリア羽根駆動部材22が撮像面側から見て時計方向に回転する。そして、突起部22fがバリア羽根21の当接部21bに当接することで、バリア羽根21が回転軸20cを中心にそれぞれ反時計回りに回転して開かれる。
バリア羽根駆動部材22が時計回りに回転すると、バリアカバー部材の3箇所の突起部20bがバリア羽根駆動部材22の3箇所の摺動部22bに対してオーバーラップすることで光軸方向の抜け止めとなる。
最後に、両面テープをバリアカバー部材20の被写体側に貼り付けることで、バリアユニット15が完成となる。
このバリアユニット15は、バリアカバー部材20の外壁内周部20fとバリア羽根駆動部材22の数箇所の最外周部22gとで径方向を摺動嵌合させる。そして、バリアカバー部材20の撮像面側の広い面と3箇所の突起部20bの被写体側の面でバリア羽根駆動部材22を挟んで光軸方向に嵌合させることでそれぞれの組み付け精度を保っている。
<バリアユニットとレンズ保持部材との組み立て>
次に、バリアユニット15とレンズ保持部材16との組み立てについて、図5を参照して説明する。図5は、レンズ保持部材16にバリアユニット15を組み付けた状態で被写体側から見た図であり、バリア羽根駆動部材22とレンズ保持部材16の関係を判り易くするためにバリアカバー部材20と両面テープ19を省いている。
図5に示すように、レンズ保持部材16の先端部には、外壁から径方向内側に突出する突起部16bが2箇所形成されている。
前述したようにバリアユニット15は、レンズ保持部材16に対して回転式に組み込まれる。バリアユニット15の組み込み時は、バリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cがレンズ保持部材16の穴部16cに入り込むまで光軸方向から入れ込んだ後に、バリアカバー部材20のフック部20aが引掛かる方向にバリアユニット15を回転させる。
この時、回転伝達突起22cの略裏側に位置する、バリア羽根駆動部材22の2箇所の摺動面(被写体側の面)22hは、レンズ保持部材16の突起部16bの下側(被写体側)に入り込んで光軸方向にオーバーラップするようになる。この位置関係は、バリア羽根21の開状態から閉状態まで保たれる。これによって、後述する撮像素子保持部材13のカム当接部13aから伝わる光軸方向の分力を、剛性の高いレンズ保持部材16の突起部16bで受けられるようにしている。
本実施の形態では、レンズ保持部材16の突起部16bは光軸と略回転対称に2箇所設けているが、必ずしも2箇所以上必要というわけではなく、力を強く受ける回転伝達突起22cの付近の最低1箇所を受けることができれば良い。
<バリアの開閉動作>
次に、バリアの開閉動作について図5〜図10を参照して説明する。
図6は、本実施の形態におけるバリアユニット15の開状態を撮像面側から見た図であり、図7は、バリアユニットの閉状態を撮像面側から見た図である。図8は、繰出し時のレンズ鏡筒2の斜視図である。図9は、バリアユニット15と撮像素子保持部材13のカム当接部13aとの当接時のレンズ鏡筒2の斜視図である。また、図10は、繰り込み(沈胴)時のレンズ鏡筒2の斜視図である。図8〜図10は、説明の都合上、撮像素子保持部材13とバリアユニット15との関係だけを示している。
(A)バリアの開き状態から閉じ状態への動作
まず、バリア羽根21の開き状態から閉じ状態への動作について説明する。
図8の繰り出し状態からレンズ鏡筒2が徐々に繰り込み、図9にあるようにバリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cのテーパー部22dが撮像素子保持部材13のカム当接部13aのテーパー部13bと当接する。その結果、回転伝達突起22cのテーパー部22dはテーパー方向に力を受け、その分力は図9のF1とF2となる。
分力F1は、バリア羽根駆動部材22を時計回りに回転させようとする力であり、分力F2は繰り出し方向へ戻そうとする力である。分力F2は、前述したレンズ保持部材16の突起部16bによって受けるか、バリアカバー部材20に施された3箇所のフック部20aがレンズ保持部材16に回転結合していることで受けて、2重の静圧手段としている。
分力F1は図6の開いた状態のバリアユニット15においてバリア羽根駆動部材22のテーパー部22dを押して時計回りに回転させる。これによって、図5の当接部22fが退避してバリア羽根21が閉じ方向に回転する。図10の沈胴状態までレンズ鏡筒2の繰り込みが進むとバリアを閉じるためのバリア羽根駆動部材22の必要角度が回されて図7の状態となる。
このバリア開状態から閉状態の全ての状態において、分力F1が加わるバリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cの略裏面22f(図5)にレンズ保持部材16の突起部16bが受ける構造となっている。
このように本実施の形態では、分力F2が働くとバリア羽根21を閉じきった後にバリア羽根駆動部材22の爪部22eがバリアカバー部材20のストッパー部20eに当接する。そして、バリアユニット15をレンズ保持部材16に対して更に組み込む方向に回転させようとする。つまり、撮像素子保持部材13のカム突起部13aから受ける分力F1の向きとバリアユニット15の組み込み方向を一致させることでバリアユニット15の組み付けが絶対に外れない構成としている。
(B)バリアの閉じ状態から開き状態への動作
次に、バリア羽根21の閉じ状態から開き状態への動作について説明する。
図10の繰り込み状態からレンズ鏡筒2が徐々に繰り出す。すると、図9にあるようなバリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cのテーパー部22dが、撮像素子保持部材13のカム当接部13aのテーパー部13bとの接触が離れる瞬間までには、バリア羽根21は図6のように開ききっている。
この時、図7の閉じ状態からバリア羽根駆動部材22の回転伝達突起22cに力を加えていた撮像素子保持部材13のカム当接部13aが退避していく。これによって、バリア羽根駆動部材22がバネ23のバネ力によって図5の時計回り方向に回転し、バリア羽根21の当接部21bを突起部22fが押すことで、バリア羽根21を時計回りに回転させて図6の開状態にする。
本実施の形態では、バリア羽根駆動部材22を回転させる方法として、撮像素子保持部材13のカム突起部13aから力を受ける場合を示した。但し、本発明の特徴を満たす構成であれば、撮像素子保持部材13とは別の部材から力を受ける場合や回転する部材の回転力をそのまま伝達する形等、別の方式で行っても良い。
<本実施の形態に係る利点>
本実施の形態によれば、バリアユニット15を回転してレンズ保持部材16に組み込む方向とバリア羽根21を閉状態にする場合にバリア羽根駆動部材22が回転する方向とを一致させるように構成した。
これにより、バリアユニット15をレンズ保持部材16に対して容易に組み込むことが可能となる。また、バリア羽根21を閉じる際に加わる力はバリアユニット15を更に組み付ける方向になる。そのため、バリアユニット15を強固に固定するためのビス止め或いは接着等の他の手段を必要とせず、作業性の向上による組み立て時間の短縮と損品削減によるコストダウンを達成することができる。
7 1群鏡筒
13 撮像素子保持部材
13a カム当接部
13b テーパー部
16 レンズ保持部材
16a 引掛り部
20 バリアカバー部材
20a フック部
20b 突起部
21 バリア羽根
22 バリア羽根駆動部材
22c 回転伝達突起
22d テーパー部
23 バネ

Claims (4)

  1. 撮影レンズの前面側に設けられ、該撮影レンズの開口部を開閉自在に覆うバリアユニットと、前記バリアユニットが装着可能に構成され、前記撮影レンズを保持するレンズ保持部材とを有するレンズ鏡筒であって、
    前記バリアユニットは、
    光軸を中心とする開口部を備えるカバー部材と、
    前記開口部を開状態と閉状態に切り換え可能に前記カバー部材に取り付けられるバリア羽根と、
    前記カバー部材と回動可能に保持され、光軸方向の被写体側に伸びる回転伝達突起を有するバリア羽根駆動部材と、
    前記レンズ保持部材に形成され、前記バリアユニットを前記レンズ保持部材に回転して組み込むときに前記バリアユニットの回転を規制する回転規制部材とを有し、
    前記バリアユニットを回転して前記レンズ保持部材に組み込む方向と前記バリア羽根を開状態から閉状態にするときに前記バリア羽根駆動部材が回転する方向とを一致させる構成としたことを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記レンズ保持部材の先端部に外壁から径方向内側に突出する突起部を少なくとも1つ有し、
    前記バリアユニットの前記レンズ保持部材への回転組み込みによって、前記バリア羽根駆動部材の被写体側の面が前記突起部の撮像面側に入り込み、前記バリア羽根の開状態から閉状態までその位置関係を保つことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記バリア羽根駆動部材の被写体側の面とは、前記回転伝達突起の裏側であることを特
    徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記カバー部材の円周方向に伸びる少なくとも2箇所のフック部をさらに備え、
    前記回転規制部材は、
    前記バリアユニットが回転されて前記レンズ保持部材に組み込まれるときに前記フック部を円周方向から引掛けて前記バリアユニットの回転を規制する部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズ鏡筒。
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