JP5332297B2 - インナーシール材の仮シール方法およびその装置 - Google Patents

インナーシール材の仮シール方法およびその装置 Download PDF

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Description

本発明は、スパウト付パウチのスパウト口部に、インナーシール材を貼付して密封する際のインナーシール材の仮シール方法およびその装置に関する。
従来、各種の清涼飲料やゼリー状食品の容器として、スパウト付パウチが使用されるこ
とが多い。このスパウト付パウチは、内容物が充填された状態での落下による破袋を防止するために、所定の量まで含気量を低減し、また、レトルト殺菌を必要とする低酸性食品、又は飲料などの密封性を完全なものとするために、スパウト口部にアルミ箔などのインナーシール材を貼付して密封している。さらに、キャップによりインナーシール材を保護すると共に、その密封性を万全なものとしている。このインナーシール材によるスパウト口部の密封は、内容物を充填した状態のスパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を仮シールする工程と、仮シールされたインナーシール材の不必要部分を除去する工程と、スパウト口部に仮シールされたインナーシール材を完全にシールするための1次シール工程および2次シール工程と、によりなされる。
上記したインナーシール材によるスパウト口部の密封は、インナーシール材を仮シール
する工程の善し悪しにより、スパウト付パウチ内の含気量の調整不全や空気の吸込現象が
発生して、その後の工程に大きな影響を及ぼし、最終的にはスパウト付パウチの内容物の
品質に影響し、且つ含気量の増加により外部衝撃の緩衝力の低下をきたすことになる。このような状況から、スパウト口部にインナーシール材を仮シールする方法を改善したものとして、以下のようなものが提案されている。
特開2001−114201号公報 特開2001−328601号公報 特開2007−197052号公報
特許文献1に係るインナーシール材によるスパウト口部の密封は、内容物を充填した状態のスパウト付パウチを規制部材に収容し、スパウト付パウチの下部の膨らみを規制して、その状態でスパウト口部にインナーシール材を部分的に仮シールし、その後にスパウト付パウチの上部側面を脱気板により押圧して、スパウト付パウチ内の含気量を規制し、その状態のままスパウト口部にインナーシール材を完全シールするものである。これにより、スパウト付パウチ内の含気量の調整不全や空気の吸込現象を避けている。
特許文献2に係るインナーシール材によるスパウト口部の密封は、内容物を充填した状態のスパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を部分的に仮シールし、その状態でスパウト付パウチを袋保持部材により吊り下げ保持してあり、その後にスパウト付パウチの側面を脱気板により押圧してパウチ内の含気量を規制して、その状態のままスパウト口部にインナーシール材を完全シールするものである。これにより、スパウト付パウチ内の含気量の調整を行い、空気の吸込現象を規制している。
特許文献3は、インナーシール材によるスパウト口部の充填密封装置を開示するものであり、密封のための手段としては、先端部がフラットなシールバーを用いてスパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材をシールする場合に、シールバーの先端とスパウト口部の開口端面との平行度を保つために、調整シムを挿入してアライメントを変化させるという手段を採るものである。
しかしながら、上記特許文献1のインナーシール材によるスパウト口部の密封では、ス
パウト口部にインナーシール材を完全シールするまで、スパウト付パウチを規制部材に収
容し続けなければならず、各工程が複雑になり余分な規制部材も装備しなければならない
不都合さがある。
また、上記特許文献2のインナーシール材によるスパウト口部の密封では、部分的に仮
シールしているので、スパウト付パウチの側面を脱気板により押圧してパウチ内の含気量
を規制しても、次のインナーシール材の完全シール工程にスパウト付パウチを移動する際
に、自重によりスパウト付パウチ下部が膨らみ、それに連れて若干空気を吸い込んでしま
うことになり、含気量の調整不全や空気の吸込現象を規制することが困難な状況となる。
また、上記特許文献3の充填密封装置を用いる密封は、スパウト口部にインナーシール材を仮シールする際、仮シールバーでスパウト口部全面を均一に押圧できるように調整出来る点で優れているが、全周シールが出来るようにシールヘッドとスパウト口部上端部の平行度を調整するという手段はかなりの時間がかかる作業が要求される。
その結果、仮の全周シールが出来ないことになって、シール工程にスパウト付パウチを移動する際、上記特許文献2と同様に若干の空気を吸い込んでしまう虞があり、含気量の調整不全や空気の吸込み現象を規制することが困難な状況となる虞がある。
そこで、本発明の目的は、工程を複雑にすることなく、余分な規制部材を不必要とし、スパウト付パウチ内の含気量を調整してその状態を保持出来、且つ空気の吸込現象も規制することが出来るインナーシール材の仮シール方法およびその装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、スパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を貼付して、密封するためのインナーシール材の仮シール方法であって、前記スパウト付パウチに内容物を充填した状態で脱気した後、前記スパウト口部の開口端部の内端全周に前記インナーシール材を、先端面が外方に部形状のシールバーを加熱することによって仮シールを行い、前記開口端部を全周シールして密封状態を保持し、前記シールバーの外側を同心状に摺動する筒状カッターでインナーシール材を打ち抜くことを特徴とするインナーシール材の仮シール方法が提供される。
また、本発明によれば、前記脱気は、内容物を充填した状態の前記スパウト付パウチにおける内容物面より上に位置するパウチ部位を脱気板で押圧することによって行うことを特徴とする上記インナーシール材の仮シール方法が提供される。
また、本発明によれば、スパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を貼付して、密封するためのインナーシール材の仮シール装置であって、
仮シール時に内容物を充填した状態のスパウト付パウチにおける内容物面より上に位置するパウチ部位を押圧する脱気板機構と、
脱気後、前記スパウト口部の開口端部の内端全周に、前記インナーシール材を仮シールする先端面が外方に凸形状のシールバーを有する仮シール機構と、
前記シールバーの外側を同心状に摺動する筒状カッターと、
を少なくとも具備してなることを特徴とするインナーシール材の仮シール装置が提供される。
本発明のインナーシール材の仮シール方法は、脱気後、スパウト口部の開口端部にイン
ナーシール材をシールバーにて全周シールし、密封状態を保持する。したがって、工程を複雑にすることなく、余分な規制部材も不必要となり、スパウト付パウチ内の含気量を調整しその状態を保持出来、且つ空気の吸込現象も規制することが出来る効果がある。
また、本発明のインナーシール材の仮シール方法は、脱気後、スパウト口部の開口端部
の内端全周にシールバー先端の凸形状を当接することによって、開口端部の内端にインナーシール材にて全周シールし、密封状態を保持する。したがって、上記の効果を確実にする。
また、本発明のインナーシール材の仮シール方法は、スパウト付パウチの内容物面より
上のパウチ部位を脱気板にて押圧するものであり、それによりパウチ内の空気が押し出され、押圧状態を解除してもそのままの状態を保持することが出来、スパウト付パウチ内の含気量を調整しその状態を保持し、且つ空気の吸込現象も規制することが出来る効果がある。
また、本発明のインナーシール材の仮シール装置は、上記した仮シール方法を効率よく
且つ確実に実施することができる効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態のインナーシール材の仮シール装置を含んだスパウトパウチ充
填機の概要を示す斜視図、図2は本発明の実施形態のインナーシール材の仮シール装置を
示す縦断面図、図3、4は仮シール装置の脱気板機構の側面図、図5は図2のX部を拡大
した縦断面図である。図面において、Aはスパウトパウチ充填機を示し、このスパウトパ
ウチ充填機Aは、以下のような工程を経て、スパウトパウチ内に内容物を充填し密封する
ものである。1はスパウトパウチ20の供給工程であり、この供給工程1にて、保持部材
21にスパウト付パウチ20を吊り下げ保持する。次に、印字・印字検査工程2にて、必要事項がスパウト付パウチ20に印字され、その印字が正しく印字されているか検査する。
次の予備開口・プレ置換工程3にて、スパウト付パウチ20内の空気を一度バキュームポンプ等で除去した後に窒素を吹き込みパウチ内の空気を窒素で置換するとともに内容物の充填前にパウチを膨らませることでパウチの開口性を向上させている。次の脱気・充填工程4にて、充填時の泡立ちを低減する目的でスパウト付パウチ20内のエアー脱気板で除去した後に内容物を充填する。パウチ内の脱気は必ずしも脱気板の押圧によるものでなくとも、例えば、棒状のものであっても、脱気の目的が達成できるものであれば良い。
次の口部洗浄・窒素置換工程5にて、スパウト付パウチ20のスパウト口部22外側を洗浄し、且つスパウト付パウチ20の内容物上に溜まっているエアーを不活性ガスの窒素により置換する。次の口部エアー乾燥・窒素置換工程6にて、スパウト口部22の外側をエアー乾燥し、さらに窒素置換を繰り返してパウチ内の酸素量を低減させる。
次の脱気・仮シール・打ち抜き工程7にて、外部からの衝撃に耐え、且つ内容物の品質
に影響を及ぼさないように適度に脱気し、スパウト付パウチ20内の含気量を調整する。
その脱気後にスパウト口部22に後に詳述するインナーシール材23の仮シールを行うと
共に、必要なインナーシール材23を打ち抜く。次の第1シール工程8および第2シール工程9にて、スパウト口部22の開口端部にインナーシール材23を充分に加熱し本シールして完全に密封する。次のシール冷却工程10にて、加熱状態のインナーシール材23を冷却する。次のインナーシール検査工程11にて、シール状態を検査する。次のキャップ巻き締め工程12にて、スパウト口部22にキャップ24を螺着する。次のキャップ検査工程13にて、キャップ24の螺着状態を検査する。次の製品取り出し工程14にて、スパウトパウチ充填機Aから正常製品25を取り出し、そして、次の不良品排出工程15にて、各検査工程で不良と判断された製品26を排出する。
次に、脱気・仮シール・打ち抜き工程7における仮シール手段について詳述する。
すなわち、インナーシール材の仮シール装置30により、スパウト付パウチ20のスパ
ウト口部22上にインナーシール材23が仮シールされる。この仮シール装置30は、先端が外方に凸形状に形成されてなるシールバー32を有する仮シール機構31と、仮シール時に内容物を充填した状態のスパウト付パウチ20における内容物面27より上に位置するパウチ部位20aを押圧する脱気板機構34(図3、4参照)と、を少なくとも具備してなる。シールはシールバーの加熱によって行われる
前記仮シール機構31は、上記のシールバー32と、このシールバー32と不図示のア
クチュエータとを連結してシールバー32を垂直に往復運動させるロッド35と、スパウ
ト口部22上にインナーシール材23を仮シールする際の加熱源となるヒーター36と、
仮シール温度を制御するためにシールバー32の温度を測定する温度センサ37と、必要なインナーシール材23を打ち抜く筒状カッター38と、を主要な構成要素としてなるものである。
前記シールバー32は、その先端部近くまでヒーター36が挿入され、さらに、先端部
のヒーター36近傍の孔に温度センサ37も埋込設置されている。このシールバー32の
先端面は外方に凸形状に形成されている。シールバー先端面の外方に凸形状とは、例えば、図5に示す先端面の縁部のみを面取りした状態、図6に示す先端面の縁部をR状にした状態、あるいは、図7に示す先端面全体を球面状に形成した状態が例示される。また、このシールバー32は、その先端の凸形状33部分がヒーター36により加熱され、温度センサ37により逐一シール凸形状33の温度が計測されて、スパウト口部22上にインナーシール材23を仮シールする際の温度管理がなされている。なお、インナーシール材23の材質としてはアルミ箔、アルミ積層材、またはPET蒸着フィルム等のバリア性シート等が採択される。また、図2中39は、温度センサ37のリード線37aを止めるためのバンドである。
したがって、供給工程1にて、保持部材21にスパウト付パウチ20を吊り下げ保持す
る際、多少のズレが生じて、スパウト口部22上端部が水平になるように吊り下げ保持されていなくても、シールバー32先端面のシール凸形状33はスパウト口部22の開口端部における内端全周22aに当接して、全周シールを実現することが可能となる。
前記ロッド35は、一端が不図示のアクチュエータに連結し、他端がシールバー32に連結して、さらに、ロッド35内を前記ヒーター36が貫通している。また、前記筒状カッター38は不図示のアクチュエータに連結されており、シールバー32の外側を同心状に摺動し、仮シールに必要なインナーシール材をインナーシール材23から打ち抜くことが可能になる。
前記脱気板機構34は、スパウト付パウチ20内の内容物面27より上に位置するパウ
チ部位20aを押圧する上部脱気板40と、押圧動作を実現するアクチュエータ41と、
該アクチュエータ41と上部脱気板40とを連結する連結バー42とで構成し、制御部か
ら送られてくるタイムスケジュールに基づいて、アクチュエータ41が往復運動を行い、
連結バー42を経て上部脱気板40にて上記内容物面27より上に位置するパウチ部位2
0aの押圧・解除を繰り返す。内容物面27より上に位置するパウチ部位20aを押圧する理由は、脱気工程時の内容物面の昇降がないため、パウチの変形を防止でき、縮小変形状態を保持することが出来、さらに、スパウト付パウチ20内の含気量を調整出来且つ空気の吸込現象を規制することも出来るからである。なお、図3はスパウト付のガセットパウチを上部脱気板40にて押圧する場合を示し、図4はスタンディングパウチを上部脱気板40にて押圧する場合を示している。
次に、図面を参照して、上記構成になるインナーシール材の仮シール装置30により、
仮シール方法について説明する。
まず、脱気・充填工程4にて内容物を充填されたスパウト付パウチ20は、口部洗浄・
窒素置換工程5、口部エアー乾燥・窒素置換工程6を順次経て脱気・仮シール・打ち抜き
工程7に送られる。この工程7で、インナーシール材の仮シール装置30における脱気板
機構34の上部脱気板40にて、スパウト付パウチ20内の内容物面27より上に位置す
るパウチ部位20aを押圧して脱気して、スパウト付パウチ20内の含気量を適正に調整
する。
その後、スパウト付パウチ20のスパウト口部22上にインナーシール材23を供給し
て、スパウト口部22の開口端部における内端全周22aに当接して、スパウト口部22
上にインナーシール材23を全周シールとなるように仮シールする(図8、9参照)。このため、脱気後のスパウト付パウチ20内は、この全周シールである仮シールにて密封状態になることから、新たに空気を吸い込むことがなく、また、含気量の調整不全となることもない。そして、筒状カッター38を垂直に往復運動させて、上記仮シールに必要なインナーシール材23を打ち抜き、次の第1シール工程8および第2シール工程9に送られて、スパウト口部22の開口端部にインナーシール材23が充分に加熱され本シールされて、完全に密封状態となる。
次に、上記構成になる脱気方法およびインナーシール材の仮シール方法の優位性を実施例によって実証する。
まず、仮シール前の脱気方式の違いによるスパウト付パウチ内に吸い込むエアーの含気量と封入酸素量を測定し、吸い込みエアーの有無を測定したので、その結果を以下に示す。
〈実施例1〉
口径15mmのスパウト付のスタンディングパウチ110w×160L×31t(mm)内に250mlの内容液を充填、脱酸素工程で封入酸素量を低減し、スパウト口部にインナーシール材にて1/4の部分シールを施し、図4の脱気板機構の上部脱気板により、スパウト付スタンディングパウチ内の内容液面より上の部位を押圧して脱気し10ないし15mlの含気量に調整した後スパウト口部を封止し、スパウト付スタンディングパウチ内の含気量と封入酸素量とを測定する。
〈比較例1〉
図10の脱気板機構の側部脱気板を使用してスパウト付スタンディングパウチ内の内容
液面より下の部位を押圧して脱気すること以外、実施例1と同様にスパウト付スタンディングパウチ内の含気量と封入酸素量とを測定する。
その結果を図11、12に示す。
本発明の脱気板機構の上部脱気板を使用したものは、図11にて明らかなとおり、完全ではないが、吸込エアーが無いことが確認できた。これに対して、比較例1の脱気板機構の側部脱気板を使用したものは、図12にて明らかなとおり、実質的に吸込エアーが有ったことが実証された。
次に、仮シールのシールバーの先端部形状の違いによるスパウト付パウチ内に吸い込む
エアー量を測定したので、その結果を以下に示す。
〈実施例2〉
実施例1と同じ口径15mmのスパウト付のスタンディングパウチ110w×160L×31t(mm)内に250mlの内容液を充填し、エアーを吸い込みやすい上記比較例1にて使用した図10の脱気板機構の側部脱気板にて押圧して10ないし15mlの含気量に調整した後スパウト口部上にインナーシール材を供給し、図5に示す先端面がシール凸形状を有するシールバーを用いて200℃および220℃の温度で仮シールして、スパウト付スタンディングパウチ内の含気量と封入酸素量とを測定する。
〈比較例2〉
スパウト口部上にインナーシール材を供給し、図13に示すシールバーの平板面にて200℃および220℃の温度で仮シールすること以外、実施例2と同様にスパウト付スタンディングパウチ内の含気量と封入酸素量とを測定する。
その結果を図14、15に示す。
先端面形状が凸形状を有する本発明のシールバーを使用したものは、図14にて明らかなとおり、実質的に吸込エアーが無いことが実証された。これに対して、比較例2のシールバーの平板面を使用したものは、図15にて明らかなとおり、実質的に吸込エアーが有ったことが実証された。
さらに、スパウト付パウチのスパウト口部の天面に傷が有った場合のシールバーの先端
部形状の違いによる密封性を評価したので、その結果を以下に示す。
〈実施例3〉
スパウト口部の天面に大(深さ0.19mm×幅0.24mm)、中(深さ0.12m
m×幅0.16mm)、小(深さ0.07mm×幅0.12mm)の傷があることおよび
仮シール温度を200℃から210℃に変更したこと以外、実施例2と同様にシールしたサンプルを浸透液で漏洩の有無を評価する。
〈比較例3〉
スパウト口部上にインナーシール材を供給し、図13に示すシールバーの平板面にて220℃で仮シールすること以外は、実施例2と同様にシールしたサンプルを浸透液で漏洩の有無を評価する。
その結果を表1に示す。
Figure 0005332297
実施例3に示した先端面が外方に凸形状を有する本発明のシールバーを使用したものは、表1にて明らかなとおり、仮シール温度が220℃で、傷の大きさが小であれば、密封性が著しく優れていることを実証している。
これに対して、比較例3のシールバーの平板面を使用したものは、表1にて明らかなとおり、密封性が無いことが実証された。
実施例から明らかなように、本発明方法によれば、脱気板機構の上部脱気板により、スパウト付パウチ内の内容物面より上の部位を押圧して脱気すると、スパウト付パウチの上部が変形しても脱気工程時の内容物面の昇降がないため、パウチの変形を防止でき、縮小変形状態を保持することが出来る。したがって、完全ではないもののエアーの吸い込みが規制できる。その上、上記脱気手段に加えて、先端を凸形状に形成したシールバーを用いることによって、含気量を調整した状態に保持出来、且つ空気の吸込現象も規制することが出来る。さらに、スパウト付パウチのスパウト口部に傷がある場合でも、軽微な傷であれば本発明方法による仮シールは全周シールとなって、密封性を達成することができる。
以上のことからもわかるように、上記脱気板を用い、かつ、先端を凸形状に形成したシールバーを用いた場合には、より密封性にすぐれたスパウト付パウチが得られることは容易に理解されるであろう。
以上、本発明の実施形態1を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明のインナーシール材の仮シール方法およびその装置は、工程を単純にし且つ余分な規制部材も不必要にして、スパウト付パウチ内の含気量を調整しその状態を保持出来、且つ空気の吸込現象も規制したいような場合に、高い利用可能性があり、さらに、スパウト口部に軽微な傷があるような場合でも、極めて高い利用可能性がある。
本発明の実施形態のインナーシール材の仮シール装置を含んだスパウトパウチ充填機の概要を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインナーシール材の仮シール装置を示す縦断面図である。 上記仮シール装置の脱気板機構の側面図である。 同じく仮シール装置の脱気板機構の側面図である。 図2のX部を拡大した形状の一例を示す縦断面図である。 同じく他の形状を示す縦断面図である。 同じく他の形状を示す縦断面図である。 本発明の実施形態の仮シール装置による仮シール前の断面図である。 同じく仮シール装置による仮シール状況の断面図である。 仮シール装置の従来の脱気板機構の側面図である。 本発明方法の脱気板機構による仮シール後のスパウト付パウチ内の含気量と封入酸素量との特性図である。 従来方法の脱気板機構による仮シール後のスパウト付パウチ内の含気量と封入酸素量との特性図である。 従来の仮シール装置による仮シール前の断面図である。 本発明方法のシールバーによる仮シール後のスパウト付パウチ内の含気量と封入酸素量との特性図である。 従来方法のシールバーによる仮シール後のスパウト付パウチ内の含気量と封入酸素量との特性図である。
符号の説明
1 供給工程
2 印字・印字検査工程
3 予備開口・プレ置換工程
4 脱気・充填工程
5 口部洗浄・窒素置換工程
6 口部エアー乾燥・窒素置換工程
7 脱気・仮シール・打ち抜き工程
8 第1シール工程
9 第2シール工程
10 シール冷却工程
11 インナーシール検査工程
12 キャップ巻き締め工程
13 キャップ検査工程
14 製品取り出し工程
15 不良品排出工程
20 スパウト付パウチ
21 保持部材
22 スパウト口部
22a 内端全周
23 インナーシール材
24 キャップ
25 正常製品
26 不良製品
27 内容物面
30 インナーシール材の仮シール装置
31 仮シール機構
32 シールバー
33 シール凸形状
34 脱気板機構
35 ロッド
36 ヒーター
37 温度センサ
37a リード線
38 筒状カッター
39 バンド
40 上部脱気板
41 アクチュエータ
42 連結バー
A スパウトパウチ充填機

Claims (3)

  1. スパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を貼付して、密封するためのインナーシール材の仮シール方法であって、前記スパウト付パウチに内容物を充填した状態で脱気した後、前記スパウト口部の開口端部の内端全周に前記インナーシール材を、先端面が外方に部形状のシールバーを加熱することによって仮シールを行い、前記開口端部を全周シールして密封状態を保持し、前記シールバーの外側を同心状に摺動する筒状カッターでインナーシール材を打ち抜くことを特徴とするインナーシール材の仮シール方法。
  2. 前記脱気は、内容物を充填した状態の前記スパウト付パウチにおける内容物面より上に位置するパウチ部位を脱気板にて押圧することによって行うことを特徴とする請求項記載のインナーシール材の仮シール方法。
  3. スパウト付パウチのスパウト口部にインナーシール材を貼付して、密封するためのインナーシール材の仮シール装置であって、
    仮シール時に内容物を充填した状態のスパウト付パウチにおける内容物面より上に位置するパウチ部位を押圧する脱気板機構と、
    脱気後、前記スパウト口部の開口端部の内端全周に、前記インナーシール材を仮シールする先端面が外方に凸形状のシールバーを有する仮シール機構と、
    前記シールバーの外側を同心状に摺動する筒状カッターと、
    を少なくとも具備してなることを特徴とするインナーシール材の仮シール装置。
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