JP5333410B2 - 原稿読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、本体筐体上部に読取部を備える原稿読取装置に関し、当該原稿読取装置を運搬する際に用いられる手掛け部を有する原稿読取装置に関する。
従来、原稿読取装置に関する発明として、特許文献1記載の発明が知られている。当該特許文献1には、筐体上部に画像読取部を有する画像形成装置(即ち、原稿読取装置)が記載されており、当該原稿読取装置の前後側面には、下端縁中央部を凹状とした取っ手を有している。従って、作業者は、当該取っ手に手を掛けて、当該原稿読取装置を移動・運搬することができる。又、当該取っ手上面には、滑り止め用部材が配設されており、取っ手に掛けられた作業者の手が滑ることを防止している。
特開2005−189752号公報
ここで、特許文献1に係る取っ手は、図7等の記載からわかるように、基本的に一人の作業者を対象として形成されている。即ち、一の取っ手に対しては、一つの手が掛けられることが前提となっている。原稿読取装置が大型化し、重量が増大した場合、当該原稿読取装置の移動・運搬を、一人の作業者で行うことが困難となる。この場合、複数人の作業者により、当該原稿読取装置を行うことが想定されるが、特許文献1記載の発明では、取っ手が或る一つの手で占有されてしまうため、複数人の作業者が、夫々、取っ手を利用して、原稿読取装置の移動等を行うことはできない。
そうすると、複数人の作業者の内、取っ手を利用できない他の作業者は、原稿読取装置の取っ手以外の場所に手を掛けて移動作業を行うことになる。この場合、当該他の作業者が、本来、手を掛けるべきではない位置に、手を掛けてしまい、原稿読取装置の故障原因となってしまう。
本発明は、複数人による原稿読取装置の移動作業に対応すると共に、当該移動作業に伴う故障を防止可能な原稿読取装置を提供する。
本発明の請求項1に係る原稿読取装置は、本体筐体と、読取部と、サイドカバーとを有する。読取部は、前記本体筐体の内、相互に対向する側面よりも外側に突出するように、前記本体筐体の上部に配設され、原稿の画像を読み取る。そして、各サイドカバーは、夫々、突出部を有しており、本体筐体の内の相互に対向する側面を構成している。突出部は、前記本体筐体外側に向かって突出した前記読取部の下面から所定寸法離間しつつ、当該読取部の下面及び側面を外側から覆うように形成されている。当該突出部の外側壁を構成する第2部材の下面側には、第1手掛け部が、下方から手を掛けることが可能なように形成されている。従って、当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部が原稿読取装置における上部側に位置するため、本体筐体が大型化した場合であっても、当該原稿読取装置を移動させる際に、無理な体勢をとらずに、第1手掛け部を用いた移動作業を行い得る。これにより、当該原稿読取装置は、移動作業時における作業者の負担を軽減し得る。又、第1手掛け部は、読取部の主走査方向の長さに対応する長手寸法をもって形成されている。即ち、第1手掛け部は、一の手掛け部に対して、複数の手を掛けることができる長さで形成されている。この結果、当該原稿読取装置によれば、複数人の作業者が、第1手掛け部を用いた原稿読取装置の移動作業を行うことができるため、当該原稿読取装置が重量物である場合であっても、個々の負担を軽減しつつ、当該移動作業を行わせ得る。そして、第1手掛け部は、当該第1手掛け部の長手方向に沿って連続するリブを有している。従って、当該リブは、第1手掛け部におけるどの位置であっても、作業者の手に対する滑り止めとして機能する。この結果、当該原稿読取装置によれば、手が滑ることに起因する原稿読取装置の落下等を防止し得る。又、作業者が原稿読取装置をしっかりと保持し得るので、当該原稿読取装置は、移動作業時に係る負担を軽減し得る。
そして、当該原稿読取装置において、前記サイドカバーは、前記本体筐体外側に向かって突出した前記読取部の下面から所定寸法離間しつつ、当該読取部の下面及び側面を外側から覆うように配設されている。従って、当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部を用いた移動作業を行った場合であっても、突出部の内壁面が、読取部の下面と接触することはない。即ち、当該原稿読取装置は、第1手掛け部を用いた移動作業に際し、当該内壁面との接触に起因する読取部の故障を防止することができる。
又、当該原稿読取装置において、前記サイドカバーは、第1部材と、第2部材と、により構成されている。第1部材は、前記本体筐体の内、前記側面を構成すると共に、前記読取部の下面から前記読取部の側面にわたって外側から覆う前記突出部の内側壁を構成している。第2部材は、前記第1部材の前記内側壁における外表面を覆って配設され、前記突出部の外側壁を構成している。従って、当該原稿読取装置によれば、突出部の剛性を高めることができ、読取部下面へ向かう突出部内壁面の変形を抑止し得る。又、第1部材は、前記本体筐体の内部において前記種々の構成部品を支持するフレームに対して、複数箇所で固定されている。従って、当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部を用いた移動作業時において、原稿読取装置の荷重は、第1部材とフレームの固定箇所に分散され、第1手掛け部近傍に集中することはない。即ち、当該原稿読取装置は、第1手掛け部を用いた移動作業に際し、当該内壁面との接触に起因する読取部の故障を、より確実に防止することができる。
そして、請求項2記載の原稿読取装置において、前記第1手掛け部は、当該第1手掛け部の長手方向両端部よりも外側に位置する前記突出部の下面に対して、上方へ凹んだ箱状に形成されている。当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部を、突出部の下面に対して、上方へ凹んだ箱状に形成することにより、当該第1手掛け部の剛性を高め得る。即ち、当該原稿読取装置は、第1手掛け部を用いた移動作業に際し、当該内壁面との接触に起因する読取部の故障を防止することができる。更に、当該第1手掛け部の長手方向両端部よりも外側において、前記突出部の下面が位置している。つまり、突出部中央の所定範囲に第1手掛け部が形成されているため、当該原稿読取装置によれば、作業者は、当該原稿読取装置の移動作業を装置の姿勢が安定した状態で行い得る。
又、請求項3記載の原稿読取装置において、前記サイドカバーは、第2手掛け部を有している。第2手掛け部は、当該サイドカバー下端部の所定位置において、下方から手を掛けることが可能に形成されている。従って、当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部のみならず、第2手掛け部を用いて移動作業を行うことができるので、柔軟性に富んだ態様で移動作業を行い得る。又、当該原稿読取装置の重心は、前記第1手掛け部の形成範囲と、前記第2手掛け部の形成範囲とを結んだ領域内に含まれている為、第1手掛け部、第2手掛け部を用いた移動作業時において、当該原稿読取装置のバランスをとりやすい。この結果、当該原稿読取装置は、第1手掛け部、第2手掛け部を用いた移動作業に基づく作業者の負担を軽減し得る。
そして、請求項4記載の原稿読取装置において、前記第1手掛け部は、複数の第1リブと、第2リブと、を有する。各第1リブは、当該第1手掛け部の長手方向に沿って、所定の第1高さで立設されている。そして、第2リブは、複数の第1リブよりも前記本体筐体外側において、当該第1手掛け部の長手方向に沿って、前記第1リブよりも高い第2高さで立設されている。従って、当該原稿読取装置によれば、第1手掛け部に手を掛けた場合において、複数の第1リブ及び第2リブにより、手の滑りを防止することができる。ここで、第2リブは、第1リブよりも高い高さで立設されているため、より確実に手の滑りを防止し得る。
本実施形態に係る複合機1の外観斜視図である。 上部カバーを取り外した状態における複合機の外観斜視図である。 本実施形態に係る複合機の正面図である。 本実施形態に係る複合機の上面図である。 複合機におけるスキャナユニットの読取範囲に関する説明図である。 第1手掛け部及び第2手掛け部に関する説明図である。 突出部及び第1手掛け部近傍の断面図である。 本体フレームに対するサイドカバー取付構造に関する説明図である。 第1手掛け部及び第2手掛け部に対する複合機の重心の位置関係を示す説明図である。
以下、本発明に係る原稿読取装置を、スキャナ機能(原稿読取機能)を有する複合機1に具体化した実施形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明において、複合機1使用時のユーザの位置を基準にした方向を用いて説明する。即ち、図1において、紙面に向かって右下側を「前側」、紙面に向かって左上側を「後側」とし、紙面に向かって左下側を「左側」、紙面に向かって右下側を「右側」とする。又、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
本実施形態に係る複合機1は、スキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有する多機能複合機である。本体筐体10内部には、これらの機能の実現に必要な種々の構成ユニット(例えば、後述するスキャナユニット25や、印刷ユニット(図示せず)等)が収納されており、本体フレーム15を介して、夫々、所定位置に取り付けられている。
本体筐体10は、当該本体筐体10の左右両側面を構成するサイドカバー30を含み、当該複合機1の外装を構成する。当該本体筐体10の前面側上部には、操作部11が配設されている。操作部11は、複数の操作キーと、ディスプレイを備えており、複合機1に対する種々の指示を行う際に操作される。
又、本体筐体10の下部には、給紙カセット13が前後方向に引き出し可能に装着されている。当該給紙カセット13は、本体筐体10内部に配設されている印刷ユニット(図示せず)での印刷に用いられる用紙を積層状態で収納している。
操作部11と給紙カセット13の間には、排紙トレイ12が、本体筐体10前面側を開放した本体筐体10の内部空間により形成されている。当該排紙トレイ12には、給紙カセット13から給紙され、印刷ユニットにより印刷が施された用紙が排紙される。
図2、図5等に示すように、本体筐体10上面には、スキャナユニット25が配設されている。スキャナユニット25は、コンタクトガラス26と、スキャナベース27と、読取センサ28を有しており、コンタクトガラス26上にセットされた原稿の画像を、読取センサ28により読み取る。コンタクトガラス26は、所謂、プラテンガラスであり、スキャナユニット25上面を構成する。当該コンタクトガラス26は、Legalサイズよりもやや大きな長方形状であり、本体筐体10の左右方向に沿って長辺が位置するように形成されており、読取対象である原稿の載置面として機能する。スキャナベース27は、スキャナユニット25の基礎的なフレーム部分を構成する。
読取センサ28は、所謂、密着型イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)により構成され、コンタクトガラス26上に位置する原稿の画像を読み取る。当該読取センサ28は、主走査方向(即ち、本体筐体10における前後方向)がLegalサイズの短辺に相当する長さの読取範囲を有している。又、当該読取センサ28は、スキャナベース27に対して、副走査方向(即ち、本体筐体10における左右方向)に延びる一定の範囲を往復移動可能に配設されている。
従って、当該複合機1において、スキャナユニット25は、読取センサ28を副走査方向に往復移動させつつ、画像の読取動作を行うことにより、コンタクトガラス26の略全域に相当する読取範囲Rを有する(図2、図5参照)。尚、本実施形態においては、読取範囲Rにおける主走査方向に沿った範囲を「主走査範囲Rm」といい、読取範囲Rにおける副走査方向に沿った範囲を「副走査範囲Rv」という。
そして、上部カバー20は、本体筐体10上面の後端縁を軸に開閉自在に配設されており、閉じた場合に本体筐体10上面(即ち、コンタクトガラス26)を覆う。従って、当該上部カバー20は、コンタクトガラス26上にセットされた原稿をその位置に固定し得る。
又、上部カバー20は、自動原稿搬送装置21(ADF:Auto Document Feeder)を有している。そして、自動原稿搬送装置21は、上部カバー20の左側に配設されており、上部カバー20に形成された原稿トレイ(図示せず)内の原稿を連続して一枚ずつ給紙し、所定の搬送経路に沿って搬送した後、上部カバー20上の排紙トレイに排紙する。当該複合機1は、自動原稿搬送装置21により原稿を搬送する途中で、スキャナユニット25により画像を読み取る方式で、原稿の画像を読み取り得る。
ここで、本実施形態に係る複合機1は、当該複合機1の上部分において、本体筐体10の左右方向へ突出した突出部41を有している。当該突出部41は、その下面側に、後述する第1手掛け部51を有しており(図6、図7参照)、当該複合機1の移動作業時には、第1手掛け部51を含む突出部41が利用される。そして、当該突出部41は、本体筐体10の右側面、左側面を構成するサイドカバー30により形成されている。本実施形態においては、当該サイドカバー30は、第1カバー部材40と、第2カバー部材50により構成されている。
第1カバー部材40は、サイドカバー30の主要部を構成し、突出部41の内側壁40Aと、第2手掛け部42と、フレーム固定部43とを有している。図7、図8に示すように、本体筐体10の左側面、右側面を構成する第1カバー部材40の上部側には、夫々、内側壁40Aが、本体筐体10の外側方向(左方向又は右方向)に向けて突出する形状で形成されている。突出部41は、当該内側壁40Aと、その本体筐体10外側の表面を覆う第2カバー部材50により構成される。尚、第2カバー部材50については、後に詳細に説明する。従って、サイドカバー30が本体筐体10側面を構成している状態において、突出部41は、サイドカバー30の所定位置から上部分を、複合機1の左右方向に向かって突出するように形成される。ここで、上記所定位置とは、突出部41下面側における内側壁40Aの内面が、スキャナユニット25の下部を構成するスキャナベース27下面から、距離Tの分だけ離間する位置である(図7参照)。
尚、前記距離Tは、突出部41及び第1手掛け部51を用いて複合機1を持ち上げた場合であっても、突出部41下面側における内側壁40Aの内面が、スキャナベース27下面に接触しない距離であり、第1カバー部材40の構成材料、複合機1の重量等に基づいて、複合機1を持ち上げた場合における突出部41下面の撓み量を算出することにより適宜設定される。
第2手掛け部42は、本体筐体10の左右両側面下端部に形成されており、当該複合機1を移動する際に、作業者が手を掛け得る部分である。当該第2手掛け部42は、サイドカバー30を構成する第1カバー部材40の下端部において、当該第1カバー部材40の幅方向(複合機1の前後方向)中央部分を、上方に凹んだ所定寸法の箱状に形成することで構成される。従って、当該複合機1によれば、作業者は、第2手掛け部42を用いて、複合機1の移動作業を行い得る。
図8に示すように、フレーム固定部43は、第1カバー部材40の端縁部分に複数箇所形成されており、本体フレーム15に対して、第1カバー部材40をネジ止め固定する際に用いられる。即ち、第1カバー部材40は、複数のフレーム固定部43形成位置において、本体フレーム15に固定されている。
第2カバー部材50は、第1カバー部材40の内側壁40Aにおける本体筐体10外側表面を覆うように形成されており、第1手掛け部51を有している。即ち、第2カバー部材50は、第1カバー部材40に形成された内側壁40Aの下面、及び、当該内側壁40Aの下面より上方部分を覆うように、第1カバー部材40に装着される(図7参照)。第1カバー部材40と第2カバー部材50とは、複数の爪とネジ(図示せず)により強固に固定されている。そして、第2カバー部材50の上側縁は、上部カバー20の下側縁に当接し、第2カバー部材50の外表面と、上部カバー20の外表面とで略同一面を形成している。
第1手掛け部51は、第2カバー部材50において、第1カバー部材40における内側壁40Aの下面に対応する位置に形成されており、複合機1の移動作業時に、作業者の手が掛けられる部分である。当該第1手掛け部51は、第2カバー部材50における突出部41下面側において、スキャナユニット25による読取範囲Rの主走査範囲Rmに相当する範囲を上方へ凹ませた略箱形状に形成されている(図6参照)。即ち、当該第1手掛け部51は、主走査範囲Rmに相当する長手寸法を有する箱状に形成されている。上述したように、主走査範囲Rmは、Legalサイズ原稿の短辺の長さに対応するので、第1手掛け部51は、少なくとも2つ以上の手を掛けることができるサイズで形成される。
又、第1手掛け部51は、突出部41下面側の所定範囲を上方に凹ませた箱状に形成されている。即ち、第1手掛け部51は、上方に凹ませた箱状に形成されているため、複合機1の前後方向及び外側方向において、複合機1の上下方向に延びる側壁部51Cを有する(図7参照)。当該側壁部51Cは、第1手掛け部51を用いて複合機1を移動する際の荷重に十分対抗することができるので、複合機1は、第1手掛け部51の剛性を高め得る。
そして、第1手掛け部51は、複数の第1リブ51Aと、第2リブ51Bとを内部に有している(図7参照)。第1リブ51Aは、第1手掛け部51の長手方向(複合機1の前後方向)に延びており、所定高さで立設されている。本実施形態においては、第1リブ51Aは、第1手掛け部51内に5本立設されている。従って、複合機1の移動作業を行う際に、第1手掛け部51に手を掛けると、作業者の手は、複数の第1リブ51Aと接触する。ここで、第1リブ51Aは、第1手掛け部51の長手方向(即ち、複合機1の前後方向)に延びているため、第1手掛け部51に掛けた手が滑る方向と直交し、滑り止めとして機能する。
又、第2リブ51Bは、第1手掛け部51内において、5本の第1リブ51Aよりも、複合機1の外側部分に立設されている。当該第2リブ51Bは、第1手掛け部51の長手方向(複合機1の前後方向)に延びており、前記第1リブ51Aよりも高い高さで立設されている(図7参照)。従って、複合機1の移動作業を行う際に、第1手掛け部51に手を掛けると、作業者の手が滑った場合に、最終的に第2リブ51Bと接触する。ここで、第2リブ51Bは、第1手掛け部51の長手方向(即ち、複合機1の前後方向)に延び、且つ、第1リブ51Aよりも高い高さで形成されているため、最終的な滑り止めとして機能する。
そして、図8に示すように、本実施形態に係る複合機1の重心Gは、突出部41下面側の第1手掛け部51の形成範囲(以下、第1形成範囲La)と、サイドカバー30下端部の第2手掛け部42の形成範囲(以下、第2形成範囲Lb)により区画される領域内に含まれる。従って、第1手掛け部51、第2手掛け部42を用いた複合機1の移動作業時において、当該複合機1のバランスをとりやすい。この結果、当該複合機1は、第1手掛け部51、第2手掛け部42を用いた移動作業に基づく作業者の負担を軽減し得る。
以上、説明したように、本実施形態に係る複合機1は、本体筐体10と、スキャナユニット25と、サイドカバー30を有する。スキャナユニット25は、本体筐体10の上部に配設されており(図2、図5、図7参照)、コンタクトガラス26にセットされた原稿から、読取センサ28により原稿の画像を読み取る。サイドカバー30は、複合機1の上部分にあたるスキャナユニット25下方の所定位置から上方部分を、複合機1の外側方向(左方向又は右方向)に突出させた突出部41を有している(図1等参照)。そして、各突出部41の下面側には、第1手掛け部51が形成されている(図6、図7参照)。従って、当該複合機1によれば、作業者は、第1手掛け部51に対して下方から手を掛けることができ、第1手掛け部51を利用して、複合機1の移動作業を行い得る。そして、第1手掛け部51は、複合機1の上部側に位置している為、複合機1が大型の重量物であった場合であっても、作業者は、無理な体勢をとらずに、複合機1の移動作業を行い得る。これにより、当該複合機1は、移動作業時における作業者の負担を軽減し得る。
そして、第1手掛け部51は、スキャナユニット25の読取範囲Rにおける主走査範囲Rmに相当する長手寸法をもって形成されている(図7参照)。主走査範囲Rmは、Legalサイズ原稿の短辺の長さに対応するので、第1手掛け部51は、少なくとも2つ以上の手を掛けることができるサイズとなる。この結果、当該複合機1によれば、複数人の作業者が、第1手掛け部51を用いて複合機1の移動作業を行うことができるので、当該複合機1は、当該複合機1が重量物であっても、個々の作業者の負担を軽減し得る。
更に、当該第1手掛け部51には、第1手掛け部51の長手方向に沿って連続するリブ(第1リブ51A、第2リブ51B)が形成されている(図6、図7参照)。従って、第1手掛け部51に手を掛けると、作業者の手は、第1手掛け部51におけるどの位置であっても、当該第1リブ51A及び第2リブ51Bに接触する。第1リブ51A及び第2リブ51Bは、第1手掛け部51の長手方向(即ち、複合機1の前後方向)に延びているため、第1手掛け部51に掛けた手が滑る方向と直交し、滑り止めとして機能する。この結果、当該複合機1によれば、手が滑ることに起因する複合機1の落下等を防止し得る。又、作業者が複合機1をしっかりと保持し得るので、当該複合機1は、移動作業時における作業者の負担を軽減し得る。
又、当該複合機1において、突出部41下面側の内壁面は、スキャナユニット25の下部を構成するスキャナベース27下面と、距離T離間した位置に位置する(図7参照)。従って、当該複合機1によれば、第1手掛け部51を用いた移動作業を行った場合であっても、突出部41下面側の内壁面が、スキャナユニット25下面と接触することはない。即ち、当該複合機1は、第1手掛け部51を用いた移動作業に際し、当該内壁面との接触に起因するスキャナユニット25の故障を防止することができる。
そして、当該複合機1において、サイドカバー30は、第1カバー部材40と、第2カバー部材50により構成される。第1カバー部材40は、前記本体筐体10の右側面又は、左側面を構成すると共に、前記スキャナユニット25下方の所定位置から上方の部分において本体筐体10外側に向かって突出し、突出部41の内側壁40Aを構成している。第2カバー部材50は、前記突出部41下面側から上方にあたる部分において、内側壁40Aにおける本体筐体10外側の表面を覆うように、当該第1カバー部材40に配設され、突出部41の外側壁を構成する(図7参照)。従って、当該複合機1によれば、突出部41及び第1手掛け部51の剛性を高めることができ、スキャナユニット25下面へ向かう突出部41内壁面(即ち、内側壁40A)の変形を抑止し得る。
更に、第1カバー部材40は、フレーム固定部43を介して、本体筐体10内部で種々の構成部品を支持する本体フレーム15に対して、複数箇所で固定されている。従って、当該複合機1によれば、第1手掛け部51を用いた移動作業時において、複合機1の重量に基づく荷重は、複数のフレーム固定部43近傍の固定箇所に分散され、第1手掛け部51近傍に集中することはない。即ち、当該複合機1は、第1手掛け部51を用いた移動作業に際し、突出部41内壁面(即ち、内側壁40A)の変形を抑止し得る。これにより、当該複合機1は、突出部41内壁面(即ち、内側壁40A)との接触に起因するスキャナユニット25の故障を、より確実に防止することができる。
又、第1手掛け部51は、主走査範囲Rmに相当する長手寸法を有する箱状に形成されている。従って、第1手掛け部51は、複合機1の前後方向及び外側方向において、複合機1の上下方向に延びる側壁部51Cを有する(図7参照)。当該側壁部51Cは、第1手掛け部51を用いて複合機1を移動する際の荷重に十分対抗することができるので、当該複合機1は、第1手掛け部51の剛性を高め得る。この結果、当該複合機1は、第1手掛け部51を用いた移動作業に際し、突出部41内壁面(即ち、内側壁40A)の変形を抑止し得る。これにより、当該複合機1は、突出部41内壁面(即ち、内側壁40A)との接触に起因するスキャナユニット25の故障を、より確実に防止することができる。
そして、第1手掛け部51の長手方向両端部よりも外側においては、第2カバー部材50により、突出部41下面が形成されている。つまり、突出部41中央の所定範囲に第1手掛け部51が形成されているため、当該複合機1によれば、作業者は、当該複合機1の移動作業を、複合機1の姿勢が安定した状態で行い得る。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。例えば、本実施形態においては、スキャナ機能のみならず、コピー機能等を有する複合機1について説明していたが、この態様に限定されるものではない。例えば、原稿読取機能のみを有するスキャナ装置に適用することも可能である。
又、本実施形態においては、複合機1の本体筐体10における左右側面に、夫々、突出部41を形成した構成であったが、この態様に限定されるものではない。例えば、前側側面と、後側側面において、夫々、突出部41を形成する態様であってもよい。
又、本実施形態においては、突出部41を、第1カバー部材40の内側壁40Aと、第2カバー部材50とを重ねるように取り付けることにより構成したが、この構成に限定されるものではなく、強度を保つことができれば、第1カバー部材40のみで構成してもよい。この場合、第1カバー部材40により構成される突出部の下側面に、直接、第1手掛け部が形成される。
更に、本実施形態における第1手掛け部51においては、5本の第1リブ51Aと、1本の第2リブ51Bが形成されていたが、この態様に限定されるものではない。第1リブ51A及び第2リブの本数は、第1リブ51Aと第2リブ51Bの位置関係を維持するものであれば、適宜変更することができる。
1 複合機
10 本体筐体
15 本体フレーム
25 スキャナユニット
27 スキャナベース
30 サイドカバー
40 第1カバー部材
40A 内側壁
41 突出部
42 第2手掛け部
50 第2カバー部材
51 第1手掛け部
51A 第1リブ
51B 第2リブ
51C 側壁部
R 読取範囲
Rm 主走査範囲
T 距離
La 第1形成範囲
Lb 第2形成範囲
G 重心

Claims (4)

  1. 種々の構成部品が収納される本体筐体と、
    前記本体筐体の内、相互に対向する側面よりも外側に突出するように、前記本体筐体の上部に配設され、原稿の画像を読み取る読取部と、
    前記本体筐体の内、相互に対向する側面を構成するサイドカバーと、を有する原稿読取装置であって、
    前記サイドカバーは、
    前記本体筐体外側に向かって突出した前記読取部の下面から所定寸法離間しつつ、当該読取部の下面及び側面を外側から覆うように、前記本体筐体外側に向かって突出した突出部を有し、
    更に、前記サイドカバーは、
    前記本体筐体の内、前記側面を構成すると共に、前記読取部の下面から前記読取部の側面にわたって外側から覆う前記突出部の内側壁を構成し、前記本体筐体の内部において前記種々の構成部品を支持するフレームに対して、複数箇所で固定される第1部材と、
    前記第1部材の前記内側壁における外表面を覆って配設され、前記突出部の外側壁を構成する第2部材と、により構成され、
    前記第2部材は、
    前記読取部の主走査方向の長さに対応する長手寸法をもって形成され、下方から手を掛けることが可能な第1手掛け部を、当該突出部下面側に備え、
    前記第1手掛け部は、
    当該第1手掛け部の長手方向に沿って連続するリブを有している
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  2. 請求項1記載の原稿読取装置であって、
    前記第1手掛け部は、
    当該第1手掛け部の長手方向両端部よりも外側に位置する前記突出部の下面に対して、上方へ凹んだ箱状に形成されている
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の原稿読取装置であって、
    前記サイドカバーは、
    当該サイドカバー下端部の所定位置に形成され、下方から手を掛けることが可能な第2手掛け部を有し、
    当該原稿読取装置の重心は、
    前記第1手掛け部の形成範囲と、前記第2手掛け部の形成範囲とを結んだ領域内に含まれている
    ことを特徴とする原稿読取装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の原稿読取装置であって、
    前記第1手掛け部は、
    当該第1手掛け部の長手方向に沿って、所定の第1高さで立設された複数の第1リブと、
    前記複数の第1リブよりも前記本体筐体外側において、当該第1手掛け部の長手方向に沿って、前記第1リブよりも高い第2高さで立設された第2リブと、を有する
    ことを特徴とする原稿読取装置。
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