JP4648778B2 - 鏡筒駆動機構 - Google Patents
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このような鏡筒駆動機構において、非撮影時の光軸方向の寸法を小さくするための技術が種々提案されており、非撮影時にシャッタの開口部が開き、この開口部内にシャッタに隣接するレンズの少なくとも一部が収納される技術や、光学系の一部を光路外に退避させた状態で収納する技術が知られている。後者の技術では、光軸と垂直は平面でレンズを揺動させて、光軸外へ退避させる方法が用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところで、露光開口部を開閉又は絞るシャッタ羽根を有するシャッタユニットを駆動させるための駆動源の光軸方向前面部には、フレキシブル基板が設けられることが多く、フレキシブル基板に、駆動源を駆動させるための制御部に電気的に接続するための素子あるいは取付端子部分が設けられることがある。しかしながら、これら素子や端子部分がフレキシブル基板から突出して設けられるので、その分鏡筒との間にスペースが必要とされ、このスペースの確保によりカメラの全長を長くさせる原因とされていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、シャッタユニットにおける駆動源の前面部の無駄なスペースを無くすことによって、さらなる薄型化を実現することのできる鏡筒駆動機構を提供することを目的としている。
前記レンズ鏡筒の内側に設けられてレンズ群(例えば、第一レンズ群21、第二レンズ群31)を保持するレンズ枠(例えば、第一レンズ枠2、第二レンズ枠3)と、
露光開口部を開閉又は絞るシャッタ羽根83を有するシャッタユニット8と、
前記シャッタユニットの光軸方向前側に設けられて、前記シャッタ羽根の絞りを開閉駆動させる駆動手段(駆動源86)と、
前記レンズ鏡筒の開口部周囲で、前記駆動手段の前方に設けられて、前記レンズ枠及びシャッタユニットの繰込動作時に前記レンズ群の前方に移動して前記開口部を閉鎖し、繰出動作時にレンズ群の前方から退避して前記開口部を開放するバリア羽根25とを備えた鏡筒駆動機構1であって、
前記駆動手段には、前記バリア羽根側に突出して、駆動手段を駆動させる制御手段(制御回路)に電気的に接続するための接続部(例えば、端子部分88)が設けられており、
前記バリア羽根が前記レンズ群の前方から退避する際の退避スペースS内に、前記接続部は、繰込動作に伴って収納されることを特徴とする。
前記退避スペースSは、前記レンズ鏡筒の開口部周囲に設けられたカザリ環24と、カザリ環の後方に設けられて、前記バリア羽根が取り付けられた取付部26との間に形成され、
前記取付部には、前記退避スペース内に貫通して前記駆動手段の前記接続部が挿入される孔部26aが形成されていることを特徴とする。
本実施の形態では、鏡筒駆動機構を光学機器の一例として例示されるデジタルカメラに適用した場合を説明することとする。
図1は、本実施の形態に係る鏡筒駆動機構に沿った断面図であって収納状態を示している。図2は、同断面図であってテレ状態(撮影状態)にある場合を示している。
なお、以下の説明において、デジタルカメラが最も広い範囲の被写体を捉えられる状態をワイド状態(最も広い範囲で撮像可能な状態)といい、最も狭い範囲ではあるが最も高倍率で被写体を捉えられる状態をテレ状態(最も狭い範囲で撮像可能な状態)といい、デジタルカメラの未使用時であって各部材が収納されて最もコンパクトにされた状態を収納状態というものとする。
鏡筒駆動機構1は、主に、鏡筒本体10、第一レンズ枠2、シャッタユニット8、第二レンズ枠3、第三レンズ枠4、第一直進筒5A、第二直進筒5B、カム筒6A、回転駆動筒6B、固定筒7から構成されている。そして、鏡筒本体10内に各部材2〜8が、該各部材2〜8の略中心を通る光軸が略一致するような状態で保持されている。
固定筒7は、鏡筒本体10の内側に設けられ、その内周面にはヘリコイドと光軸方向に沿って平行な第一直進溝71が設けられている。
また、回転駆動筒6Bの内周面には光軸方向に沿って平行な第二直進溝61Bが設けられている。
また、カム筒6Aの外周面には、第一レンズ枠2の第一コマ部22が係合する第二カム溝62Aが形成されており、内周面には、シャッタユニット8に備えられた第二コマ部85が係合する第三カム溝63Aが形成されている。また、カメラを落下させた際の衝撃に耐えやすくするために、第二カム溝62Aは第三カム溝63Aよりも深く形成されている。
第一レンズ枠2の第一レンズ群21が設けられた前端部には、カザリ環24とバリア機構とが装着されている。
バリア機構は、バリア駆動リング(図示略)と、該バリア駆動リングによって開閉されるバリア羽根25とから構成されている。バリア羽根25は、カザリ環24と第一レンズ枠2の上方前端部の取付部26との間に挟み込まれている。そして、バリア羽根25は、取付部26に設けられたボス(図示略)を回転中心として、取付部26に回動自在に取り付けられており、バリア駆動リングによって鏡筒本体10の前端開口部Kを開閉自在とする。よって、バリア羽根25は、収納時には開口部Kの位置に移動して開口部Kを閉鎖し、撮影時にはカザリ環24と取付部26との間の形成される退避スペースSに移動して開口部Kを開放する。
また、取付部26には、退避スペースSに貫通し、後述のシャッタユニット8の駆動源86に設けられた端子部分88が挿入される孔部26aが形成されている。
また、取付部材82の後端部には、その後端部における側壁部が外側に突出してカム筒6Aに係合する第三回転規制部84が設けられている。したがって、取付部材82は、この第三回転規制部84によって周方向への移動が規制されながら前後動する。また、取付部材82の側壁部には、該側壁部を貫通し、その外周面から外方に突出し、カム筒6Aの第三カム溝63Aに係合する第二コマ部85が設けられている。
そして、収納時には、バリア羽根25が開口部Kを閉鎖している一方で、駆動源86に設けられたフレキシブル基板87及び端子部分88の接続部は、取付部26の孔部26aに挿入されて退避スペースS内に配置される。これによって、収納時におけるレンズ鏡筒10の全長を短くすることができる。
第二レンズ枠3には、繰込動作に伴って第二レンズ枠3を光路内に配置させる位置から光路外に退避させる位置との間でスライド移動自在とするスライド移動手段(図示しない)が設けられている。このスライド移動手段としては、例えば、第二レンズ枠3の左右両側面に挿通されて、第二レンズ枠3を上下にスライド移動自在に支持する一対のガイド軸と、このガイド軸に沿って第二レンズ枠3を駆動させる駆動レバーと、駆動レバーを駆動させるギア等からなるものが挙げられ、従来から使用されている機構のものを適用することができる。
図1に示すように、収納状態において、バリア羽根25は開口部Kを閉鎖している。このとき、シャッタユニット8の駆動源86は、前面部に設けられたフレキシブル基板87及び端子部分88が取付部26の孔部26aに挿入されて、バリア羽根25の退避スペースSに位置している。
また、第二レンズ群31は、図示しないスライド移動手段によって、シャッタユニット8の後方かつ上側にスライド移動されている。なお、この第二レンズ群31は、そのレンズ面が光軸方向に対して略平行となるように配置されている。
シャッタユニット8が移動することによって第二レンズ枠3が下側にスライド移動して光路内に配置される。さらに、開口部Kを閉鎖していたバリア羽根25が退避スペースSに移動して、開口部Kを開放する。このとき、シャッタユニット8の駆動源86の前面に設けられた端子部分88は、取付部26の孔部26aから退避する。
また、第一レンズ群21及び第二レンズ群31の位置に応じて、モータ(図示略)が第三レンズ枠4の位置調整をして第三レンズ群41を移動させることにより、焦点が撮像部9に合うことになる。
例えば、上記実施の形態においてシャッタユニット8の駆動源86に設けられたフレキシブル基板87には、端子部分88が前方に突出していたが端子部分88に代えて素子を使用しても構わない。また、その他、フレキシブル基板87の前面から突出する部材を孔部26a内に挿入しても良い。
また、固定筒7と回転駆動筒6Bとはヘリコイド構造によって駆動するとしたが、これに限定されるものではなく、カム構造によって駆動するとしても構わない。その他、上記実施の形態においてカム構造によって駆動する部材をヘリコイド構造によって駆動する構造としても構わない。
さらに、上記実施の形態では、第一レンズ群21、第二レンズ群31、第三レンズ群41の3つのレンズ群を備えていたが、2つのレンズ群からなる構成であっても良いし、4つ以上のレンズ群を備えた構成であっても良い。
2 第一レンズ枠(レンズ枠)
3 第二レンズ枠(レンズ枠)
8 シャッタユニット
10 レンズ鏡筒
21 第一レンズ群(レンズ群)
24 カザリ環
25 バリア羽根
26a 孔部
31 第二レンズ群(レンズ群)
83 シャッタ羽根
86 駆動手段(駆動源)
88 端子部分(接続部)
K 開口部
S 退避スペース
Claims (2)
- 開口部を有するレンズ鏡筒と、
前記レンズ鏡筒の内側に設けられてレンズ群を保持するレンズ枠と、
露光開口部を開閉又は絞るシャッタ羽根を有するシャッタユニットと、
前記シャッタユニットの光軸方向前側に設けられて、前記シャッタ羽根の絞りを開閉駆動させる駆動手段と、
前記レンズ鏡筒の開口部周囲で、前記駆動手段の前方に設けられて、前記レンズ枠及びシャッタユニットの繰込動作時に前記レンズ群の前方に移動して前記開口部を閉鎖し、繰出動作時にレンズ群の前方から退避して前記開口部を開放するバリア羽根とを備えた鏡筒駆動機構であって、
前記駆動手段には、前記バリア羽根側に突出して、駆動手段を駆動させる制御手段に電気的に接続するための接続部が設けられており、
前記バリア羽根が前記レンズ群の前方から退避する際の退避スペース内に、前記接続部は、繰込動作に伴って収納されることを特徴とする鏡筒駆動機構。 - 前記退避スペースは、前記レンズ鏡筒の開口部周囲に設けられたカザリ環と、カザリ環の後方に設けられて、前記バリア羽根が取り付けられた取付部との間に形成され、
前記取付部には、前記退避スペース内に貫通して前記駆動手段の前記接続部が挿入される孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鏡筒駆動機構。
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