JP5331060B2 - 透過性地下水浄化体の性能回復方法 - Google Patents

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本発明は、透過性地下水浄化体の性能回復方法に関する。
土壌汚染や地下水汚染の汚染物質の代表的なものとしてテトラクロロエチレンやトリクロロエチレン等の揮発性有機塩素化合物がある。
このような揮発性有機塩素化合物は、金属還元剤により速やかに脱塩素無害化されることが知られている(例えば特許文献1参照)。
そのため、金属還元剤を地中に配置することにより形成された透過性地下水浄化壁を、汚染地下水の流下方向と交差するように形成することで汚染地下水の拡散の防止する場合がある。
特開2005−138107号公報
ところが、金属還元剤は、経年的に嫌気性腐食が進行し、その周囲に腐食皮膜が形成される。腐食皮膜が形成されると、金属還元剤の反応性が減衰してしまう。
そのため、透過性地下水浄化壁の設置から長い年月が経過して金属還元剤の反応性が低下した場合には、新たに透過性地下水浄化壁を形成することや、透過性地下水浄化壁内の金属還元剤を交換すること等により浄化性能の回復を図る場合があった。
ところが、新たに透過性地下水浄化壁を形成する場合は、用地の確保が困難な場合があることや、費用が嵩む等の問題点を有していた。
また、金属還元剤の交換は作業に手間がかかるという問題点を有していた。
本発明は、前記の問題点を解決することを目的とするものであり、透過性地下水浄化体の機能を簡易かつ安価に回復させることを可能とした透過性地下水浄化体の性能回復方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の透過性地下水浄化体の性能回復方法は、鉄粉を反応材とした透過性地下水浄化体の浄化機能を原位置にて回復させる方法であって、L−アスコルビン酸の濃度が0.1mol/L以上0.5mol/L以下の範囲内の溶液である還元剤溶液を前記透過性地下水浄化体に供給することを特徴としている。
かかる透過性地下水浄化体の性能回復方法によれば、反応材である鉄粉の表面に形成された腐食皮膜を、L−アスコルビン酸により除去することが可能となる。腐食皮膜は、経年的に嫌気性腐食が進行することにより鉄粉の表面に形成されたものである。腐食皮膜を除去すれば、鉄粉と汚染物質との接触効率が改善し、浄化性能が回復する。
前記還元剤溶液の注入量が、前記透過性地下水浄化体の空隙体積に対して1倍以上3倍以下の範囲内であれば、透過性地下水浄化体内に還元剤溶液が行き渡るため、浄化性能がより効果的に回復する。
つまり、透過性地下水浄化体内の空隙のすべてを還元剤溶液に置換することが可能となるため、効果的である。
なお、還元剤溶液の透過性地下水浄化体への供給は、前記透過性地下水浄化体に形成された注入孔から注入してもよいし、前記透過性地下水浄化体の上流に形成された注入孔から注入してもよい。
本発明の透過性地下水浄化体の性能回復方法によれば、反応材の機能を簡易かつ安価に回復させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る性能回復方法が適用される透過性地下水浄化壁を模式的に示す斜視図である。 (a)は図1の透過性地下水浄化壁の平面図、(b)は同縦断面図である。 還元剤溶液の注入状況を示す模式図である。 実施例1の実験結果を示すグラフであって、L−アスコルビン酸溶液に6時間浸漬させた鉄粉を使用した場合のトリクロロエチレン濃度比の経時変化である。 実施例1の実験結果を示すグラフであって、L−アスコルビン酸溶液に24時間浸漬させた鉄粉を使用した場合のトリクロロエチレン濃度比の経時変化である。 実施例1の実験結果を示すグラフであって、鉄粉に接触させた還元剤溶液のpHと浸漬時間の関係である。 実施例1の実験結果を示すグラフであって、鉄粉に接触させた還元剤溶液の鉄溶出率と浸漬時間との関係である。 実施例2を実施した透過性地下水浄化壁を模式的に示す平面図である。 実施例2の実験結果を示すグラフであって、(a)は採水深度とpHの関係、(b)は採水深度と有機炭素濃度の関係、(c)は採水深度と溶存鉄濃度の関係、(d)は採水深度と酸化還元電位の関係を表している。 実施例2の実験結果を示すグラフであって、注入井および上流井において測定されたテトラクロロエチレン濃度の経時変化である。
本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態では、図1に示すように、地中の汚染源2の下流側に形成された透過性地下水浄化壁(透過性地下水浄化体)1について、本発明の透過性地下水浄化体の性能回復方法により浄化機能を原位置にて回復させる場合について説明する。
汚染源2は、地中に浸透した揮発性有機化合物からなる。透過性地下水浄化壁1は、汚染源2を通過することにより汚染された汚染地下水3の拡散を防止することを目的として、汚染地下水3の流れに対して交差するように形成されている(図2(a)および(b)参照)。汚染地下水3は、透過性地下水浄化壁1を通過することで汚染物質が除去されて無害化される(浄化地下水4)。
本実施形態の透過性地下水浄化壁1は、地中に列状配置された複数本の浄化杭5,5,…により形成されている。なお、透過性地下水浄化壁1の構成は、複数の浄化杭5,5,…からなるものに限定されるものではなく、例えば、掘削溝を形成し、この掘削溝に反応材を充填することにより板状に形成された浄化壁であってもよい。
浄化杭5は、下端部が不透水層G1に到達した状態で形成されており、図2(b)に示すように、地中に形成された柱状の縦孔5a内に、鉄粉(金属還元剤)である反応材と砕石との混合体5bが充填されることにより形成されている。
なお、浄化杭5は、所望の透水性を確保することが可能であれば、反応材のみが充填されていてもよいし、また、砕石以外の材料と反応材との混合体が充填されていてもよい。
本実施形態の透過性地下水浄化壁1は、図2(a)に示すように、複数本の浄化杭5,5,…が2列配置されることで形成されている。隣り合う浄化杭5同士は、その一部が互いに重なり合っている。
なお、浄化杭5同士は、互いに隙間をあけて、間欠的に配置されていてもよい。この場合において、浄化杭5同士の隙間は、各浄化杭5の反応材による影響範囲の一部が互いに重なり合うように設定する。
次に、透過性地下水浄化壁1の性能回復方法について説明する。
透過性地下水浄化壁1の性能回復方法では、鉄粉の周面に形成された腐食皮膜を除去する。腐食皮膜は、嫌気性腐食の進行により形成されて、鉄粉の浄化機能を低減させる。
腐食皮膜の除去は、図3に示すように、透過性地下水透過壁1に還元剤溶液6を供給することにより行う。
本実施形態では、予めモニタリング用に透過性地下水浄化壁1の中心部に形成されていたモニタリング井(注入孔7)を利用して、還元剤溶液6の注入を行う。還元剤溶液6は、ポンプPを介して注入する。
なお、還元剤溶液の供給方法は限定されるものではなく、例えば、透過性地下水浄化壁1に新たに注入孔7を形成し、これを利用して注入してもよいし、また、透過性地下水浄化壁1の上流側に注入井(注入孔)7’を形成し、これを利用して注入してもよい。また、注入孔7は、浄化杭5毎に形成してもよく、注入孔7の数や配置は限定されるものではない。
また、還元剤溶液6の注入は、ポンプPにより圧入する場合に限定されるものではなく、例えば、注入井7に還元剤溶液6を流し込んで浸透させることにより行ってもよい。
ここで、還元剤溶液6は、L−アスコルビン酸の濃度が0.1mol/L以上0.5mol/L以下の範囲内の溶液である。
還元剤溶液6の注入量は、各浄化杭5に対して、当該浄化杭5の空隙体積の1倍以上3倍以下の範囲内の量とする。
なお、還元剤溶液6の注入量は、地下水の流速等に応じて設定すればよいが、透過性地下水浄化壁1内の空隙を還元剤溶液6に置換して、鉄粉と還元剤溶液6との接触時間が6時間以上確保できる量であることが望ましい。
以上、本実施形態の透過性地下水浄化体の性能回復方法によれば、L−アスコルビン酸を供給することにより、鉄粉の周囲に形成された腐食皮膜が分解されるため、鉄粉による脱塩素無害化機能が回復して、透過性地下水浄化壁1の浄化機能を回復させることができる。
L−アスコルビン酸の供給は、注入孔を利用して原位置にて簡易に実施できるため、新たに浄化壁を構築する手間や、反応材を交換する手間等を要することなく、簡易かつ安価に、透過性地下水浄化壁1(透過性地下水浄化体)の浄化機能を回復することができる。
還元剤溶液6の注入量を透過性浄化壁1の空隙体積の1〜3倍注入することで、空隙の内部を還元剤溶液6に置換することができるため、鉄粉と還元剤溶液6とを接触させて鉄粉の周囲に形成された腐食皮膜の分解を実現することができる。また、鉄粉と還元剤溶液との接触時間を6時間以上確保することで、腐食皮膜の分解を効果的に行い、透過性地下水浄化壁の浄化機能の回復させることができる。
還元剤溶液6の主成分として使用されるL−アスコルビン酸は、ビタミンCであり、主に清涼飲料水、ジャム、飴、野菜、果物等の食品の酸化防止剤として使用される還元剤であり、また、栄養強化の目的にも使用されているものであって、無害な還元剤である。そのため、地中に供給することで自然環境に悪影響を及ぼすおそれがない。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
以下、L−アスコルビン酸による鉄粉の腐食皮膜の分解効果を確認するために行った実験結果について説明する。
本実験では、異なるL−アスコルビン酸濃度(0.01,0.05,0.1,0.5,1mol/L)の還元剤溶液100mlに、周面に腐食皮膜が形成された鉄粉を6時間または24時間浸漬させた後、この鉄粉による汚染水の浄化能力を測定することにより、L−アスコルビン酸による腐食皮膜の分解能力の確認を行った。
鉄粉は、4号珪砂に重量比で20%混合された状態で、トリクロロエチレンを含む汚染水が3年程度連続通水することで、表面に腐食皮膜が形成されたものを利用した。
鉄粉の浄化能力の測定は、還元剤溶液に浸漬させた鉄粉を、容器内に固液比1:10の条件でトリクロロエチレン汚染液(濃度C)と封入して、バッチ試験を行い、トリクロロエチレン濃度(濃度C)の経時変化を測定することにより行う。
図4および図5に、それぞれ6時間浸漬させた鉄粉と24時間浸漬させた鉄粉を使用した場合のトリクロロエチレン(TCE)濃度比(=C/C)の経時変化を示す。また、図6には鉄粉に接触させた還元剤溶液のpHと浸漬時間の関係を示し、図7には鉄溶出率と浸漬時間との関係を示す。
図4および図5に示すように、浸漬時間が6時間の場合であっても24時間の場合であっても、時間の経過にともないトリクロロエチレンの濃度が低下しており、L−アスコルビン酸に浸漬することにより、脱塩素反応性が回復していることがわかる。
L−アスコルビン酸濃度が0.01mol/Lおよび0.05mol/Lの還元剤溶液に浸けた鉄粉は、図4に示すように、ほぼ同じ濃度低減傾向を示し、浸漬時間が6時間の場合はおよそ2週間(340時間)の試験期間で、90%程度の濃度低減が確認できた。また、浸漬時間が24時間の場合はおよそ2週間(340時間)の試験期間で、70%程度の濃度低減が確認できた。
一方、L−アスコルビン酸濃度が0.1mol/Lよりも濃い場合には、初期活性が非常に高く、浸漬時間に関わらず、初期7日間(168時間)で90%以上の分解が進行することが確認できた。
図6に示すように、鉄粉の浸漬前のpHが1.9〜3.1の範囲であった還元剤溶液に対して、L−アスコルビン酸に鉄粉を接触させると、酸化皮膜が溶解することによりpHが徐々に上昇する。全ての濃度の還元剤溶液において、鉄粉の浸漬開始から6時間程度でpHの上昇傾向は収束した。
また、図7に示すように、鉄溶出率の経過時間にともなう上昇経過も、鉄粉の浸漬開始から6時間程度で緩やかになる結果となった。ただし、L−アスコルビン酸濃度が1mol/Lについては、鉄粉の浸漬時間が24時間を経過しても鉄溶出率の上昇傾向が収縮しておらず、過剰な鉄溶解が進行していることが懸念される。
以上の結果から、0.1〜0.5mol/Lの濃度の還元剤溶液に腐食皮膜が形成された鉄粉を6時間以上接触させることにより、過剰な鉄溶解を防ぎつつ、鉄粉による浄化機能の回復することが確認できた。
次に、テトラクロロエチレン(PCE)による汚染地下水の流出防止策として形成された透過性地下水浄化壁10(図8参照)を利用して実施した原位置試験結果について説明する。
浄化壁10は、図8に示すように、複数の透過性の浄化杭11,11,…が汚染地下水20流れに対して交差するように列状に配置されることにより形成されている。なお、列状に配置された浄化杭11の杭群の両端には、難透水性杭16を介して遮水壁17が形成されている。
浄化壁10を構成する浄化杭11のうちの1つの浄化杭11の中心部に注入孔12を形成し、送液ポンプを介してL−アスコルビン酸濃度が0.1mol/Lの還元剤溶液を注入した。還元剤溶液の注入量は、浄化杭11の1本分の空隙が1回置換される溶液量として、浄化杭11の間隙体積に基き6mとした。
浄化杭11の間隙体積を以下に示す。
浄化杭11の杭径:1.2m
地下水に浸っている浄化杭の長さ:17m
地下水に浸っている浄化杭の体積:17×(0.6×3.14)=19.2m
浄化杭の有効間隙率(間隙の体積比率):0.3(一般値)
浄化杭中の間隙体積:19.2×0.3=5.77m
還元剤溶液の注入後、経過日数1,7,14,56日後に注入孔12から地下水を採取して、それぞれpH,有機炭素濃度(TOC)、酸化還元電位(ORP)および溶存鉄濃度について分析した。また、注入孔12では、還元剤溶液の注入1年前から注入の2ヶ月後までの間継続的にPCE濃度の測定を実施した。
また、注入孔12が形成された浄化杭11から4m離れた位置にある浄化杭11,11の杭中心部に、それぞれ周辺孔13,14を形成し、注入孔12と同様に地下水を採取して、pH,有機炭素濃度(TOC)、溶存鉄濃度および酸化還元電位(ORP)について分析した。
さらに、注入孔12から7.5m離れた位置に上流井15を形成し、PCE濃度の測定を注入孔12と同様に行った。
図9(a)および(b)に、注入孔12および周辺孔13,14において測定されたpHおよびTOCの測定結果を示す。なお、周辺孔13,14の測定結果については、平均値が示されている。
pHおよびTOCの値は、7日目以降はほとんど変わらない値となった。還元剤溶液は、注入後7日後には、浄化壁10から拡散・流出したものと推測される。
図9(c)に、注入孔12および周辺孔13,14において測定された溶存鉄濃度の測定結果を示す。なお、周辺孔13,14の測定結果については、平均値が示されている。
還元剤溶液の注入から1日後の溶存鉄濃度の値は、深度によって異なる値となっているが、その分布の傾向は、図9(a)の1日後のpHと同様である。この結果から、溶存鉄濃度とpHの上昇した深度において、腐食皮膜の溶解が顕著に進行していたものと推測される。
図9(d)に、注入孔12および周辺孔13,14において測定されたORP(酸化還元電位)の測定結果を示す。なお、周辺孔13,14の測定結果については、平均値が示されている。
ORPは、還元剤溶液の注入後56日が経過しても、GL−13mよりも浅い深度では、初期値と比べて低い値を維持していることから、還元剤溶液の消失後も還元雰囲気が維持されていることがわかる。
なお、図9の(a)〜(d)により示された周辺孔13,14の水質から、注入孔12から4m程度はなれると、還元剤溶液の注入の影響が及ばないことが示された。したがって、注入孔12を浄化壁10の上流側に形成する場合等には、影響範囲について考慮した上で設定する必要がある。
図10に、注入孔12および上流井15において測定したPCE濃度の経時変化を示す。
上流井15におけるPCE濃度は、0.1〜1mg/Lの範囲で推移しており、注入孔12では0.01mg/Lを超えるPCE濃度が約1年にわたり検出され続けていた。
一方、2010年1月の還元剤溶液の注入後は、注入孔12においてPCE濃度が基準値を下回り、それを2ヶ月間維持する結果となった。
以上の結果、還元剤溶液を透過性地下水浄化体に注入することで、金属還元剤の周囲に形成された腐食皮膜を分解し、透過性地下水浄化体の浄化機能が回復することが実証された。
1 透過性地下水浄化壁(透過性地下水浄化体)
2 汚染源
3 汚染地下水
5 浄化杭
6 還元剤溶液
7 注入孔

Claims (4)

  1. 鉄粉を反応材とした透過性地下水浄化体の浄化機能を原位置にて回復させる透過性地下水浄化体の性能回復方法であって、
    L−アスコルビン酸の濃度が0.1mol/L以上0.5mol/L以下の範囲内の溶液である還元剤溶液を前記透過性地下水浄化体に供給することを特徴とする、透過性地下水浄化体の性能回復方法。
  2. 前記還元剤溶液の注入量が、前記透過性地下水浄化体の空隙体積に対して1倍以上3倍以下の範囲内であることを特徴とする、請求項1に記載の透過性地下水浄化体の性能回復方法。
  3. 前記透過性地下水浄化体に形成された注入孔から前記還元剤溶液を注入することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の透過性地下水浄化体の性能回復方法。
  4. 前記透過性地下水浄化体の上流に形成された注入孔から前記還元剤溶液を注入することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の透過性地下水浄化体の性能回復方法。
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