JP5332858B2 - 光学的情報記録再生装置及びそれに用いる光学ユニット - Google Patents

光学的情報記録再生装置及びそれに用いる光学ユニット Download PDF

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Description

本発明は、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録を行う機能を有する光学的情報記録再生装置、及び、それに用いる光学ユニットに関する。
光記録媒体の大容量化技術の一つとして、光記録媒体の面内方向の次元に加えて厚さ方向の次元も利用し、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録再生を行う3次元記録再生技術がある。3次元記録再生技術の一つとして、対向する2つの光を光記録媒体の記録層内の同一の位置に集光して干渉させ、集光点の近傍に微小な回折格子を形成することで情報を記録する技術がある。再生の際には、2つの光のうちのどちらか一方を回折格子に集光し、回折格子からの反射光を受光して、情報の再生を行う。この技術は、マイクロホログラム記録技術と呼ばれる。
特許文献1には、マイクロホログラム記録に用いられる光学ユニットが記載されている。図14は、特許文献1に記載の光学ユニットを示している。記録媒体52は、記録層53と反射層54とを有する。光学補償器65には、シャッタが付加されている。シャッタは、記録媒体52への情報の記録時には入射光を透過させ、記録媒体52からの情報の再生時には入射光を遮断する。
光源45は、波長405nmの光を出射する。光源45から出射した光は、コリメータレンズ46で平行光化され、ビームスプリッタ47で一部が反射され、λ/2板57を透過して偏光方向が紙面に対して45°方向の光となる。この光は、偏光ビームスプリッタ58へ入射して約50%が第一のビームとして透過し、約50%が第二のビームとして反射される。記録媒体52への情報の記録時には、第二のビームはシャッタを透過し、第一のビーム及び第二のビームの双方が記録媒体52へ向かう。
第一のビームは、ミラー59で反射され、液晶パネル60を透過して球面収差などが補正され、λ/4板61を透過して直線偏光から円偏光へ変換される。この光は、リレーレンズ62を通り、無偏光ビームスプリッタ50で一部が反射され、対物レンズ51を通り、記録媒体52の記録層53内を反射層54の側へ向かう途中で集光される。
一方、第二のビームは、液晶パネル63を透過して球面収差などが補正され、λ/2板64を透過して偏光方向が90°回転する。この光は、光学補償器65で光路長が調整され、偏光ビームスプリッタ66をほぼ100%が透過し、λ/4板67を透過して直線偏光から円偏光へ変換される。その後、光は、リレーレンズ68を通り、無偏光ビームスプリッタ49で一部が反射され、無偏光ビームスプリッタ50を一部が透過し、対物レンズ51を通り、記録媒体52の記録層53を透過し、反射層54で反射され、記録層53内を反射層54と反対の側へ向かう途中で集光される。
集光点近傍における第一のビームと第二のビームは、回転方向が互いに逆回りの円偏光である。従って、集光点近傍で第一のビームと第二のビームとが干渉し、干渉に起因して生じる光の強度分布に応じて、集光点近傍に微小な回折格子が形成される。
記録媒体52からの情報の再生時には、第二のビームはシャッタにより遮断され、2つの光のうち第一のビームのみが記録媒体52へ向かい、記録層53内に集光される。記録層53内に集光された第一のビームは、集光点に回折格子が形成されている場合、回折格子で一部が反射され、対物レンズ51を逆向きに通り、無偏光ビームスプリッタ50で一部が反射され、リレーレンズ62を通り、λ/4板61により円偏光から往路と偏光方向が直交した直線偏光へ変換され、液晶パネル60を通り、ミラー59で反射され、偏光ビームスプリッタ58でほぼ100%が反射され、凸レンズ69を透過して検出器70の受光部上に集光される。一方、集光点に回折格子が形成されていない場合、光は記録層53で反射されない。
図14に示す特許文献1の光学ユニットは、記録層53と反射層54とを有する記録媒体52に対し、光学系が記録層53側のみに存在する。このため、光学系が小型になる。
3次元記録再生技術の別の技術に、ページ型のホログラム記録技術と呼ばれる技術がある。ページ型のホログラム記録技術では、情報光及び参照光と呼ばれる2つの光を用い、情報光の光軸に垂直な断面内の強度分布を記録データに従って変調した後に、2つの光を光記録媒体の記録層へ入射させ、記録層内にホログラムを形成することで情報の記録を行う。再生の際は、2つの光のうち参照光のみを光記録媒体の記録層へ入射させ、再生データに従って変調されたホログラムからの回折光の光軸に垂直な断面内の強度分布を検出することで情報の再生を行う。
特許文献2に、ページ型のホログラム記録に用いられる光記録媒体及び光学ユニットが記載されている。特許文献2に記載の光記録媒体は、記録層の材料としてアゾベンゼンを用いている。アゾベンゼンは、分子の配向方向に平行な偏光成分に対する屈折率が分子の配向方向に垂直な偏光成分に対する屈折率より高い複屈折性を有しており、直線偏光を照射することで、偏光方向に垂直な方向に分子が配向する性質を有する。従って、アゾベンゼンに対して、光の偏光状態を記録することができる。
特許文献2に記載の光学ユニットでは、情報光及び参照光を、偏光方向が互いに直交した直線偏光として光記録媒体の記録層へ入射させると、記録層内に両者を合成した光の偏光状態がホログラムとして記録される。このように形成したホログラムに対し、参照光のみを光記録媒体の記録層へ入射させると、ホログラムからの回折光は偏光方向が情報光と同じ直線偏光となる。
特開2007−220206号公報 特開2005−316279号公報
ここで、光学的情報記録再生装置においては、情報の追記だけでなく、情報の書換えができることが望ましい。その際、古い情報を消去してから新しい情報を記録するのではなく、新しい情報を記録することで古い情報が自動的に消去される、すなわち、情報の上書きができることが望ましい。
特許文献1に記載の光学ユニットでは、光源45からの出射光の強度が記録データに従って変調される。ビットデータ“1”の記録時には光源45から光が出射するが、ビットデータ“0”の記録時には光源45から光が出射しない。このとき、記録媒体52の記録層53内の、ビットデータ“1”に対応する部分には2つの光が照射され、両者の干渉によって生じる光の強度分布に対応した屈折率分布が形成される。しかし、ビットデータ“0”に対応する部分には2つの光が照射されず、屈折率分布は形成されない。このため、ビットデータ“1”が記録された部分にビットデータ“0”を記録する場合、光の強度分布に対応した屈折率分布を消去できない。従って、情報の上書きを行うことができない。
また、特許文献2に記載の光学ユニットでは、情報光の光軸に垂直な断面内の強度分布が空間光変調器を用いて記録データに従って変調される。空間光変調器のオン状態のピクセルからは情報光が出射するが、空間光変調器のオフ状態のピクセルからは情報光が出射しない。このとき、光記録媒体の記録層内の、空間光変調器のオン状態のピクセルに対応する部分には情報光と参照光とが照射され、両者を合成して生じる光の偏光分布に対応した分子の配向分布が形成される。一方、空間光変調器のオフ状態のピクセルに対応する部分には情報光が照射されず、分子の配向分布は形成されない。このため、オン状態のピクセルに対応する部分をオフ状態のピクセルに対応させる場合、光の偏光分布に対応した分子の配向分布を消去できない。従って、情報の上書きを行うことができない。
本発明は、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録を行うための光学ユニットにおける上に述べた課題を解決し、情報の上書きが可能な光学的情報記録再生装置及びそれに用いる光学ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを有し、前記記録層の側から光を入射させて情報を記録する光記録媒体を使用対象とし、光源と、前記光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段と、前記光記録媒体への情報の記録時に、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態が、記録データに応じて共に右回り円偏光または共に左回り円偏光となるように、前記偏光状態切替手段を駆動する偏光状態切替手段駆動回路とを有する光学的情報記録再生装置を提供する。
本発明は、光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを有し、前記記録層の側から光を入射させて情報を記録する光記録媒体を使用対象とし、光源と、前記光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、記録データに応じて、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段とを有する光学ユニットを提供する。
本発明は、光源を出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成し、光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを光入射側から順に有する光記録媒体に前記第一の光及び前記第二の光を入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光させ、記録データに応じて、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を共に右回り円偏光又は左回り円偏光とし、前記第一の光と前記第二の光の集光点に、光の偏光分布を記録する光学的情報記録方法を提供する。
本発明の光学的情報記録再生装置、それに用いる光学ユニット、及び、光学的情報記録方法は、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録を行う際に、情報の上書きが可能である。
本発明の光学的情報記録再生装置の第一の実施の形態を示す図である。 本発明の光学ユニットの第一の実施の形態を示す図である。 回折レンズの構成を示す図である。 (a)〜(h)は、回折レンズにより±1次光が生成される様子を示す図である。 (a)〜(h)は、回折レンズにより+1次光のみが生成される様子を示す図である。 (a)〜(d)は、ビットデータ“1”の記録メカニズムを示す図である。 (a)〜(d)は、ビットデータ“0”の記録メカニズムを示す図である。 (a)〜(e)は、ビットデータ“1”の再生メカニズムを示す図である。 (a)〜(e)は、ビットデータ“0”の再生メカニズムを示す図である。 本発明の光学的情報記録再生装置の第二の実施の形態を示す図である。 本発明の光学ユニットの第二の実施の形態を示す図である。 (a)及び(b)は、可変焦点レンズの構成を示す図である。 (a)〜(d)は、可変焦点レンズにより集光点の位置が光軸方向に変化する様子を示す図である。 特許文献1に記載の3次元記録再生用の光学ユニットを示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の光学的情報記録再生装置の第一の実施の形態を示している。光学ユニット1aは、本発明の光学ユニットの第一の実施の形態である。記録媒体3は、ディスク状の記録媒体である。光学ユニット1aは、ポジショナ2に搭載されている。記録媒体3は、スピンドル4に搭載されている。コントローラ15は、スピンドル駆動回路5からポジショナ駆動回路14までの回路を制御する。これらの回路の動作については後述する。
図2は、光学ユニット1aを示している。記録媒体3は、透明な基板25上に記録層26、λ/4板層27、反射層28がこの順に積層された構成である。記録層26は、材料としてアゾベンゼンを含み、光の偏光状態を記録可能である。光源であるレーザ16は、回折格子を外部共振器として用いた単一モード半導体レーザであり、波長が405nmの光を出射する。ビームスプリッタ18は、入射光の偏光状態に依存せず、入射光のうち約50%を透過させ、約50%を反射する。
回折レンズ19は、液晶及びパターン電極を含み、パターン電極に印加する電圧パターンに応じて、同軸で互いに像点位置が異なる+1次光及び−1次光を発生させるか、+1次光のみを発生させるかを切替可能である。アクティブ波長板20は、電気光学結晶及び電極を含み、電極に印加する電圧に応じて、入射光に対してλ板として働くかλ/2板として働くかを切替可能である。回折レンズ19で生成される+1次光は、第一の光に相当し、−1次光は、第二の光に相当する。回折レンズ19は、光制御素子に相当する。アクティブ波長板20は、偏光状態切替手段に相当する。対物レンズ22は、集光手段に相当する。記録媒体3は、光記録媒体に相当する。
レーザ16は、偏光方向が光軸に垂直な面内で紙面に平行な直線偏光を出射する。レーザ16から出射した光は、ビームエキスパンダ17を透過してビーム径が拡大され、ビームスプリッタ18を約50%が透過し、回折レンズ19へ平行光として入射する。記録媒体3への情報の記録時には、回折レンズ19は、収束光である+1次光と発散光である−1次光とを、入射光に対してそれぞれ約41%の比率で生成する。回折レンズ19で生成された+1次光及び−1次光は、アクティブ波長板20へ入射する。
記録媒体3へのビットデータ“1”の記録時には、アクティブ波長板20はλ板として働き、透過する光の偏光状態を変化させない。アクティブ波長板20を透過した回折レンズ19の+1次光は、λ/4板21を透過して直線偏光から右回り円偏光へ変換され、対物レンズ22を透過して、記録媒体3の記録層26内を反射層28の側へ向かう途中で集光される。
一方、アクティブ波長板20を透過した回折レンズ19の−1次光は、λ/4板21を透過して直線偏光から右回り円偏光へ変換され、対物レンズ22を透過し、記録媒体3の記録層26を透過し、λ/4板層27を透過して右回り円偏光から直線偏光へ変換され、反射層28で反射される。反射層28で反射された光は、λ/4板層27を透過して直線偏光から右回り円偏光へ変換され、記録層26内を反射層28と反対の側へ向かう途中で集光される。
記録媒体3へのビットデータ“0”の記録時には、アクティブ波長板20はλ/2板として働き、透過する光の偏光方向を90°回転させる。アクティブ波長板20を透過した回折レンズ19の+1次光は、λ/4板21を透過して直線偏光から左回り円偏光へ変換され、対物レンズ22を透過して、記録媒体3の記録層26内を反射層28の側へ向かう途中で集光される。
一方、アクティブ波長板20を透過した回折レンズ19の−1次光は、λ/4板21を透過して直線偏光から左回り円偏光へ変換され、対物レンズ22を透過し、記録媒体3の記録層26を透過し、λ/4板層27を透過して左回り円偏光から直線偏光へ変換され、反射層28で反射される。反射層28で反射された光は、λ/4板層27を透過して直線偏光から左回り円偏光へ変換され、記録層26内を反射層28と反対の側へ向かう途中で集光される。
集光点近傍における回折レンズ19の+1次光と−1次光とは、回転方向が同じ円偏光である。従って、集光点近傍に両者を合成して生じる光の偏光分布に対応した分子の配向分布が形成される。
記録媒体3からの情報の再生時には、回折レンズ19は、収束光である+1次光のみを、入射光に対して約81%の比率で生成する。回折レンズ19で生成された+1次光は、アクティブ波長板20へ入射する。アクティブ波長板20はλ板として働き、透過する光の偏光状態を変化させない。アクティブ波長板20を透過した回折レンズ19の+1次光は、λ/4板21を透過して直線偏光から右回り円偏光へ変換され、対物レンズ22を透過し、記録媒体3の記録層26内を反射層28の側へ向かう途中で集光される。
集光位置にビットデータ“1”が記録されている場合、記録層26内に集光された光は、集光点近傍に形成された分子の配向分布に応じて一部が右回り円偏光として反射され、対物レンズ22を逆向きに通り、λ/4板21を透過して右回り円偏光から偏光方向が往路と同一の直線偏光へ変換される。この光は、アクティブ波長板20を偏光状態が変化することなく透過し、回折レンズ19へ発散光として入射する。回折レンズ19は、平行光である+1次光のみを、入射光に対して約81%の比率で生成する。回折レンズ19で生成された+1次光は、ビームスプリッタ18で約50%が反射され、凸レンズ23を透過し、検出器24の受光部上に集光される。検出器24の受光部で光が受光されることで、集光位置に記録されている情報がビットデータ“1”であると判断される。
集光位置にビットデータ“0”が記録されている場合、記録層26内に集光された光は、集光点近傍に形成された分子の配向分布に応じて反射されない。検出器24の受光部で光が受光されないことで、集光位置に記録されている情報がビットデータ“0”であると判断される。
光学ユニット1aは、記録層26と反射層28を有する記録媒体3に対し、記録層26側のみに光学系を有する。このため光学系が小型になる。
アクティブ波長板20は、一軸の屈折率異方性を有する電気光学結晶が、入射光の光軸に平行な面状の一対の電極で挟まれた構成である。電気光学結晶の材料としては、例えばニオブ酸リチウムが用いられる。電気光学結晶の光学軸は、一対の電極の各々の面に垂直である。この一対の電極を用いて電気光学結晶に電圧を印加すると、電気光学効果により電気光学結晶の屈折率が変化する。その際、光学軸に平行な偏光成分と光学軸に垂直な偏光成分とでは、屈折率の変化量が異なる。
ここで、入射光の光軸方向の電気光学結晶の長さをT、入射光の波長をλとし、電圧を印加することで、光学軸に平行な偏光成分の屈折率と光学軸に垂直な偏光成分の屈折率との差がΔnからΔnに変化するとする。ΔnT=mλ(mは整数)を満たすようにTを定め、ΔnT=mλ+λ/2を満たす電圧をVλ/2とすると、アクティブ波長板20は、電圧を印加しないときλ板として働き、電圧Vλ/2を印加したときにλ/2板として働く。入射光の偏光方向を光学軸に対して45°とすると、アクティブ波長板20は、電圧を印加しない状態では、透過する光の偏光状態を変化させず、電圧Vλ/2を印加した状態では、透過する光の偏光方向を90°回転させる。
図3(a)及び(b)は、回折レンズ19を示している。(a)は、回折レンズ19の断面図である。回折レンズ19は、液晶層29と、液晶層29を挟む配向膜30,31と、配向膜30,31の外側に設けられた透明電極32,33と、透明電極32,33の外側に設けられた透明基板34,35とを有する。液晶層29は、一軸の屈折率異方性を有する液晶高分子を含む。液晶高分子に電界を印加しない状態では、液晶高分子の配向方向は入射光の光軸に垂直であり、入射光の偏光方向に平行である。
図3(b)は、回折レンズの上面図である。透明電極32,33の一方は、(b)に示すように、入射面から見て同心円状に内側から外側へ向かって領域1〜領域Lに分割されている。領域1〜領域Lには、それぞれ電圧V〜電圧Vが印加される。領域i(1≦i≦L)の外径(半径)をrとすると、rは下記式を満たす。
Figure 0005332858
但し、λは入射光の波長、fは定数である。
上記に対し、透明電極32,33の他方は、複数の領域に分割されておらず、全面に電圧0が印加される。液晶高分子は、印加する電界強度が強くなるに従って、配向方向が入射光の光軸に垂直な方向から平行な方向へ変化し、入射光に対する屈折率が低くなる。すなわち、電圧V〜電圧Vを変化させることで、回折レンズ19が入射光に与える位相分布を変化させることができる。ここで、電圧V(1≦i≦L)が0、V/2、V、3V/2の時に、領域iに対応する回折レンズ19の領域が入射光に与える位相はそれぞれ0、π/2、π、3π/2である。
記録媒体3への情報の記録時には、以下に述べるように、回折レンズ19で±1次光が生成される。例えば、L=48とし、電圧V〜電圧Vを下記表1の(a)、(b)、(c)、(d)に示すように4通りに変化させる。
Figure 0005332858
図4(a)〜(d)は、それぞれ表1の(a)〜(d)に対応した、回折レンズ19が入射光に与える位相分布の一部を示している。図4(a)〜(d)にて、横軸は光軸からの距離r、縦軸は位相を表している。位相は、rの増加に伴って0とπの間で周期的に変化し、その周期は単調に減少する。
図4(e)〜(h)は、それぞれ表1の(a)〜(d)に対応した、入射光と±1次光との関係を示している。±1次光の回折効率は、共に約41%である。図4(e)〜(h)では、回折レンズ19は、+1次光に対しては焦点距離がそれぞれ+f=+f、+f=+2f、+f=+3f、+f=+4fの凸レンズとして動作し、−1次光に対しては焦点距離がそれぞれ−f=−f、−f=−2f、−f=−3f、−f=−4fの凹レンズとして動作する。なお、ここでは回折レンズ19への入射光を平行光としているが、収束光乃至は発散光としても良い。
上記のように、記録媒体3の記録層26内における±1次光の集光点の位置を光軸上で互いに同一方向へ離散的に4通りに変化させることで、4層の記録を行うことができる。Lの値をさらに大きくすると、記録を行う層数をさらに増やすことができる。
記録媒体3からの情報の再生時には、以下に述べるように、回折レンズ19で+1次光のみが生成される。例えば、L=48とし、電圧V〜電圧Vを下記表2の(a)、(b)、(c)、(d)に示すように4通りに変化させる。
Figure 0005332858
図5(a)〜(d)は、それぞれ表2の(a)〜(d)に対応した、回折レンズ19が入射光に与える位相分布の一部を示している。図5(a)〜(d)にて、横軸は光軸からの距離r、縦軸は位相を表している。位相は、rの増加に伴って、0、π/2、π、3π/2の順に周期的に変化し、その周期は単調に減少する。
図5(e)〜(h)は、それぞれ表2の(a)〜(d)に対応した、入射光と+1次光との関係を示している。位相のレベル数をSとすると、+1次光の回折効率ηは下記式で与えられる。
Figure 0005332858
ここではS=4であるため、ηは約81%である。ηは、Sを大きくするほど大きくなる。図5(e)〜(h)では、回折レンズ19は、+1次光に対して焦点距離がそれぞれ+f=+f、+f=+2f、+f=+3f、+f=+4fの凸レンズとして動作する。なお、ここでは回折レンズ19への入射光を平行光としているが、収束光乃至は発散光としても良い。
上記のように、記録媒体3の記録層26内における+1次光の集光点の位置を光軸方向へ離散的に4通りに変化させることで、4層の再生を行うことができる。Lの値をさらに大きくすると、再生を行う層数をさらに増やすことができる。
図6は、ビットデータ“1”の記録メカニズムを示している。図6(a)は、回折レンズ19で生成された+1次光が記録層26内を反射層28の側へ向かう途中で右回り円偏光として集光される際の、集光点の近傍における、ある時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。+1次光の断面Aにおける位相を基準にすると、断面Aにおける位相は0、断面Bにおける位相はπ/4、断面Cにおける位相はπ/2、断面Dにおける位相は3π/4、断面Eにおける位相はπ、断面Fにおける位相は5π/4、断面Gにおける位相は3π/2、断面Hにおける位相は7π/4、断面Iにおける位相は2πとなる。断面Iから断面Aへ向かって+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て右回りに電界ベクトルが回転している。
図6(b)は、回折レンズ19で生成された−1次光が記録層26を透過し、反射層28で反射され、記録層26内を反射層28と反対の側へ向かう途中で右回り円偏光として集光される際の、集光点の近傍における、時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、−1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。−1次光の断面Iにおける位相を基準にすると、断面Aにおける位相は2π、断面Bにおける位相は7π/4、断面Cにおける位相は3π/2、断面Dにおける位相は5π/4、断面Eにおける位相はπ、断面Fにおける位相は3π/4、断面Gにおける位相はπ/2、断面Hにおける位相はπ/4、断面Iにおける位相は0となる。断面Aから断面Iへ向かって−1次光の進行する向きとは逆の向きから見て右回りに電界ベクトルが回転している。
図6(c)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光と−1次光とを合成した光の偏光分布を示している。断面A〜断面Iのそれぞれにおいて、図6(a)に示す+1次光の電界ベクトル、及び、図6(b)に示す−1次光の電界ベクトルは、時間と共に向きが変化するのに対し、両者を合成した光の電界ベクトルは時間と共に大きさが変化するが向きは変化しない。すなわち、断面A〜断面Iのそれぞれにおいて、+1次光と−1次光とを合成した光は直線偏光である。その偏光方向は、断面Iから断面Aへ向かって、+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て右回りに回転している。
図6(d)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光と−1次光とを合成した光に応じて形成されたアゾベンゼン分子の配向分布を示している。アゾベンゼン分子は、直線偏光の偏光方向に垂直な方向に配向する。このため、その配向方向は、断面Iから断面Aへ向かって、+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て右回りに回転している。
図7は、ビットデータ“0”の記録メカニズムを示している。図7(a)は、回折レンズ19で生成された+1次光が記録層26内を反射層28の側へ向かう途中で左回り円偏光として集光される際の、集光点の近傍における、ある時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。+1次光の断面Aにおける位相を基準にすると、断面Aにおける位相は0、断面Bにおける位相はπ/4、断面Cにおける位相はπ/2、断面Dにおける位相は3π/4、断面Eにおける位相はπ、断面Fにおける位相は5π/4、断面Gにおける位相は3π/2、断面Hにおける位相は7π/4、断面Iにおける位相は2πとなる。断面Iから断面Aへ向かって+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て左回りに電界ベクトルが回転している。
図7(b)は、回折レンズ19で生成された−1次光が記録層26を透過し、反射層28で反射され、記録層26内を反射層28と反対の側へ向かう途中で左回り円偏光として集光される際の、集光点の近傍における、時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、−1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。−1次光の断面Iにおける位相を基準にすると、断面Aにおける位相は2π、断面Bにおける位相は7π/4、断面Cにおける位相は3π/2、断面Dにおける位相は5π/4、断面Eにおける位相はπ、断面Fにおける位相は3π/4、断面Gにおける位相はπ/2、断面Hにおける位相はπ/4、断面Iにおける位相は0となる。断面Aから断面Iへ向かって−1次光の進行する向きとは逆の向きから見て左回りに電界ベクトルが回転している。
図7(c)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光と−1次光とを合成した光の偏光分布を示している。断面A〜断面Iのそれぞれにおいて、図7(a)に示す+1次光の電界ベクトル、及び、図7(b)に示す−1次光の電界ベクトルは時間と共に向きが変化するのに対し、両者を合成した光の電界ベクトルは時間と共に大きさが変化するが向きは変化しない。すなわち、断面A〜断面Iのそれぞれにおいて、+1次光と−1次光とを合成した光は直線偏光である。その偏光方向は、断面Iから断面Aへ向かって、+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て左回りに回転している。
図7(d)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光と−1次光とを合成した光に応じて形成されたアゾベンゼン分子の配向分布を示している。アゾベンゼン分子は、直線偏光の偏光方向に垂直な方向に配向する。このため、その配向方向は、断面Iから断面Aへ向かって、+1次光の進行する向きとは逆の向きから見て左回りに回転している。
図8は、ビットデータ“1”の再生メカニズムを示している。図8(a)は、図6(d)と同じものであり、記録層26内の集光点の近傍におけるビットデータ“1”に対応する部分に形成されたアゾベンゼン分子の配向分布を示している。図8(b)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光の、ある時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。
図8(c)は、記録層26内の集光点の近傍における、図8(b)に示す電界ベクトルを有する光が図8(a)に示す配向分布を有するアゾベンゼン分子と相互作用することで断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の、時刻tでの電界ベクトルを示している。ここで、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の電界ベクトルは、元の光の電界ベクトルを、アゾベンゼン分子の配向方向に関して線対称に折り返したものである。
図8(d)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光の、時刻tから+1次光が1/8波長分だけ進行した時刻t+Δtでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。
図8(e)は、記録層26内の集光点の近傍における、図8(d)に示す電界ベクトルを有する光が図8(a)に示す配向分布を有するアゾベンゼン分子と相互作用することで断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の、時刻t+Δtでの電界ベクトルを示している。ここで、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の電界ベクトルは、元の光の電界ベクトルを、アゾベンゼン分子の配向方向に関して線対称に折り返したものである。
図8(c)及び図8(e)から、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光は、右回り円偏光として+1次光と逆向きに進行する光となることが分かる。すなわち、記録層26内のビットデータ“1”に対応する部分に右回り円偏光である+1次光を集光させると、この光は一部が右回り円偏光として反射される。
図9は、ビットデータ“0”の再生メカニズムを示している。図9(a)は、図7(d)と同じものであり、記録層26内の集光点の近傍におけるビットデータ“0”に対応する部分に形成されたアゾベンゼン分子の配向分布を示している。図9(b)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光の、ある時刻tでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。
図9(c)は、記録層26内の集光点の近傍における、図9(b)に示す電界ベクトルを有する光が図9(a)に示す配向分布を有するアゾベンゼン分子と相互作用することで断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の、時刻tでの電界ベクトルを示している。ここで、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の電界ベクトルは、元の光の電界ベクトルを、アゾベンゼン分子の配向方向に関して線対称に折り返したものである。
図9(d)は、記録層26内の集光点の近傍における+1次光の、時刻tから+1次光が1/8波長分だけ進行した時刻t+Δtでの電界ベクトルを示している。断面A〜断面Iは、+1次光の光軸上の1波長分の長さを8等分したときの、各位置における光軸に垂直な断面である。
図9(e)は、記録層26内の集光点の近傍における、図9(d)に示す電界ベクトルを有する光が図9(a)に示す配向分布を有するアゾベンゼン分子と相互作用することで断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の、時刻t+Δtでの電界ベクトルを示している。ここで、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光の電界ベクトルは、元の光の電界ベクトルを、アゾベンゼン分子の配向方向に関して線対称に折り返したものである。
図9(c)及び(e)から、断面A〜断面Iのそれぞれの位置で発生する光は、特定の偏光状態で特定の方向へ進行する光とならないことが分かる。すなわち、記録層26内のビットデータ“0”に対応する部分に右回り円偏光である+1次光を集光させても、この光は反射されない。
本実施の形態においては、記録媒体3の記録層26内の、ビットデータ“1”に対応する部分には図6(d)に示すアゾベンゼン分子の配向分布が形成され、ビットデータ“0”に対応する部分には図7(d)に示すアゾベンゼン分子の配向分布が形成される。ビットデータ“1”が記録された部分にビットデータ“1”を記録する場合、アゾベンゼン分子の配向分布は図6(d)に示す状態のままであり、ビットデータ“1”が記録された部分にビットデータ“0”を記録する場合、アゾベンゼン分子の配向分布は図6(d)に示す状態から図7(d)に示す状態に変化する。一方、ビットデータ“0”が記録された部分にビットデータ“1”を記録する場合、アゾベンゼン分子の配向分布は図7(d)に示す状態から図6(d)に示す状態に変化し、ビットデータ“0”が記録された部分にビットデータ“0”を記録する場合、アゾベンゼン分子の配向分布は図7(d)に示す状態のままである。すなわち、ビットデータ“1”又は“0”が記録された部分にビットデータ“1”又は“0”を記録するいずれの場合も、アゾベンゼン分子の配向分布を消去できる。従って、情報の上書きを行うことができる。
次に、図1に示す本発明の光学的情報記録再生装置の第一の実施の形態における、レーザ駆動回路6、回折レンズ駆動回路13、変調回路12からアクティブ波長板駆動回路10までの回路、増幅回路7から復調回路9までの回路、ポジショナ駆動回路14、スピンドル駆動回路5の動作について述べる。レーザ駆動回路6は、記録媒体3への情報の記録時及び記録媒体3からの情報の再生時に、光学ユニット1a内のレーザ16からの出射光のパワーが所定の値となるように、レーザ16へ所定の値の電流を供給する。
回折レンズ駆動回路13は、光制御素子駆動回路に相当する。回折レンズ駆動回路13は、回折レンズ19が含むパターン電極に電圧パターンを供給し、回折レンズ19を駆動する。回折レンズ駆動回路13は、記録媒体3への情報の記録時には、光学ユニット1a内の回折レンズ19から+1次光及び−1次光が生成され、±1次光の集光点の位置が光軸上で互いに同一方向へ離散的に変化するように、回折レンズ19を駆動する。また、回折レンズ駆動回路13は、記録媒体3からの情報の再生時には、回折レンズ19から+1次光のみが生成され、+1次光の集光点の位置が光軸方向へ離散的に変化するように、回折レンズ19を駆動する。
変調回路12は、記録媒体3への情報の記録時に、記録データとして外部から入力された信号を変調規則に従って変調する。記録信号生成回路11は、変調回路12で変調された信号に基づいて、光学ユニット1a内のアクティブ波長板20を駆動するための記録信号を生成する。アクティブ波長板駆動回路10は、偏光状態切替手段駆動回路に相当する。アクティブ波長板駆動回路10は、記録媒体3への情報の記録時には、記録信号生成回路11で生成された記録信号に基づいて、アクティブ波長板20が含む電極に電圧を供給しないか電圧Vλ/2を供給する。これに対し、アクティブ波長板駆動回路10は、記録媒体3からの情報の再生時には、アクティブ波長板20が含む電極に電圧を供給しない。
増幅回路7は、記録媒体3からの情報の再生時に、光学ユニット1a内の検出器24の受光部から出力される電圧信号を増幅する。再生信号処理回路8は、増幅回路7で増幅された電圧信号に基づいて、記録媒体3の記録層26内にアゾベンゼン分子の配向分布の形態で記録された再生信号の生成、波形等化、2値化を行う。復調回路9は、再生信号処理回路8で2値化された信号を復調規則に従って復調し、再生データとして外部へ出力する。
ポジショナ駆動回路14は、図示しないモータを用いて、光学ユニット1aが搭載されているポジショナ2を記録媒体3の半径方向へ移動させる。スピンドル駆動回路5は、図示しないモータを用いて、記録媒体3が搭載されているスピンドル4を回転させる。
以上に述べた通り、本発明の光学的情報記録再生装置及びそれに用いる光学ユニットの第一の実施の形態では、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録再生を行う場合に、光学系が小型でかつ情報の上書きが可能となる。
図10は、本発明の光学的情報記録再生装置の第二の実施の形態を示している。本発明の光学的情報記録再生装置の第二の実施の形態は、本発明の光学的情報記録再生装置の第一の実施の形態における光学ユニット1aを、光学ユニット1bで置き換えると共に、本発明の光学的情報記録再生装置の第一の実施の形態に可変焦点レンズ駆動回路44を追加したものである。可変焦点レンズ駆動回路44は、コントローラ15から制御される。可変焦点レンズ駆動回路44の動作については後述する。
図11は、本発明の光学ユニットの第二の実施の形態を示している。光学ユニット1bは、図2に示す光学ユニット1aの回折レンズ19とアクティブ波長板20との間に可変焦点レンズ36を追加したものである。可変焦点レンズ36は、液晶及びパターン電極を含み、パターン電極に印加する電圧パターンに応じて像点位置を変化可能である。可変焦点レンズ36は可変焦点手段に相当する。可変焦点レンズ36を除く光学ユニット1bの動作は、光学ユニット1aの動作と同じであるため説明を省略する。
図12(a)及び(b)は、可変焦点レンズ36を示している。図12(a)は、可変焦点レンズ36の断面図である。可変焦点レンズ36は、液晶層37と、液晶層37を挟む配向膜38,39と、配向膜38,39の外側に設けられた透明電極40,41と、透明電極40,41の外側に設けられた透明基板42,43とを有する。液晶層37は、一軸の屈折率異方性を有する液晶高分子を含む。液晶高分子に電界を印加しない場合、液晶高分子の配向方向は、入射光の光軸に垂直であり、入射光の偏光方向に平行である。
図12(b)は、可変焦点レンズ36の上面図である。透明電極40,41の一方は、図12(b)に示すように、入射面から見て同心円状に内側から外側へ向かって領域1〜領域Mに分割されている。領域1〜領域Mには、それぞれ電圧V〜電圧Vが印加される。これに対し、透明電極40,41の他方は、複数の領域に分割されておらず、全面に電圧0が印加される。液晶高分子は、印加する電界強度が強くなるに従って、配向方向が入射光の光軸に垂直な方向から平行な方向へ変化し、入射光に対する屈折率が低くなる。すなわち、電圧V〜電圧Vを変化させることで、可変焦点レンズ36が入射光に与える位相分布を変化させることができる。
可変焦点レンズ36が入射光に与える位相分布が一様なとき、可変焦点レンズ36は、入射光に対してレンズとして作用しない。これに対し、可変焦点レンズ36が入射光に光軸からの距離に関して正の2次関数状の位相分布を与えると、可変焦点レンズ36は、入射光に対して凸レンズとして作用する。2次の項の係数の絶対値が大きいほど可変焦点レンズ36の焦点距離の絶対値は大きくなる。一方、可変焦点レンズ36が入射光に光軸からの距離に関して負の2次関数状の位相分布を与えると、可変焦点レンズ36は入射光に対して凹レンズとして作用する。2次の項の係数の絶対値が大きいほど可変焦点レンズ36の焦点距離の絶対値は大きくなる。
ここで、可変焦点レンズ36の焦点距離を変化させることで、記録媒体3の記録層26内における回折レンズ19の±1次光の集光点の位置を、光軸上で互いに反対方向へ連続的に変化させることができる。対物レンズ22と記録媒体3の基板25との間隔が設計値に対してずれた場合、記録層26内における+1次光の集光点の位置と−1次光の集光点の位置とが一致しなくなる。その場合でも、可変焦点レンズ36の焦点距離を変化させることで、2つの光の集光点の位置を一致させることができる。
図13は、可変焦点レンズ36を用いて記録層26内における±1次光の集光点の位置を光軸方向に変化させる様子を示している。図13(a)は、対物レンズ22と基板25との間隔が設計値に比べて広い場合で、可変焦点レンズ36が動作していない状態を示している。この場合、+1次光の集光点の位置は反射層28と反対の側へずれ、−1次光の集光点の位置は反射層28の側へずれるため、両者は一致しなくなる。
図13(b)は、図13(a)で可変焦点レンズ36を凹レンズとして動作させた状態を示している。可変焦点レンズ36を凹レンズとして動作させることで、+1次光の集光点の位置は、可変焦点レンズ36を動作させない場合に対して反射層28の側へ移動する。また、−1次光の集光点の位置は、可変焦点レンズ36を動作させない場合に対して反射層28と反対の側へ移動する。その結果、2つの光の集光点の位置を一致させることができる。
図13(c)は、対物レンズ22と基板25との間隔が設計値に比べて狭く場合で、可変焦点レンズ36が動作していない状態を示している。この場合、+1次光の集光点の位置は反射層28の側へずれ、−1次光の集光点の位置は反射層28と反対の側へずれるため、両者は一致しなくなる。
図13(d)は、図13(c)で可変焦点レンズ36を凸レンズとして動作させた状態を示している。可変焦点レンズ36を凸レンズとして動作させることで、1次光の集光点の位置は可変焦点レンズ36を動作させない場合に対して反射層28と反対の側へ移動する。また、−1次光の集光点の位置は、可変焦点レンズ36を動作させない場合に対して反射層28の側へ移動する。その結果、2つの光の集光点の位置を一致させることができる。
次に、本発明の光学的情報記録再生装置の第二の実施の形態における、可変焦点レンズ駆動回路44の動作について述べる。可変焦点レンズ駆動回路44は、可変焦点手段駆動回路に相当する。可変焦点レンズ駆動回路44は、記録媒体3への情報の記録時に、+1次光及び−1次光の集光点の位置が一致するように、可変焦点レンズ36が含むパターン電極に必要に応じて電圧パターンを供給する。
以上に述べた通り、本発明の光学的情報記録再生装置及びそれに用いる光学ユニットの第二の実施の形態では、光記録媒体に対して3次元的に情報の記録再生を行う場合に、光学系が小型でかつ情報の上書きが可能となり、かつ、記録に用いる2つの光の集光点の位置を常に一致させることが可能となる。
最後に、本発明の最小構成について説明する。本発明では、光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを有し、記録層の側から光を入射させて情報を記録する光記録媒体を使用対象とする。本発明の光学的情報記録再生装置は、最小構成として、光源と、光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、光記録媒体へ入射し、記録層内を反射層の側へ向かう第一の光と、光記録媒体へ入射し、記録層を透過して反射層で反射され、記録層内を反射層と反対の側へ向かう第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、記録層内の集光点近傍における第一の光及び第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段と、光記録媒体への情報の記録時に、記録層内の集光点近傍における第一の光及び第二の光の偏光状態が、記録データに応じて共に右回り円偏光又は共に左回り円偏光となるように偏光状態切替手段を駆動する偏光状態切替手段駆動回路とを有する。
本発明の光学ユニットは、最小構成として、光源と、光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、光記録媒体へ入射し、記録層内を反射層の側へ向かう第一の光と、光記録媒体へ入射し、記録層を透過して反射層で反射され、記録層内を反射層と反対の側へ向かう第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、記録層内の集光点近傍における第一の光及び第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段とを有する。
本発明の光学的情報記録方法の最小構成は、光源を出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成し、光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを光入射側から順に有する光記録媒体に前記第一の光及び前記第二の光を入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光させ、記録データに応じて、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を右回り円偏光又は左回り円偏光とし、前記第一の光と前記第二の光の集光点に、光の偏光分布を記録する構成である。
本発明の光学的情報記録再生装置及び光学ユニットでは、記録層内で同一位置に互いに対向して集光する第一の光と第二の光の集光点近傍の偏光状態を、右回りの円偏光と左回りの円偏光とで切替可能である。第一の光と第二の光の集光点近傍の偏光状態は、記録データに応じて切り替える。例えば、ビットデータ“1”の記録時は、集光点近傍の偏光状態を共に右回りの円偏光とし、ビットデータ“0”の記録時は、集光点近傍の偏光状態を共に左回りの円偏光とする。この場合、光記録媒体の記録層内のビットデータ“1”に対応する部分には、2つの右回り円偏光が照射されることで、両者を合成して生じる光の偏光分布に対応した分子の配向分布が形成される。また、光記録媒体の記録層内のビットデータ“0”に対応した部分には、2つの左回り円偏光が照射されることで、両者を合成して生じる光の偏光分布に対応した分子の配向分布が形成される。このため、ビットデータ“1”又は“0”が記録された部分に、ビットデータ“1”又は“0”の何れを記録する場合も、光の偏光分布に対応した分子の配向分布を消去できる。従って、情報の上書きを行うことができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明の光学的情報記録再生装置、光学ユニット、及び、光学的情報記録方法は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
1a、1b:光学ユニット
2:ポジショナ
3:記録媒体
4:スピンドル
5:スピンドル駆動回路
6:レーザ駆動回路
7:増幅回路
8:再生信号処理回路
9:復調回路
10:アクティブ波長板駆動回路
11:記録信号生成回路
12:変調回路
13:回折レンズ駆動回路
14:ポジショナ駆動回路
15:コントローラ
16:レーザ
17:ビームエキスパンダ
18:ビームスプリッタ
19:回折レンズ
20:アクティブ波長板
21:λ/4板
22:対物レンズ
23:凸レンズ
24:検出器
25:基板
26:記録層
27:λ/4板層
28:反射層
29:液晶層
30、31:配向膜
32、33:透明電極
34、35:透明基板
36:可変焦点レンズ
37:液晶層
38、39:配向膜
40、41:透明電極
42、43:透明基板
44:可変焦点レンズ駆動回路
45:光源
46:コリメータレンズ
47:ビームスプリッタ
48:ミラー
49:無偏光ビームスプリッタ
50:無偏光ビームスプリッタ
51:対物レンズ
52:記録媒体
53:記録層
54:反射層
55:凸レンズ
56:検出器
57:λ/2板
58:偏光ビームスプリッタ
59:ミラー
60:液晶パネル
61:λ/4板
62:リレーレンズ
63:液晶パネル
64:λ/2板
65:光学補償器
66:偏光ビームスプリッタ
67:λ/4板
68:リレーレンズ
69:凸レンズ
70:検出器
71:凸レンズ
72:検出器

Claims (9)

  1. 光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを有し、前記記録層の側から光を入射させて情報を記録する光記録媒体を使用対象とし、
    光源と、
    前記光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、
    前記光記録媒体へ入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、
    前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段と、
    前記光記録媒体への情報の記録時に、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態が、記録データに応じて共に右回り円偏光又は共に左回り円偏光となるように、前記偏光状態切替手段を駆動する偏光状態切替手段駆動回路とを有する光学的情報記録再生装置。
  2. 前記光制御素子は、前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置を光軸上で互いに同一方向へ離散的に変化させる機能を更に有し、
    前記光記録媒体への情報の記録時に、前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置が光軸上で互いに同一方向へ離散的に変化するように、前記光制御素子を駆動する光制御素子駆動回路を更に有する、請求項1に記載の光学的情報記録再生装置。
  3. 前記光制御素子は、前記第一の光及び前記第二の光を生成する動作と、前記第一の光のみを生成する動作とを切替える機能を更に有し、
    前記光記録媒体への情報の記録時に、前記光記録媒体へ前記第一の光及び前記第二の光が照射され、前記光記録媒体からの情報の再生時に、前記光記録媒体へ前記第一の光のみが照射されるように、前記光制御素子を駆動する光制御素子駆動回路を更に有し、
    前記偏光状態切替手段駆動回路は、前記光記録媒体からの情報の再生時に、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光の偏光状態が、右回り円偏光、左回り円偏光のいずれか一方となるように前記偏光状態切替手段を駆動する、請求項1又は2に記載の光学的情報記録再生装置。
  4. 前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置を光軸上で互いに反対方向へ連続的に変化させる可変焦点手段と、
    前記光記録媒体への情報の記録時に、前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置が光軸上で互いに反対方向へ連続的に変化するように前記可変焦点手段を駆動する可変焦点手段駆動回路とを更に有する、請求項1〜3の何れか一に記載の光学的情報記録再生装置。
  5. 光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを有し、前記記録層の側から光を入射させて情報を記録する光記録媒体を使用対象とし、
    光源と、
    前記光源から出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成する光制御素子と、
    前記光記録媒体へ入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記光記録媒体へ入射し、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光する集光手段と、
    記録データに応じて、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を右回り円偏光と左回り円偏光との間で切替可能な偏光状態切替手段とを有する光学ユニット。
  6. 前記光制御素子は、前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置を光軸上で互いに同一方向へ離散的に変化させる機能を更に有する、請求項5に記載の光学ユニット。
  7. 前記光制御素子は、前記第一の光及び前記第二の光を生成する動作と、前記第一の光のみを生成する動作とを切替える機能を更に有する、請求項5又は6に記載の光学ユニット。
  8. 前記第一の光及び前記第二の光の集光点の位置を光軸上で互いに反対方向へ連続的に変化させる可変焦点手段を更に有する、請求項5〜7の何れか一に記載の光学ユニット。
  9. 光源を出射した光から、同軸で互いに像点位置が異なる第一の光及び第二の光を生成し、
    光の偏光状態を記録可能な記録層と反射層とを光入射側から順に有する光記録媒体に前記第一の光及び前記第二の光を入射し、前記記録層内を前記反射層の側へ向かう前記第一の光と、前記記録層を透過して前記反射層で反射され、前記記録層内を前記反射層と反対の側へ向かう前記第二の光とを、互いに対向させて同一位置に集光させ、
    記録データに応じて、前記記録層内の集光点近傍における前記第一の光及び前記第二の光の偏光状態を共に右回り円偏光又は左回り円偏光とし、前記第一の光と前記第二の光の集光点に、光の偏光分布を記録する光学的情報記録方法。
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