JP2007145384A - オイル真空充填装置 - Google Patents

オイル真空充填装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007145384A
JP2007145384A JP2005344864A JP2005344864A JP2007145384A JP 2007145384 A JP2007145384 A JP 2007145384A JP 2005344864 A JP2005344864 A JP 2005344864A JP 2005344864 A JP2005344864 A JP 2005344864A JP 2007145384 A JP2007145384 A JP 2007145384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
gun
nozzle
vacuum filling
injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005344864A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4487913B2 (ja
Inventor
Motonori Toda
素徳 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2005344864A priority Critical patent/JP4487913B2/ja
Publication of JP2007145384A publication Critical patent/JP2007145384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4487913B2 publication Critical patent/JP4487913B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】注入ガンの密着性を向上させ、確実に残留オイルの吸引除去を行うことができるオイル真空充填装置を提供すること。
【解決手段】ロボット5の先端に設けられると共にパワステリザーバタンク3にオイルOを真空充填する注入ガン6と、ロボット5の待機中に注入ガン6を装着するガン置台7と、オイルOを貯蔵するオイル脱泡貯蔵タンク8と、パワステリザーバタンク3の内部を真空引き管11を通じて真空引きする真空引き用真空ポンプ31と、真空引き後にオイル脱泡貯蔵タンク8内のオイルOをオイル圧送管13を通じてパワステリザーバタンク3内に圧送する圧送ポンプ32と、ガンノズル44に付着した残留オイルOをガン側後引き管15を通じてオイル脱泡貯蔵タンク8内に吸引除去すると共に置台側後引き管16を通じてオイル貯蔵タンク8内に吸引除去する後引き用真空ポンプ33とを備えるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、オイル真空充填装置に関する。
一般に、車両の生産ラインには、ブレーキオイル、パワーステアリングオイル等の各種オイルをロボットを用いて車両に充填するオイル真空充填装置が設けられている。このオイル真空充填装置は、コンベア等により搬送される車両のオイル注入口に、ロボットの先端に設けられた注入ガンを装着させ、この注入ガンのノズルから車両のオイルタンクやオイルパイプ等の真空引きを行った後、オイルの充填を行うようにしている。そして、オイルの充填が完了すると、注入ガンをコンベアの側方に設けられるガン置台に移動させ、次の車両が搬送されるまで、このガン置台に注入ガンを待機させるようにしている。
しかし、オイル充填後におけるガンノズル内にはオイルが残留しており、この状態でガンノズルをオイル注入口から移動させると、残留オイルが落下して車両に付着したり、作業場周辺を汚したりするおそれがある。また、残留オイルが存在すると、次の車両の真空引きの際に、この残留オイルも吸引してしまい、車両のオイルタンクやオイルパイプを高度に真空できなくなるばかりでなく、真空ポンプの寿命を短くさせるおそれがある。従って、従来のオイル真空充填装置には、ガンノズル内の残留オイルを吸引除去する機能が設けられている。
このような、従来のオイル真空充填装置は、例えば、特許文献1に開示されている。
実公昭62−25966号公報
しかしながら、従来のオイル真空充填装置では、残留オイルをガン側から吸引除去するようにしており、このような構成では、ガンノズルの内側及び外側に付着した残留オイルを十分に除去できないおそれがある。また、従来の装置では、ガンノズルが車体側に装着されているときにだけ残留オイルの吸引除去を行っているが、ガン置台に待機中のガンノズルからも残留オイルの吸引除去を行う必要があると考えられる。更に、残留オイルを効率よく吸引除去するには、ガンノズルとオイル注入口及びガン置台との密着性を向上させる必要があり、従来の装置においては、この点についても、まだ、改良の余地があると考えられる。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、確実に残留オイルの吸引除去を行うことができるオイル真空充填装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係るオイル真空充填装置は、
車両のオイルタンクにロボットでオイルを真空充填するオイル真空充填装置において、
前記ロボットの先端に設けられる注入ガンと、
前記ロボットの待機中に前記ガンを装着するガン置台と、
オイルを貯蔵するオイル貯蔵タンクと、
前記ガンのオイルタンク装着時に前記オイルタンク内を前記注入ガンを通じて真空引きする真空引き手段と、
前記真空引き手段の真空引き後に前記オイル貯蔵タンク内のオイルを前記注入ガンを通じて前記オイルタンク内に圧送するオイル圧送手段と、
前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記注入ガンを通じて前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去するガン側後引き手段と、
前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去する置台側後引き手段とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係るオイル真空充填装置は、
第1の発明に係るオイル真空充填装置において、
前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンを通じて前記ガンノズルの内側及び外側にエアーを供給し前記ガン置台に残留オイルを排出させるエアー供給手段を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係るオイル真空充填装置は、
第1または2の発明に係るオイル充填装置において、
前記ガン置台に設けられると共に前記ガンノズルを収容する置台ノズルと、
前記置台ノズルをガン側に付勢支持する付勢支持手段とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係るオイル真空充填装置は、
第1乃至3のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、
前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルに圧着する圧着ピストンを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係るオイル真空充填装置は、
第1乃至4のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、
前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルをクランプするクランプ爪を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係るオイル真空充填装置は、
第1乃至5のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、
前記オイル貯蔵タンク内を減圧させる減圧手段を備える
ことを特徴とする。
第1の発明に係るオイル真空充填装置によれば、車両のオイルタンクにロボットでオイルを真空充填するオイル真空充填装置において、前記ロボットの先端に設けられる注入ガンと、前記ロボットの待機中に前記注入ガンを装着するガン置台と、オイルを貯蔵するオイル貯蔵タンクと、前記注入ガンのオイルタンク装着時に前記オイルタンク内を前記注入ガンを通じて真空引きする真空引き手段と、前記真空引き手段の真空引き後に前記オイル貯蔵タンク内のオイルを前記注入ガンを通じて前記オイルタンク内に圧送するオイル圧送手段と、前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記注入ガンを通じて前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去するガン側後引き手段と、前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去する置台側後引き手段とを備えることにより、前記ロボットの待機中にガン側及びガン置台側からの双方から吸引できるので、確実に前記ガンノズルに付着した残留オイルを除去することができる。
第2の発明に係るオイル真空充填装置によれば、第1の発明に係るオイル真空充填装置において、前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンを通じて前記ガンノズルの内側及び外側にエアーを供給し前記ガン置台に残留オイルを排出させるエアー供給手段を備えることにより、前記ガンノズルの内側及び外側に付着する残留オイルを更に除去することができる。
第3の発明に係るオイル真空充填装置によれば、第1または2の発明に係るオイル充填装置において、前記ガン置台に設けられると共に前記ガンノズルを収容する置台ノズルと、前記置台ノズルをガン側に付勢支持する付勢支持手段とを備えることにより、前記注入ガンの装着時における衝撃を吸収することができると共に、フローティングが可能となり注入ガン装着位置にばらつきが生じても追従して対応することができる。
第4の発明に係るオイル真空充填装置によれば、第1乃至3のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルに圧着する圧着ピストンを備えることにより、前記注入ガンと前記ガン置台との密着性を向上させることができる。
第5の発明に係るオイル真空充填装置によれば、第1乃至4のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルをクランプするクランプ爪を備えることにより、更に、前記注入ガンと前記ガン置台との密着性を向上させることができる。
第6の発明に係るオイル真空充填装置によれば、第1乃至5のいずれかの発明に係るオイル真空充填装置において、前記オイル貯蔵タンク内を減圧させる減圧手段を備えることにより、貯蔵されるオイルや吸引除去されたオイルに含まれる水分を瞬時に蒸発させることができる。
以下、本発明に係るオイル真空充填装置を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例に係るオイル真空充填装置が設置される車両の生産ラインの平面図、図2は本発明の一実施例に係るオイル真空充填装置の概略構成図、図3は図1のI−I矢視断面図であってガン置台に待機する注入ガンを示した図、図4は注入ガンの拡大図、図5は図4のII−II矢視断面図、図6は各動作時における各弁の開閉の様子を示した図である。
先ず、図1,2を用いて本発明に係るオイル真空充填装置の概略構成を説明する。
図1に示すように、生産ライン1にはコンベア等の搬送装置(図示省略)により車両2が図中右側から左側に向けて搬送されており、この搬送される車両2の側方にはオイル真空充填装置4が設けられている。オイル真空充填装置4は、搬送される車両2にパワーステアリング用のオイルO(図2参照)を充填するものであり、回転可能に設けられるロボット5と、このロボット5の待機中にその先端の略筒状をなす注入ガン6を保持するガン置台7とを備えている。つまり、車両2にはオイルOを貯蔵するためのパワステリザーバタンク3が設けられており、その車両2が搬送されると、ロボット5が車両2側に回転して、注入ガン6をこのパワステリザーバタンク3のオイル注入口3aに装着させてオイルOを充填する。そして、オイル充填が完了すると、ロボット5が逆転して、注入ガン6をガン置台7に保持させる。
図2に示すように、注入ガン6の下端には筒状の筒部41が形成されており、筒部41の基端部43の略中心部には開口部42に向けて突出するようにガンノズル44が設けられている。そして、基端部43には真空引き管11が接続されており、この真空引き管11には注入ガン6内に配置されるバルブ25及びバルブ26と、真空引き用真空ポンプ31とが設けられている。なお、基端部43における真空引き管11の開口部は、後述する注入ガン6のガン置台7への装着時において、置台ノズル62の内側に配置されるように開口されている。
また、オイル真空充填装置4には、その内部を常時減圧して(減圧手段)オイルOを貯蔵するオイル脱泡貯蔵タンク8が設けられている。このオイル脱泡貯蔵タンク8には、オイル供給装置(図示省略)と連通するオイル供給管12と、ガンノズル44内と連通するオイル圧送管13とが接続されている。このオイル圧送管13には注入ガン6内に配置されるバルブ21と、圧送ポンプ32とが設けられている。そして、バルブ21とガンノズル44との間(バルブ21の下流側)には、注入ガン6内に配置されるバルブ22を備える共通管14の一端が接続されている。更に、オイル脱泡貯蔵タンク8には、共通管14の他端に連通すると共にバルブ23を備えるガン側後引き管15と、ガン置台7内に連通すると共に置台バルブ28を備える置台側後引き管16と、後引き用真空ポンプ33を備える後引き管17とが接続されている。
そして、共通管14の他端にはバルブ24及びエアー供給用ポンプ34を備えるエアー供給管18が接続されており、このバルブ24とエアー供給用ポンプ34との間(バルブ24の上流側)と、バルブ25,26間との間には、バルブ27を備えた連通管19が連通されている。
なお、真空引き管11、バルブ25、バルブ26、真空引き用真空ポンプ31等は、真空引き手段を構成するものである。また、オイル圧送管13、バルブ21、圧送ポンプ32等は、オイル圧送手段を構成するものである。また、共通管14、ガン側後引き管15、後引き管17、バルブ22、バルブ23、後引き用真空ポンプ33等は、ガン側後引き手段を構成するものである。また、置台側後引き管16、後引き管17、置台バルブ28、後引き用真空ポンプ33等は、置台側後引き手段を構成するものである。更に、共通管14、エアー供給管18、連通管19、バルブ22、バルブ24、バルブ25、バルブ27、エアー供給用ポンプ34等は、エアー供給手段を構成するものである。
次に、図3乃至5を用いて注入ガン6及びガン置台7の構成ついて説明する。
先ず、図3乃至5に示すように、ガンノズル44の外周には筒状をなす圧着ピストン45が設けられており、この圧着ピストン45はエアシリンダ(図示省略)の駆動により上下方向に摺動される。なお、図4及び図5における圧着ピストン45は、図中右側に図示するものは最下位に移動したときを示し、左側に図示するものは最上位に移動したときを示している。
また、注入ガン6の軸方向(上下方向)略中間部には一対のクランプ爪46が設けられており、このクランプ爪46は、支持ピン49を介してブラケット50に支持される基端部47と、注入ガン6の内側に屈曲した爪部48とを備えている。つまり、クランプ爪46は、その基端部47が揺動可能に軸支されることで、爪部48を注入ガン6の径方向に開閉させることができる。なお、図5におけるクランプ爪46は、図中右側に図示するものは爪部48が閉じた状態(係合状態)を示し、左側に図示するものは爪部48が開いた状態を示している。
一方、図3に示すように、ガン置台7はスタンド51を備えており、このスタンド51の上部には受け台52が設けられている。受け台52の略中央部には取付孔53が開口されており、受け台52の上面にはこの取付孔53を覆うように筒状のガイド部材54が設けられている。ガイド部材54は、受け台52の上面に接合されるフランジ部55と、このフランジ部55から上方に延設する鉛直部56とから構成されており、鉛直部56の上端には内側に傾斜する係止部57が形成されている。
また、受け台52の下面には固定金具58が設けられており、この固定金具58は、受け台52の下面に接合されるフランジ部59と、このフランジ部59から上方に延設する鉛直部60とから構成されている。そして、鉛直部60は取付孔53を貫通して鉛直部56の内周面と接するように形成されている。つまり、ガイド部材54は、フランジ部55が受け台52を介してフランジ部59に固定されると共に、鉛直部56の内周面が鉛直部60の外周面に固定されている。
更に、スタンド51内には置台側後引き管16と連通する排出管61が配置されている。排出管61の上端にはガイド部材54(鉛直部56)内を貫通するように配置される置台ノズル62が設けられており、この置台ノズル62の上端は圧着ピストン45と対向するように形成されている。また、その外周面には、クランク爪44の爪部48が係合する凹状の係合部63と、外側に突出する突出部64とが形成されている。そして、この突出部64の下部と鉛直部60の上端との間にはスプリング65が設けられている。
つまり、置台ノズル62はスプリング65を介して固定金具58に支持されており、ガンノズル44が待機していないときには、スプリング65の付勢力により突出部64が係止部57に押圧された状態となっている。なお、係止部57、突出部64、スプリング65等は、付勢支持手段を構成するものである。
次に、図6を参照しながらオイル真空充填装置4の動作について説明する。
先ず、図1に示すように、車両2が所定位置に搬送されると、ガンノズル44はガン置台7から離脱し、ロボット5が車両2側に回転する。車両2上の所定位置に移動したガンノズル44は降下され、パワステリザーバタンク3のオイル注入口3aに装着される。そして、クランプ爪46が閉じられ、爪部48がオイル注入口3aの首部に形成される凹状の係合部(図示省略)に係合した後、真空引き用真空ポンプ31が駆動し、パワステリザーバタンク3内の真空引きが行われる。このとき、バルブ25及びバルブ26は開弁されると共に、他のバルブ21,22,23,24,27,28は閉弁されるので、パワステリザーバタンク3内の空気は、オイル注入口3aから開口部42を通過して真空引き管11内に吸引される。
このように真空引きが完了すると、次いで、圧送ポンプ32が駆動し、パワステリザーバタンク3内へのオイル充填が行われる。このとき、バルブ21は開弁されると共に、他のバルブ22,23,24,25,26,27は閉弁されるので、オイル脱泡貯蔵タンク8内に貯蔵されるオイルOは、オイル圧送管13からガンノズル44を通過してパワステリザーバタンク3内へ充填される。
そして、パワステリザーバタンク3内への所定量のオイル充填が完了すると、クランプ爪46が開き、爪部48はオイル注入管3aの係合部から解除され、ガンノズル44が離脱上昇された後、ロボット5がガン置台7側に回転する。これと同時に、オイル充填が完了すると、後引き用真空ポンプ33が駆動し、後引き、即ち、ガンノズル44内に残留するオイルOの吸引が行われる。このとき、バルブ22及びバルブ23は開弁されると共に、他のバルブ21,24,25,26,27は閉弁されるので、ガンノズル44内に残留するオイルOは、共通管14からガン側後引き管15を通過してオイル脱泡貯蔵タンク8内に吸引除去される。なお、オイル脱泡貯蔵タンク8内は常時減圧されているので、この吸引除去されたオイルO内の水分は瞬時に蒸発されることになる。
このように、後引きされながらガン置台7側に移動した注入ガン6は、ガン置台7上の所定位置において降下して、ガンノズル44が置台ノズル62内に収納されるように装着される。これと同時に、図4,5に示すように、圧着ピストン45が下方に移動して置台ノズル62の上端を押圧すると共に、クランプ爪46が閉じて爪部48は係合部63に係合する。このとき、置台ノズル62はスプリング64の付勢力に抗して下方へ移動することになるが、置台ノズル62は突出部64を介してこのスプリング65だけに支持されているので、注入ガン6の装着時における衝撃を吸収することができる一方、フローティングが可能となり注入ガン6(ガンノズル44)の装着位置にばらつきが生じても追従して対応することができる。
次いで、注入ガン6がガン置台7に装着され、所定時間の後引きが完了すると、エアー供給用ポンプ34が駆動し、エアーブロー、即ち、ガンノズル44の内側及び外側に付着したオイルOの吸引除去が行われる。このとき、バルブ22,24,25,27は開弁されると共に、他のバルブ21,23,26は閉弁される一方、置台バルブ28が開弁される。これにより、エアー供給管18から共通管14を通過した空気は、ガンノズル44内に侵入し、その内側に残留するオイルOを、置台ノズル62内に排出させる。一方、エアー供給管18から連通管19及び真空引き管11を通過した空気は、ガンノズル44の外周に侵入し、その外側に付着したオイルOを、置台ノズル62内に排出させる。
そして、置台ノズル62内に排出されたオイルOは、後引き用真空用ポンプ33の駆動により、排出管61から置台側後引き管16を通過してオイル脱泡貯蔵タンク8内に吸引除去される。この場合においても、この吸引除去されたオイルO内の水分は瞬時に蒸発されることになる。そして、所定時間のエアーブローが完了すると、次の車両2が搬送され、上述した動作が繰り返し行われる。
なお、上記の動作では、エアーブローが行われると同時に置台バルブ28を開弁状態としたが、注入ガン6がオイル注入口3aから離脱するか、あるいは、注入ガン6がガン置台7に装着したときに、置台バルブ28を開弁するようにしても構わない。
従って、本発明に係るオイル真空充填装置によれば、ガンノズル44内側に残留するオイルOを、注入ガン6側から吸引除去するだけでなく、ガン置台7側からも吸引除去するので、確実に残留オイルを除去することができる。しかも、吸引除去後に、ガンノズル44の内側及び外側をエアーブローするようにしているので、より確実に残留オイルを除去することができる。また、置台ノズル62をスプリング65により付勢支持することにより、注入ガン6のガン置台7への装着の際に発生する衝撃を吸収することができる一方、フローティングが可能となり注入ガン6の装着位置にばらつきが生じても、追従して置台ノズル62を注入ガン6に密着させることができる。更には、圧着ピストン45及びクランプ爪46を使用して注入ガン6を置台ノズル62に装着させているので、密着性が向上され、空気や異物等の侵入を防止することができる。そして、仮に、オイルO内に水分が混ざっても、オイル脱泡貯蔵タンク8内が減圧状態で保持されているので、容易に空気を蒸発させることができる。これにより、パワステリザーバタンク3内やオイル真空充填装置4内に余分な水分が介在することがないので、高精度による真空引きを行うことができる。
空気との接触を防止して液体を充填する真空充填装置に適用可能である。
本発明の一実施例に係るオイル真空充填装置が設置される車両の生産ラインの平面図である。 本発明の一実施例に係るオイル真空充填装置の概略構成図である。 図1のI−I矢視断面図であってガン置台に待機する注入ガンを示した図である。 注入ガンの拡大図である。 図4のII−II矢視断面図である。 各動作時における各弁の開閉の様子を示した図である。
符号の説明
2 車両
3 パワステリザーバタンク
4 オイル真空充填装置
5 ロボット
6 注入ガン
7 ガン置台
8 オイル脱泡貯蔵タンク
11 真空引き管
13 オイル圧送管
15 ガン側後引き管
16 置台側後引き管
17 後引き管
18 エアー供給管
31 真空引き用真空ポンプ
32 圧送ポンプ
33 後引き用真空ポンプ
34 エアー供給用ポンプ
44 ガンノズル
45 圧着ピストン
46 クランク爪
48 爪部
54 ガイド部材
57 係止部
62 置台ノズル
63 係合部
64 突出部
65 スプリング

Claims (6)

  1. 車両のオイルタンクにロボットでオイルを真空充填するオイル真空充填装置において、
    前記ロボットの先端に設けられる注入ガンと、
    前記ロボットの待機中に前記注入ガンを装着するガン置台と、
    オイルを貯蔵するオイル貯蔵タンクと、
    前記注入ガンのオイルタンク装着時に前記オイルタンク内を前記注入ガンを通じて真空引きする真空引き手段と、
    前記真空引き手段の真空引き後に前記オイル貯蔵タンク内のオイルを前記注入ガンを通じて前記オイルタンク内に圧送するオイル圧送手段と、
    前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記注入ガンを通じて前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去するガン側後引き手段と、
    前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンのガンノズルに付着した残留オイルを前記オイル貯蔵タンク内に吸引除去する置台側後引き手段とを備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
  2. 請求項1に記載のオイル真空充填装置において、
    前記注入ガンのガン置台装着時に前記注入ガンを通じて前記ガンノズルの内側及び外側にエアーを供給し前記ガン置台に残留オイルを排出させるエアー供給手段を備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
  3. 請求項1または2に記載のオイル充填装置において、
    前記ガン置台に設けられると共に前記ガンノズルを収容する置台ノズルと、
    前記置台ノズルをガン側に付勢支持する付勢支持手段とを備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のオイル真空充填装置において、
    前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルに圧着する圧着ピストンを備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のオイル真空充填装置において、
    前記注入ガンのガン置台装着時にガン側から前記置台ノズルをクランプするクランプ爪を備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のオイル真空充填装置において、
    前記オイル貯蔵タンク内を減圧させる減圧手段を備える
    ことを特徴とするオイル真空充填装置。
JP2005344864A 2005-11-30 2005-11-30 オイル真空充填装置 Expired - Fee Related JP4487913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344864A JP4487913B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 オイル真空充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005344864A JP4487913B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 オイル真空充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007145384A true JP2007145384A (ja) 2007-06-14
JP4487913B2 JP4487913B2 (ja) 2010-06-23

Family

ID=38207270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005344864A Expired - Fee Related JP4487913B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 オイル真空充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4487913B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104028490A (zh) * 2014-05-09 2014-09-10 柳工无锡路面机械有限公司 用于多功能摊铺机智能沥青清洗及加油的方法和装置
CN104986712A (zh) * 2015-07-06 2015-10-21 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 330kv及以上电缆户外充油终端注油装置和方法
CN104418280B (zh) * 2013-08-30 2017-03-22 欧科企业有限公司 自助换油装置
US10626006B2 (en) 2017-06-19 2020-04-21 Honda Motor Co., Ltd. Fluid fill tool and methods of using the same
CN111977604A (zh) * 2020-07-21 2020-11-24 中国海洋石油集团有限公司 一种自动真空净化和加注油液的设备

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104418280B (zh) * 2013-08-30 2017-03-22 欧科企业有限公司 自助换油装置
CN104028490A (zh) * 2014-05-09 2014-09-10 柳工无锡路面机械有限公司 用于多功能摊铺机智能沥青清洗及加油的方法和装置
CN104986712A (zh) * 2015-07-06 2015-10-21 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 330kv及以上电缆户外充油终端注油装置和方法
US10626006B2 (en) 2017-06-19 2020-04-21 Honda Motor Co., Ltd. Fluid fill tool and methods of using the same
CN111977604A (zh) * 2020-07-21 2020-11-24 中国海洋石油集团有限公司 一种自动真空净化和加注油液的设备
CN111977604B (zh) * 2020-07-21 2022-05-03 中国海洋石油集团有限公司 一种自动真空净化和加注油液的设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP4487913B2 (ja) 2010-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4487913B2 (ja) オイル真空充填装置
EP1788300A3 (en) Hydrogen tank filling station and method of filling hydrogen tank with hydrogen
JP2006351619A (ja) 被処理物供給装置及び被処理物供給方法
CN105531103B (zh) 用于隐形眼镜的抓取器和用于输送隐形眼镜的方法
JP2005343529A (ja) 液体充填機
JP5249593B2 (ja) レジスト液回収方法
JP2006102655A (ja) 材料圧送装置及び材料圧送方法
CN217756873U (zh) 一种防滴漏化妆品灌装出料装置
JP2004306169A (ja) 吸着装置
CN111479620B (zh) 输料设备及其输料方法
EP3075461B1 (en) Automatic bottle wash-up line and method
JP2010017832A (ja) ワーク吸着装置
CN109550644A (zh) 液晶面板制作灌胶用装置
JP4767112B2 (ja) 液封マウント用の液封入装置、及び液封マウントの製造方法
JP2009040552A (ja) 印刷機の給紙装置
CA2606931A1 (en) Ink cartridge refill system for inkjet printers and method of refilling ink cartridges using the same
CN220884875U (zh) 油脂灌装装置
JP4406105B2 (ja) 給液方法および給液装置
CN219976162U (zh) 一种真空注液装置
JP2005298024A (ja) 液体の充填方法及び装置
JP5188719B2 (ja) 蓄電池の液口栓供給方法及びその装置
JP2558192B2 (ja) 給液装置
JPH0736740Y2 (ja) 紙製容器の注出口仮着装置
JPH0516794A (ja) 自動二・三輪車の作動油充填方法ならびに該方法に使用する作動油充填装置および注油ガン
CN112337739A (zh) 全自动补胶机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071029

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100322

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4487913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130409

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140409

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees