JP5335459B2 - 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子 - Google Patents

電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子 Download PDF

Info

Publication number
JP5335459B2
JP5335459B2 JP2009020929A JP2009020929A JP5335459B2 JP 5335459 B2 JP5335459 B2 JP 5335459B2 JP 2009020929 A JP2009020929 A JP 2009020929A JP 2009020929 A JP2009020929 A JP 2009020929A JP 5335459 B2 JP5335459 B2 JP 5335459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplication
register
solid
region
electron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009020929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010177590A (ja
Inventor
久則 鈴木
康人 米田
慎一郎 ▲高▼木
堅太郎 前田
雅治 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2009020929A priority Critical patent/JP5335459B2/ja
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to EP10735833.5A priority patent/EP2264767B1/en
Priority to US12/920,131 priority patent/US8345135B2/en
Priority to CN2010800011701A priority patent/CN101960600A/zh
Priority to PCT/JP2010/051038 priority patent/WO2010087367A1/ja
Priority to KR1020107019016A priority patent/KR101064433B1/ko
Priority to TW099102713A priority patent/TWI497995B/zh
Publication of JP2010177590A publication Critical patent/JP2010177590A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5335459B2 publication Critical patent/JP5335459B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14609Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14806Structural or functional details thereof
    • H01L27/14812Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/148Charge coupled imagers
    • H01L27/14806Structural or functional details thereof
    • H01L27/14812Special geometry or disposition of pixel-elements, address lines or gate-electrodes
    • H01L27/14818Optical shielding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Description

本発明は、電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子に関するものである。
従来、増倍レジスタを有する固体撮像素子が知られている(例えば、下記特許文献1〜2参照)。このような固体撮像素子においては、撮像領域から読み出された電荷を、水平シフトレジスタを介して増倍レジスタに転送している。増倍レジスタは、半導体層上に形成された絶縁層と、絶縁層上に形成された転送電極とを備えているが、ある電極(DC電極)に直流電位を与えて固定した状態で、次段の転送電極(増倍電極)の電位を大きく上昇させると、これらの電極間の電荷転送時において、電子増倍が行われるとされている。このような増倍機能を有する固体撮像素子においては、その増倍率のモニタを目的として、増倍レジスタの直前の位置に基準量の電荷を注入し、出力をモニタすることが提案されている(下記、特許文献1,2参照)。
特開2002−369081号公報 特開2003−9000号公報
しかしながら、上述の構造の場合、増倍レジスタの手前の水平レジスタに電荷を注入するが、水平レジスタにおける転送速度は一般には高速であるため、電荷注入のタイミングを精密に制御できず、したがって、安定したモニタを行うことが困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、増倍率の安定したモニタが可能な電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明に係る電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子は、複数の垂直シフトレジスタからなる撮像領域と、撮像領域からの電子を転送する水平シフトレジスタと、水平シフトレジスタからの電子を増倍する増倍レジスタと、撮像領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた電子注入手段とを備え、電子注入手段によって電子が注入される特定の垂直シフトレジスタが、入射光から遮断されるように設定されており、厚板部に囲まれた薄板部をする半導体基板を備え、前記撮像領域は、前記薄板部に形成されており、前記特定の垂直シフトレジスタは、前記厚板部に位置していることを特徴とする。
一般に、垂直シフトレジスタの転送速度は、水平シフトレジスタの転送速度よりも遅く設定される。したがって、特定の垂直シフトレジスタに電子転送方向の始点側の端部から、正確なタイミングで電子を垂直シフトレジスタ内に注入することができ、この電子は垂直シフトレジスタを介して、水平シフトレジスタに転送され、しかる後、増倍レジスタによって増倍される。特定の垂直シフトレジスタは、入射光から遮断されるように設定されているので、モニタ用に注入された電子は、増倍レジスタにおける増倍率を正確に反映し、安定したタイミングで出力される。したがって、増倍率の安定したモニタが可能となる。
また、上述のように、本発明に係る固体撮像素子は、厚板部に囲まれた薄板部をする半導体基板を備え、撮像領域は、薄板部に形成されており、特定の垂直シフトレジスタは、厚板部に位置しているすなわち、この固体撮像素子は、撮像領域が薄板部に形成された裏面入射型の固体撮像素子であり、電極の無い裏面側から受光を行うため、高感度に撮像を行うことが可能である。また、厚板部は、入射光を薄板部よりも十分に吸収することができるため、裏面側から入射したイメージは、厚板部の表面側には殆ど到達せず、したがって、電子注入が行われる特定の垂直シフトレジスタを、入射光から遮断された状態にすることができる。
また、電子注入手段は、半導体基板に電気的に接続された入力電極と、入力電極と特定の垂直シフトレジスタとの間のポテンシャルを制御するゲート電極と、を備えていることが好ましい。
電子を垂直シフトレジスタ内に注入するタイミングは、ゲート電極への印加電圧を調整することによって制御することができるため、正確なタイミングで電子注入を行うことができ、したがって、増倍率の安定したモニタが可能となる。
また、増倍レジスタは、撮像領域の第1領域から転送された電子を増倍する第1の増倍レジスタと、撮像領域の第2領域から転送された電子を増倍する第2の増倍レジスタと、を有しており、電子注入手段は、第1領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第1電子注入手段と、第2領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第2電子注入手段と、を備えていることが好ましい。
この場合、第1領域と第2領域で発生した電荷は、異なる増倍レジスタによって増倍されて、読み出されるため、短時間の信号の読出しが可能となる。また、それぞれの増倍レジスタの増倍率は、それぞれの領域に設けられた第1及び第2電子注入手段から注入された電子を、第1及び第2の増倍レジスタによってそれぞれ増倍させてモニタすることができる。このような短時間の信号の読出しを可能とする構造の場合、増倍レジスタ近傍の空きスペースが狭くなる傾向にあるため、他の素子を配置するには物理的な制約が大きいが、本発明では、増倍レジスタの近傍ではなく、撮像領域の端部から電子を注入しているため、増倍レジスタ近傍の物理的な制約に拘束されることなく、電子注入手段を配置することができる。
本発明の電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子によれば、安定した増倍率のモニタが可能となる。
固体撮像素子の平面図である。 図1に示した固体撮像素子のII−II矢印断面図である。 図1に示した固体撮像素子のIII−III矢印断面図である。 固体撮像素子の詳細な接続関係を示す平面図である。 図4に示した固体撮像素子のV−V矢印断面図である。 駆動/読出回路と固体撮像素子の接続関係を示すブロック図である。 増倍レジスタにおけるポテンシャル図である。 第1形態に係る固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。 図8に示した固体撮像素子のIX−IX矢印断面図である。 第2形態に係る固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。 図10に示した固体撮像素子のXI−XI矢印断面図である。 第3形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。 第4形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。 第5形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。 第6形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。 遮光構造を変更した固体撮像素子の断面図である。 表面入射型の固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。 表面入射型の固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。 図1に示した固体撮像素子のチャネルストップISを示す拡大図である。
以下、実施の形態に係る電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子について説明する。なお、同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は裏面入射型の固体撮像素子100の平面図である。
半導体基板上には絶縁層2が形成されており、絶縁層2の表面上には複数の垂直電荷転送電極が形成され、これらは垂直シフトレジスタを構成している。垂直シフトレジスタの形成された領域は撮像領域VRであって、本例の場合はCCD撮像領域である。なお、撮像領域VRは、MOS型のイメージセンサから構成してもよい。
撮像領域VRの一辺には、水平シフトレジスタHRが隣接して設けられており、水平シフトレジスタHRから増倍レジスタEMに至る電荷転送経路内には、コーナーレジスタCRが配置されている。コーナーレジスタCRの構造は、水平シフトレジスタHRと同一であるが、電荷転送方向が円弧を描くように曲がっている。増倍レジスタEMの出力端には、アンプAMPが電気的に接続されており、アンプAMPの出力端子OSから取得された画像信号が画素ごとに順次読み出される。
絶縁層2が形成された半導体基板の裏面側の中央部は、矩形状にエッチングされており、凹部DPが形成されている。凹部DPの形成された側は、基板の裏面であり、イメージは固体撮像素子の裏面側に入射する。
凹部の内側の底面に相当する領域は、厚みが周囲よりも薄い薄板部であり、その周囲は厚みが薄板部よりも大きな厚板部を構成している。複数の垂直シフトレジスタからなる撮像領域VRは、大部分が薄板部に形成されている。電子転送方向(撮像領域VRから水平シフトレジスタHRに向かう方向)及び基板厚み方向の双方に垂直な方向を、撮像領域VRの幅方向とすると、撮像領域VRの幅は、凹部DPの幅よりも大きく、幅方向の両端部が厚板部に位置している。そして、後述の電子の注入が行われる特定の垂直シフトレジスタは、この厚板部に位置しており、入射光から遮断されている。
図2は、図1に示した固体撮像素子のII−II矢印断面図である。
固体撮像素子100は、P型の半導体基板1Aと、半導体基板1A上に成長したP型のエピタキシャル層1Bと、エピタキシャル層1B内に形成された撮像領域VRと、エピタキシャル層1B内に形成されたN型の半導体領域1Cを有しており、埋め込みチャネル型のCCDが構成されている。光像hνは、基板裏面側から入射する。半導体基板1Aは裏面側からエッチングされ、凹部DPを構成している。なお、半導体基板1A、エピタキシャル層1B及び半導体領域1Cを含んだ全体を半導体基板1とする。半導体基板1上に絶縁層2が形成され、絶縁層2上に転送電極3が設けられている。エピタキシャル層1Bの一部にはP型のコンタクト領域1Gが形成されており、コンタクト領域1Gには電極E1が設けられている。電極E1にグランド電位などの基準電位を与えると、P型の半導体基板1Aとエピタキシャル層1Bの電位が決定される。
撮像領域VRにおいて、転送される電子は、図2の紙面に垂直な方向に進行する。なお、N型の半導体領域内には、電荷転送方向に沿って延びた複数のP型半導体領域からなるアイソレーション(チャネルストップ)ISが形成され、垂直シフトレジスタの各チャネルを画成している。
それぞれのアイソレーションISは、N型の半導体領域1Cの表面から深部に向けて延びて、P型のエピタキシャル層1Bに到達しているように、図2では表示しているが、実際には、図19に示すように、絶縁層2の厚くなった部分の下に拡散して作りこまれている。凹部DPの底面よりも外側の領域(斜面の領域を含む)は厚みが大きく、この領域R2,R3には、ダミーチャネルD2〜D4、D5〜D7が形成されており(図8参照)、領域R1(及び/又はR4)にはモニタ用チャネルD1(及び/又はD8)が形成されている。これらのチャネルの形成された領域R1,R2,R3,R4は、基板厚みが大きいため、各チャネルD2〜D4、D5〜D7、D1、D8は、基板の裏面から入射する光hνに対しては、遮光されている。
図3は、図1に示した固体撮像素子のIII−III矢印断面図である。
撮像領域VRに設けられた転送電極3A、3Bは交互に配置されており、これらは一部領域が重なっているが、隣接する転送電極3A,3B間には絶縁層5が介在し、電気的に分離されている。撮像領域VRからの信号は水平シフトレジスタHRによって、コーナーレジスタCRを介して、増倍レジスタEMに転送される。また、水平シフトレジスタHRの隣には、増倍レジスタEM(同図では電極群のみをEMとして模式的に示している)が位置している。
半導体基板1は凹部DPの形成された薄板部と、その周囲の厚板部からなる。厚板部においては、光の入射によって内部で発生したキャリアは、表面側に到達する前に消滅する。特に、半導体基板1AのP型不純物濃度は、エピタキシャル層1Bよりも十分に高濃度であるので、キャリアの走行距離も短くなる。水平シフトレジスタHR、コーナーレジスタCR(図1参照)及び増倍レジスタEMは、少なくとも薄板部よりも外側の領域に形成され、好ましくは厚板部の領域に形成されている。したがって、厚板部において発生したキャリアが、これらのレジスタ内に混入することはない。
図4は、固体撮像素子の詳細な接続関係を示す平面図、図5は、図4に示した固体撮像素子のV−V矢印断面図である。図6は、駆動/読出回路200と固体撮像素子100の接続関係を示すブロック図である。
撮像領域VRは、垂直方向に沿って交互に配置された垂直転送電極3A,3Bを備えている(図3参照)。各転送電極3A,3Bは水平方向に延びており、隣接するもの同士は若干重なっている。本例においては、転送電極3には、3相の駆動電圧(P1V,P2V,P3V)が与えられている。この駆動電圧の印加により、転送電極直下に蓄積された電子が、垂直方向に転送される。なお、同図においては、FFT(フル・フレーム・トランスファー)方式のCCDが示されているが、これは蓄積領域を更に含むFT(フレーム・トランスファー)方式のCCD、或いは、IT(インターライン・トランスファー)方式のCCDに置換することもできる。
撮像領域VRには、各垂直電荷転送チャネルCH1〜CH10(図8参照)を分離するためのP型のアイソレーションIS(図2参照)が形成されている。撮像領域VRを構成するチャネルCH1〜CH10において光の入射に応答して発生した電荷は、垂直方向へ転送され、チャネル毎に水平シフトレジスタHRの各転送電極6(図5参照)の直下に流れ込む。
なお、撮像領域VRと水平シフトレジスタHRとの間には、ゲート電圧TGが与えられる転送電極(トランスファーゲート)が設けられており(図3参照)、ゲート電圧TGを制御することで、撮像領域VRから水平シフトレジスタHRに流れ込む電荷量を制御することができる。
水平シフトレジスタHRを構成している転送電極6A,6B(図5参照)は、水平方向に沿って交互に配置され、一部分が重なっている。なお、いずれのレジスタにおいても、隣接する転送電極3A、3B、6A,6B、7A,7B、8A,8B間には、絶縁層2の上に形成された絶縁層5(図5参照)が介在しており、これらは電気的に分離されている。転送電極6には、3相の駆動電圧(P1HA,P2HA,P3HA)が与えられ、転送電極6の直下の電子は、水平方向に転送される。水平シフトレジスタHRには、円弧状に曲がったコーナーレジスタCRが連続している。コーナーレジスタCRを構成している転送電極7A,7Bは、円弧に沿って交互に配置され、一部分が重なっている。転送電極7には、水平シフトレジスタに与えられるものと共通の3相の駆動電圧(P1HA,P2HA,P3HA)が与えられ、転送電極7の直下の電子は、円弧に沿って、増倍レジスタEMまで転送される。
増倍レジスタEMでは、転送電極8A,8Bを水平方向に沿って交互に配置しており、一部分が重なっている。転送電極8には、3相の駆動電圧(P1HB,P2HB,P3HB)が与えられ、転送電極8の直下の電子は、水平方向に転送される。4つ組の転送電極8のうち、3つの転送電極8には駆動電圧が与えられるが、残りの1つの転送電極8は、DC電極であって直流電位DCBが与えられる。本例では、水平方向に順次隣接する4つ組の転送電極8、すなわち、第1番目、第2番目、第3番目、第4番目の転送電極8がある場合、2番目に位置するものをDC電極として、これに直流電位DCBを与える。
転送電極8に与えられる電位は正電位であるが、第1番目の転送電極8に適当な正電位(P1HB)を印加し、ポテンシャル井戸を深くし(電位を上げる:図7参照)、この井戸内に電子を蓄積しておく。第3番目の転送電極8にも大きな正電位(P2HBの最大値>P2HAの最大値)を与え、ポテンシャル井戸を深くしておき、第2番目の転送電極8に与えられる一定の電位(DCB)は、これらの電位(P1HB,P2HB)よりも低く、第1番目と第3番目の井戸の間にポテンシャル障壁を形成する。この状態で、第1番目のポテンシャル井戸を浅くしていくと(電位を下げる;図7参照)、ポテンシャル井戸から溢れた電子が、ポテンシャル障壁を越えて、第3番目の転送電極のポテンシャル井戸(ポテンシャル深さΦA)内に落ちる。この電子の落下の際、電子増倍が行われる。第1番目のポテンシャルの電位は、更に下げて(上方向)、蓄積された電子が完全に第3番目のポテンシャル井戸に転送されるようにする。なお、ポテンシャルΦの向きは下向きが正である。
この増倍された電子は、第4番目の転送電極8の直下のポテンシャル井戸を深くしながら、第3番目の転送電極8の直下のポテンシャル井戸を浅くすることで、第4番目のポテンシャル井戸に移動させることができる。同様に、第4番目のポテンシャル井戸に蓄積された電子は、第3番目から第4番目の電荷転送を行った方法と同じ方法を用いて、次の組の第1番目のポテンシャル井戸に移動させ、蓄積される。以下、上記と同一の手法を用いて、次の組においても、増倍・転送行程を繰り返す。なお、本例では、電荷転送には、3相駆動が用いられているが、これは4相駆動としたり、2相駆動とすることも可能である。
増倍された電子は、最終的に高濃度のN型半導体領域FDに流れ込む。半導体領域FDは、アンプAMPに接続されている。このアンプAMPは半導体基板1内に作りこまれたフローティング・ディフュージョン・アンプである。
図6に示した駆動/読出回路200からは、各種の信号が固体撮像素子100に与えられる。なお、電荷読出部の説明においては、便宜上、各要素と信号は同一符号を用いることとする。
信号読出部の構成について説明する。図5に示した信号読出部の半導体領域FDには、アンプAMPが接続されている。半導体領域FD内の電荷量に応じて、トランジスタQBのゲート電位が変動し、これに応じて、出力ドレインODからトランジスタQBを介して抵抗Rを流れる電流量が変化する。すなわち、半導体領域FDに蓄積された電荷量に応じて、抵抗Rの両端値の電圧(出力電圧)OSが変化し、これが読み出されることとなる。
1つの画素からの電荷が読み出された後、リセットゲートRGにリセット電圧RGが入力され、リセットドレインRDを介して半導体領域FDの電位がリセットされる。ここで、リセットドレインRDのポテンシャルは正であるため、リセット時には、電子を蓄積可能なポテンシャル井戸が半導体領域FD内に形成される。リセット後には、リセットゲートRGの電位を制御して、トランジスタQAをオフし、半導体領域FDの電位をフローティングレベルにしておく。
なお、半導体領域FD内に電荷を流入させる前は、手前の信号ゲートSGの電位を上げて、ここに電荷を蓄積し、且つ、出力ゲートOGの電位は固定して、信号ゲートSGの直下領域から半導体領域FD内に電荷が流れ込まないように障壁を形成しておく。その後、出力ゲートOGの電位は固定したまま、信号ゲートSGの電位を下げれば、信号ゲートSGの直下に蓄積された電荷が、半導体領域FD内に流れ込む。
次に、増倍レジスタEMについて説明する。増倍レジスタEMは、水平シフトレジスタHRからの電子を増倍する。
エピタキシャル層は、結晶性に優れていることで知られている。したがって、P型のエピタキシャル層1BにN型の半導体領域を1C形成した場合、垂直シフトレジスタ、水平シフトレジスタHR、及びコーナーレジスタCRにおける電子は、結晶性の優れた半導体内において転送され、ノイズが少なくなり、電子転送が高精度に行われる。このように転送された電子は、増倍レジスタEMの半導体領域1C内に入る。
増倍レジスタEMは、N型の半導体領域1Cと、半導体領域1C上に形成された絶縁層2と、絶縁層2上に隣接して形成された複数の転送電極8と、転送電極8間に配置され直流電位DCB(図4及び図7参照)が印加されるDC電極8とを備えている。なお、エピタキシャル層1Bは基板全面に形成されているが、N型の半導体領域1Cは、撮像領域VR、水平シフトレジスタHR、コーナーレジスタCR、増倍レジスタEMの形成された領域のみに選択的に形成されている。
図7は、増倍レジスタEMにおけるポテンシャル図である。
上記構造の場合、同図に示すように、増倍レジスタEMにおける転送電極8の直下の半導体領域内の電位変化が急峻になり、電子増倍率が著しく向上する。すなわち、直流電位DCBが印加されるDC電極8と、電位P2HBが与えられる次段の転送電極(増倍電極)8との間における、N型の半導体領域1C内の電位変化が急峻になり、顕著に電子増倍が行われる。
直流電位DCBが与えられる第2番目のポテンシャルを超えて、第1番目のポテンシャル井戸(電位P1HB)から、第3番目のポテンシャル井戸(電位P2HB)に電子が流れ込む際に、電子増倍が行われる。
なお、上述の半導体の材料はSiであるが、本例における各半導体要素内のP型不純物の濃度C及びN型不純物の濃度Cは、以下の通りである。なお、P型エピタキシャル層1Bの面抵抗は撮像領域VRにおける光感度が高くなるように設定される。
・P型半導体基板1A:C(1A)=1×1017〜1×1019/cm
・P型エピタキシャル層1B:C(1B)=1×1011〜1×1016/cm
・N型半導体領域1C:C(1C)=1×1012〜1×1017/cm
ここで、不純物濃度Cは以下の関係を満たしている。
・C(1A)>C(1C)>C(1B)
ここで、P型半導体基板1Aの厚みt(1A)、P型エピタキシャル層1Bの厚みt(1B)、N型半導体領域1Cの厚みt(1C)は、以下の関係を満たしている。
・t(1A)>t(1B)>t(1C)
次に、図4に示した電子注入手段(入力電極)11Aについて説明する。
電子注入手段(入力電極)11Aは、撮像領域VRの電子転送方向の始点側の端部に設けられている。垂直シフトレジスタの電子の転送速度は、水平シフトレジスタの転送速度よりも遅く設定されている。したがって、この特定の垂直シフトレジスタ(モニタ用のチャネルD1)に電子転送方向の始点側の端部から、正確なタイミングで電子を垂直シフトレジスタ内に注入することができる。この電子は、当該垂直シフトレジスタを介して、水平シフトレジスタHRに転送され、しかる後、コーナーレジスタCRを介して、増倍レジスタEMに転送され、増倍レジスタEMによって増倍される。端部に位置する特定の垂直シフトレジスタ(チャネルD1)は、入射光から遮断されるように設定されているので、モニタ用に注入された電子は、増倍レジスタにおける増倍率を正確に反映し、安定したタイミングで出力される。したがって、増倍率の安定したモニタが可能となる。
また、特定の垂直シフトレジスタ(チャネルD1)は、厚板部に位置している。この固体撮像素子は、撮像領域VRが薄板部に形成された裏面入射型の固体撮像素子であり、電極の無い裏面側から受光を行うため、高感度に撮像を行うことが可能である。厚板部は、入射光を薄板部よりも十分に吸収することができるため、裏面側から入射したイメージは、厚板部の表面側には殆ど到達せず、したがって、電子注入が行われる特定の垂直シフトレジスタ(チャネルD1)を、入射光から遮断された状態にすることができる。入力電極11Aには、電流源13Aの端子EIJから電子が供給される。
図8は、第1形態に係る固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図、図9は、図8に示した固体撮像素子のIX−IX矢印断面図である。
第1形態では、電子注入手段は、半導体領域(半導体基板)1Cに電気的に接続された入力電極11Aからなる。入力電極11Aは、絶縁層2に設けられたコンタクトホールを介して、半導体領域1Cに形成された高濃度のN型コンタクト領域1Kに接触している(図9参照)。コンタクト領域1Kは、垂直転送電極3Aに隣接しているので、入力電極11Aを介してコンタクト領域1Kに注入された電子は、図の矢印方向(垂直方向)に沿って転送される。なお、上述のように、図8に示した領域R1、R2,R3,R4は、遮光されているので、モニタ用に入力電極11Aから注入された電子群に、光の入射に起因した電荷が混入することがない。
図10は、第2形態に係る固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図、図11は、図10に示した固体撮像素子のXI−XI矢印断面図である。
この固体撮像素子は、第1形態におけるN型コンタクト領域1Kと、始点側端部の転送電極3Aの直下の領域との間に、ゲート電極12Aを設けた点である。ゲート電極12Aは、入力電極11Aと特定の垂直シフトレジスタ(チャネルD1の転送電極3A)との間のポテンシャルを制御する、電子供給手段を構成している。他の構成は、第1形態と同一である。
電子を垂直シフトレジスタ内に注入するタイミングは、ゲート電極12Aへの印加電圧IGVを調整することによって制御することができるため、正確なタイミングで電子注入を行うことができ、したがって、増倍率の安定したモニタが可能となる。なお、ゲート電極12Aは、絶縁層2の上に形成されている。
図12は、第3形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。
増倍レジスタEMは、撮像領域VRの第1領域(R1,R2、RE1)から転送された電子を増倍する第1の増倍レジスタEMAと、撮像領域VRの第2領域(R3,R4、RE2)から転送された電子を増倍する第2の増倍レジスタEMBとを有している。すなわち、撮像領域VRは、幅方向の中央位置から左側の第1領域と、右側の第2領域からなる。
左側の第1領域から転送された電子は、第1の水平シフトレジスタHRA、及び第1のコーナーレジスタCRAを介して、第1の増倍レジスタEMAに転送され、第1の増倍レジスタEMAで増倍された後、フローティング・ディフュージョン・アンプAMPAを介して外部に出力される。水平シフトレジスタHRAから増倍レジスタEMAに至る部分のVA−VA矢印断面図と作用は、図5に示したものと同一である。なお、この断面の場合には、同図の符号HR、CR、EM、AMPは、それぞれHRA、CRA,EMA、AMPAに読み替える。
右側の第2領域から転送された電子は、第2の水平シフトレジスタCRB、第2のコーナーレジスタCRBを介して、第2の増倍レジスタEMBに転送され、第2の増倍レジスタEMBで増倍された後、第2のフローティング・ディフュージョン・アンプAMPBを介して外部に出力される。水平シフトレジスタHRBから増倍レジスタEMBに至る部分のVB−VB矢印断面図と作用は、図5に示したものと同一である。なお、この断面の場合には、同図の符号HR、CR、EM、AMPは、それぞれHRB、CRB,EMB、AMPBに読み替える。
また、入力電極は、第1領域(R1,R2、RE1)における領域R1の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第1電子注入手段(第1入力電極)11Aの他、第2領域(R3,R4、RE2)における領域R4の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第2電子注入手段(第2入力電極)11Bを備えている。また、残りの領域(R2,RE,R3)にも、撮像領域VRの電子転送方向の始点側の端部には、第3入力電極11Cが設けられている。それぞれの入力電極11A,11B,11Cには、電子供給を行う電流源13A,13B,13Cがそれぞれ接続されている。これらの電子供給は、必要な用途に応じて行われる。両端の入力電極11A,11Bは、増倍レジスタの増倍率をモニタするための電子注入を行うものであるが、中央の入力電極11Cは、これらとは別の領域に電子を注入してモニタを行う場合に使用することができる。
上記構造の場合、第1領域と第2領域で発生した電荷は、異なる増倍レジスタによって増倍されて、読み出されるため、短時間の信号の読出しが可能となる。また、それぞれの増倍レジスタEMA,EMBの増倍率は、それぞれの領域に設けられた第1及び第2電子注入手段(電極12A,12B)から注入された電子を、第1及び第2の増倍レジスタEMA,EMBによってそれぞれ増倍させてモニタすることができる。このような短時間の信号の読出しを可能とする構造の場合、増倍レジスタ近傍の空きスペースが狭くなる傾向にあるため、他の素子を配置するには物理的な制約が大きいが、本形態では、増倍レジスタEMA,EMBの近傍ではなく、撮像領域VRの端部から電子を注入しているため、増倍レジスタ近傍の物理的な制約に拘束されることなく、電子注入手段を配置することができる。
図13は、第4形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。
この形態の固体撮像素子は、領域R1、R2,RE,R3,R4を含んで延びた単一の入力電極11A´を備えており、領域R1においてゲート電極12Aを備え、領域R4においてゲート電極12Bを備え、領域R2、R3,E3においてゲート電極12Cを備えている。各電極近傍の縦断面構造は、図11に示したものと同一である。これらの電子供給は、必要な用途に応じて行われる。両端のゲート電極12A,12Bは、増倍レジスタの増倍率をモニタするための電子注入を行うものであり、電流源13Aから入力電極11A´に電子を供給し、ゲート電極12A,12Bへの印加電圧を制御することで、電子供給量を制御することができる。中央の入力電極11Cは、これらとは別の領域に電子を注入してモニタを行う場合に使用することができ、電流源13Aから入力電極11A´に電子を供給し、その電子供給量は、ゲート電極12Cへの印加電圧によって制御することができる。
図14は、第5形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。
この形態の固体撮像素子は、図12に示した第3形態に係る固体撮像素子において、入力電極11Cを省略したものである。他の構成の構造と作用は、第3形態のものと同一である。
図15は、第6形態に係る固体撮像素子の平面構成を示す図である。
この形態の固体撮像素子は、図12に示した第3形態に係る固体撮像素子において、入力電極11A,11B,11Cと垂直シフトレジスタの始点側の端部の転送電極との間に、領域R1〜R4を含んで延びたゲート電極12A´を配置したものである。他の構成の構造と作用は、第3形態のものと同一である。各電極の近傍の電子転送方向に沿った縦断面図は、図11に示したものと同一であり、同図のゲート電極12Aを12A´に読み替え、同図の入力電極11Aを入力電極11A,11B,11Cとして読み替えたものである。各電流源13A,13B,13Cから入力電極11A,11B,11Cに供給される電子は、ゲート電極12´への印加電圧を制御することによって、対応する垂直シフトレジスタへの注入量を制御することができる。
図16は、遮光構造を変更した固体撮像素子の断面図である。
上述の形態では、基板の厚みを利用して、領域R1,R2,R3,R4に光が入射しないようにしたが、本例では、半導体基板1の裏面側の表面(厚板部の露出面)上に、アルミニウム板やセラミック板などからなる遮光部材SFを取り付けることで、裏面側から領域R1,R2,R3,R4に光hνが入射しない構成となっている。したがって、高精度の増倍率モニタが可能となる。
図17は、表面入射型の固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。なお、同図では、電子注入用の電極等の図示は省略している。
上述のゲート電極を備えないタイプの実施形態(第1形態)において、上記凹部DPを備えないこととして、表面入射型の固体撮像素子とした場合、モニタ用チャネルD1とダミーチャネルD2〜D4の形成された領域R1、R2における、転送電極3A,3B上には、アルミニウム膜などからなる遮光膜SFが配置されている。なお、遮光膜SFは、転送電極3A,3Bとは絶縁されている。この構造の場合、表面側から入射した光は遮光膜SFによって遮断され、モニタ用チャネルD1とダミーチャネルD2〜D4に入射することはない。したがって、高精度の増倍率モニタが可能となる。
図18は、表面入射型の固体撮像素子における撮像領域VRの電子転送方向の始点側の部分の斜視図である。
上述のゲート電極12Aを備えたタイプの実施形態(例:第4形態)において、上記凹部DPを備えないこととして、表面入射型の固体撮像素子とした場合、モニタ用チャネルD1とダミーチャネルD2〜D4の形成された領域R1、R2における、ゲート電極12A、転送電極3A,3B上には、アルミニウム膜などからなる遮光膜SFが配置されている。なお、遮光膜SFは、転送電極3A,3Bとは絶縁されている。この構造の場合、表面側から入射した光は遮光膜SFによって遮断され、モニタ用チャネルD1とダミーチャネルD2〜D4に入射することはない。したがって、高精度の増倍率モニタが可能となる。
以上、説明したように、上述の実施形態では、1ライン(1チャネル)ごとに、電子を注入する構造のため、簡単な構成で1ライン毎にリアルタイムで増倍率をモニタすることが可能となる。
なお、上述のN型の半導体領域1Cが存在することで、埋め込みチャネル型のCCDが構成されているが、これを省略すると、表面チャネル型のCCDを形成することができる。また、上述の形態は、半導体基板をエッチングすることなく、表面入射型の固体撮像素子に適用することも可能である。
本発明は、高性能な電子増倍を行うことで、微弱な光像を撮像することが可能な電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子に適用することができる。
1A…半導体基板、1B…エピタキシャル層、VR…撮像領域、1C…N型の半導体領域、HR…水平シフトレジスタ、EM…増倍レジスタ、11A…入力電極、12A…ゲート電極。

Claims (3)

  1. 複数の垂直シフトレジスタからなる撮像領域と、
    前記撮像領域からの電子を転送する水平シフトレジスタと、
    前記水平シフトレジスタからの電子を増倍する増倍レジスタと、
    前記撮像領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた電子注入手段と、
    を備え、
    前記電子注入手段によって電子が注入される特定の垂直シフトレジスタが、入射光から遮断されるように設定されており、
    厚板部に囲まれた薄板部をする半導体基板を備え、
    前記撮像領域は、前記薄板部に形成されており、
    前記特定の垂直シフトレジスタは、前記厚板部に位置している、
    ことを特徴とする電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子。
  2. 前記電子注入手段は、
    前記半導体基板に電気的に接続された入力電極と、
    前記入力電極と前記特定の垂直シフトレジスタとの間のポテンシャルを制御するゲート電極と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子。
  3. 前記増倍レジスタは、
    前記撮像領域の第1領域から転送された電子を増倍する第1の増倍レジスタと、
    前記撮像領域の第2領域から転送された電子を増倍する第2の増倍レジスタと、
    を有しており、
    前記電子注入手段は、
    前記第1領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第1電子注入手段と、
    前記第2領域の電子転送方向の始点側の端部に設けられた第2電子注入手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子。
JP2009020929A 2009-01-30 2009-01-30 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子 Active JP5335459B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020929A JP5335459B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子
US12/920,131 US8345135B2 (en) 2009-01-30 2010-01-27 Solid-state image sensing device containing electron multiplication function
CN2010800011701A CN101960600A (zh) 2009-01-30 2010-01-27 内建电子倍增功能型的固体摄像元件
PCT/JP2010/051038 WO2010087367A1 (ja) 2009-01-30 2010-01-27 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子
EP10735833.5A EP2264767B1 (en) 2009-01-30 2010-01-27 Solid-state image sensing device containing electron multiplication function
KR1020107019016A KR101064433B1 (ko) 2009-01-30 2010-01-27 전자 증배 기능 내장형의 고체 촬상 소자
TW099102713A TWI497995B (zh) 2009-01-30 2010-01-29 Built-in electronic multiplier functional type of solid-state imaging components

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009020929A JP5335459B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010177590A JP2010177590A (ja) 2010-08-12
JP5335459B2 true JP5335459B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=42395626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009020929A Active JP5335459B2 (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8345135B2 (ja)
EP (1) EP2264767B1 (ja)
JP (1) JP5335459B2 (ja)
KR (1) KR101064433B1 (ja)
CN (1) CN101960600A (ja)
TW (1) TWI497995B (ja)
WO (1) WO2010087367A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104767945B (zh) * 2015-04-14 2018-02-06 中国电子科技集团公司第四十四研究所 能提高emccd转移效率的驱动电路
JP7522019B2 (ja) * 2020-12-07 2024-07-24 浜松ホトニクス株式会社 光電変換装置

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4684800A (en) 1986-03-14 1987-08-04 Hughes Aircraft Company Low-noise charge-injection method and apparatus for IR CCD scanning
DE69231482T2 (de) 1991-07-11 2001-05-10 Texas Instruments Inc Für einen CCD-Bildsensor mit kleiner Bildpunktgrösse geeigneter Ladungsvervielfachungsdetektor (CMD)
JP3297946B2 (ja) * 1993-03-23 2002-07-02 ソニー株式会社 電荷転送装置
JPH08241977A (ja) * 1995-03-03 1996-09-17 Hamamatsu Photonics Kk 半導体装置の製造方法
GB2323471B (en) 1997-03-22 2002-04-17 Eev Ltd CCd imagers
US6278142B1 (en) 1999-08-30 2001-08-21 Isetex, Inc Semiconductor image intensifier
EP1152469B1 (en) 2000-04-28 2015-12-02 Texas Instruments Japan Limited High dynamic range charge readout system
US7420605B2 (en) 2001-01-18 2008-09-02 E2V Technologies (Uk) Limited Solid state imager arrangements
JP2002325720A (ja) 2001-04-27 2002-11-12 Fuji Photo Film Co Ltd 内視鏡装置
US7190400B2 (en) * 2001-06-04 2007-03-13 Texas Instruments Incorporated Charge multiplier with logarithmic dynamic range compression implemented in charge domain
JP2002369081A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Fuji Photo Film Co Ltd 電荷増倍型固体電子撮像装置およびその制御方法
JP2003009000A (ja) 2001-06-21 2003-01-10 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置
US6784412B2 (en) * 2001-08-29 2004-08-31 Texas Instruments Incorporated Compact image sensor layout with charge multiplying register
JP3689866B2 (ja) 2002-05-30 2005-08-31 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 Cmd及びcmd搭載ccd装置
US20050029553A1 (en) 2003-08-04 2005-02-10 Jaroslav Hynecek Clocked barrier virtual phase charge coupled device image sensor
GB2413007A (en) 2004-04-07 2005-10-12 E2V Tech Uk Ltd Multiplication register for amplifying signal charge
GB2424758A (en) 2005-03-31 2006-10-04 E2V Tech CCD device
GB2429521A (en) 2005-08-18 2007-02-28 E2V Tech CCD device for time resolved spectroscopy
GB2431538B (en) 2005-10-24 2010-12-22 E2V Tech CCD device
JP3932052B1 (ja) * 2006-02-09 2007-06-20 シャープ株式会社 固体撮像装置およびその特性検査方法
JP2008131245A (ja) * 2006-11-20 2008-06-05 Fujifilm Corp 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置
US7485840B2 (en) * 2007-02-08 2009-02-03 Dalsa Corporation Semiconductor charge multiplication amplifier device and semiconductor image sensor provided with such an amplifier device
JP5290530B2 (ja) * 2007-03-19 2013-09-18 日本電気株式会社 電子増倍型撮像装置
JP2008271049A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Hamamatsu Photonics Kk 撮像装置及びそのゲイン調整方法
US7755685B2 (en) * 2007-09-28 2010-07-13 Sarnoff Corporation Electron multiplication CMOS imager

Also Published As

Publication number Publication date
US8345135B2 (en) 2013-01-01
US20110025897A1 (en) 2011-02-03
KR20100107062A (ko) 2010-10-04
CN101960600A (zh) 2011-01-26
JP2010177590A (ja) 2010-08-12
TW201034452A (en) 2010-09-16
KR101064433B1 (ko) 2011-09-14
EP2264767A1 (en) 2010-12-22
WO2010087367A1 (ja) 2010-08-05
EP2264767B1 (en) 2013-07-10
EP2264767A4 (en) 2011-11-09
TWI497995B (zh) 2015-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101159036B1 (ko) 고체 촬상 장치
US20070052056A1 (en) Solid-state imaging device and method of manufacturing same
JP5573978B2 (ja) 固体撮像素子およびその駆動方法
CN103311258A (zh) 固态摄像设备和电子设备
JP5243984B2 (ja) 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子
EP2665098B1 (en) Solid state imaging device
JP5243983B2 (ja) 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子
TW201523858A (zh) 線性圖像感測器
JP5335459B2 (ja) 電子増倍機能内蔵型の固体撮像素子
JP2009038520A (ja) 撮像装置
US7750376B2 (en) Solid-state imaging device and imaging apparatus
JP2013247289A (ja) 固体撮像素子
JP6130639B2 (ja) 枯渇型電荷増倍ccd画像センサ
JP2010010740A (ja) 撮像装置
JP2008066742A (ja) 固体撮像装置
KR20100032836A (ko) 고체 촬상 장치, 고체 촬상 장치의 제조 방법 및 전자 기기
US20100270594A1 (en) Image sensor
JPH06151806A (ja) 固体撮像装置
JPH03246952A (ja) 電荷結合素子
JPH0682823B2 (ja) 固体撮像装置
JP2010225769A (ja) 固体撮像素子及び撮像装置
JP2003209245A (ja) 固体撮像素子
JP2006179696A (ja) 固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130402

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5335459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250