JP5330906B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関し、特にカバーに、感光体を露光するためのLEDヘッド等の露光部を備えた画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、一般に、記録用紙の搬送方向と直交する方向に延在する軸によって装置本体に回動自在に支持されたカバーと、IDユニットの感光体の周面に対応する位置で、カバーに固定保持されているLEDヘッドとを有している(例えば、特許文献1参照)。この場合、LEDヘッドの両端近傍には、一対の位置決め孔が形成されており、カバーが閉まる過程で、位置決め孔に、対応するIDユニットに形成された位置決め突起が嵌入することによって、LEDヘッドがIDユニットに位置決めされる。このようにしてLEDヘッドが対応する感光体の周面に近接配置され、LEDヘッドによる感光体周面の露光が可能となる。
特開2004―170790号公報(段落0010、図4)
しかしながら、従来の画像形成装置においては、LEDヘッドがカバーに垂直に固定されているため、カバー開閉時にLEDヘッドがIDユニットに干渉しやすくなる。この干渉を防ぐためには、カバーの開閉支点とLEDヘッドの距離を大きくする必要があり、カバーを円滑に開閉するために大きなスペースを必要するという問題があった。本発明の目的は、これらの問題点を解消し、カバーの開閉支点とLEDヘッドの距離を大きくすることなく円滑なカバー開閉を可能とし、更に、IDユニットの着脱時の操作性にも優れた画像形成装置を提供することにある。尚、LEDヘッドをカバーに垂直に固定することによる問題点については、後で詳しく説明する。
本発明による画像形成装置は、第1の軸部と第2の軸部とを有するカバーと、前記第1の軸部と同軸に配設されて前記カバーの回動中心となる第1の節を形成する第3の軸部と、前記第3の軸部の鉛直下方に配置された第4の軸部とを有し、第1の位置決め部と壁部とを有するIDユニットを着脱自在に配置する装置本体と、前記第2の軸部と同軸に配設されて第2の節を形成する第5の軸部と、該第5の軸部と、第2の位置決め部を有する露光部を保持する先端部との間に形成された第6の軸部とを有するホルダと、前記第4の軸部と同軸に配設されて第3の節を形成する第7の軸部と、前記第6の軸部と同軸に配設されて第4の節を形成する第8の軸部とを有するリンク部材とを備えて平行クランク機構を構成し、
前記カバーが閉位置にあるとき、前記平行クランク機構の4節が略方形状となり、前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とが嵌合し、前記ホルダの、前記第4の軸部と反対側が前記壁部に近接するように構成し、
前記ホルダが複数備えられ、各々が、前記装置本体、前記カバー、及び前記リンク部材と平行クランク機構を構成することを特徴とする。
本発明によれば、カバーを回動して開閉する際に、露光部を保持するホルダを所定の平面と平行に保ったまま移動できるため、開閉時に、ホルダ及び露光部が、その回動半径を大きくすることなく装置内の他の構成部材と干渉するのを防ぐことができる。
本発明の画像形成装置としての実施の形態1のプリンタの要部構成を説明するための概略構成図である。 スタッカカバーが閉じた閉位置にあるときのプリンタの外観斜視図である。 スタッカカバーが開いた開放角位置にある時のプリンタの外観斜視図である。 実施の形態1において、スタッカカバーが閉じた閉位置にあるときのスタッカカバー、IDユニット、LEDヘッド、及び前面カバーの位置関係を示した要部構成図である。 LEDホルダとLEDホルダに保持されたLEDヘッドを斜め下方からみた斜視図である。 実施の形態1において、スタッカカバーを開閉する際の平行クランク機構の動作説明に供する動作説明図である。 実施の形態1において、スタッカカバーを開閉する際の平行クランク機構の動作説明に供する動作説明図である。 比較例の画像形成装置の要部構成図である。 比較例の画像形成装置のスタッカカバーを、図8の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す要部構成図である。 本発明に基づく実施の形態2のプリンタの、スタッカカバーが閉じた閉位置にあるときのスタッカカバー、IDユニット、LEDヘッド、及び前面カバーの位置関係を示した要部構成図である。 スタッカカバーを、図10の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す要部構成図である。 本発明に基づく実施の形態3のプリンタの要部構成を示す概略構成図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の画像形成装置としての実施の形態1のプリンタ100の要部構成を説明するための概略構成図である。
このプリンタ100は、外部のコンピュータ等から伝達された画像データに基づき、電子写真方式により、媒体である記録用紙113上に画像を形成するものである。プリンタ100は、内部に、画像形成部101、給紙ユニット102、媒体積載装置103、定着ユニット105、及び排紙ユニット106を備え、プリンタ100の上部には画像形成面を下にした状態の記録用紙113を積載するスタッカカバー107と、これらを収納したハウジング120とを備えている。
IDユニット108は、像担持体としての感光体109、現像器110、及び帯電器111を保持していてプリンタ100本体に対し着脱可能である。尚、このように、プリンタ100のIDユニット108のように、着脱可能な或いは可動な構成要素の個々に対して、その構成要素を除いた部分をプリンタ100本体と称す場合がある。
感光体109の上部には、感光体109の軸線方向(Y軸方向)にLED素子が配列されている露光部としてのLEDヘッド112とこれを保持するLEDホルダ115を備える。これらのIDユニット108、LEDヘッド112、及び転写ローラ104で画像形成部101を構成している。
媒体載置装置103に積層載置された記録用紙113は、給紙ユニット102によって一枚ずつ搬送路上に引き出され、搬送ローラ対131,132によって画像形成部101に搬送される。画像形成部101では、感光体109の表面を帯電器111によって帯電し、この帯電部を、画像データに基づいてLEDヘッド112によって露光して静電潜像を形成し、現像器110によって静電潜像をトナー現像してトナー像を形成する。感光体109上に形成されたこのトナー像は、転写ローラ104によって、画像形成部101に送られてきた記録用113に転写される。トナー像が転写された記録用紙113は、矢印A方向に搬送されて定着ユニット105に送られ、定着ユニット105において加熱及び加圧処理による定着処理が行われた後、排出ローラを備えた排出ユニット106によって、上記スタッカカバー107上に排出される。
図1中のX、Y、Zの各軸は、記録用紙113が画像形成部101を通過する際の搬送方向(矢印A方向)にX軸をとり、感光体109の回転軸方向にY軸をとり、これら両軸と直交する方向にZ軸をとっている。また、後述する他の図においてX、Y、Zの各軸が示される場合、これらの軸方向は、共通する方向を示すものとする。即ち、各図のXYZ軸は、各図の描写部分が、図1に示すプリンタ100を構成する際の配置方向を示している。
図2は、スタッカカバー107が閉じた閉位置にあるときのプリンタ100の外観斜視図であり、図3は、スタッカカバー107が開いた開放角位置にある時のプリンタ100を同方向からみた外観斜視図である。また図4は、スタッカカバー107が閉じた閉位置にあるときのスタッカカバー107、IDユニット108、LEDヘッド112、及び前面カバー114の位置関係を示した要部構成図であり、図5は、LEDヘッド112とLEDホルダ115を斜め下方からみた斜視図である。
図4に示すように、スタッカカバー107には軸107aが設けられ、プリンタ100本体のハウジング120には軸孔120a(輪郭のみ点線で示す)が設けられていて、軸107aは軸孔120aに軸支されている。従って、スタッカカバー107は、ハウジング120に設けられた軸孔120aを中心として回転可能に支持され、スタッカカバー107に設けられた回転可能なロックレバー116により、閉じた状態でハウジング120に形成された係合部(図示せず)に係合してロックし、またロック解除することが可能になっている。
スタッカカバー107には、プリンタ100本体に装着されたIDユニット108に対応する位置に、LEDヘッド112がLEDホルダ115を介して配設されている。LEDホルダ115には、その長手方向の両端部側面115d(図5)の一端側に一対の回転軸115aが設けられ、スタッカカバー107には、軸107aの中心から距離L1の位置に軸孔107bが設けられていて、LEDホルダ115の回転軸115aがこの軸孔107bに軸支されている。リンクレバー117には、その一端側に軸117aが設けられ、ハウジング120には、軸孔120aから垂直下方の距離L2の位置に軸孔120b(輪郭のみ点線で示す)が設けられていて、リンクレバー117の軸117aがこの軸孔120bに軸支されている。リンクレバー117の他端側には、その軸117aから距離L1の位置に孔117bが設けられ、LEDホルダ115には、その回転軸115aから距離L2の位置に軸115bが設けられていて、この軸115bがリンクレバー117の孔117bに軸支されている。
従って、スタッカカバー107、リンクレバー117、LEDホルダ115、及びハウジング120にて平行クランク機構が形成されている。このとき、軸孔120aと軸107aの係合部、軸孔120bと軸117aの係合部、回転軸115aと軸孔107bの係合部、及び軸115bと孔117bの係合部が、平行クランク機構の4つの節となる。
また図1に示すプリンタ100が通常の使用状態に配置されて、図4に示すように、スタッカカバー107が閉位置にあるとき、リンクレバー117が、ハウジング120の軸孔120aと軸孔120bとを含む鉛直線150(または鉛直面)と略直交する方向に延在するように形成されている。即ち、この平行クランク機構の4節は、このとき略方形状となっている。
LEDホルダ115の両端部側面115d(図5)の他端側には、一対の支持穴115cが設けられ、LEDヘッド112の長手方向の両端部には一対の支持突起112bが形成されており、一対の支持穴115cに一対の支持突起112bがそれぞれ遊嵌し、更に、LEDヘッド112とLEDホルダ115の間には、圧縮されたスプリング118が配設された構成となっている。尚、図5、4には、一方の支持穴115cと支持突起112bのみを開示しているが、他方においてもこれらが略対称の関係で形成されている。
従って、LEDヘッド112はLEDホルダ115に対して離間する方向に付勢されて安定しているものの、この付勢力に抗して多少の位置変更が可能となっている。
図5に示すように、LEDヘッド112の下面112eの各端部には、一対の位置決め孔112cが形成され、LEDヘッド112に対向するIDユニット108には、これらの一対の位置決め孔112cにそれぞれ嵌入する一対の位置決め突起108a(図6、7参照)が形成されている。位置決め孔112cと位置決め突起108aとが嵌合することにより、LEDヘッド112とIDユニット108が相対的に位置決めされる。このとき、LEDヘッド112は、IDユニット108の感光体109の周面に近接配置され、LEDヘッド112による感光体109周面への露光が可能となる。
以上の構成において、スタッカカバー107を開閉する際の平行クランク機構の動作について、図6及び図7の動作説明図を参照しながら以下に説明する。
記録用紙113のジャム等により画像形成処理が中断した時、ユーザーは、記録用紙113を除去する処理(いわゆるジャム処理)を行う。また、IDユニット108を交換する場合、ユーザーは、それらの交換作業を行う。これらのジャム処理やIDユニット108の交換作業を行う場合、ユーザーは、スタッカカバー107に設けられたロックレバー116(図4)を回転することでロックレバー116とハウジング120のロックを解除し、スタッカカバー107を、軸107aを中心に時計回り(矢印B方向)に回動する。
スタッカカバー107が回動するとLEDホルダ115に設けられた軸115aも軸107aを中心に時計回りに移動するため、リンクレバー117は、LEDホルダ115の軸115bにより上方へ持ち上げられながら軸117aを中心に時計回りに回動を始める。図6は、スタッカカバー107を、図4の閉位置から時計回り(矢印B方向)に10度回転させた状態を示し、図7は、スタッカカバー107を、図4の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す。尚、図3は、この時の外観図に相当する。
このとき、LEDホルダ115は、平行クランク機構により、対向する辺(軸107aと軸117aを結ぶ線に相当)と平行を維持して変位する。即ち、軸107aと軸117aは、ハウジング120の軸孔120aと軸孔120bにそれぞれ軸支されて、同一鉛直線150上に配置されているため、LEDホルダ115の軸115aと軸115bを結ぶ直線も、鉛直線150と平行になって常に鉛直を保つ。このため、LEDホルダ115とLEDヘッド112は、常に鉛直を保ちながら、リンクレバー117の回動に従って位置移動する。従って、LEDヘッド112の下面112eの各部は、この時の移動軌跡を図7に2点鎖線で示すように、各始動位置から鉛直線150に直交する仮想中心119を中心に時計回りに回動し、LEDヘッド112に形成された位置決め孔112c(図5)は、IDユニット108の位置決め突起108aから略垂直上方に移動しながら外れる。
スタッカカバー107は、図7に示す開放角位置まで矢印B方向に回動した段階で、図示しない規制手段によって、それ以上の同方向への回動が規制される。この開放角位置で、LEDヘッド112は、少なくともIDユニット108の垂直上方の領域から外れた位置に退避する。このためユーザーは、IDユニット108を鉛直上方向に持ち上げてもLEDヘッド112と干渉することなく、IDユニット108をハウジング120から取り出すことができる。尚、この時の前面カバー114の天面からスタッカカバー07の先端までの高さをL4とする。
次に、スタッカカバー107を開放角位置(図7)から閉位置(図4)まで回動させる動作について説明する。
ユーザーは、スタッカカバー107が図7に示す開放角位置にある状態で、記録用紙113の除去処理、或いはIDユニット108の交換処理等を完了した後、スタッカカバー107を閉じるため、軸107aを中心に開放角位置(図7)から反時計回り(矢印C方向)に回動する。スタッカカバー107が回動するとLEDホルダ115に設けられた軸115aも軸107aを中心に反時計回りに移動するため、リンクレバー117は、LEDホルダ115の軸115bにより下方へ下げられながら軸117aを中心に反時計回りに回動を始める。
このとき、LEDホルダ115は、平行クランク機構により、対向する辺(軸107aと軸117aを結ぶ線に相当)と平行を維持して変位する。即ち、軸107aと軸117aは、ハウジング120の軸孔120aと軸孔120bにそれぞれ軸支されて、同一鉛直線150上に配置されているため、LEDホルダ115の軸115aと軸115bを結ぶ直線も、鉛直線150と平行になって常に鉛直を保つ。このため、LEDホルダ115とLEDヘッド112は、常に鉛直を保ちながら、リンクレバー117の回動に従って位置移動する。従って、LEDヘッド112の下面112eの各部は、この時の移動軌跡を図7に2点鎖線で示すように、各始動位置から鉛直線150上の仮想中心119を中心に反時計回りに回動し、LEDヘッド112に形成された位置決め孔112c(図5)は、IDユニット108の位置決め突起108aに対して略垂直上方から嵌入する。
ここで図8、9を参照しながら、比較例として、スタッカカバー507(上記実施の形態1のスタッカカバー107に対応)にLEDホルダ515(上記実施の形態1のLEDホルダ115に対応)が固定されている場合の構成及び動作について説明する。尚、上記した実施の形態1の構成要素と共通する部材については同符号を付している。
図8は、比較例のスタッカカバー507が閉じた閉位置にあるときのスタッカカバー507、IDユニット108、LEDヘッド112、及び前面カバー114の位置関係を示した要部構成図であり、図9は、スタッカカバー507を、図8の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す要部構成図である。
スタッカカバー507には軸507aが設けられ、ハウジング120(図1参照)には軸孔120c(輪郭のみ点線で示す)が設けられていて、軸507aは軸孔120cに軸支されている。従って、スタッカカバー507は、ハウジング120に設けられた軸孔120cを中心として回転可能に支持され、スタッカカバー507に設けられた回転可能なロックレバー116により、閉じた状態でハウジング120に形成された係合部(図示せず)に係合してロックし、またロック解除することが可能になっている。
スタッカカバー507には、プリンタに装着されたIDユニット108に対応する位置に、LEDヘッド112がLEDホルダ515を介して配設されている。LEDホルダ515は、スタッカカバー507から垂下するようにその一端側がスタッカカバー507に固定され、他端側には支持穴515cを設けて、LEDヘッド112の支持突起112bがそれぞれ遊嵌している。更に、LEDヘッド112とLEDホルダ515の間には、圧縮されたスプリング118が配設された構成となっている。従って、LEDヘッド112は、LEDホルダ515に対して離間する方向に付勢されて安定しているものの、この付勢力に抗して多少の位置変更が可能となっている。
ユーザーは、スタッカカバー507を、図8に示す閉位置から図9に示す開放角位置まで回動するとき、スタッカカバー507に設けられたロックレバー116を回転することでロックレバー116とハウジング120のロックを解除し、スタッカカバー507を、軸507aを中心に時計回りに回動する。スタッカカバー507が回動するとLEDホルダ515に保持されているLEDヘッド112も軸507aを中心に時計回りに回動を始める。また、このとき、LEDヘッド112に形成された位置決め孔112c(図5)は、IDユニット108の位置決め突起108aから外れる。スタッカカバー507は、図9に示す開放角位置まで回動した段階で、図示しない規制手段によってそれ以上の回動が規制され、この回動位置に止まる。
このとき、LEDヘッド112は、その移動軌跡を図9に2点鎖線で示すように軸207aを中心とする円弧を描く、従って、軸507aの位置が、スタッカカバー507が閉じた閉位置にあるときのLEDヘッド112の位置よりも高い場合、LEDヘッド112は、時計回りに回動する過程で、IDユニット108の隣接壁108bの方に移動する。しかもその移動量は、同図に点線で示すように、LEDヘッド112の端面112aから軸107aの中心までの距離L5が近いほど大きくなる。従って、IDユニット108の隣接壁108bへの干渉を避けるためには、距離L5を十分大きくとる必要がある。
一方、前記した実施の形態1では、図4に示す、軸107aの中心を通る鉛直線150からLEDヘッド112の端面112aまでの距離L3は、特に制約を受けないため、他の条件が許す範囲で小さく設定することができる。このため、前記した実施の形態1の構成では、図7に示す高さL4も、距離L3に応じて低くすることが可能であるが、比較例の構成では、前面カバー114の天面からスタッカカバー507の先端までの高さL6(図9)も、距離L5を十分大きくとる必要があるために、低く抑えることができない。
尚、比較例の場合も、軸507aの位置を、スタッカカバー507が閉じた閉位置にあるときのLEDヘッド112の位置よりも低く設定することによって、LEDヘッド112が、時計回りに回動する過程で、IDユニット108の隣接壁108bの方に移動するのを防ぐことができるが、この場合、軸507aを低い位置に設ける必要があるため、設計上の制約が大きくなる。また比較例の場合、IDユニット108の位置決め突起108aに対して、LEDヘッド112に形成された位置決め孔112cが垂直に離接することが困難である。
以上のように、本実施の形態のプリンタによれば、スタッカカバー107、リンクレバー117、LEDホルダ115、及びハウジング120にて平行クランク機構を形成するため、スタッカカバー107の開閉動作時に、LEDホルダ115とLEDヘッド112が鉛直を保ちながら移動するため、スタッカカバー107に設けられた軸107aの中心を通る鉛直線150からLEDヘッド112の端面112aまでの距離L3を小さくすることができ、スタッカカバー107を円滑に開閉するために必要なスペースを小さくできるという効果が得られる。
また、スタッカカバー107を開放角位置まで開けたときにLEDホルダ115とLEDヘッド112が鉛直を維持しているので、距離L3が小さい場合でも、IDユニット108の脱着時に、LEDホルダ115とLEDヘッド112が邪魔になることがなく、円滑にIDユニット108の脱着を行うことができる。
更に、LEDヘッド112が鉛直の姿勢を保ったまま略垂直にIDユニット108に接触することが可能なため、IDユニット108の位置決め突起108aとLEDヘッド112に形成された位置決め孔112cとの嵌合の精度を高めることができ、位置ずれの発生を抑制することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明に基づく実施の形態2のプリンタの、スタッカカバー307が閉じた閉位置にあるときのスタッカカバー307、IDユニット308、LEDヘッド112、及び前面カバー114の位置関係を示した要部構成図であり、図11は、スタッカカバー307を、図10の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す要部構成図である。
このプリンタが、前記した図1に示す実施の形態1のプリンタ100と主に異なる点は、同図の左側(記録用紙113の搬送方向Aの上流側)から順に記録用紙113の搬送路に沿って、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応する4つのIDユニット308K、308Y、308M、308C(特に区別する必要がない場合にはIDユニット308と称す場合がある)が着脱可能に配置され、各IDユニット308に対応するLEDヘッド112K、112Y、112M、112C(特に区別する必要がない場合にはLEDヘッド112と称す場合がある)が、対応するLEDホルダ115K、115Y、115M、115C(特に区別する必要がない場合にはLEDホルダ115と称す場合がある)を介してそれぞれスタッカカバー307に保持されている点である。
従って、図9に示す本実施の形態のプリンタが、前記した図1に示す実施の形態1のプリンタと共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、本実施の形態のプリンタの要部構成は、上記した相違点以外において図1に示す実施の形態1のプリンタ100の要部構成と共通する部分が多いため、必要に応じて図1を参照する。
図10に示すプリンタは、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の4色を印刷可能なカラー用電子写真式プリンタとしての構成を備えている。即ち、図1に示すプリンタ100の搬送ローラ対132と定着ユニット105間の記録用紙の搬送経路に、上流側から順にブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応する4つのIDユニット308及び転写ローラ104(図1参照)を配置し、各色の画像形成部101(図1参照)を形成したものである。
従って、本実施の形態のプリンタでは、搬送ローラ対131,132(図1)によって先ずブラック(K)の画像形成部101まで搬送された記録用紙113が、図示しない搬送転写ベルトに吸着されて各色の画像形成部101を順次通過し、その通過過程で、各色のトナー像が順次重ねて転写され、定着ユニット105に送られる。定着ユニット105に送られた記録用紙113は、定着ユニット105による加熱及び加圧処理によるトナー像の定着処理が行われた後、排出ローラを備えた排出ユニット106(図1)によって、上記スタッカカバー307(図1では107)上に排出される。
図10に示すように、スタッカカバー307には軸307aが設けられ、ハウジング120(図1)には軸孔120a(輪郭のみ点線で示す)が設けられていて、軸307aは軸孔120aに軸支されている。従って、スタッカカバー307は、ハウジング120に設けられた軸孔120aを中心として回転可能に支持され、スタッカカバー307に設けられた回転可能なロックレバー116により、閉じた状態でハウジング120に形成された係合部(図示せず)に係合してロックし、またロック解除することが可能になっている。
スタッカカバー307には、プリンタ本体に装着された4つの各IDユニット308に対応する位置に、対応するLEDヘッド112が各LEDホルダ115を介して配設されている。各LEDホルダ115には、その長手方向の両端部側面115d(図5参照)の一端側に一対の回転軸115aが設けられ、スタッカカバー307には、軸307aの中心からそれぞれ所定の位置に4つの軸孔307bが設けられていて、各LEDホルダ115の回転軸115aが対応する軸孔307bに軸支されている。リンクレバー317には、その一端側に軸317aが設けられ、ハウジング120には、軸孔120aから垂直下方の距離L10の位置に軸孔120b(輪郭のみ点線で示す)が設けられていて、軸317aは軸孔120bに軸支されている。リンクレバー317には、その軸317aからそれぞれ所定の位置に4つの孔317bが設けられ、各LEDホルダ115には、その回転軸115aから距離L10の位置に軸115bが設けられていて、各LEDホルダ115の軸115bが対応する孔317bに軸支されている。尚、スタッカカバー307の軸307aの中心から4つの軸孔307bまでの各所定の距離と、リンクレバー317の軸317aから4つの孔317bまでの各所定の距離とが等しく設定されている。
従って、スタッカカバー307、リンクレバー317、4つのLEDホルダ115、及びハウジング120にて平行クランク機構が形成されている。またプリンタが通常の使用状態に配置されて、図10に示すように、スタッカカバー307が閉位置にあるとき、リンクレバー317が、ハウジング120の軸孔120aと軸孔120bとを結ぶ鉛直線150(または鉛直面)と略直交する方向に延在するように形成されている。即ち、この平行クランク機構の各4節は、このとき略方形状となっている。
LEDホルダ115の両端部側面115d(図5)の他端側には、一対の支持穴115cが設けられ、LEDヘッド112の長手方向の両端部には一対の支持突起112bが形成されており、一対の支持穴115cに一対の支持突起112bがそれぞれ遊嵌し、更に、LEDヘッド112とLEDホルダ115の間には、圧縮されたスプリング118が配設された構成となっている。従って、LEDヘッド112はLEDホルダ115に対して離間する方向に付勢されて安定しているものの、この付勢力に抗して多少の位置変更が可能となっている。
図5に示すように、LEDヘッド112の下面112eの両端部には、一対の位置決め孔112cが形成され、LEDヘッド112に対向するIDユニット308には、一対の位置決め孔112cにそれぞれ嵌入する一対の位置決め突起308a(図11参照)が形成されている。位置決め孔112cが位置決め突起308aと嵌合することにより、各LEDヘッド112とそれぞれ対応するIDユニット308が相対的に位置決めされる。このとき、LEDヘッド112は、IDユニット308の感光体109の周面に近接配置され、LEDヘッド112による感光体109周面への露光が可能となる。
以上の構成において、スタッカカバー307を開閉する際の平行クランク機構の動作について、図10及び図11を参照しながら以下に説明する。
記録用紙113のジャム等により画像形成処理が中断した時、ユーザーは、記録用紙113を除去するジャム処理を行う。また、IDユニット308を交換する場合、ユーザーは、それらの交換作業を行う。これらのジャム処理やIDユニット308の交換作業を行う場合、ユーザーは、スタッカカバー307に設けられたロックレバー116を回転することでロックレバー116とハウジング120(図1参照)のロックを解除し、スタッカカバー307を、軸307aを中心に時計回り(矢印B方向)に回動する。
スタッカカバー307が回動すると各LEDホルダ115に設けられた軸115aも軸307aを中心に時計回りに移動するため、リンクレバー317は、各LEDホルダ115の軸115bにより上方へ持ち上げられながら軸317aを中心に時計回りに回動を始める。図11は、スタッカカバー307を、図10の閉位置から時計回りに60度回転させた開放角位置に回動した状態を示す。尚、図3は、この時の外観図に相当する。
このとき、4つの各LEDホルダ115は、平行クランク機構により、対向する辺(軸307aと軸317aを結ぶ線に相当)と平行を維持して変位する。即ち、軸307aと軸317aはハウジング120の軸孔120aと軸孔120bにそれぞれ軸支されて、同一鉛直線150上に配置されているため、各LEDホルダ115の軸115aと軸115bを結ぶ直線も、鉛直線150と平行になって常に鉛直を保つ。このため、各LEDホルダ115とLEDヘッド112は、常に鉛直を保ちながら、リンクレバー317の回動に従って位置移動する。従って、LEDヘッド112の下面112eの各部は、この時の移動軌跡を図11に2点鎖線で示すように、各始動位置から鉛直線150に直交する仮想中心319を中心に時計回りに回動し、各LEDヘッド112に形成された位置決め孔112cは、それぞれ対応するIDユニット308の位置決め突起308aから略垂直上方に移動しながら外れる。
スタッカカバー307は、図11に示す開放角位置まで矢印B方向に回動した段階で、図示しない規制手段によってそれ以上の同方向への回動が規制される。この開放角位置で、各LEDヘッド112は、少なくとも対応するIDユニット308の垂直上方の領域から外れた位置に退避する。このため、ユーザーは、各IDユニット308を鉛直上方向に持ち上げても対応するLEDヘッドと112と干渉することなく、IDユニット308をハウジング120(図1参照)から取り出すことができる。
次に、スタッカカバー307を開放角位置(図11)から閉位置(図10)まで回動させる動作について説明する。
ユーザーは、スタッカカバー307が図11に示す開放角位置にある状態で、記録用紙113の除去処理、或いはIDユニット308の交換処理を完了した後、スタッカカバー307を閉じるため、軸307aを中心に開放角位置(図11)から反時計回り(矢印C方向)に回動する。スタッカカバー307が回動すると、各LEDホルダ115に設けられた軸115aも軸307aを中心に反時計回りに移動するため、リンクレバー317は、各LEDホルダ115の軸115bにより下方へ下げられながら軸317aを中心に反時計回りに回動を始める。
このとき、各LEDホルダ115は、平行クランク機構により、対向する辺(軸307aと軸317aを結ぶ線に相当)と平行を維持して変位する。即ち、軸307aと軸317aはハウジング120の軸孔120aと軸孔120bにそれぞれ軸支されて、同一鉛直線150上に配置されているため、各LEDホルダ115の軸115aと軸115bを結ぶ直線も、鉛直線150と平行になって常に鉛直を保つ。このため、各LEDホルダ115とLEDヘッド112は、常に鉛直を保ちながら、リンクレバー317の回動に従って位置移動する。従って、LEDヘッド112の下面の112eの各部は、この時の移動軌跡を図7に2点鎖線で示すように、各始動位置から鉛直線150上の仮想中心319を中心に反時計回りに回動し、各LEDヘッド112に形成された位置決め孔112c(図5)は、それぞれ対応するIDユニット308の位置決め突起308aに対して略垂直上方から嵌入する。
以上のように、本実施の形態のプリンタによれば、スタッカカバー307、リンクレバー317、各LEDホルダ115、及びハウジング120にて平行クランク機構を形成するため、スタッカカバー307の開閉動作時に、4組のLEDホルダ115とLEDヘッド112がそれぞれ鉛直を保ちながら移動するため、スタッカカバー307に設けられた軸307aの中心を通る鉛直線150から各LEDヘッド112の端面112aまでの距離を小さくすることができ、スタッカカバー307を円滑に開閉するために必要なスペースを小さくできるという効果が得られる。
また、スタッカカバー307を開放角位置まで開けたときに4組のLEDホルダ115とLEDヘッド112がそれぞれ鉛直を維持しているので、IDユニット308の脱着時に、LEDホルダ115とLEDヘッド112が邪魔になることがなく、円滑にIDユニット308の脱着を行うことができる。
更に、各LEDヘッド112が鉛直の姿勢を保ったまま略垂直に対応するIDユニット308に接触することが可能なため、各IDユニット308の位置決め突起108aと対応するLEDヘッド112に形成された位置決め孔112cとの嵌合の精度を高めることができ、位置ずれの発生を抑制することができる。
実施の形態3.
図12は、本発明に基づく実施の形態3のプリンタ400の要部構成を示す概略構成図である。
このプリンタ400が前記した図1に示す実施の形態1のプリンタ100と主に異なる点は、LEDヘッド112が、装置の側部に備えられたスタッカカバー407によって保持されている点である。その他の点の基本的な動作は実施の形態1のプリンタ100と同様に動作する。
即ち、媒体載置装置に積層載置された記録用紙113は、給紙ローラ402によって一枚ずつ用紙搬送路410上に引き出され、図示しない搬送ローラによって、IDユニット408、LEDヘッド112、及び転写ローラ104から成る画像形成部に搬送され、この画像形成部において、画像データに基づいて形成されたトナー像が転写される。更に、トナー像が転写された記録用紙113は、後段の定着ユニット405に送られてトナー像の定着処理が行われた後、図示しない排出ユニットによって、スタッカカバー407のスタッカ部407aに排出される。
LEDヘッド112は、ハウジング420、スタッカカバー407、リンクレバー417と共に平行クランク機構440を構成するLEDホルダ415によって、前記した実施の形態1で説明した保持方法と同じ方法、即ちLEDヘッド112がLEDホルダ415に対して離間する方向に付勢されて安定しているものの、この付勢力に抗して多少の位置変更が可能な状態で保持されている。尚、プリンタ400が通常の使用状態に配置されてスタッカカバー407が同図に示す閉位置にあるとき、ハウジング420に形成されたリンク部440aと440bは、略同一水平面450上に形成され、スタッカカバー407が水平面450に対して略垂直であるものとする。
従って、同図に示す閉位置から、スタッカカバー407を矢印H方向に回動するとき、LEDホルダ415とLEDヘッド112は、常に水平を保ちながら、リンクレバー417の回動に従って位置移動する。従って、LEDヘッド112の照射面112fの各部は、この時、各始動位置から水平面上450に直交する仮想中心419を中心に時計回りに回動し、IDユニット408の対向面に対して略平行状態を保ったまま離間する。
以上のように、本実施の形態のプリンタによれば、スタッカカバー407、リンクレバー417、LEDホルダ415、及びハウジング420にて平行クランク機構440を形成するため、スタッカカバー407の開閉動作時に、LEDホルダ415とLEDヘッド112が水平を保ちながら移動するため、水平面450からLEDヘッド112までの距離を小さくすることができ、スタッカカバー407を円滑に開閉するために必要なスペースを小さくできるという効果が得られる。
また、スタッカカバー407を開放角位置まで開けたときにLEDホルダ415とLEDヘッド112が水平を維持しているので、IDユニット408の脱着時に、LEDホルダ415とLEDヘッド112が邪魔になることがなく、円滑にIDユニット408の脱着を行うことが可能となる。
尚、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「鉛直」、「水平」といった言葉を使用したが、これらは便宜上であって、画像形成装置を配置する状態における絶対的な位置関係を限定するものではない。
前記した各実施の形態では、本発明を、1つまたは4つのプロセスユニットを用い、印刷媒体に直接トナー像を転写する画像形成装置に適用した例について説明したが、この例に限定されるものではなく、搬送される中間媒体に画像処理を行う装置、例えば中間転写ベルトを用いたカラー画像形成装置、それらを用いた複写機などにも実施可能である。
100 プリンタ、 101 画像形成部、 102 給紙ユニット、 103 媒体積載装置、 104 転写ローラ、 105 定着ユニット、 106 排紙ユニット、 107 スタッカカバー、 107a 軸、 107b 軸孔、 108 IDユニット、 108a 突起、 108b 隣接壁、 109 感光体、 110 現像器、 111 帯電器、 112 LEDヘッド、 112a 端面、 112b 支持突起、 112c 位置決め孔、 112e 下面、 112f 照射面、 113 記録用紙、 114 前面カバー、 115 LEDホルダ、 115a 回転軸、 115b 軸、 115c 支持穴、 115d 両端部側面、 116 ロックレバー、 117 リンクレバー、 117a 軸、 117b 孔、 118 スプリング、 119 仮想中心、 120 ハウジング、 120a 軸孔、 120b 軸孔、 120c 軸孔、 131,132 搬送ローラ対、 150 鉛直線、 307 スタッカカバー、 307a 軸、 308 IDユニット、 308a 突起、 317 リンクレバー、 317a 軸、 317b 孔、 319 仮想中心、 400 プリンタ、 402 給紙ローラ、 405 定着ユニット、 407 スタッカカバー、 407a スタッカ部、 408 IDユニット、 410 用紙搬送路、 415 LEDホルダ、 417 リンクレバー、 419 仮想中心、 420 ハウジング、 440 平行リンク機構、 450 水平面、 507 スタッカカバー、 507a 軸、 515 LEDホルダ、 515c 支持穴。

Claims (2)

  1. 第1の軸部と第2の軸部とを有するカバーと、
    前記第1の軸部と同軸に配設されて前記カバーの回動中心となる第1の節を形成する第3の軸部と、前記第3の軸部の鉛直下方に配置された第4の軸部とを有し、第1の位置決め部と壁部とを有するIDユニットを着脱自在に配置する装置本体と、
    前記第2の軸部と同軸に配設されて第2の節を形成する第5の軸部と、該第5の軸部と、第2の位置決め部を有する露光部を保持する先端部との間に形成された第6の軸部とを有するホルダと、
    前記第4の軸部と同軸に配設されて第3の節を形成する第7の軸部と、前記第6の軸部と同軸に配設されて第4の節を形成する第8の軸部とを有するリンク部材と
    を備えて平行クランク機構を構成し、
    前記カバーが閉位置にあるとき、前記平行クランク機構の4節が略方形状となり、前記第1の位置決め部と前記第2の位置決め部とが嵌合し、前記ホルダの、前記第4の軸部と反対側が前記壁部に近接するように構成し、
    前記ホルダが複数備えられ、各々が、前記装置本体、前記カバー、及び前記リンク部材と平行クランク機構を構成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の位置決め部が突起であり、前記第2の位置決め部が前記突起が嵌入する位置決め穴であり、前記突起部の突出方向が、前記第2の節と前記第4の節とを結ぶ線方向と略一致することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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